Cisco Nexus 1000V トラブルシューティング ガイド リリース 4.0(4)SV1(3a)
Quality of Service
Quality of Service
発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2011/04/15 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

Quality of Service

QoS について

QoS 設定の制限事項

QoS トラブルシューティング コマンド

VEM のトラブルシューティング

ポリシング検証エラーのデバッグ

Quality of Service

この章では、Quality of Service(QoS)に関連する問題を識別して解決する方法について説明します。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

「QoS について」

「QoS 設定の制限事項」

「QoS トラブルシューティング コマンド」

「VEM のトラブルシューティング」

「ポリシング検証エラーのデバッグ」

QoS について

QoS は、ネットワーク トラフィックを分類して、輻輳を防ぐようにポリシングおよびプライオリティ付けすることを可能にします。トラフィックは、ユーザが指定した分類方法とユーザが設定した QoS ポリシーに基づいて処理されます。分類、マーキング、およびポリシングが、QoS の 3 つの主要機能です。

トラフィックの分類:定義された基準に基づいてネットワーク トラフィックをグループ化します。

トラフィックのマーキング:クラスごとに DSCP、COS、Precedence などのトラフィック属性を変更します。

ポリシング:特定のクラスのトラフィックについて、データ速度とバースト サイズをモニタします。ネットワークでの QoS ポリシングは、ネットワーク トラフィックが指定したプロファイル(規約)内にあるかどうかを決定します。

QoS の詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Quality of Service Configuration Guide, Release 4.0(4)SV1(3) 』を参照してください。

QoS 設定の制限事項

表 11-1 表 11-2 に、QoS の設定上の制限事項の一覧を示します。

表 11-1 QoS 設定の制限事項

項目
DVS 制限値
サーバごとの制限値

クラス マップ

1000

64(ポリシー付き)

ポリシー マップ

128

16

サービス ポリシー

-

128

表 11-2 QoS 設定の制限事項

項目
制限値

クラス マップごとの一致基準

32

ポリシー マップごとのクラス マップ数

64

QoS トラブルシューティング コマンド

ここに挙げるコマンドは、インターフェイスに対して設定され適用されているポリシーを見るために VSM 上で使用できるものです。

次のコマンドで、設定済みのポリシーとクラス マップを表示できます。

Show policy-map [policy-map-name]

Show class-map [class-map-name]

次のコマンドで、インストールされているポリシーを表示できます。

Show policy-map interface brief

次のコマンドを VSM で使用して、設定エラーの発生中に QOSMGR および ACLCOMP のランタイム情報を表示できます。

QOSMGR プロセス ランタイム情報設定エラーを収集するコマンドは、次のとおりです。

show system internal ipqos event-history errors

show system internal ipqos event-history msgs

show system internal ipqos port-node

show system internal ipqos mem-stats (メモリの使用状況とリークのデバッグ用)

show system internal ipqos status

show system internal ipqos log (中止されたプラン情報を表示)

show system internal ipqos

ACLCOMP プロセス ランタイム情報設定エラーを収集するコマンドは、次のとおりです。

show system internal aclcomp event-history errors

show system internal aclcomp event-history msgs

show system internal aclcomp pdl detailed

show system internal aclcomp mem-stats (メモリの使用状況とリークのデバッグ用)

VEM のトラブルシューティング

ここに挙げるコマンドは、VEM 上で設定されている QoS ポリシーを表示するためのものです。

次のコマンドで、サーバ上で使用中のすべてのクラス マップおよびポリシーのリストを表示できます。

module vem module-number execute vemcmd show qos node

~ # module vem 3 execute vemcmd show qos node
nodeid type details
-------- -------- --------
0 policer
cir:50 pir:50
bc:200000 be:200000
cir/pir units 1 bc/be units 3 flags 2
1 class op_AND
DSCP
2 class op_DEFAULT
 

次のコマンドで、サーバ上で使用中のすべてのインストール済みポリシー マップのリストを表示できます。

module vem module-number execute vemcmd show qos policy

~ # module vem 3 execute vemcmd show qos policy
policyid classid policerid set_type value
-------- -------- -------- -------- --------
0 1 -1 dscp 5
2 0 dscp 0
 

次のコマンドで、サーバ上にインストールされているすべてのサービス ポリシーのリストを表示できます。

module vem module-number execute vemcmd show qos pinst

~ # module vem 3 execute vemcmd show qos pinst
 
 
id type
-------- --------
17 Ingress
class bytes matched pkts matched
-------- -------------------- --------------------
1 0 0
 
2 85529 572
0
policer stats: conforming (85529, 572)
policer stats: exceeding (0, 0)
policer stats: violating (0, 0)

ポリシング検証エラーのデバッグ

VSM 上で処理することにより、ポリシー検証に失敗した原因をデバッグするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ポリシーが ACL を参照している場合は、 debug aclmgr all コマンドを入力します。

ステップ 2 debug ipqos all コマンドを入力します。

ステップ 3 debug aclcomp all コマンドを入力します。

ステップ 4 デバッグ トレースをコンソールに出力しながらもう一度コマンドを実行する service-policy コマンドを入力します。このコマンドでは、すべての操作のログを収集できます。

ステップ 5 Telnet SSH セッション バッファをファイルに保存します。


 

ポート プロファイルのポリシーをデバッグしている場合は、おそらく、まずそれをインターフェイスに直接インストールした方が簡単です。

VEM 上でのポリシー検証の失敗をデバッグするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 module vem module-number execute vemdpalog clear コマンドを入力します。

ステップ 2 module vem module-number execute vemdpalog sfqosagent all コマンドを入力します。

ステップ 3 module vem module-number execute vemdpalog start コマンドを入力します。

ステップ 4 DPA デバッグ トレースを vemdpalog に出力しながらもう一度コマンドを実行する service-policy コマンドを入力します。

ステップ 5 module vem module-number execute vemdpalog stop コマンドを入力します。

ステップ 6 module vem module-number execute vemdpalog show all コマンドを入力して、コンソールに表示されたログを見ます。

次のような出力が表示されます。

calling add policy 81610ac len 220 classmaps 3- --> Session actions
...
Adding classmap 1 (108) with op 1 and 2 filters
...
Adding classmap 2 (116) with op 2 and 2 filters
...
Adding classmap 3 (56) with op 0 and 0 filters
...
init pinst ltl 11 policy id 0 if_index 1a020200 --> Service-policy being applied
installing pinst type 0 17 for policy 0
dpa_sf_qos_verify returned 0
...
Session commit complete and successful --> Session ending