Cisco Nexus 1000V トラブルシューティング ガイド リリース 4.0(4)SV1(3a)
システム
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発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2011/04/15 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

システム

システムについて

vCenter Server の基本的な制限事項

拡張キー

DVS の回復

VSM のコピーが保存されている場合の DVS の回復

VSM のコピーが保存されていない場合の DVS の回復

VSM と vCenter Server 接続に関連した問題

ESX の再起動後の接続の失敗

MTU の変更についての情報

MTU の不一致によって接続の失敗が発生しているかどうかの確認

VEM へのネットワーク接続の復元

VC イベント履歴サーバの表示

VSM の作成

ポート プロファイル

ポート プロファイルでの問題

ホストでの問題

VM トラフィックでの問題

VEM トラブルシューティング コマンド

VEM ログ コマンド

エラー メッセージ

システム

この章では、Cisco Nexus 1000V システムと、このシステムに関する問題を識別して修正する方法について説明します。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

「システムについて」

「vCenter Server の基本的な制限事項」

「DVS の回復」

「VSM と vCenter Server 接続に関連した問題」

「VSM の作成」

「ポート プロファイル」

「ホストでの問題」

「VM トラフィックでの問題」

「ESX の再起動後の接続の失敗」

「VEM トラブルシューティング コマンド」

「VEM ログ コマンド」

「エラー メッセージ」

システムについて

Cisco Nexus 1000V は、仮想化されたサーバ環境でレイヤ 2 スイッチング機能を提供します。Cisco NX-OS のコマンドライン インターフェイスを使用すると、ESX サーバの仮想スイッチを設定してモニタできます。また、ESX Server のネットワーク コンポーネントを認識して、ネットワーク上の仮想スイッチにアクセスすることもできます。

Cisco Nexus 1000V は、vCenter Server により定義されるデータセンターを管理します。データセンター内の各サーバはラインカードとして表され、物理 Cisco スイッチ内のラインカードであるかのように管理できます。Cisco Nexus 1000V は、次の 2 つのコンポーネントで構成されます。

Virtual Supervisor Module(VSM; 仮想スーパーバイザ モジュール):Cisco Nexus 1000V 分散仮想スイッチの制御ソフトウェア。Virtual Machine(VM; 仮想マシン)上で稼動し、Cisco NX-OS をベースとします。

Virtual Ethernet Module(VEM; 仮想イーサネット モジュール):Cisco Nexus 1000V で実際にデータ トラフィックのスイッチングを行う部分。VMware ESX 4.0 ホスト上で実行されます。複数の VEM が、1 つの VSM によって制御されます。スイッチ ドメインを形成するすべての VEM が、VMware vCenter Server で定義されたとおりに同一の仮想データセンター内になくてはなりません。

詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.0(4)SV1(3) 』を参照してください。

vCenter Server の基本的な制限事項

vCenter Server に関する問題のトラブルシューティングを行う際には、次の制限事項に注意してください。

分散仮想スイッチ(DVS)の名前は、データセンター全体にわたって一意でなければなりません。

DVS は、ネットワーク フォルダ内に作成します。

DBS フォルダまたは下層の DVS を削除しない限り、データセンターを削除できません。

DVS を削除できるのは、config-svs-conn モードで no vmware dvs コマンドを使用して VSM の助けを得た場合だけです。

no vmware dvs コマンドが正常に実行できるのは、DVS ポート グループを使用している VM がない場合だけです。

vCenter Server 上のポート グループを削除できるのは、それに関連付けられているインターフェイスがない場合だけです。

connect コマンドと一緒に同期操作を実行すると、VSM の vCenter Server との同期が保たれます。

各 VSM が、一意の拡張キーを使用して vCenter Server と通信し、DVS 上で操作を実行します。

拡張キー

VSM では、vCenter Server と通信する際に拡張キーが使用されます。各 VSM が独自の一意の拡張キーを持ちます(Cisco_Nexus_1000V_32943215 など)。

VSM の拡張キーを調べるには、 show vmware vc extension-key コマンドを使用します。拡張キーは、.xml ファイルでも調べることができます。

vCenter Server 上で登録されている拡張キーは、MOB を通じて見つかります。詳細については、「特定の DVS に結び付けられた拡張キーの確認」を参照してください。

同じ拡張キーを使用して、vCenter Server 上で複数の DVS を作成できません。

DVS の回復

DVS の作成に使用された VSM VM が失われた場合、またはその VSM VM を置き換える必要がある場合、次の手順に従って DVS を回復できます。ここでは、次の手順について説明します。

「VSM のコピーが保存されている場合の DVS の回復」

「VSM のコピーが保存されていない場合の DVS の回復」

VSM のコピーが保存されている場合の DVS の回復

VSM 設定ファイルのバックアップ コピーをあらかじめ保存していた場合は、次の手順に従って DVS を回復できます。

はじめる前に

この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。

VSM 設定ファイルのバックアップ コピーをあらかじめ保存していた場合は、この手順に従います。バックアップ コピーを保存していなかった場合は、「VSM のコピーが保存されていない場合の DVS の回復」を参照してください。

VSM VM スイッチ名が、vCenter Server 上の DVS スイッチ名と同じであることを確認します。スイッチ名が同じであれば、VSM 設定は、vCenter Server 上の正しい DVS と同期されます。

VSM スイッチ名を変更するには、 switchname newname コマンドを使用します。


ステップ 1 MOB から、DVS 拡張キーを見つけます。
詳細については、「特定の DVS に結び付けられた拡張キーの確認」を参照してください。

ステップ 2 VSM 上で、ステップ 1で見つけた DVS 拡張キーを追加します。

この拡張キーにより、VSM は vCenter Server にログインできるようになります。

例:
n1000v# config t
n1000v(config)# vmware vc extension-key Cisco_Nexus_1000V_32943215
 

ステップ 3 MOB から、ステップ 1で見つけた拡張キーを登録解除します。

詳細については、「vCenter Server の拡張キーの登録解除」を参照してください。

ステップ 4 VC クライアントから、VSM の拡張(プラグイン)を登録します。

詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.0(4)SV1(3) 』にある次の手順を参照してください。

「Creating a Cisco Nexus 1000V Plug-In on the vCenter Server」

ステップ 5 VSM 上で、あらかじめ保存しておいた VSM 設定ファイルのコピーを使用して設定を復元します。

copy path/filename running-config

例:
n1000v# copy sftp://user1@172.22.36.10/backup/hamilton_cfg running-config
 

ステップ 6 次のいずれかを行います。

vCenter Server 接続が、あらかじめ保存しておいた設定に含まれていない場合は、次のステップに進みます。

それ以外の場合は、ステップ 8 に進みます。

ステップ 7 VSM 上で、vCenter Server 接続の設定を復元します。

例:
n1000v# config t
n1000v (config)# svs connection VC
n1000v(config-svs-conn#) protocol vmware-vim
n1000v(config-svs-conn#) remote ip address 192.168.0.1
n1000v(config-svs-conn#) vmware dvs datacenter-name Hamilton-DC
 

ステップ 8 vCenter Server に接続します。

例:
n1000v(config-svs-conn#) connect
 

これで、古い DVS を使用することも削除することもできます。


 

VSM のコピーが保存されていない場合の DVS の回復

VSM 設定ファイルのバックアップ コピーを保存していなかった場合は、次の手順に従って DVS を回復できます。

はじめる前に

この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。

VSM 設定ファイルのバックアップ コピーを保存していなかった場合は、この手順に従います。バックアップ コピーをあらかじめ保存していた場合は、「VSM のコピーが保存されている場合の DVS の回復」を参照してください。

VSM 設定ファイルのバックアップ コピーを保存していなかった場合は、VC に接続する前に、古いポート プロファイルの再作成を試してみることができます。この手順には、ポート プロファイルを再作成するためのステップが含まれています。VC に接続する前にこれらを再作成しなければ、VC 上に存在するポート グループはすべて削除され、使用中のすべてのポートが検疫ポート グループに移動されます。

VSM VM スイッチ名が、vCenter Server 上の DVS スイッチ名と同じであることを確認します。スイッチ名が同じであれば、VSM 設定は、vCenter Server 上の正しい DVS と同期されます。

VSM スイッチ名を変更するには、 switchname newname コマンドを使用します。


ステップ 1 MOB から、DVS 拡張キーを見つけます。
詳細については、「特定の DVS に結び付けられた拡張キーの確認」を参照してください。

ステップ 2 VSM 上で、ステップ 1で見つけた DVS 拡張キーを追加します。

この拡張キーにより、VSM は vCenter Server にログインできるようになります。

例:
n1000v# config t
n1000v(config)# vmware vc extension-key Cisco_Nexus_1000V_32943215
 

ステップ 3 MOB から、ステップ 1で見つけた拡張キーを登録解除します。

詳細については、「vCenter Server の拡張キーの登録解除」を参照してください。

ステップ 4 VC クライアントから、VSM の拡張(プラグイン)を登録します。

詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.0(4)SV1(3) 』にある次の手順を参照してください。

「Creating a Cisco Nexus 1000V Plug-In on the vCenter Server」

ステップ 5 前の設定から古いポート プロファイルを手動で再作成します。

詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.0(4)SV1(3) 』にある次の手順を参照してください。

「Configuring the System Port Profile for VSM-VEM Communication」

「Configuring the Uplink Port Profile for VM Traffic」

「Configuring the Data Port Profile for VM Traffic」


) ポート プロファイルを手動で再作成しなかった場合、VSM が接続するときに、vCenter Server 上のすべてのポート グループが削除されます。


ステップ 6 VSM 上で、vCenter Server 接続の設定を復元します。

例:
n1000v# config t
n1000v (config)# svs connection VC
n1000v(config-svs-conn#) protocol vmware-vim
n1000v(config-svs-conn#) remote ip address 192.168.0.1
n1000v(config-svs-conn#) vmware dvs datacenter-name Hamilton-DC
 

ステップ 7 vCenter Server に接続します。

例:
n1000v(config-svs-conn#) connect
 

これで、古い DVS を使用することも削除することもできます。


 

VSM と vCenter Server 接続に関連した問題

 

現象
解決方法

vCenter Server 接続が正常に見えるのに、正常でない。

ドメイン ID が正しく設定されていることを確認します。

svs connection コマンドが失敗する。

1. svs connection コマンドのすべてのパラメータを設定しているか確認します。

2. vCenter Server の IP アドレスを ping できるか確認します。

3. proxy.xml ファイルの IP アドレスと長さが両方とも正しいことを確認します。

4. vCenter Server を再起動します。

ESX の再起動後に接続が失敗する。

「ESX の再起動後の接続の失敗」

[Add host to DVS] 画面にホストが表示されない。

ホストのインストールに使用された VMware Enterprise Plus

ライセンスに分散仮想スイッチ(DVS)機能が含まれていることを確認します。

[Add host to DVS] でエラーが返される。

VEM ソフトウェアが ESX Server 上にインストールされていることを確認します。

show module コマンドの出力のサーバ名の列に IP アドレスが示される。

サーバ名は、ホスト名か IP アドレスのうち、vCenter Server 上の DVS へのホストの追加に使用された方で表示されます。

ESX の再起動後の接続の失敗

ESX サーバ ホストの再起動後に、VSM と VEM の間の接続が失われた場合、MTU がホストのデフォルトにリセットされたことが原因の可能性があります。

ここでは、次の内容について説明します。

「MTU の変更についての情報」

「MTU の不一致によって接続の失敗が発生しているかどうかの確認」

「VEM へのネットワーク接続の復元」

MTU の変更についての情報

Cisco Nexus 1000V に接続されている物理 NIC に対して 1500(デフォルト)以外の MTU を使用している場合、ESX が再起動すると、この設定がデフォルト設定の 1500 に戻ることがあります。これによって次のいずれかの MTU 設定と一致しなくなり、VSM と VEM の接続が失敗する可能性があります。

VMware カーネル NIC

VEM アップリンクのアップストリーム スイッチポート

たとえば、ジャンボ フレームを使用しているネットワーク内で、手動で 1500 以外の MTU を設定したとします。電源を再投入すると ESX は再起動し、物理 NIC の MTU はデフォルトの 1500 に戻りますが、VMware カーネル NIC またはアップストリーム スイッチポートの MTU 設定は戻りません。

MTU 設定の不一致によって接続の失敗が発生していることを確認するには、「MTU の不一致によって接続の失敗が発生しているかどうかの確認」を参照してください。

MTU の不一致によって失われた接続を復元するには、「VEM へのネットワーク接続の復元」を参照してください。

ESX の再起動中に、VSM と VEM の間の接続が失われるのを防ぎ、1500(デフォルト)以外の物理 NIC MTU 設定を維持するには、システム MTU をシステム アップリンク ポート プロファイルで設定する必要があります。

システム アップリンク ポート プロファイルで system mtu を設定するには、『 Cisco Nexus 1000V Port Profile Configuration Guide, Release 4.0(4)SV1(3) 』の次の手順を参照してください。

「Creating a System Port Profile」

MTU の不一致によって接続の失敗が発生しているかどうかの確認

この手順に従って、VEM 接続の失敗の原因が MTU の不一致かどうかを確認できます。

はじめる前に

この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。

VEM にログインしている。

アップストリーム スイッチの CLI にログインしている。


ステップ 1 アップストリーム スイッチ上で次のコマンドを使用して、VEM アップリンクに接続されているインターフェイスの MTU を確認します。

show interface

show port

例:
Console> show port jumbo
Jumbo frames MTU size is 9216 bytes.
Jumbo frames enabled on port(s) 6/1-2,7/1-8.
Console>
 
例:
switch# show interface vlan 10
Vlan10 is up, line protocol is up
Hardware is EtherSVI, address is 0005.9b78.6e7c
MTU 8000 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec,
switch#
 

ステップ 2 ESX 上で、Cisco Nexus 1000V に接続されている物理 NIC の MTU 設定を確認します。

vem status

~ # vem status
VEM modules are loaded
 
Switch Name Num Ports Used Ports Configured Ports MTU Uplinks
vSwitch0 64 3 64 1500 vmnic0
DVS Name Num Ports Used Ports Configured Ports Uplinks
n1000v 256 9 256 vmnic1 VEM Agent is running
 

ステップ 3 ESX 上で、Cisco Nexus 1000V に接続されている VMware カーネル NIC を特定します。

vemcmd show port

 

ステップ 4 ESX 上で、ステップ 3 で特定した VMware カーネル NIC の MTU 設定を確認します。

esxcfg-vmknic -l

ステップ 5 次のいずれかを行います。

MTU 設定が一致しない場合は、「VEM へのネットワーク接続の復元」に進みます。

MTU 設定が一致している場合、これは接続の失敗の原因ではありません。


 

VEM へのネットワーク接続の復元

この手順に従って、物理 NIC と VMware カーネル NIC 間の MTU の不一致が原因で失われた VEM とのネットワーク接続を復元できます。

はじめる前に

この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。

ESX ホストにログインしている。


ステップ 1 次のコマンドを使用して、MTU をリセットし、Cisco Nexus 1000V に接続されている物理 NIC との MTU の不一致が原因で失われた接続を復元します。

vemcmd show port port-LTL-number

vemcmd set mtu size ltl port-LTL-number

ESX 上の MTU がリセットされ、VEM との接続が復元されます。

例:
~ # vemcmd show port 48
LTL IfIndex Vlan Bndl SG_ID Pinned_SGID Type Admin State CBL Mode
Name . . .
17 1a030100 1 T 304 1 32 PHYS UP UP 1 Trunk vmnic1
~# vemcmd set mtu 9000 ltl 17
 

ステップ 2 VSM 上で、次のマニュアルのいずれかを使用して MTU 設定を更新します。

システム アップリンクのシステム ポート プロファイルの更新:
Cisco Nexus 1000V Port Profile Configuration Guide, Release 4.0(4)SV1(3)

システム以外のアップリンクのインターフェイス設定の更新:
Cisco Nexus 1000V Interface Configuration Guide, Release 4.0(4)SV1(3)


 

VC イベント履歴サーバの表示

例 18-1 に、 show vms internal event-history errors コマンドを示します。このコマンドは、VC エラーの詳細を検証するのに便利です。この出力から、エラーが VSM(クライアント)とサーバのどちらによって発生したかがわかります。

例 18-1 show vms internal event-history error コマンド

n1000v# show vms internal event-history errors
 
Event:E_DEBUG, length:239, at 758116 usecs after Tue Feb 3 18:21:58 2009
[102] convert_soap_fault_to_err(1179): SOAP 1.1 fault: "":ServerFaultCode [VMWARE-VIM] A DVS n1000v with spec.name as n1000v already exists, cannot create DVS n1000v. A specified parameter was not correct.spec.name
 
Event:E_DEBUG, length:142, at 824006 usecs after Tue Feb 3 18:18:30 2009
[102] convert_soap_fault_to_err(1179): SOAP 1.1 fault: SOAP-ENV:Client [VMWARE-VIM] Operation could not be completed due to connection failure.
 
Event:E_DEBUG, length:134, at 468208 usecs after Tue Feb 3 18:15:37 2009
[102] convert_soap_fault_to_err(1179): SOAP 1.1 fault: "":ServerFaultCode [VMWARE-VIM] Extension key was not registered before its use.

VSM の作成

 

現象
考えられる原因
解決方法

VSM VM が boot プロンプトで止まる。

--

e1000 NIC が 3 つあることを確認します。

VSM VM が自分に ping できない。

--

mgmt0 インターフェイスを設定します。

VSM VM が自分には ping できるが、ゲートウェイに ping できない。

--

NIC の順序が正しいことを確認します。正しい順序は、control、mgmt、inband です。

VSM VM がゲートウェイには ping できるが、外部サブネットに ping できない。

--

vrf コンテキスト管理を設定します。

ポート プロファイル

ポート プロファイルを作成する際には、次のコマンドを使用して、vCenter Server 上に対応するポート グループを作成します。

vmware port-group

state enabled

システム VLAN の設定を持つプロファイルは、VEM の VSM との通信を許可します。

システム ポート プロファイルが正しいシステム VLANS で定義されていることを確認してください。

必要な基本情報を収集するには、 show port-profile コマンドと show port-profile usage コマンドを使用します。

ポート プロファイルでの問題

 

現象
考えられる原因
解決方法

「Possible failure in communication with vCenter Server.」というエラー メッセージが表示される。

VSM が vCenter Server に接続されていない。

svs connection vc コマンドを実行して、vCenter Server に接続します。

ポート グループ名が一意でない。

ポート グループ名は、vCenter Server データセンター内で一意でなければなりません。

ポート プロファイルまたはポート グループが vCenter Server に表示されない。

--

必ず vmware port-group コマンドと state enable コマンドを実行してください。

 

ホストでの問題

 

現象
解決方法

「DVS Operation failed for one or more members.」というエラー メッセージが表示される。

vem status -v コマンドを実行して、ホスト上で VEM が実行されていることを確認します。

vem unload コマンドを実行して、VEM をアップロードします。

vSphere Client で、次の手順を実行して、古くなった DVS を削除します。

1. [Host] タブに移動します。[Networking] > [Configuration] >
[Distributed Virtual Switch]

2. [Remove] をクリックします。

ホストが vCenter Server 上に表示されるが、VSM には表示されない。

vemcmd show trunk コマンドを実行して、制御 VLAN を伝送するアップリンクがあることを確認します。アップリンクに適用されるプロファイルは、制御 VLAN をシステム VLAN として持つシステム プロファイルでなければなりません。

アップストリーム スイッチ ポート内の制御 VLAN と VSM VM へのパスを確認します。制御 VLAN を伝送するのは 1 つのアップリンクだけであるか、または制御 VLAN を伝送するすべてのアップリンクとアップストリーム ポートがポート チャネル内にあることを確認します。

モジュール フラップが発生する。

VSM が過負荷になっている。vCenter Server 上の VSM VM に 1GB のメモリと CPU シェアがあることを確認します。

VM トラフィックでの問題

ホスト内 VM トラフィックでの問題をトラブルシューティングする際には、次のガイドラインに従ってください。

少なくとも 1 つの VMware 仮想 NIC が正しい DVS ポート グループ上に存在し、接続されていることを確認します。

VMware 仮想 NIC がダウンしている場合は、OS で設定されている MAC アドレスと VMware によって割り当てられている MAC アドレスの間に矛盾がないか調べます。割り当てられている MAC アドレスは、vmx ファイルで確認できます。

ホスト内 VM トラフィックでの問題をトラブルシューティングする際には、次のガイドラインに従ってください。

VLAN を VMware 仮想 NIC と共有しているアップリンクは 1 つしかないことを確認します。2 つ以上ある場合は、それらがポート チャネルでなければなりません。

show intX counters コマンドを使用して、アップストリーム スイッチ上の SVI を ping します。

VEM トラブルシューティング コマンド

次のコマンドを使用して、VEM 情報を表示します。

vemlog :VEM カーネル ログの表示と制御を行います。

vemcmd :設定とステータス情報を表示します。

vem-support all :サポート情報を収集します。

vem status :ステータス情報を収集します。

vem version :バージョン情報を収集します。

vemlog show last number-of-entries :循環バッファを表示します。

例 18-2 vemlog show last コマンド

[root@esx-cos1 ~]# vemlog show last 5
Timestamp Entry CPU Mod Lv Message
Oct 13 13:15:52.615416 1095 1 1 4 Warning vssnet_port_pg_data_ ...
Oct 13 13:15:52.620028 1096 1 1 4 Warning vssnet_port_pg_data_ ...
Oct 13 13:15:52.630377 1097 1 1 4 Warning svs_switch_state ...
Oct 13 13:15:52.633201 1098 1 1 8 Info vssnet new switch ...
Oct 13 13:16:24.990236 1099 1 0 0 Suspending log
 

vemlog show info :ログ内のエントリに関する情報を表示します。

例 18-3 vemcmd show info コマンド

[root@esx-cos1 ~]# vemlog show info
Enabled: Yes
Total Entries: 1092
Wrapped Entries: 0
Lost Entries: 0
Skipped Entries: 0
Available Entries: 6898
Stop After Entry: Not Specified
 

vemcmd help :表示できる情報の種類を表示します。

例 18-4 vemcmd help コマンド

[root@esx-cos1 ~]# vemcmd help
show card Show the card's global info
show vlan [vlan] Show the VLAN/BD table
show bd [bd] Show the VLAN/BD table
show l2 <bd-number> Show the L2 table for a given BD/VLAN
show l2 all Show the L2 table
show port [priv|vsm] Show the port table
show pc Show the port channel table
show portmac Show the port table MAC entries
show trunk [priv|vsm] Show the trunk ports in the port table
show stats Show port stats
 

VEM ログ コマンド

次のコマンドで、vemlog を制御できます。

vemlog stop :ログを停止します。

vemlog clear :ログをクリアします。

vemlog start number-of-entries :ログを開始し、指定したエントリ数に達したところでログを停止します。

vemlog stop number-of-entries :これから指定したエントリ数に達したところでログを停止します。

vemlog resume :ログを開始しますが、停止値のクリアは行いません。

エラー メッセージ

vSphere Client では、最近のタスクが表示されるタブでエラー メッセージを確認できます。エラーの詳しい説明は、[Tasks and Events] タブで確認できます。同じメッセージが、VSM にも伝播されます。

表 18-1 に、VSM で表示される可能性のあるエラー メッセージを示します。

表 18-1 VSM でのエラー メッセージ

エラー
説明

ERROR: [VMWARE-VIM] Extension key was not registered before its use

このエラーは、VSM 拡張キーが登録されていないことを示します。

ERROR: [VMWARE-VIM] A DVS n1000v with spec.name as n1000v already exists, cannot create DVS n1000v.A specified parameter was not correct.spec.name.

このエラーは、初めて connect コマンドを入力したあとに表示されるエラーで、同じ名前の DVS がすでに存在することを示します。

ERROR: [VMWARE-VIM] A DVS n1000v with spec.extensionKey as Cisco_Nexus_1000V_2055343757 already exists, cannot create DVS new-n1000v.A specified parameter was not correct.spec.extensionKey

このエラーは、VSM がスイッチ名を変更したあとに別の DVS を作成しようとしたときに表示されます。

ERROR: [VMWARE-VIM] A DVS n1000v with name as n1000v already exists, cannot reconfigure DVS test.A specified parameter was not correct.Spec.name

このエラーは、同じ名前の DVS がすでに存在することを示します。

Warning: Operation succeeded locally but update failed on vCenter server.[VMWARE-VIM] DVPortgroup test port 0 is in use.The resource vim.dvs.DistributedVirtualPort 0 is in use.

この警告は、VSM がポート プロファイルを削除しようとしたときに、VSM がポート グループに割り当てられている NIC を認識できなかった場合に表示されます。