Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチ Fabric Manager ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
ゾーンの設定と管理
ゾーンの設定と管理
発行日;2012/01/14 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

ゾーンの設定と管理

ゾーン分割の概要

ゾーン分割機能

ゾーン分割の例

ゾーン実装

アクティブおよびフル ゾーン セット設定時の注意事項

ゾーンの設定

ゾーン設定ツールの概要

ゾーン設定ツールを使用したゾーンの設定

ゾーン メンバーの追加

デフォルト ゾーン ポリシーの設定

ゾーン セット

ゾーン セットの作成の概要

ゾーン セットのアクティブ化

ゾーン メンバシップ情報の表示

デフォルト ゾーンの概要

デフォルト ゾーンの設定

FC エイリアスの作成の概要

FC エイリアスの作成

エイリアスへのメンバーの追加

ゾーンメンバーの pWWN ベースメンバーへの変換

ゾーンの実行

ゾーン セット配信

フル ゾーン セット配信のイネーブル化

ワンタイム配信のイネーブル化

リンクの分離からの回復の概要

ゾーン セットのインポートおよびエクスポート

ゾーン セット配信

ゾーン セットのコピー

ゾーンのバックアップおよび復元の概要

ゾーンのバックアップおよび復元

ゾーン、ゾーン セット、およびエイリアスの名前の変更

ゾーン、ゾーン セット、FC エイリアス、およびゾーン属性グループのコピー

MDS 以外のデータベースの移行

ゾーン サーバ データベースの削除

ゾーン情報の確認

拡張ゾーン分割

拡張ゾーン分割の概要

基本ゾーン分割から拡張ゾーン分割への変更

拡張ゾーン分割から基本ゾーン分割への変更

拡張ゾーン分割のイネーブル化

データベースのマージ

ゾーン マージの分析

ゾーン マージ制御ポリシーの設定

ゾーン データベースのコンパクト化

デフォルト設定

ゾーンの設定と管理

ゾーン分割は、ストレージ デバイスまたはユーザ グループ間のアクセス制御の設定を可能にします。ファブリックで管理者権限を持つユーザは、ゾーンを作成して、ネットワーク セキュリティを強化し、データ損失またはデータ破壊を防止することができます。ゾーン分割は、発信元/宛先 ID フィールドを検証することによって実行されます。

FC-GS-4 および FC-SW-3 標準で指定された高度なゾーン分割機能がサポートされています。既存の基本ゾーン分割機能を使用したり、高度な標準準拠のゾーン分割機能を使用できます。

この章の内容は、次のとおりです。

「ゾーン分割の概要」

「ゾーンの設定」

「ゾーン セット」

「ゾーン セット配信」

「ゾーン セット配信」

「ゾーン情報の確認」

「拡張ゾーン分割」

「ゾーン データベースのコンパクト化」

「デフォルト設定」


表15-1 に、ゾーンと VSAN の主な相違点を示します。


ゾーン分割の概要

ここでは、ゾーン分割について説明します。

「ゾーン分割機能」

「ゾーン分割の例」

「ゾーン実装」

「アクティブおよびフル ゾーン セット設定時の注意事項」

ゾーン分割機能

ゾーン分割には、次の機能があります。

1 つの ゾーン は複数のゾーン メンバーから構成されます。

ゾーンのメンバー同士はアクセスできますが、異なるゾーンのメンバー同士はアクセスできません。

ゾーン分割がアクティブでない場合、すべてのデバイスがデフォルト ゾーンのメンバーとなります。

ゾーン分割がアクティブの場合、アクティブ ゾーン(アクティブ ゾーン セットに含まれるゾーン)にないデバイスがデフォルト ゾーンのメンバーとなります。

ゾーンのサイズを変更できます。

2 つ以上のゾーンにデバイスが所属することができます。

物理ファブリックには、最大 16,000 の メンバー を設定できます。これには、ファブリック内のすべての VSAN が含まれます。

ゾーン セットは、1 つまたは複数のゾーンで構成されます。

ゾーン セットは、単一エンティティとしてファブリックのすべてのスイッチでアクティブまたは非アクティブにできます。

アクティブにできるのは、常に 1 つのゾーン セットだけです。

ゾーンを 2 つ以上のゾーン セットのメンバーにすることができます。

ゾーン スイッチあたりの最大ゾーン セット数は 500 です。

ゾーン分割は、ファブリックの任意のスイッチから管理できます。

任意のスイッチからゾーンをアクティブにする場合、ファブリックのすべてのスイッチがアクティブ ゾーン セットを受信します。また、ファブリック内のすべてのスイッチにフル ゾーン セットが配信されます(この機能が発信元スイッチでイネーブルである場合)。

既存のファブリックに新しいスイッチが追加されると、新しいスイッチによってゾーン セットが取得されます。

ゾーンの変更を中断せずに設定できます。

影響を受けないポートまたはデバイスのトラフィックを中断させることなく、新しいゾーンおよびゾーン セットをアクティブにできます。

ゾーン メンバシップは、次の ID を使用して指定できます。

Port World Wide Name(pWWN) ― スイッチに接続された N ポートの pWWN をゾーンのメンバーとして指定します。

ファブリック pWWN ― ファブリック ポート(スイッチ ポートの WWN)の WWN を指定します。このメンバシップは、ポートベース ゾーン分割ともいいます。

FC ID ― スイッチに接続された N ポートの FC ID をゾーンのメンバーとして指定します。

インターフェイスおよび Switch WWN(sWWN) ― sWWN によって識別されたスイッチのインターフェイスを指定します。このメンバシップは、インターフェイスベース ゾーン分割ともいいます。

インターフェイスおよびドメイン ID ― ドメイン ID によって識別されたスイッチのインターフェイスを指定します。

ドメイン ID およびポート番号 ― シスコ スイッチのドメイン ID を指定し、さらに他社製スイッチに所属するポートを指定します。


) 仮想ファイバ チャネル インターフェイスを介してスイッチに接続される N ポートの場合、N ポートの pWWN、N ポートの FC ID、または 仮想ファイバ チャネル インターフェイスのファブリック pWWN を使用してゾーン メンバシップを指定できます。


デフォルト ゾーン メンバシップには、特定のメンバシップとの関係を持たないすべてのポートまたは WWN が含まれます。デフォルト ゾーン メンバー間のアクセスは、デフォルト ゾーン ポリシーによって制御されます。

VSAN あたり最大 8000 ゾーン、さらにスイッチ上のすべての VSAN 合計で最大 8000 までのゾーンを設定できます。


インターフェイスベース ゾーン分割は、Cisco SAN スイッチでのみ機能します。インターフェイスベース ゾーン分割は、interop モードに設定された VSAN でのみ機能します。


ゾーン分割の例

図16-1 に、ファブリックの 2 つのゾーン(ゾーン 1 およびゾーン 2)で構成されるゾーン セットを示します。ゾーン 1 は、3 つすべてのホスト(H1、H2、H3)からストレージ システム S1 と S2 に常駐するデータへのアクセスを提供します。ゾーン 2 は、S3 のデータを H3 からのアクセスだけに限定します。H3 は、両方のゾーンに存在します。

図16-1 2 つのゾーンを持つファブリック

 

他の方法を使用して、このファブリックをゾーンに分割できます。図16-2 に、別の可能性を示します。新しいソフトウェアをテストする目的で、ストレージ システム S2 を分離する必要があると想定します。これを実行するために、ホスト H2 とストレージ S2 だけを含むゾーン 3 が設定されます。ゾーン 3 ではアクセスを H2 と S2 だけに限定し、ゾーン 1 ではアクセスを H1 と S1 だけに限定できます。

図16-2 3 つのゾーンを持つファブリック

 

ゾーン実装

Nexus 5000 シリーズ スイッチは、自動的に次の基本的なゾーン機能をサポートします(追加の設定を行う必要はありません)。

ゾーンが VSAN(仮想 SAN)に含まれます。

ハード ゾーン分割をディセーブルにすることはできません。

ネーム サーバ クエリがソフト ゾーン分割されます。

アクティブ ゾーン セットだけが配信されます。

ゾーンが分割できないデバイスは、相互にアクセスできません。

各 VSAN に同一名のゾーンまたはゾーン セットを含めることができます。

各 VSANは、フル データベースとアクティブ データベースを持ちます。

アクティブ ゾーン セットを変更するには、フル ゾーン データベースをアクティブ化する必要があります。

アクティブ ゾーン セットは、スイッチを再起動しても維持されます。

フル データベースへの変更は、明示的に保存する必要があります。

ゾーンの再アクティブ化(ゾーン セットがアクティブの状態で、別のゾーン セットをアクティブ化する場合)は、既存のトラフィックに干渉しません。

必要に応じて、さらに次のゾーン機能を設定できます。

VSAN 単位ですべてのスイッチにフル ゾーン セットを伝播します。

ゾーンに属さないメンバーのデフォルト ポリシーを変更します。

VSAN を interop モードに設定して、他のベンダーと相互運用します。相互に干渉することなく、同じスイッチ内の 1 つの VSAN を interop モードに、別の VSAN を基本モードに設定することもできます。

E ポートの分離を解除します。

アクティブおよびフル ゾーン セット設定時の注意事項

ゾーン セットを設定する前に、次の注意事項について検討してください。

各 VSAN は、複数のゾーン セットを持つことができますが、アクティブにできるのは常に 1 つのゾーン セットだけです。

ゾーン セットを作成すると、そのゾーン セットは、フル ゾーン セットの一部となります。

ゾーン セットがアクティブな場合は、フル ゾーン セットのゾーン セットのコピーがゾーン分割に使用されます。これは、アクティブ ゾーン セットと呼ばれます。アクティブ ゾーン セットは変更できません。アクティブ ゾーン セットに含まれるゾーンは、アクティブ ゾーンと呼ばれます。

管理者は、同一名のゾーン セットがアクティブである場合も、フル ゾーン セットを変更することができます。ただし、再起動するまで変更は反映されません。

アクティブ化が実行されると、永続的なコンフィギュレーションにアクティブ ゾーン セットが自動保存されます。これにより、スイッチのリセットにおいてもスイッチはアクティブ ゾーン セット情報を維持できます。

ファブリックのその他すべてのスイッチがアクティブ ゾーン セットを受信するので、それぞれのスイッチでゾーン分割を実行できます。

ハードおよびソフト ゾーン分割は、アクティブ ゾーン セットを使用して実装されます。変更は、ゾーン セットのアクティブ化の際に行われます。

アクティブ ゾーン セットに含まれない FC ID または Nx ポートは、デフォルト ゾーンに所属し、デフォルト ゾーン情報は、他のスイッチに配信されません。


) 1 つのゾーン セットがアクティブな場合に、別のゾーン セットをアクティブにすると、現在アクティブなゾーン セットが自動的に非アクティブになります。新しいゾーン セットをアクティブにする前に、現在のアクティブ ゾーン セットを明示的に非アクティブにする必要はありません。


図16-3 に、アクティブ化されたゾーン セットに追加されるゾーンを示します。

図16-3 アクティブおよびフル ゾーン セット

 

ゾーンの設定

ここではゾーンの設定方法について、次の内容を説明します。

「ゾーン設定ツールの概要」

「ゾーン設定ツールを使用したゾーンの設定」

「ゾーン メンバーの追加」

「デフォルト ゾーン ポリシーの設定」

ゾーン設定ツールの概要

ゾーン設定ツールを使用すると、複数のスイッチでゾーン分割ができ、Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスですべてのゾーン分割機能が使用可能になります(図16-4 を参照)。

図16-4 Edit Local Full Zone Database ダイアログボックス

 

 

1

ドロップダウン メニューの VSAN を選択してから、 Enter キーを押すと 、特定の VSAN の情報を表示できます。

3

複数のフォルダ内のエイリアスに基づいてゾーン分割特性を追加できます。

2

Add to zone ボタンを使用すると、エイリアスまたはゾーン単位でデバイスを上下に移動できます。

4

ツリー内のゾーン セット、ゾーン、またはエイリアスの名前を変更するには、トリプルクリックします。


) Device Alias オプション ボタンは、デバイスのエイリアスが enhanced モードのときにだけ表示されます。詳細については、「デバイス エイリアス モードの設定」を参照してください。



ヒント Physical Attributes ペインから Switches を展開して、sWWN を取得します。sWWN を指定しない場合は、自動的にローカル sWWN が使用されます。


ゾーン設定ツールを使用したゾーンの設定

Fabric Manager を使用してゾーンを作成し、これをゾーン セットに移動する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ツールバーにある Zone アイコンをクリックします(図16-5 を参照)。

図16-5 Zone アイコン

 

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 ゾーンを作成する VSAN を選択し、OK をクリックします。

図16-6 に示す Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

図16-6 Edit Local Full Zone Database ダイアログボックス

 

ゾーン メンバシップ情報を表示する場合は、 All Zone Membership(s) カラムを右クリックして、ポップアップ メニューで現在の行またはすべての行の Show Details を選択します。

ステップ 3 左側のペインの Zones をクリックし、 Insert アイコンをクリックして、ゾーンを作成します。

Create Zone ダイアログボックスが表示されます(図16-7 を参照)。

図16-7 Create Zone ダイアログボックス

 

ステップ 4 ゾーン名を入力します。

ステップ 5 次のチェックボックスのうち 1 つをオンにします。

a. Read Only ― このゾーンでは読み込みを許可し、書き込みは拒否します。

b. Permit QoS traffic with Priority(プライオリティでQoSトラフィックを許可) ― ドロップダウン リストでプライオリティを設定します。

c. Restrict Broadcast frames to Zone Members(ブロードキャスト フレームをゾーン メンバーに制限)

ステップ 6 OK をクリックしてゾーンを作成します。

このゾーンを既存のゾーン セットに移動する場合は、ステップ 8 へスキップします。

ステップ 7 左側のペインの Zoneset をクリックし、 Insert アイコンをクリックして、ゾーン セットを作成します。

Zoneset Name ダイアログボックスが表示されます(図16-8 を参照)。

図16-8 Zoneset Name ダイアログボックス

 

ステップ 8 ゾーン セット名を入力し、 OK をクリックします。


) シンボル($、-、^、_)のうちの 1 つまたはすべての英数字がサポートされています。interop モード 2 と 3 では、シンボル(_)またはすべての英数字がサポートされています。


ステップ 9 ゾーンを追加するゾーン セットを選択して Insert アイコンをクリックするか、Zoneset1 へ Zone3 をドラッグ アンド ドロップします。

Select Zone ダイアログボックスが表示されます(図16-9 を参照)。

図16-9 Select Zone ダイアログボックス

 

ステップ 10 Add をクリックして、ゾーンを追加します。


 

ゾーン メンバーの追加

ゾーンを作成すると、ゾーンにメンバーを追加できます。メンバーを追加するには、複数のポート識別タイプを使用します。

Fabric Manager を使用してゾーンにメンバーを追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックス(図16-10 を参照)が表示されます。

図16-10 Edit Local Full Zone Database ダイアログボックス

 

ステップ 3 Fabric ペインから追加するメンバーを選択し、 Add to Zone をクリックするか、メンバーを追加するゾーンをクリックし、 Insert アイコンをクリックします。

図16-11 に示す Add Member to Zone ダイアログボックスが表示されます。

図16-11 Add Member to Zone ダイアログボックス

 


) Device Alias オプション ボタンは、デバイスのエイリアスが enhanced モードのときにだけ表示されます。詳細については、「デバイス エイリアス モードの設定」を参照してください。


ステップ 4 Browse ボタンをクリックしてポート名を選択するか、 LUN チェックボックスをクリックしてから Browse ボタンをクリックして LUN を設定します。

ステップ 5 Add をクリックして、ゾーンにメンバーを追加します。


) ゾーン メンバーを設定する場合は、OS ごとに異なる複数の ID が 1 つの Logical Unit Number(LUN)に設定されるように指定することができます。6 つの異なる OS から選択できます。



 

デフォルト ゾーン ポリシーの設定

Fabric Manager を使用してデフォルト ゾーン内のトラフィックを許可または拒否する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 デフォルト ゾーンに QoS プライオリティ属性を設定するには、 Edit > Edit Default Zone Attributes を選択します。

図16-12 に示す Modify Default Zone Properties ダイアログボックスが表示されます。

図16-12 Modify Default Zone Properties ダイアログボックス

 

ステップ 4 デフォルト ゾーンでトラフィックを許可するには Policy ドロップダウン リストを permit に設定し、デフォルト ゾーンでトラフィックをブロックするには deny に設定します。

ステップ 5 OK をクリックして変更を保存します。


 

ゾーン セット

ここではゾーン セットについて、次の内容を説明します。

「ゾーン セットの作成の概要」

「ゾーン セットのアクティブ化」

「ゾーン メンバシップ情報の表示」

「デフォルト ゾーンの概要」

「デフォルト ゾーンの設定」

「FC エイリアスの作成の概要」

「FC エイリアスの作成」

「エイリアスへのメンバーの追加」

「ゾーンメンバーの pWWN ベースメンバーへの変換」

「ゾーンの実行」

ゾーン セットの作成の概要

図16-13 では、それぞれ独自のメンバシップ階層とゾーン メンバーを持つ別個の 2 つのセットが作成されています。

図16-13 ゾーン セット、ゾーン、ゾーン メンバーの階層

 

ゾーンは、アクセス制御を指定するための方法を提供し、ゾーン セットは、ファブリックでアクセス制御を実行するためにゾーンをグループ化します。ゾーン セット A またはゾーン セット B のいずれか(両方でなく)をアクティブにすることができます。


ヒント (ゾーン セットが設定済みの VSAN にある場合)ゾーン セットはメンバー ゾーンと VSAN の名前で設定されます。


ゾーン セットのアクティブ化

ゾーン セットをアクティブにするまで、ゾーン セットへの変更はフル ゾーン セットで有効になりません。

Fabric Manager を使用して既存のゾーン セットをアクティブにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 Activate をクリックして、ゾーン セットをアクティブにします。

Pre-Activation Check ダイアログボックスが表示されます(図16-14 を参照)。

図16-14 Pre-Activation Check ダイアログボックス

 

ステップ 4 Yes をクリックして、相違を確認します。

図16-15 に示す Local vs. Active Differences ダイアログボックスが表示されます。

図16-15 Local vs. Active Differences ダイアログボックス

 

ステップ 5 Close をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。

Save Configuration ダイアログボックスが表示されます(図16-16 を参照)。

図16-16 Save Configuration ダイアログボックス

 

ステップ 6 すべての変更をスタートアップ コンフィギュレーションに保存するには、 Save Running to Startup Configuration チェックボックスをオンにします。

ステップ 7 ゾーン セットをアクティブにするには Continue Activation をクリックします。ダイアログボックスを閉じて、保存されていない変更を廃棄するには、 Cancel をクリックします。

ゾーン セットのアクティブ化に成功したかどうかを示す Zone Log ダイアログボックスが表示されます(図16-17 を参照)。

図16-17 Zone Log ダイアログボックス

 


 

既存のゾーン セットを非アクティブ化する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 非アクティブにするゾーン セットを右クリックし、ポップアップ メニューで Deactivate を選択します。

ステップ 2 確認ダイアログボックスで OK をクリックして、ゾーン セットを非アクティブにします。


 

ゾーン メンバシップ情報の表示

Fabric Manager を使用してゾーンに割り当てられたメンバーのゾーン メンバシップ情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 左側のペインで、 Zones をクリックします。右側のペインに各ゾーンのメンバーが表示されます。


) デフォルト ゾーン メンバーが明示的に表示されるのは、デフォルト ゾーン ポリシーが permit に設定されている場合のみです。デフォルト ゾーン ポリシーが deny に設定されている場合、このゾーンのメンバーは表示されません。「ゾーン情報の確認」を参照してください。



 

デフォルト ゾーンの概要

ファブリック(Nx ポートに接続されているデバイス)の各メンバーは、任意のゾーンに所属することができます。どのアクティブ ゾーンにも所属しないメンバーは、デフォルト ゾーンの一部としてみなされます。したがって、ファブリックにアクティブなゾーン セットがない場合、すべてのデバイスがデフォルト ゾーンに所属するとみなされます。メンバーは複数のゾーンに所属できますが、デフォルト ゾーンに含まれるメンバーは、その他のゾーンに所属できません。接続されたポートが起動すると、スイッチはポートがデフォルト ゾーンのメンバーかを判別します。


) 設定されたゾーンとは異なり、デフォルト ゾーン情報は、ファブリックの他のスイッチに配信されません。


トラフィックをデフォルト ゾーンのメンバー間で許可または拒否できます。この情報は、すべてのスイッチに配信されません。各スイッチで設定する必要があります。


) スイッチが初めて初期化される場合、ゾーンは設定されておらず、すべてのメンバーがデフォルト ゾーンに所属するものとみなされます。メンバー同士で相互に通信することは許可されていません。


ファブリックの各スイッチにデフォルト ゾーン ポリシーを設定します。ファブリックの 1 つのスイッチでデフォルト ゾーン ポリシーを変更する場合、必ずファブリックの他のすべてのスイッチでも変更してください。


) デフォルト ゾーン設定のデフォルト設定値を変更できます。


デフォルト ポリシーが permit として設定されている場合、またはゾーン セットがアクティブの場合、デフォルト ゾーン メンバーが明示的に表示されます。デフォルト ポリシーが deny として設定されている場合は、アクティブなゾーン セットを表示しても、このゾーンのメンバーは明示的に一覧表示されません。

任意の VSAN のデフォルト ゾーン ポリシーを変更するには、Logical Domains ペインで VSANxx > Default Zone を選択し、 Policies タブをクリックします。デバイス間の接続を確立する場合は、これらのデバイスをデフォルト以外のゾーンに割り当てることを推奨します。

デフォルト ゾーンの設定

Fabric Manager を使用してデフォルト ゾーン内のメンバーに対するトラフィックを許可または拒否する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 VSAN を開き、Fabric Manager Logical Domains ペインで Default Zone を選択します。

ステップ 2 Information ペインで Policies タブをクリックします。

Information ペインにゾーン ポリシー情報が表示されます(図16-18 を参照)。

図16-18 デフォルト ゾーン ポリシー

 

アクティブ ゾーン セットはイタリック体で表示されます。アクティブ ゾーン セットを変更してから変更をアクティブ化するまでの間は、このゾーン セットが太字のイタリック体で表示されます。

ステップ 3 Default Zone Behavior フィールドで、ドロップダウン リストから permit または deny を選択します。


 

FC エイリアスの作成の概要

次の値を使用して、エイリアス名を割り当て、エイリアス メンバーを設定できます。

pWWN ― N ポートの WWNは、16 進形式です(10:00:00:23:45:67:89:ab など)。

fWWN ― ファブリック ポート名の WWN は 16 進形式です(10:00:00:23:45:67:89:ab など)。

FC ID ― N ポート IDは、0xhhhhhh 形式です(0xce00d1 など)。

ドメイン ID ― ドメイン ID は 1 ~ 239 の整数です。このメンバシップ設定を完了するには、他社製スイッチの必須ポート番号が必要です。

インターフェイス ― インターフェイスベース ゾーン分割はポートベース ゾーン分割と同様に、ゾーン設定にスイッチ インターフェイスが使用されます。ローカルおよびリモート スイッチの両方で、スイッチ インターフェイスをゾーン メンバーとして指定できます。リモート スイッチを指定するには、特定の VSAN 内のリモート sWWN またはドメイン ID を入力します。


ヒント スイッチは、VSAN ごとに最大 2048 個のエイリアスをサポートします。


FC エイリアスの作成

Fabric Manager を使用して FC エイリアスを作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 左下のペインで、 Aliases をクリックします(図16-19 を参照)。右側のペインに既存のエイリアスが表示されます。

図16-19 FC エイリアスの作成

 

ステップ 4 Insert アイコンをクリックして、エイリアス を作成します。

Create Alias ダイアログボックスが表示されます(図16-20 を参照)。

図16-20 Create Alias ダイアログボックス

 

ステップ 5 エイリアス名および pWWN を設定します。

ステップ 6 OK をクリックしてエイリアスを作成します。


 

エイリアスへのメンバーの追加

Fabric Manager を使用してエイリアスにメンバーを追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます(図16-21 を参照)。

図16-21 Edit Local Full Zone Database ダイアログボックス

 

ステップ 3 メンバーを追加するエイリアス(FC-Aliases フォルダ内)をクリックします。

ステップ 4 Fabric ペインから追加するメンバーを選択し(図16-21 を参照)、 Add to Alias をクリックします。

Fabric Manager を使用して、エイリアスにメンバーを追加する別の方法もあります。ステップ 4 の代わりに、ステップ 5 ~ 7 を実行します。

ステップ 5 メンバーを追加するエイリアスをクリックし、 Insert アイコンをクリックします。

図16-22 に示す Add Member to Alias ダイアログボックスが表示されます。

図16-22 Add Member to Alias ダイアログボックス

 


) Device Alias オプション ボタンは、デバイスのエイリアスが enhanced モードのときにだけ表示されます。詳細については、「デバイス エイリアス モードの設定」を参照してください。


ステップ 6 Browse ボタンをクリックしてポート名を選択するか、 LUN チェックボックスをクリックしてから Browse ボタンをクリックして LUN を設定します。

ステップ 7 Add をクリックして、エイリアスにメンバーを追加します。


 

ゾーンメンバーの pWWN ベースメンバーへの変換

ゾーンおよびエイリアス メンバーをスイッチ ポートまたは FC ID ベースのメンバシップから pWWN ベースのメンバシップに変換できます。この機能を利用して、pWWN へ変換すれば、スイッチがファブリックで変更されてもゾーン設定は変更されません。

Fabric Manager を使用してスイッチ ポートと FC ID メンバーを pWWN メンバーに変換する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 変換するゾーンをクリックします。

ステップ 4 Tools > Convert Switch Port/FCID members to By pWWN を選択します。

変換するすべてのメンバーが列挙された Conversion ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 5 変更を確認し、 Continue Conversion をクリックします。

ステップ 6 確認ダイアログボックスで Yes をクリックして、そのメンバーを pWWN ベースのメンバシップに変更します。


 


ヒント 実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーしてアクティブ ゾーン セットを保存する必要はありません。ただし、明示的にフル ゾーン セットを保存するには、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーする必要があります。



) 仮想ターゲットの pWWN は、Fabric Manager の ゾーン分割エンド デバイスのデータベースには表示されません。pWWN で仮想デバイスのゾーン分割を行う場合は、ゾーンを作成するときにこれを Add Member to Zone ダイアログボックスに入力する必要があります。ただし、デバイス エイリアスが enhanced モードの場合、仮想デバイス名は Fabric Manager の Zoning ウィンドウの Device Alias Database に表示されます。この場合、デバイス エイリアス名を選択するか、Add Member to Zone ダイアログボックスで pWWN を入力することができます。詳細については、「ゾーン メンバーの追加」を参照してください。



) デバイス エイリアス モードをイネーブルにする前に、デバイス エイリアス モードがどのように動作するのかを確認してください。デバイス エイリアス モードの詳細と要件については、第 17 章「Distributing Device Alias Service」を参照してください。


ゾーンの実行

ゾーン分割はソフトおよびハードの 2 つの方法で実行できます。各エンド デバイス(N ポート)は、ネーム サーバにクエリを送信することでファブリックの他のデバイスを検出します。デバイスがネーム サーバにログインすると、ネーム サーバはクエリ元デバイスがアクセスできるその他のデバイスのリストを返します。N ポートがゾーンの外部にあるその他のデバイスの FC ID を認識しない場合、そのデバイスにアクセスできません。

ソフト ゾーン分割では、ゾーン分割制限がネーム サーバとエンド デバイス間の対話時にだけ適用されます。エンド デバイスが何らかの方法でゾーン外部のデバイスの FC ID を認識できる場合、そのデバイスにアクセスできます。

ハード ゾーン分割は、N ポートから送信される各フレームでハードウェアによって実行されます。スイッチにフレームが着信した時点で、発信元/宛先 IDと許可済みの組み合わせが照合されるため、ワイヤ スピードでフレームを送信できます。ハード ゾーン分割は、ゾーン分割のすべての形式に適用されます。


) ハード ゾーン分割は、すべてのフレームでゾーン分割制限を実行し、不正なアクセスを防ぎます。


Nexus 5000 シリーズ スイッチは、ハードおよびソフトの両方のゾーン分割をサポートしています。

ゾーン セット配信

フル ゾーン セットを配信するには、ワンタイム配信またはフル ゾーン セット配信のいずれかの方法を使用します。 表16-1 に相違を示します。

 

表16-1 ゾーン セット配信の相違

ワンタイム配信
フル ゾーン セット配信

ただちにフル ゾーン セットを配信します。

すぐにはフル ゾーン セットを配信しません。

アクティブ化、非アクティブ化、またはマージ プロセス中は、アクティブなゾーン セットとともにフル ゾーン セット情報を配信しません。

アクティブ化、非アクティブ化、またはマージ プロセス中にアクティブなゾーン セットとともにフル ゾーン セット情報を配信することを記憶しています。

ここではゾーン セット配信について、次の内容を説明します。

「フル ゾーン セット配信のイネーブル化」

「ワンタイム配信のイネーブル化」

「リンクの分離からの回復の概要」

「ゾーン セットのインポートおよびエクスポート」

フル ゾーン セット配信のイネーブル化

Nexus 5000 シリーズのすべてのスイッチは、新しい E ポート リンクが立ち上がったとき、または新しいゾーン セットが VSAN でアクティブ化されたときに、アクティブ ゾーン セットを配信します。ゾーン セットの配信は、隣接スイッチへのマージ要求の送信時、またはゾーン セットのアクティブ化の際に行われます。

Fabric Manager を使用して VSAN ベースですべてのスイッチへのフル ゾーン セットおよびアクティブ ゾーン セットの配信をイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 VSAN を開き、Logical Domains ペインで、ゾーン セットを選択します。

Information ペインにゾーン セットの設定が表示されます。Active Zones タブはデフォルトです。

ステップ 2 Policies タブをクリックします。

ゾーンの設定されたポリシーが表示されます(図16-23 を参照)。

図16-23 ゾーンに設定されたポリシー

 

ステップ 3 Propagation カラムで、ドロップダウン リストから Full Zoneset を選択します。

ステップ 4 Apply Changes をクリックして、フル ゾーン セットを伝播します。


 

ワンタイム配信のイネーブル化

ファブリック全体で、非アクティブ、非変更のゾーン セットのワンタイム配信が行えます。

Fabric Manager からフル ゾーン セットのワンタイム配信を伝播する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 左側のペインでリストから適切なゾーンをクリックします。

ステップ 3 Distribute ボタンをクリックして、ファブリック内でフル ゾーン セットを配信します。


 

この手順では、フル ゾーン セット情報が配信されるだけです。情報はスタートアップ コンフィギュレーションには保存されません。フル ゾーン セットを保存するには、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに明示的に保存する必要があります。


) フル ゾーン セットのワンタイム配信は、interop 2 および interop 3 モードでサポートされていますが、interop 1 モードではサポートされていません。


リンクの分離からの回復の概要

ファブリックの 2 つのスイッチが TE ポートまたは E ポートを使用して結合される場合、アクティブ ゾーン セットのデータベースが 2 つのスイッチまたはファブリック間で異なると、この TE ポートおよび E ポートが分離する可能性があります。TE ポートまたは E ポートが分離した場合、次の 3 つのオプションのいずれかを使用して分離状態からポートを回復できます。

近接スイッチのアクティブ ゾーン セットのデータベースをインポートし、現在のアクティブ ゾーン セットと交換します(図16-24 を参照)。

現在のデータベースを近接スイッチにエクスポートします。

フル ゾーン セットを編集し、修正されたゾーン セットをアクティブにしてから、リンクを立ち上げることにより手動で矛盾を解決します。

図16-24 データベースのインポートとエクスポート

 

ゾーン セットのインポートおよびエクスポート

Fabric Manager を使用してゾーン セット情報を近接スイッチとの間でインポートまたはエクスポートする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 Tools > Zone Merge Fail Recovery を選択します。

図16-25 に示す Zone Merge Failure Recovery ダイアログボックスが表示されます。

図16-25 Zone Merge Failure Recovery ダイアログボックス

 

ステップ 3 Import Active Zoneset または Export Active Zoneset オプション ボタンを選択します。

ステップ 4 ドロップダウン リストで、ゾーン セット情報のインポート元またはエクスポート先になるスイッチを選択します。

ステップ 5 ドロップダウン リストで、ゾーン セット情報のインポート元またはエクスポート先になる VSAN を選択します。

ステップ 6 インポート プロセスに使用するインターフェイスを選択します。

ステップ 7 OK をクリックして、アクティブ ゾーン セットをインポートまたはエクスポートします。


 


import および export は、単一のスイッチから入力します。1 つのスイッチからインポートし、別のスイッチからエクスポートすると、リンクが再び分離する可能性があります。


ゾーン セット配信

コピーを作成し、既存のアクティブ ゾーン セットを変更することなく編集することができます。アクティブ ゾーン セットを bootflash:ディレクトリ、volatile:ディレクトリ、または slot0 から次のいずれかのエリアにコピーすることができます。

フル ゾーン セット

リモート ロケーション(FTP[ファイル転送プロトコル]、SCP、SFTP、または Trivial File Transfer Protocol[TFTP;簡易ファイル転送プロトコル]を使用)

アクティブ ゾーン セットは、フル ゾーン セットに含まれません。フル ゾーン セットが失われた場合、または伝送されなかった場合に、既存のゾーン セットに変更を加え、アクティブにすることはできません。


注意 アクティブ ゾーン セットをフル ゾーン セットにコピーする際に、同一名のゾーンがフル ゾーン セット データベースにすでに存在する場合は、上書きされる可能性があります。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「ゾーン セットのコピー」

「ゾーンのバックアップおよび復元の概要」

「ゾーンのバックアップおよび復元」

「ゾーン、ゾーン セット、およびエイリアスの名前の変更」

「ゾーン、ゾーン セット、FC エイリアス、およびゾーン属性グループのコピー」

「MDS 以外のデータベースの移行」

「ゾーン サーバ データベースの削除」

ゾーン セットのコピー

Nexus 5000 シリーズ スイッチでは、アクティブなゾーン セットを編集できません。ただし、アクティブ ゾーン セットをコピーして新しいゾーン セットを作成し、これを編集することはできます。

Fabric Manager を使用してゾーン セットをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Copy Full Zone Database を選択します。

図16-26 に示す Copy Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

図16-26 Copy Full Zone Database ダイアログボックス

 

ステップ 2 コピーする データベースのタイプに応じて、 Active または Full オプション ボタンをクリックします。

ステップ 3 ドロップダウン リストでコピー元 VSAN を選択します。

ステップ 4 Copy Full を選択した場合は、ドロップダウン リストでコピー元スイッチおよびコピー先 VSAN を選択します。

ステップ 5 ドロップダウン リストでコピー先スイッチを選択します。

ステップ 6 Copy をクリックしてデータベースをコピーします。


 

ゾーンのバックアップおよび復元の概要

ゾーン設定をワークステーションにバックアップするには、TFTP 使用します。このゾーン バックアップ ファイルは、スイッチにゾーン設定を復元する場合に使用できます。ゾーン設定を復元すると、スイッチの既存のゾーン設定が上書きされます。

ゾーンのバックアップおよび復元

Fabric Manager を使用してフル ゾーン設定をバックアップまたは復元する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 File > Backup を選択して、TFTP を使用して既存のゾーン設定をワークステーションにバックアップします。または、 File > Restore を選択して保存されたゾーン設定を復元します。

図16-27 に示す Restore Zone Configuration ダイアログボックスが表示されます。

図16-27 Restore Zone Configuration ダイアログボックス

 

スイッチにこの設定を復元する前に、設定を編集することもできます。

ステップ 4 Continue Restore をクリックします。復元しないでダイアログボックスを閉じるには Close をクリックします。


 

ゾーン、ゾーン セット、およびエイリアスの名前の変更

Fabric Manager を使用してゾーン、ゾーン セット、またはエイリアスの名前を変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます(図16-28 を参照)。

図16-28 Edit IVR Local Full Zone Database ダイアログボックス

 

ステップ 3 左側のペインでゾーンまたはゾーン セットをクリックします。

ステップ 4 Edit > Rename を選択します。

ゾーンまたはゾーン セット名の周囲にエディット ボックスが表示されます。

ステップ 5 新しい名前を入力します。

ステップ 6 Activate または Distribute をクリックします。


 

ゾーン、ゾーン セット、FC エイリアス、およびゾーン属性グループのコピー

ゾーン、ゾーン セット、FC エイリアス、またはゾーン属性グループをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Edit Local Full Zone Database を選択します。

Select VSAN ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN を選択して、 OK をクリックします。

選択した VSAN の Edit Local Full Zone Database ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 Edit > Clone を選択します。

Clone Zoneset ダイアログボックスが表示されます(図16-29 を参照)。デフォルトの名前は Clone の後ろに元の名前が付きます。

図16-29 Clone Zoneset ダイアログボックス

 

ステップ 4 コピーされたエントリの名前を変更します。

ステップ 5 OK をクリックして新しいコピーを保存します。

コピーされたデータベースは、もとのデータベースとともに表示されます。


 

MDS 以外のデータベースの移行

Zone Migration Wizard を使用して、Fabric Manager を使用した MDS 以外のデータベースを移行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Migrate Non-MDS Database を選択します。

Zone Migration Wizard が表示されます。

ステップ 2 ウィザードのプロンプトに従って、データベースを移行します。


 

ゾーン サーバ データベースの削除

指定された VSAN のゾーン サーバ データベース内のすべての設定情報を削除できます。

ゾーン サーバ データベースを削除するには、『 Cisco Nexus 5000 Series CLI Configuration Guide 』を参照してください。


) ゾーン セットを削除するとフル ゾーン データベースだけが消去され、アクティブ ゾーン データベースは消去されません。



) ゾーン サーバ データベースを削除したあとに、明示的に実行コンフィギュレーションをスタート アップコンフィギュレーションにコピーして、実行コンフィギュレーションを保存する必要があります。


ゾーン情報の確認

Fabric Manager を使用してゾーン情報と統計情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 VSAN を開き、Logical Domains ペインで、ゾーン セットをクリックします。

Information ペインにゾーンの設定が表示されます。

ステップ 2 Read Only Violations Statistics タブまたは LUN Zoning Statistics タブをクリックして、選択されたゾーンの統計情報を表示します。


 

拡張ゾーン分割

ゾーン分割機能は FC-GS-4 および FC-SW-3 標準に準拠しています。どちらの標準も前セクションで説明した基本ゾーン分割機能と本セクションで説明する拡張ゾーン分割機能をサポートしています。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「拡張ゾーン分割の概要」

「基本ゾーン分割から拡張ゾーン分割への変更」

「拡張ゾーン分割から基本ゾーン分割への変更」

「拡張ゾーン分割のイネーブル化」

「データベースのマージ」

「ゾーン マージの分析」

「ゾーン マージ制御ポリシーの設定」

拡張ゾーン分割の概要

表16-2 に、Nexus 5000 シリーズのすべてのスイッチの拡張ゾーン分割機能の利点を示します。

 

表16-2 拡張ゾーン分割の利点

基本ゾーン分割
拡張ゾーン分割
拡張ゾーン分割の利点

複数の管理者が設定変更を同時に行うことができます。アクティブ化すると、管理者は別の管理者の設定変更を上書きできます。

単一のコンフィギュレーション セッションですべての設定を実行できます。セッションを開始すると、スイッチは変更を行うファブリック全体をロックします。

ファブリック全体を 1 つのコンフィギュレーション セッションで設定するため、ファブリック内での整合性が確保されます。

ゾーンが複数のゾーン セットに含まれる場合、各ゾーン セットにこのゾーンのインスタンスを作成します。

ゾーンが定義されると、必要に応じて、ゾーン セットがゾーンを参照します。

ゾーンが参照されるため、ペイロード サイズが縮小されています。データベースが大きくなるほど、サイズの縮小も顕著になります。

デフォルト ゾーン ポリシーがスイッチごとに定義されます。ファブリックをスムーズに動作させるため、ファブリック内のスイッチはすべて同一のデフォルト ゾーン設定を使用する必要があります。

ファブリック全体でデフォルト ゾーン設定の実行および交換を行います。

ポリシーがファブリック全体に適用されるため、トラブルシューティングの時間が短縮されます。

スイッチ単位でのアクティブ化の結果を取得するため、管理スイッチはアクティブ化に関する複合ステータスを提供します。この場合、障害のあるスイッチは特定されません。

各リモート スイッチからアクティブ化の結果と問題の特性を取得します。

エラー通知機能が強化されているため、トラブルシューティングが容易になります。

ゾーン分割データベースを配信するには、同じゾーン セットを再度アクティブ化する必要があります。再度アクティブ化すると、ローカル スイッチとリモート スイッチのハード ゾーン分割のハードウェア変更が影響を受ける場合があります。

ゾーン分割データベースに対して変更を行い、再度アクティブ化することなく変更を配信します。

アクティブ化せずにゾーン セットを配信するため、スイッチのハード ゾーン分割のハードウェア変更が回避されます。

シスコ固有のゾーン メンバー タイプ(シンボリック ノード名およびその他のタイプ)は他社製スイッチによって使用される場合があります。マージ時に、シスコ固有のタイプは他社製スイッチによって誤って解釈される可能性があります。

メンバー タイプを一意に識別するために、ベンダー固有のタイプ値とベンダー ID が提供されます。

ベンダー タイプが一意です。

fWWN ベースのゾーン メンバシップは、シスコの interop モードでのみサポートされます。

標準 interop モード(interop モード 1)で fWWN ベースのメンバシップをサポートします。

fWWN ベースのメンバー タイプは標準化されています。

基本ゾーン分割から拡張ゾーン分割への変更

基本ゾーン分割モードから拡張ゾーン分割モードに変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ファブリック内のすべてのスイッチが拡張モードで動作できることを確認します。

1 つまたは複数のスイッチが拡張モードで動作できない場合、拡張モードへの移行要求は拒否されます。

ステップ 2 動作モードを拡張ゾーン分割モードに設定します。

セッションが自動的に開始され、ファブリック全体のロックが取得され、拡張ゾーン分割データ構造を使用するアクティブおよびフル ゾーン分割データベースが配信され、ゾーン分割ポリシーが配信され、ロックが解除されます。ファブリック内のすべてのスイッチは、拡張ゾーン分割モードに移行します。


ヒント 基本ゾーン分割から拡張ゾーン分割への移行が完了したら、実行コンフィギュレーションを保存することを推奨します。



 

拡張ゾーン分割から基本ゾーン分割への変更

Cisco SAN スイッチでは、他の Cisco NX-OS リリースへのダウングレードおよびアップグレードを可能にするために、拡張ゾーン分割から基本ゾーン分割への変更が可能です。

拡張ゾーン分割モードから基本ゾーン分割モードに変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 アクティブおよびフル ゾーン セットに拡張ゾーン分割モード固有の設定が含まれていないことを確認します。

このような設定が存在する場合は、この手順を進める前にこれらの設定を削除します。既存の設定を削除しないと、スイッチ ソフトウェアは自動的にこれらの設定を削除します。

ステップ 2 動作モードを基本ゾーン分割モードに設定します。

セッションが自動的に開始され、ファブリック全体のロックが取得され、基本ゾーン分割データ構造を使用するゾーン分割情報が配信され、設定変更が適用され、ファブリック内のすべてのスイッチのロックが解除されます。ファブリック内のすべてのスイッチは、基本ゾーン分割モードに移行します。


 

拡張ゾーン分割のイネーブル化

デフォルトでは、拡張ゾーン分割機能は Nexus 5000 シリーズのすべてのスイッチでディセーブルです。

Fabric Manager を使用して VSAN 上で拡張ゾーン分割をイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Logical Domains ペインでは、VSAN を展開して、ゾーン セットを選択します。

Information ペインにゾーン セットの設定が表示されます。

ステップ 2 Enhanced タブをクリックします。

現在の拡張ゾーン分割設定が表示されます。

ステップ 3 Action ドロップダウン リストで、 enhanced を選択して、この VSAN で拡張ゾーン分割をイネーブルにします。

ステップ 4 Apply Changes をクリックして、変更を保存します。


 

データベースのマージ

マージの方法は、ファブリック全体のマージ制御設定によって異なります。

制限 ― 2 つのデータベースが同一でない場合、スイッチ間の ISL は分離されます。

許可 ― 2 つのデータベースは、 表16-3 で指定されたマージ規則を使用してマージされます。

 

表16-3 データベースのゾーン マージ ステータス

ローカル データベース
隣接データベース
マージ ステータス
マージ結果

データベースに、名前は同じであるが 1 、ゾーン、エイリアス、および属性グループの異なるゾーン セットが含まれる。

成功

ローカル データベースおよび隣接データベースの結合。

データベースに、名前は同じ 1 であるが、メンバーの異なるゾーン、ゾーン エイリアス、またはゾーン属性グループ オブジェクトが含まれる。

失敗

ISL は分離されます。

データあり

成功

隣接データベース情報がローカル データベースに読み込まれます。

データあり

成功

ローカル データベース情報が隣接データベースに読み込まれます。

1.拡張ゾーン分割モードでは、アクティブ ゾーン セットは interop モード 1 の名前を持ちません。ゾーン セット名は、フル ゾーン セットにだけ存在します。

マージ プロセスは次のように動作します。

1. ソフトウェアがプロトコル バージョンを比較します。プロトコル バージョンが異なる場合、ISL は分離されます。

2. プロトコル バージョンが同じ場合、ゾーン ポリシーが比較されます。ゾーン ポリシーが異なる場合、ISL は分離されます。

3. ゾーン マージ オプションが同じである場合、マージ制御設定に基づいて比較が行われます。

a. 設定が「制限」の場合、アクティブ ゾーン セットとフル ゾーン セットが同じになる必要があります。これらが同じでない場合、リンクは分離されます。

b. 設定が「許可」の場合、マージ規則を使用してマージが行われます。

ゾーン マージの分析

Fabric Manager を使用してゾーン マージの分析を行う手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Zone > Merge Analysis を選択します。

図16-30 に示す Zone Merge Analysis ダイアログボックスが表示されます。

図16-30 Zone Merge Analysis ダイアログボックス

 

ステップ 2 Check Switch 1 ドロップダウン リストで、最初に分析するスイッチを選択します。

ステップ 3 And Switch 2 ドロップダウン リストで、2 番めに分析するスイッチを選択します。

ステップ 4 For Active Zoneset Merge Problems in VSAN Id フィールドに、ゾーン セット マージに失敗した VSAN の ID を入力します。

ステップ 5 Analyze をクリックして、ゾーン マージを分析します。

ステップ 6 Zone Merge Analysis ダイアログボックスから分析データを削除するには、 Clear をクリックします。


 

ゾーン マージ制御ポリシーの設定

マージ制御ポリシーを設定するには、『 Cisco Nexus 5000 Series CLI Configuration Guide 』を参照してください。

ゾーン データベースのコンパクト化

過剰なゾーンを削除して、VSAN のゾーン データベースをコンパクトにできます。


) スイッチが VSAN あたり 2000 を超えるゾーンをサポートしていても、その隣接スイッチがサポートしていない場合、マージは失敗します。また、スイッチが VSAN あたり 2000 を超えるゾーンをサポートしていても、ファブリック内のすべてのスイッチが VSAN あたり 2000 を超えるゾーンをサポートしていない場合には、ゾーン セットのアクティブ化に失敗することがあります。


ダウングレードのためのゾーン データベースをコンパクト化するには、『 Cisco Nexus 5000 Series CLI Configuration Guide 』を参照してください。

デフォルト設定

表16-4 に基本ゾーン パラメータのデフォルト設定を示します。

 

表16-4 デフォルトの基本ゾーンパラメータ

パラメータ
デフォルト

デフォルト ゾーン ポリシー

すべてのメンバーで拒否

フル ゾーン セット配信

フル ゾーン セットは配信されません。

拡張ゾーン分割

ディセーブル