Cisco Nexus 5500 シリーズ NX-OS SAN Release 7.x スイッチング コンフィギュレーション ガイド
FCS の設定
FCS の設定

FCS の設定

この章の内容は、次のとおりです。

FCS の設定

FCS の概要

Fabric Configuration Server(FCS)を使用すると、トポロジ属性を検出したり、ファブリック要素のコンフィギュレーション情報リポジトリを維持したりすることができます。 通常、管理アプリケーションは N ポートを通してスイッチの FCS に接続されます。 FCS は次のオブジェクトに基づいて、ファブリック全体を表示します。

  • Interconnect Element(IE)オブジェクト:ファブリック内の各スイッチは IE オブジェクトに対応しています。 ファブリックは 1 つまたは複数の IE オブジェクトで構成されます。

  • ポート オブジェクト:IE の各物理ポートはポート オブジェクトに対応しています。 ポート オブジェクトにはスイッチ ポート(xE および F ポート)および接続された N ポートが含まれます。

  • プラットフォーム オブジェクト:一連のノードをプラットフォーム オブジェクトとして定義して、管理可能な単一のエンティティにできます。 これらのノードはファブリックに接続されたエンドデバイス(ホスト システム、ストレージ サブシステム)です。 プラットフォーム オブジェクトは、ファブリックのエッジ スイッチ上にあります。

各オブジェクトには、それぞれ独自の属性および値のセットがあります。 一部の属性にはヌル値も定義できます。

Cisco Nexus デバイス環境では、ファブリックは複数の VSAN(仮想 SAN)で構成される場合があります。 VSAN ごとに FCS インスタンスが 1 つ存在します。

FCS は仮想デバイスの検出をサポートします。 fcs virtual-device-add コマンドを FCS コンフィギュレーション サブモードで入力すると、特定の VSAN またはすべての VSAN の仮想デバイスを検出できます。

スイッチに管理アプリケーションが接続されている場合、スイッチの FCS に転送されるすべてのフレームは、スイッチ ポート(F ポート)のポート VSAN に属します。 管理アプリケーションの表示対象はこの VSAN に限定されます。 ただし、このスイッチが属する他の VSAN に関する情報は、SNMP または CLI を使用して取得できます。

次の図では、管理アプリケーション 1(M1)は、ポート VSAN ID が 1 の F ポートを介して接続され、管理アプリケーション 2(M2)はポート VSAN ID が 2 の F ポートを介して接続されています。 M1 はスイッチ S1 および S3 の FCS 情報を、M2 はスイッチ S3 および S4 の FCS 情報をそれぞれ問い合わせることができます。 スイッチ S2 情報はどちらにも提供されません。 FCS は、VSAN で表示可能なこれらのスイッチ上でだけ動作します。 S3 は VSAN 1 にも属していますが、M2 は VSAN 2 にだけ FCS 要求を送信できます。

図 1. VSAN 環境における FCS

FCS の特性

FCS には次の特性があります。

  • 次のようなネットワーク管理をサポートしています。

    • N ポート管理アプリケーションはファブリック要素に関する情報を問い合わせて、取得できます。

    • SNMP マネージャは FCS 管理情報ベース(MIB)を使用して、ファブリック トポロジ情報の検出を開始して、取得できます。

  • 標準 F および E ポートだけでなく、TE ポートもサポートします。

  • プラットフォームに登録された論理名および管理アドレスを持つ一連のノードを維持できます。 FCS はすべての登録情報のバックアップをセカンダリ ストレージに維持し、変更があるたびに更新します。 再起動またはスイッチオーバーが発生すると、FCS はセカンダリ ストレージ情報を取得し、データベースを再構築します。

  • SNMP マネージャは FCS に、ファブリック内のすべての IE、ポート、およびプラットフォームについて問い合わせることができます。

FCS 名の指定

一意の名前の確認をファブリック全体(グローバル)に行うのか、または登録されたプラットフォームにローカル(デフォルト)に行うのかを指定できます。


(注)  


このコマンドのグローバル設定は、ファブリック内のすべてのスイッチが Cisco MDS 9000 ファミリまたは Cisco Nexus デバイスである場合にかぎり実行してください。


プラットフォーム名のグローバル チェックをイネーブルにする手順は、次のとおりです。

プラットフォーム属性を登録する手順は、次のとおりです。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1switch# configure terminal  

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2 switch(config)# fcs plat-check-global vsan vsan-id
     

    プラットフォーム名のグローバル チェックをイネーブルにします。

     
    ステップ 3 switch(config)# no fcs plat-check-global vsan vsan-id
     

    プラットフォーム名のグローバル チェックをディセーブル(デフォルト)にします。

     

    FCS 情報の表示

    WWN 設定のステータスを表示するには、show fcs コマンドを使用します。

    次に、FCS ローカル データベースを表示する例を示します。

    switch# show fcs database
    

    次に、VSAN 1 のすべての IE のリストを表示する例を示します。

    switch# show fcs ie vsan 1
    

    次に、特定のプラットフォームに関する情報を表示する例を示します。

    switch# show fcs platform name SamplePlatform vsan 1
    

    次に、特定の pWWN のポート情報を表示する例を示します。

    switch# show fcs port pwwn 20:51:00:05:30:00:16:de vsan 24
    

    FCS のデフォルト設定

    次の表に、FCS のデフォルト設定を示します。

    表 1  FCS のデフォルト設定

    パラメータ

    デフォルト

    プラットフォーム名のグローバル チェック

    ディセーブル

    プラットフォームのノード タイプ

    不明