Cisco Nexus 1000V システム管理コンフィギュレーション ガイド リリース 4.2(1)SV1(5.1)
仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)
仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)
発行日;2012/05/24 | 英語版ドキュメント(2012/04/18 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の概要

ストレッチ クラスタ

スプリット クラスタ

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の前提条件

注意事項および制約事項

物理的なサイトの検討

Inter-Site リンク障害の処理

ヘッドレス モードの動作

VSM と VEM 間の追加の距離/遅延の処理

VSM の移行

ESX ホストまたは ESXi ホストでホストされている VSM の移行

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)設定の確認

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)のモニタリング

設定の制限値

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の機能の履歴

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)

この章では、Cisco Nexus 1000 の仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)機能について説明します。この機能は、2 つの物理データセンター間にある Cisco Nexus 1000 に対応します。

この章は、次の内容で構成されています。

「仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の概要」

「仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の前提条件」

「注意事項および制約事項」

「仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)設定の確認」

「仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)のモニタリング」

「仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の機能の履歴」

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の概要

この項では、仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の設定について説明します。次の項目を取り上げます。

「ストレッチ クラスタ」

「スプリット クラスタ」

「物理的なサイトの検討」

ストレッチ クラスタ


) ストレッチ クラスタは、物理的に異なる場所に ESX/ESXi ホストがあるクラスタです。


同じ Cisco Nexus 1000 インスタンスが 2 つのデータセンターにまたがる環境では、この設定により、異なるデータセンターの仮想イーサネット モジュール(VEM)を同じ vCenter Server クラスタの一部として設定できます。

この設定を選択することで、2 つのデータセンター環境におけるいずれかのデータセンターの VEM を、同じ Dynamic Resource Scheduling(DRS)/VMware ハイ アベイラビリティ(VMW HA)/耐障害性(FT)ドメインの一部とすることができ、複数のパラレル仮想マシン(VM)移行イベントが可能になります。

スプリット クラスタ

スプリット クラスタ設定はストレッチ クラスタ配置の代替設定です。この設定の配置は、複数のデータセンターの VEM を含む、クラスタのないいずれかの物理サイトの 1 つ以上のクラスタで構成されます。この設定では物理データセンター間の VM 移行が可能ですが、移行イベントは、DRS によっては自動的にスケジュールされません。

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の前提条件

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)には次の前提条件があります。

VSM ペアが 1 つのサイトに限定されるように DRS アフィニティ ルールを設定する必要があります。

DCI リンクを介した 2 つの物理データセンター間にレイヤ 2 拡張が必要です。

注意事項および制約事項

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)には次の注意事項と制約事項があります。

VSM HA ペアは、それぞれのストレージおよびアクティブな vCenter Server と同じサイトにある必要があります。

レイヤ 3 コントロール モードが優先されます。

VEM の Link Aggregation Control Protocol(LACP)を使用している場合は、LACP オフロードを使用します。

DCI リンクを介した制御トラフィックの Quality of Service の帯域幅が保証されます。

物理データセンターの数は 2 つに制限されます。

VSM-VEM 制御トラフィックに対して 5 ミリ秒の最大遅延がサポートされます。

2 つのデータセンター環境の設定の制限値については、「設定の制限値」を参照してください。

物理的なサイトの検討

物理的なサイトを設計する場合は、次の注意事項に従ってください。

仮想スーパーバイザ モジュール(VSM)と VEM 間の平均および最大遅延を確認します。

手順に従い、通常の運用で行う予定のアクションを実行します。たとえば、VSM 移行を実行します。

データセンター インターコネクト(DCI)リンク障害のために VEM がヘッドレス モードで動作する必要がある、可能性が高い VSM-VEM 通信障害を処理するようシステムを設計します。

Inter-Site リンク障害の処理

DCI リンクまたはレイヤ 2 拡張メカニズムで障害が発生すると、一連の VEM モジュールは最後の既知の設定でしばらく動作することがあります。

ヘッドレス モードの動作

VSM と VEM が通信できない間、VEM は最後の既知の設定で引き続き動作します。DCI リンク接続が復元し、VSM-VEM の通信が再確立されたら、システムは前の動作状態に戻る必要があります。

このモード タイプはデータセンターでのヘッドレス モードの動作モードと同じですが、ヘッドレス VEM には次の制約事項があります。

新しいポートはヘッドレス VEM では起動できません(新しい VM が起動するか、または vMotion 後に VM が起動します)。

NetFlow データ エクスポートはありません。

VSM が再接続するまで DHCPS/DAI のレート制限が自動的に起動しないため、ポートがシャットダウンします。

セキュア MAC アドレスのエージングまたはラーニング、ポート セキュリティ違反からのシャットダウン/復旧などのポート セキュリティ オプションは、VSM が再接続されるまで使用できません。

Cisco Discovery Protocol(CDP)は、切断されている VEM に対しては機能しません。

IGMP Join/Leave は、VSM が再接続するまで処理されません。

VSM で処理される BRIDGE および IF-MIB のクエリーは、ヘッドレス モードでのホストの最後の既知のステータスを返します。

VSM と VEM 間の追加の距離/遅延の処理

VSM と VEM 間にかなりの距離があるネットワークでは、遅延が重要な要因になります。

VSM と VEM 間の制御トラフィックはデータセンター内でサブミリ秒の遅延が生じるため、遅延は距離によっては数ミリ秒まで増えることがあります。

ラウンドトリップ時間が増えることで、VSM と VEM 間の通信時間が長くなります。VEM および vEthernet インターフェイスを追加すると、多数のタスクがシリアル化されるため、コンフィギュレーション コマンド、モジュールの挿入、ポートの起動、および show コマンドなどのアクションの実行にかかる時間が延びます。

VSM の移行

この項では、物理的なサイト間で VSM を移行する方法について説明します。


) Cisco Nexus 1010 の VSM を移行する場合は、『Cisco Nexus 1010 Software Configuration Guide, Release 4.2(1)SP1(3)』を参照してください。


ESX ホストまたは ESXi ホストでホストされている VSM の移行

ESX ホストまたは ESXi ホストでホストされている VSM をローカル データセンターからリモート データセンターに移行するには、次の手順を実行します。

はじめる前に

この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。

VSM が別のデータセンターのリモート ストレージで動作する時間を短縮する。

移行されている VSM に対応する VEM でホストされている新しい VM または vMotion VM を起動しない。


) vMotion またはストレージ vMotion の詳細については、VMware のマニュアルを参照してください。


手順


ステップ 1 バックアップ サイトにスタンバイ VSM を移行します。

ステップ 2 スタンバイ VSM ストレージのストレージ vMotion を実行します。

ステップ 3 system switchover コマンドを入力します。

switch # system switchover
 

ステップ 4 バックアップ サイトに元のアクティブな VSM を移行します。

ステップ 5 元のアクティブな VSM ストレージのストレージ vMotion を実行します。


 

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)設定の確認

switch# show module
 
switch# show interface

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)のモニタリング

switch# show module
 
switch# show interface

設定の制限値

Cisco Nexus 1000V に関するこの情報については、「設定の制限値」を参照してください。

仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の機能の履歴

表 15-1 は、この機能のリリースの履歴です。

 

表 15-1 仮想化ワークロード モビリティ(DC から DC vMotion へ)の機能の履歴

機能名
リリース
機能情報

仮想化ワークフロー モビリティ(DC から DC vMotion へ)

4.2(1)SV1(4a)

この機能が導入されました。