Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS FabricPath コンフィギュレーション ガイド リリース 5.2(1)N1(1)
FabricPath インターフェイスの設定
FabricPath インターフェイスの設定
発行日;2012/09/26 | 英語版ドキュメント(2012/07/12 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

FabricPath インターフェイスの設定

FabricPath インターフェイスについて

FabricPath インターフェイス

STP および FabricPath ネットワーク

vPC+

FabricPath インターフェイスの設定

FabricPath インターフェイスの設定

Rapid PVST+ の STP プライオリティの設定

MST の STP プライオリティの設定

レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに接続する STP ドメインに対する STP ドメイン ID の設定(任意)

vPC+ スイッチ ID の設定

FabricPath インターフェイスの設定の確認

FabricPath インターフェイス統計情報のモニタリング

FabricPath インターフェイスの設定例

FabricPath インターフェイス設定の機能履歴

FabricPath インターフェイスの設定

この章では、Cisco NX-OS 5500 シリーズ スイッチ上の FabricPath インターフェイスを設定する方法について説明します。

この章は、次の内容で構成されています。

「FabricPath インターフェイスについて」

「FabricPath インターフェイスの設定」

「FabricPath インターフェイスの設定の確認」

「FabricPath インターフェイス統計情報のモニタリング」

「FabricPath インターフェイスの設定例」

「FabricPath インターフェイス設定の機能履歴」


) FabricPath の前提条件、注意事項と制限事項、およびライセンス要件の詳細については、「概要」を参照してください。


FabricPath インターフェイスについて

ここでは、次の内容について説明します。

「FabricPath インターフェイス」

「STP および FabricPath ネットワーク」

「vPC+」

FabricPath インターフェイス

使用しているスイッチで FabricPath をイネーブルにすると、イーサネット インターフェイスまたはポートチャネル インターフェイスを FabricPath インターフェイスとして設定できます。ポート チャネルの 1 つのメンバが FabricPath モードである場合、その他のメンバもすべて FabricPath モードになります。インターフェイスを FabricPath インターフェイスとして設定すると、インターフェイスは自動的にトランク ポートになり、複数の VLAN のトラフィックを伝送できます。また、スイッチ上のすべてのポートを同時に FabricPath インターフェイスとして設定することもできます。

次のように、インターフェイス モードよって異なるタイプの VLAN のトラフィックが伝送されます。

FabricPath インターフェイスとして設定されたスイッチ上のインターフェイスは、FabricPath VLAN 用のトラフィックのみを伝送できます。

FabricPath インターフェイスとして設定されていないスイッチ上のインターフェイスは、次のトラフィックを伝送できます。

FabricPath VLAN

クラシカル イーサネット(CE)VLAN

FabricPath および CE VLAN の詳細については、「FabricPath フォワーディングの設定」を参照してください。

FabricPath インターフェイスは、FabricPath ネットワーク内の他の FabricPath インターフェイスだけに接続します。これらの FabricPath ポートは、FabricPath ヘッダーの情報とレイヤ 2 Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)に対してのみ動作し、STP は実行しません。これらのポートは、FabricPath VLAN だけを認識し、CE VLAN は認識しません。デフォルトでは、トランク ポートですべての VLAN が許可されるので、FabricPath インターフェイスはすべての FabricPath VLAN のトラフィックを伝送します。

STP および FabricPath ネットワーク

CE と FabricPath ネットワーク間のエッジにあるレイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは、FabricPath ネットワークに接続されているすべてのスパニングツリー プロトコル(STP)ドメインのルートとして設定されている必要があります。

STP ドメインは、FabricPath ネットワークの中には入りません(図 3-1 を参照)。

図 3-1 FabricPath ネットワーク ボーダーで終了する STP 境界

 

FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチでは、STP プライオリティが、接続する STP ドメイン内のすべてのスイッチの中で最も低くなるよう設定する必要があります。また、1 つの FabricPath ネットワークに接続されたすべての FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチが 同じ プライオリティを持つよう設定する必要があります。ソフトウェアは、予約された MAC アドレスのプールからレイヤ 2 ゲートウェイ スイッチにブリッジ ID を割り当てます。

CE/FabricPath ハイブリッド ネットワーク対応のループフリー トポロジを確認するために、FabricPath ネットワークは、接続されているすべての CE スイッチへの単一のブリッジとして自動的に表示されます。


) すべての FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチでの STP プライオリティを十分に低く設定して、それらのスイッチが、接続されている任意の STP ドメインのルートになるようにする必要があります。


STP を FabricPath ネットワークとシームレスに連携させるために、FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチの STP プライオリティ以外の設定を行う必要はありません。接続されている CE スイッチだけで、1 つの STP ドメインが形成されます。相互接続していない CE スイッチは、別個の STP ドメインを形成します(図 3-1 を参照)。

すべての CE インターフェイスは指定ポートである必要があります。これらのポートは自動的に設定されるか、アクティブな STP トポロジからプルーニングされます。ソフトウェアは、ポートをプルーニングすると、syslog メッセージを返します。ソフトウェアは、ポートが優位 BPDU を受信しなくなった場合のみ、ポートを再びクリアします。

また、FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは、そのすべての CE インターフェイスにトポロジ変更通知(TCN)を伝播します。

FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは STP を終了します。STP により接続された FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは STP ドメインを形成します。1 つの FabricPath ネットワークに多数の FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチが接続されている可能性があるので、異なる STP ドメインが多数存在することもあります(図 3-1 を参照)。別個の STP ドメイン内のスイッチは、それらが属するドメインについての TCN 情報だけを知る必要があります。同一の FabricPath ネットワークに接続されている異なる STP ドメインごとに一意の STP ドメイン ID を設定できます。レイヤ 2 IS-IS メッセージによって、FabricPath ネットワーク上に TCN が伝送されます。TCN メッセージと同じ STP ドメインの FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチだけが動作し、接続されている CE スイッチにメッセージを伝播する必要があります。

FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは、それが属する STP ドメインの TCN を受信すると、次の処理を行います。

その STP ドメインのすべてのリモート MAC アドレスと、指定ポート上の MAC アドレスを消去します。

指定された STP ドメイン内のその他のスイッチに TCN を伝播します。

別個の STP ドメイン内のスイッチは、TCN 情報を取得し、TCN 情報を生成した STP ドメインが到達可能なすべてのリモート MAC アドレスを消去する必要があります。

vPC+

virtual Port Channel+(vPC+)ドメインは、クラシカル イーサネット(CE)vPC ドメインと Cisco FabricPath クラウドの相互運用を可能にします。また、vPC+ は、FabricPath の First Hop Routing Protocol(FHRP)アクティブ-アクティブ機能をレイヤ 3 境界に提供します。


) vPC+ は、CE だけを実行する仮想ポート チャネル(vPC)の拡張機能です(『Cisco Nexus 5000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』の「Configuring vPCs」の章を参照)。vPC+ ドメインと vPC ドメインを同一の Cisco Nexus 5500 シリーズ スイッチに設定することはできません。


vPC+ ドメインは、FabricPath がイネーブルの Cisco Nexus 5500 シリーズ スイッチが 1 つの vPC+ を形成し、FabricPath ネットワークのその他のスイッチに接続する固有の仮想スイッチとなることを可能にします。ピアが互いに識別し、vPC+ を形成できるように、各スイッチに同じドメインを設定します。各 vPC+ は、独自の仮想スイッチ ID を持ちます。


) vPC+ を使用する場合は、vPC ピア スイッチ機能をイネーブルにすることは推奨しません。


FabricPath ネットワークで MAC アドレスとスイッチ ID の 1 対 1 のマッピングだけが許可されている場合でも、vPC+ は、デュアルホーム接続された CE スイッチまたはクラウドにアクティブ-アクティブ レイヤ 2 パスを提供する必要があります。vPC+ は、FabricPath ネットワークへの固有の仮想スイッチを作成することによってソリューションを実現します(図 3-2 を参照)。

図 3-2 vPC および vPC+ の比較

 

仮想スイッチの FabricPath スイッチ ID は、FabricPath カプセル化ヘッダー内の外側の送信元 MAC アドレス(OSA)となります。各 vPC+ ドメインには、独自の仮想スイッチ ID が必要です。

レイヤ 2 のマルチパスは、1 つの仮想スイッチのエミュレートによって実現します。ホスト A からホスト B に転送されるパケットは、送信元として仮想スイッチの MAC アドレスに送信され、ホスト B からホスト A へのトラフィックに対してロード バランスが行われます。

vPC+ ダウンストリーム リンクは、CE ホストに接続する FabricPath エッジ インターフェイスです。

ホット スタンバイ ルーティング プロトコル(HSRP)および仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)を含む First Hop Routing Protocol(FHRP)は、vPC+ と相互運用します。すべてのレイヤ 3 スイッチを両方の vPC+ ピア スイッチにデュアル接続します。


) 両方のスイッチから同じ VLAN に対応する VLAN ネットワーク インターフェイスを設定することによって、各 vPC+ ピア スイッチからのレイヤ 3 接続をイネーブルにする必要があります。


プライマリおよびセカンダリの両方の vPC+ スイッチがトラフィックを転送しますが、ARP 要求に応答するのはプライマリ FHRP スイッチだけです。

プライマリ vPC+ ピア スイッチを FHRP アクティブ ルータの最も高いプライオリティで設定しておくと、初期の設定確認と vPC+/HSRP のトラブルシューティングを簡単にできます。

また、if-hsrp コンフィギュレーション モードで priority コマンドを使用して、vPC+ ピアでイネーブルのグループ ステートがスタンバイまたはリッスン ステートである場合のフェールオーバーしきい値を設定することができます。インターフェイス フラップが存在する場合、グループ ステート フラップを防止するために、下限しきい値および上限しきい値を設定することができます(この機能は、グループごとに複数のトラッキング オブジェクトが存在する場合に役立ちます)。

プライマリ vPC+ ピア スイッチに障害が発生した場合は、セカンダリ vPC+ ピア スイッチにフェールオーバーされ、FHRP トラフィックはシームレスに流れ続けます。

この目的には VLAN ネットワーク インターフェイスを使用するよりも、vPC+ ピア スイッチからのルーティングのためのレイヤ 3 リンクを別途設定してください。


注意 vPC+ 環境でのホット スタンバイ ルータ プロトコル HSRP の焼き付け MAC アドレス オプション(use-bia)の設定、および任意の FHRP プロトコルのための仮想 MAC アドレスの手動での設定は、推奨できません。これらの設定は、vPC+ ロード バランシングに悪影響を与える可能性があるためです。

HSRP use-bia は、vPC+ ではサポートされていません。カスタム MAC アドレスを設定する際には、両方の vPC+ ピア スイッチに同じ MAC アドレスを設定する必要があります。

ピアの隣接が形成され、VLAN インターフェイスがバックアップされるまで、vPC+ の回復を遅らせるようにリストア タイマーを設定できます。この機能により、vPC+ が再びトラフィックの受け渡しをし始める前にルーティング テーブルがコンバージできなかった場合のパケットのドロップを回避できます。

この機能を設定するには、 delay restore コマンドを使用します。

FHRP とルーティングの詳細については、『 Cisco Nexus 5000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide 』を参照してください。

FabricPath インターフェイスの設定

FabricPath がイネーブルになっているすべてのスイッチで FabricPath インターフェイスを設定する必要があります。


ヒント コマンドが表示されない場合は、FabricPath フィーチャ セットをインストールし、イネーブルにしていることを確認します。

ここでは、次の内容について説明します。

「FabricPath インターフェイスの設定」

「Rapid PVST+ の STP プライオリティの設定」

「MST の STP プライオリティの設定」

「レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに接続する STP ドメインに対する STP ドメイン ID の設定(任意)」

「vPC+ スイッチ ID の設定」

FabricPath インターフェイスの設定

FabricPath ネットワークのインターフェイスを FabricPath インターフェイスとして設定する必要があります。

はじめる前に

すべてのスイッチで FabricPath 機能をインストールし、イネーブルにしていることを確認します。

手順の概要

1. configure terminal

2. interface [ethernet slot/port | port-channel channel-no]

3. fabricpath topology topology-number

4. [no] switchport mode fabricpath

5. (任意) system default switchport fabricpath

6. exit

7. (任意)show interface

8. (任意)copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface [ethernet slot/port | port-channel channel-no]

 

Example:

switch(config)# interface ethernet 2/11-15

switch(config-if)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、FabricPath として設定するインターフェイスを指定します。

スロットには 1 ~ 3 を指定できます。次のリストに使用可能なスロットを定義します。

スロット 1 にはすべての固定ポートが含まれます。ファブリック エクステンダには 1 つのスロットのみがあります。

スロット 2 には上位拡張モジュールのポートが含まれます(実装されている場合)。

スロット 3 には下位拡張モジュールのポートが含まれます(実装されている場合)。

特定のスロット内のポート番号には 1 ~ 128 を指定できます。

EtherChannel 論理インターフェイスに割り当てられるポート チャネル番号には 1 ~ 4096 を指定できます。

ステップ 3

fabricpath topology topology-number

 

Example:

switch(config-if)# fabricpath topology 1

switch(config-if)#

FabricPath トポロジ番号を指定します。


) Cisco Nexus シリーズは、デフォルトまたは基本トポロジ(トポロジ 0)と、ローカル VLAN トポロジ(トポロジ 2)の 2 つのトポロジだけをサポートします。


ステップ 4

[no] switchport mode fabricpath

 

Example:

switch(config-if)# switchport mode fabricpath

switch(config-if)#

FabricPath ポートとしてインターフェイスを指定します。

キーワードを入力すると、インターフェイスがデフォルトの CE アクセス インターフェイスに戻ります。FabricPath ポートは、FabricPath VLAN として設定された VLAN のトラフィックだけを伝送します。

ステップ 5

system default switchport fabricpath

 

Example:

switch(config-if)# system default switchport fabricpath

switch(config-if)#

(任意)スイッチ上のすべての CE インターフェイスを同時に FabricPath インターフェイスに変換します。

ステップ 6

exit

 

Example:

switch(config-if)# exit

switch(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 7

show interface

 

Example:

switch(config)# show interface

(任意)すべてのインターフェイスの情報を表示します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

 

Example:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、指定のインターフェイスを FabricPath インターフェイスとして設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 2/11-15
switch(config-if)# switchport mode fabricpath
switch(config-if)#

Rapid PVST+ の STP プライオリティの設定

すべてのレイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは、同一の STP ドメイン内にある場合、ブリッジ プライオリティが同じである必要があります。FabricPath ネットワーク上のレイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに設定された STP プライオリティが、レイヤ 2 ネットワーク内で最も低いことを確認します。また、プライオリティは一致する必要があります。

すべての FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチの STP プライオリティを 8192 に設定することを推奨します。

はじめる前に

すべてのスイッチで FabricPath 機能をインストールし、イネーブルにしていることを確認します。

手順の概要

1. configure terminal

2. spanning-tree vlan [ vlan-id] priority [value]

3. exit

4. (任意)show spanning-tree summary

5. (任意)copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

spanning-tree vlan [ vlan-id] priority [ value]

 

Example:

switch(config)# spanning-tree vlan 11-20 priority 8192

switch(config)#

すべての FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ インターフェイスで、すべての Rapid PVST+ VLAN に低い STP プライオリティを設定する必要があります。プライオリティを 8192 に設定することを推奨します。

ステップ 3

exit

 

Example:

switch(config-if)# exit

switch(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

show spanning-tree summary

 

Example:

switch# show spanning-tree summary

(任意)STP 情報を表示します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

Example:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチ上の Rapid PVST+ VLAN に STP プライオリティ 8192 を設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# spanning-tree vlan 11-20 priority 8192
switch(config)#

 

このコマンドの詳細については、『 Cisco Nexus 5000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide 』を参照してください。

MST の STP プライオリティの設定

すべてのレイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは、同一の STP ドメイン内にある場合、ブリッジ プライオリティが同じである必要があります。FabricPath ネットワーク上のレイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに設定された STP プライオリティが、レイヤ 2 ネットワーク内で最も低いことを確認します。また、プライオリティは一致する必要があります。

すべての FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチで、すべての Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスの STP プライオリティを 8192 に設定することを推奨します。

はじめる前に

すべてのスイッチで FabricPath 機能をインストールし、イネーブルにしていることを確認します。

手順の概要

1. configure terminal

2. spanning-tree mst [ instance-id] priority [value]

3. exit

4. (任意)show spanning-tree summary

5. (任意)copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

spanning-tree mst [ instance-id] priority [ value]

 

Example:

switch(config)# spanning-tree mst 1-5 priority 8192

switch(config)#

すべての FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ インターフェイスで、すべての MST VLAN に低い STP プライオリティを設定します。プライオリティを 8192 に設定することを推奨します。

ステップ 3

exit

 

Example:

switch(config-if)# exit

switch(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

show spanning-tree summary

 

Example:

switch# show spanning-tree summary

(任意)STP に関する情報を表示します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

Example:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチ上の MST インスタンスに STP プライオリティ 8192 を設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# spanning-tree mst 1-5 priority 8192
switch(config)#
 

このコマンドの詳細については、『 Cisco Nexus 5000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide 』を参照してください。

レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに接続する STP ドメインに対する STP ドメイン ID の設定(任意)

1 つの FabricPath ネットワークには多数の FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチが接続されている可能性があるので、レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに別個の STP ドメインが多数接続されていることもあります。FabricPath ネットワークに接続するすべての STP ドメインに TCN が伝播されるように、FabricPath ネットワーク内の固有の STP ドメイン ID を設定できます。この設定により、ソフトウェアが TCN を受信したときにすべての MAC アドレスがフラッシュされるようになります。

はじめる前に

すべてのスイッチで FabricPath 機能をインストールし、イネーブルにしていることを確認します。

手順の概要

1. configure terminal

2. spanning-tree domain domain-id

3. exit

4. (任意)show spanning-tree summary

5. (任意)copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

spanning-tree domain domain-id

 

Example:

switch(config)# spanning-tree domain 5

switch(config)#

1 つの FabricPath ネットワークに接続している FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに接続する STP ドメインごとに、STP ドメイン ID を割り当てます。指定できる範囲は 1 ~ 1023 です。

ステップ 3

exit

 

Example:

switch(config)# exit

switch#

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

show spanning-tree summary

 

Example:

switch# show spanning-tree summary

(任意)STP 情報を表示します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

Example:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに接続する STP ドメインの ID を設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# spanning-tree domain 5
switch(config)# exit
switch

vPC+ スイッチ ID の設定

スイッチに割り当てられている ID を使用しない場合は、vPC+ スイッチ ID を設定できます。


) vPC+ の仮想 SID はスイッチの FabricPath SID と同じにすることはできません。


はじめる前に

vPC+ 機能がイネーブルになっていることを確認します。

FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。

手順の概要

1. configure terminal

2. vPC domain domain-id

3. fabricpath switch-id switch-id

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

vPC domain domain-id

 

Example:

switch(config)# vPC domain 1

スイッチに vPC+ ドメインを作成し、設定用に vPC-domain コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

fabricpath switch-id switch-id

 

Example:

switch(config-vPC-domain)# fabricpath switch-id 1

スタティックvPC+ID をvPC+ピアに割り当てます。有効な範囲は 0 ~ 4094 です。このスタティック ID は、FabricPath カプセル化の仮想スイッチ ID です。

(注) 2 台の vPC+ ピア スイッチが隣接を形成できるようにするには、これらの各スイッチに同じ vPC+ スイッチ ID を割り当てる必要があります。

次に、各 vPC+ ピア スイッチに vPC+ スイッチ ID を設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# vPC domain 1
switch(config-vPC-domain)# fabricpath switch-id 1
 

vPC の設定の詳細については、『 Cisco Nexus 5000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide 』を参照してください。

FabricPath インターフェイスの設定の確認

FabricPath インターフェイス情報を表示するには、次の作業のいずれかを行います。

 

コマンド
目的

show feature-set

スイッチで FabricPath がイネーブルであるかどうかを表示します。

show interface brief

すべてのインターフェイスの情報を表示します。

show interface switchport

アクセスおよびトランク インターフェイスも含めて、すべてのレイヤ 2 インターフェイスの情報を表示します。

show interface type {slot/port | channel-number } [ trunk ]

インターフェイス設定情報を表示します。

show interface capabilities

インターフェイスの性能に関する情報を表示します。

show interface status

インターフェイスのステータスに関する情報を表示します。

show spanning-tree summary

STP 情報を表示します。

show fabricpath is-is database

STP TCN の情報を表示します。

show vPC brief

vPC+ドメインに関する簡単な情報を表示します。

show vPC consistency-parameters

すべてのvPC+ドメイン インターフェイスで一貫している必要があるパラメータのステータスを表示します。

show vPC peer-keepalive

ピアキープアライブ メッセージの情報を表示します。

show vPC role

ピア ステータス、ローカル スイッチのロール、vPC+ ドメインの MAC アドレスとシステム プライオリティ、およびローカル vPC+ ドメインのスイッチの MAC アドレスとプライオリティを表示します。

show vPC statistics

vPC+ドメインの統計情報を表示します。

show running-config vPC

vPC およびvPC+ドメインの実行コンフィギュレーション情報を表示します。

FabricPath インターフェイス統計情報のモニタリング

次のコマンドを使用して、FabricPath インターフェイス統計情報を表示またはクリアします。

show interface counters [ module module]

show interface counters detailed [ all ]

show interface counters errors [ module module]

clear counters [ethernet slot/port | port-channel channel-no]

FabricPath インターフェイスの設定例

FabricPath インターフェイスを設定するには、各スイッチで次の作業を実行します。

各スイッチで FabricPath をイネーブルにします。

FabricPath インターフェイスとして指定するインターフェイスを設定します。

すべての FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチで、スイッチの STP プライオリティを 8192 に設定します。

(任意)FabricPath ネットワークに接続されている別個の STP ドメインごとに、STP ドメイン ID を設定します。

(任意)vPC+ スイッチ ID を設定します。

FabricPath インターフェイスを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 (任意)各スイッチで FabricPath をイネーブルにします。

switch# configure terminal
switch(config)# feature fabricpath
switch(config-lldp)# exit
switch(config)#
 

ステップ 2 スイッチで FabricPath をイネーブルにした後、指定のインターフェイスを FabricPath インターフェイスとして設定します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# switchport mode fabricpath
switch(config-if)# exit
switch(config)#
 

ステップ 3 すべての Rapid PVST+ VLAN の STP プライオリティを 8192 に設定します。

switch# configure terminal
switch(config)# spanning-tree vlan 11-20 priority 8192
switch(config)#
 

ステップ 4 すべての MST インスタンスの STP プライオリティを 8192 に設定します。

switch# configure terminal
switch(config)# spanning-tree mst 1-5 priority 8192
switch(config)#
 

ステップ 5 (任意)FabricPath ネットワークに接続された各 FabricPath レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに STP ドメイン ID を設定します。

switch# configure terminal
switch(config)# spanning-tree domain 5
switch(config)
 

ステップ 6 (任意)vPC+ スイッチ ID を設定します。

switch# configure terminal
switch(config)# vPC domain 5
switch(config-vPC-domain)# fabricpath switch-id 100
switch(config-vPC-domain)# exit
switch(config)
 

既存の vPC+ なしで vPC+ を設定する場合は、次の手順を実行します。

1. vPC ドメイン コンフィギュレーション モードで、 fabricpath switch-id switch-id コマンド を入力します。

2. インターフェイス コンフィギュレーション モードの各 vPC+ ピア リンク インターフェイスで、 switchport mode fabricpath コマンド を入力します。

3. vPC+ ピア リンク ポート チャネルで、 vPC peer-link コマンド を入力します。

既存の vPC 設定を vPC+ に変更する場合は、次の手順を実行します。

1. 各 vPC ピア リンク ポート チャネルで、 shutdown コマンド を入力します。

2. vPC ドメイン コンフィギュレーション モードで、 fabricpath switch-id switch-id コマンド を入力します。

3. インターフェイス コンフィギュレーション モードの各 vPC+ ピア リンク インターフェイスで、 switchport mode fabricpath コマンド を入力します。

4. vPC+ ピア リンク ポート チャネルで、 no shutdown コマンド を入力します。

ステップ 7 設定を保存します。

switch(config)# save running-config startup-config
switch(config)#
 


 

vPC+ の設定時に次の状況が発生した場合は、すべての peer-link インターフェイスで shutdown コマンド を入力し、次に no shutdown コマンド を入力します。

peer-link インターフェイスに switchport mode FabricPath の設定がないが、vPC ドメインに FabricPath スイッチ ID が設定されている。

peer-link インターフェイスに switchport mode fabricpath の設定があるが、vPC ドメインに FabricPath スイッチ ID がない。

FabricPath インターフェイス設定の機能履歴

表 3-1 に、この機能のリリース履歴を示します。

 

表 3-1 FabricPath 機能の履歴

機能名
リリース
機能情報

FabricPath インターフェイス

5.1(3)N1(1)

この機能が導入されました。