Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS ユニキャスト ルーティング コマンド リファレンス Cisco NX-OS Release 5.x
M コマンド
M コマンド
発行日;2012/07/19 | 英語版ドキュメント(2012/07/12 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

M コマンド

max-metric router-lsa(OSPF)

maximum-paths(OSPF)

message-digest-key(OSPF 仮想リンク)

M コマンド

この章では、M で始まる Cisco NX-OS Open Shortest Path First(OSPF)コマンドについて説明します。

max-metric router-lsa(OSPF)

最大メトリックのアドバタイズによって、他のルータがそのルータを Shortest Path First(SPF; 最短パス優先)計算の中間ホップとして優先的に使用しないように Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルを設定するには、 max-metric router-lsa コマンドを使用します。最大メトリックのアドバタイズをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

max-metric router-lsa [ on-startup [ seconds | wait-for bgp tag ]]

no max-metric router-lsa [ on-startup [ seconds | wait-for bgp tag ]]

 
構文の説明

on-startup

(任意)起動時にルータが最大メトリックをアドバタイズするように設定します。

seconds

(任意)指定の時間間隔でアドバタイズされる最大メトリック(秒)。設定範囲は 5 ~ 86400 秒です。デフォルト値は 600 秒です。

wait-for bgp tag

ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング テーブルがコンバージするまで、またはデフォルト タイマーが切れるまで、最大メトリックをアドバタイズします。デフォルト タイマーは 600 秒です。 tag 名には、最大 20 文字を指定できます。

 
コマンド デフォルト

通常のリンク メトリックでルータの Link-State Advertisement(LSA; リンクステート アドバタイズメント)を開始します。

 
コマンド モード

ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

max-metric router-lsa コマンドは、すべての非スタブ リンクを使用して最大メトリック(LSInfinity:0xFFFF)の LSA を開始するために使用します。このコマンドにより、通過トラフィックを引き込むことなく、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング テーブルのコンバージが可能になります(より安価なルータへの代替パスがない場合)。設定されたタイマーまたはデフォルト タイマーの満了後、あるいは BGB によってルーティング テーブルのコンバージェンス終了が通知された後は、ルータは正確な(通常の)メトリックをアドバタイズします。


) スタブ リンクのコストは常に出力インターフェイス コストに設定されているので、最大または無限のメトリックを設定しても、スタブ ネットワーク内の直接接続リンクには影響しません。


max-metric router-lsa コマンドは次の場合に使用できます。

ルータのリロード時。ルータのリロード後、Interioir Gateway Protocol(IGP)はすぐにコンバージするので、他のルータは新しくリロードされたルータを通じてトラフィックを転送しようとする可能性があります。そのルータがまだ BGP ルーティング テーブルを確立中の場合、そのルータが BGP を通じて学習していない他のネットワークを宛先とするパケットはドロップされます。

ルータをネットワークに導入するが、そのルータがトラフィックを中継しないようにする場合。OSPF ネットワークにルータを接続したいが、ほかにも良い代替パスがある場合は、そのルータを通じて実際のトラフィックを転送したくない場合もあります。代替パスがない場合は、このルータがトラフィックの中継を受け入れます。

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、100 秒の最大メトリックをアドバタイズするように OSPF 実行ルータを設定する例を示します。

switch(config)# router ospf 100
switch(config-router)# max-metric router-lsa on-startup 100
switch(config-router)#
 

次に、BGP ルーティング テーブルがコンバージするまで、またはデフォルト タイマーが満了する(600 秒)まで、最大メトリックをアドバタイズするようにルータを設定する例を示します。

switch(config)# router ospf 100
switch(config-router)# max-metric router-lsa on-startup wait-for bgp bgpTag
switch(config-router)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

copy running-config startup-config

コンフィギュレーションの変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

show ip ospf

OSPF 情報を表示します。

maximum-paths(OSPF)

Open Shortest Path First(OSPF)がサポートするパラレル ルートの最大数を制御するには、 maximum-paths コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから maximum-paths コマンドを削除し、デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

maximum-paths maximum

no maximum- paths

 
構文の説明

maximum

OSPF がルーティング テーブル内にインストールできるパラレル ルートの最大数。範囲は 1 ~ 16 ルートです。

 
コマンド デフォルト

8 パス

 
コマンド モード

ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

OSPF がルーティング テーブルに各プレフィックスに対して複数のパスをインストールできるようにするには、 maximum-paths コマンドを使用します。内部ルートと外部ルートの両方について、同じ自律システムで学習され、等コスト(OSPF 最短パス優先アルゴリズムに基づいて)である複数のパスがインストールされます。

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次の例では、1 つの宛先に最大 10 のパスが許可されます。

switch# configure terminal
switch(config)# router ospf 1
switch(config-router)# maximum-paths 10
switch(config-router)#

 
関連コマンド

コマンド
説明

copy running-config startup-config

コンフィギュレーションの変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

show ip ospf

OSPF 情報を表示します。

 

message-digest-key(OSPF 仮想リンク)

仮想リンクの Open Shortest Path First(OSPF)Message Digest 5(MD5)認証をイネーブルにするには、 message-digest-key コマンドを使用します。古い MD5 キーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

message-digest-key key-id md5 [ 0 | 3 ] key

no message-digest-key key-id

 
構文の説明

key-id

1 ~ 255 の範囲の識別子

0

(任意)md5 キーを生成するための暗号化されていないパスワードの使用を指定します。

3

(任意)md5 キーを生成するための暗号化された 3DES パスワードの使用を指定します。

key

最大 16 バイトの英数字のパスワード。

 
コマンド デフォルト

非暗号化

 
コマンド モード

仮想リンク コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

MD5 ダイジェスト認証モードを設定する場合は、仮想リンク上の両方のインターフェイスの key 値が同じであることを確認してください。

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、パスワード 8ry4222 を含むキー 19 を設定する例を示します。

switch(config-router)# area 22 virtual-link 192.0.2.2
switch(config-router-vlink)# message-digest-key 19 md5 8ry4222
switch(config-router-vlink)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

authentication(仮想リンク)

仮想リンク上に認証モードを設定します。