Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS システム管理コンフィギュレーション ガイド リリース 5.0(3)N1(1)
ロールバックの設定
ロールバックの設定
発行日;2013/01/18   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

ロールバックの設定

この章の内容は、次のとおりです。

ロールバックの概要

ロールバック機能を使用すると、Cisco NX-OS のコンフィギュレーションのスナップショットまたはユーザ チェックポイントを使用して、スイッチをリロードしなくても、いつでもそのコンフィギュレーションをスイッチに再適用できます。 権限のある管理者であれば、チェックポイントで設定されている機能について専門的な知識がなくても、ロールバック機能を使用して、そのチェックポイント コンフィギュレーションを適用できます。

いつでも、現在の実行コンフィギュレーションのチェックポイント コピーを作成できます。 Cisco NX-OS はこのチェックポイントを ASCII ファイルとして保存するので、将来、そのファイルを使用して、実行コンフィギュレーションをチェックポイント コンフィギュレーションにロールバックできます。 複数のチェックポイントを作成すると、実行コンフィギュレーションのさまざまなバージョンを保存できます。

実行コンフィギュレーションをロールバックするとき、atomic ロールバックを発生させることができます。 atomic ロールバックでは、エラーが発生しなかった場合に限り、ロールバックを実行します。

注意事項および制約事項

ロールバックに関する設定時の注意事項および制約事項は、次のとおりです。

  • 作成できるチェックポイント コピーの最大数は 10 です。
  • あるスイッチのチェックポイント ファイルを別のスイッチに適用することはできません。
  • チェックポイント ファイル名の長さは、最大 75 文字です。
  • チェックポイントのファイル名の先頭を system にすることはできません。
  • Cisco NX-OS Release 5.0(2)N1(1) 以降は、チェックポイントのファイル名の先頭を auto にできます。
  • Cisco NX-OS Release 5.0(2)N1(1) 以降は、チェックポイントのファイル名を summary、または summary の何らかの省略形にすることもできます。
  • FCoE をイネーブルにすると、チェック ポイントおよび設定のロール バックの機能はディセーブルになります。
  • チェックポイント、ロールバック、または実行コンフィギュレーションからスタートアップ コンフィギュレーションへのコピーを同時に実行できるのは、1 ユーザだけです。
  • write erase および reload コマンドを入力すると、チェック ポイントが削除されます。 clear checkpoint database コマンドを使用すると、すべてのチェックポイント ファイルを削除できます。
  • ブートフラッシュでチェックポイントを作成した場合、ロールバックの実行前は実行システム コンフィギュレーションとの違いは実行できず、「変更なし」と報告されます。
  • チェック ポイントはスイッチに対してローカルです。
  • checkpoint および checkpoint checkpoint_name コマンドを使用して作成されたチェックポイントは、すべてのスイッチの 1 つのスイッチオーバーに対して存在します。
  • ブートフラッシュ時のファイルへのロールバックは、checkpoint checkpoint_name コマンドを使用して作成されたファイルでのみサポートされます。他の ASCII タイプのファイルではサポートされません。
  • チェックポイントの名前は一意にする必要があります。 以前に保存したチェックポイントを同じ名前で上書きすることはできません。
  • Cisco NX-OS コマンドは Cisco IOS コマンドと異なる場合があります。

チェックポイントの作成

1 台のスイッチで作成できるコンフィギュレーションの最大チェックポイント数は 10 です。

手順の概要

    1.    switch# checkpoint { [ cp-name ] [ description descr ] | file file-name

    2.    (任意) switch# no checkpointcp-name

    3.    (任意) switch# show checkpointcp-name [ all ]


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 switch# checkpoint { [ cp-name ] [ description descr ] | file file-name


    例:
    switch# checkpoint stable
     

    ユーザ チェックポイント名またはファイルのいずれかに対して、実行中のコンフィギュレーションのチェックポイントを作成します。 チェックポイント名には最大 80 文字の任意の英数字を使用できますが、スペースを含めることはできません。 チェックポイント名を指定しなかった場合、Cisco NX-OS はチェックポイント名を user-checkpoint-<number> に設定します。ここで number は 1 ~ 10 の値です。

    description には、スペースも含めて最大 80 文字の英数字を指定できます。

     
    ステップ 2 switch# no checkpointcp-name


    例:
    switch# no checkpoint stable
     
    (任意)

    checkpoint コマンドの no 形式を使用すると、チェックポイント名を削除できます。

    delete コマンドを使用して、チェックポイント ファイルを削除できます。

     
    ステップ 3 switch# show checkpointcp-name [ all ]


    例:
    switch# show checkpoint stable
     
    (任意) チェックポイント名の内容を表示します。 

    ロールバックの実装

    チェックポイント名またはファイルにロールバックを実装できます。 ロールバックを実装する前に、現在のコンフィギュレーションまたは保存されているコンフィギュレーションを参照しているソースと宛先のチェックポイント間の差異を表示できます。


    (注)  


    atomic ロールバック中に設定を変更すると、ロールバックは失敗します。


    手順の概要

      1.    show diff rollback-patch {checkpoint src-cp-name | running-config | startup-config | file source-file} {checkpoint dest-cp-name | running-config | startup-config | file dest-file}

      2.    rollback running-config {checkpoint cp-name | file cp-file} atomic


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 show diff rollback-patch {checkpoint src-cp-name | running-config | startup-config | file source-file} {checkpoint dest-cp-name | running-config | startup-config | file dest-file}


      例:
      switch# show diff rollback-patch checkpoint stable
       running-config
       

      ソースと宛先のチェックポイント間の差異を表示します。

       
      ステップ 2 rollback running-config {checkpoint cp-name | file cp-file} atomic


      例:
      switch# rollback running-config checkpoint stable
       

      エラーが発生しなければ、指定されたチェックポイント名またはファイルへの atomic ロール バックを作成します。

       

      次に、チェックポイント ファイルを作成し、次に、ユーザ チェックポイント名への atomic ロール バックを実行する例を示します。

      switch# checkpoint stable
      switch# rollback running-config checkpoint stable atomic
      

      ロールバック コンフィギュレーションの確認

      ロールバックの設定を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

      コマンド 目的
      show checkpoint name [ all] チェックポイント名の内容を表示します。
      show checkpoint all [user | system] 現行のスイッチ内のすべてのチェックポイントの内容を表示します。 表示されるチェックポイントを、ユーザまたはシステムで生成されるチェックポイントに限定できます。
      show checkpoint summary [user | system] 現在のスイッチ内のすべてのチェックポイントのリストを表示します。 表示されるチェックポイントを、ユーザまたはシステムで生成されるチェックポイントに限定できます。
      show diff rollback-patch {checkpoint src-cp-name | running-config | startup-config | file source-file} {checkpoint dest-cp-name | running-config | startup-config | file dest-file} ソースと宛先のチェックポイント間の差異を表示します。
      show rollback log [exec | verify] ロールバック ログの内容を表示します。

      (注)  


      すべてのチェックポイント ファイルを削除するには、clear checkpoint database コマンドを使用します。