Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチ CLI ソフト ウェア コンフィギュレーション ガイド
イーサネット インターフェイスの設定
イーサネット インターフェイスの設定
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2009/08/13 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

イーサネット インターフェイスの設定

イーサネット インターフェイスについて

インターフェイス コマンドの概要

単方向リンク検出パラメータについて

UDLD の概要

UDLD のデフォルト設定

UDLD アグレッシブ モードおよび非アグレッシブ モード

インターフェイス速度について

シスコ検出プロトコルについて

CDP のデフォルト設定

デバウンス タイマー パラメータについて

MTU 設定について

イーサネット インターフェイスの設定

UDLD モードの設定

インターフェイス速度の設定

シスコ検出プロトコルの設定

CDP 特性の設定

CDP のイネーブル化またはディセーブル化

デバウンス タイマーの設定

説明パラメータの設定

イーサネット インターフェイスのディセーブル化および再起動

インターフェイス情報の表示

物理イーサネットのデフォルト設定値

イーサネット インターフェイスの設定

ここでは、Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチにおけるイーサネット インターフェイスの設定について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。

「イーサネット インターフェイスについて」

「イーサネット インターフェイスの設定」

「インターフェイス情報の表示」

イーサネット インターフェイスについて

イーサネット ポートは、サーバまたは LAN に接続された標準イーサネット インターフェイスとして動作できます。

イーサネット インターフェイスでは、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)もサポートされます。FCoE により、イーサネット トラフィックとファイバ チャネル トラフィックの両方を物理イーサネット リンクで伝送できるようになります。詳細については、 第 29 章「FCoE の設定」 および 第 30 章「仮想インターフェイスの設定」 を参照してください。

Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでは、イーサネット インターフェイスがデフォルトでイネーブルになっています。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「インターフェイス コマンドの概要」

「単方向リンク検出パラメータについて」

「インターフェイス速度について」

「シスコ検出プロトコルについて」

「デバウンス タイマー パラメータについて」

「MTU 設定について」

インターフェイス コマンドの概要

interface コマンドを使用し、イーサネット インターフェイスのさまざまな機能をインターフェイスごとにイネーブルにできます。 interface コマンドを入力するときには、次の情報を指定します。

インターフェイス タイプ:すべての物理イーサネット インターフェイスには ethernet キーワードを使用します。

スロット番号

スロット 1 にはすべての固定ポートが含まれます。

スロット 2 には上位拡張モジュールのポートが含まれます(実装されている場合)。

スロット 3 には下位拡張モジュールのポートが含まれます(実装されている場合)。

ポート番号

グループ内のポート番号

Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender との使用をサポートするために、インターフェイスのナンバリング規則は、次のように拡張されています。

switch(config)# interface ethernet [chassis/]slot/port

シャーシ ID は、接続されている Fabric Extender を呼び出すための任意のエントリです。インターフェイス経由で検出された Fabric Extender を識別するために、シャーシ ID はスイッチ上の物理イーサネットまたは EtherChannel インターフェイスに設定されます。シャーシ ID には、100 ~ 199 の値を指定できます。

単方向リンク検出パラメータについて

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「UDLD の概要」

「UDLD のデフォルト設定」

「UDLD アグレッシブ モードおよび非アグレッシブ モード」

UDLD の概要

シスコ独自の Unidirectional Link Detection(UDLD; 単方向リンク検出)プロトコルにより、光ファイバまたは銅線(たとえば、カテゴリ 5 ケーブル)イーサネット ケーブルを介して接続されているポート上で、ケーブルの物理構成を監視し、単方向リンクの存在を検出できます。スイッチが単方向リンクを検出すると、UDLD は関連する LAN ポートをシャットダウンし、ユーザに警告します。単方向リンクによって、スパニング ツリー トポロジ ループなどのさまざまな問題が発生する可能性があります。

UDLD は、レイヤ 1 プロトコルと連動し、リンクの物理的ステータスを判別するレイヤ 2 プロトコルです。レイヤ 1 では、物理シグナリングおよび障害検出が自動ネゴシエーションによって処理されます。UDLD は、ネイバーの ID の検出、誤って接続された LAN ポートのシャットダウンなど、自動ネゴシエーションでは実行できない処理を実行します。自動ネゴシエーションと UDLD の両方をイネーブルにすると、レイヤ 1 とレイヤ 2 の検知機能が連動し、物理的および論理的な単方向接続、および他のプロトコルの誤作動を防止します。

リンク上でローカル デバイスが送信したトラフィックをネイバーが受信するにもかかわらず、ネイバーから送信されたトラフィックをローカル デバイスが受信しない場合は、必ず単方向リンクが発生しています。対になっているファイバ ケーブルのどちらかがの接続が切断されても、自動ネゴシエーションがアクティブであるかぎり、リンクはアップしません。この場合、論理リンクは不確定であり、UDLD は何の処理も行いません。両方のファイバがレイヤ 1 で正常に動作していれば、レイヤ 2 の UDLD はそれらのファイバが適切に接続されているかどうか、また、適切なネイバー間でトラフィックが双方向に流れているかどうかを判別します。自動ネゴシエーションはレイヤ 1 で機能するため、このチェックは自動ネゴシエーションでは実行されません。

Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチは、UDLD をイネーブルにした LAN ポート上のネイバー デバイスに UDLD フレームを定期的に送信します。このフレームが一定の時間内にエコー バックされ、かつ特定の確認応答にがない(エコー)がない場合は、そのリンクは単方向リンクとしてマークが付けられ、LAN ポートがシャットダウンされます。プロトコルが単方向リンクを正常に識別してディセーブルにするには、リンクの両端のデバイスが UDLD をサポートする必要があります。


) デフォルトでは、銅線の LAN ポート上の UDLD はローカルでディセーブルに設定されており、同じタイプのメディアに不要な制御トラフィックが送信されないようになっています。


図 5-1 に、単方向リンク条件の例を示します。デバイス B は、ポート上でデバイス A から正常にトラフィックを受信しますが、デバイス A は、同じポート上でデバイス B からのトラフィックを受信しません。UDLD によって問題が検出され、ポートがディセーブルにされます。

図 5-1 単方向リンク

 

UDLD のデフォルト設定

表 5-1 に、UDLD のデフォルト設定を示します。

 

表 5-1 UDLD のデフォルト設定

機能
デフォルト値

UDLD グローバル イネーブル ステート

グローバルにディセーブル

UDLD アグレッシブ モード

ディセーブル

ポート別の UDLD ステート イネーブル(光ファイバ メディア用)

すべてのイーサネット光ファイバ LAN ポートでイネーブル

ツイスト ペア(銅線)メディア用のポート別 UDLD イネーブル ステート

すべてのイーサネット 10/100 および 1000BASE-TX LAN ポートでディセーブル

デバイスとそのポートに UDLD を設定する手順については、「UDLD モードの設定」を参照してください。

UDLD アグレッシブ モードおよび非アグレッシブ モード

デフォルトでは、UDLD アグレッシブ モードはディセーブルになっています。UDLD アグレッシブ モードは、UDLD アグレッシブ モードをサポートするネットワーク デバイスの間のポイントツーポイントのリンク上に限って設定できます。UDLD アグレッシブ モードがイネーブルになっている場合、UDLD ネイバー関係が確立されている双方向リンク上のポートが UDLD フレームを受信しなくなったとき、UDLD はネイバーとの接続の再確立を試行します。この再試行に 8 回失敗すると、ポートはディセーブルになります。

スパニング ツリー ループを防止するために、デフォルトの 15 秒間隔を使用する非アグレッシブ UDLD により、(デフォルトのスパニング ツリー パラメータを使用している場合)ブロッキング ポートがフォワーディング ステートに移行する前に、すみやかに単方向リンクをシャットダウンできます。

UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにすると、次のようなことが発生します。

リンクの一方にポート スタックが生じる(送受信どちらも)

リンクの一方がダウンしているにもかかわらず、リンクのもう一方がアップしたままになる

このような場合、UDLD アグレッシブ モードでは、リンクのポートの 1 つがディセーブルになり、トラフィックが廃棄されるのを防止します。

インターフェイス速度について

Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでは、固定の 10 ギガビットのポートが多数装備され、各ポートには SFP+ インターフェイス アダプタが装着されています。Cisco Nexus 5010 スイッチには 20 個の固定ポートが装備されており、そのうち、最初の 8 個がスイッチ可能な 1 ギガビットおよび 10 ギガビットのポートです。Cisco Nexus 5020 スイッチには 40 個の固定ポートが装備されており、そのうち、最初の 16 個がスイッチ可能な 1 ギガビットおよび 10 ギガビットのポートです。

シスコ検出プロトコルについて

Cisco Discovery Protocol (CDP; シスコ検出プロトコル) は、すべてのシスコ製のデバイス(ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、およびスイッチ)上のレイヤ 2(データリンク層)で動作するデバイス検出プロトコルです。CDP を使用して、ネットワーク管理アプリケーションで、既知の隣接しているシスコ デバイスを検出できます。ネットワーク管理アプリケーションは、CDP によって、下位レイヤの透過プロトコルを実行する隣接デバイスのデバイス タイプおよび Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェント アドレスを学習できます。この機能により、アプリケーションから隣接デバイス に SNMP のクエリーを送信できます。

CDP は、Subnetwork Access Protocol(SNAP; サブネットワーク アクセス プロトコル)をサポートするすべてのメディアで稼動します。CDP はデータリンク層だけで稼動するので、異なるネットワーク層プロトコルをサポートする 2 つのシステムは互いについて学習できます。

CDP を設定した各デバイスは、マルチキャスト アドレスに定期的にメッセージを送信します。各デバイスは、SNMP メッセージを受信できるアドレスを少なくとも 1 つアドバタイズします。このアドバタイズには、受信側デバイスで CDP 情報を廃棄するまで保持しておく時間を表す Time-To-Live(TTL; 存続可能時間)またはホールドタイム情報も含まれます。また、各デバイスは、他のデバイスから送信されたメッセージも受信して、隣接するデバイスについて学習します。

このスイッチは、CDP バージョン 1 とバージョン 2 の両方をサポートします。

CDP のデフォルト設定

表 5-2 に、CDP のデフォルト設定を示します。

 

表 5-2 CDP のデフォルト設定

機能
デフォルト設定値

CDP インターフェイス ステート

イネーブル

CDP タイマー(パケット アップデート頻度)

60 秒

CDP ホールドタイム(廃棄するまでの時間)

180 秒

CDP バージョン 2 アドバタイズメント

イネーブル

デバウンス タイマー パラメータについて

ポート デバウンス時間は、リンクがダウンしたことをスーパーバイザに通知するためにインターフェイスが待機する時間です。この時間、インターフェイスはリンクがアップ状態に戻ったかどうかを確認するために待機します。待機時間は、トラフィックが停止している時間です。

インターフェイスごとにデバウンス タイマーをイネーブルにして、遅延時間をミリ秒単位で指定できます。


注意 ポート デバウンス タイマーをイネーブルにすると、リンクのアップおよびリンクのダウンの検出が遅れるので、デバウンス時間中にトラフィックが失われます。この状況は、一部のプロトコルの収束および再収束に影響する場合があります。

MTU 設定について

物理イーサネット インターフェイスごとの Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)はサポートされません。その代わりに、QoS クラスに従って MTU を設定します。MTU の変更は、ポリシー マップおよびクラス マップの設定によって行います。詳細については、 第 31 章「QoS の設定」 を参照してください。

インターフェイス設定を表示すると、物理イーサネット インターフェイスの MTU は 1500 と表示され、ファイバ チャネル インターフェイスの受信データ フィールド サイズは 2112 と表示されます。

イーサネット インターフェイスの設定

ここでは、イーサネット インターフェイスの設定方法について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。

「UDLD モードの設定」

「インターフェイス速度の設定」

「シスコ検出プロトコルの設定」

「デバウンス タイマーの設定」

「説明パラメータの設定」

「イーサネット インターフェイスのディセーブル化および再起動」

UDLD モードの設定

UDLD を実行するように設定されたデバイスのイーサネット インターフェイスに、ノーマルまたはアグレッシブ単方向リンク検出(UDLD)モードを設定できます。インターフェイスの UDLD モードをイネーブルにする前に、インターフェイスを含むデバイスの UDLD がイネーブルになっていることを確認する必要があります。UDLD は他方のリンク先のインターフェイスおよびそのデバイスでもイネーブルになっている必要があります。

ノーマル UDLD モードを使用するには、ポートのいずれかをノーマル モードに設定し、他のポートをノーマルまたはアグレッシブ モードに設定する必要があります。アグレッシブ UDLD モードを使用するには、両方のポートをアグレッシブ モードに設定する必要があります。


) 作業を開始する前に、UDLD は他のリンク先のポートとそのデバイスでイネーブルになっている必要があります。


UDLD モードを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# feature udld

デバイスの UDLD をイネーブルにします。

switch(config)# no feature udld

デバイスの UDLD をディセーブルにします。

ステップ 3

switch(config)# show udld global

デバイスの UDLD ステータスを表示します。

ステップ 4

switch(config)# interface ethernet slot / port

設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

switch(config-if)# udld { enable | disable | aggressive }

ノーマル UDLD モードをイネーブルにする、UDLD をディセーブルにする、またはアグレッシブ UDLD モードをイネーブルにします。

ステップ 6

switch(config-if)# show udld interface

インターフェイスの UDLD ステータスを表示します。

次の例は、スイッチの UDLD をイネーブルにする方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# feature udld

次の例は、イーサネット ポートのノーマル UDLD モードをイネーブルにする方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# udld enable

次の例は、イーサネット ポートのアグレッシブ UDLD モードをイネーブルにする方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# udld aggressive

次の例は、イーサネット ポートの UDLD をディセーブルにする例を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# udld disable

次の例は、スイッチの UDLD をディセーブルにする方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# no feature udld

インターフェイス速度の設定

Cisco Nexus 5010 スイッチの最初の 8 個のポートと、Cisco Nexus 5020 スイッチの最初の 16 個のポートはスイッチ可能な 1 ギガビット ポートと 10 ギガビット ポートです。デフォルトのインターフェイス速度は 10 ギガビットです。これらのポートを 1 ギガビット イーサネット用に設定するには、1 ギガビット イーサネット SFP トランシーバを適切なポートに挿入し、 speed コマンドを使用して速度を設定します。

1 ギガビット イーサネット ポートを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface type slot / port

指定インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。このインターフェイスには、1 ギガビット イーサネット SFP トランシーバが挿入されている必要があります。

ステップ 3

switch(config-if)# speed speed

インターフェイスの速度を設定します。

次の例は、1 ギガビット イーサネット ポートの速度を設定する方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# speed 1000

このコマンドは、物理イーサネット インターフェイスにだけ適用できます。


) インターフェイスとトランシーバの速度が一致しない場合、show interface ethernet slot/port コマンドを入力すると、SFP 検証失敗メッセージが表示されます。たとえば、speed 1000 コマンドを設定せずに 1 ギガビット SFP トランシーバをポートに挿入すると、このエラーが発生します。デフォルトでは、すべてのポートが 10 ギガビットです。


シスコ検出プロトコルの設定

ここでは、Cisco Discovery Protocol (CDP; シスコ検出プロトコル)を設定する方法について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。

「CDP 特性の設定」

「CDP のイネーブル化またはディセーブル化」

CDP 特性の設定

CDP アップデートの頻度、情報を廃棄するまでに保持する時間、およびバージョン 2 のアドバタイズメントを送信するかどうかを設定できます。

インターフェイスの CDP 特性を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# cdp advertise { v1 | v2 }

(オプション)使用するバージョンを設定して、CDP アドバタイズメントを送信します。バージョン 2 がデフォルト ステートです。

ステップ 3

switch(config)# cdp format device-id { mac-address | serial-number | system-name }

(オプション)CDP デバイス ID のフォーマットを設定します。デフォルトはシステム名です。このシステム名は、完全修飾ドメイン名として表記できます。

ステップ 4

switch(config)# cdp holdtime seconds

(オプション)ユーザのデバイスから送信された情報が、受信側デバイスで廃棄されるまでに保持される時間を指定します。指定できる範囲は 10 ~ 255 秒です。デフォルトは 180 秒です。

ステップ 5

switch(config)# cdp timer seconds

(オプション)CDP アップデートの送信頻度を秒単位で設定します。指定できる範囲は 5 ~ 254 秒です。デフォルトは 60 秒です。

デフォルト設定に戻すには、CDP コマンドの no 形式を使用してください。

次の例は、CDP 特性を設定する方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# cdp timer 50
switch(config)# cdp holdtime 120
switch(config)# cdp advertise v2

CDP のイネーブル化またはディセーブル化

イーサネット インターフェイスで CDP をイネーブルまたはディセーブルにできます。このプロトコルは、同一リンクの両方のインターフェイスでイネーブルにしたときに限って動作します。

インターフェイスで CDP をイネーブルまたはディセーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface type slot / port

指定インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-if)# cdp enable

インターフェイスの CDP をイネーブルにします。

正しく動作させるには、同一リンクの両方のインターフェイスでこのパラメータをイネーブルにする必要があります。

switch(config-if)# no cdp enable

インターフェイスの CDP をディセーブルにします。

次の例は、イーサネット ポートで CDP をイネーブルにする方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# cdp enable

このコマンドは、物理イーサネット インターフェイスにだけ適用できます。

デバウンス タイマーの設定

イーサネット ポートのデバウンス タイマーをイネーブルにするには、デバウンス時間をミリ秒単位で指定します。タイマーをディセーブルにするには、デバウンス時間を 0 に指定します。

show interface debounce コマンドを使用すると、すべてのイーサネット ポートのデバウンス時間を表示できます。

デバウンス タイマーをイネーブルまたはディセーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface type slot / port

指定インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-if)# link debounce time milliseconds

指定した時間(1 ~ 5000 ミリ秒)でデバウンス タイマーをイネーブルにします。

0 ミリ秒を指定すると、デバウンス タイマーはディセーブルになります。

次の例は、イーサネット インターフェイスでデバウンス タイマーをイネーブルにして、デバウンス時間を 1000 ミリ秒に設定する方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# link debounce time 1000

次の例は、イーサネット インターフェイスでデバウンス タイマーをディセーブルにする方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# link debounce time 0

このコマンドは、物理イーサネット インターフェイスにだけ適用できます。

説明パラメータの設定

イーサネット ポートのインターフェイスに関するテキストの説明を入力する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface type slot / port

指定インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-if)# description test

インターフェイスの説明を指定します。

次の例は、インターフェイスの説明を「Server 3 Interface」に設定する方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/3
switch(config-if)# description Server 3 Interface

イーサネット インターフェイスのディセーブル化および再起動

イーサネット インターフェイスのシャットダウンおよび再起動を実行できます。この処理により、すべてのインターフェイス機能がディセーブルになり、すべてのモニタリング表示でインターフェイスがダウンしているものとしてマークされます。この情報は、すべてのダイナミック ルーティング プロトコルによってその他のネットワーク サーバに伝達されます。インターフェイスは、シャットダウンすると、ルーティング アップデートに組み込まれなくなります。

インターフェイスをディセーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface type slot / port

指定インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-if)# shutdown

インターフェイスをディセーブルにします。

次の例は、イーサネット ポートをディセーブルにする方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# shutdown

インターフェイスを再起動する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

switch(config-if)# no shutdown

インターフェイスを再起動します。

次の例は、イーサネット インターフェイスを再起動する方法を示しています。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# no shutdown

インターフェイス情報の表示

定義済みインターフェイスに関する設定情報を表示するには、次のうちいずれかの手順を実行します。

 

コマンド
目的

switch# show interface type slot / port

指定されたインターフェイスの詳細情報を表示します。

switch# show interface type slot / port capabilities

指定インターフェイスの機能に関する詳細情報を表示します。このオプションは物理インターフェイスだけに使用できます。

switch# show interface type slot / port transceiver

指定インターフェイスに接続されているトランシーバに関する詳細情報を表示します。このオプションは物理インターフェイスだけに使用できます。

switch# show interface brief

すべてのインターフェイスのステータスを表示します。

switch# show interface debounce

すべてのインターフェイスのデバウンス ステータスを表示します。

switch# show interface flowcontrol

すべてのインターフェイスでフロー制御設定の詳細なリストを表示します。

show interface コマンドを EXEC モードから起動して、インターフェイス設定を表示します。引数を入力せずにこのコマンドを実行すると、スイッチ内に設定されたすべてのインターフェイスの情報が表示されます。

次の例は、物理イーサネット インターフェイスの表示方法を示しています。

switch# show interface ethernet 1/1
Ethernet1/1 is up
Hardware is 1000/10000 Ethernet, address is 000d.eca3.5f08 (bia 000d.eca3.5f08)
MTU 1500 bytes, BW 10000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 190/255, rxload 192/255
Encapsulation ARPA
Port mode is trunk
full-duplex, 10 Gb/s, media type is 1/10g
Input flow-control is off, output flow-control is off
Auto-mdix is turned on
Rate mode is dedicated
Switchport monitor is off
Last clearing of "show interface" counters never
5 minute input rate 942201806 bytes/sec, 14721892 packets/sec
5 minute output rate 935840313 bytes/sec, 14622492 packets/sec
Rx
129141483840 input packets 0 unicast packets 129141483847 multicast packets
0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 storm suppression packets
8265054965824 bytes
0 No buffer 0 runt 0 Overrun
0 crc 0 Ignored 0 Bad etype drop
0 Bad proto drop
Tx
119038487241 output packets 119038487245 multicast packets
0 broadcast packets 0 jumbo packets
7618463256471 bytes
0 output CRC 0 ecc
0 underrun 0 if down drop 0 output error 0 collision 0 deferred
0 late collision 0 lost carrier 0 no carrier
0 babble
0 Rx pause 8031547972 Tx pause 0 reset

次の例は、物理イーサネット機能の表示方法を示しています。

switch# show interface ethernet 1/1 capabilities
Ethernet1/1
Model: 734510033
Type: 10Gbase-(unknown)
Speed: 1000,10000
Duplex: full
Trunk encap.type: 802.1Q
Channel: yes
Broadcast suppression: percentage(0-100)
Flowcontrol: rx-(off/on),tx-(off/on)
Rate mode: none
QOS scheduling: rx-(6q1t),tx-(1p6q0t)
CoS rewrite: no
ToS rewrite: no
SPAN: yes
UDLD: yes
Link Debounce: yes
Link Debounce Time: yes
MDIX: no
FEX Fabric: yes

次の例は、物理イーサネット トランシーバの表示方法を示しています。

switch# show interface ethernet 1/1 transceiver
Ethernet1/1
sfp is present
name is CISCO-EXCELIGHT
part number is SPP5101SR-C1
revision is A
serial number is ECL120901AV
nominal bitrate is 10300 MBits/sec
Link length supported for 50/125mm fiber is 82 m(s)
Link length supported for 62.5/125mm fiber is 26 m(s)
cisco id is --
cisco extended id number is 4

次の例は、簡潔なインターフェイス ステータスの表示方法を示しています(簡潔にするため、一部の出力が削除されています)。

switch# show interface brief

--------------------------------------------------------------------------------
Ethernet VLAN Type Mode Status Reason Speed Port
Interface Ch #
--------------------------------------------------------------------------------
Eth1/1 200 eth trunk up none 10G(D) --
Eth1/2 1 eth trunk up none 10G(D) --
Eth1/3 300 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/4 300 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/5 300 eth access down Link not connected 1000(D) --
Eth1/6 20 eth access down Link not connected 10G(D) --
Eth1/7 300 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
...

次の例は、リンクのデバウンス ステータスの表示方法を示しています(簡潔にするため、一部の出力が削除されています)。

switch# show interface debounce

--------------------------------------------------------------------------------
Port Debounce time Value(ms)
--------------------------------------------------------------------------------
...
Eth1/1 enable 100
Eth1/2 enable 100
Eth1/3 enable 100
...

次の例は、CDP ネイバーの表示方法を示しています。

switch# show cdp neighbors
Capability Codes: R - Router, T - Trans-Bridge, B - Source-Route-Bridge
S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater,
V - VoIP-Phone, D - Remotely-Managed-Device,
s - Supports-STP-Dispute


Device ID Local Intrfce Hldtme Capability Platform Port ID

d13-dist-1 mgmt0 148 S I WS-C2960-24TC Fas0/9
n5k(FLC12080012) Eth1/5 8 S I s N5K-C5020P-BA Eth1/5

) リリース 4.0(1a)N1(1)では、CDP アドバタイズメント用デバイス ID フィールドのデフォルト値は、シャーシのシリアル番号から、上記の例のようにホスト名とシリアル番号に変更されました。


物理イーサネットのデフォルト設定値

次の表に、すべての物理イーサネット インターフェイスのデフォルト設定を示します。

 

パラメータ
デフォルト設定値

デバウンス

イネーブル、100 ミリ秒

デュプレックス

自動(全二重方式)

カプセル化

ARPA

MTU1

1500 バイト

ポート モード

アクセス

速度

自動(10000)

1.物理イーサネット インターフェイスごとに MTU を変更できません。MTU を変更するには、QoS クラスのマップを選択します。詳細については、第 31 章「QoS の設定」を参照してください。