Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS システム管理コンフィギュレーション ガイド リリース 5.2(1)N1(1)
モジュールの事前プロビジョニングの設定
モジュールの事前プロビジョニングの設定
発行日;2012/11/16   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

モジュールの事前プロビジョニングの設定

この章の内容は、次のとおりです。

モジュールの事前プロビジョニングに関する情報

事前プロビジョニング機能では、モジュールを挿入または取り付ける前にインターフェイスを事前に設定できます。 また、モジュールがオフラインになった場合に、事前プロビジョニングを使用して、オフライン モジュールのインターフェイス設定を変更できます。 事前にプロビジョニングされたモジュールがオンラインになると、事前プロビジョニングの設定が適用されます。 どの設定も適用されなかった場合は、syslog が生成されます。 syslog には、受け入れられなかった設定の一覧が記録されます。

一部の仮想ポート チャネル(vPC)トポロジでは、設定の同期機能に事前プロビジョニングが必要です。 事前プロビジョニングでは、あるピアでオンラインでも別のピアでオフラインであるインターフェイスの設定を同期させることができます。

サポートされているハードウェア

ご使用のソフトウェア バージョンでサポートされるハードウェアについては、リリース ノートを参照してください。

アップグレードおよびダウングレード

Cisco NX-OS Release 4.2(1)N2(1) 以前から Cisco NX-OS Release 5.0(2)N1(1) にアップグレードする場合には、設定の影響はありません。 事前プロビジョニングをサポートするリリースから、In-Service Software Upgrade(ISSU)を含む機能をサポートする別のリリースにアップグレードする場合、アップグレード全体で事前プロビジョニングされた設定が維持されます。

事前プロビジョニングをサポートするイメージから、事前プロビジョニングをサポートしないイメージにダウングレードする場合、事前プロビジョニングされた設定を削除するように要求されます。

注意事項および制約事項

事前プロビジョニング設定時の注意事項と制限事項は次のとおりです。

  • モジュールがオンラインになると、適用されないコマンドが syslog に表示されます。
  • スロットがモジュール A 用に事前プロビジョニングされていて、スロットにモジュール B を挿入する場合は、モジュール B はオンラインになりません。
  • 事前プロビジョニングされたインターフェイスに対する MIB サポートはありません。
  • Cisco DCNM はサポートされません。

モジュールの事前プロビジョニングのイネーブル化

オフラインのモジュールの事前プロビジョニングをイネーブルにできます。 provision model model コマンドをモジュール事前プロビジョニング モードで入力します。

(注)  


事前プロビジョニングをイネーブルにした後、オンラインであるかのようにインターフェイスを設定できます。
手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configuration terminal


    例:
    switch# config t
    switch(config)#
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2 slot slot


    例:
    switch(config)# slot 101
    switch(config-slot)#
     

    事前プロビジョニングするスロットを選択し、スロット コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3 provision model model


    例:
    switch(config-slot)# provision model N2K-C2248T
    switch(config-slot)#
     

    事前プロビジョニングするモジュールを選択します。

     
    ステップ 4 exit


    例:
    switch(config-slot)# exit
    switch#
     

    スロット コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 5 copy running-config startup-config


    例:
    switch# copy running-config startup-config
     
    (任意)

    実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

     

    次に、スロット 101 および N2K-C2232P モジュールを選択して事前プロビジョニングする例を示します。

    switch# configure terminal
    switch(config)# slot 101
    switch(config-slot)# provision model N2K-C2232P 
    switch(config-slot)# exit
    

    モジュールの事前プロビジョニングの削除

    事前プロビジョニングされたモジュールを削除できます。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configuration terminal


      例:
      switch# config t
      switch(config)#
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2 slot slot


      例:
      switch(config)# slot 101
      switch(config-slot)#
       

      事前プロビジョニングするスロットを選択し、スロット コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3 no provision model model


      例:
      switch(config-slot)# no provision model N2K-C2248T
      switch(config-slot)#
       

      モジュールから事前プロビジョニングを削除します。

       
      ステップ 4 exit


      例:
      switch(config-slot)# exit
      switch#
       

      スロット コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 5 copy running-config startup-config


      例:
      switch# copy running-config startup-config
       
      (任意)

      実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

       

      次に、シャーシ スロットから事前プロビジョニングしたモジュールを削除する例を示します。

      switch(config)# slot 2
      switch(config-slot)# no provision model N5K-M1404
      switch(config-slot)#
      

      事前プロビジョニングした設定の確認

      事前プロビジョニングした設定を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

      コマンド 目的
      show provision 事前プロビジョニングしたモジュールを表示します。
      show module モジュール情報を表示します。
      show switch-profile スイッチ プロファイル情報を表示します。
      show running-config exclude-provision オフラインである事前プロビジョニングされたインターフェイスまたはモジュールがない実行コンフィギュレーションを表示します。
      show provision failed-config

      インターフェイスまたはモジュールがオンラインになったときに設定に適用されなかった、事前プロビジョニングされたコマンドを表示します。

      このコマンドは、失敗したコマンドの履歴も表示します。

      show provision failed-config interface インターフェイスまたはモジュールがオンラインになったときに適用されなかったコマンドを表示します。
      show running-config 事前プロビジョニングされた設定を含む、実行コンフィギュレーションを表示します。
      show startup-config 事前プロビジョニングされた設定を含む、スタートアップ コンフィギュレーションを表示します。

      事前プロビジョニングの設定例

      次に、Cisco Nexus 2232P ファブリック エクステンダのスロット 110 で事前プロビジョニングをイネーブルにし、イーサネット 110/1/1 インターフェイスでインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを事前プロビジョニングする例を示します。

      switch# configure terminal
      switch(config)# slot 110
      switch(config-slot)# provision model N2K-C2232P 
      switch(config-slot)# exit
      
      switch# configure terminal
      Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
      switch(config)# interface Ethernet110/1/1
      switch(config-if)# description module is preprovisioned
      switch(config-if)# show running-config interface Ethernet110/1/1
      Time: Wed Aug 25 21:29:44 2010
      
      version 5.0(2)N1(1)
      
      interface Ethernet110/1/1
        description module is preprovisioned
      

      次に、モジュールがオンラインになったときに適用されなかった事前プロビジョニングされたコマンドのリストを表示する例を示します。

      switch(config-if-range)# show provision failed-config 101
      The following config was not applied for slot 33
      ================================================
      
      interface Ethernet101/1/1
        service-policy input test
      
      
      interface Ethernet101/1/2
        service-policy input test
      
      
      interface Ethernet101/1/3
        service-policy input test
      

      次に、スロットから事前プロビジョニングされたすべてのモジュールを削除する例を示します。

      switch(config)# slot 2
      switch(config-slot)# no provision model
      switch(config-slot)#