Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS レイヤ 2 スイッチング コンフィギュレーション ガイド リリース 5.0(3)N1(1)
LLDP の設定
LLDP の設定
発行日;2013/02/26   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

LLDP の設定

この章の内容は、次のとおりです。

グローバル LLDP コマンドの設定

グローバルな LLDP 設定値を設定できます。 これらの設定値には、ピアから受信した LLDP 情報を廃棄するまでの時間、任意のインターフェイスで LLDP 初期化を実行するまで待機する時間、LLDP パケットを送信するレート、ポートの説明、システム機能、システムの説明、およびシステム名が含まれます。

LLDP は一連の属性をサポートし、これらを使用してネイバー デバイスを検出します。 属性には、Type、Length、および Value の説明が含まれていて、これらを TLV と呼びます。 LLDP をサポートするデバイスは、ネイバーとの情報の送受信に TLV を使用できます。 設定情報、デバイスの機能、デバイス ID などの詳細情報は、このプロトコルを使用してアドバタイズできます。

スイッチは、次の必須の管理 LLDP TLV をサポートします。
  • データセンター イーサネット パラメータ交換(DCBXP)TLV
  • 管理アドレス TLV
  • ポート記述 TLV
  • ポート VLAN ID TLV(IEEE 802.1 に固有の TLV)
  • システム機能 TLV
  • システム記述 TLV
  • システム名 TLV

Data Center Bridging Exchange Protocol(DCBXP)は LLDP を拡張したものです。 ピア間でのノード パラメータのアナウンス、交換、およびネゴシエートに使用されます。 DCBXP パラメータは特定の DCBXP TLV にパッケージ化されます。 この TLV は、受信した LLDP パケットに確認応答を提供するように設計されています。

DCBXP は LLDP がイネーブルの場合、デフォルトでイネーブルになっています。 LLDP がイネーブルの場合、DCBXP は [no] ldp tlv-select dcbxp コマンドを使用してイネーブルまたはディセーブルにできます。 LLDP による送信または受信がディセーブルであるポートでは、DCBXP はディセーブルになります。

LLDP 設定値を設定する手順は、次のとおりです。

はじめる前に

LLDP 機能がスイッチでイネーブルになっていることを確認します。

手順の概要

    1.    switch# configure terminal

    2.    switch(config)# lldp {holdtime seconds | reinit seconds | timer seconds | tlv-select {dcbxp | management-address | port-description | port-vlan | system-capabilities | system-description | system-name}}

    3.    switch(config)# no lldp {holdtime | reinit | timer}

    4.    (任意)switch#show lldp


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 switch# configure terminal
     

    コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2 switch(config)# lldp {holdtime seconds | reinit seconds | timer seconds | tlv-select {dcbxp | management-address | port-description | port-vlan | system-capabilities | system-description | system-name}}
     

    LLDP オプションを設定します。

    holdtime オプションを使用して、デバイスが受信した LLDP 情報を廃棄するまでの保存時間(10 ~ 255 秒)を設定します。 デフォルト値は 120 秒です。

    reinit オプションを使用して、任意のインターフェイスで LLDP 初期化を実行するまでの待機時間(1 ~ 10 秒)を設定します。 デフォルト値は 2 秒です。

    timer オプションを使用して、LLDP パケットを送信するレート(5 ~ 254 秒)を設定します。 デフォルト値は 30 秒です。

    tlv-select オプションを使用して、タイプ、長さ、値(TLV)を指定します。 デフォルトではすべての TLV の送受信がイネーブルになります。

    dcbxp オプションを使用して、データセンター イーサネット パラメータ交換(DCBXP)TLV メッセージを指定します。

    managment-address オプションを使用して、管理アドレス TLV メッセージを指定します。

    port-description オプションを使用して、ポート記述 TLV メッセージを指定します。

    port-vlan オプションを使用して、ポート VLAN ID TLV メッセージを指定します。

    system-capabilities オプションを使用して、システム機能 TLV メッセージを指定します。

    system-description オプションを使用して、システム記述 TLV メッセージを指定します。

    system-name オプションを使用して、システム名 TLV メッセージを指定します。

     
    ステップ 3 switch(config)# no lldp {holdtime | reinit | timer}
     

    LLDP 値をデフォルトにリセットします。

     
    ステップ 4(任意)switch#show lldp 

    LLDP 設定を表示します。

     

    次に、グローバルな LLDP ホールド タイムを 200 秒に設定する例を示します。

    switch# configure terminal
    switch(config)# lldp holdtime 200
    switch(config)#

    次に、LLDP による管理アドレス TLV の送受信をイネーブルにする例を示します。

    switch# configure terminal
    switch(config)# lldp tlv-select management-address
    switch(config)#

    インターフェイス LLDP コマンドの設定

    物理イーサネット インターフェイスの LLDP 機能を設定する手順は、次のとおりです。

    手順の概要

      1.    switch# configure terminal

      2.    switch(config)# interface type slot/port

      3.    switch(config-if)# [no] lldp {receive | transmit}

      4.    (任意)switch#show lldp


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 switch# configure terminal
       

      コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2 switch(config)# interface type slot/port
       

      変更するインターフェイスを選択します。

       
      ステップ 3 switch(config-if)# [no] lldp {receive | transmit}
       

      選択したインターフェイスを受信または送信に設定します。

      このコマンドの no 形式を使用すると、LLDP の送信または受信をディセーブルにします。

       
      ステップ 4(任意)switch#show lldp 

      LLDP 設定を表示します。

       

      次に、LLDP パケットを送信するようインターフェイスを設定する例を示します。

      switch# configure terminal
      switch(config)# interface ethernet 1/2
      switch(config-if)# lldp transmit
       

      次に、LLDP をディセーブルにするようインターフェイスを設定する例を示します。

      switch# configure terminal
      switch(config)# interface ethernet 1/2
      switch(config-if)# no lldp transmit
      switch(config-if)# no lldp receive
       

      次に、LLDP インターフェイス情報を表示する例を示します。

      switch# show lldp interface ethernet 1/2
      tx_enabled: TRUE
      rx_enabled: TRUE
      dcbx_enabled: TRUE
      Port MAC address:    00:0d:ec:a3:5f:48
      Remote Peers Information
      No remote peers exist
       

      次に、LLDP ネイバーの情報を表示する例を示します。

      switch# show lldp neighbors
      LLDP Neighbors
       
      Remote Peers Information on interface Eth1/40
      Remote peer's MSAP: length 12 Bytes:
      00    c0    dd    0e    5f    3a    00    c0    dd    0e    5f    3a
       
      LLDP TLV's
      LLDP TLV type:Chassis ID  LLDP TLV Length: 7
      LLDP TLV type:Port ID  LLDP TLV Length: 7
      LLDP TLV type:Time to Live  LLDP TLV Length: 2
      LLDP TLV type:LLDP Organizationally Specific  LLDP TLV Length: 55
      LLDP TLV type:LLDP Organizationally Specific  LLDP TLV Length: 5
      LLDP TLV type:END of LLDPDU  LLDP TLV Length: 0
       
      Remote Peers Information on interface Eth1/34
      Remote peer's MSAP: length 12 Bytes:
      00    0d    ec    a3    27    40    00    0d    ec    a3    27    69
       
      LLDP TLV's
      LLDP TLV type:Chassis ID  LLDP TLV Length: 7
      LLDP TLV type:Port ID  LLDP TLV Length: 7
      LLDP TLV type:Time to Live  LLDP TLV Length: 2
      LLDP TLV type:LLDP Organizationally Specific  LLDP TLV Length: 55
      LLDP TLV type:LLDP Organizationally Specific  LLDP TLV Length: 5
      LLDP TLV type:END of LLDPDU  LLDP TLV Length: 0
       
      Remote Peers Information on interface Eth1/33
      Remote peer's MSAP: length 12 Bytes:
      00    0d    ec    a3    27    40    00    0d    ec    a3    27    68
       
      LLDP TLV's
      LLDP TLV type:Chassis ID  LLDP TLV Length: 7
      LLDP TLV type:Port ID  LLDP TLV Length: 7
      LLDP TLV type:Time to Live  LLDP TLV Length: 2
      LLDP TLV type:LLDP Organizationally Specific  LLDP TLV Length: 55
      LLDP TLV type:LLDP Organizationally Specific  LLDP TLV Length: 5
      LLDP TLV type:END of LLDPDU  LLDP TLV Length: 0
       

      次に、LLDP タイマーの情報を表示する例を示します。

      switch# show lldp timers
      LLDP Timers
      holdtime 120 seconds
      reinit 2 seconds
      msg_tx_interval 30 seconds
       

      次に、LLDP カウンタを表示する例を示します。

      switch# show lldp traffic
      LLDP traffic statistics:
       
          Total frames out: 8464
          Total Entries aged: 6
          Total frames in: 6342
          Total frames received in error: 2
          Total frames discarded: 2
          Total TLVs unrecognized: 0