Cisco Nexus 1000V レイヤ 2 スイッチング コンフィギュレーション ガイド リリース 4.2(1)SV1(5.1)
冗長ルーティング プロトコルのサポート
冗長ルーティング プロトコルのサポート
発行日;2012/07/16 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

冗長ルーティング プロトコルのサポート

冗長ルーティング プロトコルについて

注意事項および制約事項

冗長ルーティング プロトコルのサポート

vEthernet インターフェイスの設定による冗長ルーティング プロトコルのサポート

ポート ファイルの設定による冗長ルーティング プロトコルのサポート

冗長ルーティング プロトコルのサポートの機能履歴

冗長ルーティング プロトコルのサポート

ここでは、vEthernet インターフェイスとポート プロファイルを設定して、冗長ルーティング プロトコルをサポートする方法について説明します。次の項目を取り上げます。

「冗長ルーティング プロトコルについて」

「注意事項および制約事項」

「冗長ルーティング プロトコルのサポート」

「冗長ルーティング プロトコルのサポートの機能履歴」

冗長ルーティング プロトコルについて

Cisco Nexus 1000V は、送信元および宛先 MAC アドレスに基づいたループ検出メカニズムを実装しており、送信元 MAC がすでにローカル vEthernet インターフェイスに存在する場合は、アップリンク ポートに着信したパケットをドロップします。その結果、仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)、共通アドレス冗長プロトコル(CARP)、ホット スタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)、および他の同様のプロトコルなどのプロトコルは、Cisco Nexus 1000V に関連付けられた仮想マシンで失敗します。

ループ検出をディセーブルにすると、Cisco Nexus 1000V に関連付けられた仮想マシンでこれらのプロトコルをサポートするための柔軟な方法が提供されます。ループ検出メカニズムをディセーブルにすると、ポート プロファイルまたは vEthernet インターフェイスで前述のプロトコルの組み合わせを任意に設定できます。その結果、同じ仮想マシン上で複数のプロトコルを使用できます。

注意事項および制約事項

冗長ルーティング プロトコル機能のサポートには、次の注意事項および制限事項があります。

サーバ間の Cisco Nexus 1000V およびアップストリーム スイッチの両方で IGMP スヌーピングをディセーブルにして、最も冗長なルーティング プロトコルをサポートします。「VSM の IGMP スヌーピングのグローバル イネーブル化またはディセーブル化」 を参照してください。

ループ検出設定のディセーブルは PVLAN ポートではサポートされません。

ループ検出設定のディセーブルはポート セキュリティ ポートではサポートされません。

冗長ルーティング プロトコルのサポート

ここでは、次の内容について説明します。

「vEthernet インターフェイスの設定による冗長ルーティング プロトコルのサポート」

「ポート ファイルの設定による冗長ルーティング プロトコルのサポート」

vEthernet インターフェイスの設定による冗長ルーティング プロトコルのサポート

vEthernet インターフェイスを設定して冗長なルーティング プロトコルをサポートするには、次の手順を実行します。

はじめる前に

この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。

CLI に EXEC モードでログインします。

手順の概要

1. configure t

2. interface vethernet interface-number

3. disable-loop-detection {carp| hsrp | vrrp |custom-rp [src-mac-range s_mac end_mac ] [dest-ip ip_address ] [ip-proto no ] [port port ]}

4. show running-config interface vethernet interface-number

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure t

 

Example:

n1000v# config t

n1000v(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface vethernet interface-number

 

Example:

n1000v(config)# interface vethernet 100

n1000v(config-if)#

 

指定した vEthernet インターフェイス(1 ~ 1048575)のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

disable-loop-detection { carp | hsrp | vrrp | custom-rp [ src-mac-range s_mac end_mac ] [ dest-ip ip_address ] [ ip-proto no ] [ port port ]}

 

Example:

n1000v(config-if)# disable-loop-detection vrrp

n1000v(config-if)#

ループ検出メカニズムをイネーブルまたはディセーブルにして vEthernet インターフェイスで冗長ルーティング プロトコルをサポートします。

disable-loop-detection:ループ検出メカニズムをディセーブルにします。

no disable-loop-detection:ループ検出メカニズムをイネーブルにします。これはデフォルト設定です。

vEthernet インターフェイスでサポートされるプロトコルは、次のとおりです。

carp:共通アドレス冗長プロトコル

custom-rp:ユーザ定義プロトコル

hsrp:ホット スタンバイ ルータ プロトコル

vrrp:仮想ルータ冗長プロトコル

カスタム定義プロトコルのパラメータは次のとおりです。

src-mac-range:ユーザ定義のプロトコルの送信元 MAC アドレスの範囲。

dest-ip:ユーザ定義プロトコルの宛先 IP アドレス。

ip-proto:ユーザ定義プロトコルの IP プロトコル番号。

port:ユーザ定義プロトコルの UDP または TCP 宛先ポート番号。

ステップ 4

show running-config interface vethernet interface-number

 

Example:

n1000v# show running-config interface vethernet 100

(任意)インターフェイスのステータスと内容を表示します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

Example:

n1000v(config)# copy running-config startup-config

(任意)リブート後に永続的な実行コンフィギュレーションを保存し、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーして再起動します。

次に、vEthernet インターフェイスを設定して仮想マシンで VRRP、CERP、HSRP、ユーザ定義の各プロトコルをサポートする例を示します。

n1000v(config)# int veth5
n1000v(config-if)# disable-loop-detection carp
n1000v(config-if)# disable-loop-detection vrrp
n1000v(config-if)# disable-loop-detection hsrp
n1000v(config-if)# disable-loop-detection custom-rp dest-ip 224.0.0.12 port 2234
n1000v(config-if)# end
n1000v# show running-config interface vethernet 5
 
!Command: show running-config interface Vethernet5
!Time: Fri Nov 4 02:21:24 2011
 
version 4.2(1)SV1(5.1)
 
interface Vethernet5
inherit port-profile vm59
description Fedora117, Network Adapter 2
disable-loop-detection carp
disable-loop-detection custom-rp dest-ip 224.0.0.12 port 2234
disable-loop-detection hsrp
disable-loop-detection vrrp
vmware dvport 32 dvswitch uuid "ea 5c 3b 50 cd 00 9f 55-41 a3 2d 61 84 9e 0e c4"
vmware vm mac 0050.56B3.00B2
 
n1000v#

ポート ファイルの設定による冗長ルーティング プロトコルのサポート

ポート ファイルを設定して冗長なルーティング プロトコルをサポートするには、次の手順を実行します。

マスター/スレーブ関係のマスターで接続が失われ、スレーブがマスターの役割を引き継いだ状態で、元のマスターがマスターの役割を取り戻すことを試行している場合は、次の手順を実行します。


) 同じ仮想マシン上で複数のプロトコルを実行するために、vEthernet インターフェイスおよびポート プロファイルを設定した場合は、ポート プロファイルの設定よりも vEthernet インターフェイスの設定が優先されます。


はじめる前に

この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。

EXEC モードで CLI にログインしていること。

どの冗長ルーティング プロトコルをディセーブルにするかわかっていること。

手順の概要

1. configure terminal

2. port-profile name

3. switchport mode { access | trunk }

4. no shutdown

5. disable-loop-detection {carp| hsrp | vrrp |custom-rp [src-mac-range s_mac end_mac ] [dest-ip ip_address ] [ip-proto no ] [port port ]}

6. show port-profile [ brief | expand-interface | usage ] [ name profile-name]

7. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
説明

ステップ 1

config t

 

Example:

n1000v# config t

n1000v(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

port-profile name

 

Example:

n1000v(config)# port-profile TrunkProf

n1000v(config-port-prof)#

名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switchport mode {access | trunk}

 

Example:

n1000v(config-port-prof)# switchport mode trunk

n1000v(config-port-prof)#

インターフェイスがトランキング ポートとして使用されることを指定します。

トランク ポートは、ネイティブ VLAN に対しては非タグ付きパケットを伝送し、他のすべての VLAN に対してはカプセル化されたタグ付きパケットを伝送します。

ステップ 4

no shutdown

 

Example:

n1000v(config-port-prof)# no shutdown

n1000v(config-port-prof)#

管理上の目的でプロファイル内のすべてのポートをイネーブルにします。

ステップ 5

disable-loop-detection { carp | hsrp | vrrp | custom-rp [ src-mac-range s_mac end_mac ] [ dest-ip ip_address ] [ ip-proto no ] [ port port ]}

 

Example:

n1000v(config-port-prof)# disable-loop-detection carp

ループ検出メカニズムをイネーブルまたはディセーブルにしてポート プロファイルで冗長ルーティング プロトコルをサポートします。

disable-loop-detection:ループ検出メカニズムをディセーブルにします。

no disable-loop-detection:ループ検出メカニズムをイネーブルにします。これはデフォルト設定です。

ポート プロファイルでサポートされるプロトコルは、次のとおりです。

carp:共通アドレス冗長プロトコル

custom-rp:ユーザ定義プロトコル

hsrp:ホット スタンバイ ルータ プロトコル

vrrp:仮想ルータ冗長プロトコル

ユーザ定義プロトコルのパラメータは次のとおりです。

src-mac-range:ユーザ定義のプロトコルの送信元 MAC アドレスの範囲。

dest-ip:ユーザ定義プロトコルの宛先 IP アドレス。

ip-proto:ユーザ定義プロトコルの IP プロトコル番号。

port:ユーザ定義プロトコルの UDP または TCP 宛先ポート番号。

ステップ 6

show port-profile [ brief | expand-interface | usage ] [ name profile-name]

 

Example:

n1000v(config-port-prof)# show port-profile name TrunkProf

(任意)確認のためにコンフィギュレーションを表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

 

Example:

n1000v(config-port-prof)# copy running-config startup-config

(任意)リブート後に永続的な実行コンフィギュレーションを保存し、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーして再起動します。

次に、ホット スタンバイ ルータ プロトコルのループ検出をディセーブルにする例を示します。

Example:
n1000v# config t
n1000v(config)# port-profile hsrp-1
n1000v(config-port-prof)# switchport mode trunk
n1000v(config-port-prof)# no shutdown
n1000v(config-port-prof)# disable-loop-detection hsrp
n1000v(config-port-prof)# show port-profile name hsrp-1
 

次に、仮想ルータ冗長プロトコルのループ検出をディセーブルにする例を示します。

Example:
n1000v# config t
n1000v(config)# port-profile vrrp-1
n1000v(config-port-prof)# switchport mode trunk
n1000v(config-port-prof)# no shutdown
n1000v(config-port-prof)# disable-loop-detection vrrp
n1000v(config-port-prof)# show port-profile name vrrp-1
 

冗長ルーティング プロトコルのサポートの機能履歴

ここでは、冗長ルーティング プロトコル サポートのリリース履歴を示します。

 

表 6-1

機能名
リリース
機能情報

冗長ルーティング プロトコルのサポート

4.2(1)SV1(5.1)

この機能が導入されました。