Catalyst 3850 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
CLI ベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定
CLI ベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定

目次

CLI ベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定

Express Setup 経由での CLI のアクセス

未設定スイッチ上の CLI にアクセスすることができます。 スイッチを Express Setup モードで設定し、スイッチのイーサネット ポートを PC またはワークステーションのイーサネット ポートに接続します。 スイッチのクイック スタート ガイドに記載されている手順に従ってスイッチの電源を投入し、Express Setup を使用できるようにします。

スイッチが Express Setup モードの状態で、IP アドレス 10.0.0.1 を入力して Telnet セッションを開始します。 次に、setup ユーザ EXEC コマンドを入力し、 IP 設定およびセットアップ プログラムの完了に記載されている情報を入力します。

スイッチの設定情報を入力した後、write memory 特権 EXEC コマンドを使用して、フラッシュ メモリに設定を保存します。


(注)  


Express Setup モードでは、write memory コマンドを入力するまで、スイッチ上で IP アドレス 10.0.0.1 が有効です。 write memory コマンドを入力すると、Telnet 接続が切断されます。


コンソール ポート経由での CLI のアクセス

スイッチの RJ-45 コンソール ポートまたは USB コンソール ポートを PC またはワークステーションに接続し、端末エミュレーション ソフトウェアを通じてスイッチにアクセスすることにより、設定済みスイッチ、または未設定のスイッチ上で CLI にアクセスできます。


(注)  


スイッチをスタックしている場合は、スタック内の 1 つのスイッチのコンソール ポートに接続します。 任意のメンバ スイッチから、スタック全体の初期設定を行うことができます。


RJ-45 コンソール ポートの接続

手順
    ステップ 1   RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを PC の 9 ピン シリアル ポートに接続します。 ケーブルのもう一方の端をスイッチのコンソール ポートに接続します。
    ステップ 2   PC または端末上で端末エミュレーション ソフトウェアを起動します。 このプログラム(その多くは、HyperTerminal や ProcommPlus などの PC アプリケーション)は、使用可能な PC または端末とスイッチの間の通信を確立します。
    ステップ 3   コンソール ポートのデフォルト特性に合わせて、PC または端末のボーレートおよびキャラクタ フォーマットを次のように設定します。
    • 9600 ボー
    • 8 データ ビット
    • 1 ストップ ビット
    • パリティなし
    • なし(フロー制御)
    ステップ 4   スイッチのクイック スタート ガイドを参照して、スイッチの電源を入れます。
    ステップ 5   PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。 Enter を押してセットアップ プロンプトを表示します。 初期設定情報の入力 の手順を実行します。

    USB コンソール ポートの接続

    手順


      ステップ 1   スイッチの USB コンソール ポートを Windows ベースの PC に最初に接続するときは、USB ドライバをインストールします。 Cisco Microsoft Windows USB デバイス ドライバのインストールを参照してください。
      図 1. スイッチへの USB コンソール ケーブルの接続

      ステップ 2   USB ケーブルを PC の USB ポートに接続します。 ケーブルのもう一方の端をスイッチのミニ B(5 ピン コネクタ)USB コンソール ポートに接続します。
      ステップ 3   PC または端末上で端末エミュレーション ソフトウェアを起動します。 このプログラム(その多くは、HyperTerminal や ProcommPlus などの PC アプリケーション)は、使用可能な PC または端末とスイッチの間の通信を確立します。
      ステップ 4   コンソール ポートのデフォルト特性に合わせて、PC または端末のボーレートおよびキャラクタ フォーマットを次のように設定します。
      • 9600 ボー
      • 8 データ ビット
      • 1 ストップ ビット
      • パリティなし
      • なし(フロー制御)
      ステップ 5   スイッチのクイック スタート ガイドを参照して、スイッチの電源を入れます。
      ステップ 6   PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。 Enter を押してセットアップ プロンプトを表示します。 セットアップ プログラムの手順に従います。

      Cisco Microsoft Windows USB デバイス ドライバのインストール

      Microsoft Windows ベースの PC をスイッチの USB コンソール ポートに最初に接続するときに、USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。

      Cisco Microsoft Windows XP USB ドライバのインストール

      手順
        ステップ 1   Cisco.com の Web サイトから Cisco USB コンソール ドライバ ファイルを入手し、解凍します。

        (注)     

        スイッチ ソフトウェアのダウンロード用の Cisco.com サイトから、ドライバ ファイルをダウンロードできます。

        ステップ 2   32 ビット Windows XP を使用している場合は、Windows_32 フォルダ内の setup.exe ファイルをダブルクリックします。 64 ビット Windows XP を使用している場合は、Windows_64 フォルダ内の setup(x64).exe ファイルをダブルクリックします。
        ステップ 3   Cisco Virtual Com InstallShield Wizard が起動します。
        ステップ 4   [Ready to Install the Program] ウィンドウが表示されます。 [Install] をクリックします。
        ステップ 5   [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。 [Finish] をクリックします。
        ステップ 6   USB ケーブルを、PC とスイッチのコンソール ポートに接続します。 USB コンソール ポートの LED がグリーンで点灯し、Found New Hardware ウィザードが表示されます。 指示に従って、ドライバのインストールを完了します。

        Cisco Microsoft Windows 2000 USB ドライバのインストール

        手順
          ステップ 1   Cisco.com の Web サイトから Cisco USB コンソール ドライバ ファイルを入手し、解凍します。

          (注)     

          スイッチ ソフトウェアのダウンロード用の Cisco.com サイトから、ドライバ ファイルをダウンロードできます。

          ステップ 2   setup.exe ファイルをダブルクリックします。
          ステップ 3   Cisco Virtual Com InstallShield Wizard が起動します。 [Next] をクリックします。
          ステップ 4   [Ready to Install the Program] ウィンドウが表示されます。 [Install] をクリックします。
          ステップ 5   [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。 [Finish] をクリックします。
          ステップ 6   USB ケーブルを、PC とスイッチのコンソール ポートに接続します。 USB コンソール ポートの LED がグリーンで点灯し、Found New Hardware ウィザードが表示されます。 指示に従って、ドライバのインストールを完了します。

          Cisco Microsoft Windows Vista および Windows 7 USB ドライバのインストール

          手順
            ステップ 1   Cisco.com の Web サイトから Cisco USB コンソール ドライバ ファイルを入手し、解凍します。

            (注)     

            スイッチ ソフトウェアのダウンロード用の Cisco.com サイトから、ドライバ ファイルをダウンロードできます。

            ステップ 2   32 ビット Windows Vista または Windows 7 を使用している場合は、Windows_32 フォルダの setup.exe ファイルをダブルクリックします。 64 ビット Windows Vista または Windows 7 を使用している場合は、Windows_64 フォルダの setup(x64).exe ファイルをダブルクリックします。
            ステップ 3   Cisco Virtual Com InstallShield Wizard が起動します。 [Next] をクリックします。
            ステップ 4   [Ready to Install the Program] ウィンドウが表示されます。 [Install] をクリックします。

            (注)     

            User Account Control 警告が表示された場合は、[Allow - I trust this program] をクリックして先に進みます。

            ステップ 5   [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。 [Finish] をクリックします。
            ステップ 6   USB ケーブルを、PC とスイッチのコンソール ポートに接続します。 USB コンソール ポートの LED がグリーンで点灯し、Found New Hardware ウィザードが表示されます。 指示に従って、ドライバのインストールを完了します。

            Cisco Microsoft Windows USB ドライバのアンインストール

            Cisco Microsoft Windows XP および 2000 USB ドライバのアンインストール

            Windows の Add or Remove Programs ユーティリティ、または setup.exe ファイルを使用します。

            Setup.exe プログラムの使用

            はじめる前に

            ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。

            手順
              ステップ 1   32 ビット Windows の場合は setup.exe を、64 ビット Windows の場合は setup(x64).exe を実行します。 [Next] をクリックします。
              ステップ 2   Cisco Virtual Com の InstallShield Wizard が表示されます。 [Next] をクリックします。
              ステップ 3   [Program Maintenance] ウィンドウが表示されたら、[Remove] オプション ボタンを選択します。 [Next] をクリックします。
              ステップ 4   [Remove the Program] ウィンドウが表示されたら、[Remove] をクリックします。
              ステップ 5   [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されたら、[Finish] をクリックします。

              Add or Remove Programs ユーティリティの使用

              はじめる前に

              ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。

              手順
                ステップ 1   [Start] > [Control Panel] > [Add or Remove Programs] の順にクリックします。
                ステップ 2   [Cisco Virtual Com] までスクロールして [Remove] をクリックします。
                ステップ 3   [Program Maintenance] ウィンドウが表示されたら、[Remove] オプション ボタンを選択します。 [Next] をクリックします。

                Cisco Microsoft Windows Vista および Windows 7 USB ドライバのアンインストール

                はじめる前に

                ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。

                手順
                  ステップ 1   32 ビット Windows の場合は setup.exe を、64 ビット Windows の場合は setup(x64).exe を実行します。 [Next] をクリックします。
                  ステップ 2   Cisco Virtual Com の InstallShield Wizard が表示されます。 [Next] をクリックします。
                  ステップ 3   [Program Maintenance] ウィンドウが表示されたら、[Remove] オプション ボタンを選択します。 [Next] をクリックします。
                  ステップ 4   [Remove the Program] ウィンドウが表示されたら、[Remove] をクリックします。

                  (注)     

                  User Account Control 警告が表示された場合は、[Allow - I trust this program] をクリックして先に進みます。

                  ステップ 5   [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されたら、[Finish] をクリックします。

                  初期設定情報の入力

                  スイッチを設定するには、セットアップ プログラムを完了する必要があります。セットアップ プログラムは、スイッチの電源がオンになると自動的に実行されます。 スイッチがローカル ルータやインターネットと通信するのに必要な IP アドレスやその他の設定情報を割り当てる必要があります。 これらの情報は、スイッチの設定や管理にデバイス マネージャまたは Cisco Network Assistant を使用する場合にも必要です。

                  IP 設定

                  セットアップ プログラムを起動する前に、ネットワーク管理者から次の情報を入手しておきます。

                  • スイッチの IP アドレス
                  • サブネット マスク(IP ネットマスク)
                  • デフォルト ゲートウェイ(ルータ)
                  • イネーブル シークレット パスワード
                  • イネーブル パスワード
                  • Telnet パスワード

                  セットアップ プログラムの完了

                  スイッチをスタックしていて、スタック内の各スイッチに複数のコンソールが接続してある場合は、最初に Enter を押したコンソールに初期設定ダイアログが表示されます。

                  手順
                    ステップ 1   最初の 2 つのプロンプトで Yes を入力します。
                    
                    Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: yes
                    
                    At any point you may enter a question mark '?' for help.
                    Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
                    Default settings are in square brackets '[]'.
                    
                    Basic management setup configures only enough connectivity
                    for management of the system, extended setup will ask you
                    to configure each interface on the system.
                    
                    Would you like to enter basic management setup? [yes/no]: yes
                    
                    
                    ステップ 2   スイッチのホスト名を入力し、Return を押します。

                    ホスト名の文字数は、コマンド スイッチでは 28 文字、メンバ スイッチでは 31 文字に制限されています。 どのスイッチでも、ホスト名の最終文字として -nn は数字)を使用しないでください。

                    
                    Enter host name [Switch]: host_name
                    
                    
                    ステップ 3   イネーブル シークレット パスワードを入力し、Return を押します。

                    このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。先頭の文字を数字にしてもかまいません。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。 シークレット パスワードは暗号化され、イネーブル パスワードはプレーン テキストです。

                    
                    Enter enable secret: secret_password
                    
                    
                    ステップ 4   イネーブル パスワードを入力し、Return を押します。
                    
                    Enter enable password: enable_password
                    
                    
                    ステップ 5   仮想端末(Telnet)パスワードを入力し、Return を押します。

                    このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。

                    
                    Enter virtual terminal password: terminal-password
                    
                    
                    ステップ 6   国コードを設定する場合は、yes を入力し、Return キーを押します。
                    
                    Do you want to configure country code? [no]: yes
                    
                    
                    ステップ 7   国コードを入力し、Return キーを押します。
                    
                    Enter the country code[US]:US
                    
                    
                    ステップ 8   (任意)プロンプトに従って、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を設定します。 後から、CLI、Device Manager、または Network Assistant アプリケーションを使用して SNMP を設定することもできます。 SNMP を後で設定する場合は、no を入力します。
                    
                    Configure SNMP Network Management? [no]: no
                    
                    
                    ステップ 9   管理ネットワークに接続するインターフェイスの名前(物理インターフェイスまたは VLAN 名)を入力して、Return を押します。 このリリースでは、インターフェイス名には必ず vlan1 を使用してください。
                    
                    Enter interface name used to connect to the
                    management network from the above interface summary: vlan1
                    
                    
                    ステップ 10   インターフェイスを設定するために、スイッチの IP アドレスとサブネット マスクを入力し、Return を押します。 次に示されている IP アドレスとサブネット マスクは単なる例です。
                    
                    Configuring interface vlan1:
                    Configure IP on this interface? [yes]: yes
                    IP address for this interface: 10.4.120.106
                    Subnet mask for this interface [255.0.0.0]: 255.0.0.0
                    
                    
                    ステップ 11   Y を入力して、スイッチをクラスタ コマンド スイッチとして設定します。 N を入力すると、メンバ スイッチまたはスタンドアロン スイッチとして設定されます。

                    N を入力した場合は、Network Assistant GUI に候補スイッチとして表示されます。 後から、CLI、Device Manager、または Network Assistant アプリケーションを使用して、スイッチをコマンド スイッチとして設定することもできます。 後で設定する場合は、no と入力します。

                    
                    Would you like to enable as a cluster command switch? [yes/no]: no
                    
                    

                    以上でスイッチの初期設定が完了しました。 以下に、設定の出力例を示します。

                    
                    The following configuration command script was created:
                    hostname switch1
                    enable secret 5 $1$Ulq8$DlA/OiaEbl90WcBPd9cOn1
                    enable password enable_password
                    line vty 0 15
                    password terminal-password
                    no snmp-server
                    !
                    no ip routing
                    
                    !
                    interface Vlan1
                    no shutdown
                    ip address 10.4.120.106 255.0.0.0
                    !
                    interface GigabitEthernet1/0/1
                    !
                    interface GigabitEthernet1/0/2
                    
                    interface GigabitEthernet1/0/3
                    !
                    ...<output abbreviated>
                    !
                    
                    
                    interface GigabitEthernet1/0/23
                    !
                    end
                    
                    
                    ステップ 12   表示される選択肢のいずれかを選択して、Return を押します。
                    
                    [0] Go to the IOS command prompt without saving this config.
                    
                    [1] Return back to the setup without saving this config.
                    
                    [2] Save this configuration to nvram and exit.
                    
                    Choose (2) to save the configuration to NVRAM to use it the next time the switch reboots.
                    
                    Enter your selection [2]:2
                    
                    

                    これで、スイッチはこのデフォルト設定を実行します。 この設定を変更するか、他の管理作業を実行する場合は、管理オプションを参照してください。