Cisco Nexus 3000 シリーズ NX-OS 基本コンフィギュレーションガイド リリース 5.0(3)U4(1)
基本的なデバイス管理
基本的なデバイス管理
発行日;2012/11/08   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

基本的なデバイス管理

この章では、Cisco NX-OS デバイスで基本的な管理作業を実行する方法について説明します。

この章は、次の内容で構成されています。

基本的なデバイス管理に関する情報

ここでは、基本的なデバイス管理について説明します。

デバイスのホスト名

コマンド プロンプトに表示されるデバイスのホスト名を、デフォルト(switch)から別の文字列に変更できます。 デバイスに一意のホスト名を指定すると、コマンドライン インターフェイス(CLI)のプロンプトからデバイスを容易に識別できるようになります。

Message-of-the-Day バナー

Message-of-The-Day(MOTD)バナーは、デバイスのユーザ ログイン プロンプトの前に表示されます。 このメッセージには、デバイスのユーザに表示する情報を含めることができます。

デバイス クロック

NTP クロック ソースなど、有効な外部のタイミング メカニズムを使用してデバイスの時刻を同期させない場合は、デバイスの起動時にクロックの時刻を手動で設定できます。

Clock Manager

Nexus 7000 シャーシには、同期が必要になることがある、異なるタイプのクロックが含まれている可能性があります。 これらのクロックはさまざまなコンポーネント(スーパーバイザ、LC プロセッサ、ラインカードなど)の一部であり、それぞれ異なるプロトコルを使用している可能性があります。

Clock Manager は、これらの異なるクロックを同期するための方法を提供します。

タイムゾーンと夏時間

デバイスのタイムゾーンと夏時間を設定できます。 これらの時間は、協定世界時(UTC)のクロック時刻をオフセットします。 UTC は、地球の回転の遅れを補正するために、周期的にうるう秒が追加された国際原子時(TAI)です。 UTC は以前、グリニッジ標準時(GMT)と呼ばれていました。

ユーザ セッション

デバイス上のアクティブなユーザ セッションを表示できます。 また、ユーザ セッションにメッセージを送信することもできます。 ユーザ セッションおよびアカウントの管理の詳細については、を参照してください。

基本的なデバイス管理のライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

製品

ライセンス要件

Cisco NX-OS

基本的なデバイス管理にはライセンスは不要です。 ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。 Cisco NX-OS のライセンス方式の詳細については、を参照してください。

デバイスのホスト名の変更

コマンド プロンプトに表示されるデバイスのホスト名を、デフォルト(switch)から別の文字列に変更できます。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure terminal


    例:
    switch# configure terminal
    switch(config)#
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2 {hostname | switchname} name


    例:

    hostname コマンドの使用:

    switch(config)# hostname Engineering1
    Engineering1(config)#

    switchname コマンドの使用:

    Engineering1(config)# switchname Engineering2
    Engineering2(config)#
     

    デバイスのホスト名を変更します。 name 引数には、大文字と小文字を区別して、最大 32 文字の英数字で値を指定します。 デフォルトは switch です。

    (注)     

    switchname コマンドは、hostname コマンドと同じ機能を実行します。

     
    ステップ 3 exit


    例:
    Engineering2(config)# exit
    Engineering2#
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 4 copy running-config startup-config


    例:
    Engineering2# copy running-config startup-config
     
    (任意)

    実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

     

    MOTD バナーの設定

    ユーザがログインしたときに端末にログイン プロンプトの前に表示されるように MOTD を設定できます。 MOTD バナーには次の特性があります。

    • 1 行当たり最大 80 文字
    • 最大 40 行
    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure terminal


      例:
      switch# configure terminal
      switch(config)#
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2 banner motd delimiting-character message delimiting-character


      例:
      switch(config)# banner motd #Welcome to the Switch#
      switch(config)# 
       

      MOTD バナーを設定します。 message テキスト内では delimiting-character を使用しないでください。

      (注)     

      デリミタとして " および % は使用しないでください。

       
      ステップ 3 exit


      例:
      switch(config)# exit
      switch#
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 4 show banner motd


      例:
      switch# show banner motd
       
      (任意)

      設定された MOTD バナーを表示します。

       
      ステップ 5 copy running-config startup-config


      例:
      switch# copy running-config startup-config
       
      (任意)

      実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

       

      タイム ゾーンの設定

      デバイス クロックの時刻を UTC からオフセットするようにタイムゾーンを設定できます。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 configure terminal


        例:
        switch# configure terminal
        switch(config)#
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2 clock timezone zone-name offset-hours offset-minutes


        例:
        switch(config)# clock timezone EST -5 0
         

        タイムゾーンを設定します。 zone name 引数は、タイムゾーンの略語を示す 3 文字の文字列(PST や EST など)です。 offset-hours 引数は UTC からのオフセットであり、その範囲は -23 ~ 23 時間です。 offset-minutes 引数の範囲は 0 ~ 59 分です。

         
        ステップ 3 exit


        例:
        switch(config)# exit
        switch#
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

         
        ステップ 4 show clock


        例:
        switch# show clock
         
        (任意)

        時刻とタイムゾーンを表示します。

         
        ステップ 5 copy running-config startup-config


        例:
        switch# copy running-config startup-config
         
        (任意)

        実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

         

        夏時間の設定

        夏時間がデバイスに対して有効になるタイミングを設定し、分単位でオフセットできます。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 configure terminal


          例:
          switch# configure terminal
          switch(config)#
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2 clock summer-time zone-name start-week start-day start-month start-time end-week end-day end-month end-time offset-minutes


          例:
          switch(config)# clock summer-time PDT 
          1 Sunday March 02:00 1 Sunday 
          November 02:00 60
           

          夏時間を設定します。

          zone-name 引数は、タイムゾーンの略語を示す 3 文字の文字列(PST や EST など)です。

          start-day 引数と end-day 引数の値は、MondayTuesdayWednesdayThursdayFridaySaturday、および Sunday です。

          start-month 引数と end-month 引数の値は、JanuaryFebruaryMarchAprilMayJuneJulyAugustSeptemberOctoberNovember、および December です。

          start-time 引数と end-time 引数の値の形式は、hh:mm です。

          offset-minutes 引数の範囲は 0 ~ 1440 分です。

           
          ステップ 3 exit


          例:
          switch(config)# exit
          switch#
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

           
          ステップ 4 show clock detail


          例:
          switch(config)# show clock detail
           
          (任意)

          設定された MOTD バナーを表示します。

           
          ステップ 5 copy running-config startup-config


          例:
          switch# copy running-config startup-config
           
          (任意)

          実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

           

          デバイス クロックの手動設定

          デバイスがリモートの時刻源にアクセスできない場合は、クロックを手動で設定できます。

          はじめる前に

          タイムゾーンを設定します。

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 clock set time day month year


            例:
            switch# clock set 15:00:00 30 May 2008
            Fri May 30 15:14:00 PDT 2008
             

            デバイス クロックを設定します。

            time 引数の形式は、hh:mm:ss です。

            day 引数の範囲は 1 ~ 31 です。

            month 引数の値は、JanuaryFebruaryMarchAprilMayJuneJulyAugustSeptemberOctoberNovember、および December です。

            year 引数の範囲は 2000 ~ 2030 です。

             
            ステップ 2 show clock


            例:
            switch(config)# show clock
             
            (任意)

            現在のクロック値を表示します。

             

            Clock Manager の設定

            Nexus 7000 のシャーシに搭載されているコンポーネントのすべてのクロックを同期するように、Clock Manager を設定できます。

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 clock protocol protocol vdc vdc-num


              例:
              #clock protocol ptp vdc 2
               

              Clock Manager を設定します。

              protocol 引数の値は、ptpntp、および none です。

              次に、値について説明します。

              • ptp:IEEE 1588 で説明されているように、Precision Time Protocol(PTP)を使用してクロックを同期させます。
              • ntp:ネットワーク タイム プロトコル(NTP)を使用してクロックを同期させます。
              • none:「clock set <HH:MM:SS>」を使用して、SUP クロックを設定します。
                (注)     

                none を使用する場合は、指定された VDC でクロックを設定する必要があります。

                (注)     

                プロトコルが設定されると、指定した VDC のクロックでそのプロトコルを使用します。

                たとえば、「clock protocol ptp vdc 2」というコマンドを入力すると、VDC 2 で PTP が設定されます。

              vdc 引数の範囲は、1 ~ 8 です。

               
              ステップ 2 show run clock_manager


              例:
              #show run clock_manager
               
              (任意)

              Clock Manager の設定を表示します。

               

              ユーザの管理

              デバイスにログインしているユーザに関する情報を表示し、これらのユーザにメッセージを送信できます。

              ユーザ セッションに関する情報の表示

              デバイス上のユーザ セッションに関する情報を表示できます。

              手順
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1 show users


                例:
                switch# show users
                 

                ユーザ セッションを表示します。

                 

                ユーザへのメッセージ送信

                デバイスの CLI を現在使用しているアクティブなユーザに、メッセージを送信できます。

                手順
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1 show users


                  例:
                  switch# show users
                   
                  (任意)

                  アクティブなユーザ セッションを表示します。

                   
                  ステップ 2 send [session line] message-text


                  例:
                  switch# send Reloading the device is 10 minutes!
                   

                  アクティブなユーザすべて、または特定のユーザにメッセージを送信します。 メッセージは最大 80 文字の英数字で、大文字と小文字を区別します。

                   

                  デバイス設定の確認

                  POAP を使用してデバイスをブートストラップ後に設定を確認するには、次のコマンドのいずれかを使用します。

                  コマンド

                  目的

                  show running-config

                  実行コンフィギュレーションを表示します。

                  show startup-config

                  スタートアップ コンフィギュレーションを表示します。

                  これらのコマンドの出力にあるフィールドの詳細については、『Cisco Nexus 3000 Series NX-OS Command Reference』を参照してください。

                  基本的なデバイス パラメータのデフォルト設定

                  次の表に、基本的なデバイス パラメータのデフォルト設定を示します。

                  表 1  デフォルトの基本的なデバイス パラメータ

                  パラメータ

                  デフォルト

                  MOTD バナーのテキスト

                  User Access Verification

                  クロックのタイムゾーン

                  UTC

                  基本的なデバイス管理に関する追加情報

                  基本的なデバイス管理に関連したその他の情報を見つけることができます。

                  基本的なデバイス管理の関連資料

                  関連項目

                  参照先

                  ライセンス

                  『Cisco NX-OS Licensing Guide』

                  コマンド リファレンス

                  『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Command Reference』『Cisco Nexus 3000 Series NX-OS Command Reference』