Cisco Nexus 3000 シリーズ ハードウェア インストレーション ガイド
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチの設置
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチの設置
発行日;2013/03/26 | 英語版ドキュメント(2012/12/13 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチの設置

設置の準備

ラックおよびキャビネットの設置オプション

エアーフローの方向

シャーシの重量

取り付けに関するガイドライン

必要な工具

スイッチの開梱および確認

スイッチの設置

スイッチの接地

適切なアース接続の実施

システム アースの確立

必要な工具と部品

Cisco Nexus 3000 シリーズ シャーシのアース接続

静電破壊の防止

スイッチの起動

Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチの設置

この章では、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチの設置方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「設置の準備」

「スイッチの設置」

「スイッチの接地」

「スイッチの起動」


) システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco Nexus 5000 Series, Cisco Nexus 3000 Series, and Cisco Nexus 2000 Series』を参照して重要な安全情報を確認してください。



警告 安全上の重要事項

「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。警告の各国語版については、各警告文の末尾に提示されている番号をもとに、この機器に付属している各国語で記述された安全上の警告を参照してください。
ステートメント 1071


これらの注意事項を保存しておいてください。


警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置が想定されています。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。
ステートメント 1017



警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030



) 新しい各スイッチにはライセンスが必要です。ライセンスについては、Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。


設置の準備

ここでは、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチの設置を準備する方法について説明します。この項では、次のトピックについて取り上げます。

「ラックおよびキャビネットの設置オプション」

「エアーフローの方向」

「シャーシの重量」

「取り付けに関するガイドライン」

「必要な工具」

「スイッチの開梱および確認」

ラックおよびキャビネットの設置オプション

Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチでは、スイッチに付属のラックマウント キットを使用して、次のタイプのラックに設置できます。

開放型 EIA ラック

穴あき型 EIA キャビネット

使用するラックまたはキャビネットは、 付録 A「キャビネットおよびラックの仕様」 に記載されている要件を満たす必要があります。

ラックマウント キットを使用すると、スイッチをさまざまな深さのラックに設置できます。ラックマウント キット部品により、シャーシのポート接続端、またはファン トレイおよび電源モジュール付きのシャーシの終端のいずれかに容易にアクセスできるようにスイッチを配置できます。ラックマウント キットの使用方法については、「スイッチの設置」を参照してください。

エアーフローの方向

標準または反転エアーフローを指定して Cisco Nexus 3000 シリーズ シャーシを注文できます。標準エアーフローは、ファン トレイおよび電源モジュールからシャーシに入り、シャーシのポート接続端を通って抜けます。反転エアーフローは、ポート接続端からシャーシに入り、ファン トレイと電源モジュールを通って排気されます。標準エアーフロー シャーシは、コールド アイルにあるファン トレイと電源モジュールで設置し、反転エアーフロー シャーシは、コールド アイルにあるポート接続で設置する必要があります。

図 2-1 に示すように、標準エアーフローでのシャーシ内のモジュールの前面には黒色のストライプがなく、反転エアーフローのモジュールの前面には黒色のストライプがあります。シャーシ内のすべてのモジュールは、同じ方向のエアーフローである必要があります。つまり、それらすべてのモジュールにストライプがあるか、またはストライプがありません。

図 2-1 標準エアーフローと反転エアーフローのシャーシの区別

 

 

1

黒色のストライプがない場合は、標準エアーフローであることを示しています。

2

黒色のストライプがある場合は、反転エアーフローであることを示しています。

シャーシの重量

スイッチのシャーシを持ち上げる際には、次の注意事項に従ってください。

スイッチを持ち上げる前に、電源コードと外部ケーブルをすべて外してください。

足元を安定させ、スイッチの重量が両足に等しく分散されるようにしてください。

スイッチは、背筋を伸ばしてゆっくりと持ち上げてください。背中ではなく足を伸ばして持ち上げます。腰ではなくひざを曲げるようにしてください。

取り付けに関するガイドライン

Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチを設置するときは、次の注意事項に従ってください。

スイッチの設置と設定を行う際には、 付録 E「設置場所の準備およびメンテナンス記録」 に挙げられている情報を記録してください。

スイッチの作業に支障がないように、また適切なエアーフローが確保されるように、スイッチ周辺に十分なスペースを確保できることを確認してください(保守およびエアーフローの要件については、 付録 B「技術仕様」 を参照してください)。

空調が、 付録 B「技術仕様」 に記載されている熱放散の要件に適合していることを確認してください。

コールド アイルから空気を取り込み、ホット アイルから排気するようにスイッチが配置されることを確認します。これらのモジュールの前面に黒色のストライプがある場合は標準エアーフローであり、コールド アイル内のファン トレイと電源モジュールで設置する必要があります。これらのモジュールの前面に黒色のストライプがある場合は反転エアーフローであり、コールド アイル内のポート接続で設置する必要があります。

キャビネットまたはラックが、 付録 A「キャビネットおよびラックの仕様」 に記載されている要件に適合していることを確認してください。


) キャビネットでジャンパ電源コードが使用できます。「ジャンパ電源コード」を参照してください。


シャーシが適切にアースできることを確認してください。スイッチを設置するラックがアースされていない場合は、シャーシのシステム アースと電源アースの両方を直接アースに接続することを推奨します。

設置場所の電力が 付録 B「技術仕様」 に記載されている電力要件を満たしていることを確認します。電力障害から保護するために、無停電電源装置(UPS)を使用できます。


注意 鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでください。このタイプの UPS は、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチなどのシステムに使用すると、データ トラフィック パターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になることがあります。

回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。北米の場合、電源には 15 A 回路または 20 A 回路が必要です。


注意 入力電力の損失を防ぐには、スイッチに電力を供給する回路上の合計最大負荷が、配線とブレーカーの定格電流の範囲内となるようにしてください。

スイッチを取り付ける場合、締め付けトルクを次のように調整してください。

非脱落型ネジ:4 インチポンド(0.45 Nm)

M3 ネジ:4 インチポンド(0.45 Nm)

M4 ネジ:12 インチポンド(1.36 Nm)

10-32 ネジ:20 インチポンド(2.26 Nm)

12-24 ネジ:30 インチポンド(3.39 Nm)

必要な工具

設置を開始する前に、スイッチとアクセサリ キットに加え、次の項目が揃っていることを確認してください。

お客様が準備した 8 本の 12-24 または 10-32 ネジ(スライダ レールと取り付けブラケットを取り付けレールに取り付けるために必要)

トルク調整可能な #1 および #2 プラス ネジ用ドライバ

3/16 インチ マイナス ドライバ

メジャーおよび水準器

静電気防止用リスト ストラップなどの静電気防止用器具

静電気防止用シート

また、シャーシをアースするために、次のものが必要です(これも、アクセサリ キットには含まれていません)。

アース線(6 AWG を推奨します)。地域および各国の規定に適合するサイズを使用してください。アース線の長さは、スイッチから適切なアース場所までの距離に応じて異なります。

アース ラグ端子の寸法に適した圧着工具

ワイヤ ストリッパ

スイッチの開梱および確認


注意 スイッチのコンポーネントを取り扱うときは、アースされた静電気防止用ストラップを着用し、モジュールはハンドルとフレームの端だけを持つようにしてください。静電気防止用ストラップをアースするために、アース線またはアースされたシャーシ(電源コード、シャーシのアース、またはアースされたラックとの金属接触によってアースされます)に、ストラップが接続されていることを確認してください。


ヒント シャーシの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。


) スイッチは、厳密に検査した上で出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。


梱包内容を確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 カスタマーサービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。次の品目を含め、すべての品目が揃っていることを確認してください。

アース ラグ キット

ラックマウント キット

静電気防止用リスト ストラップ

コネクタ付きケーブル

発注したオプションの品目

ステップ 2 破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。

発送元の請求書番号(梱包明細を参照してください)

破損している装置のモデルとシリアル番号

破損状態の説明

破損による設置への影響

ステップ 3 すべての電源モジュールとファン トレイが、予想されるエアーフローの方向になっているかどうかを確認します。標準エアーフロー モジュールには黒色のストライプがなく、反転エアーフロー モジュールには黒色のストライプがあります。エアーフローの方向は、すべてのモジュールで同じ方向である必要があります。


 

スイッチの設置

ここでは、ラックマウント キットを使用して、 付録 A「キャビネットおよびラックの仕様」 に記載されている要件に適合するキャビネットまたはラックに Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチを設置する方法について説明します。


注意 ラックにキャスタが付いている場合、ブレーキがかかっているか、または別の方法でラックが固定されていることを確認してください。

表 2-1 に、スイッチに付属のラックマウント キットの内容を示します。

 

表 2-1 Cisco Nexus 3016、3048、および 3064 スイッチのラックマウント キット

数量
部品

2

前面ラックマウント ブラケット

2

背面ラックマウント ガイド

2

スライダ レール

12

M4 x 0.7 x 8 mm さらネジ


) ラック ブラケットおよびスライダ レールをラックに取り付けるために必要となる 8 本の 10-32 または 12-24 ネジを用意する必要があります。ラックマウント キットでは、これらのネジは提供されません。


ラックまたはキャビネットにスイッチを設置するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 次の手順に従って、シャーシに前面ラックマウント ブラケットを取り付けます。

a. シャーシ ポート接続またはファン トレイと電源モジュールに、ラックまたはキャビネットの開口部でより簡単にアクセスする必要があるかどうかを確認します。ラックまたはキャビネットの開口部に最も近いシャーシの端に設置します。

b. 最も簡単にアクセスできるシャーシ側の終端で、前面ラック マウント ブラケットの 4 つのネジ穴をシャーシの側面にある 4 つのネジ穴に合わせます。ファン トレイと電源に最も簡単にアクセスできるようにする場合は、図 2-1 の吹き出し 1 と 2 を参照してください。ポート接続に最も簡単にアクセスできるようにする場合は、図 2-2 の吹き出し 5 と 6 を参照してください。


) 前面ラックマウント ブラケットの任意のネジ穴 4 個を、シャーシの 6 個のネジ穴のうちの 4 個に揃えることができます。使用する穴は、ラックの要件およびポート ケーブル(最小 3 インチ(7.6 cm))およびモジュール ハンドル(最小 1 インチ(2.5 cm))に必要な隙間の量によって異なります。


図 2-2 Cisco Nexus 3000 シリーズ シャーシにラックマウント ブラケットおよびガイドを取り付ける 2 つの方法

 

 

1

シャーシのモジュール端に位置を合わせされる前面ラックマウント ブラケット

5

シャーシのポート接続端に位置を合わせされる前面ラックマウント ブラケット

2

シャーシにブラケットを取り付けるための 4 本の M4 ネジ

6

シャーシにブラケットを取り付けるための 4 本の M4 ネジ

3

シャーシのポート接続端に位置を合わせるされる背面ラックマウント ガイド

7

シャーシのモジュール端に位置を合わせるされる背面ラックマウント ガイド

4

シャーシにブラケットを取り付けるための 2 本の M4 ネジ

8

シャーシにブラケットを取り付けるための 2 本の M4 ネジ

 

c. 4 本の M4 ネジを使用して、前面マウント ブラケットを取り付けます。ネジを 12 インチポンド(1.36 Nm)に締めます。

d. ステップ 1a、1b、および 1c を繰り返して、スイッチの反対側にもう一方の前面ラックマウント ブラケットを取り付けます。

ステップ 2 次の手順に従って、シャーシに背面ラックマウント ガイドを取り付けます。

a. 背面ラックマウント ブラケットの 2 個のネジ穴を、シャーシ側面にある残りの 6 個の穴の中間の 2 個のネジ穴の位置に合わせます。シャーシのポート接続端付近にある穴にガイドの位置を合わせる場合は、図 2-1 の吹き出し 3 を参照してください。それ以外の場合は、図 2-1 の吹き出し 7 を参照してください。

b. 2 本の M4 ネジを使用してガイドをシャーシに取り付けます。ネジを 12 インチポンド(1.36 Nm)に締めます。図 2-2 の吹き出し 4 または 8 を参照してください。

c. ステップ 2a および 2b を繰り返して、スイッチの反対側にもう一方の背面ラックマウント ブラケットを取り付けます。

 

ステップ 3 スライダ レールをラックまたはキャビネットに次のように設置します。

a. スライダ レールに使用するラックまたはキャビネットの 2 本の支柱を決定します。ラックまたはキャビネットの 4 本の垂直な支柱のうち、2 本の支柱にはシャーシの終端に最も簡単にアクセスできるように取り付けられた前面マウント ブラケットに使用され、その他 2 本の支柱にはスライダ レールが取り付けられます。

b. ラックの背面で適切なレベルにスライダ レールを合わせ、ラックのスレッドのタイプに応じて、2 本の 12-24 ネジまたは 2 本の 10-32 ネジを使用してラックにレールを取り付けます。図 2-3を参照してください。


) 角穴のラックの場合は、12-24 ネジを使用する前に、スライダ レールの各取り付け穴の後ろに 12-24 ケージ ナットを配置する必要がある場合があります。


図 2-3 スライダ レールの取り付け

 

 

1

スライダ レールのネジ穴とラックのネジ穴を揃える

2

お客様が準備した 2 本の 12-24 または 10-32 ネジ(各スライダ レールのラックへの取り付けに使用)

c. 同様に、ラックの反対側にもスライダ レールを取り付けます。スライダ レールが同じレベルになっていることを確認するには、水準器やメジャーを使用するか、垂直の取り付けレールのネジ穴を慎重に数えます。

d. 10-32 ネジを 20 インチポンド(2.26 Nm)に締め、12-24 ネジを 30 インチポンド(3.39 Nm)に締めます。

e. ステップ 3a、3b、および 3c を繰り返して、もう一方のスライダ レールを取り付けます。

ステップ 4 次の手順に従って、スイッチをラックに差し込んで取り付けます。

a. スイッチを両手で持ち、スイッチの 2 つのマウント レールを、ラックまたはスライダ レールが取り付けられていないキャビネットの支柱の間に配置します。

b. ラックに取り付けたスライダ レールにスイッチの両側の 2 つの背面ラックマウント ガイドを合わせます。ラックマウント ガイドをスライダ レールに滑り込ませ、前面マウント ブラケットがラックまたはキャビネットの 2 本の支柱に触れるまでスイッチをラックにスライドさせます。図 2-4 を参照してください。


) スイッチをスムーズにスライドできないときは、ラックマウント ガイドとスライダ レールの位置を合わせ直します。


図 2-4 ラックへのシャーシの差し込み

 

 

1

ラックに取り付けたスライダ レールに 2 つの背面ラックマウント ガイドを合わせます。

3

前面マウント ブラケット。

2

ラックマウント ガイドをスライダ レールに滑り込ませ、前面ラックマウント ブラケットが前面ラックマウント レールに触れるまでスライドさせます。

4

ラックまたはキャビネット支柱の取り付けレール。

c. シャーシを水平に持って、2 本のネジ(ラックのタイプに応じて 12-24 または 10-32)を垂直ラックの取り付けレールのケージ ナットまたはネジ穴を通るように、それぞれ 2 つの前面ラックマウント ブラケット(2 つのブラケットに対して合計 4 本のネジを使用)に差し込みます(図 2-5 を参照)。

図 2-5 ラックへのスイッチの取り付け

 

 

1

2 本の 12-24 または 10-32 ネジを両側で使用して、ラックの前面にシャーシを固定します。

3

ラックまたはキャビネット支柱の取り付けレール。

2

前面マウント ブラケット。

 

 

d. 10-32 ネジを 20 インチポンド(2.26 Nm)に締め、12-24 ネジを 30 インチポンド(3.39 Nm)に締めます。


 

スイッチの接地

ここでは、すべての Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチに関するシステムのアース接続の必要性と、静電放電による損傷を防ぐ方法について説明します。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「適切なアース接続の実施」

「システム アースの確立」

「必要な工具と部品」

「Cisco Nexus 3000 シリーズ シャーシのアース接続」

「静電破壊の防止」

適切なアース接続の実施

アース接続は、装置を設置する際の最も重要な部分の 1 つです。適切にアースすることで、建物とその中に設置された装置を低インピーダンスで接続し、シャーシ間の電圧差を低くすることができます。設置時にシステムを適切にアースすれば、感電、過渡電流による装置の損傷、データの破損などの危険を削減または防止できます。 表 2-2 に、一般的なアース方法の注意事項を示します。

 

表 2-2 適切なアース接続のための注意事項

環境
電磁ノイズの重大度レベル
推奨されるアース方法

商業用ビルが、落雷の危険性にさらされている。

たとえば、フロリダなどの米国内の一部の地域は、他の地域に比べ落雷の危険性が高い。

製造業者の推奨事項に厳密に従い、すべての避雷装置を取り付ける必要があります。雷電流を流す導体は、適用可能な推奨事項と規範に従い、電力線およびデータ回線から離しておく必要があります。推奨される最も良いアース方法に厳密に従う必要があります。

商業用ビルが、頻繁に雷雨は発生するが、落雷の危険性の低いエリアにある。

推奨される最も良いアース方法に厳密に従う必要があります。

商業用ビルに、情報テクノロジー機器と溶接などの工業設備が混在している。

中~高

推奨される最も良いアース方法に厳密に従う必要があります。

既存の商業用ビルは、自然環境によるノイズにも、人工の工業ノイズにもさらされていない。このビル内は、標準的なオフィス環境である。過去に電磁ノイズが原因で設備が故障したことがある。

可能な場合はノイズの発生源と原因を特定し、できる限りノイズの発生源を減らすか、またはノイズ発生源から影響を受ける装置への連結を削減します。推奨される最も良いアース方法に厳密に従う必要があります。

新しい商業用ビルは、自然環境によるノイズにも、人工の工業ノイズにもさらされていない。このビル内は、標準的なオフィス環境である。

電磁ノイズ問題が発生する可能性はほとんどありませんが、将来的な計画を立てる場合、通常は、新しいビルにアース システムを設置することが、最も安価で最適な方法となります。推奨される最適なアース方法に可能な限り厳密に従う必要があります。

既存の商業用ビルは、自然環境によるノイズにも、人工の工業ノイズにもさらされていない。このビル内は、標準的なオフィス環境である。

電磁ノイズ問題が発生する可能性はほとんどありませんが、常に、アース システムを設置することが推奨されます。推奨される最適なアース方法に可能な限り厳密に従う必要があります。


) どの場合も、アース方法は、National Electric Code(NEC)の要件または各地域の法および規制に準ずる必要があります。



) すべてのモジュールが完全に取り付けられ、非脱落型ネジが完全に締められていることを必ず確認してください。さらに、すべての I/O ケーブルと電源コードが適切に接続されていることを確認してください。これらの方法は、すべての設置時に従う必要がある標準的な設置方法です。


システム アースの確立

ここでは、システム アースを Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチに接続する方法を説明します。

この装置を米国または欧州のセントラル オフィスに設置する場合は、AC 電源システムで、システム アースを使用する必要があります。

このシステム アースは、EMI シールド要件に対する追加のアース、およびモジュール上の低電圧装置(DC-DC コンバータ)に対するアースを提供し、補助的な結合およびアース接続に関する Telcordia Technologies 要件を満たすことを目的としています。シャーシのシステム アースについては、次の注意事項に従う必要があります。

システム アースは、すでに電力アース接続が確立されているその他のラックまたはシステムに接続する必要があります。この装置を、米国または欧州に設置している場合は、システム アース接続が必須となります。システム(NEBS)のアース接続を行う必要があります。

システム アース接続と電源アース接続の両方をアースにつなぐ必要があります。この装置を、米国または欧州に設置している場合は、システム アース接続が必須となります。システム(NEBS)のアース接続を行う必要があります。

Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには AC 入力の電源モジュールが装備されているため、シャーシの電源を切る必要はありません。

必要な工具と部品

システム アースを接続するには、次の工具と部品が必要です。

アース ラグ:2 つのネジ穴がある標準のバレル ラグ。このラグは最大 6 AWG 線をサポートします。このラグはアクセサリ キットに付属しています。

アース用ネジ:M4 x 8 mm(メトリック)なべネジ X 2。これらのネジはアクセサリ キットに同梱されています。

アース線:アクセサリ キットには付属していません。アース線のサイズは、地域および国内の設置要件に従ってください。米国で設置する場合は、電源とシステムに応じて、6 ~ 12 AWG の銅の導体が必要です。6 ~ 12 AWG の銅の導体が必要です。一般に入手可能な 6 AWG 線を推奨します。アース線の長さは、スイッチとアース設備の間の距離によって決まります。

No.1 プラス ドライバ。

アース線をアース ラグに取り付ける圧着工具。

アース線の絶縁体をはがすワイヤ ストリッパ。

Cisco Nexus 3000 シリーズ シャーシのアース接続

シャーシには、アース ラグを接続するための、M4 ネジ穴が 2 つあるアース パッドが付いています。システム アースは、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチのシャーシの左側(前面の左)にあります。


警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046



注意 ラックがすでにアースされている場合でも、シャーシをアースすることを推奨します。


注意 電源はすべて、アースする必要があります。シャーシに電力を供給する AC 電源コードのレセプタクルには必ずアース タイプを使用し、アース線はサービス機器の保護アースに接続する必要があります。


警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
ステートメント 1046


アース ラグとアース線をシャーシに接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。

ステップ 2 アース線の被覆をはぎとった端をアース ラグの開口端に挿入します(図 2-6 の吹き出し 1 を参照)。

図 2-6 Cisco Nexus 3000 シリーズ シャーシのアース接続

 

 

1

むき出しになったアース線の端をアース ラグに差し込みます。

3

2 本の M4 ネジでシャーシにラグを固定します。

2

アース ラグのネジ穴を、シャーシのアース用の穴に合わせます。

 

 

ステップ 3 圧着工具を使用して、アース ラグにアース線を固定します。

ステップ 4 シャーシのアース パッドに貼られているラベルをはがします。

ステップ 5 金属どうしがぴったり接触するように、アース ラグをアース パッド上に重ね、アース ラグとアース パッドの穴に、ワッシャ付きの 2 本の M4 ネジを差し込みます(図 2-6 の吹き出し 2 と 3 を参照)。

ステップ 6 アース ラグおよびアース線が他の機器の妨げにならないことを確認します。

ステップ 7 アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、シャーシに十分なアースが確保されるようにします。


 

静電破壊の防止

静電破壊は、モジュールや FRU の不適切な取り扱いにより発生するもので、故障または間欠的な障害を引き起こします。モジュールには、金属製フレームに固定されたプリント基板があります。電磁干渉(EMI)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。金属フレームは、ESD からプリント基板を保護しますが、モジュールを扱うときには必ず、静電気防止用アース ストラップを着用してください。

静電破壊を防ぐために、次の注意事項に従ってください。

静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。

静電気防止アース ストラップにはバナナ プラグ、金属製バネ クリップ、またはワニ口クリップ付きのものがあります。Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチのすべてのシャーシでは、前面パネルにバナナ プラグ コネクタが装備されています(コネクタの横にあるアース記号で識別)。取り扱うときには、バナナ プラグ付きの静電気防止アース ストラップを使用することを推奨します。

ほとんどの FRU に付属している使い捨ての静電気防止用リスト ストラップまたはワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、静電気防止用リスト ストラップに適切なアース ポイントを確保するためにシステムのアース ラグをシャーシに取り付ける必要があります。


) このシステム アースは、NEBS アースとも呼ばれます。


アースされたラックとの接続によってシャーシがアースされていない場合は、スイッチをアースにつなぐ必要があります。シャーシ システムのアース パッドの取り付け手順および取り付け場所については、「システム アースの確立」を参照してください。


) 付属のシステム アース線をシステムのアース ラグに接続する必要はありません。このアース ラグは、シャーシの塗装されていない金属部への直通路を提供します。


システムのアース ラグを取り付けたら、次の手順で、静電気防止用リスト ストラップを適切に取り付けます。


ステップ 1 次のように静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用します。

a. 現場交換可能ユニット(FRU)に付属の静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、リスト ストラップのパッケージを開き、静電気防止用リスト ストラップの包装を開けます。手首に黒の導体ループを巻き、肌にしっかりと密着するように、ストラップを締めます。

b. ワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、パッケージを開いて、静電気防止用リスト ストラップを取り出します。リスト ストラップを巻く位置を決めて、肌にしっかりと密着させてください。

ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップのバネ クリップまたはワニ口クリップをつかんで、アースされたラックの塗装されていない金属部分に一瞬クリップを接触させます。蓄積された静電気をラック全体に安全に散逸させるために、クリップを塗装されていないラック レールに接触させることを推奨します。

ステップ 3 バネ クリップまたはワニ口クリップをアース(アースされたラック、またはアース ラグをシャーシに固定しているネジ)に接続します。

a. FRU に付属の静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、バネ クリップを強くつかんであごを開き、システムのアース ラグのネジ頭の側面に取り付け、バネ クリップのあごがラグのネジ頭の後ろで閉じるように、バネ クリップをラグのネジ頭上でスライドさせます。


) バネ クリップのあごは、直接ラグのネジ頭またはラグのバレルをはさみ込めるほど広くは開きません。


b. ワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用している場合は、システムのアース ラグのネジ頭、またはシステムのアース ラグ バレルに直接ワニ口クリップを取り付けます。

Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチのシステム アース ラグ ネジに静電気防止用リスト ストラップを取り付けるには、アース ラグをスイッチ シャーシに取り付けているネジに、アース線を留めます(図 2-7 を参照)。

図 2-7 静電気防止用リスト ストラップのシステム アース ラグ ネジへの取り付け

 

 

1

静電気防止用アース ストラップ

4

取り付けられたクリップ(ネジの裏側)

2

アース ラグに取り付けられたクリップ

5

システムのアース コネクタ

3

アース ラグの側面(クリップをネジの裏側でスライドさせます)

 

 

さらに、モジュールを取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。

フレームを取り扱うときは、ハンドルまたは端の部分だけを持ち、プリント基板またはコネクタには手を触れないでください。

取り外したコンポーネントは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用容器に入れます。コンポーネントを工場に返却する場合は、ただちに静電気防止用容器に入れてください。

金属製フレームからプリント基板を取り外さないでください。


注意 安全のために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1~10 MΩ でなければなりません。


 

スイッチの起動

ここでは、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチの電源を投入し、コンポーネントの設置を確認する手順を示します。


) スイッチの初期設定が完了するまでは、イーサネット ポートを LAN に接続しないでください。スイッチの設定手順については、Cisco Nexus 3000 シリーズ CLI コンフィギュレーション ガイドを参照してください。コンソール ポートの接続手順については、「コンソール ポートとの接続」を参照してください。



警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
ステートメント 1046


スイッチの電源を投入し、ハードウェアの動作状態を確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 空の電源スロットにフィラー パネルが取り付けられ、すべてのモジュールの前面プレートがシャーシ前面と一直線になるように取り付けられていて、電源モジュール、ファン モジュール、およびすべての拡張モジュールの非脱落型ネジが固く締まっていることを確認します。

ステップ 2 電源モジュールおよびファン モジュールが取り付けられていることを確認します。


) 配電ユニットのコンセントの種類によっては、スイッチをコンセントに接続するために、オプションのジャンパ電源コードが必要となる場合もあります。「ジャンパ電源コード」を参照してください。


ステップ 3 「スイッチの接地」の説明に従って、スイッチが適切にアースされていることを確認します。

ステップ 4 1 台の AC 電源モジュールでスイッチを設置する場合は、電源モジュールを次のように AC 電源に接続します。

a. AC 電源の回路ブレーカーがオフになっていることを確認します。

b. 電源モジュールの電源コンセントに電源コードを接続します。

c. AC 電源に電源コードのもう一方の端を接続します。

d. 回路ブレーカーで電源を入れます。

e. OK LED がグリーンに変わり、FAULT LED が消灯していることを点検して、電源が機能していることを確認します。

ステップ 5 1 台の DC 電源モジュールでスイッチを設置する場合は、電源モジュールを次のように DC 電源に接続します。

a. DC 電源の回路ブレーカーがオフになっていることを確認します。

b. 電源モジュールのマイナス(-)およびプラス(+)の端子に接触するのを防止する透明プラスチック製安全カバーを取り外します。

c. 端子に正しいラベルが付いているかどうかを確認します。図 2-8 に示すように、端子の正しいラベル付けでは「-」(マイナス極)が左にあり、「+」(プラス極)が右にあります(吹き出し 1 と 2 を参照)。誤ったラベル付けでは、「+」が左にあり、「-」が右にあります(吹き出し 3 と 4 を参照)。


) すべての DC 電源モジュールでは、左の端子がマイナス極、および右の端末がプラス極になりますが、これらの電源モジュールの初期に製造されたバージョンでは、左に「+」のラベルが付き、右に「-」のラベルが付いています。


図 2-8 DC 電源モジュール端子の極性のラベル付け(現在と初期のラベル)

 

1

新しい電源モジュールでは、左の端子にマイナス極のラベルが付いています。この左の端子にマイナス ケーブルを接続します。

3

最初にリリースされた電源モジュールでは、左の端子がマイナス極ですが、「+」のラベルが付いています。この左の端子にマイナス ケーブルを接続します。

2

新しい電源モジュールでは、右の端子にプラス極のラベルが付いています。この右の端子にプラス ケーブルを接続します。

4

最初にリリースされた電源モジュールでは、右の端子がプラス極ですが、「-」のラベルが付いています。この右の端子にプラス ケーブルを接続します。

d. 電源からのマイナス ケーブルを電源モジュールの左の端子(新しい電源モジュールでは「-」ラベルが付いており(図 2-8 の吹き出し 1 を参照)、初期に販売された電源モジュールでは「+」のラベルが付いている(図 2-8の吹き出し 3 を参照))に接続し、その端子のネジを締めて固定します。

e. 電源からのプラス ケーブルを電源モジュールの右の端子(新しい電源モジュールでは「+」ラベルが付いており(図 2-8 の吹き出し 2 を参照)、初期に販売された電源モジュールでは「-」のラベルが付いている(図 2-8の吹き出し 4 を参照))に接続し、その端子のネジを締めて固定します。

f. 誤って端子に接触するのを防止する透明プラスチック製安全カバーを、端子にクリップで留めます。

g. 回路ブレーカーで電源を入れます。

h. OK LED がグリーンに変わり、FAULT LED が消灯していることを点検して、電源が機能していることを確認します。

ステップ 6 AC 電源または DC 電源に各電源ケーブルを接続します。電源コードを電源クリップに押し込み、ぶつかっても電源コードがシャーシに接続されたままになるようにします。電源コードを接続すると同時にスイッチの電源が投入されます。

ステップ 7 ファンの動作音を確認します。電源コードを差し込むと、ファンが動作を開始します。

ステップ 8 スイッチが起動したら、LED が次の状態になっているかどうかを確認します。

電源モジュール:ステータス LED がグリーンに点灯。

ファン モジュール:ステータス LED がグリーンに点灯。

初期化後、システム ステータス LED がグリーンに点灯していれば、シャーシのすべての環境モニタでシステムが動作可能であることが検出されています。システム LED がオレンジまたはレッドに点灯している場合、1 つまたは複数の環境モニタが問題を検出しています。

イーサネット コネクタのリンク LED は、ケーブルが接続されていなければ点灯しません。

ステップ 9 ファン トレイまたは電源モジュールが正常に動作していない場合は、いったん取り外し、再び取り付けてください(「コンポーネントの交換」を参照)。それでも正常に動作しない場合は、カスタマーサービス担当者に連絡し、製品を交換してください。


) 製品をシスコのリセラーから購入された場合、テクニカル サポートについては、直接リセラーにお問い合わせください。この製品をシスコから直接ご購入された場合は、次の URL にある Technical Assistance Center(TAC)にご連絡ください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html


ステップ 10 システム ソフトウェアが起動し、スイッチが初期化され、エラー メッセージが生成されていないことを確認します。

ステップ 11 将来の参照用として、 付録 E「設置場所の準備およびメンテナンス記録」 のワークシートに必要事項を記入します。


) スイッチの初回アクセス時は、基本的な設定ができるように、セットアップ ユーティリティが自動的に起動します。スイッチの設定手順、およびモジュール接続の確認手順については、該当する Cisco Nexus 3000 シリーズ CLI コンフィギュレーション ガイドを参照してください