Nexus 3000 シリーズ NX-OS 基本コンフィギュレーション ガイド リリース 5.0(3)U3(1)
基本的なデバイス管理
基本的なデバイス管理
発行日;2012/07/24   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

基本的なデバイス管理

この章では、Cisco NX-OS デバイス上で、基本的な管理作業を実行する手順を説明します。

この章は、次の内容で構成されています。

基本的なデバイス管理の概要

ここでは、基本的なデバイス管理の概要について説明します。

デバイスのホスト名

コマンド プロンプトに表示されるデバイスのホスト名を、デフォルト(switch)から別のストリングに変更できます。 デバイスに固有のホスト名を付けると、コマンドラインインターフェイス(CLI)プロンプトからそのデバイスを容易に特定できます。

Message-of-the-Day バナー

Message-of-The-Day(MOTD)バナーは、デバイス上でユーザ ログイン プロンプトの前に表示されます。 このメッセージには、デバイスのユーザに対して表示する任意の情報を含めることができます。

デバイス クロック

デバイスを NTP クロック ソースなどの有効な外部の時間調整機構と同期させない場合は、デバイスの起動時にクロック タイムを手動で設定できます。

クロック マネージャ

Nexus 7000 シャーシには、同期化する必要のある異なるタイプのクロックを搭載することができます。 これらのクロックは、さまざまなコンポーネント(スーパーバイザ、LC プロセッサ、またはラインカードなど)の一部で、それぞれ異なるプロトコルを使用している場合があります。

クロック マネージャには、これらの異なるクロックを同期する機能があります。

タイム ゾーンと夏時間

デバイスのタイム ゾーンと夏時間を設定できます。 これらの値により、クロックの時刻が協定世界時(UTC)からオフセットされます。 UTC は、国際原子時(TAI)をベースにしており、うるう秒を定期的に追加することで地球の自転の遅れを補償しています。 UTC は、以前はグリニッジ標準時(GMT)と呼ばれていました。

ユーザ セッション

デバイス上のアクティブなユーザ セッションを表示できます。 また、ユーザ セッションにメッセージを送信することもできます。 ユーザ セッションとアカウントの管理の詳細については、を参照してください。

基本的なデバイス管理のライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

製品

ライセンス要件

Cisco NX-OS

基本的なデバイス管理にライセンスは必要ありません。 ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。 Cisco NX-OS のライセンス方式の詳細については、を参照してください。

デバイスのホスト名の変更

コマンド プロンプトに表示されるデバイスのホスト名を、デフォルト(switch)から別のストリングに変更できます。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure terminal


    例:
    switch# configure terminal
    switch(config)#
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2 {hostname | switchname} name


    例:

    hostname コマンドを使用する場合:

    switch(config)# hostname Engineering1
    Engineering1(config)#

    switchname コマンドを使用する場合:

    Engineering1(config)# switchname Engineering2
    Engineering2(config)#
     

    デバイスのホスト名を変更します。 name 引数は、32 文字以内の英数字で指定します。大文字と小文字が区別されます。 デフォルトは switch です。

    (注)     

    switchname コマンドは、hostname コマンドと同じ機能を実行します。

     
    ステップ 3 exit


    例:
    Engineering2(config)# exit
    Engineering2#
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 4 copy running-config startup-config


    例:
    Engineering2# copy running-config startup-config
     
    (任意)

    実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

     

    MOTD バナーの設定

    ユーザがログインするときに端末でログイン プロンプトの後に MOTD が表示されるよう設定できます。 MOTD バナーには次の特徴があります。

    • 1 行あたり最大 80 文字
    • 最大 40 行
    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure terminal


      例:
      switch# configure terminal
      switch(config)#
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2 banner motd delimiting-character message delimiting-character


      例:
      switch(config)# banner motd #Welcome to the Switch#
      switch(config)# 
       

      MOTD バナーを設定します。 message テキストでは、delimiting-character を使用しないでください。

      (注)     

      デリミタとして " および % は使用しないでください。

       
      ステップ 3 exit


      例:
      switch(config)# exit
      switch#
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 4 show banner motd


      例:
      switch# show banner motd
       
      (任意)

      設定された MOTD バナーを表示します。

       
      ステップ 5 copy running-config startup-config


      例:
      switch# copy running-config startup-config
       
      (任意)

      実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

       

      タイム ゾーンの設定

      UTC からデバイスのクロック時刻をオフセットするためにタイム ゾーンを設定できます。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 configure terminal


        例:
        switch# configure terminal
        switch(config)#
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2 clock timezone zone-name offset-hours offset-minutes


        例:
        switch(config)# clock timezone EST -5 0
         

        タイム ゾーンを設定します。 zone-name 引数は、タイム ゾーンの略語(PST や EST など)である 3 文字のストリングです。 offset-hours 引数は、UTC からのオフセット値であり、有効な範囲は –23 ~ 23 時間です。 offset-minutes 引数の範囲は、0 ~ 59 分です。

         
        ステップ 3 exit


        例:
        switch(config)# exit
        switch#
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

         
        ステップ 4 show clock


        例:
        switch# show clock
         
        (任意)

        時間とタイム ゾーンを表示します。

         
        ステップ 5 copy running-config startup-config


        例:
        switch# copy running-config startup-config
         
        (任意)

        実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

         

        夏時間の設定

        デバイスで夏時間を有効にする時期と、オフセット(分単位)を設定できます。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 configure terminal


          例:
          switch# configure terminal
          switch(config)#
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2 clock summer-time zone-name start-week start-day start-month start-time end-week end-day end-month end-time offset-minutes


          例:
          switch(config)# clock summer-time PDT 
          1 Sunday March 02:00 1 Sunday 
          November 02:00 60
           

          夏時間を設定します。

          zone-name 引数は、タイムゾーンの略語(PST、EST など)である 3 文字のストリングです。

          start-day および end-day 引数の値は、MondayTuesdayWednesdayThursdayFridaySaturday、および Sunday です。

          start-month および end-month 引数の値は、JanuaryFebruaryMarchAprilMayJuneJulyAugustSeptemberOctoberNovember、および December です。

          start-time および end-time 引数の値は、hh:mm フォーマットです。

          offset-minutes引数の範囲は、0 ~ 1440 分です。

           
          ステップ 3 exit


          例:
          switch(config)# exit
          switch#
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

           
          ステップ 4 show clock detail


          例:
          switch(config)# show clock detail
           
          (任意)

          設定された MOTD バナーを表示します。

           
          ステップ 5 copy running-config startup-config


          例:
          switch# copy running-config startup-config
           
          (任意)

          実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

           

          デバイス クロックの手動設定

          デバイスがリモートの時刻源にアクセスできない場合、クロックを手動で設定できます。

          はじめる前に

          タイム ゾーンを設定します。

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 clock set time day month year


            例:
            switch# clock set 15:00:00 30 May 2008
            Fri May 30 15:14:00 PDT 2008
             

            デバイス クロックを設定します。

            time 引数のフォーマットは hh:mm:ss です。

            day 引数の範囲は 1 ~ 31 です。

            month 引数の値は、JanuaryFebruaryMarchAprilMayJuneJulyAugustSeptemberOctoberNovember および December です。

            year 引数の範囲は 2000 ~ 2030 です。

             
            ステップ 2 show clock


            例:
            switch(config)# show clock
             
            (任意)

            現在のクロック値を表示します。

             

            クロック マネージャの設定

            Nexus 7000 シャーシに含まれるコンポーネントのクロックをすべて同期するように、クロック マネージャを設定できます。

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 clock protocol protocol vdc vdc-num


              例:
              #clock protocol ptp vdc 2
               

              クロック マネージャを設定します。

              protocol 引数の値は ptpntp、および none です。

              次に、値について説明します。

              • ptp:IEEE 1588 で記述されているとおりに、クロックを高精度時間プロトコル(PTP)と同期します。
              • ntp:クロックとネットワーク タイム プロトコル(NTP)を同期します。
              • none:「clock set <HH:MM:SS>」を使用して SUP クロックを設定します。
                (注)     

                none が使用されている場合、指定の VDC のクロックが設定されている必要があります。

                (注)     

                プロトコルが設定されたら、指定の VDC のクロックはそのプロトコルを使用する必要があります。

                たとえば、コマンド「clock protocol ptp vdc 2」を入力すると、VDC 2 に PTP が設定されます。

              vdc 引数の範囲は、1 ~ 8 です。

               
              ステップ 2 show run clock_manager


              例:
              #show run clock_manager
               
              (任意)

              クロック マネージャの設定を表示します。

               

              ユーザの管理

              デバイスにログインしたユーザの情報を表示したり、それらのユーザにメッセージを送信したりできます。

              ユーザ セッションに関する情報の表示

              デバイス上のユーザ セッションに関する情報を表示できます。

              手順
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1 show users


                例:
                switch# show users
                 

                ユーザ セッションを表示します。

                 

                ユーザへのメッセージ送信

                デバイス CLI を使用して、現在アクティブなユーザにメッセージを送信できます。

                手順
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1 show users


                  例:
                  switch# show users
                   
                  (任意)

                  アクティブなユーザ セッションを表示します。

                   
                  ステップ 2 send [session line] message-text


                  例:
                  switch# send Reloading the device is 10 minutes!
                   

                  すべてのアクティブなユーザまたは特定のユーザにメッセージを送信します。 このメッセージは最大 80 文字の英数字で、大文字と小文字が区別されます。

                   

                  デバイス コンフィギュレーションの確認

                  次のコマンドの 1 つを使用して、POAP によるデバイスのブートストラップ後のコンフィギュレーションを確認します。

                  コマンド

                  目的

                  show running-config

                  実行コンフィギュレーションを表示します。

                  show startup-config

                  スタートアップ コンフィギュレーションを表示します。

                  各コマンド出力のフィールドの詳細については、『Cisco Nexus 3000 Series NX-OS Command Reference』を参照してください。

                  基本的なデバイス パラメータのデフォルト設定

                  次の表に、基本的なデバイス パラメータのデフォルト設定を示します。

                  表 1  デフォルトの基本的なデバイス パラメータ

                  パラメータ

                  デフォルト

                  MOTD バナー テキスト

                  User Access Verification

                  クロック タイム ゾーン

                  UTC

                  基本的なデバイス管理に関する追加情報

                  基本的なデバイス管理に関する追加情報を示します。

                  基本的なデバイス管理の関連資料

                  関連項目

                  参照先

                  ライセンス

                  『Cisco NX-OS Licensing Guide』

                  コマンド リファレンス

                  『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Command Reference』『Cisco Nexus 3000 Series NX-OS Command Reference』