Cisco Nexus 5500 シリーズ NX-OS システム管理コンフィギュレーション ガイド リリース 6.0(2)N1(1)
DNS の設定
DNS の設定
発行日;2013/03/15   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

DNS の設定

この章の内容は、次のとおりです。

DNS クライアントの概要

自分で名前の割り当てを管理していないネットワーク内のデバイスとの接続を、ネットワーク デバイスが必要とする場合は、DNS を使用して、ネットワーク間でデバイスを特定する一意のデバイス名を割り当てることができます。 DNS は、階層方式を使用して、ネットワーク ノードのホスト名を確立します。これにより、クライアントサーバ方式によるネットワークのセグメントのローカル制御が可能となります。 DNS システムは、デバイスのホスト名をそれに関連付けられた IP アドレスに変換して、ネットワーク デバイスを見つけることができます。

インターネット上のドメインは、組織のタイプや場所に基づく一般的なネットワークのグループを表す命名階層ツリーの一部です。 ドメイン名は、ピリオド(.)を区切り文字として使用して構成されています。 たとえば、シスコは、インターネットでは com ドメインで表される営利団体であるため、そのドメイン名は cisco.com です。 このドメイン内の特定のホスト名、たとえばファイル転送プロトコル(FTP)システムは ftp.cisco.com で識別されます。

ネーム サーバ

ネーム サーバはドメイン名の動向を把握し、自身が完全な情報を持っているドメイン ツリーの部分を認識しています。 ネーム サーバは、ドメイン ツリーの他の部分の情報を格納している場合もあります。 Cisco NX-OS 内の IP アドレスにドメイン名をマッピングするには、最初にホスト名を示し、その後にネーム サーバを指定して、DNS サービスをイネーブルにする必要があります。

Cisco NX-OS では、スタティックに IP アドレスをドメイン名にマッピングできます。 また、1 つ以上のドメイン ネーム サーバを使用してホスト名の IP アドレスを見つけるよう、Cisco NX-OS を設定することもできます。

DNS の動作

ネーム サーバは、クライアントが DNS サーバに発行した、特定のゾーン内でローカルに定義されたホストの照会を次のように処理します。
  • 権限ネーム サーバは、その権限ゾーン内のドメイン名を求める DNS ユーザ照会に、自身のホスト テーブル内にキャッシュされた永久的なエントリを使用して応答します。 照会で求められているのが、自身の権限ゾーン内であるが、設定情報が登録されていないドメイン名の場合、権限ネーム サーバは単に、その情報が存在しないと返信します。
  • 権限ネーム サーバとして設定されていないネーム サーバは、以前に受信した照会への返信からキャッシュした情報を使用して、DNS ユーザ照会に応答します。 ゾーンの権限ネーム サーバとして設定されたルータがない場合は、ローカルに定義されたホストを求める DNS サーバへの照会には、正規の返信は送信されません。

ネーム サーバは、特定のドメインに設定された転送パラメータおよびルックアップ パラメータに従って、DNS 照会に応答します(着信 DNS 照会を転送するか、内部的に生成された DNS 照会を解決します)。

ハイ アベイラビリティ

Cisco NX-OS は、DNS クライアントのステートレス リスタートをサポートします。 リブートまたはスーパーバイザ スイッチオーバーの後、Cisco NX-OS は実行コンフィギュレーションを適用します。

DNS クライアントの前提条件

DNS クライアントには次の前提条件があります。

  • ネットワーク上に DNS ネーム サーバが必要です。

DNS クライアントのライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

製品 ライセンス要件
Cisco NX-OS DNS にはライセンスは不要です。 ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。 Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。

デフォルト設定値

次の表に、DNS クライアント パラメータのデフォルト設定を示します。

パラメータ デフォルト
DNS クライアント イネーブル

DNS クライアントの設定

ネットワーク上の DNS サーバを使用するよう、DNS クライアントを設定できます。

はじめる前に
  • ネットワーク上にドメイン ネーム サーバがあることを確認します。
手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configuration terminal

    例:
    switch# configuration terminal
    switch(config)#
     

    コンフィギュレーション端末モードを開始します。

     
    ステップ 2 vrf context managment

    例:
    switch(config)# vrf context management
    switch(config)#
     

    設定可能な VRF 名を指定します。

     
    ステップ 3 ip host name address1 [address2... address6]

    例:
    switch# ip host cisco-rtp 192.0.2.1
    switch(config)#
     

    ホスト名キャッシュに、6 つまでのスタティック ホスト名/アドレス マッピングを定義します。

     
    ステップ 4 ip domain name name [use-vrf vrf-name]

    例:
    switch(config)# ip domain-name myserver.com
    switch(config)#
     

    (任意)Cisco NX-OS が無条件ホスト名を完成するために使用するデフォルト ドメイン ネーム サーバを定義します。 このドメイン名を設定した VRF でこのドメイン ネーム サーバを解決できない場合は、任意で、Cisco NX-OS がこのドメイン ネーム サーバを解決するために使用する VRF を定義することもできます。

    Cisco NX-OS は、ドメイン名ルックアップを開始する前に、完全なドメイン名を含まないあらゆるホスト名にデフォルト ドメイン名を追加します。

     
    ステップ 5 ip domain-list name [use-vrf vrf-name]

    例:
    switch(config)# ip domain-list mycompany.com
    switch(config)#
     

    (任意)Cisco NX-OS が無条件ホスト名を完成するために使用できる追加のドメイン ネーム サーバを定義します。 このドメイン名を設定した VRF でこのドメイン ネーム サーバを解決できない場合は、任意で、Cisco NX-OS がこのドメイン ネーム サーバを解決するために使用する VRF を定義することもできます。

    Cisco NX-OS はドメイン リスト内の各エントリを使用して、ドメイン名ルックアップを開始する前に、完全なドメイン名を含まないあらゆるホスト名にこのドメイン名を追加します。 Cisco NX-OS は、一致するものが見つかるまで、ドメイン リストの各エントリにこれを実行します。

     
    ステップ 6ip name-server server-address1 [server-address2... server-address6] [use-vrf vrf-name]

    例:
    switch(config)# ip name-server 192.0.2.22
     

    (任意)最大 6 つのネーム サーバを定義します。 使用可能なアドレスは、IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスです。

    このネーム サーバを設定した VRF でこのネーム サーバに到達できない場合は、任意で、Cisco NX-OS がこのネーム サーバに到達するために使用する VRF を定義することもできます。

     
    ステップ 7ip domain-lookup

    例:
    switch(config)# ip domain-lookup
     

    (任意)DNS ベースのアドレス変換をイネーブルにします。 デフォルトでは、イネーブルです。

     
    ステップ 8show hosts

    例:
    switch(config)# show hosts
     

    (任意)DNS に関する情報を表示します。

     
    ステップ 9 exit

    例:
    switch(config)# exit
    switch#
     

    コンフィギュレーション モードを終了し、EXEC モードに戻ります。

     
    ステップ 10 copy running-config startup-config

    例:
    switch# copy running-config startup-config
    switch#
     

    (任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

     

    次に、デフォルト ドメイン名を設定し、DNS ルックアップをイネーブルにする例を示します。

    switch# config t
    switch(config)# vrf context management
    switch(config)# ip domain-name mycompany.com
    switch(config)# ip name-server 172.68.0.10     
    switch(config)# ip domain-lookup