Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチ CLI ソフト ウェア コンフィギュレーション ガイド
EtherChannel の設定
EtherChannel の設定
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2009/08/13 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

EtherChannel の設定

EtherChannel の概要

EtherChannel の概要

互換性要件

EtherChannel を使用したロード バランシング

LACP について

LACP の概要

LACP ID パラメータ

ポート チャネル モード

LACP マーカー レスポンダ

LACP がイネーブルの EtherChannel とスタティック EtherChannel の違い

EtherChannel の設定

EtherChannel の作成

EtherChannel へのポートの追加

EtherChannel を使用したロード バランシングの設定

LACP のイネーブル化

ポート チャネル ポート モードの設定

LACP システム プライオリティとシステム ID の設定

LACP ポート プライオリティの設定

ポート チャネルの設定の確認

EtherChannel の設定

この章では、EtherChannel を設定する方法と、Link Aggregation Control Protocol(LACP)を適用および設定し、Cisco NX-OS でEtherChannel をより効率的に使用する方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「EtherChannel の概要」

「EtherChannel の設定」

「ポート チャネルの設定の確認」

EtherChannel の概要

EtherChannel は最大 8 つのインターフェイスを 1 つのグループに集約して、帯域幅の増大と冗長性の改善を実現します。また、ポート チャネルでは、これらの集約された各物理インターフェイス間でトラフィックのロード バランシングも行います。EtherChannel は、EtherChannel を構成する最低 1 つの物理インターフェイスが動作しているかぎり動作します。

EtherChannel は、互換性のあるインターフェイスを束ねることによって作成します。スタティック EtherChannel または Link Aggregation Control Protoco (LACP)を実行する EtherChannel を設定および実行できます (LACP の詳細については、「LACP について」を参照してください)。

EtherChannel に適用された設定変更はすべて、その EtherChannel の各メンバ インターフェイスに適用されます。たとえば、EtherChannel 上で Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)パラメータを設定すると、Cisco NX-OS によってそれらのパラメータが EtherChannel を構成する各インターフェイスに適用されます。

設定を簡素化するには、プロトコルが関連付けられていないスタティックな EtherChannel を使用します。より効率的に EtherChannel を使用するには、IEEE 802.3ad に規定されている LACP を使用します。LACP を使用すると、リンクによってプロトコル パケットが渡されます。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「EtherChannel の概要」

「互換性要件」

「EtherChannel を使用したロード バランシング」

「LACP について」

EtherChannel の概要

Cisco NX-OS は、EtherChannel を使用して、帯域幅の拡大、冗長性の改善、チャネル全体のロード バランシングを実現します。

最大 8 つのポートを 1 つのスタティック EtherChannel に集約したり、LACP をイネーブルにしたりできます。LACP を使用して EtherChannel を設定する場合、スタティック EtherChannel を設定する場合とは手順が若干異なります(「EtherChannel の設定」を参照してください)。


) Cisco NX-OS では、EtherChannel 用の Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)はサポートしていません。


EtherChannel では、個々のリンクをチャネル グループに束ねて単一の論理リンクを作成して、最大 8 つの物理リンクの帯域幅を集約できます。EtherChannel 内のいずれかのメンバ ポートで障害が発生すると、障害の発生したリンク経由で伝送されたトラフィックが、EtherChannel 内の残りのメンバー ポートに切り替えられます。

各ポートは 1 つの EtherChannel だけに加わることができます。EtherChannel 内のすべてのポートは互換性がなければなりません。つまり、回線速度が同じで、全二重方式で動作する必要があります(「互換性要件」を参照)。スタティック EtherChannel を LACP なしで稼動すると、個々のリンクがすべて on チャネル モードで動作します。このモードを変更するには、LACP をイネーブルにする必要があります(「ポート チャネル モード」を参照)。


) チャネル モードを、on から active、または on から passive には変更できません。


ポート チャネル インターフェイスを作成して、EtherChannel を直接作成できます。また、個々のポートを集約する役割を果たすチャネル グループも作成できます。インターフェイスをチャネル グループに関連付けると、EtherChannel が存在しない場合は、Cisco NX-OS によって、対応する EtherChannel が自動的に作成されます。また、最初に EtherChannel を作成しておくこともできます。その場合、Cisco NX-OS は、EtherChannel と同じチャネル数で空のチャネル グループを作成し、デフォルトの設定を採用します。


) EtherChannel は、最低 1 つのメンバ ポートがアップ状態になっており、そのポートのステータスが「チャネリング中」であれば、動作上アップ状態になります。また、すべてのメンバ ポートが動作上ダウン状態になると、EtherChannel は動作上ダウン状態になります。


互換性要件

チャネル グループにインターフェイスを追加すると、Cisco NX-OS は、特定のインターフェイス属性をチェックし、そのインターフェイスがチャネル グループと互換性があるかどうかを確認します。また Cisco NX-OS は、そのインターフェイスがポート チャネル集約への参加を許可する前に、インターフェイスのさまざまな動作属性もチェックします。

互換性チェックの対象となる動作属性は次のとおりです。

ポート モード

アクセス VLAN

トランク ネイティブ VLAN

許可 VLAN リスト

速度

802.3x フロー制御の設定

MTU

Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチは、システム レベルの MTU だけをサポートします。この属性は、ポートごとに変更できません。

ブロードキャスト/ユニキャスト/マルチキャストのストーム制御設定

プライオリティ フロー制御

タグなし CoS

Cisco NX-OS で使用される互換性チェックの完全なリストを表示するには、 show port-channel compatibility-parameters コマンドを使用します。

スタティック EtherChannel に追加できるのは、チャネル モードが on に設定されたインターフェイスだけです。また、LACP が動作している EtherChannel に追加できるのは、チャネル モードが active または passive に設定されたインターフェイスだけです (ポート チャネル モードの詳細については、「ポート チャネル モード」を参照してください)。これらの属性は、個々のメンバ ポートに設定できます。

インターフェイスが EtherChannel に追加されると、次の各パラメータは、EtherChannel の値で置き換えられます。

帯域幅

MAC アドレス

STP

インターフェイスが EtherChannel に追加されても、次のインターフェイス パラメータは影響を受けません。

説明

CDP

LACP ポート プライオリティ

デバウンス

EtherChannel を使用したロード バランシング

Cisco NX-OS は、EtherChannel を構成するすべての動作中インターフェイス間でトラフィックのロード バランスを実現します。フレーム内のアドレスから生成されたバイナリ パターンの一部を数値に圧縮変換し、それを使用してチャネル内の 1 つのリンクを選択し、ロード バランシングを行います。EtherChannel はデフォルトでロード バランシングを行います。また、基本設定では、次の基準によってリンクを選択します。

レイヤ 2 フレームの場合は、送信元および宛先の MAC アドレスを使用します。

レイヤ 3 フレームの場合は、送信元および宛先の MAC アドレスと、送信元および宛先の IP アドレスを使用します。

レイヤ 4 フレームの場合は、送信元および宛先の MAC アドレス、送信元および宛先の IP アドレス、送信元および宛先のポート番号を使用します。

次のいずれかの方法を使用して EtherChannel 全体でロード バランシングを行うようスイッチを設定できます。

宛先 MAC アドレス

送信元 MAC アドレス

送信元および宛先 MAC アドレス

宛先 IP アドレス

送信元 IP アドレス

送信元および宛先 IP アドレス

宛先 TCP/UDP ポート番号

送信元 TCP/UDP ポート番号

送信元および宛先 TCP/UDP ポート番号

表 11-1 に、各設定で使用する基準を示します。

 

表 11-1 EtherChannel ロード バランシング基準

設定
レイヤ 2 基準
レイヤ 3 基準
レイヤ 4 基準

宛先 MAC

宛先 MAC

宛先 MAC

宛先 MAC

送信元 MAC

送信元 MAC

送信元 MAC

送信元 MAC

送信元/宛先 MAC

送信元/宛先 MAC

送信元/宛先 MAC

送信元/宛先 MAC

宛先 IP

宛先 MAC

宛先 MAC、宛先 IP

宛先 MAC、宛先 IP

送信元 IP

送信元 MAC

送信元 MAC、送信元 IP

送信元 MAC、送信元 IP

送信元/宛先 IP

送信元/宛先 MAC

送信元/宛先 MAC、送信元/宛先 IP

送信元/宛先 MAC、送信元/宛先 IP

宛先 TCP/UDP ポート

宛先 MAC

宛先 MAC、宛先 IP

宛先 MAC、宛先 IP、宛先ポート

送信元 TCP/UDP ポート

送信元 MAC

送信元 MAC、送信元 IP

送信元 MAC、送信元 IP、送信元ポート

送信元および宛先 TCP/UDP ポート

送信元/宛先 MAC

送信元/宛先 MAC、送信元/宛先 IP

送信元/宛先 MAC、送信元/宛先 IP、送信元/宛先ポート

使用している設定で最も多様なバランス基準を提供するオプションを使用してください。たとえば、ある EtherChannel のトラフィックが単一の MAC アドレスだけに送信されている場合に、宛先 MAC アドレスをポート チャネルのロード バランシングの基準として使用すると、EtherChannel 内で常に同じリンクが選択されます。送信元アドレスまたは IP アドレスを使用すると、ロード バランシングが向上する場合があります。

LACP について

LACP を使用すると、最大 8 つのインターフェイスを 1 つの EtherChannel に設定できます。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「LACP の概要」

「LACP ID パラメータ」

「ポート チャネル モード」

「LACP マーカー レスポンダ」

「LACP がイネーブルの EtherChannel とスタティック EtherChannel の違い」

LACP の概要


) この機能を使用するには、LACP をイネーブルにする必要があります。


図 11-1 に、個々のリンクを LACP EtherChannel およびチャネル グループに結合し、なおかつ個々のリンクとしても機能させる方法を示します。

図 11-1 EtherChannel に結合された個々のリンク

 

LACP を使用すると、最大 8 つのインターフェイスを 1 つのチャネル グループに束ねることができます。


) EtherChannel を削除すると、Cisco NX-OS によって対応するチャネル グループも自動的に削除され、すべてのメンバ インターフェイスは以前の設定に戻ります。


LACP 設定が 1 つでも存在するかぎり、LACP をディセーブルにできません。

LACP ID パラメータ

LACP では、次のパラメータを使用します。

LACP システム プライオリティ:LACP を稼動している各システムは、LACP システム プライオリティ値を持っています。このパラメータのデフォルト値である 32768 をそのまま使用するか、値を 1 ~ 65535 の範囲で設定できます。LACP は、このシステム プライオリティと MAC アドレスを組み合せてシステム ID を生成します。また、システム プライオリティを他のデバイスとのネゴシエーションにも使用します。システム プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。


) LACP システム ID は、LACP システム プライオリティ値と MAC アドレスを組み合せたものです。


LACP ポート プライオリティ:LACP を使用するように設定された各ポートには、LACP ポート プライオリティが割り当てられます。LACP ポート プライオリティのデフォルト値である 32768 をそのまま使用するか、値を 1 ~ 65535 の範囲で設定できます。LACP は、このポート プライオリティとポート番号を組み合せて、ポート識別子を生成します。また、互換性のあるポートのうち一部を束ねることができない場合に、どのポートをスタンバイ モードにし、どのポートをアクティブ モードにするかを決定するのに、ポート プライオリティを使用します。LACP では、ポート プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。指定ポートが、より低い LACP プライオリティを持ち、ホット スタンバイ リンクではなくアクティブ リンクとして選択される可能性が最も高くなるように、ポート プライオリティを設定できます。

LACP 管理キー:LACP は、LACP を使用するように設定された各ポート上のチャネル グループ番号に等しい管理キー値を自動的に設定します。管理キーは、あるポートが他のポートと集約できる能力を定義します。あるポートが他のポートと集約できる能力は、次の要因によって決まります。

データ レート、デュプレックス機能、ポイントツーポイントまたは共有メディア ステートなどのポートの物理特性

管理者が設定した設定上の制限

ポート チャネル モード

EtherChannel を構成する個々のインターフェイスにはチャネル モードが設定されます。プロトコルなしでスタティック EtherChannel を稼動した場合、チャネル モードは常に、 on に設定されます。デバイス上で LACP をグローバルにイネーブルにしたあと、各インターフェイスのチャネル モードを active または passive に設定して、各チャネルの LACP をイネーブルにします。LACP チャネル グループを構成する個々のリンクについて、どちらかのチャネル モードを設定できます。


active または passive チャネル モードで、個々のインターフェイスを設定するには、まず、LACP をグローバルにイネーブルにする必要があります。


表 11-2 で、各チャネル モードについて説明します。

 

表 11-2 EtherChannel を構成する個々のリンクのチャネル モード

チャネル モード
説明

パッシブ

ポートをパッシブなネゴシエーション状態にする LACP モード。この状態では、ポートは受信した LACP パケットに応答しますが、LACP ネゴシエーションを開始しません。

active

ポートをアクティブなネゴシエーション状態にする LACP モード。この状態では、ポートは、LACP パケットを送信して他のポートとネゴシエーションを開始します。

on

すべてのスタティック EtherChannel、つまり LACP を稼動していない EtherChannel は、このモードのままになります。LACP をイネーブルにする前に、チャネル モードを active または passive に変更しようとすると、デバイスがエラー メッセージ返します。

各チャネルで LACP をイネーブルにするには、そのチャネルのインターフェイスでチャネル モードを active または passive に設定します。LACP は、on 状態のインターフェイスとネゴシエートする場合、LACP パケットを受信しないため、そのインターフェイスと個別のリンクを形成します。そのため、LACP チャネル グループには参加しません。

passive および active の両モードでは、LACP は、ポート間でネゴシエートし、ポート速度やトランキング ステートなどの基準に基づいて、EtherChannel を形成可能かどうかを判別できます。passive モードは、リモート システム、つまりパートナーが、LACP をサポートしているかどうかが不明な場合に便利です。

ポートは、異なる LACP モードであっても、次の例のようにそれらのモード間で互換性があれば、LACP EtherChannel を形成できます。

active モードのポートは、active モードの別のポートと EtherChannel を正常に形成できます。

active モードのポートは、passive モードの別のポートと EtherChannel を形成できます。

passive モードのポートは、passive モードの別のポートと EtherChannel を形成できません。これは、どちらのポートもネゴシエーションを開始しないからです。

on モードのポートは LACP を実行していません。

LACP マーカー レスポンダ

EtherChannel を使用すると、リンク障害やロード バランシング動作によって、データ トラフィックが動的に再配信されることがあります。LACP では、マーカー プロトコルを使用して、こうした再配信によってフレームが重複したり順序が変わったりしないようにします。Cisco NX-OS は、マーカー レスポンダだけをサポートしています。

LACP がイネーブルの EtherChannel とスタティック EtherChannel の違い

表 11-3 に、LACP がイネーブルの EtherChannel とスタティック EtherChannel の主な違いを簡単に要約します。

 

表 11-3 LACP がイネーブルの EtherChannel とスタティック EtherChannel

設定
LACP がイネーブルの EtherChannel
スタティック EtherChannel

適用されるプロトコル

グローバルにイネーブル化

該当なし

リンクのチャネル モード

次のいずれか。

active

パッシブ

on モードのみ

チャネルを構成する最大
リンク数

8

8

EtherChannel の設定

1 つのデバイス上に複数の EtherChannel を設定できます。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「EtherChannel の作成」

「EtherChannel へのポートの追加」

「EtherChannel を使用したロード バランシングの設定」

「LACP のイネーブル化」

「ポート チャネル ポート モードの設定」

「LACP システム プライオリティとシステム ID の設定」

「LACP ポート プライオリティの設定」

EtherChannel の作成

チャネル グループを作成する前に、EtherChannel を作成できます。Cisco NX-OS により、関連するチャネル グループが自動的に作成されます。


) LACP ベースの EtherChannel が必要な場合は、LACP をイネーブルにする必要があります(「LACP のイネーブル化」を参照)。


EtherChannel を作成する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface port-channel channel-number

設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。チャネル グループがまだ存在しない場合は、Cisco NX-OS によって自動的に作成されます。

次の例は、EtherChannel を作成する方法を示しています。

switch# configure terminal
switch (config)# interface port-channel 1

EtherChannel、および関連付けられたチャネル グループを削除する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

switch(config)# no interface port-channel channel-number

EtherChannel、および関連付けられたチャネル グループを削除します。EtherChannel を削除するとインターフェイス設定がどのように変更されるかについては、「互換性要件」を参照してください。

EtherChannel へのポートの追加

ポートを、新規のチャネル グループまたは他のポートがすでに属しているチャネル グループに追加できます。EtherChannel がまだ存在しない場合は、このチャネル グループに関連付けられる EtherChannel が Cisco NX-OS によって作成されます。


) LACP ベースの EtherChannel が必要な場合は、LACP をイネーブルにする必要があります(「LACP のイネーブル化」を参照)。


EtherChannel を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface type slot / port

チャネル グループに追加するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-if)# switchport mode trunk

(任意)指定インターフェイスをトランク ポートとして設定します。

ステップ 4

switch(config-if)# switchport trunk { allowed vlan vlan-id | native vlan vlan-id }

(任意)トランク ポートに必要なパラメータを設定します。

ステップ 5

switch(config-if)# channel-group channel-number

チャネル グループ内にポートを設定し、モードを設定します。チャネル番号の有効範囲は 1 ~ 4096 です。EtherChannel がまだ存在しない場合は、このチャネル グループに関連付けられる EtherChannel が Cisco NX-OS によって作成されます1

1.これは暗黙の EtherChannel 作成と呼ばれます。

チャネル グループからポートを削除する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

switch(config)# no channel-group

チャネル グループからポートを削除します。チャネル グループから削除されたポートは元の設定に戻ります。

次に、イーサネット インターフェイス 1/4 をチャネル グループ 1 に追加する例を示します。

switch# configure terminal
switch (config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# switchport mode trunk
switch(config-if)# channel-group 1

EtherChannel を使用したロード バランシングの設定

デバイス全体に適用される EtherChannel 用のロード バランシング アルゴリズムを設定できます。


) LACP ベースの EtherChannel が必要な場合は、LACP をイネーブルにする必要があります(「LACP のイネーブル化」を参照)。


EtherChannel を使用したロード バランシングを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# port-channel load-balance ethernet { destination-ip | destination-mac | destination-port | source-dest-ip | source-dest-mac | source-dest-port | source-ip | source-mac | source-port }

デバイスのロード バランシング アルゴリズムを指定します。指定可能なアルゴリズムはデバイスによって異なります。デフォルトは source-dest-mac です。

ステップ 3

switch(config-router)# show port-channel load-balance

(任意)ポート チャネル ロード バランシング アルゴリズムを表示します。

次に、EtherChannel の送信元 IP ロード バランシングを設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch (config)# port-channel load-balance ethernet source-ip

デフォルトのロード バランシング アルゴリズム(非 IP トラフィック用の source-dest-mac、および IP トラフィック用の source-dest-ip)を復元する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

switch(config)# no port-channel load-balance ethernet

デフォルトのロード バランシング アルゴリズムを復元します。


source-dest-ipsource-dest-macsource-dest-port の各キーワードは、Cisco NX-OS の 4.0(1a)N1 より以前のリリースの場合、それぞれ source-destination-ipsource-destination-macsource-destination-port です。


LACP のイネーブル化

LACP はデフォルトではディセーブルです。LACP の設定を開始するには、LACP をイネーブルにする必要があります。LACP 設定が 1 つでも存在するかぎり、LACP をディセーブルにできません。

LACP は、LAN ポート グループの機能を動的に学習し、残りの LAN ポートに通知します。正しくマッチするイーサネット リンクを特定すると、それらのリンクを EtherChannel にグループ化します。その EtherChannel は、単一のブリッジ ポートとしてスパニング ツリーに追加されます。

LACP をイネーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# feature lacp

スイッチ上で LACP をイネーブルにします。

ステップ 3

switch(config)# show system internal clis feature

(任意)イネーブルにされた機能を表示します。

次に、LACP をイネーブルにする例を示します。

switch# configure terminal
switch (config)# feature lacp

ポート チャネル ポート モードの設定

LACP をイネーブルにしたら、LACP EtherChannel 内の各リンクのチャネル モードを、 active または passive に設定できます。このチャネル コンフィギュレーション モードを使用すると、リンクは LACP で動作可能になります。

EtherChannel を対応するプロトコルなしで設定すると、リンクの両端のすべてのインターフェイスが on チャネル モードのままになります。

LACP リンク モードを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface type slot / port

設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-if)# channel-group number mode { active | on | passive }

EtherChannel を構成するリンクのポート モードを指定します。LACP をイネーブルにしたら、各リンクまたはチャネル全体を active または passive に設定します。

プロトコルを関連付けずに EtherChannel を稼動した場合、ポート チャネル モードは常に on に設定されます。

デフォルトのポート チャネル モードは on です。

switch(config-if)# no channel-group number mode

指定インターフェイスのポート モードを on に戻します。

次に、チャネル グループ 5 のイーサネット インターフェイス 1/4 で、LACP がイネーブルなインターフェイスを active ポート チャネル モードに設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch (config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# channel-group 5 mode active

LACP システム プライオリティとシステム ID の設定

LACP システム ID は、LACP システム プライオリティ値と MAC アドレスを組み合せたものです。

LACP システム プライオリティを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# lacp system-priority priority

LACP で使用するシステム プライオリティを設定します。有効範囲は 1 ~ 65535 で、値が大きいほどプライオリティは低くなります。デフォルト値は 32768 です。

ステップ 3

switch(config-if)# show lacp system-identifier

LACP システム識別子を表示します。

次に、LACP システム プライオリティを 2500 に設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# lacp system-priority 2500

LACP ポート プライオリティの設定

LACP をイネーブルにすると、LACP EtherChannel の各リンクにポート プライオリティを設定できます。

LACP リンク モードとポート プライオリティを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface type slot / port

設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-if)# lacp port-priority priority

LACP で使用するポート プライオリティを設定します。有効範囲は 1 ~ 65535 で、値が大きいほどプライオリティは低くなります。デフォルト値は 32768 です。

次に、イーサネット インターフェイス 1/4 の LACP ポート プライオリティを 40000 に設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch (config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# lacp port priority 40000

ポート チャネルの設定の確認

ポート チャネルの設定情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

 

コマンド
目的

switch# show interface port-channel channel-number

ポート チャネル インターフェイスのステータスを表示します。

switch# show system internal clis feature

イネーブルにされた機能を表示します。

switch# show lacp { counters | interface type slot / port | neighbor | port-channel | system-identifier }

LACP 情報を表示します。

switch# show port-channel compatibility-parameters

EtherChannel に参加するために各メンバ ポート間で同じでなければならないパラメータを表示します。

switch# show port-channel database [ interface port-channel channel-number]

1 つ以上のポート チャネル インターフェイスの集約状態を表示します。

switch# show port-channel load-balance

EtherChannel で使用中のロード バランシングのタイプを表示します。

switch# show port-channel summary

ポート チャネル インターフェイスのサマリーを表示します。

switch# show port-channel traffic

EtherChannel のトラフィック統計情報を表示します。

switch# show port-channel usage

使用済みおよび未使用のチャネル番号の範囲を表示します。

switch# show port-channel database

現在実行中の EtherChannel 機能に関する情報を表示します。