Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチ CLI ソフト ウェア コンフィギュレーション ガイド
ドメイン パラメータの設定
ドメイン パラメータの設定
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2009/08/13 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

ドメイン パラメータの設定

ファイバ チャネル ドメインの概要

ドメインの再起動について

ドメインの再起動

ドメイン マネージャの高速再起動について

ドメイン マネージャの高速再起動のイネーブル化

スイッチ プライオリティについて

スイッチ プライオリティの設定

fcdomain の開始について

fcdomain のディセーブル化または再イネーブル化

ファブリック名の設定

着信 RCF について

着信 RCF の拒否

結合されたファブリックの自動再設定について

自動再設定のイネーブル化

ドメイン ID

ドメイン ID について

static または preferred ドメイン ID の指定

許可ドメイン ID リストについて

許可ドメイン ID リストの設定

許可ドメイン ID リストの CFS 配信について

配信のイネーブル化

ファブリックのロック

変更のコミット

変更の廃棄

ファブリック ロックのクリア

CFS 配信ステータスの表示

保留中の変更の表示

セッション ステータスの表示

連続ドメイン ID 割り当てについて

連続ドメイン ID 割り当てのイネーブル化

FC ID

永続的 FC ID について

永続的 FC ID 機能のイネーブル化

永続的 FC ID 設定時の注意事項

永続的 FC ID の設定

HBA に対する一意のエリア FC ID について

HBA に対する一意のエリア FC ID の設定

永続的 FC ID の選択的な消去について

永続的 FC ID の消去

fcdomain 情報の確認

デフォルト設定値

ドメイン パラメータの設定

ファイバ チャネル ドメイン(fcdomain)機能は、FC-SW-2 標準で述べるように、主要スイッチの選択、ドメイン ID の配信、FC ID の割り当て、およびファブリック再設定機能を実行します。ドメインは VSAN 単位で設定されます。ドメイン ID を設定しない場合、ローカル スイッチはランダムな ID を使用します。


注意 fcdomain パラメータは、通常変更しないでください。これらの変更は、管理者が行うか、スイッチ操作を熟知している人が行ってください。


ヒント 設定を変更した場合は、必ず動作中の設定を保存してください。次回にスイッチを再起動したときに、保存された設定が使用されます。設定を保存しない場合は、前回保存されたスタートアップ 設定が使用されます。


この章の内容は、次のとおりです。

「ファイバ チャネル ドメインの概要」

「ドメイン ID」

「FC ID」

「fcdomain 情報の確認」

「デフォルト設定値」

ファイバ チャネル ドメインの概要

ここでは、fcdomain の各フェーズについて説明します。

主要スイッチの選択:このフェーズでは、ファブリック内で一意の主要スイッチを選択できます。

ドメイン ID の配信:このフェーズでは、ファブリック内のスイッチごとに、一意のドメイン ID を取得できます。

FC ID の割り当て:このフェーズでは、ファブリック内の対応するスイッチに接続された各デバイスに、一意の FC ID を割り当てることができます。

ファブリックの再設定:このフェーズでは、ファブリック内のすべてのスイッチを再同期化して、新しい主要スイッチ選択フェーズを同時に再開できるようにします。

設定の例については、図 33-1を参照してください。

図 33-1 fcdomain の設定例

 


) すべての手順で使用されるドメイン ID および VSAN 値は、単なる例です。必ずご使用の設定に適用される ID および値を使用してください。


ここでは fcdomain 機能について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

「ドメインの再起動について」

「ドメインの再起動」

「ドメイン マネージャの高速再起動について」

「ドメイン マネージャの高速再起動のイネーブル化」

「スイッチ プライオリティについて」

「スイッチ プライオリティの設定」

「fcdomain の開始について」

「fcdomain のディセーブル化または再イネーブル化」

「ファブリック名の設定」

「着信 RCF について」

「着信 RCF の拒否」

「結合されたファブリックの自動再設定について」

「自動再設定のイネーブル化」

ドメインの再起動について

fcdomain には、中断再起動または非中断再起動を実行できます。中断再起動を実行した場合は、Reconfigure Fabric(RCF)フレームがファブリック内のその他のスイッチに送信され、VSAN(リモートでセグメント化された ISL を含む)内のすべてのスイッチでデータ トラフィックは中断されます。非中断再起動を実行した場合は、Build Fabric(BF)フレームがファブリック内のその他のスイッチに送信され、該当スイッチでだけデータ トラフィックは中断されます。

ドメイン ID の競合を解消するには、手動でドメイン ID を割り当てる必要があります。ドメイン ID を手動で割り当てるなど、ほとんどの設定変更では中断再起動が必要になります。ドメインの非中断再起動は、優先ドメイン ID をスタティック ドメイン ID(実ドメイン ID は変更なし)に変更する場合にかぎり実行できます。


) スタティック ドメインはユーザによって固有に設定されるため、実行時のドメインと異なることがあります。ドメイン ID が異なる場合は、次回の中断または非中断再起動後にスタティック ドメイン ID を使用するように、実行時のドメイン ID が変更されます。



ヒント VSAN が interop モードの場合は、この VSAN に対して fcdomain の中断再起動を実行できません。


ほとんどの設定は、対応する実行時の値に適用できます。ここでは、実行時の値に fcdomain パラメータを適用する方法について詳細に説明します。

fcdomain restart コマンドを使用すると、変更が実行時の設定に適用されます。 disruptive オプションを使用すると 、優先ドメイン ID などほとんどの設定は、対応する実行時の値に適用できます(「ドメイン ID について」を参照)。

ドメインの再起動

ファブリックの中断再起動または非中断再起動を実行する手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain restart vsan vsan-id

トラフィックを中断しないで再設定するように VSAN を設定します。

switch(config)# fcdomain restart disruptive vsan vsan-id

データ トラフィックを中断して再設定するように VSAN を設定します。

ドメイン マネージャの高速再起動について

主要リンクで障害が発生した場合、ドメイン マネージャが新しい主要リンクを選択する必要があります。デフォルトでは、ドメイン マネージャは Build Fabric(BF)フェーズを開始し、その後主要スイッチ選択フェーズが続きます。これらのフェーズは両方とも VSAN 内のすべてのスイッチに影響を及ぼし、完了するまで合計 15 秒以上かかります。ドメイン マネージャが新しい主要リンクの選択に必要な時間を短縮するために、ドメイン マネージャの高速再起動機能をイネーブルにできます。

高速再起動がイネーブルで、バックアップ リンクを利用できる場合、ドメイン マネージャはわずか数ミリ秒で新しい主要リンクを選択し、障害が発生したリンクを交換します。また、新しい主要リンクの選択に必要な再設定は、VSAN 全体ではなく、障害が発生したリンクに直接接続した 2 つのスイッチにだけ影響します。バックアップ リンクが利用できない場合、ドメイン マネージャはデフォルトの動作に戻り、BF フェーズを開始します。その後、主要スイッチ選択フェーズが続きます。高速再起動機能はどのインターオペラビリティ モードでも使用できます。

ドメイン マネージャの高速再起動のイネーブル化

ドメイン マネージャの高速再起動機能をイネーブルにする手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain optimize fast-restart vsan vsan-id

指定された VSAN でドメイン マネージャの高速再起動をイネーブルにします。

switch(config)# fcdomain optimize fast-restart vsan vsan-id - vsan-id

指定された VSAN 範囲でドメイン マネージャの高速再起動をイネーブルにします。

switch(config)# no fcdomain optimize fast-restart vsan vsan-id

指定された VSAN でドメイン マネージャの高速再起動をディセーブル(デフォルト)にします。

スイッチ プライオリティについて

デフォルトでは、プライオリティは 128 に設定されます。プライオリティの有効設定範囲は 1 ~ 254 で、プライオリティ 1 が最高のプライオリティです。値 255 は、他のスイッチに設定されている場合は受け入れられますが、ローカルには設定できません。

安定したファブリックに追加された新しいスイッチが、主要スイッチになることはありません。主要スイッチ選択フェーズ中に、最高のプライオリティを持つスイッチが主要スイッチになります。2 つのスイッチに同じプライオリティが設定されている場合、小さい World Wide Name(WWN)のスイッチが主要スイッチになります。

プライオリティ設定は、fcdomain の再起動の実行時に適用されます(「ドメインの再起動について」を参照)。この設定は、中断再起動および非中断再起動のどちらにも適用できます。

スイッチ プライオリティの設定

主要スイッチにプライオリティを設定する手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain priority number VSAN vsan-id

指定された VSAN 内のローカル スイッチに指定されたプライオリティを設定します。

switch(config)# no fcdomain priority number VSAN vsan-id

指定された VSAN のプライオリティを出荷時の設定(128)に戻します。

fcdomain の開始について

デフォルトでは、各スイッチで fcdomain 機能がイネーブルです。スイッチ内で fcdomain 機能をディセーブルにすると、そのスイッチはファブリック内のその他のスイッチと共存できなくなります。fcdomain 設定は中断再起動の実行時に適用されます。

fcdomain のディセーブル化または再イネーブル化

単一の VSAN または VSAN 範囲で fcdomain をディセーブルまたは再度イネーブルにする手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# no fcdomain vsan vsan-id - vsan-id

指定された VSAN 範囲で fcdomain 設定をディセーブルにします。

switch(config)# fcdomain vsan vsan-id

指定された VSAN で fcdomain 設定をイネーブルにします。

ファブリック名の設定

ディセーブルにされた fcdomain にファブリック名を設定する手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain fabric-name 20:1:ac:16:5e:0:21:01 vsan vsan-id

指定された VSAN に設定済みファブリック名の値を割り当てます。

switch(config)# no fcdomain fabric-name 20:1:ac:16:5e:0:21:01 vsan vsan-id

VSAN 3010 のファブリック名の値を出荷時のデフォルト設定(20:01:00:05:30:00:28:df)に変更します。

着信 RCF について

rcf-reject オプションはインターフェイス単位、VSAN 単位で設定できます。デフォルトでは、 rcf-reject オプションはディセーブルです(つまり、RCF 要求フレームは自動的に拒否されません)。

rcf-reject オプションは即座に有効になります。

fcdomain の再起動は不要です。


) 仮想ファイバ チャネル インターフェイスは F ポート モードだけで動作するので、これらのインターフェイスに RCF reject オプションを設定する必要はありません。


着信 RCF の拒否

着信 RCF 要求フレームを拒否する手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface fc slot/port

switch(config-if)#

指定されたインターフェイスを設定します。

ステップ 3

switch(config-if)# fcdomain rcf-reject vsan vsan-id

指定された VSAN 内の指定されたインターフェイス上で RCF フィルタをイネーブルにします。

switch(config-if)# no fcdomain rcf-reject vsan vsan-id

指定された VSAN 内の指定されたインターフェイス上で RCF フィルタをディセーブル(デフォルト)にします。

結合されたファブリックの自動再設定について

デフォルトでは、autoreconfigure オプションはディセーブルです。重複ドメインを含む、2 つの異なる安定したファブリックに属する 2 つのスイッチを結合した場合は、次のようになります。

両方のスイッチで autoreconfigure オプションがイネーブルの場合、中断再設定フェーズが開始します。

いずれかまたは両方のスイッチで autoreconfigure オプションがディセーブルの場合は、2 つのスイッチ間のリンクが隔離されます。

autoreconfigure オプションは実行時に即座に有効になります。fcdomain を再起動する必要はありません。ドメインが重複によって現在隔離されており、後で両方のスイッチの autoreconfigure オプションをイネーブルにする場合は、ファブリックは隔離状態のままです。ファブリックを接続する前に両方のスイッチで autoreconfigure オプションをイネーブルにした場合、中断再設定(RCF)が発生します。中断再設定が発生すると、データ トラフィックが影響を受けることがあります。fcdomain に非中断再設定を行うには、重複リンク上の設定済みドメインを変更し、ドメインの重複を排除します。

自動再設定のイネーブル化

特定の VSAN(または VSAN 範囲)で自動再設定をイネーブルにする手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain auto-reconfigure vsan vsan-id

指定された VSAN で自動再設定オプションをイネーブルにします。

switch(config)# no fcdomain auto-reconfigure vsan vsan-id

指定された VSAN で自動再設定オプションをディセーブルにし、出荷時のデフォルト設定に戻します。

ドメイン ID

ドメイン ID は VSAN 内のスイッチを一意に識別します。スイッチは異なる VSAN に異なるドメイン ID を持つことがあります。ドメイン ID は FC ID 全体の一部です。

ここでは、ドメイン ID の設定方法について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

「ドメイン ID について」

「static または preferred ドメイン ID の指定」

「許可ドメイン ID リストについて」

「許可ドメイン ID リストの設定」

「許可ドメイン ID リストの CFS 配信について」

「配信のイネーブル化」

「ファブリックのロック」

「変更のコミット」

「変更の廃棄」

「ファブリック ロックのクリア」

「CFS 配信ステータスの表示」

「保留中の変更の表示」

「セッション ステータスの表示」

「連続ドメイン ID 割り当てについて」

「連続ドメイン ID 割り当てのイネーブル化」

ドメイン ID について

設定済みドメイン ID のタイプは preferred または static になります。デフォルトで、設定済みドメイン ID は 0(ゼロ)、設定タイプは preferred です。


) 値 0(ゼロ)を設定できるのは、preferred オプションを使用した場合だけです。


ドメイン ID を設定しない場合、ローカル スイッチは要求内でランダムな ID を送信します。スタティック ドメイン ID を使用するようお勧めします。

下位スイッチがドメインを要求する場合は、次のプロセスが実行されます(図 33-2を参照)。

1. ローカル スイッチは主要スイッチに設定済みドメイン ID 要求を送信します。

2. 要求されたドメイン ID が使用可能な場合、主要スイッチはこの ID を割り当てます。使用不可能な場合は、使用可能な別のドメイン ID を割り当てます。

図 33-2 preferred オプションを使用した設定プロセス

 

下位スイッチの動作は、次の 3 つの要素により異なります。

許可ドメイン ID リスト

設定済みドメイン ID

主要スイッチが要求元スイッチに割り当てたドメイン ID

状況に応じて、次のように変更されます。

受信されたドメイン ID が許可リストに含まれない場合は、要求されたドメイン ID が実行時ドメイン ID になり、該当する VSAN のすべてのインターフェイスが隔離されます。

割り当てられたドメイン ID と要求されたドメイン ID が同じである場合は、preferred および static オプションは関係せず、割り当てられたドメイン ID が実行時ドメイン ID になります。

割り当てられたドメイン ID と要求されたドメイン ID が異なる場合は、次のようになります。

設定タイプが static の場合は、割り当てられたドメイン ID が廃棄され、すべてのローカル インターフェイスは隔離され、ローカル スイッチには設定済みのドメイン ID が自動的に割り当てられます(この ID が実行時ドメイン ID になります)。

設定タイプが preferred の場合、ローカル スイッチは主要スイッチによって割り当てられたドメイン ID を受け入れ、割り当てられた ID が実行時ドメイン ID になります。

設定済みドメイン ID を変更したときに、変更が受け入れられるのは、新しいドメイン ID が、VSAN 内に現在設定されているすべての許可ドメイン ID リストに含まれている場合だけです。または、ドメイン ID を 0 preferred に設定することもできます。


注意 設定済みドメインの変更を実行時ドメインに適用する場合は、fcdomain restart コマンドを入力する必要があります。


) 許可ドメイン ID リストを設定した場合、追加するドメイン ID は VSAN のその範囲内にある必要があります。「許可ドメイン ID リストについて」を参照してください。


static または preferred ドメイン ID の指定

static タイプのドメイン ID を割り当てた場合、特定のドメイン ID を要求します。スイッチが要求したアドレスを取得しない場合、スイッチ自身をファブリックから隔離します。preferred ドメイン ID を指定した場合も特定のドメイン ID を要求しますが、要求したドメイン ID を取得できない場合スイッチは、別のドメイン ID を受け入れます。

static オプションは、中断再起動または非中断再起動後の実行時に適用できますが、preferred オプションは中断再起動後の実行時にだけ適用できます(「ドメインの再起動について」を参照)。


) 1 つの VSAN 内のスイッチは、すべて同じドメイン ID タイプ(static または preferred)を持っている必要があります。スイッチによって static と preferred のドメイン ID タイプが混在する設定の場合、リンクの分離が発生することがあります。


static または preferred ドメイン ID を指定する手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain domain domain-id preferred vsan vsan-id

preferred ドメイン ID 3 を要求するために指定の VSAN 内のスイッチを設定し、主要スイッチによって割り当てられた値をすべて受け入れます。ドメインの範囲は 1 ~ 239 です。

switch(config)# no fcdomain domain domain-id preferred vsan vsan-id

指定の VSAN 内の設定済みドメイン ID を 0(デフォルト)にリセットします。設定済みドメイン ID は 0 preferred になります。

ステップ 3

switch(config)# fcdomain domain domain-id static vsan vsan-id

特定の値だけを受け入れるように指定の VSAN 内のスイッチを設定し、要求されたドメイン ID が許可されない場合は、指定の VSAN 内のローカル インターフェイスを隔離ステートに移行します。

switch(config)# no fcdomain domain domain-id static vsan vsan-id

設定済みドメイン ID を、指定 VSAN 内の出荷時のデフォルト設定にリセットします。設定済みドメイン ID は 0 preferred になります。

許可ドメイン ID リストについて

デフォルトでは、割り当て済みのドメイン ID リストの有効範囲は 1 ~ 239 です。許可ドメイン ID リストに複数の範囲を指定し、各範囲をカンマで区切れます。主要スイッチは、ローカルに設定された許可ドメイン リストで使用可能なドメイン ID を割り当てます。

ドメイン ID が重複しないように、許可ドメイン ID リストを使用して VSAN を設計してください。このリストは将来 NAT 機能を使用しない IVR を実装する必要がある場合に役立ちます。


ヒント ファブリック内の 1 つのスイッチに許可リストを設定する場合は、整合性を保つために、ファブリック内のその他のすべてのスイッチに同じリストを設定するか、CFS を使用して設定を配信するようお勧めします。


許可ドメイン ID リストは、次の条件を満たす必要があります。

スイッチが主要スイッチである場合は、現在割り当てられているすべてのドメイン ID が許可リストに含まれている必要があります。

このスイッチが下位スイッチである場合は、ローカル実行時ドメイン ID が許可リストに含まれている必要があります。

ローカルに設定されたスイッチのドメイン ID が許可リスト内に含まれている必要があります。

割り当てられたドメイン ID の一部が、その他の設定済みドメイン ID のリストのいずれかに含まれている必要があります。

許可ドメイン ID リストの設定

許可ドメイン ID リストを設定する手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain allowed domain-id range vsan vsan-id

指定の VSAN でドメイン ID 範囲を持つスイッチを許可するようにリストを設定します。

switch(config)# no fcdomain allowed domain-id range vsan vsan-id

指定の VSAN でドメイン ID 1 ~ 239 のスイッチを許可する出荷時のデフォルト設定に戻します。

許可ドメイン ID リストの CFS 配信について

Cisco Fabric Services(CFS)インフラストラクチャを使用して、ファブリック内のすべての Cisco SAN スイッチへの許可ドメイン ID リスト設定情報の配信をイネーブルにできます。この機能を使用すると、1 つのスイッチのコンソールからファブリック全体の設定を同期化できます。VSAN 全体に同じ設定が配信されるので、誤設定や、同じ VSAN 内の 2 つのスイッチが互換性のない許可ドメインを設定してしまう可能性を防止します。

CFS を使用して許可ドメイン ID リストを配信し、VSAN 内のすべてのスイッチで許可ドメイン ID リストの整合性をとるようにします。


) 許可ドメイン ID リストを設定してそれを主要スイッチにコミットするようお勧めします。


CFS の詳細については、 第 21 章「CFS の使用」 を参照してください。

配信のイネーブル化

許可ドメイン ID リストの CFS 配信はデフォルトではディセーブルになっています。許可ドメイン ID リストを配信するすべてのスイッチで配信をイネーブルにする必要があります。

許可ドメイン ID リスト設定の配信をイネーブル(またはディセーブル)にする手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain distribute

ドメイン設定の配信をイネーブルにします。

switch(config)# no fcdomain distribute

ドメイン設定の配信をディセーブル(デフォルト)にします。

ファブリックのロック

既存の設定を変更するときの最初のアクションによって、保留中の設定が作成され、ファブリック内の機能がロックされます。ファブリックがロックされると、次のような状況になります。

他のユーザがこの機能の設定に変更を加えることができなくなります。

アクティブな設定をコピーすると保留中の設定が作成されます。以降の変更は保留中の設定に行われ、アクティブな設定(およびファブリック内の他のスイッチ)への変更をコミットまたは廃棄するまでそのままです。

変更のコミット

VSAN 内の他の SAN スイッチに保留中のドメイン設定の変更を適用するには、変更をコミットする必要があります。保留中の設定変更が配信され、コミットが正常に行われると、設定の変更が VSAN 全体の SAN スイッチのアクティブな設定に適用され、ファブリック ロックが解除されます。

保留中のドメイン設定変更をコミットして、ロックを解除する手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain commit vsan vsan-id

保留中のドメイン設定変更をコミットします。

変更の廃棄

いつでもドメイン設定への保留変更を廃棄して、ファブリックのロックを解除できます。保留中の変更を廃棄(中断)する場合、設定には影響せずに、ロックが解除されます。

保留中のドメイン設定変更を廃棄して、ファブリックのロックを解除する手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain abort vsan vsan-id

保留中のドメイン設定変更を廃棄します。

ファブリック ロックのクリア

ドメイン設定作業を実行し、変更をコミットまたは廃棄してロックを解除していない場合、管理者はファブリック内の任意のスイッチからロックを解除できます。管理者がこのタスクを実行すると、保留中の変更は廃棄され、ファブリック ロックが解除されます。


ヒント 保留中の変更は volatile ディレクトリだけで使用でき、スイッチを再起動すると廃棄されます。


ファブリック ロックを解除するには、管理者の権限を持つログイン ID を使用して EXEC モードで clear fcdomain session vsan コマンドを入力します。

switch# clear fcdomain session vsan 10
 

CFS 配信ステータスの表示

許可ドメイン ID リストの CFS 配信のステータスは show fcdomain status コマンドを使用して表示できます。

switch# show fcdomain status
CFS distribution is enabled
 

保留中の変更の表示

保留中の設定変更は show fcdomain pending コマンドを使用して表示できます。

switch# show fcdomain pending vsan 10
 
Pending Configured Allowed Domains
----------------------------------
 
VSAN 10
Assigned or unallowed domain IDs: 1-9,24,100,231-239.
[User] configured allowed domain IDs: 10-230.
 

保留中の設定と現在の設定の違いは、 show fcdomain pending-diff コマンドを使用して表示できます。

switch# show fcdomain pending-diff vsan 10
 
Current Configured Allowed Domains
----------------------------------
 
VSAN 10
Assigned or unallowed domain IDs: 24,100.
[User] configured allowed domain IDs: 1-239.
 
Pending Configured Allowed Domains
----------------------------------
 
VSAN 10
Assigned or unallowed domain IDs: 1-9,24,100,231-239.
[User] configured allowed domain IDs: 10-230.
 

セッション ステータスの表示

配信セッションのステータスは show fcdomain session-status vsan コマンドを使用して表示できます。

switch# show fcdomain session-status vsan 1
Last Action: Distribution Enable
Result: Success
 

連続ドメイン ID 割り当てについて

デフォルトでは、連続ドメイン割り当てはディセーブルです。下位スイッチが主要スイッチに複数の不連続ドメインを要求した場合は、次のようになります。

主要スイッチで連続ドメイン割り当てがイネーブルの場合、主要スイッチは連続ドメインを特定し、それらを下位スイッチに割り当てます。連続ドメインが使用できない場合、スイッチ ソフトウェアはこの要求を拒否します。

主要スイッチで連続ドメイン割り当てがディセーブルの場合、主要スイッチは使用可能なドメインを下位スイッチに割り当てます。

連続ドメイン ID 割り当てのイネーブル化

特定の VSAN(または VSAN 範囲)で連続ドメインをイネーブルにする手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain contiguous-allocation vsan vsan-id - vsan-id

指定された VSAN 範囲で連続割り当てオプションをイネーブルにします。

オプションは実行時に即座に有効になります。fcdomain を再起動する必要はありません。

switch(config)# no fcdomain contiguous-allocation vsan vsan-id

指定された VSAN で連続割り当てオプションをディセーブルにし、出荷時の設定に戻します。

FC ID

Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチにログインしたN ポートには、FC ID が割り当てられます。デフォルトでは、永続的 FC ID 機能はイネーブルです。この機能がディセーブルの場合は、次のようになります。

N ポートは Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチにログインします。要求元 N ポートの WWN および割り当てられた FC ID が維持され、揮発性キャッシュに格納されます。揮発性キャッシュの内容は、再起動時に保存されません。

スイッチは、FC ID と WWN のバインディングをベストエフォート方式で保持するように設計されています。たとえば、スイッチから 1 つの N ポートを切断したあとに、別のデバイスから FC ID が要求されると、この要求が許可されて、WWN と初期 FC ID の関連付けが解除されます。

揮発性キャッシュには、WWN と FC ID バインディング エントリを 4000 まで格納できます。このキャッシュが満杯になると、新しい(より最近の)エントリによって、キャッシュ内の最も古いエントリが上書きされます。この場合、最も古いエントリの対応する WWN と FC ID の関連付けが失われます。

N ポートを取り外し、同じスイッチの任意のポートに接続すると、(このポートが同じ VSAN に属するかぎり)この N ポートには同じ FC ID が割り当てられます。

ここでは FC ID の設定について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

「永続的 FC ID について」

「永続的 FC ID 機能のイネーブル化」

「永続的 FC ID 設定時の注意事項」

「永続的 FC ID の設定」

「HBA に対する一意のエリア FC ID について」

「HBA に対する一意のエリア FC ID の設定」

「永続的 FC ID の選択的な消去について」

「永続的 FC ID の消去」

永続的 FC ID について

永続的 FC ID がイネーブルの場合は、次のようになります。

fcdomain 内の現在使用中の FC ID は、再起動後も保存されます。

fcdomain は、デバイス(ホストまたはディスク)をポート インターフェイスに接続したあとに学習されたダイナミック エントリを、自動的にデータベースに入力します。


) AIX または HP-UX ホストからスイッチに接続している場合は必ず、これらのホストに接続された VSAN 内の永続的 FC ID 機能をイネーブルにしてください。



) 永続的 FC ID がイネーブルである場合、再起動後に FC ID を変更できません。FC ID はデフォルトではイネーブルですが、各 VSAN に対してディセーブルにできます。


F ポートに割り当てられた永続的 FC ID をインターフェイス間で移動した場合、永続的 FC ID は変化しません。

永続的 FC ID 機能のイネーブル化

永続的 FC ID 機能をイネーブルにする手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain fcid persistent vsan vsan-id

FCID(s) persistent feature is enabled.

指定された VSAN の FC ID 永続性をアクティブ(デフォルト)にします。

switch(config)# no fcdomain fcid persistent vsan vsan-id

指定された VSAN の FC ID 永続性機能をディセーブルにします。

永続的 FC ID 設定時の注意事項

永続的 FC ID 機能をイネーブルにすると、永続的 FC ID サブモードを開始して、FC ID データベースにスタティックまたはダイナミック エントリを追加できるようになります。デフォルトでは、追加されたすべてのエントリはスタティックです。永続的 FC ID は VSAN 単位で設定します。

永続的 FC ID を手動で設定するための要件は、次のとおりです。

永続的 FC ID 機能が目的の VSAN 内でイネーブル化されていることを確認します。

目的の VSAN がアクティブ VSAN であることを確認します。永続的 FC ID は、アクティブ VSAN だけで設定できます。

FC ID のドメイン部分が目的の VSAN 内の実行時ドメイン ID と同じであることを確認します。ソフトウェアがドメインの不一致を検出した場合、コマンドは拒否されます。

エリアを設定するときに、FC ID のポート フィールドが 0(ゼロ)であることを確認します。

永続的 FC ID の設定

永続的 FC ID を設定する手順は、次のとおりです。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configuration terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fcdomain fcid database

switch(config-fcid-db)#

FC ID データベース コンフィギュレーション サブモードを開始します。

ステップ 3

switch(config-fcid-db)# vsan vsan-id wwn 33:e8:00:05:30:00:16:df fcid fcid

指定の VSAN のデバイス WWN(33:e8:00:05:30:00:16:df)に FC ID 0x070128 を設定します。

コマンドを使用して、使用中の FC ID を表示します。

switch(config-fcid-db)# vsan vsan-id wwn 11:22:11:22:33:44:33:44 fcid fcid dynamic

ダイナミック モードで、指定の VSAN のデバイス WWN(11:22:11:22:33:44:33:44)に FC ID 0x070123 を設定します。

switch(config-fcid-db)# vsan vsan-id wwn 11:22:11:22:33:44:33:44 fcid fcid area

指定の VSAN のデバイス WWN(11:22:11:22:33:44:33:44)に FC ID 0x070100 ~ 0x701FF を設定します。

(注) この fcdomain のエリア全体を保護するには、FC ID の末尾 2 文字に 00 を割り当てます。

HBA に対する一意のエリア FC ID について


) ここに記載された説明が適用されるのは、Host Bus Adapter(HBA; ホスト バス アダプタ)ポートとストレージ ポートが同じスイッチに接続されている場合だけです。


HBA とストレージ ポートが同じスイッチに接続されている場合は、それぞれのポートに異なるエリア ID を設定しなければならないことがあります。たとえば、ストレージ ポート FC ID が 0x6f7704 の場合、このポートのエリアは 77 です。この場合、HBA ポートのエリアには 77 以外の値を設定できます。HBA ポートの FC ID は、ストレージ ポートの FC ID と異なる値に手動で設定する必要があります。

Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでは、FC ID の永続性機能によってこの要件が満たされます。この機能を使用すると、ストレージ ポートまたは HBA ポートに異なるエリアを持つ FC ID を事前に割り当てることができます。

HBA に対する一意のエリア FC ID の設定

次のタスクでは、111(16 進値では 6f)のスイッチ ドメインの設定例を使用します。サーバは FCoE を介してスイッチに接続されます。HBA ポートはインターフェイス vfc20/1 に接続され、ストレージ ポートは同じスイッチのインターフェイス fc2/3 に接続されます。

HBA ポートに異なるエリア ID を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 show flogi database コマンドを使用して、HBA のポート WWN(Port Name フィールド)ID を取得します。

switch# show flogi database
------------------------------------------------------------------------------------------
INTERFACE VSAN FCID PORT NAME NODE NAME
------------------------------------------------------------------------------------------
vfc10/1 3 0x6f7703 50:05:08:b2:00:71:c8:c2 50:05:08:b2:00:71:c8:c0
fc2/3 3 0x6f7704 50:06:0e:80:03:29:61:0f 50:06:0e:80:03:29:61:0f
 

) この設定では、両方の FC ID に同じエリア 77 が割り当てられています。


ステップ 2 Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチの HBA インターフェイスをシャットダウンします。

switch# configuration terminal
switch(config)# interface vfc20/1
switch(config-if)# shutdown
switch(config-if)# end
switch#
 

ステップ 3 show fcdomain vsan コマンドを使用して、FC ID 機能がイネーブルであることを確認します。

switch# show fcdomain vsan 1
...
Local switch configuration information:
State: Enabled
FCID persistence: Disabled
 

この機能がディセーブルの場合は、この手順を継続して、永続的 FC ID をイネーブルにします。

この機能がすでにイネーブルの場合は、ステップ 5 に進んでください。

ステップ 4 Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチで永続的 FC ID をイネーブルにします。

switch# configuration terminal
switch(config)# fcdomain fcid persistent vsan 1
switch(config)# end
switch#
 

ステップ 5 異なるエリアの新しい FC ID を割り当てます。この例では、 77 を ee に置き換えます。

switch# configuration terminal
switch(config)# fcdomain fcid database
switch(config-fcid-db)# vsan 3 wwn 50:05:08:b2:00:71:c8:c2 fcid 0x6fee00 area
 

ステップ 6 Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチの HBA インターフェイスをイネーブルにします。

switch# configuration terminal
switch(config)# interface vfc20/1
switch(config-if)# no shutdown
switch(config-if)# end
switch#
 

ステップ 7 show flogi database コマンドを使用して、HBA の pWWN ID を確認します。

switch# show flogi database
------------------------------------------------------------------------------------------
INTERFACE VSAN FCID PORT NAME NODE NAME
------------------------------------------------------------------------------------------
vfc20/1 3 0x6fee00 50:05:08:b2:00:71:c8:c2 50:05:08:b2:00:71:c8:c0
fc2/3 3 0x6f7704 50:06:0e:80:03:29:61:0f 50:06:0e:80:03:29:61:0f
 

) これで、両方の FC ID にそれぞれ異なるエリアが割り当てられました。



 

永続的 FC ID の選択的な消去について

永続的 FC ID は、選択的に消去できます。現在使用中のスタティック エントリおよび FC ID は、削除できません。 表 33-1 に、永続的 FC ID の消去時に削除または保持される FC ID エントリを示します。

 

表 33-1 消去される FC ID

永続的 FC ID の状態
永続的 FC ID の使用状態
アクション

スタティック

使用中

削除されない

スタティック

使用中でない

削除されない

ダイナミック

使用中

削除されない

ダイナミック

使用中でない

削除される

永続的 FC ID の消去

永続的 FC ID を消去する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# purge fcdomain fcid vsan vsan-id

指定の VSAN の未使用のダイナミック FC ID をすべて消去します。

switch# purge fcdomain fcid vsan vsan-id - vsan-id

指定の VSAN 範囲の未使用のダイナミック FC ID をすべて消去します。

fcdomain 情報の確認


) fcdomain 機能がディセーブルである場合、表示された実行時ファブリック名は設定済みファブリック名と同じです。


次に、fcdomain 設定に関する情報を表示する例を示します。

switch# show fcdomain vsan 2
 

指定された VSAN に属するすべてのスイッチのドメイン ID リストを表示するには、 show fcdomain domain-list コマンドを使用します。このリストには、各ドメイン ID を所有するスイッチの WWN が記載されています。この例では次の値が使用されています。

20:01:00:05:30:00:47:df の WWN を持つスイッチが主要スイッチで、ドメインは 200 です。

20:01:00:0d:ec:08:60:c1 の WWN を持つスイッチはローカル スイッチ(CLI コマンドを入力してドメイン リストを表示したスイッチ)で、ドメインは 99 です。

IVR マネージャは 20:01:00:05:30:00:47:df を仮想スイッチの WWN として使用して仮想ドメイン 97 を取得しました。

switch# show fcdomain domain-list vsan 76
 
Number of domains: 3
Domain ID WWN
--------- -----------------------
0xc8(200) 20:01:00:05:30:00:47:df [Principal]
0x63(99) 20:01:00:0d:ec:08:60:c1 [Local]
0x61(97) 50:00:53:0f:ff:f0:10:06 [Virtual (IVR)]
 

このスイッチに設定された許可ドメイン ID のリストを表示するには、 show fcdomain allowed vsan コマンドを使用します。

switch# show fcdomain allowed vsan 1
Assigned or unallowed domain IDs: 1-96,100,111-239.
[Interoperability Mode 1] allowed domain IDs: 97-127.
[User] configured allowed domain IDs: 50-110.

ヒント このスイッチに interop 1 モードが必要な場合は、要求されたドメイン ID が スイッチ ソフトウェア チェックに合格することを確認してください。


次に、指定の VSAN の既存の永続的 FC ID をすべて表示する例を示します。 unused オプションを指定すると、未使用の永続的 FC ID だけを表示できます。

switch# show fcdomain fcid persistent vsan 1000
 

次に、指定の VSAN または SAN ポート チャネルのフレームおよびその他の fcdomain 統計情報を表示する例を示します。

switch# show fcdomain statistics vsan 1
VSAN Statistics
Number of Principal Switch Selections: 5
Number of times Local Switch was Principal: 0
Number of 'Build Fabric's: 3
Number of 'Fabric Reconfigurations': 0
 

次に、割り当てられた FC ID および空いている FC ID のリストを含めて、FC ID 割り当てに関する統計情報を表示する例を示します。

switch# show fcdomain address-allocation vsan 1
 

次に、有効なアドレス割り当てキャッシュを表示する例を示します。ファブリックから取り除かれたデバイス(ディスクやホスト)を元のファブリックに戻す場合、主要スイッチはキャッシュを使用して FC ID を再度割り当てます。キャッシュ内では、VSAN はこのデバイスを含む VSAN を、WWN は FC ID を所有していたデバイスを、マスクは FC ID に対応する 1 つのエリアまたはエリア全体を表します。

switch# show fcdomain address-allocation cache
 

デフォルト設定値

表 33-2 に、すべての fcdomain パラメータのデフォルト設定値を示します。

 

表 33-2 デフォルト fcdomain パラメータ

パラメータ
デフォルト

fcdomain 機能

イネーブル

設定済みドメイン ID

0(ゼロ)

設定済みドメイン

preferred

auto-reconfigure オプション

ディセーブル

contiguous-allocation オプション

ディセーブル

プライオリティ

128

許可リスト

1 ~ 239

ファブリック名

20:01:00:05:30:00:28:df

rcf-reject

ディセーブル

永続的 FC ID

イネーブル

許可ドメイン ID リスト設定の配信

ディセーブル