Catalyst 4500 シリーズ スイッチ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド リリース 12.2(40)SG
VRF-Lite の設定
VRF-Lite の設定
発行日;2013/09/04 | 英語版ドキュメント(2011/01/31 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

VRF-Lite の設定

VRF-Lite の概要

VRF-Lite のデフォルト設定

VRF-Lite 設定時の注意事項

VRF の設定

VPN ルーティング セッションの設定

BGP PE/CE ルーティング セッションの設定

VRF-Lite の設定例

スイッチ S8 の設定

スイッチ S20 の設定

スイッチ S11 の設定

PE スイッチ S3 の設定

VRF-Lite ステータスの表示

VRF-Lite の設定

バーチャル プライベート ネットワーク(VPN)は、ISP バックボーン ネットワーク上でお客様にセキュアな帯域幅共有を提供します。VPN は、共通ルーティング テーブルを共有するサイトの集合です。カスタマーのサイトは、1 つまたは複数のインターフェイスでサービス プロバイダーのネットワークに接続され、サービス プロバイダーが各インターフェイスを VPN ルーティング テーブルに対応付けます。VPN ルーティング テーブルは、VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)テーブルと呼ばれます。

Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、VRF-Lite 機能を使用してカスタマー エッジ(CE)デバイスで複数の VRF インスタンスをサポートします (VRF-Lite は、Multi-VRF CE、または Multi-VRF CE デバイスともいいます)。VRF-Lite によって、サービス プロバイダーは 1 つのインターフェイスを使用して、重複する IP アドレスを持つ複数の VPN をサポートできます。


) スイッチでは、VPN のサポートのためにマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)が使用されません。MPLS VRF の詳細については、次の URL で『Cisco IOS Switching Services Configuration Guide』を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/mpls/configuration/guide/mp_vpn_ipv4_ipv6_ps6922_TSD_Products_Configuration_Guide_Chapter.html



) この章のスイッチ コマンドの構文および使用方法の詳細については、Catalyst 4500 Series Switch Cisco IOS Command Referenceおよび次の URL の関連マニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps6350/index.html


この章の内容は、次のとおりです。

「VRF-Lite の概要」

「VRF-Lite のデフォルト設定」

「VRF-Lite 設定時の注意事項」

「VRF の設定」

「VPN ルーティング セッションの設定」

「BGP PE/CE ルーティング セッションの設定」

「VRF-Lite の設定例」

「VRF-Lite ステータスの表示」


) この章のスイッチ コマンドの構文および使用方法の詳細については、Catalyst 4500 Series Switch Cisco IOS Command Referenceおよび次の URL の関連マニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps6350/index.html


VRF-Lite の概要

VRF-Lite の機能によって、サービス プロバイダーは、VPN 間で重複した IP アドレスを使用できる複数の VPN をサポートできます。VRF-Lite は入力インターフェイスを使用して異なる VPN のルートを区別し、各 VRF に 1 つまたは複数のレイヤ 3 インターフェイスを対応付けて仮想パケット転送テーブルを形成します。VRF のインターフェイスは、イーサネット ポートなどの物理インターフェイス、または VLAN SVI などの論理インターフェイスにすることができますが、レイヤ 3 インターフェイスは、一度に複数の VRF に属することはできません。


) VRF-Lite インターフェイスは、レイヤ 3 インターフェイスである必要があります。


VRF-lite には次のデバイスが含まれます。

CE デバイスにおいて、カスタマーは、1 つまたは複数のプロバイダー エッジ(PE)ルータへのデータ リンクを介してサービス プロバイダー ネットワークにアクセスできます。CE デバイスは、サイトのローカル ルートをプロバイダー エッジ ルータにアドバタイズし、そこからリモート VPN ルートを学習します。Catalyst 4500 シリーズ スイッチは CE にすることができます。

プロバイダー エッジ(PE)ルータは、スタティック ルーティングまたはルーティング プロトコル(BGP、RIPv1、RIPv2 など)を使用して、CE デバイスとルーティング情報を交換します。

PE では、直接接続された VPN の VPN ルートを維持することだけが必要とされます。サービス プロバイダーのすべての VPN ルートを PE が維持する必要はありません。各 PE ルータは、直接接続しているサイトごとに VRF を維持します。すべてのサイトが同じ VPN に存在する場合は、PE ルータの複数のインターフェイスを 1 つの VRF に関連付けることができます。各 VPN は、指定された VRF にマッピングされます。PE ルータは、ローカル VPN ルートを CE から学習したあとで、IBGP を使用して別の PE ルータと VPN ルーティング情報を交換します。

プロバイダー ルータ(またはコア ルータ)とは、サービス プロバイダー ネットワーク内にあり、CE デバイスに接続していないすべてのルータです。

VRF-lite を使用すると、複数の顧客が 1 つの CE を共有できます。また、1 つの物理リンクのみが CE と PE 間に使用されます。共有 CE は、お客様ごとに別々の VRF テーブルを維持し、独自のルーティング テーブルに基づいて、お客様ごとにパケットをスイッチングまたはルーティングします。VRF-lite は限定された PE の機能を CE デバイスに拡張して、個別の VRF テーブルを保守する機能を付与し、VPN のプライバシーおよびセキュリティをブランチ オフィスまで拡張します。

図 31-1 は、各 Catalyst 4500 シリーズ スイッチが複数の仮想 CE として動作する構成を示します。VRF-Lite はレイヤ 3 機能であるため、VRF の各インターフェイスはレイヤ 3 インターフェイスである必要があります。

図 31-1 複数の仮想 CE として動作する Catalyst 4500 シリーズ スイッチ

 

次に、図 31-1 に示されている VRF-Lite CE 対応ネットワークのパケット転送プロセスを示します。

CE が VPN からパケットを受信すると、CE は入力インターフェイスに基づいたルーティング テーブルを検索します。ルートが見つかると、CE はパケットを PE に転送します。

入力 PE は、CE からパケットを受信すると、VRF 検索を実行します。ルートが見つかると、ルータは対応する MPLS ラベルをパケットに追加し、MPLS ネットワークに送信します。

出力 PE は、ネットワークからパケットを受信すると、ラベルを除去してそのラベルを使用し、正しい VPN ルーティング テーブルを識別します。次に、出力 PE が通常のルート検索を行います。ルートが見つかると、パケットを正しい隣接デバイスに転送します。

CE が出力 PE からパケットを受信すると、CE は入力インターフェイスを使用して正しい VPN ルーティング テーブルを検索します。ルートが見つかると、CE はパケットを VPN 内に転送します。

VRF を設定するには、VRF テーブルを作成し、VRF に対応付けられたレイヤ 3 インターフェイスを指定します。次に、VPN、および CE と PE 間でルーティング プロトコルを設定します。プロバイダーのバックボーンで VPN ルーティング情報を配信する場合は、BGP が優先ルーティング プロトコルです。VRF-Lite ネットワークには、次の 3 つの主要なコンポーネントがあります。

VPN ルート ターゲット コミュニティ:VPN コミュニティの他のすべてのリストです。VPN コミュニティ メンバーごとに VPN ルート ターゲットを設定する必要があります。

VPN コミュニティ PE ルータのマルチプロトコル BGP ピアリング:VPN コミュニティのすべてのメンバに VRF の到着可能性情報を伝播します。VPN コミュニティのすべての PE ルータで BGP ピアリングを設定する必要があります。

VPN 転送:VPN サービスプロバイダー ネットワークのすべての VPN コミュニティ メンバ間のすべてのトラフィックを転送します。

VRF-Lite のデフォルト設定

表 31-1 に、VRF のデフォルト設定を示します。

 

表 31-1 VRF のデフォルト設定

機能
デフォルト設定

VRF

ディセーブル VRF は定義されていません。

マップ

インポート マップ、エクスポート マップ、ルート マップは定義されていません。

VRF 最大ルート数

なし。

転送テーブル

インターフェイスのデフォルトは、グローバル ルーティング テーブルです。

VRF-Lite 設定時の注意事項

ネットワークに VRF を設定する場合に、次の点に留意してください。

VRF-Lite が設定されたスイッチは複数のカスタマーで共有され、すべてのカスタマーが独自のルーティング テーブルを持ちます。

お客様は別々の VRF テーブルを使用するので、同じ IP アドレスを再利用できます。別々の VPN では IP アドレスの重複が許可されます。

VRF-Lite では、複数のカスタマーが PE と CE の間で同一の物理リンクを共有できます。複数の VLAN を持つトランク ポートでは、パケットがお客様間で分離されます。すべてのカスタマーが独自の VLAN を持ちます。

VRF-Lite は、すべての MPLS-VRF 機能(ラベル交換、Label Distribution Protocol(LDP)の隣接関係、またはラベル付きパケット)をサポートしていません。

PE ルータでは、VRF-Lite の使用と複数の CE の使用には違いがありません。図 31-1 では、複数の仮想レイヤ 3 インターフェイスが VRF-Lite デバイスに接続されています。

Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、物理ポート、VLAN SVI、またはその 2 つの組み合わせを使用した VRF の設定をサポートしています。SVI は、アクセス ポートまたはトランク ポートで接続できます。

お客様は、別のお客様と重複しないかぎり、複数の VLAN を使用できます。お客様の VLAN は、スイッチに保存されている適切なルーティング テーブルの識別に使用される特定のルーティング テーブル ID にマッピングされます。

レイヤ 3 TCAM リソースは、すべての VRF 間で共有されます。各 VRF が十分な CAM 領域を持つようにするには、maximum routes コマンドを使用します。

VRF を使用した Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、1 つのグローバル ネットワークと最大 64 の VRF をサポートできます。サポートされるルートの総数は、TCAM のサイズに制限されます。

ほとんどのルーティング プロトコル(BGP、Open Shortest Path First(OSPF)、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)、Routing Information Protocol(RIP)、およびスタティック ルーティング)を CE と PE 間で使用できます。ただし、次の理由から External BGP(EBGP)を使用することを推奨します。

BGP では、複数の CE とのやり取りに複数のアルゴリズムを必要としません。

BGP は、さまざまな管理者によって稼働するシステム間でルーティング情報を渡すように設計されています。

BGP では、ルートの属性を CE に簡単に渡すことができます。

VRF-Lite は、Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)および ISIS をサポートしません。

VRF-Lite は、パケット スイッチング レートに影響しません。

マルチキャストを同時に同一のレイヤ 3 インターフェイス上に設定することはできません。

router ospf の capability vrf-lite サブコマンドは、PE と CE 間のルーティング プロトコルとして OSPF が設定されている場合に使用する必要があります。

VRF の設定

1 つまたは複数の VRF を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Switch(config)# ip routing

IP ルーティングをイネーブルにします。

ステップ 3

Switch(config)# ip vrf vrf-name

VRF 名を指定し、VRF コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

Switch(config-vrf)# rd route-distinguisher

ルート識別子を指定して VRF テーブルを作成します。Autonomous System(AS; 自律システム)番号および任意の数(xxx:y)または IP アドレスおよび任意の数(A.B.C.D:y)のどちらかを入力します。

ステップ 5

Switch(config-vrf)# route-target { export | import | both } route-target-ext-community

指定された VRF のインポート、エクスポート、またはインポートおよびエクスポート ルート ターゲット コミュニティのリストを作成します。AS システム番号と任意の番号(xxx:y)または IP アドレスと任意の番号(A.B.C.D:y)を入力します。

(注) このコマンドは、BGP が動作している場合にのみ有効です。

ステップ 6

Switch(config-vrf)# import map route-map

(任意)VRF にルート マップを対応付けます。

ステップ 7

Switch(config-vrf)# interface interface-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、VRF に対応付けるレイヤ 3 インターフェイスを指定します。インターフェイスにはルーテッド ポートまたは SVI を設定できます。

ステップ 8

Switch(config-if)# ip vrf forwarding vrf-name

VRF をレイヤ 3 インターフェイスに対応付けます。

ステップ 9

Switch(config-if)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 10

Switch# show ip vrf [ brief | detail | interfaces ] [ vrf-name ]

設定を確認します。設定した VRF に関する情報を表示します。

ステップ 11

Switch# copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。


) コマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対するスイッチ コマンド リファレンスおよび『Cisco IOS Switching Services Command Reference for Release 12.2』を参照してください。


VRF を削除してすべてのインターフェイスを削除するには、 no ip vrf vrf-name グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。VRF からあるインターフェイスを削除するには、 no ip vrf forwarding インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

VPN ルーティング セッションの設定

VPN 内のルーティングは、サポートされるルーティング プロトコル(RIP、OSPF、または BGP)、またはスタティック ルーティングで設定できます。ここで説明する設定は OSPF のものですが、その他のプロトコルでも手順は同じです。

VPN に OSPF を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Switch(config)# router ospf process-id vrf vrf-name

OSPF ルーティングをイネーブルにし、VPN 転送テーブルを指定して、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Switch(config-router)# log-adjacency-changes

(任意)隣接ステートの変更を記録します。これは、デフォルトの状態です。

ステップ 4

Switch(config-router)# redistribute bgp autonomous-system-number subnets

BGP ネットワークから OSPF ネットワークに情報を再配布するようにスイッチを設定します。

ステップ 5

Switch(config-router)# network network-number area area-id

OSPF が動作するネットワーク アドレスとマスク、およびそのネットワーク アドレスのエリア ID を定義します。

ステップ 6

Switch(config-router)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

Switch# show ip ospf process-id

OSPF ネットワークの設定を確認します。

ステップ 8

Switch# copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

VPN 転送テーブルと OSPF ルーティング プロセスの関連付けを解除するには、 no router ospf process-id vrf vrf-name グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

BGP PE/CE ルーティング セッションの設定

CE ルーティング セッションに BGP PE を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Switch(config)# router bgp autonomous-system-number

その他の BGP ルータに渡された AS 番号で BGP ルーティング プロセスを設定し、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Switch(config-router)# network network-number mask network-mask

BGP を使用してアナウンスするネットワークおよびマスクを指定します。

ステップ 4

Switch(config-router)# redistribute ospf process-id match internal

OSPF 内部ルートを再配布するようにスイッチを設定します。

ステップ 5

Switch(config-router)# network network-number area area-id

OSPF が動作するネットワーク アドレスとマスク、およびそのネットワーク アドレスのエリア ID を定義します。

ステップ 6

Switch(config-router-af)# address-family ipv4 vrf vrf-name

PE から CE のルーティング セッションの BGP パラメータを定義し、VRF アドレス ファミリ モードを開始します。

ステップ 7

Switch(config-router-af)# neighbor address remote-as as-number

PE と CE ルータの間の BGP セッションを定義します。

ステップ 8

Switch(config-router-af)# neighbor address activate

IPv4 アドレス ファミリのアドバタイズメントをアクティブ化します。

ステップ 9

Switch(config-router-af)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 10

Switch# show ip bgp [ ipv4 ] [ neighbors ]

BGP 設定を確認します。

ステップ 11

Switch# copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

BGP ルーティング プロセスを削除するには、 no router bgp autonomous-system-number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。ルーティング特性を削除するには、コマンドにキーワードを指定してこのコマンドを使用します。

VRF-Lite の設定例

図 31-2 は、図 31-1 と同じネットワークの物理接続を単純化した例です。VPN1、VPN2、およびグローバル ネットワークで使用されるプロトコルは OSPF です。CE/PE 接続には BGP が使用されます。次の例のコマンドは、CE スイッチ S8 を設定する方法を示し、スイッチ S20 および S11 の VRF 設定、およびスイッチ S8 のトラフィックに関連する PE ルータ コマンドが含まれます。その他のスイッチの設定のコマンドは含まれていませんが、類似したものになります。

図 31-2 VRF-Lite の設定例

 

スイッチ S8 の設定

スイッチ S8 上のルーティングをイネーブルにし、VRF を設定します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# ip routing
Switch(config)# ip vrf v11
Switch(config-vrf)# rd 800:1
Switch(config-vrf)# route-target export 800:1
Switch(config-vrf)# route-target import 800:1
Switch(config-vrf)# exit
Switch(config)# ip vrf v12
Switch(config-vrf)# rd 800:2
Switch(config-vrf)# route-target export 800:2
Switch(config-vrf)# route-target import 800:2
Switch(config-vrf)# exit
 

スイッチ S8 上でループバックおよび物理インターフェイスを設定します。ファスト イーサネット インターフェイス 3/5 は、PE へのトランク接続です。インターフェイス 3/7 および 3/11 は、VPN に接続します。

Switch(config)# interface loopback1
Switch(config-if)# ip vrf forwarding v11
Switch(config-if)# ip address 8.8.1.8 255.255.255.0
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# interface loopback2
Switch(config-if)# ip vrf forwarding v12
Switch(config-if)# ip address 8.8.2.8 255.255.255.0
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# interface FastEthernet3/5
Switch(config-if)# switchport trunk encapsulation dot1q
Switch(config-if)# switchport mode trunk
Switch(config-if)# no ip address
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# interface FastEthernet3/8
Switch(config-if)# switchport access vlan 208
Switch(config-if)# no ip address
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# interface FastEthernet3/11
Switch(config-if)# switchport trunk encapsulation dot1q
Switch(config-if)# switchport mode trunk
Switch(config-if)# no ip address
Switch(config-if)# exit
 

スイッチ S8 上で使用される VLAN を設定します。VLAN 10 は、CE と PE 間の VRF 11 によって使用されます。VLAN 20 は、CE と PE 間の VRF 12 によって使用されます。VLAN 118 および 208 は、それぞれスイッチ S11 およびスイッチ S20 を含む VPN の VRF に使用されます。

Switch(config)# interface Vlan10
Switch(config-if)# ip vrf forwarding v11
Switch(config-if)# ip address 38.0.0.8 255.255.255.0
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# interface Vlan20
Switch(config-if)# ip vrf forwarding v12
Switch(config-if)# ip address 83.0.0.8 255.255.255.0
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# interface Vlan118
Switch(config-if)# ip vrf forwarding v12
Switch(config-if)# ip address 118.0.0.8 255.255.255.0
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# interface Vlan208
Switch(config-if)# ip vrf forwarding v11
Switch(config-if)# ip address 208.0.0.8 255.255.255.0
Switch(config-if)# exit
 

VPN1 および VPN2 に OSPF ルーティングを設定します。

Switch(config)# router ospf 1 vrf vl1
Switch(config-router)# redistribute bgp 800 subnets
Switch(config-router)# network 208.0.0.0 0.0.0.255 area 0
Switch(config-router)# exit
Switch(config)# router ospf 2 vrf vl2
Switch(config-router)# redistribute bgp 800 subnets
Switch(config-router)# network 118.0.0.0 0.0.0.255 area 0
Switch(config-router)# exit
 

CE から PE のルーティングに BGP を設定します。

Switch(config)# router bgp 800
Switch(config-router)# address-family ipv4 vrf vl2
Switch(config-router-af)# redistribute ospf 2 match internal
Switch(config-router-af)# neighbor 83.0.0.3 remote-as 100
Switch(config-router-af)# neighbor 83.0.0.3 activate
Switch(config-router-af)# network 8.8.2.0 mask 255.255.255.0
Switch(config-router-af)# exit
 
Switch(config-router)# address-family ipv4 vrf vl1
Switch(config-router-af)# redistribute ospf 1 match internal
Switch(config-router-af)# neighbor 38.0.0.3 remote-as 100
Switch(config-router-af)# neighbor 38.0.0.3 activate
Switch(config-router-af)# network 8.8.1.0 mask 255.255.255.0
Switch(config-router-af)# end

スイッチ S20 の設定

CE に接続するように S20 を設定します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# ip routing
Switch(config)# interface Fast Ethernet 0/7
Switch(config-if)# no switchport
Switch(config-if)# ip address 208.0.0.20 255.255.255.0
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# router ospf 101
Switch(config-router)# network 208.0.0.0 0.0.0.255 area 0
Switch(config-router)# end

スイッチ S11 の設定

CE に接続するように S11 を設定します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# ip routing
Switch(config)# interface Gigabit Ethernet 0/3
Switch(config-if)# switchport trunk encapsulation dot1q
Switch(config-if)# switchport mode trunk
Switch(config-if)# no ip address
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# interface Vlan118
Switch(config-if)# ip address 118.0.0.11 255.255.255.0
Switch(config-if)# exit
 
Switch(config)# router ospf 101
Switch(config-router)# network 118.0.0.0 0.0.0.255 area 0
Switch(config-router)# end

PE スイッチ S3 の設定

スイッチ S3(ルータ)上では、次のコマンドはスイッチ S8 への接続だけを設定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# ip vrf v1
Router(config-vrf)# rd 100:1
Router(config-vrf)# route-target export 100:1
Router(config-vrf)# route-target import 100:1
Router(config-vrf)# exit
 
Router(config)# ip vrf v2
Router(config-vrf)# rd 100:2
Router(config-vrf)# route-target export 100:2
Router(config-vrf)# route-target import 100:2
Router(config-vrf)# exit
 
Router(config)# ip cef
Router(config)# interface Loopback1
Router(config-if)# ip vrf forwarding v1
Router(config-if)# ip address 3.3.1.3 255.255.255.0
Router(config-if)# exit
 
Router(config)# interface Loopback2
Router(config-if)# ip vrf forwarding v2
Router(config-if)# ip address 3.3.2.3 255.255.255.0
Router(config-if)# exit
 
Router(config)# interface Fast Ethernet3/0.10
Router(config-if)# encapsulation dot1q 10
Router(config-if)# ip vrf forwarding v1
Router(config-if)# ip address 38.0.0.3 255.255.255.0
Router(config-if)# exit
 
Router(config)# interface Fast Ethernet3/0.20
Router(config-if)# encapsulation dot1q 20
Router(config-if)# ip vrf forwarding v2
Router(config-if)# ip address 83.0.0.3 255.255.255.0
Router(config-if)# exit
 
Router(config)# router bgp 100
Router(config-router)# address-family ipv4 vrf v2
Router(config-router-af)# neighbor 83.0.0.8 remote-as 800
Router(config-router-af)# neighbor 83.0.0.8 activate
Router(config-router-af)# network 3.3.2.0 mask 255.255.255.0
Router(config-router-af)# exit
Router(config-router)# address-family ipv4 vrf vl
Router(config-router-af)# neighbor 83.0.0.8 remote-as 800
Router(config-router-af)# neighbor 83.0.0.8 activate
Router(config-router-af)# network 3.3.1.0 mask 255.255.255.0
Router(config-router-af)# end

VRF-Lite ステータスの表示

VRF-Lite の設定およびステータスに関する情報を表示するには、次の作業のいずれかを行います。

 

コマンド
目的

Switch# show ip protocols vrf vrf-name

VRF に対応付けられたルーティング プロトコル情報を表示します。

Switch# show ip route vrf vrf-name [ connected ] [ protocol [ as-number ]] [ list ] [ mobile ] [ odr ] [ profile ] [ static ] [ summary ] [ supernets-only ]

VRF に対応付けられた IP ルーティング テーブル情報を表示します。

Switch# show ip vrf [ brief | detail | interfaces ] [ vrf-name ]

定義された VRF インスタンスに関する情報を表示します。


) この出力の情報の詳細については、次の URL の『Cisco IOS Switching Services Command Reference 』を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipswitch/command/reference/isw_book.html