Cisco Nexus 1000V System Management コン フィギュレーション ガイド リリース 4.0(4)SV1(3)
iSCSI マルチパスの設定
iSCSI マルチパスの設定
発行日;2012/02/02 | 英語版ドキュメント(2011/04/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

iSCSI マルチパスの設定

iSCSI マルチパスについて

注意事項および制約事項

前提条件

デフォルト設定

iSCSI マルチパス用のポート プロファイルの設定

その他の関連資料

関連資料

標準規格

iSCSI マルチパス機能の履歴

iSCSI マルチパスの設定

この章では、サーバとそのストレージ デバイスとの間に複数のルートをセットアップするための iSCSI マルチパスを設定する方法を説明します。

この章では、次の内容について説明します。

「iSCSI マルチパスについて」

「注意事項および制約事項」

「前提条件」

「デフォルト設定」

「iSCSI マルチパス用のポート プロファイルの設定」

「その他の関連資料」

「iSCSI マルチパス機能の履歴」

iSCSI マルチパスについて

iSCSI マルチパスとは、サーバとそのストレージ デバイスとの間に複数のルートをセットアップする機能です。常時接続の維持と、トラフィック負荷の分散が可能になります。マルチパス ソフトウェアによって、すべての入力/出力要求が処理され、要求は最善のパスを通して送信されます。ホスト サーバから共有ストレージへのトラフィックの伝送には、iSCSI プロトコルが使用されます。この iSCSI プロトコルによって、SCSI コマンドが iSCSI パケットにパッケージ化され、このパケットがイーサネット ネットワーク上で伝送されます。

パスまたはパス上のコンポーネントに障害が発生した場合は、使用可能な別のパスがサーバによって選択されます。

注意事項および制約事項

iSCSI マルチパス機能に関する注意事項および制約事項は、次のとおりです。

iSCSI マルチパスに使用されるポート プロファイルは、アクセス ポート プロファイルであることが必要です。トランク ポート プロファイルであってはなりません。

次のことが必須です。

Cisco Nexus 1000V 上にシステム VLAN が作成されている。

アップリンク ポートのいずれかのシステム VLAN 範囲内に、この VLAN が含まれている。

2 つ以上の物理 NIC が含まれる 1 つのポート チャネルを持つホストが設定されている。

VMware カーネル NIC が SAN 外部ストレージにアクセスするように設定されている。

1 つの VMware カーネル NIC は 1 つの物理 NIC にしかピン接続または割り当てできません。

1 つの物理 NIC に複数の VMware カーネル NIC をピン接続または割り当てることができます。

前提条件

iSCSI マルチパス機能を使用するための前提条件は次のとおりです。

VMware iSCSI SAN ストレージ仮想化について理解している。

iSCSI イニシエータ ソフトウェアを VMware ESX/ESXi ホスト上でセットアップする方法を理解している。

ホストのソフトウェア リリースが VMware ESX 4.0.1 Update 01 であり、すでに稼動している。

iSCSI マルチパス化およびパス フェールオーバーについて理解している。

デフォルト設定

表 13-1 に、iSCSI マルチパス コンフィギュレーション内のデフォルト設定を示します。

 

表 13-1 iSCSI マルチパスのデフォルト

パラメータ
デフォルト

タイプ(port-profile)

vEthernet

説明(port-profile)

なし

VMware ポート グループ名(port-profile)

ポート プロファイルの名前

スイッチポート モード(port-profile)

アクセス

ステート(port-profile)

ディセーブル

iSCSI マルチパス用のポート プロファイルの設定

ここでは、ホストとターゲットとの間の通信を iSCSI プロトコルを介してマルチパス化する手順を説明します。具体的には、特定のシステム VLAN に関連付けられた iSCSI マルチパス ポート プロファイルに vEthernet インターフェイスを割り当てます。

始める前に

ここに示す手順を開始する前に、次の点を理解または実行しておく必要があります。

2 つ以上の物理 NIC が含まれる 1 つのポート チャネルを持つホストを設定済みです。

SAN 外部ストレージにアクセスするための VMware カーネル NIC を作成済みです。

1 つの VMware カーネル NIC は 1 つの物理 NIC にしかピン接続または割り当てできません。

1 つの物理 NIC に複数の VMware カーネル NIC をピン接続または割り当てることができます。

マルチパス化をインターフェイス上で設定する必要があります。設定するには、この手順を使用して iSCSI マルチパス ポート プロファイルを作成し、そのポート プロファイルにインターフェイスを割り当てます。

EXEC モードで CLI にログインしている必要があります。

この iSCSI マルチパス ポート プロファイルに追加する VLAN の VLAN ID がわかっている必要があります。

その VLAN がすでに Cisco Nexus 1000V 上に作成されている必要があります。

この iSCSI マルチパス ポート プロファイルに割り当てる VLAN は、システム VLAN であることが必要です。

アップリンク ポートのいずれかのシステム VLAN 範囲内に、この VLAN が含まれている。

ポート プロファイルは、アクセス ポート プロファイルであることが必要です。トランク ポート プロファイルであってはなりません。この手順には、ポート プロファイルをアクセス ポート プロファイルとして設定するステップが含まれています。

手順の概要

1. config t

2. port-profile type vethernet name

3. vmware port-group [ name ]

4. switchport mode access

5. switchport access vlan vlanID

6. no shutdown

7. (任意)system vlan vlanID

8. capability iscsi-multipath

9. state enabled

10. (任意) show port-profile name

11. (任意)copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

例:

n1000v# config t

n1000v(config)#

CLI グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

port-profile type vethernet name

 

例:

n1000v(config)# port-profile type vethernet VMK-port-profile

n1000v(config-port-prof)#

指定したポート プロファイルの CLI ポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。

type :ポート プロファイルを Ethernet タイプまたは vEthernet タイプとして定義します。この設定を後で変更することはできません。デフォルトは vEthernet タイプです。

(注) ポート プロファイルを Ethernet タイプとして設定すると、VMware 仮想ポートの設定には使用できなくなります。

name :ポート プロファイル名の長さは最大 80 文字です。Cisco Nexus 1000V 上の各ポート プロファイルの名前は一意でなければなりません。

ステップ 3

description profiledescription

 

例:

n1000v(config-port-prof)# description “Port Profile for iSCSI multipath”

n1000v(config-port-prof)#

ポート プロファイルに説明を追加します。この説明は自動的に vCenter Server にプッシュされます。

profile description :最大 80 文字の ASCII 文字

(注) 説明にスペースが含まれる場合は、説明全体を引用符で囲む必要があります。

ステップ 4

vmware port-group [ name ]

例:

n1000v(config-port-prof)# vmware port-group VMK-port-profile

n1000v(config-port-prof)#

 

ポート プロファイルを VMware ポート グループとして指定します。

ポート プロファイルは、同じ名前の VMware ポート グループにマッピングされます。vCenter Server 接続が確立すると、Cisco Nexus 1000V で作成されたポート グループは、vCenter Server の仮想スイッチに配信されます。

nameVMware ポート グループ名。ポート プロファイルを別のポート グループ名にマッピングする場合は、別の名前を使用してください。

ステップ 5

switchport mode access ]

例:

n1000v(config-port-prof)# switchport mode access

n1000v(config-port-prof)#

 

インターフェイスがスイッチ アクセス ポート(デフォルト)であることを指定します。

ステップ 6

switchport access vlan vlanID

例:

n1000v(config-port-prof)# switchport access vlan 254

n1000v(config-port-prof)#

システム VLAN ID を、このポート プロファイルのアクセス ポートに割り当てます。

(注) この iSCSI ポート プロファイルに割り当てられる VLAN は、システム VLAN でなければなりません。

ステップ 7

no shutdown

例:

n1000v(config-port-prof)# no shutdown

n1000v(config-port-prof)#

プロファイル内のすべてのポートを管理目的でイネーブルにします。

ステップ 8

system vlan vlanID

例:

n1000v(config-port-prof)# system vlan 254

n1000v(config-port-prof)#

 

システム VLAN を、このポート プロファイルに追加します。

これで、ホストが初めて追加されたときや後で再起動されるときに、VEM が確実に VSM に到達できるようになります。アップリンク ポートのいずれかのシステム VLAN 範囲内に、この VLAN が含まれている必要があります。

ステップ 9

capability iscsi-multipath

例:

n1000v(config-port-prof)# capability iscsi-multipath

n1000v(config-port-prof)#

 

ポートを iSCSI マルチパス化に使用できるようになります。

vCenter Server では、この iSCSI マルチパス ポート プロファイルが選択されて VM カーネル NIC ポートに割り当てられている必要があります。

ステップ 10

state enabled

例:

n1000v(config-port-prof)# state enabled

n1000v(config-port-prof)#

ポート プロファイルをイネーブルにします。

割り当てられたポートに、このポート プロファイルのコンフィギュレーションが適用され、ポート グループが vCenter Server 上の VMware vSwitch 内に作成されます。

ステップ 11

show port-profile name name

例:

n1000v(config-port-prof)# show port-profile name multipath-profile

n1000v(config-port-prof)#

(任意)ポート プロファイルの現在のコンフィギュレーションを表示します。

ステップ 12

copy running-config startup-config

例:

n1000v(config-port-prof)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、リブートと再起動を行って、永久的に保存します。

その他の関連資料

iSCSI マルチパスの実装に関連する詳細情報については、次の項を参照してください。

「関連資料」

「標準規格」

関連資料

関連項目
マニュアル タイトル

VMware SAN 設定

『VMware SAN Configuration Guide』

ポート プロファイル設定

Cisco Nexus 1000V Port Profile Configuration Guide, Release 4.0(4)SV1(3)

インターフェイス コンフィギュレーション

Cisco Nexus 1000V Interface Configuration Guide, Release 4.0(4)SV1(3)

Cisco Nexus 1000V のすべてのコマンドのコマンド構文、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用上の注意事項、例

Cisco Nexus 1000V Command Reference, Release 4.0(4)SV1(3)

標準規格

標準規格
タイトル

この機能でサポートされる新規または改訂された標準規格はありません。また、この機能による既存の標準規格サポートの変更はありません。

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iSCSI マルチパス機能の履歴

表 13-2 に、iSCSI マルチパス機能のリリース履歴を示します。

 

表 13-2 iSCSI マルチパス機能の履歴

機能名
リリース
機能情報

iSCSI マルチパス

4.0(4)SV1(2)

iSCSI マルチパス機能が追加されました。