Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS ユニキャスト ルーティング コマンド リファレンス Cisco NX-OS Release 5.x
R コマンド
R コマンド
発行日;2012/07/19 | 英語版ドキュメント(2012/07/12 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

R コマンド

redistribute(BGP)

remote-as

restart(BGP)

route-map

route-reflector-client(BGP)

router bgp

R コマンド

この章では、R で始まる Cisco NX-OS ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)コマンドについて説明します。

redistribute(BGP)

1 つのルーティング ドメインからのルートをボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)に埋め込むには、 redistribute コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから redistribute コマンドを削除し、ルートの再配布をしないデフォルトの状態にシステムを戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

redistribute { direct | eigrp instance-tag | ospf instance-tag | rip instance-tag | static } [ route-map map-name ]

no redistribute {{ direct | eigrp instance-tag | ospf instance-tag | rip instance-tag | static } [ route-map map-name ]

 
構文の説明

direct

インターフェイス上の直接接続されているルートを配布します。

eigrp instance-tag

EIGRP インスタンスの名前を指定します。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。

ospf instance-tag

OSPF プロトコルからのルートを配布します。このプロトコルは IPv4 アドレス ファミリでサポートされています。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。

rip instance-tag

RIP プロトコルからのルートを配布します。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。

static

IP スタティック ルートを再配布します。

route-map map-name

(任意)設定したルート マップの識別情報を指定します。ルート マップを使用して、EIGRP に再配布するルートをフィルタリングします。

 
コマンド デフォルト

ディセーブル

 
コマンド モード

アドレス ファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

redistribute コマンドは、他のルーティング プロトコルからのルートを BGP にインポートするために使用します。必ず、これらのルートをフィルタするためのルート マップを使用して、BGP から意図された再配布のルートのみが再配布されることを保証する必要があります。

他のプロトコルからのルートを BGP に再配布するようにデフォルト メトリックを設定する必要があります。デフォルト メトリックは、 default-metric コマンドを使用して設定するか、 redistribute コマンドで設定したルート マップを使用して設定できます。

このコマンドには、LAN Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、BGP ルートを EIGRP 自律システムに再配布する例を示します。

switch(config)# router bgp 64496
switch(config-router) address-family ipv4 unicast
switch(config-router-af)# redistribute eigrp 100
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

default-metric(BGP)

BGP に再配布されるルートのデフォルト メトリックを設定します。

 

remote-as

ネイバーの AS 番号を指定するには、 remote-as コマンドを使用します。AS 番号を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

remote-as number

no remote-as number

 
構文の説明

number

AS 番号。2 バイト値の形式は x で、4 バイト値の形式は x.x です。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

ネイバー コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドには、LAN Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、ネイバー AS 番号を設定する例を示します。

switch(config)# router bgp 64496
switch(config-router)# neighbor 10.0.0.100
switch(config-router-neighbor)# remote-as 64497
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

feature bgp

ルータ上で BGP をイネーブルにします。

neighbor

BGP ピアを設定します。

restart(BGP)

ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)自律システムを再起動し、関連付けられたすべてのネイバーを削除するには、 restart コマンドを使用します。

restart bgp as-num [ . as-num ]

 
構文の説明

as-num

ルータを他の BGP ルータから識別し、伝達するルーティング情報のタギングに使用される AS システム番号。有効な値は 1 ~ 65535 です。

. as-num

(任意)ルータを他の BGP ルータから識別し、伝達するルーティング情報のタギングに使用される AS システム番号。有効な値は 0 ~ 65535 です。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

EXEC モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドには、LAN Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、BGP 自律システムを再起動する例を示します。

switch# restart bgp 64496
switch#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

router bgp

BGP プロセスを設定します。

 

route-map

ルート マップの作成、ルート マップ コンフィギュレーション モードの開始、またはあるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件の定義を行うには、 route-map コマンドを使用します。エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

route-map map-tag [ deny | permit ] [ sequence-number ]

no route-map map-tag [ permit | deny ] [ sequence-number ]

 
構文の説明

map-tag

ルート マップ名

deny

(任意)ルート マップの一致基準が満たされた場合はルートまたはパケットを配布しないように指定します。

permit

(任意)このルートの一致基準が満たされた場合はルートまたはパケットを配布するように指定します。

sequence-number

(任意)すでに同じ名前で設定されているルート マップのリスト内の新しいルート マップの位置を示す番号。ルート マップの位置を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。範囲は 0 ~ 65535 です。

 
コマンド デフォルト

permit キーワードがデフォルトです。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

クライアントが使用しているルート マップに変更を加えた場合、ルート マップ コンフィギュレーション サブモードを終了しないと、変更した内容はクライアントで有効になりません。ルート マップの変更は、ルート マップ コンフィギュレーション サブモードを終了するか、サブモードを開始してから 60 秒が経過しないとクライアントに伝播されません。

ルートマップ コンフィギュレーション モードを開始すると、次のコマンドが使用できます。

continue sequence-number :ルートマップ内の別のエントリに進みます。範囲は 0 ~ 65535 です。

description description :ルート マップの説明を記述します。説明には、90 文字までの英数字ストリングを使用できます。

exit :現在のコマンド モードを終了します。

match :指定したルーティング テーブルからの値と照合します。次のキーワードおよび引数を使用できます。

as-path name [ name ] :照合する Autonomous System(AS; 自律システム)パス アクセス リストを指定します。名前は、63 文字以下の任意の英数字文字列にできます。詳細については、 match as-path コマンドを参照してください。

community name [ name | exact-match ] :照合する BGP コミュニティ リスト名を指定します。詳細については、 match community コマンドを参照してください。

ip :IPv4 機能を設定します。次のキーワードおよび引数を使用できます。

address { access-list-name [ access-list-name ] | prefix-list ipv4-list-name [ ipv4-list-name ]} :照合するルートまたはパケットのアドレスを指定します。詳細については、 match ip address コマンドを参照してください。

multicast { group address/length | rp address/length }:照合するマルチキャスト属性を指定します。詳細については、 match ip multicast コマンドを参照してください

next-hop :ルートのネクスト ホップ アドレスを照合します。詳細については、 match ip next-hop コマンドを参照してください

route-source :ルートのアドバタイジング ソース アドレスを照合します。詳細については、 match ip route-source コマンドを参照してください。

no :コマンドを無効にするか、そのデフォルトに設定します。

set :宛先ルーティング プロトコルの値を設定します。 set コマンドは、 match コマンドで指定した基準を満たしている場合に実行するルーティング動作を指定します。自明の最短パスと異なる方法でルート パケットにポリシーを適用することができます。次のキーワードおよび引数を使用できます。

as-path :BGP AS-path 属性のストリングを前に付加します。詳細については、 set as-path コマンドを参照してください。

comm-list :BGP のコミュニティ リストを(削除対象に)設定します。詳細については、 set comm-list コマンドを参照してください。

community :BGP のコミュニティ属性を設定します。詳細については、 set community コマンドを参照してください。

dampening :BGP のルート フラップ ダンプニング パラメータを設定します。詳細については、 set dampening コマンドを参照してください。

forwarding-address :転送アドレスを設定します。詳細については、 set forwarding-address コマンドを参照してください。

level :ルートのインポート先を指定します。詳細については、 set level コマンドを参照してください。

local-preference :BGP のローカル プリファレンス パス属性を指定します。詳細については、 set local-preference コマンドを参照してください。

metric :宛先ルーティング プロトコルのメトリックを設定します。詳細については、 set metric コマンドを参照してください。

metric-type :宛先ルーティング プロトコルのメトリック タイプを設定します。詳細については、 set metric-type コマンドを参照してください。

origin :BGP の送信元コードを指定します。詳細については、 set origin コマンドを参照してください。

tag :宛先ルーティング プロトコルのタグ値を指定します。詳細については、 set tag コマンドを参照してください。

weight :ルーティング テーブルの BGP 重み値を設定します。詳細については、 set weight コマンドを参照してください。

ルートを再配布するには、ルート マップを使用します。

再配布

redistribute ルータ コンフィギュレーション コマンドでは、 map-tag 名を使用してルート マップを参照します。複数のルート マップで同じマップ タグ名を共有できます。

あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、一致基準(現在の route-map コマンドで再配布が許可される条件)を指定します。 set コマンドは、set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。

match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。

ルート マップは、ルーティング プロセス間でルートを再配布する方法を詳細に制御する必要がある場合に使用します。宛先ルーティング プロトコルは router グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して指定します。ソース ルーティング プロトコルは redistribute ルータ コンフィギュレーション コマンドを使用して指定します。ルート マップの設定方法の例については、「例」のセクションを参照してください。

ルートがルート マップを通過するようにするときには、ルート マップに複数の要素を持たせることができます。 route-map コマンドに関連する少なくとも 1 つの match 句に一致しないルートは、すべて無視されます。つまり、発信ルート マップではルートはアドバタイズされず、着信ルート マップではルートは受け入れられません。一部の特定のデータを変更したい場合は、明示的な match が指定された 2 つ目のルート マップ セクションを設定する必要があります。

次に、ホップ カウントが 1 の Routing Information Protocol(RIP)ルートを Open Shortest Path First(OSPF)に再配布する例を示します。これらのルートは、メトリック タイプがタイプ 1、タグが 1 の外部リンクステート アドバタイズメント(LSA)として OSPF に再配布されます。

switch(config)# router ospf 109
switch(config-route-map)# redistribute rip route-map rip-to-ospf
switch(config-route-map)# route-map rip-to-ospf permit
switch(config-route-map)# set metric 5
switch(config-route-map)# set metric-type type1
switch(config-route-map)# set tag 1
 

次に、BGP 自律システム パス アクセス リスト 20 に一致する自律システム パスを設定する例を示します。

switch(config)# route-map IGP2BGP
switch(config-route-map)# match as-path 20
 

次に、コミュニティ リスト 1 に一致するルートの重みを 100 に設定する例を示します。コミュニティ 109 を含むすべてのルートの重みが 100 に設定されます。

switch(config)# ip community-list 1 permit 109
switch(config)# route-map set_weight
switch(config-route-map)# match community 1
switch(config-route-map)# set weight 100
 

次に、コミュニティ リスト 1 に一致するルートの重みを 200 に設定する例を示します。コミュニティ 109 のみを含むすべてのルートの重みが 200 に設定されます。

switch(config)# ip community-list 1 permit 109
switch(config)# route-map set_weight
switch(config-route-map)# match community 1 exact
switch(config-route-map)# set weight 200
 

次に、コミュニティ リスト LIST_NAME に一致するルートの重みを 100 に設定する例を示します。コミュニティ 101 のみを含むすべてのルートの重みが 100 に設定されます。

switch(config)# ip community-list 1 permit 101
switch(config)# route-map set_weight
switch(config-route-map)# match community LIST_NAME
switch(config-route-map)# set weight 100
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

match as-path

BGP AS パス アクセス リストを照合します。

match community

BGP コミュニティを照合します。

match ip next-hop

指定されたアクセス リストのいずれかによって渡されたネクスト ホップ ルータ アドレスを含むすべてのルートを再配布します。

match ip route-source

アクセス リストによって指定されたアドレスで、ルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされたルートを再配布します。

match metric

指定したメトリックを持つルートを再配布します。

match tag

指定されたタグと一致するルーティング テーブルのルートを再配布します。

route-map(IP)

あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義します。

set as-path

BGP ルートの AS パスを変更します。

set community

BGP コミュニティ属性を設定します。

set level

ルートのインポート先を示します。

set local-preference

AS パスのプリファレンス値を指定します。

set metric

ルーティング プロトコルのメトリック値を設定します。

set metric-type

宛先ルーティング プロトコルのメトリック タイプを設定します。

set next-hop

ネクスト ホップのアドレスを指定します。

set tag

宛先ルーティング プロトコルのタグ値を設定します。

set weight

ルーティング プロトコルの BGP 重みを指定します。

route-reflector-client(BGP)

ルータを BGP ルート リフレクタとして設定し、指定されたネイバーをクライアントとして設定するには、 route-reflector-client コマンドを使用します。ネイバーがクライアントでないことを示すには、このコマンドの no 形式を使用します。

route-reflector-client

no route-reflector-client

 
構文の説明

このコマンドには、引数またはキーワードはありません。

 
コマンド デフォルト

自律システムにルート リフレクタは存在しません。

 
コマンド モード

BGP ネイバー アドレスファミリ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

route-reflector-client コマンドは、ローカル ルータをルート リフレクタとして設定し、指定されたネイバーをクライアントの 1 つとして設定するために使用します。このコマンドで設定されたネイバーはすべてクライアント グループのメンバーになり、残りの BGP ピアはローカル ルート リフレクタの非クライアント グループのメンバーになります。

次に、ローカル ルータを 192.168.0.1 にあるネイバーに対するルート リフレクタとして設定する例を示します。

switch(config)# router bgp 102
switch(config-router)# neighbor 192.168.0.1 remote-as 201
switch(config-router-neighbor)# address-family ipv4 unicast
switch(config-router-neighbor-af)# route-reflector-client
switch(config-router-neighbor-af)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

address-family(BGP)

BGP ルーティング セッションを設定するために、ルータでアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

neighbor

BGP ネイバーを設定します。

show ip bgp

BGP ルーティング テーブル内のエントリを表示します。

router bgp

ルータに自律システム(AS)番号を割り当て、ルータ BGP コンフィギュレーション モードを開始するには、 router bgp コマンドを使用します。AS 番号の割り当てを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

router bgp as-num [ . as-num ]

no router bgp as-num [ . as-num ]

 
構文の説明

as-num

ルータを他の BGP ルータから識別し、伝達するルーティング情報のタギングに使用される AS システム番号。有効な値は 1 ~ 65535 です。

. as-num

(任意)ルータを他の BGP ルータから識別し、伝達するルーティング情報のタギングに使用される AS システム番号。有効な値は 0 ~ 65535 です。

 
コマンド デフォルト

デフォルトでは BGP ルーティング プロセスはイネーブルではありません。

 
コマンド モード

アドレスファミリ コンフィギュレーション モード
ネイバー アドレスファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ BGP コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

as-num は、ローカルの BGP スピーカーの番号です。ルータ上の BGP プロセスの一意の識別情報を作成できます。

BGP コンフィギュレーション モードを開始すると、次のパラメータが使用できます。

address-family :アドレスファミリ(ルータ、ネイバー、VRF)を設定します。詳細については、 address-family(BGP) コマンドを参照してください。

bestpath :デフォルトの最適パス選択アルゴリズムを変更します。詳細については、 bestpath コマンドを参照してください。

cluster-id { cluster-id | cluster-ip-addr } :ルート リフレクタのクラスタ ID(ルータ、VRF)を設定します。範囲は 1 ~ 4294967295 です。クラスタ ID は、32 ビットの数値または IP アドレスとして入力できます。クラスタ ID を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

confederation { identifier as-num [ . as-num ] | peer as-num [ . as-num ]} :AS 連合パラメータをルーティング ドメイン連合 AS または BGP 連合のピア AS として設定します。連合識別情報を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

confederation コマンドは、1 つの AS 番号を設定して、より小さい AS のグループを 1 つの連合(confederation)として識別するために使用します。連合を使用すると、大きな 1 つの AS を複数のサブ AS に分割した後、それらを 1 つの連合にグループ化することができます。連合内の各サブ AS は、ルーティング情報を交換します。外部ピアは、連合を 1 つの自律システムであるかのようにやり取りします。

各サブ AS はそれ自体が完全なメッシュ型を形成しており、連合内の他の AS と複数の接続を持ちます。ネクスト ホップ、Multi Exit Discriminator(MED)、およびローカル プリファレンス情報は連合全体にわたって保持されるため、1 つの Interior Gateway Protocol(IGP)ですべての自律システムに対応できます。

enforce-first-as :外部ピアの設定された AS 番号と、そのピアから受信したルートの AS-PATH に含まれる最初の AS 番号を BGP で強制的に比較するようにします。AS 番号が一致しない場合は、そのピアにエラー コード アップデート通知メッセージが送信されます。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

exit :現在のコマンド モードを終了します。

fast-external-fallover :外部 PGP ピアとの接続に使用されているリンクがダウンしたらその BGP ピアリング セッションを即座にリセットするように BGP ルーティング プロセスを設定します。BGP 高速外部フォールオーバーをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

fast-external-fallover コマンドは、直接接続されているピアとの BGP ピアリング セッションにおける高速外部フォールオーバーをディセーブルまたはイネーブルにするために使用します。リンクがダウンすると、セッションは即座にリセットされます。直接接続されているピアのみサポートされます。

BGP 高速外部ファールオーバーがディセーブルの場合、BGP ルーティング プロセスはデフォルトのホールド タイマーの期限(3 回のキープアライブ)が切れるまで待ってピアリング セッションをリセットします。

log-neighbor-changes :BGP ネイバー リセットのロギングをイネーブルにします。BGP ネイバールータとの隣接関係の変化に関するロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。 log-neighbor-changes コマンドは、BGP ネイバー ステータスの変化(アップまたはダウン)およびリセットに関するロギングをイネーブルにします。ログはネットワークの接続問題のトラブルシューティングおよびネットワークの安定性の評価に使用します。ネイバーが突然リセットする場合は、ネットワークのエラー率の高いことやパケット損失の多いことが考えられるので、調査するようにしてください。

ステータスの変化に関するメッセージをロギングするために log-neighbor-changes コマンドを使用しても、BPG アップデート デバッグをイネーブルにする場合などと異なり、パフォーマンスに大きな影響を与えることはありません。UNIX の syslog ファシリティがイネーブルの場合、メッセージは syslog デーモンを実行している UNIX ホストに送信され、保存およびアーカイブされます。UNIX の syslog ファシリティがイネーブルでない場合、ステータスの変化に関するメッセージはディスクではなくルータの内部バッファに保持されます。このバッファのサイズは logging buffered コマンドで設定できますが、利用可能なメモリのサイズに依存します。

bgp log-neighbor-changes コマンドがイネーブルでない場合、ネイバー ステータスの変化に関するメッセージは、 show ip bgp neighbors コマンドの出力として常に使用可能なリセットの理由を除いて、追跡されません。

eigrp log-neighbor-changes コマンドは、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)隣接ルータとの隣接関係のロギングをイネーブルにしますが、BGP ネイバーに関するメッセージは、 bgp log-neighbor-changes コマンドで明確にイネーブルにされた場合にのみ記録されます。

BGP ネイバーの変化に関するログを表示するには、 show logging コマンドを使用します。

neighbor :BGP ネイバー(ルータ、VRF)を設定します。詳細については、 neighbor コマンドを参照してください。

no :コマンドを無効にするか、デフォルト設定にします。

router-id IP アドレスをルータ ID(ルータ、VRF)として使用するように指定します。

template :テンプレート コマンド モードを開始します。詳細については、 neighbor コマンドを参照してください。

timers :BGP 関連のタイマー(ルータ、VRF)を設定します。

bestpath-limit interval :再起動後の最初の最適パスのタイムアウト値を秒単位で設定します。範囲は 1 ~ 3600 です。デフォルトは 300 です。

bgp interval :BGP キープアライブとホールドタイムの異なる値を秒数で設定します。範囲は 0 ~ 3600 です。デフォルトは 60 です。

prefix-peer-timeout interval :プレフィックス ピアを維持する時間を秒数で設定します。範囲は 0 ~ 1200 です。デフォルトは 300 です。

vrf :仮想ルータのコンテキストを設定します。

vrf-name :VRF 名を指定します。

management :設定可能な VRF 名を指定します。

このコマンドには、LAN Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、自律システム 120 の BGP プロセスを設定する例を示します。

switch(config)# router bgp 120
switch(config-router)#
 

次に、ルータ コンフィギュレーション モードで BGP のネイバーの変化を記録する例を示します。

switch(config# bgp router 40000
switch(config-router)# log-neighbor-changes
 

次に、BGP 高速外部フォールオーバー機能をディセーブルにする例を示します。このセッションを伝送するリンクがフラップしても、接続はリセットされません。

switch(config# bgp router 64496
switch(config-router)# no fast-external-fallover
 

次に、eBGP ピアからのすべての着信アップデートを調べて、AS_PATH 内の最初の自律システム番号が送信側ピアのローカル AS 番号であることを確認する例を示します。ピア 10.100.0.1 からのアップデートは、最初の AS 番号が 65001 でなければ廃棄されます。

switch(config# router bgp 64496
switch(config-router)# bgp enforce-first-as
switch(config-router)# address-family ipv4
switch(config-router-af)# neighbor 10.100.0.1 remote-as 64496
switch(config-router-af)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show ip bgp

BGP テーブル内のエントリを表示します。