インターフェイスおよびハードウェア コンポーネント コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE リリース 3E(Catalyst 3850 スイッチ)
LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定
LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定

目次

LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http:/​/​www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの概要

LLDP

Cisco Discovery Protocol(CDP)は、すべてのシスコ製デバイス(ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、およびスイッチ)のレイヤ 2(データ リンク層)上で動作するデバイス検出プロトコルです。 ネットワーク管理アプリケーションは CDP を使用することにより、ネットワーク接続されている他のシスコ デバイスを自動的に検出し、識別できます。

スイッチでは他社製のデバイスをサポートし他のデバイス間の相互運用性を確保するために、IEEE 802.1AB リンク層検出プロトコル(LLDP)をサポートしています。 LLDP は、ネットワーク デバイスがネットワーク上の他のデバイスに自分の情報をアドバタイズするために使用するネイバー探索プロトコルです。 このプロトコルはデータリンク層で動作するため、異なるネットワーク層プロトコルが稼働する 2 つのシステムで互いの情報を学習できます。

LLDP でサポートされる TLV

LLDP は一連の属性をサポートし、これらを使用してネイバー デバイスを検出します。 属性には、Type、Length、および Value の説明が含まれていて、これらを TLV と呼びます。 LLDP をサポートするデバイスは、ネイバーとの情報の送受信に TLV を使用できます。 このプロトコルは、設定情報、デバイス機能、およびデバイス ID などの詳細情報をアドバタイズできます。

スイッチは、次の基本管理 TLV をサポートします。 これらは必須の LLDP TLV です。

  • ポート記述 TLV

  • システム名 TLV

  • システム記述 TLV

  • システム機能 TLV

  • 管理アドレス TLV

次の IEEE 固有の LLDP TLV もアドバタイズに使用されて LLDP-MED をサポートします。

  • ポート VLAN ID TLV(IEEE 802.1 に固有の TLV)

  • MAC/PHY コンフィギュレーション/ステータス TLV(IEEE 802.3 に固有の TLV)

LLDP および Cisco スイッチ スタック

スイッチ スタックは、ネットワーク内で 1 つのスイッチと見なされます。 したがって、LLDP は個々のスタック メンバではなく、スイッチ スタックを検出します。

LLDP および Cisco Medianet

LLDP または CDP のロケーション情報をポート単位で設定すると、リモート デバイスからスイッチに Cisco Medianet のロケーション情報を送信できます。 詳細については、次の URL にアクセスしてください。 http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​docs/​ios/​netmgmt/​configuration/​guide/​nm_​cdp_​discover.html

LLDP-MED

LLDP for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)は LLDP の拡張版で、IP 電話などのエンドポイント デバイスとスイッチなどのネットワーク デバイスの間で動作します。 特に VoIP アプリケーションをサポートし、検出機能、ネットワーク ポリシー、Power over Ethernet(PoE)、インベントリ管理、およびロケーション情報に関する TLV を提供します。 デフォルトで、すべての LLDP-MED TLV がイネーブルです。

LLDP-MED でサポートされる TLV

LLDP-MED では、次の TLV がサポートされます。

  • LLDP-MED 機能 TLV

    LLDP-MED エンドポイントは、接続装置がサポートする機能と現在イネーブルになっている機能を識別できます。

  • ネットワーク ポリシー TLV

    ネットワーク接続デバイスとエンドポイントはともに、VLAN 設定、および関連するレイヤ 2 とレイヤ 3 属性をポート上の特定アプリケーションにアドバタイズできます。 たとえば、スイッチは使用する VLAN 番号を IP 電話に通知できます。 IP 電話は任意のスイッチに接続し、VLAN 番号を取得してから、コール制御の通信を開始できます。

    ネットワーク ポリシー プロファイル TLV を定義することによって、VLAN、サービス クラス(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)、およびタギング モードの値を指定して、音声と音声信号のプロファイルを作成できます。 その後、これらのプロファイル属性は、スイッチで中央集約的に保守され、IP 電話に伝播されます。

  • 電源管理 TLV

    LLDP-MED エンドポイントとネットワーク接続デバイスの間で拡張電源管理を可能にします。 スイッチおよび IP 電話は、デバイスの受電方法、電源プライオリティ、デバイスの消費電力などの電源情報を通知することができます。

    LLDP-MED は拡張電源 TLV もサポートして、きめ細かな電力要件、エンドポイント電源プライオリティ、およびエンドポイントとネットワークの接続デバイスの電源ステータスをアドバタイズします。 LLDP がイネーブルでポートに電力が供給されているときは、電力 TLV によってエンドポイント デバイスの実際の電力要件が決定するので、それに応じてシステムの電力バジェットを調整することができます。 スイッチは要求を処理し、現在の電力バジェットに基づいて電力を許可または拒否します。 要求が許可されると、スイッチは電力バジェットを更新します。 要求が拒否された場合、スイッチは、ポートの電力をオフに切り替え、Syslog メッセージを生成して電力バジェットを更新します。 LLDP-MED がディセーブルの場合や、エンドポイントが LLDP-MED 電力 TLV をサポートしていない場合は、初期割り当て値が接続終了まで使用されます。

    power inline {auto [max max-wattage] | never | static [max max-wattage]} インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力して、電力設定を変更できます。 PoE インターフェイスはデフォルトで auto モードに設定されています。値を指定しない場合は、最大電力(30 W)が供給されます。

  • インベントリ管理 TLV

    エンドポイントは、スイッチにエンドポイントの詳細なインベントリ情報を送信することが可能です。インベントリ情報には、ハードウェア リビジョン、ファームウェア バージョン、ソフトウェア バージョン、シリアル番号、メーカー名、モデル名、Asset ID TLV などがあります。

  • ロケーション TLV

    スイッチからのロケーション情報をエンドポイント デバイスに提供します。 ロケーション TLV はこの情報を送信することができます。

    • 都市ロケーション情報

      都市アドレス情報および郵便番号情報を提供します。 都市ロケーション情報の例には、地名、番地、郵便番号などがあります。

    • ELIN ロケーション情報

      発信側のロケーション情報を提供します。 ロケーションは、緊急ロケーション識別番号(ELIN)によって決定されます。これは、緊急通報を Public Safety Answering Point(PSAP)にルーティングする電話番号で、PSAP はこれを使用して緊急通報者にコールバックすることができます。

    • 地理的なロケーション情報

      スイッチの緯度、経度、および高度などのスイッチ位置の地理的な詳細を指定します。

    • カスタム ロケーション

      スイッチの位置のカスタマイズされた名前と値を入力します。

ワイヤード ロケーション サービス

スイッチは、接続されているデバイスのロケーション情報およびアタッチメント追跡情報を Cisco Mobility Services Engine(MSE)に送信するのにロケーション サービス機能を使用します。 トラッキングされたデバイスは、ワイヤレス エンドポイント、ワイヤード エンドポイント、またはワイヤード スイッチやワイヤード コントローラになります。 スイッチは、MSE にネットワーク モビリティ サービス プロトコル(NMSP)のロケーション通知および接続通知を介して、デバイスのリンク アップ イベントおよびリンク ダウン イベントを通知します。

MSE がスイッチに対して NMSP 接続を開始すると、サーバ ポートが開きます。 MSE がスイッチに接続する場合は、バージョンの互換性を確保する 1 組のメッセージ交換およびサービス交換情報があり、その後にロケーション情報の同期が続きます。 接続後、スイッチは定期的にロケーション通知および接続通知を MSE に送信します。 インターバル中に検出されたリンク アップ イベントまたはリンク ダウン イベントは、集約されてインターバルの最後に送信されます。

スイッチがリンク アップ イベントまたはリンク ダウン イベントでデバイスの有無を確認した場合は、スイッチは、MAC アドレス、IP アドレス、およびユーザ名のようなクライアント固有情報を取得します。 クライアントが LLDP-MED または CDP に対応している場合は、スイッチは LLDP-MED ロケーション TLV または CDP でシリアル番号および UDI を取得します。

デバイス機能に応じて、スイッチは次のクライアント情報をリンク アップ時に取得します。

  • ポート接続で指定されたスロットおよびポート。

  • クライアント MAC アドレスで指定された MAC アドレス。

  • ポート接続で指定された IP アドレス。

  • 802.1X ユーザ名(該当する場合)。

  • デバイス カテゴリは、wired station として指定されます。

  • ステートは new として指定されます。

  • シリアル番号、UDI。

  • モデル番号

  • スイッチによる関連付け検出後の時間(秒)。

デバイス機能に応じて、スイッチは次のクライアント情報をリンク ダウン時に取得します。

  • 切断されたスロットおよびポート。

  • MAC アドレス

  • IP アドレス

  • 802.1X ユーザ名(該当する場合)。

  • デバイス カテゴリは、wired station として指定されます。

  • ステートは delete として指定されます。

  • シリアル番号、UDI。

  • スイッチによる関連付け解除の検出後の時間(秒)。

スイッチがシャットダウンする場合は、スイッチは、MSE との NMSP 接続を終了する前に、ステート delete および IP アドレスとともに接続情報通知を送信します。 MSE は、この通知を、スイッチに関連付けられているすべてのワイヤード クライアントに対する関連付け解除として解釈します。

スイッチ上のロケーション アドレスを変更すると、スイッチは、影響を受けるポートを識別する NMSP ロケーション通知メッセージ、および変更されたアドレス情報を送信します。

デフォルトの LLDP 設定

表 1 デフォルトの LLDP 設定

機能

デフォルト設定

LLDP グローバル ステート

ディセーブル

LLDP ホールドタイム(廃棄までの時間)

120 秒

LLDP タイマー(パケット更新頻度)

30 秒

LLDP 再初期化遅延

2 秒

LLDP tlv-select

ディセーブル(すべての TLV との送受信)

LLDP インターフェイス ステート

ディセーブル

LLDP 受信

ディセーブル

LLDP 転送

ディセーブル

LLDP med-tlv-select

ディセーブル(すべての LLDP-MED TLV への送信)。 LLDP がグローバルにイネーブルにされると、LLDP-MED-TLV もイネーブルになります。

設定時の注意事項

  • インターフェイスがトンネル ポートに設定されていると、LLDP は自動的にディセーブルになります。

  • 最初にインターフェイス上にネットワークポリシー プロファイルを設定した場合、インターフェイス上に switchport voice vlan コマンドを適用できません。 switchport voice vlan vlan-id がすでに設定されているインターフェイスには、ネットワーク ポリシー プロファイルを適用できます。 このように、そのインターフェイスには、音声または音声シグナリング VLAN ネットワーク ポリシー プロファイルが適用されます。

  • ネットワーク ポリシー プロファイルを持つインターフェイス上では、スタティック セキュア MAC アドレスを設定できません。

  • ワイヤード ロケーションが機能するためには、まず、ip device tracking グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力する必要があります。

LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定方法

LLDP のイネーブル化

LLDP をイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

手順の概要

    1.    configure terminal

    2.    lldp run

    3.    interface interface-id

    4.    lldp transmit

    5.    lldp receive

    6.    end

    7.    show lldp

    8.    copy running-config startup-config


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1configure terminal


    例:
    
    Switch# configure terminal
    
    
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2lldp run


    例:
    
    Switch (config)# lldp run
    
    
     

    スイッチの全体的で LLDP をイネーブルにします。

     
    ステップ 3interface interface-id


    例:
    
    Switch (config)# interface 
    gigabitethernet2/0/1
    
    
     

    LLDP をイネーブルにするインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 4lldp transmit


    例:
    
    Switch(config-if)# lldp transmit
    
    
     

    LLDP パケットを送信するようにインターフェイスをイネーブルにします。

     
    ステップ 5lldp receive


    例:
    
    Switch(config-if)# lldp receive
    
    
     

    LLDP パケットを受信するようにインターフェイスをイネーブルにします。

     
    ステップ 6end


    例:
    
    Switch(config-if)# end
    
    
     

    特権 EXEC モードに戻ります。

     
    ステップ 7show lldp


    例:
    
    Switch# show lldp
    
    
     

    設定を確認します。

     
    ステップ 8copy running-config startup-config


    例:
    
    Switch# copy running-config 
    startup-config
    
    
     

    (任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

     

    LLDP 特性の設定

    LLDP 更新の頻度、情報を廃棄するまでの保持期間、および初期化遅延時間を設定できます。 送受信する LLDP および LLDP-MED TLV も選択できます。

    LLDP 特性を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。


    (注)  


    ステップ 2 ~ 5 は任意であり、どの順番で実行してもかまいません。


    手順の概要

      1.    configure terminal

      2.    lldp holdtime seconds

      3.    lldp reinit delay

      4.    lldp timer rate

      5.    lldp tlv-select

      6.    interface interface-id

      7.    lldp med-tlv-select

      8.    end

      9.    show lldp

      10.    copy running-config startup-config


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1configure terminal


      例:
      
      Switch# configure terminal
      
      
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2lldp holdtime seconds


      例:
      
      Switch(config)# lldp holdtime 120
      
      
       

      (任意)デバイスから送信された情報を受信側デバイスが廃棄するまで保持する必要がある期間を指定します。

      指定できる範囲は 0 ~ 65535 秒です。デフォルトは 120 秒です。

       
      ステップ 3lldp reinit delay


      例:
      
      Switch(config)# lldp reinit 2
      
      
       

      (任意)任意のインターフェイス上で LLDP の初期化の遅延時間(秒)を指定します。

      指定できる範囲は 2 ~ 5 秒です。デフォルトは 2 秒です。

       
      ステップ 4lldp timer rate


      例:
      
      Switch(config)# lldp timer 30
      
      
       

      (任意)インターフェイス上で LLDP の更新の遅延時間(秒)を指定します。

      指定できる範囲は 5 ~ 65534 秒です。デフォルトは 30 秒です。

       
      ステップ 5lldp tlv-select


      例:
      
      Switch(config)# tlv-select
      
      
       

      (任意)送受信する LLDP TLV を指定します。

       
      ステップ 6interface interface-id


      例:
      
      Switch (config)# interface 
      gigabitethernet2/0/1
      
      
       

      LLDP をイネーブルにするインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 7lldp med-tlv-select


      例:
      
      Switch (config-if)# lldp 
      med-tlv-select inventory management
      
      
       

      (任意)送受信する LLDP-MED TLV を指定します。

       
      ステップ 8end


      例:
      
      Switch (config-if)# end
      
      
       

      特権 EXEC モードに戻ります。

       
      ステップ 9show lldp


      例:
      
      Switch# show lldp
      
      
       

      設定を確認します。

       
      ステップ 10copy running-config startup-config


      例:
      
      Switch# copy running-config 
      startup-config
      
      
       

      (任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

       

      LLDP-MED TLV の設定

      デフォルトでは、スイッチはエンド デバイスから LLDP-MED パケットを受信するまで、LLDP パケットだけを送信します。 スイッチは、MED TLV を持つ LLDP も送信します。 LLDP-MED エントリが期限切れになった場合は、スイッチは再び LLDP パケットだけを送信します。

      lldp インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すれば、インターフェイスが次の表にリストされている TLV を送信しないように設定できます。

      表 2 LLDP-MED TLV

      LLDP-MED TLV

      説明

      inventory-management

      LLDP-MED インベントリ管理 TLV

      location

      LLDP-MED ロケーション TLV

      network-policy

      LLDP-MED ネットワーク ポリシー TLV

      power-management

      LLDP-MED 電源管理 TLV

      インターフェイス上で TLV をイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

      手順の概要

        1.    configure terminal

        2.    interface interface-id

        3.    lldp med-tlv-select

        4.    end

        5.    copy running-config startup-config


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1configure terminal


        例:
        
        Switch# configure terminal
        
        
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2interface interface-id


        例:
        
        Switch (config)# interface 
        gigabitethernet2/0/1
        
        
         

        LLDP をイネーブルにするインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 3lldp med-tlv-select


        例:
        
        Switch(config-if)# lldp med-tlv-select 
        inventory management
        
        
         

        イネーブルにする TLV を指定します。

         
        ステップ 4end


        例:
        
        Switch(config-if)# end
        
        
         

        特権 EXEC モードに戻ります。

         
        ステップ 5copy running-config startup-config


        例:
        
        Switch# copy running-config 
        startup-config
        
        
         

        (任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

         

        Network-Policy TLV の設定

        ネットワーク ポリシー プロファイルを作成し、ポリシー属性を設定して、インターフェイスに適用するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

        手順の概要

          1.    configure terminal

          2.    network-policy profile profile number

          3.    {voice | voice-signaling} vlan [vlan-id {cos cvalue | dscp dvalue}] | [[dot1p {cos cvalue | dscp dvalue}] | none | untagged]

          4.    exit

          5.    interface interface-id

          6.    network-policy profile number

          7.    lldp med-tlv-select network-policy

          8.    end

          9.    show network-policy profile

          10.    copy running-config startup-config


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1configure terminal


          例:
          
          Switch# configure terminal
          
          
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2network-policy profile profile number


          例:
          
          Switch(config)# network-policy profile 1
          
          
           

          ネットワーク ポリシー プロファイル番号を指定し、ネットワーク ポリシー コンフィギュレーション モードを開始します。 指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。

           
          ステップ 3{voice | voice-signaling} vlan [vlan-id {cos cvalue | dscp dvalue}] | [[dot1p {cos cvalue | dscp dvalue}] | none | untagged]

          例:
          Switch(config-network-policy)# voice vlan 100 cos 4
          
          
           

          ポリシー属性の設定:

          • voice:音声アプリケーション タイプを指定します。

          • voice-signaling:音声シグナリング アプリケーション タイプを指定します。

          • vlan:音声トラフィックのネイティブ VLAN を指定します。

          • vlan-id:(任意)音声トラフィックの VLAN を指定します。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

          • cos cvalue:(任意)設定された VLAN のレイヤ 2 プライオリティ サービス クラス(CoS)を指定します。 指定できる範囲は 0 ~ 7 です。デフォルト値は 5 です。

          • dscp dvalue:(任意)設定された VLAN の Differentiated Services Code Point(DSCP)値を指定します。 指定できる範囲は 0 ~ 63 です。デフォルト値は 46 です。

          • dot1p:(任意)IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように電話機を設定します。

          • none:(任意)音声 VLAN に関して IP Phone に指示しません。 IP Phone のキー パッドから入力された設定を使用します。

          • untagged:(任意)タグなしの音声トラフィックを送信するように IP Phone を設定します。 これが IP Phone のデフォルト設定になります。

          • untagged:(任意)タグなしの音声トラフィックを送信するように IP Phone を設定します。 これが IP Phone のデフォルト設定になります。

           
          ステップ 4exit


          例:
          
          Switch(config)# exit
          
          
           

          グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

           
          ステップ 5interface interface-id


          例:
          
          Switch (config)# interface gigabitethernet2/0/1
          
          
           

          ネットワーク ポリシー プロファイルを設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 6network-policy profile number


          例:
          
          Switch(config-if)# network-policy 1
          
          
           

          ネットワーク ポリシー プロファイル番号を指定します。

           
          ステップ 7lldp med-tlv-select network-policy


          例:
          Switch(config-if)# lldp med-tlv-select network-policy
          
          
           

          ネットワーク ポリシー TLV を指定します。

           
          ステップ 8end


          例:
          
          Switch(config)# end
          
          
           

          特権 EXEC モードに戻ります。

           
          ステップ 9show network-policy profile


          例:
          
          Switch# show network-policy profile
          
          
           

          設定を確認します。

           
          ステップ 10copy running-config startup-config


          例:
          
          Switch# copy running-config 
          startup-config
          
          
           

          (任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

           

          ロケーション TLV およびワイヤード ロケーション サービスの設定

          エンドポイントのロケーション情報を設定し、その設定をインターフェイスに適用するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

          手順の概要

            1.    configure terminal

            2.    location {admin-tag string | civic-location identifier {id | host} | elin-location string identifier id | custom-location identifier {id | host} | geo-location identifier {id | host}}

            3.    exit

            4.    interface interface-id

            5.    location {additional-location-information word | civic-location-id {id | host} | elin-location-id id | custom-location-id {id | host} | geo-location-id {id | host} }

            6.    end

            7.    次のいずれかを使用します。

            • show location admin-tag string
            • show location civic-location identifier id
            • show location elin-location identifier id

            8.    copy running-config startup-config


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1configure terminal


            例:
            
            Switch# configure terminal
            
            
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 2location {admin-tag string | civic-location identifier {id | host} | elin-location string identifier id | custom-location identifier {id | host} | geo-location identifier {id | host}}


            例:
            Switch(config)# location civic-location identifier 1
            Switch(config-civic)# number 3550
            Switch(config-civic)# primary-road-name "Cisco Way"
            Switch(config-civic)# city "San Jose"
            Switch(config-civic)# state CA
            Switch(config-civic)# building 19
            Switch(config-civic)# room C6
            Switch(config-civic)# county "Santa Clara"
            Switch(config-civic)# country US
             

            エンドポイントにロケーション情報を指定します。

            • admin-tag:管理タグまたはサイト情報を指定します。

            • civic-location:都市ロケーション情報を指定します。

            • elin-location:緊急ロケーション情報(ELIN)を指定します。

            • custom-location:カスタム ロケーション情報を指定します。

            • geo-location:地理空間のロケーション情報を指定します。

            • identifier id:都市、ELIN、カスタム、または地理ロケーションの ID を指定します。

            • host:ホストの都市、カスタム、または地理ロケーションを指定します。

            • string:サイト情報またはロケーション情報を英数字形式で指定します。

             
            ステップ 3exit


            例:
            
            Switch(config-civic)# exit
            
            
             

            グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

             
            ステップ 4interface interface-id


            例:
            
            Switch (config)# interface gigabitethernet2/0/1
            
            
             

            ロケーション情報を設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 5location {additional-location-information word | civic-location-id {id | host} | elin-location-id id | custom-location-id {id | host} | geo-location-id {id | host} }


            例:
            
            Switch(config-if)# location elin-location-id 1
            
            
             

            インターフェイスのロケーション情報を入力します。

            • additional-location-information:ロケーション(位置)に関する追加情報を指定します。

            • civic-location-id:インターフェイスのグローバル都市ロケーション情報を指定します。

            • elin-location-id:インターフェイスの緊急ロケーション情報を指定します。

            • custom-location-id:インターフェイスのカスタム ロケーション情報を指定します。

            • geo-location-id:インターフェイスの地理空間のロケーション情報を指定します。

            • host:ホストのロケーションの ID を指定します。

            • word:追加のロケーション情報を指定する語またはフレーズを指定します。

            • id:都市、ELIN、カスタム、または地理ロケーションの ID を指定します。 指定できる ID 範囲は 1 ~ 4095 です。

             
            ステップ 6end


            例:
            
            Switch(config-if)# end
            
            
             

            特権 EXEC モードに戻ります。

             
            ステップ 7次のいずれかを使用します。
            • show location admin-tag string
            • show location civic-location identifier id
            • show location elin-location identifier id


            例:
            
            Switch# show location admin-tag
            
            

            または

            
            Switch# show location civic-location 
            identifier
            
            

            または

            
            Switch# show location elin-location 
            identifier
            
            
             

            設定を確認します。

             
            ステップ 8copy running-config startup-config


            例:
            
            Switch# copy running-config 
            startup-config
            
            
             

            (任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

             

            スイッチ上でのワイヤード ロケーション サービスのイネーブル化

            スイッチ上でワイヤード ロケーション サービスをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

            手順の概要

              1.    configure terminal

              2.    nmsp notification interval {attachment | location} interval-seconds

              3.    end

              4.    show network-policy profile

              5.    copy running-config startup-config


            手順の詳細
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1configure terminal


              例:
              
              Switch# configure terminal
              
              
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 2nmsp notification interval {attachment | location} interval-seconds


              例:
              
              Switch(config)# nmsp notification interval location 10
              
              
               

              NMSP 通知間隔を指定します。

              attachment:接続通知間隔を指定します。

              location:位置通知間隔を指定します。

              interval-seconds:スイッチから MSE にロケーション更新または接続更新が送信されるまでの期間(秒)。 指定できる範囲は 1 ~ 30 です。デフォルト値は 30 です。

               
              ステップ 3end


              例:
              
              Switch(config)# end
              
              
               

              特権 EXEC モードに戻ります。

               
              ステップ 4show network-policy profile


              例:
              Switch# show network-policy profile
              
              
               

              設定を確認します。

               
              ステップ 5copy running-config startup-config


              例:
              
              Switch# copy running-config startup-config
              
              
               

              (任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

               

              LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定例

              Network-Policy TLV の設定:例

              次に、CoS を持つ音声アプリケーションの VLAN 100 を設定して、インターフェイス上のネットワーク ポリシー プロファイルおよびネットワーク ポリシー TLV をイネーブルにする例を示します。

              Switch# configure terminal
              Switch(config)# network-policy 1
              Switch(config-network-policy)# voice vlan 100 cos 4
              Switch(config-network-policy)# exit
              Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1
              Switch(config-if)# network-policy profile 1
              Switch(config-if)# lldp med-tlv-select network-policy
              
              

              次の例では、プライオリティ タギングを持つネイティブ VLAN 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。

              
              Switchconfig-network-policy)# voice vlan dot1p cos 4
              Switchconfig-network-policy)# voice vlan dot1p dscp 34
              
              

              LLDP、LLDP-MED、ワイヤード ロケーション サービスのモニタリングとメンテナンス

              LLDP、LLDP-MED、ワイヤード ロケーション サービスのモニタリングとメンテナンスのコマンド

              コマンド

              説明

              clear lldp counters

              トラフィック カウンタを 0 にリセットします。

              clear lldp table

              LLDP ネイバー情報テーブルを削除します。

              clear nmsp statistics

              NMSP 統計カウンタをクリアします。

              show lldp

              送信頻度、送信するパケットのホールドタイム、LLDP 初期化の遅延時間のような、インターフェイス上のグローバル情報を表示します。

              show lldp entry entry-name

              特定のネイバーに関する情報を表示します。

              アスタリスク(*)を入力すると、すべてのネイバーの表示、またはネイバーの名前の入力が可能です。

              show lldp interface [interface-id]

              LLDP がイネーブルに設定されているインターフェイスに関する情報を表示します。

              表示対象を特定のインターフェイスに限定できます。

              show lldp neighbors [interface-id] [detail]

              デバイス タイプ、インターフェイスのタイプや番号、ホールドタイム設定、機能、ポート ID など、ネイバーに関する情報を表示します。

              特定のインターフェイスに関するネイバー情報だけを表示したり、詳細表示にするため表示内容を拡張したりできます。

              show lldp traffic

              送受信パケットの数、廃棄したパケットの数、認識できない TLV の数など、LLDP カウンタを表示します。

              show location admin-tag string

              指定した管理タグまたはサイトのロケーション情報を表示します。

              show location civic-location identifier id

              特定のグローバル都市ロケーションのロケーション情報を表示します。

              show location elin-location identifier id

              緊急ロケーションのロケーション情報を表示します。

              show network-policy profile

              設定されたネットワークポリシー プロファイルを表示します。

              show nmsp

              NMSP 情報を表示します。

              LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの追加情報

              エラー メッセージ デコーダ

              説明 Link

              このリリースのシステム エラー メッセージを調査し解決するために、エラー メッセージ デコーダ ツールを使用します。

              https:/​/​www.cisco.com/​cgi-bin/​Support/​Errordecoder/​index.cgi

              MIB

              MIB MIB のリンク

              本リリースでサポートするすべての MIB

              選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

              http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

              テクニカル サポート

              説明 リンク

              シスコのサポート Web サイトでは、シスコの製品やテクノロジーに関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルやツールをはじめとする豊富なオンライン リソースを提供しています。

              お使いの製品のセキュリティ情報や技術情報を入手するために、Cisco Notification Service(Field Notice からアクセス)、Cisco Technical Services Newsletter、Really Simple Syndication(RSS)フィードなどの各種サービスに加入できます。

              シスコのサポート Web サイトのツールにアクセスする際は、Cisco.com のユーザ ID およびパスワードが必要です。

              http:/​/​www.cisco.com/​support

              LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの機能情報

              リリース

              変更内容

              Cisco IOS XE 3.2SE

              この機能が導入されました。