Cisco Nexus 1000V System Management コン フィギュレーション ガイド リリース 4.0(4)SV1(3)
NTP の設定
NTP の設定
発行日;2012/02/02 | 英語版ドキュメント(2011/04/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

NTP の設定

NTP の概要

NTP ピア

ハイ アベイラビリティ

NTP の前提条件

設定時の注意事項および制約事項

デフォルト設定

NTP サーバおよびピアの設定

NTP 統計情報またはセッションのクリア

NTP の設定確認

NTP の設定例

その他の関連資料

関連資料

標準規格

NTP 機能の履歴

NTP の設定

この章では、Network Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)の設定方法について説明し、次の内容が含まれます。

「NTP の概要」

「NTP の前提条件」

「設定時の注意事項および制約事項」

「デフォルト設定」

「NTP サーバおよびピアの設定」

「NTP の設定確認」

「NTP の設定例」

「その他の関連資料」

「NTP 機能の履歴」

NTP の概要

NTP は、分散している一連のタイム サーバおよびクライアント間で、計時を同期させます。この同期によって、複数のネットワーク デバイスからシステム ログおよびその他の時刻特定イベントを受信したときに、イベントを相互に関連付けることができます。

NTP ではトランスポート プロトコルとして、User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)を使用します。すべての NTP 通信で Universal Time Coordinated(UTC; 協定世界時)規格を使用します。NTP サーバは通常、タイム サーバに接続されたラジオ クロック、アトミック クロックなど、信頼できる時刻源から時刻を受信します。NTP はこの時刻をネットワーク全体に配信します。NTP はきわめて効率的です。毎分わずか 1 パケットで、2 台のマシンが相互に 1 ミリ秒以内で同期します。

NTP では層(stratum)を使用して、ネットワーク デバイスが正規の時刻源から NTP ホップ数にしてどれだけ離れているかを表します。Stratum 1 タイム サーバは、正規の時刻源(アトミック クロックなど)が直接接続されています。Stratum 2 の NTP サーバは、Stratum 1 NTP サーバから NTP を使用して時刻を受信し、それによって正規の時刻源に接続します。

NTP は正確な時刻を維持している可能性のあるネットワーク デバイスへの同期を回避します。また、NTP は順番どおりに同期しないシステムには、同期しません。NTP は複数のネットワーク デバイスから伝えられた時刻を比較し、時刻が他と大きく異なっているネットワーク デバイスには、下位の層であっても同期しません。

Cisco NX-OS は Stratum 1 サーバとして動作しません。したがって、ラジオ クロックまたはアトミック クロックには接続できません。インターネット上で利用できる、パブリックな NTP サーバに由来するタイム サービスをネットワークに使用することを推奨します。

ネットワークがインターネットから切り離されている場合、Cisco NX-OS ではネットワーク デバイスが実際には他の方法で時刻を決定している場合でも、NTP によって同期しているものとして動作するように、ネットワーク デバイスを設定できます。その後、NTP を使用して、そのネットワーク デバイスに他のネットワーク デバイスを同期させることができます。

NTP ピア

NTP を使用すると、2 つのネットワーキング デバイス間にピア関係を設定できます。ピアはそのままで時刻を提供することも、または NTP サーバに接続することもできます。ローカル デバイスとリモート ピアの両方がそれぞれ異なる NTP サーバに接続すると、NTP サービスの信頼性が高くなります。ローカル デバイスはピアから得た時刻を使用することによって、接続先の NTP サーバに障害が発生した場合でも、正確な時刻を維持できます。

図 8-1 に、2 台の NTP Stratum 2 サーバおよび 2 台のスイッチからなるネットワークを示します。

図 8-1 NTP ピアおよびサーバのアソシエーション

 

この構成では、スイッチ 1 とスイッチ 2 は NTP ピアになっています。スイッチ 1 は Stratum 2 サーバ 1 を使用し、スイッチ 2 は Stratum 2 サーバ 2 を使用します。Stratum 2 サーバ 1 に障害が発生すると、サーバ 1 はスイッチ 2 に関連付けられたピア経由で正しい時刻を維持します。

ハイ アベイラビリティ

NTP はステートレス リスタートをサポートします。リブート後またはスーパーバイザ スイッチオーバー後に、実行コンフィギュレーションが適用されます。

NTP ピアを設定すると、NTP サーバ障害の発生時に冗長性が得られます。

NTP の前提条件

NTP を設定する場合は、NTP が動作している 1 つ以上のサーバに接続できなければなりません。

設定時の注意事項および制約事項

NTP に関する設定時の注意事項および制約事項は、次のとおりです。

別のデバイスとの間にピア アソシエーションを設定できるのは、使用するクロックの信頼性が確実な場合(つまり、信頼できる NTP サーバのクライアントである場合)に限られます。

単独で設定したピアは、サーバの役割を担いますが、バックアップとして使用する必要があります。サーバが 2 台ある場合、一部のデバイスが一方のサーバに接続し、残りのデバイスが他方のサーバに接続するように設定できます。その後、2 台のサーバ間にピア アソシエーションを設定すると、信頼性の高い NTP 構成になります。

サーバが 1 台だけの場合は、すべてのデバイスをそのサーバのクライアントとして設定する必要があります。

設定できる NTP エンティティ(サーバおよびピア)は、最大 64 です。

デフォルト設定

次の表は、CDP および NTP パラメータのデフォルト設定の一覧です。

 

パラメータ
デフォルト

NTP

イネーブル

NTP サーバおよびピアの設定

この手順を使用して、NTP サーバとピアを設定します。

始める前に

NTP を設定するには、IPv4 アドレスまたはドメイン ネーム サーバ(DNS)名を使用します。

手順の概要

1. config t

2. ntp server { ip-address | ipv6-address | dns-name }

3. ntp peer { ip-address | ipv6-address | dns-name }

4. show ntp peers

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

n1000v# config t

n1000v(config)#

CLI グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ntp server {ip-address | ipv6-address | dns-name}

 

例:

n1000v(config)# ntp server 192.0.2.10

サーバとのアソシエーションを作成します。

ステップ 3

ntp peer {ip-address | dns-name}

 

n1000v(config)# ntp peer 2001:0db8::4101

ピアとのアソシエーションを作成します。複数のピア アソシエーションを指定できます。

ステップ 4

show ntp peers

 

例:

n1000v(config)# show ntp peers

(任意)設定済みのサーバおよびピアを表示します。

(注) ドメイン名が解決されるのは、DNS サーバが設定されている場合だけです。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

n1000v(config-if)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、リブートと再起動を行って、永久的に保存します。

次に、NTP サーバとピアを設定する例を示します。

n1000v# config t

n1000v(config)# ntp server 192.0.2.10

n1000v(config# ntp peer 2001:0db8::4101

NTP 統計情報またはセッションのクリア

NTP 統計情報またはセッションをクリアするには、次のコマンドを使用します。

コマンド
目的

clear ntp statistics

NTP 統計をクリアします。

clear ntp session

NTP セッションをクリアします。

NTP の設定確認

NTP の設定情報を表示するには、次のコマンドのいずれかを使用します。

コマンド
目的

show ntp peer-status

すべての NTP サーバおよびピアのステータスを表示します。

show ntp peers

すべての NTP ピアを表示します。

show ntp statistics { io | local | memory | peer { ip-address | dns-name }

NTP 統計を表示します。

show ntp status

NTP 配信ステータスを表示します。

NTP の設定例

NTP サーバの設定例を示します。

config t

ntp server 192.0.2.10

その他の関連資料

NTP に関する詳細情報については、次の項を参照してください。

「関連資料」

「標準規格」

関連資料

関連項目
マニュアル タイトル

インターフェイス

『Cisco Nexus 1000V Interface Configuration Guide, Release 4.0(4)SV1(3)

詳細なコマンド構文、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用上の注意事項、例

Cisco Nexus 1000V Command Reference, Release 4.0(4)SV1(3)

標準規格

標準規格
タイトル

この機能でサポートされる新規または改訂された標準規格はありません。また、この機能による既存の標準規格サポートの変更はありません。

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NTP 機能の履歴

ここでは、NTP 機能のリリース履歴を示します。

 

機能名
リリース
機能情報

NTP

4.0(4)SV1(1)

この機能が追加されました。