Nexus 3000 シリーズ NX-OS 基本コンフィギュレーション ガイド リリース 5.0(3)U3(1)
端末設定とセッションの設定
端末設定とセッションの設定
発行日;2012/07/24   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

端末設定とセッションの設定

この章では、Cisco NX-OS デバイスで端末設定とセッションを管理する方法について説明します。

この章は、次の内容で構成されています。

端末設定とセッションの概要

ここでは、端末設定とセッションの概要について説明します。

ターミナル セッションの設定

Cisco NX-OS ソフトウェア機能では、端末の次の特性を管理できます。

端末タイプ
リモート ホストと通信する際に Telnet で使用される名前
長さ
一時停止する前に表示されるコマンド出力の行数
行を折り返す前に表示される文字数
非アクティブ セッションのタイムアウト
デバイスによって停止される前にセッションが非アクティブの状態でいられる分数

コンソール ポート

コンソール ポートは非同期のシリアル ポートで、初期設定用に、RJ-45 コネクタを使用して標準 RS-232 ポート経由でデバイスに接続できます。 このポートに接続されるデバイスには、非同期伝送の機能が必要です。 コンソール ポートには、次のパラメータを設定できます。

データ ビット
データに使用するビット数を 8 ビットのバイト単位で指定します。
非アクティブ セッションのタイムアウト
セッションが終了になるまでの非アクティブ時間を分単位で指定します。
パリティ
エラー検出用の奇数パリティまたは偶数パリティを指定します。
速度
接続の送信速度を指定します。
ストップ ビット
非同期回線に対するストップ ビットを指定します。

ターミナル エミュレータは、9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなしに設定してください。

COM1 ポート

COM1 ポートは、DB-9 インターフェイスを備えた RS-232 ポートで、モデムなどの外部シリアル通信デバイスに接続できます。 COM1 ポートについて次のパラメータを設定できます。

データ ビット
データに使用するビット数を 8 ビットのバイト単位で指定します。
ハードウェアのフロー制御
flow-control hardware をイネーブルにします。
パリティ
エラー検出用の奇数パリティまたは偶数パリティを指定します。
速度
接続の送信速度を指定します。
ストップ ビット
非同期回線に対するストップ ビットを指定します。

ターミナル エミュレータは、9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなしに設定してください。

仮想端末

仮想端末回線を使用して、Cisco NX-OS デバイスを接続できます。 セキュア シェル(SSH)および Telnet は、仮想ターミナル セッションを作成します。 仮想端末の非アクティブ セッション タイムアウトおよびセッション数の上限を設定できます。

モデムのサポート

モデムをスーパーバイザ モジュールの COM1 ポートまたはコンソール ポートに接続できます。 Cisco NX-OS ソフトウェアが動作するデバイス上で、次のモデムがテスト済みです。


(注)  


デバイスの起動中にモデムを接続しないでください。 デバイスの電源がオンになってから、モデムを接続します。


Cisco NX-OS ソフトウェアには、接続されたモデムを検出するためのデフォルトの初期化ストリング(ATE0Q1&D2&C1S0=1\015)があります。 このデフォルト ストリングの定義は次のとおりです。

AT
Attention
E0(必須)
エコーなし
Q1
結果コードを有効化
&D2
通常のデータ端末動作可能(DTR)オプション
&C1
データ キャリア状態の追跡がイネーブル
S0=1
1 回の呼び出し音の後に応答
\015(必須)
8 進数の復帰(CR)コード

端末設定とセッションのライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

製品

ライセンス要件

Cisco NX-OS

端末設定の設定にライセンスは必要ありません。 ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。 Cisco NX-OS のライセンス方式の詳細については、を参照してください。

コンソール ポートの設定

コンソール ポートに対して次の特性を設定できます。

  • データ ビット
  • 非アクティブ セッションのタイムアウト
  • パリティ
  • 速度
  • ストップ ビット
はじめる前に

コンソール ポートにログインします。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure terminal


    例:
    switch# configure terminal
    switch(config)#
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2 line console


    例:
    switch# line console
    switch(config-console)#
     

    コンソール コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3 databits bits


    例:
    switch(config-console)# databits 7
     

    1 バイトあたりのデータ ビット数を設定します。 有効な範囲は 5 ~ 8 です。 デフォルト値は 8 です。

     
    ステップ 4 exec-timeout minutes


    例:
    switch(config-console)# exec-timeout 30
     

    非アクティブ セッションのタイムアウトを設定します。 有効な範囲は 0 ~ 525600 分(8760 時間)です。 0 分の値を設定すると、セッション タイムアウトはディセーブルになります。 デフォルト値は 0 分です。

     
    ステップ 5 parity {even | none | odd}


    例:
    switch(config-console)# parity even
     

    パリティを設定します。 デフォルトは none です。

     
    ステップ 6 speed {300 | 1200 | 2400 | 4800 | 9600 | 38400 | 57600 | 115200}


    例:
    switch(config-console)# speed 115200
     

    送信および受信速度を設定します。 デフォルト値は 115200 です。

     
    ステップ 7 stopbits {1 | 2}


    例:
    switch(config-console)# stopbits 2
     

    ストップ ビットを設定します。 デフォルトは 1 です。

     
    ステップ 8 exit


    例:
    switch(config-console)# exit
    switch(config)#
     

    コンソール コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 9 show line console


    例:
    switch(config)# show line console
     
    (任意)

    コンソールの設定値を表示します。

     
    ステップ 10 copy running-config startup-config


    例:
    switch(config)# copy running-config startup-config
     
    (任意)

    実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

     

    COM1 ポートの設定

    COM1 ポートについて次の特性を設定できます。

    • データ ビット
    • ハードウェアのフロー制御
    • パリティ
    • 速度
    • ストップ ビット
    はじめる前に

    コンソール ポートまたは COM1 ポートにログインします。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure terminal


      例:
      switch# configure terminal
      switch(config)#
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2 line com1


      例:
      switch# line com1
      switch(config-com1)#
       

      COM1 コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3 databits bits


      例:
      switch(config-com1)# databits 7
       

      1 バイトあたりのデータ ビット数を設定します。 有効な範囲は 5 ~ 8 です。 デフォルト値は 8 です。

       
      ステップ 4 flowcontrol hardware


      例:
      switch(config-com1)# flowcontrol hardware
       

      ハードウェアのフロー制御をイネーブルにします。 デフォルトではイネーブルになっています。

      no flowcontrol hardware コマンドを使用してハードウェアのフロー制御をディセーブルにします。

       
      ステップ 5 parity {even | none | odd}


      例:
      switch(config-com1)# parity even
       

      パリティを設定します。 デフォルトは none です。

       
      ステップ 6 speed {300 | 1200 | 2400 | 4800 | 9600 | 38400 | 57600 | 115200}


      例:
      switch(config-com1)# speed 115200
       

      送信および受信速度を設定します。 デフォルトは、9600 です。

       
      ステップ 7 stopbits {1 | 2}


      例:
      switch(config-com1)# stopbits 2
       

      ストップ ビットを設定します。 デフォルトは 1 です。

       
      ステップ 8 exit


      例:
      switch(config-com1)# exit
      switch(config)#
       

      COM1 コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 9 show line com1


      例:
      switch(config)# show line com1
       
      (任意)

      COM1 ポートの設定を表示します。

       
      ステップ 10 copy running-config startup-config


      例:
      switch(config)# copy running-config startup-config
       
      (任意)

      実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

       

      仮想端末の設定

      ここでは、Cisco NX-OS デバイスで仮想端末を設定する方法について説明します。

      非アクティブ セッション タイムアウトの設定

      Cisco NX-OS デバイスでは、仮想ターミナルの非アクティブ セッションのタイムアウトを設定できます。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 configure terminal


        例:
        switch# configure terminal
        switch(config)#
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2 line vty


        例:
        switch# line vty
        switch(config-line)#
         

        ライン コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 3 exec-timeout minutes


        例:
        switch(config-line)# exec-timeout 30
         

        VDC に対する 有効な範囲は 0 ~ 525600 分(8760 時間)です。 0 分の値を設定すると、タイムアウトはディセーブルになります。 デフォルト値は 0 です。

         
        ステップ 4 exit


        例:
        switch(config-line)# exit
        switch(config)#
         

        ライン コンフィギュレーション モードを終了します。

         
        ステップ 5 show running-config all | begin vty


        例:
        switch(config)# show running-config all | begin vty
         
        (任意)

        仮想端末の設定を表示します。

         
        ステップ 6 copy running-config startup-config


        例:
        switch(config)# copy running-config startup-config
         
        (任意)

        実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

         

        セッション制限の設定

        Cisco NX-OS デバイスでは、仮想ターミナル セッションの数を制限できます。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 configure terminal


          例:
          switch# configure terminal
          switch(config)#
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2 line vty


          例:
          switch# line vty
          switch(config-line)#
           

          ライン コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 3 session-limit sessions


          例:
          switch(config-line)# session-limit 10
           

          Cisco NX-OS デバイス向けの仮想セッションの最大数を設定します。 有効な範囲は 1 ~ 60 です。 デフォルト値は 32 です。

           
          ステップ 4 exit


          例:
          switch(config-line)# exit
          switch(config)#
           

          ライン コンフィギュレーション モードを終了します。

           
          ステップ 5 show running-config all | being vty


          例:
          switch(config)# show running-config all | begin vty
           
          (任意)

          仮想端末の設定を表示します。

           
          ステップ 6 copy running-config startup-config


          例:
          switch(config)# copy running-config startup-config
           
          (任意)

          実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

           

          モデム接続の設定

          モデムは COM1 ポートまたはコンソール ポートのいずれかに接続できます。

          COM1 ポートを使用してモデムに接続することを推奨します。

          モデム接続のイネーブル化

          モデムを使用する前に、ポートでモデム接続をイネーブルにする必要があります。

          はじめる前に

          コンソール ポートにログインします。

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 configure terminal


            例:
            switch# configure terminal
            switch(config)#
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 2次のいずれかのコマンドを入力します。
            コマンド 目的
            line com1 COM1 コンフィギュレーション モードを開始します。
            line console コンソール コンフィギュレーション モードを開始します。


            例:
            switch# line com1
            switch(config-com1)#
             

            COM1 コンフィギュレーション モードまたはコンソール コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 3 modem in


            例:
            switch(config-com1)# modem in
             

            COM1 またはコンソール ポートでモデム入力をイネーブルにします。

             
            ステップ 4 exit


            例:
            switch(config-com1)# exit
            switch(config)#
             

            COM1 コンフィギュレーション モードまたはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。

             
            ステップ 5 show line


            例:
            switch(config)# show line
             
            (任意)

            コンソールおよび COM1 の設定を表示します。

             
            ステップ 6 copy running-config startup-config


            例:
            switch(config)# copy running-config startup-config
             
            (任意)

            実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

             

            デフォルトの初期化ストリングのダウンロード

            Cisco NX-OS ソフトウェアによって、モデムと接続するためにダウンロードできるデフォルトの初期化ストリングが提供されます。 デフォルトの初期化ストリングは ATE0Q1&D2&C1S0=1\015 です。

            はじめる前に

            コンソール ポートにログインします。

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 configure terminal


              例:
              switch# configure terminal
              switch(config)#
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 2次のいずれかのコマンドを入力します。
              オプション 説明
              line com1 COM1 コンフィギュレーション モードを開始します。
              line console コンソール コンフィギュレーション モードを開始します。


              例:
              switch# line com1
              switch(config-com1)#
               
               
              ステップ 3 modem init-string default


              例:
              switch(config-com1)# modem init-string default
               

              デフォルトの初期化ストリングをモデムに書き込みます。

               
              ステップ 4 exit


              例:
              switch(config-com1)# exit
              switch(config)#
               

              COM1 コンフィギュレーション モードまたはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。

               
              ステップ 5 show line


              例:
              switch(config)# show line
               
              (任意)

              COM1 およびコンソールの設定を表示します。

               
              ステップ 6 copy running-config startup-config


              例:
              switch(config)# copy running-config startup-config
               
              (任意)

              実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

               

              ユーザ指定の初期化ストリングの設定およびダウンロード

              デフォルトの初期化ストリングがお使いのモデムと互換性がない場合、独自の初期化ストリングを設定したり、ダウンロードしたりすることができます。

              はじめる前に

              コンソール ポートにログインします。

              手順
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1 configure terminal


                例:
                switch# configure terminal
                switch(config)#
                 

                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 2次のいずれかのコマンドを入力します。
                オプション 説明
                line com1 COM1 コンフィギュレーション モードを開始します。
                line console コンソール コンフィギュレーション モードを開始します。


                例:
                switch# line com1
                switch(config-com1)#
                 
                 
                ステップ 3 modem set-string user-input string


                例:
                switch(config-com1)# modem set-string 
                user-input ATE0Q1&D2&C1S0=3\015
                 

                COM1 またはコンソール ポート用のユーザ指定の初期化ストリングを設定します。 この初期化ストリングは、最大 100 文字の長さの英数字で、大文字と小文字が区別され、特殊文字を含むことができます。

                (注)     

                ストリングを初期化する前に、まずユーザ入力のストリングを設定する必要があります。

                 
                ステップ 4 modem init-string user-input


                例:
                switch(config-com1)# modem init-string 
                user-input
                 

                ユーザ指定の初期化ストリングを、COM1 またはコンソール ポートに接続されたモデムに書き込みます。

                 
                ステップ 5 exit


                例:
                switch(config-com1)# exit
                switch(config)#
                 

                COM1 コンフィギュレーション モードまたはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。

                 
                ステップ 6 show line


                例:
                switch(config)# show line
                 
                (任意)

                COM1 およびコンソールの設定を表示します。

                 
                ステップ 7 copy running-config startup-config


                例:
                switch(config)# copy running-config 
                startup-config
                 
                (任意)

                実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

                 

                電源がオンになっている Cisco NX-OS デバイスのモデムの初期化

                電源がオンになっている物理デバイスにモデムを接続する場合、モデムを使用する前に初期化する必要があります。

                はじめる前に

                Cisco NX-OS デバイスがブート シーケンスを完了し、システム イメージが実行されるまで待ってから、モデムをデバイス上の COM1 ポートまたはコンソール ポートのいずれかに接続します。

                ポートでモデム接続をイネーブルにします。

                手順
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1 modem connect line {com1 | console}


                  例:
                  switch# modem connect line com1
                   

                  デバイスに接続されたモデムを初期化します。

                   

                  ターミナル セッションのクリア

                  Cisco NX-OS デバイスのターミナル セッションをクリアできます。

                  手順
                     コマンドまたはアクション目的
                    ステップ 1 show users


                    例:
                    switch# show users
                     
                    (任意)

                    デバイスのユーザ セッションを表示します。

                     
                    ステップ 2 clear line name


                    例:
                    switch# clear line pts/0
                     

                    特定の回線のターミナル セッションをクリアします。 回線名では大文字と小文字が区別されます。

                     

                    端末およびセッション情報の表示

                    端末およびセッション情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

                    コマンド

                    目的

                    show terminal

                    端末設定を表示します。

                    show line

                    COM1 およびコンソール ポートの設定を表示します。

                    show users

                    仮想ターミナル セッションを表示します。

                    show running-config [all]

                    実行コンフィギュレーションのユーザ アカウント設定を表示します。 all キーワードを指定すると、ユーザ アカウントのデフォルト値が表示されます。

                    これらのコマンドの出力フィールドの詳細については、を参照してください。

                    ファイル システム パラメータのデフォルト設定

                    次の表に、ファイル システム パラメータのデフォルト設定を示します。

                    表 1 デフォルトのファイル システム設定

                    パラメータ

                    デフォルト

                    デフォルト ファイルシステム

                    bootflash:

                    端末設定とセッションに関する追加情報

                    ここでは、NX-OS デバイスでの端末設定とセッションに関する追加情報について説明します。

                    端末設定とセッションの関連資料

                    関連項目

                    参照先

                    ライセンス

                    『Cisco NX-OS Licensing Guide』

                    コマンド リファレンス

                    『Cisco Nexus 3000 Command Reference』