Cisco Nexus 4001I/4005I Switch Module for IBM BladeCenter NX-OS コンフィギュレーション ガイド
コマンドライン インターフェイス(CLI)の 使用方法
コマンドライン インターフェイス(CLI)の使用方法
発行日;2012/05/10 | 英語版ドキュメント(2012/05/09 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 15MB) | フィードバック

目次

コマンドライン インターフェイス(CLI)の使用方法

コマンドライン インターフェイスへのアクセス

CLI の使用

CLI コマンド モードの使用方法

コマンド モードの変更

各コマンド モードで使用可能なコマンドの一覧表示

CLI コマンド階層構造

EXEC モード コマンド

コンフィギュレーション モード コマンド

コマンドの使用方法

コマンドおよび構文の一覧表示

コマンド文字列の入力

取り消しまたはデフォルト値/条件の復元

キーボード ショートカットの使用方法

CLI 変数の使用

ユーザ定義の固定 CLI 変数

コマンド エイリアスの使用

コマンド エイリアスの定義

コマンド スクリプト

スクリプトで指定されたコマンドの実行

遅延時間の設定

コマンドライン インターフェイス(CLI)の使用方法

この章では、Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)および CLI コマンド モードについて説明します。内容は次のとおりです。

「コマンドライン インターフェイスへのアクセス」

「CLI の使用」

「コマンドの使用方法」

「CLI 変数の使用」

「コマンド エイリアスの使用」

「コマンド エイリアスの定義」

「コマンド スクリプト」

コマンドライン インターフェイスへのアクセス

スイッチには、コンソール ポートに繋いだ端末を使って接続します。コンソール ポート パラメータの設定方法については、を参照してください。

Telnet または Secure Shell(SSH; セキュア シェル)スイッチを使って接続することもできます。このスイッチでは、同時に最大 8 つの Telnet 接続および SSH 接続をサポートしています。Telnet または SSH で接続するには、スイッチのホスト名または IP アドレスが必要になります。

スイッチへの Telnet 接続を確立する手順は次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

telnet { hostname | ip_addr }

アクセスするスイッチへの Telnet 接続をホストから確立します。

ステップ 2

Login: admin

Password: password

認証を開始します。

を押します。

ステップ 3

switch# exit

セッションを終了します。

スイッチへの SSH 接続を確立する手順は次のとおりです。

 

コマンド
目的

ssh { hostname | ip_addr }

アクセスするスイッチへの SSH 接続をホストから確立します。

CLI の使用

ここでは、次の内容について説明します。

「CLI コマンド モードの使用方法」

「CLI コマンド階層構造」

「EXEC モード コマンド」

「コンフィギュレーション モード コマンド」

CLI コマンド モードの使用方法

このスイッチには、ユーザ EXEC モードおよびコンフィギュレーション モードという 2 つの主なコマンド モードがあります。使用できるコマンドは実行しているモードによって異なります。システム プロンプトに疑問符( ? )を入力すると、各コマンド モードで使用できるコマンドのリストが表示されます。

表 3-1 に、一般的に使われる 2 つのモードと、そのモードの開始方法、およびそこから返されるシステム プロンプトを示します。システム プロンプトから、現在実行しているモードを識別して、そのモードで使用できるコマンドを判断できます。

 

表 3-1 一般的なスイッチのコマンド モード

モード
説明
開始方法
プロンプト

EXEC モード

端末の設定を一時的に変更したり、基本的なテストを実行できます。また、システム情報も表示できます。

(注) このモードで行う変更は通常保存されないため、システム リセット後には反映されません。

スイッチのプロンプトに、必要な EXEC モード コマンドを入力します。

switch#

コンフィギュレーション モード

システム全体に影響を及ぼす機能を設定できます。

(注) このモードで行う変更はシステム リセット後にも保存されます(設定を保存した場合)。

EXEC モードで configure terminal コマンドを入力します。

switch(config)#

コマンドを入力する際、他のコマンドと区別がつく文字数だけを入力して、コマンドおよびキーワードを省略できます。たとえば、 configure terminal コマンドを conf t に省略できます。

コマンド モードの変更

コンフィギュレーション モード(別名、端末コンフィギュレーション モード)には、いくつかのサブモードがあります。これらの各サブモードを使用すると、プロンプトのより下の階層で作業できます。 exit を入力すると、スイッチは現在のレベルから 1 つ前のレベルに戻ります。 end を入力すると、スイッチはユーザ EXEC レベルに戻ります。 end を入力する代わりに、コンフィギュレーション モードで Ctrl+Z を押しても同様です。

各コマンド モードで使用可能なコマンドの一覧表示

スイッチ プロンプトで疑問符( ? )を入力すると、任意のコマンド モードで使用できるコマンドを表示できます。

CLI コマンド階層構造

CLI コマンドは、同じような機能を実行するコマンドを同じレベルに集めた階層構造で編成されています。たとえば、システム、設定、またはハードウェアに関する情報を表示するコマンドはすべて show コマンドとしてグループ化されています。また、スイッチを設定できるコマンドはすべて configure terminal コマンドとしてグループ化されています。

コマンドを実行するには、階層の最上位から始めてコマンドを入力します。たとえば、インターフェイスを設定するには、 config terminal コマンドを使用します。次に、コンフィギュレーション モードが開始されるので、 interface コマンドを入力します。インターフェイス サブモードが開始され、使用できるコマンドを調べることができます。

次に、インターフェイス サブモードで使用できるコマンドを確認する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# ?
bandwidth Set bandwidth informational parameter
cdp Configure CDP interface parameters
channel-group Configure port channel parameters
delay Specify interface throughput delay
description Enter description of maximum 80 characters
duplex Enter the port duplex mode
end Go to exec mode
errdisable Configure error disable parameters
exit Exit from command interpreter
flowcontrol Configure interface flowcontrol
ip Configure IP features
link Configure link
lldp Configure Interface LLDP parameters
logging Configure logging for interface
mac MAC configuration commands
no Negate a command or set its defaults
pop Pop mode from stack of restore from name
priority-flow-control Enable/Disable PFC
push Push current mode to stack or save it under name
service-policy Configure service policy for an interface
shutdown Enable/disable an interface
snmp Modify SNMP interface parameters
spanning-tree Spanning Tree Subsystem
speed Enter the port speed
storm-control Configure Interface storm control
switchport Configure switchport parameters
udld UDLD protocol
where Shows the cli context you are in

EXEC モード コマンド

スイッチ上でセッションを開始する場合、最初は EXEC モードから始めます。この EXEC モードから、コンフィギュレーション モードを開始できます。EXEC コマンドの大半は、現在の設定状態を表示する show コマンドのような 1 回限りのコマンドです。

次のコマンドは EXEC モードで使用できます。

switch# ?
attach Connect to a specific linecard
blink Blink locator led
callhome Callhome commands
cd Change current directory
checkpoint Create configuration rollback checkpoint
clear Reset functions
cli CLI commands
clock Manage the system clock
configure Enter configuration mode
copy Copy from one file to another
debug Debugging functions
debug-filter Enable filtering for debugging functions
delete Delete a file or directory
dir List files in a directory
echo Echo argument back to screen (useful for scripts)
end Go to exec mode
ethanalyzer Configure cisco fabric analyzer
event Event Manager commands
exit Exit from command interpreter
find Find a file below the current directory
format Format disks
gunzip Uncompresses LZ77 coded files
gzip Compresses file using LZ77 coding
install Upgrade software
mkdir Create new directory
modem Modem commands
move Move files
no Negate a command or set its defaults
ntp Execute NTP commands
ping Test network reachability
ping6 Test IPv6 network reachability
pop Pop mode from stack of restore from name
push Push current mode to stack or save it under name
pwd View current directory
reload Reboot the entire box
rmdir Delete a directory
rollback Rollback configuration
routing-context Set the routing context
run-script Run shell scripts
send Send message to open sessions
setup Run the basic SETUP command facility
show Show running system informationn
show Show running system information
sleep Sleep for the specified number of seconds
ssh SSH to another system
ssh6 SSH to another system using IPv6 addressing
system System management commands
tac-pac Save tac info in a compressed .gz file at specific location
tail Display the last part of a file
tar Archiving operations
telnet Telnet to another system
telnet6 Telnet6 to another system using IPv6 addressing
terminal Set terminal line parameters
test Test command
traceroute Traceroute to destination
traceroute6 Traceroute6 to destination
undebug Disable Debugging functions (See also debug)
update Update license
where Shows the cli context you are in
write Write current configuration
xml Xml agent

コンフィギュレーション モード コマンド

コンフィギュレーション モードでは、既存の設定を変更できます。変更した設定を保存すると、スイッチの再起動後も変更内容が保存されます。コンフィギュレーション モードでは、インターフェイス コンフィギュレーション モード、ゾーン コンフィギュレーション モード、およびプロトコルに特化したさまざまなモードを開始できます。コンフィギュレーション モードは、すべてのコンフィギュレーション コマンドの開始点です。

次のコマンドはコンフィギュレーション モードで使用できます。

switch# configure terminal
switch(config)# ?
aaa Configure aaa functions
access-list Configure access control list parameters
banner Configure banner message
boot Configure boot variables
callhome Enter the callhome configuration mode
cdp Configure CDP parameters
class-map Configure a class map
cli Configure CLI commands
clock Configure time-of-day clock
end Go to exec mode
errdisable Error disable
exit Exit from command interpreter
fcoe_mgr Config commands for Fcoe_mgr
feature Command to enable/disable features
hostname Configure system's host name
hw-module Enable/Disable OBFL information
interface Configure interfaces
ip Configure IP features
ipv6 Configure IPv6 features
key Key Management
lacp Config commands for LACP
license Modify license features
line Configure a terminal line
lldp Configure global LLDP parameters
logging Modify message logging facilities
lst Lst configuration commands
mac MAC configuration commands
mac-address-table MAC Address Table
monitor Configure Ethernet SPAN sessions
no Negate a command or set its defaults
ntp NTP Configuration
object-group Configure ACL object groups
password Password for the user
policy-map Configure a policy map
pop Pop mode from stack of restore from name
port-channel Configure port channel parameters
push Push current mode to stack or save it under name
qos QoS Global Commands
radius Configure RADIUS configuration
radius-server Configure RADIUS related parameters
resequence Resequence a list with sequence numbers
rmon Remote Monitoring
role Configure roles
route-map Create route-map or enter route-map command mode
snmp-server Configure snmp server
solm SOL Manager
spanning-tree Spanning Tree Subsystem
ssh Configure SSH parameters
switchname Configure system's host name
system System config command
system System management commands
table-map Configure a table map
udld UDLD protocol
username Configure user information.
vlan Vlan commands
vrf Configure VRF parameters
where Shows the cli context you are in
xml Xml agent

コマンドの使用方法

CLI を 2 つの方法で機能するように設定できます。CLI プロンプトでコマンドを入力してインタラクティブに設定する方法、または スイッチ設定情報を含む ASCII ファイルを作成する(CLI を使用してファイルの編集とアクティブ化を行う)方法です。

コマンドおよび構文の一覧表示

すべてのコマンド モードで、疑問符(?)を入力することにより、使用できるコマンドのリストを表示できます。

switch# ?

特定の文字シーケンスで始まるコマンドの一覧を表示するには、それらの文字を入力した後に疑問符(?)を入力します。疑問符の前にスペースを入れないでください。

switch# co?
configure copy

キーワードまたは引数のリストを表示するには、キーワードまたは引数の代わりに疑問符を入力します。疑問符の前にスペースを 1 つ入れてください。この形式のヘルプをコマンド構文ヘルプと呼びます。入力したコマンド、キーワード、および引数に基づいて、使用できるキーワードまたは引数を表示するためです。

switch# configure ?
<CR>
terminal Configure the system from terminal input

ヒント コマンドを入力してエラーになる場合は、システム プロンプトをチェックし、疑問符(?)を入力して使用可能なコマンドの一覧を表示してください。コマンド モードが間違っているか、間違った構文を使用している可能性があります。

コマンド文字列の入力

すべてのコマンド モードで、特定のコマンドの文字列を入力後、Tab キーを押すことで残りのコマンドを補完することができます。

switch(config)# ro<Tab>
switch(config)# role <Tab>
switch(config)# role name

この形式のヘルプをコマンド補完機能と呼びます。この機能はコマンドの文字を補完します。入力した文字に対して複数のオプションがある場合、それらの文字に一致するすべてのオプションが表示されます。

取り消しまたはデフォルト値/条件の復元

すべてのコマンドで no 形式を入力して、次の操作を実行できます。

機能をディセーブルにする

イネーブルにした機能をディセーブルにしたい場合:

switch # configure terminal
switch(config)# feature fip-snooping
switch(config)# no feature fip-snooping
switch(config)#
 

EXEC モードで no 形式のコマンドを使用する

コマンドを入力すると、結果を取り消せます。

switch # blink interface ethernet 1/20
switch# no blink interface ethernet 1/20
 

デフォルト値に戻す

デフォルト値に戻す場合は、結果を取り消せます。

switch# configure terminal
switch(config)# banner motd #Welcome to the switch#
switch(config)# show banner motd
Welcome to the switch
switch(config)# no banner motd
switch(config)# show banner motd
Nexus 4000 Switch

キーボード ショートカットの使用方法

コンフィギュレーション モードまたはサブモードのプロンプトから、EXEC モードのコマンドを実行することができます。コンフィギュレーション モード内のすべてのサブモードから、このコマンドを入力できます。コマンドは EXEC レベルで実行され、その後、次の例のようにプロンプトが現在のモード レベルに戻って再開されます。

switch(config)# terminal session-timeout 0
switch(config)#

上記の例の terminal session-timeout は EXEC モード コマンドです。

表 3-2 に、EXEC モードおよびコンフィギュレーション モードの両方で使用できる便利なコマンド キーを示します。

 

表 3-2 便利なコマンド キー

コマンド
説明

Ctrl+P

履歴を上へ

Ctrl+N

履歴を下へ

Ctrl+X+H

履歴の一覧表示

Alt+P

履歴を後方へ検索

キーは前に入力したコマンドを完成させる点です。

Alt+N

履歴を前方へ検索

Ctrl+G

Exit

Ctrl+Z

End

Ctrl+L

セッションのクリア

表 3-3 では、一般的に使用するコンフィギュレーション サブモードについて説明します。

 

表 3-3 一般的なコンフィギュレーション サブモード

サブモード名
コンフィギュレーション モードからの入力例
サブモードのプロンプト

コール ホーム

callhome

switch(config-callhome)#

インターフェイス コンフィギュレーション

interface type slot/port

switch(config-if)#

ライン コンソール

line console

switch(config-console)

仮想端末回線

line vty

switch(config-line)#

ロール

role name

switch(config-role)#

VLAN

vlan

switch(config-vlan)#

CLI 変数の使用

スイッチ CLI パーサーは CLI コマンドでの変数の定義および使用をサポートします。CLI 変数は次のように使用できます。

コマンドラインで直接入力する。

run-script コマンドを使用して開始された子スクリプトに渡す。

親シェルで定義した変数は子 run-script コマンド プロセスで使用できます(「スクリプトで指定されたコマンドの実行」を参照)。

run-script コマンドのコマンドライン引数として渡す(「スクリプトで指定されたコマンドの実行」を参照)。

CLI 変数には、次の特性があります。

入れ子状態の参照を使用して、別の変数から変数は参照できません。

スイッチを再起動しても使用できる固定変数を定義できます。

参照できるのは 1 つの定義済みシステム変数、TIMESTAMP 変数だけです。

ユーザ定義の固定 CLI 変数

EXEC モードで cli var name コマンドを使用すると、CLI セッションの間だけ有効な CLI セッション変数を定義できます。CLI セッション変数は定期的に実行するスクリプトに役立ちます。

次に、ユーザ定義の CLI セッション変数を作成する例を示します。

switch# cli var name testinterface ethernet 1/20

$( variable) 構文を使用して変数を参照できます。次に、ユーザ定義の CLI セッション変数を参照する例を示します。

switch# show interface $(testinterface)
Ethernet1/20 is down (SFP not inserted)
Hardware: 1000/10000 Ethernet, address: 0005.ad00.37b7 (bia 0005.ad00.37b7)
MTU 1500 bytes, BW 10000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA
Port mode is access
unknown enum 3-duplex, 10 Gb/s
Input flow-control is off, output flow-control is off
Switchport monitor is off
Last link flapped never
Last clearing of "show interface" counters never
1 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
1 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
Rx
0 input packets 1773583844 unicast packets 775822475 multicast packets
1375018549 broadcast packets 10904942378 jumbo packets 3782510632 storm supp
ression packets
0 bytes
Tx
0 output packets 0 multicast packets
0 broadcast packets 8644443928 jumbo packets
0 bytes
0 input error 0 short frame 0 watchdog
0 no buffer 0 runt 2743974619 CRC 0 ecc
0 overrun 0 underrun 0 ignored 0 bad etype drop
0 bad proto drop 0 if down drop 0 input with dribble
0 input discard
0 output error 0 collision 0 deferred
0 late collision 0 lost carrier 0 no carrier
0 babble
0 Rx pause 0 Tx pause
0 interface resets

ユーザ定義の CLI セッション変数を表示するには、 show cli variables コマンドを使用します。次に、ユーザ定義の CLI セッション変数を表示する例を示します。

switch# show cli variables
VSH Variable List
-----------------
TIMESTAMP="2009-08-03-21.18.38"
testinterface="ethernet 1/20"

ユーザ定義の CLI セッション変数を削除するには、 cli no var name コマンドを使用します。次に、ユーザ定義の CLI セッション変数を削除する例を示します。

switch# cli no var name testinterface

コマンド エイリアスの使用

コマンド エイリアスには、次の特性があります。

コマンド エイリアスはすべてのユーザ セッションに対してグローバルです。

コマンド エイリアスは再起動後も保存されます。

エイリアスを付けたコマンドは省略せずに完全に入力する必要があります。

コマンド エイリアス変換は常にすべてのコンフィギュレーション モードまたはサブモードのすべてのキーワードの中で最優先されます。

コマンド エイリアスの設定は他のユーザ セッションに対してただちに有効になります。

デフォルトのコマンド エイリアス alias を変更できません。これは show cli alias コマンドのエイリアスです。

コマンド エイリアスのネスティングは最大深度 1 まで可能です。1 つのコマンド エイリアスは、有効なコマンドを参照する必要がある別のコマンド エイリアスを参照できますが、その他のコマンド エイリアスは参照できません。

コマンド エイリアスは必ず、コマンドラインの最初のコマンド キーワードを置き換えます。

すべてのコンフィギュレーション サブモードまたは EXEC モードで、コマンドのコマンド エイリアスを定義できます。

コマンド エイリアスの定義

コマンド エイリアスは、コンフィギュレーション モードで cli alias name コマンドを使用して定義できます。

次に、コマンド エイリアスを定義する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# cli alias name eth interface ethernet
switch(config)# cli alias name shintbr show interface brief
switch(config)# cli alias name shethintup shintbr | include up | include ethernet

スイッチで定義されたコマンド エイリアスは、デフォルトのコマンド エイリアス alias を使用して表示できます。

次に、スイッチに定義されたコマンド エイリアスを表示する例を示します。

switch# alias
CLI alias commands
==================
alias :show cli alias
gigint :interface gigabitethernet
shintbr :show interface brief
shethintup :shintbr | include up | include ethernet

コマンド スクリプト

ここでは、次の内容について説明します。

「スクリプトで指定されたコマンドの実行」

「遅延時間の設定」

スクリプトで指定されたコマンドの実行

run-script コマンドは、ファイルに指定されたコマンドを実行します。このコマンドを使用する場合、ファイルが作成され、正しい順番でコマンドが指定されていることを確認してください。


) スイッチ プロンプトでスクリプト ファイルは作成できません。外部装置上でスクリプト ファイルを作成し、bootflash: ディレクトリにコピーすることはできます。ここでは、スクリプト ファイルが bootflash: ディレクトリにすでにあることを前提としています。


このコマンドの構文は、 run-script filename です。

次に、bootflash: ディレクトリにある testfile に指定されている CLI コマンドを表示する例を示します。

switch# show file bootflash:testfile
configure terminal
interface ethernet 1/20
no shutdown
end
show interface ethernet 1/20

次に、testfile の内容を実行した run-script コマンドの出力結果を示します。

switch# show file bootflash:testfile
configure terminal
interface ethernet 1/20
no shutdown
end
show interface ethernet 1/20
 
switch# run-script bootflash:testfile
`configure terminal`
`interface ethernet 1/20`
`no shutdown`
`end`
`show interface ethernet 1/20`
Ethernet1/20 is up
Hardware: 1000/10000 Ethernet, address: 0005.ad00.3e4f (bia 0005.ad00.3e4f)
MTU 1500 bytes, BW 10000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA
Port mode is access
full-duplex, 10 Gb/s, media type is 10g
Input flow-control is off, output flow-control is off
Rate mode is dedicated
Switchport monitor is off
Last link flapped 00:29:47
Last clearing of "show interface" counters never
1 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
1 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
Rx
188 input packets 0 unicast packets 190 multicast packets
0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 storm suppression packets
20139 bytes
Tx
188 output packets 188 multicast packets
0 broadcast packets 0 jumbo packets
20139 bytes
0 input error 0 short frame 0 watchdog
0 no buffer 0 runt 0 CRC 0 ecc
0 overrun 0 underrun 0 ignored 0 bad etype drop
0 bad proto drop 0 if down drop 0 input with dribble
0 input discard
0 output error 0 collision 0 deferred
0 late collision 0 lost carrier 0 no carrier
0 babble
0 Rx pause 0 Tx pause
1 interface resets

遅延時間の設定

sleep コマンドは、指定の秒数の間、特定のアクションを遅延させます。

このコマンドの構文は、 sleep seconds です。

switch# sleep 30

この場合、30 秒後にスイッチ プロンプトが再表示されます。このコマンドはスクリプト内で役立ちます。たとえば、次のような test-script というコマンド スクリプトを作成しているとします。

switch# show file bootflash:test-script
discover scsi-target remote
sleep 10
show scsi-target disk
switch# run-script bootflash:test-script

test-script コマンド スクリプトを実行すると、スイッチ ソフトウェアは discover scsi-target remote コマンドを実行した後、10 秒待機してから、 show scsi-target disk コマンドを実行します。