Cisco Nexus 1000V QoS コンフィギュレーション ガイド リリース 4.2(1)SV1(5.2)
概要
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発行日;2012/11/21   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

概要

この章の内容は、次のとおりです。

QoS について

QoS 機能は、ネットワークを経由するトラフィックの最も望ましいフローを提供するために使用できます。 QoS を使用すると、ネットワーク トラフィックの分類、トラフィック フローのポリシングと優先順位付け、および輻輳回避が可能になります。 トラフィックは、ユーザが指定した分類方法とユーザが設定した QoS ポリシーに基づいて処理されます。

次の手順に従って、QoS ポリシーを実装できます。

  1. class-map コマンドを使用して、トラフィック クラスを定義します。 詳細については、QoS 分類の設定を参照してください。
  2. policy-map コマンドを使用して、トラフィック クラスを作成します。 トラフィック ポリシーでは、QoS を改善するために、特定のトラフィックに対してどのような処置を行うかを定義します。 詳細については、QoS マーキング ポリシーの設定を参照してください。
  3. service-policy コマンドを使用して、トラフィック ポリシーをインターフェイスまたはポート プロファイルに付加します。 詳細については、入力ポリシーと出力ポリシーの作成を参照してください。
  4. トラフィックをポリシングします。 詳細については、QoS ポリシングの設定を参照してください。

トラフィックの分類とマーキング

最適な Quality of Service(QoS)を得るために、トラフィックの分類とマーキングを使用して、トラフィックのソートと変更を行うことができます。 次の表に、これらのプロセスについて説明します。

QoS 方式

説明

コマンド

メカニズム

トラフィックの分類

定義された基準に基づいてネットワーク トラフィックをグループ化します。

match

クラス マップ

トラフィック マーキング

クラス単位でトラフィック属性を変更します。

set

ポリシー マップ

QoS コマンド

QoS コンフィギュレーション コマンドを次の表に示します。

コマンド

設定

説明

class-map

グローバル コンフィギュレーション

トラフィックのクラスを表すクラス マップを定義します。

table-map

グローバル コンフィギュレーション

あるフィールド値のセットから別のフィールド値のセットへのマッピングを表すテーブル マップを定義します。 テーブル マップはポリシー マップから参照できます。

policy-map

グローバル コンフィギュレーション

クラス マップのセットに適用するポリシーのセットを表すポリシー マップを定義します。 ポリシー マップからテーブル マップを参照できます。

match

クラス マップ QoS コンフィギュレーション

指定したポリシー マップを、次のように設定されたインターフェイス上の入力または出力パケットに適用します。

  • ポートプロファイルから継承
  • port-channel
  • Ethernet
  • vEthernet

set

ポリシー マップ QoS コンフィギュレーション

パケット データ レートに応じて実行されるアクションを定義します。

service-policy

インターフェイスまたはポート プロファイル コンフィギュレーション

クラス マップの基準を定義します。

police

ポリシー マップ クラス QoS コンフィギュレーション

ポリシー マップのパケット ヘッダー値を定義します。

デフォルトの QoS 動作

QoS にはデフォルトの動作がありません。 トラフィックのポリシングと優先順位付けは、ポリシー マップをインターフェイスに適用した場合にだけ実装されます。 唯一の例外は、制御およびパケット VLAN トラフィック向けの Class of Service(CoS; サービス クラス)値がデフォルトで 6 に設定されることです。 この値は、制御およびパケット VLAN トラフィックを伝送するインターフェイス上に設定された、明示的な QoS ポリシーによって上書きできます。 ただし、QoS ポリシーとアクセス コントロール リスト(ACL)ポリシーを設計するときには、QoS ポリシー内で参照される ACL が QoS ポリシーの一部として次のように処理されることに注意してください。

  • QoS の入力処理は、ACL の処理の後に行われます。
  • QoS の出力処理は、ACL の出力処理の前に行われます。

サポートされている RFC

次の表に、QoS でサポートされている RFC を示します。

番号

タイトル

RFC 2475

『Architecture for Differentiated Services』

RFC 2697

『A Single Rate Three Color Marker』

RFC 2698

『A Dual Rate Three Color Marker』

RFC 3289

『Management Information Base for the Differentiated Services Architecture』

RFC 3550

『RTP: A Transport Protocol for Real-Time Applications』

QoS 機能のハイ アベイラビリティの要件

QoS は、ソフトウェアの再起動後に以前の状態を回復し、状態を失うことなく、アクティブ スーパーバイザからスタンバイ スーパーバイザに切り替えることができます。

一般によく使用される DSCP 値

着信パケットと発信パケットの両方にマーキングできます。 次の一般的に使用される DSCP 値は RFC 2475 に記載されています。

DSCP 値

10 進値

意味

廃棄確率

同等の IP precedence 値

101 110

46

プライオリティの高い Expedited Forwarding(EF)

該当なし

101:クリティカル

000 000

0

ベスト エフォート

該当なし

000:ルーチン

001 010

10

AF11

001:プライオリティ

001 100

12

AF12

001:プライオリティ

001 110

14

AF13

001:プライオリティ

010 010

18

AF21

001:即時

010 100

20

AF22

001:即時

010 110

22

AF23

001:即時

011 010

26

AF31

011:フラッシュ

011 100

28

AF32

011:フラッシュ

011 119

30

AF33

011:フラッシュ

100 010

34

AF41

100:フラッシュ オーバーライド

100 100

36

AF42

100:フラッシュ オーバーライド

100 110

38

AF43

100:フラッシュ オーバーライド

001 000

8

CS1

 

1

010 000

16

CS2

 

2

011 000

24

CS3

 

3

100 000

32

CS4

 

4

101 000

40

CS5

 

5

110 000

48

CS6

 

6

111 000

56

CS7

 

7

000 000

0

Default

   

101 110

46

EF

   

IP precedence 値

低い方から高い方への重要度順に precedence 値は次のとおりです。

説明

000 (0)

ルーチンまたはベスト エフォート

001 (1)

プライオリティ

010 (2)

即時

011 (3)

フラッシュ(主に音声シグナリングまたはビデオに使用)

100 (4)

フラッシュ オーバーライド

101 (5)

クリティカル(主に音声 RTP に使用)

110 (6)

インターネット

111 (7)

ネットワーク

QoS 設定の制限事項

Cisco Nexus 1000V の設定の上限は次のとおりです。

QoS 機能

上限

クラスマップあたりの一致基準

32

ポリシー マップあたりのクラスマップ

64

サーバあたりのクラスマップ

64(ポリシー ホルダあり)

サーバあたりのポリシーマップ

16

サーバあたりのサービス ポリシー

128