LAN スイッチング コマンド リファレンス、Cisco IOS XE Release 3SE(Catalyst 3850 スイッチ)
clear mac-address-table から flowcontrol まで
clear mac-address-table から flowcontrol まで
発行日;2013/08/07   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

clear mac-address-table から flowcontrol まで

clear mac-address-table

指定したアドレス(または一連のアドレス)を MAC アドレス テーブルから削除するには、特権 EXEC モードで clear mac-address-table コマンドを使用します。

Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの使用

clear mac-address-table [ dynamic | restricted static | permanent ] [ address mac-address ] [ interface type module port ]

clear mac-address-table notification mac-move counter [vlan]

clear mac-address-table dynamic [ address mac-address | interface interface-type interface-number | vlan vlan-id ]

構文の説明

dynamic

(任意)ダイナミック アドレスだけをクリアします。

secure

(任意)セキュア アドレスだけをクリアします。

static

(任意)スタティック アドレスだけをクリアします。

restricted static

(任意)制限付きスタティック アドレスだけをクリアします。

permanent

(任意)永久アドレスだけをクリアします。

address

(任意)指定したアドレスだけをクリアします。

mac -address

(任意)MAC アドレスを指定します。

interface

(任意)あるインターフェイスのすべてのアドレスをクリアします。

type

(任意)インターフェイスタイプ(ethernet、fastethernet、fddi、atm、または port channel のいずれか)。

slot

(任意)モジュール インターフェイス番号。

interface-type interface-number

(任意)モジュールおよびポート番号。 有効値については、「使用上のガイドライン」を参照してください。

notification mac-move counter

MAC 移動通知カウンタをクリアします。

vlan

(任意)VLAN を指定して MAC 移動通知カウンタをクリアします。

protocol assigned

(任意)DECnet、Banyan VINES、および AppleTalk などの割り当てられたプロトコル アカウントを指定します。

protocol ip | ipx

(任意)クリアするエントリのプロトコル タイプを指定します。

protocol other

(任意)クリアするエントリのプロトコル タイプ(IP または IPX 以外)を指定します。

vlan vlan-id

(任意)VLAN ID を指定します。有効値の範囲は 1 ~ 4094 です。

module

(任意)次のモジュール インターフェイス番号を指定します。

  • 0:固定
  • 1 または A:モジュール A
  • 2 または B:モジュール B

port

(任意)

Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータ:

使用しているイーサネット スイッチ ネットワーク モジュールのタイプに基づくポート インターフェイス番号範囲。

  • NM-16ESW の場合は 0 ~ 15
  • NM-36ESW の場合は 0 ~ 35
  • Gigabit Ethernet の場合は 0 ~ 1

Catalyst スイッチ

1 ~ 28 の範囲のポート インターフェイス番号。

  • イーサネット(固定)の場合は 1 ~ 25
  • ファスト イーサネット(固定)の場合は 26 または 27
  • ポート チャネル

コマンド デフォルト

Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの使用

設定を行っているルータのすべての MAC アドレスがクリアされます。

Catalyst スイッチの使用

ダイナミック アドレスがクリアされます。

ダイナミック アドレスのクリア

このコマンドには、このモードでのデフォルトはありません。

コマンド モード


特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.2(2)XT

このコマンドが Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータに導入されました。

12.2(8)T

このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの Cisco IOS Release 12.2(8)T に統合されました。

12.2(11)T

このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(11)T に統合されました。

12.2(14)SX

このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。

12.2(17d)SXB

Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Cisco IOS Release 12.2(17d)SXB に拡張されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2(33)SXI

このコマンドは、notificationmac-movecounter [vlan] キーワードおよび引数を追加するように変更されました。

使用上のガイドライン

Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの使用

clearmac-address-table コマンドをオプションなしで実行すると、すべての MAC アドレスが削除されます。 アドレスを指定してインターフェイスを指定しないと、すべてのインターフェイスからアドレスが削除されます。 インターフェイスを指定してアドレスを指定しないと、指定したインターフェイス上のすべてのアドレスが削除されます。

Catalyst スイッチの使用

clearmac-address-table コマンドをオプションなしで実行すると、すべてのダイナミック アドレスが削除されます。 アドレスを指定してインターフェイスを指定しないと、すべてのインターフェイスからアドレスが削除されます。 インターフェイスを指定してアドレスを指定しないと、指定したインターフェイス上のすべてのアドレスが削除されます。

対象のアドレスが MAC 転送テーブルに存在しない場合、次のエラー メッセージが表示されます。

MAC address not found

ダイナミック アドレスのクリア

interface 引数の有効値には、Supervisor Engine 2 が搭載された Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされる ge-wanatm、および pos キーワードが含まれます。

protocol {assigned | ip | ipx| other} キーワードは、Supervisor Engine 2 が搭載された Cisco 7600 シリーズ ルータでだけサポートされます。

すべてのダイナミック エントリをテーブルから削除するには、clearmac-address-tabledynamic コマンドを入力します。

interface-type で有効な値は次のとおりです。

  • fastethernet
  • gigabitethernet
  • port-channel

モジュールとポートの設定

interface-number 引数では、モジュールおよびポート番号を指定します。 interface-number の有効な値は、指定するインターフェイス タイプと、使用するシャーシおよびモジュールによって異なります。 たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。

Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータの使用

次に、MAC 転送テーブル内のすべてのダイナミック アドレスをクリアする例を示します。

Router# clear mac-address-table dynamic

次に、イーサネット ポート 1 上のスタティック アドレス 0040.C80A.2F07 をクリアする例を示します。

Router# clear mac-address-table static address 0040.C80A.2F07 interface ethernet 0/1

Catalyst スイッチの使用

次に、MAC 転送テーブル内のすべてのダイナミック アドレスをクリアする例を示します。

Router# clear mac-address-table dynamic

次に、特定の VLAN の MAC 移動通知カウンタをクリアする例を示します。

Router# clear mac-address-table notification mac-move counter 202

次に、イーサネット ポート 1 上で永久アドレス 0040.C80A.2F07 をクリアする例を示します。

Router# clear mac-address-table permanent address 0040.C80A.2F07 interface ethernet 0/1

Supervisor Engine 2 を使用した 7600 上でのダイナミック アドレスのクリア

次に、特定のインターフェイス(abc)およびプロトコル タイプ(IPX)のすべてのダイナミック レイヤ 2 エントリをクリアする例を示します。

Router# clear mac-address-table dynamic interface abc protocol ipx

関連コマンド

コマンド

説明

mac -address-tableaging-time

スイッチで、ダイナミック MAC アドレスが廃棄される前にメモリに保持される時間の長さを設定します。

mac -address-tablepermanent

永久ユニキャストまたはマルチキャスト MAC アドレスを特定のスイッチ ポート インターフェイスに関連付けます。

mac -address-tablerestrictedstatic

制限付きスタティック アドレスを特定のスイッチ ポート インターフェイスに関連付けます。

mac -address-tablesecure

セキュア スタティック アドレスを特定のスイッチ ポート インターフェイスに関連付けます。

mac-address-table static

スタティック エントリを MAC アドレス テーブルに追加するか、IGMP スヌーピングをアドレスに対してディセーブルにしてスタティック MAC アドレスを設定します。

show mac -address-table

スイッチ ポートまたはモジュールに対する MAC アドレス テーブルのアドレスを表示します。

show mac -address-tablesecure

アドレッシング セキュリティ コンフィギュレーションを表示します。

show mac -address-tablesecurity

アドレッシング セキュリティ コンフィギュレーションを表示します。

clear pagp

ポート チャネル情報をクリアするには、特権 EXEC モードで clearpagp コマンドを使用します。

clear pagp { group-number | counters }

構文の説明

group-number

チャネル グループ番号。有効値は 1 ~ 256 の範囲の最大 64 個の値です。

counters

トラフィック フィルタをクリアします。

コマンド デフォルト

このコマンドには、デフォルト設定がありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.2(14)SX

このコマンドが Supervisor Engine 720 に導入されました。

12.2(17d)SXB

Supervisor Engine 2 上のこのコマンドのサポートが Release 12.2(17d)SXB に拡張されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

次に、特定グループのポート チャネル情報をクリアする例を示します。

Router# clear pagp 324

次に、ポート チャネル トラフィック フィルタをクリアする例を示します。

Router# clear pagp counters

関連コマンド

コマンド

説明

show pagp

ポート チャネル情報を表示します。

clear vtp counters

VLAN トランク プロトコル(VTP)カウンタを削除するには、特権 EXEC モードで clearvtpcounters コマンドを使用します。

clear vtp counters

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

15.0(1)M

このコマンドは、Cisco IOS Release 15.0(1)M よりも前のリリースに導入されました。

12.2(33)SRE

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE よりも前のリリースに統合されました。

12.2(33)SXI

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI よりも前のリリースに統合されました。

次に、VTP カウンタをクリアする例を示します。

Router# clear vtp counters

関連コマンド

コマンド

説明

show vtp

VTP 管理ドメイン、ステータス、カウンタの一般情報を表示します。

vtp

グローバル VTP ステートを設定します。

flowcontrol

ポートがポーズ フレームを送信または受信するよう設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで flowcontrol コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

flowcontrol { send | receive } { desired | off | on }

no flowcontrol { send | receive } { desired | off | on }

構文の説明

send

ポートがポーズ フレームを送信するよう指定します。

receive

ポートがポーズ フレームを処理するよう指定します。

desired

リモート ポートが onoff、または desired のいずれに設定されていても、予測できる結果を得ます。

off

ローカル ポートがリモート ポートからポーズ フレームを受信して処理したり、リモート ポートにポーズ フレームを送信したりできないようにします。

on

ローカル ポートがリモート ポートからポーズ フレームを受信して処理したり、リモート ポートにポーズ フレームを送信したりできるようにします。

コマンド デフォルト

フロー制御はディセーブルです。

フロー制御のデフォルト値は、ポートの速度によって異なります。 デフォルトの設定は次のとおりです。

  • ギガビット イーサネット ポートのデフォルトは、受信については off で、送信については desired です。
  • ファスト イーサネット ポートのデフォルトは、受信については off で、送信については on です。
  • 24 ポート 100BASE-FX モジュールおよび 48 ポート 10/100 BASE-TX RJ-45 モジュールのデフォルトは、受信についても送信についても off です。
  • WS-X6502-10GE 10 ギガビット イーサネット ポートのポーズ フレームに対する応答は設定できません。 WS-X6502-10GE 10 ギガビット イーサネット ポートは常にポーズ フレームに応答するように設定されています。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.2(14)SX

このコマンドが Supervisor Engine 720 に導入されました。

12.2(17d)SXB

このコマンドが Supervisor Engine 2 に追加されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2(33)SCB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SCB に統合されました。

使用上のガイドライン

send および desired のキーワードをサポートするのはギガビット イーサネット ポートだけです。

ポーズ フレームは、バッファが満杯であるために特定の期間フレームの送信を停止する信号を送信元に送る特殊なパケットです。

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータのギガビット イーサネット ポートはフロー制御を使用して、一定時間、ポートへのパケットの伝送を禁止します。その他のイーサネット ポートは、フロー制御を使用してフロー制御要求に応答します。

ギガビット イーサネット ポートの受信バッファが満杯になると、指定された時間中、パケットの送信を遅らせるようにリモート ポートに要求する「ポーズ」パケットが送信されます。 すべてのイーサネット ポート(1000 Mbps、100 Mbps、および 10 Mbps)は、他の装置から「ポーズ」パケットを受信し、これに応答できます。

ギガビット イーサネット以外のポートを、受信したポーズ フレームを無視したり(disable)、対応したり(enable)するように設定できます。

receive キーワードを使用すると、on および desired のキーワードの結果は同一になります。

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータ上のすべてのギガビット イーサネット ポートは、リモート装置からのポーズ フレームを受信および処理できます。

予測できる結果を得るには、次の注意事項に従います。

  • sendon は、リモート ポートが receiveon または receivedesired に設定されている場合にだけ使用します。
  • sendoff は、リモート ポートが receiveoff または receivedesired に設定されている場合にだけ使用します。
  • receiveon は、リモート ポートが sendon または senddesired に設定されている場合にだけ使用します。
  • sendoff は、リモート ポートが receiveoff または receivedesired に設定されている場合にだけ使用します。

次に、ローカル ポートがリモート ポートによるいかなるレベルのフロー制御もサポートしないよう設定する例を示します。

Router# configure terminal
 
Router(config)# interface GigabitEthernet1/9 10.4.9.157 255.255.255.0
 
Router(config-if)# flowcontrol receive off
Router(config-if)# flowcontrol send off

関連コマンド

コマンド

説明

show interfaces flowcontrol

フロー制御情報を表示します。