インターフェイスおよびハードウェア コンポーネント コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE Release 3SE(Catalyst 3650 スイッチ)
PoE の設定
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機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http:/​/​www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

PoE について

Power over Ethernet(PoE)ポート

Power over Ethernet(PoE)対応スイッチ ポートでは、回路に電力が供給されていないことをスイッチが検出した場合、接続している次のデバイスに電力が自動的に供給されます。

  • シスコ先行標準受電デバイス(Cisco IP Phone および Cisco Aironet アクセス ポイントなど)

  • IEEE 802.3af 準拠の受電装置

  • IEEE 802.3at 準拠の受電装置

受電デバイスが PoE スイッチ ポートおよび AC 電源に接続されている場合、冗長電力として利用できます。 受電装置が PoE ポートにだけ接続されている場合、受電装置には冗長電力は供給されません。

受電デバイスを検出すると、スイッチは受電デバイスの電力要件を判断し、受電デバイスへの電力供給を許可または拒否します。 また、スイッチは消費電力をモニタリングおよびポリシングすることで、装置の電力の消費をリアルタイムに検知できます。

サポート対象のプロトコルおよび標準

スイッチは PoE のサポートで次のプロトコルと規格を使用します。

  • 電力の消費について CDP を使用:受電デバイスは、スイッチに消費している電力量を通知します。 スイッチはこの電力消費に関するメッセージに応答しません。 スイッチは、PoE ポートに電力を供給するか、このポートへの電力を取り除くだけです。

  • シスコ インテリジェント電力管理:受電デバイスおよびスイッチは、電力ネゴシエーション CDP メッセージによって電力消費レベルについてネゴシエーションを行います。 このネゴシエーションにより、7 W より多くを消費する高電力のシスコ受電デバイスは、最も高い電力モードで動作できるようになります。 受電デバイスは、最初に低電力モードでブートして 7 W 未満の電力を消費し、ネゴシエーションを行って高電力モードで動作するための十分な電力を取得します。 受電装置が高電力モードに切り替わるのは、スイッチから確認を受信した場合に限られます。

    高電力装置は、電力ネゴシエーション CDP をサポートしないスイッチで低電力モードによって動作できます。

    シスコのインテリジェントな電力管理の機能には、電力消費に関して CDP との下位互換性があるため、スイッチは、受信する CDP メッセージに従って応答します。 CDP はサードパーティの受電デバイスをサポートしません。このため、スイッチは、IEEE 分類を使用して装置の消費電力を判断します。

  • IEEE 802.3a:この規格の主な機能は、受電装置の検出、電力の管理、切断の検出です。オプションとして受電装置の電力分類があります。 詳細については、この規格を参照してください。

  • IEEE 802.3at:PoE+ 標準では、受電デバイスに供給される最大電力が、1 ポートあたり 15.4 W から 30 W に増えました。

受電装置の検出および初期電力割り当て

スイッチは、PoE 対応ポートがシャットダウンの状態でなく、PoE はイネーブルになっていて(デフォルト)、接続した装置は AC アダプタから電力供給されていない場合、シスコの先行標準受電デバイスまたは IEEE 準拠の受電デバイスを検出します。

装置の検出後、スイッチは、次のように装置のタイプに応じて電力要件を判断します。

  • シスコ先行標準の受電デバイスは、スイッチがそのデバイスを検出しても電力要件を提供しないので、スイッチは、電力バジェットの初期割り当てとして 15.4 W を割り当てます。

    初期電力割り当ては、受電デバイスが要求する最大電力量です。 スイッチは、受電デバイスを検出および電力供給する場合、この電力を最初に割り当てます。 スイッチが受電デバイスから CDP メッセージを受信し、受電デバイスが CDP 電力ネゴシエーション メッセージを通じてスイッチと電力レベルをネゴシエートしたときに、初期電力割り当てが調整される場合があります。

  • スイッチは検出した IEEE 装置を消費電力クラス内で分類します。 スイッチは、電力バジェットに使用可能な電力量に基づいて、ポートに通電できるかどうかを決定します。 表 1 に、各種レベルの一覧を示します。

表 1 IEEE 電力分類

クラス

スイッチから要求される最大電力レベル

0(クラス ステータスは不明)

15.4 W

1

4 W

2

7 W

3

15.4 W

4

30 W(IEEE 802.3at タイプ 2 準拠の受電デバイスの場合)

スイッチは電力要求をモニタリングおよび追跡して必要な場合にだけ電力供給を許可します。 スイッチは自身の電力バジェット(PoE のスイッチで使用可能な電力量)を追跡します。 電力の供給許可または拒否がポートで行われると、スイッチはパワーアカウンティング計算を実行し、電力バジェットを最新に保ちます。

電力がポートに適用されたあとで、スイッチは CDP を使用して、接続されたシスコ受電デバイスの CDP 固有の電力消費要件を調べます。この要件は、CDP メッセージに基づいて割り当てられる電力量です。 これに従って、スイッチは電力バジェットを調整します。 これは、サードパーティの PoE 装置には適用されません。 スイッチは要件を処理して電力の供給を許可または拒否します。 要求が許可されると、スイッチは電力バジェットを更新します。 要求が拒否された場合は、スイッチはポートの電力がオフに切り替わっていることを確認し、syslog メッセージを生成して LED を更新します。 受電デバイスはより多くの電力について、スイッチとのネゴシエーションを行うこともできます。

PoE+ では、受電デバイスが最大 30 W の電力ネゴシエーションのために、Media Dependent Interface(MDI)の Type, Length, and Value description(TLV)、Power-via-MDI TLV で IEEE 802.3at および LLDP 電源を使用します。 シスコの先行標準受電デバイスおよび IEEE 受電デバイスでは、CDP または IEEE 802.3at power-via-MDI 電力ネゴシエーション メカニズムにより最大 30 W の電力レベルを要求できます。


(注)  


クラス 0、クラス 3、およびクラス 4 の受電デバイスの初期割り当ては 15.4 W です。 装置が起動し、CDP または LLDP を使用して 15.4 W を超える要求を送信する場合、最大 30 W を割り当てることができます。



(注)  


ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスでは、CDP 固有の電力消費要件を実際電力消費要件と呼んでいます。


不足電圧、過電圧、オシレータ障害、または短絡状態による障害をスイッチが検出した場合、ポートへの電源をオフにし、syslog メッセージを生成し、電力バジェットと LED を更新します。

PoE 機能は、スイッチがスタック メンバーであるかどうかに関係なく、同じように動作します。 電力バジェットはスイッチごとであり、スタックの他のスイッチとは無関係です。 新しいアクティブ スイッチの選択は、PoE の動作に影響を与えません。 アクティブ スイッチは、スタック内のすべてのスイッチおよびポートの PoE のステータスを追跡し続け、出力表示にそのステータスを含めます。

電力管理モード

スイッチでは、次の PoE モードがサポートされます。

  • auto:接続されている装置で電力が必要であるかどうか、スイッチが自動的に検出します。 ポートに接続されている受電デバイスをスイッチが検出し、スイッチに十分な電力がある場合、スイッチは電力を供給して電力バジェットを更新し、先着順でポートの電力をオンに切り替えて LED を更新します。 LED の詳細については、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。

    すべての受電デバイス用としてスイッチに十分な電力がある場合は、すべての受電デバイスが起動します。 スイッチに接続された受電デバイスすべてに対し十分な電力が利用できる場合、すべての装置に電力を供給します。 使用可能な PoE がない場合、または他の装置が電力供給を待機している間に装置の接続が切断されて再接続した場合、どの装置へ電力を供給または拒否されるかが判断できなくなります。

    許可された電力がシステムの電力バジェットを超えている場合、スイッチは電力を拒否し、ポートへの電力がオフになっていることを確認したうえで syslog メッセージを生成し、LED を更新します。 電力供給が拒否された後、スイッチは定期的に電力バジェットを再確認し、継続して電力要求の許可を試みます。

    スイッチにより電力を供給されている装置が、さらに壁面コンセントに接続している場合、スイッチは装置に電力を供給し続ける場合があります。 このとき、装置がスイッチから受電しているか、AC 電源から受電しているかにかかわらず、スイッチは引き続き装置へ電力を供給していることを報告し続ける場合があります。

    受電デバイスが取り外された場合、スイッチは切断を自動的に検出し、ポートから電力を取り除きます。 非受電装置を接続しても、その装置に障害は発生しません。

    ポートで許可される最大ワット数を指定できます。 受電デバイスの IEEE クラス最大ワット数が設定されている最大値より大きい場合、スイッチはそのポートに電力を供給しません。 スイッチが受電デバイスに電力供給したが、受電デバイスが設定の最大値より多くの電力を CDP メッセージによって後で要求した場合、スイッチはポートの電力を取り除きます。 その受電デバイスに割り当てられていた電力は、グローバル電力バジェットに送られます。 ワット数を指定しない場合、スイッチは最大値の電力を供給します。 任意の PoE ポートで auto 設定を使用してください。 auto モードがデフォルト設定です。

  • static:スイッチは、受電デバイスが接続されていなくてもポートに電力をあらかじめ割り当て、そのポートで電力が使用できるようにします。 スイッチは、設定された最大ワット数をポートに割り当てます。その値は、IEEE クラスまたは受電デバイスからの CDP メッセージによって調節されることはありません。 これは、電力があらかじめ割り当てられていることから、最大ワット数以下の電力を使用するすべての受電デバイスが固定ポートに接続されている場合に電力が保証されるためです。 ポートはもう先着順方式ではなくなります。

    ただし、受電装置の IEEE クラスが最大ワット数を超えると、スイッチは装置に電力を供給しません。 受電デバイスが最大ワット数を超える電力を消費していることを CDP メッセージによって知ると、スイッチは受電デバイスをシャットダウンします。

    ワット数を指定しない場合、スイッチは最大数をあらかじめ割り当てます。 スイッチは、受電デバイスを検出した場合に限り、ポートに電力を供給します。 優先順位が高いインターフェイスには、static 設定を使用してください。

  • never:スイッチは受電装置の検出をディセーブルにして、電力が供給されていない装置が接続されても、PoE ポートに電力を供給しません。 PoE 対応ポートに電力を絶対に適用せず、そのポートをデータ専用ポートにする場合に限り、このモードを使用してください。

ほとんどの場合、デフォルトの設定(自動モード)の動作は適切に行われ、プラグアンドプレイ動作が提供されます。 それ以上の設定は必要ありません。 しかし、プライオリティの高い PoE ポートを設定したり、PoE ポートをデータ専用にしたり、最大ワット数を指定して高電力受電デバイスをポートで禁止したりする場合は、このタスクを実行します。

PoE 設定を変更するとき、設定中のポートでは電力が低下します。 新しい設定、その他の PoE ポートの状態、電力バジェットの状態により、そのポートの電力は再びアップしない場合があります。 たとえば、ポート 1 が自動でオンの状態になっていて、そのポートを固定モードに設定するとします。 スイッチはポート 1 から電力を取り除き、受電デバイスを検出してポートに電力を再び供給します。 ポート 1 が自動でオンの状態になっていて、最大ワット数を 10 W に設定した場合、スイッチはポートから電力を取り除き、受電デバイスを再び検出します。 受電デバイスがクラス 1、クラス 2、シスコ専用受電デバイスのうちいずれかである場合、スイッチはポートに電力を再び供給します。

電力モニタリングおよび電力ポリシング

リアルタイムの消費電力のポリシングをイネーブルにした場合、受電デバイスが最大割り当て(カットオフ電力値)を超えて電力を消費すると、スイッチはアクションを開始します。

PoE がイネーブルである場合、スイッチは受電デバイスのリアルタイムの電力消費を検知します。 接続されている受電デバイスのリアルタイム電力消費をスイッチが監視することを、電力モニタリングまたは電力検知といいます。 また、スイッチはパワー ポリシング機能を使用して消費電力をポリシングします。

電力モニタリングは、シスコのインテリジェントな電力管理および CDP ベースの消費電力に対して下位互換性があります。 電力モニタリングはこれらの機能とともに動作して、PoE ポートが受電デバイスに電力を供給できるようにします。

スイッチは次のようにして、接続されている装置のリアルタイム電力消費を検知します。

  1. スイッチは、個々のポートでリアルタイム消費電力をモニタリングします。

  2. スイッチは、ピーク時の電力消費を含め、電力消費を記録します。 スイッチは CISCO-POWER-ETHERNET-EXT-MIB を介して情報を報告します。

  3. 電力ポリシングがイネーブルの場合、スイッチはリアルタイムの消費電力を装置に割り当てられた最大電力と比較して、消費電力をポリシングします。 最大消費電力は、PoE ポートでカットオフ電力とも呼ばれます。

    装置がポートで最大電力割り当てを超える電力を使用すると、スイッチは、スイッチ コンフィギュレーションに基づいて、ポートへの電力をオフにするか、受電装置に電力を供給しながら syslog メッセージを生成して LED(ポート LED はオレンジ色で点滅)を更新することができます。 デフォルトでは、すべての PoE ポートで消費電力のポリシングはディセーブルになっています。

    PoE の errdisable ステートからのエラー回復がイネーブルの場合、指定の時間の経過後、スイッチは PoE ポートを errdisable ステートから自動的に回復させます。

    エラー回復がディセーブルの場合、shutdown および no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、手動で PoE ポートをイネーブルにできます。

  4. ポリシングがディセーブルの場合、受電デバイスが PoE ポートに割り当てられた最大電力より多くの量を消費し、スイッチに悪影響を与える可能性がある場合でも、アクションは実行されません。

電力消費値

ポートの初期電力割り当ておよび最大電力割り当てを設定することができます。 ただし、これらの値は、スイッチが PoE ポートの電力をオンまたはオフにするときを指定するために設定する値です。 最大電力割り当ては、受電デバイスの実際の電力と同じではありません。 スイッチによって電力ポリシングに使用される実際のカットオフ電力値は、設定済みの電力値と同等ではありません。

電力ポリシングがイネーブルの場合、スイッチは、スイッチ ポートで、受電装置の消費電力を超える消費電力ポリシングを行います。 最大電力割り当てを手動で設定する場合、スイッチ ポートと受電デバイス間のケーブルでの電力損失を考慮する必要があります。 カットオフ電力とは、受電デバイスの定格消費電力とケーブル上での最悪時の電力損失を合計したものです。

スイッチの PoE がイネーブルの場合、電力ポリシングをイネーブルにすることを推奨します。 たとえば、ポリシングがディセーブルで、power inline auto max 6300 インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してカットオフ値を設定すると、PoE ポートに設定される最大電力割り当ては 6.3 W(6300 mW)です。 装置が 6.3 W までの電力を必要とする場合、スイッチはポートに接続されている装置に電力を供給します。 CDP によるパワー ネゴシエーション実施後の値または IEEE 分類値が設定済みカットオフ値を超えると、スイッチは接続されている装置に電力を供給しなくなります。 スイッチは PoE ポートで電力をオンにしたあとは、受電装置のリアルタイム電力消費のポリシングを行わないので、受電装置は最大割り当て量を超えて電力を消費できることになり、スイッチと、他の PoE ポートに接続されている受電装置に悪影響を及ぼすことがあります。

スタンドアロン スイッチでは内部電源装置がサポートされるため、受電デバイスが利用できる総電力量は電源装置の設定によって異なります。

  • 電源装置を取り外して、低電力の新しい電源装置に交換すると、スイッチは受電デバイスに対して十分な電力を供給できなくなり、auto モードでポート番号の降順に従って PoE ポートへの電力供給を拒否します。 これでも十分な電力を利用できない場合、スイッチは、static モードでポート番号の降順に従って PoE ポートへの電力供給を拒否します。

  • 新しい電源装置の電力が前の電源装置より大きく、スイッチが大電力を使用できる場合、スイッチは static モードでポート番号の昇順に従って PoE ポートへの電力供給を許可します。 これでもまだ使用可能な電力がある場合、スイッチは、ポート番号の昇順に従って auto モードで PoE ポートへの電力供給を許可します。

PoE の設定方法

PoE ポートの電力管理モードの設定

手順の概要

    1.    configure terminal

    2.    interface interface-id

    3.    power inline {auto [max max-wattage] | never | static [max max-wattage]}

    4.    end

    5.    show power inline [interface-id | module switch-number]


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1configure terminal


    例:
    Switch# configure terminal 
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2interface interface-id


    例:
    Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/1 
     

    設定する物理ポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3power inline {auto [max max-wattage] | never | static [max max-wattage]}


    例:
    Switch(config-if)# power inline auto 
     

    ポートの PoE モードを設定します。 キーワードの意味は次のとおりです。

    • auto:受電装置の検出をイネーブルにします。 十分な電力がある場合は、装置の検出後に PoE ポートに電力を自動的に割り当てます。 これがデフォルト設定です。

    • max max-wattage:ポートで許可されている電力を制限します。 PoE+ ポートの範囲は 4000 ~ 30000 mW です。 値を指定しない場合は、最大電力が供給されます。

    • never:装置検出とポートへの電力供給をディセーブルにします。

    (注)     

    ポートにシスコの受電デバイスが接続されている場合は、power inline never コマンドでポートを設定しないでください。 問題のあるリンクアップが発生し、ポートが errdisable ステートになることがあります。

    • static:受電装置の検出をイネーブルにします。 スイッチが受電デバイスを検出する前に、ポートへの電力を事前に割り当てます(確保します)。 スイッチは、装置が接続されていなくてもこのポートに電力を予約し、装置の検出時に電力が供給されることを保証します。

    スイッチは、自動モードに設定されたポートに電力を割り当てる前に、固定モードに設定されたポートに PoE を割り当てます。

     
    ステップ 4end


    例:
    Switch(config-if)# end
     

    特権 EXEC モードに戻ります。

     
    ステップ 5show power inline [interface-id | module switch-number]


    例:
    Switch# show power inline 
     

    スイッチまたはスイッチ スタックに関する、または指定したインターフェイスに関する、または指定したスタック メンバに関する PoE ステータスを表示します。

    module switch-number キーワードは、スタッキング対応スイッチだけでサポートされます。

     

    電力ポリシングの設定

    デフォルトでは、スイッチは接続されている受電デバイスの消費電力をリアルタイムでモニタリングします。 消費電力に対するポリシングを行うようにスイッチを設定できます。 デフォルトではポリシングはディセーブルです。

    手順の概要

      1.    configure terminal

      2.    interface interface-id

      3.    power inline police [action{log | errdisable}]

      4.    exit

      5.    次のいずれかを使用します。

      • errdisable detect cause inline-power
      • errdisable recovery cause inline-power
      • errdisable recovery interval interval

      6.    exit

      7.    次のいずれかを使用します。

      • show power inline police
      • show errdisable recovery


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1configure terminal


      例:
      Switch# configure terminal 
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2interface interface-id


      例:
      Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/1 
       

      設定する物理ポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3power inline police [action{log | errdisable}]


      例:
      Switch(config-if)# power inline police 
       

      ポートでリアルタイム消費電力が最大電力割り当てを超えるときに、次のいずれかのアクションを実行するようにスイッチを設定します。

      • power inline police:PoE ポートをシャット ダウンし、ポートへの電力供給をオフにし、PoE ポートを errdisable ステートに移行します。

      (注)     

      errdisable detect cause inline-power グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、PoE errdisable の原因についてエラー検出をイネーブルにできます。 errdisable recovery cause inline-power interval interval グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、PoE errdisable ステートから回復するためのタイマーをイネーブルにすることもできます。

      • power inline police action errdisable:リアルタイムの電力消費がポートの最大電力割り当てを超過した場合、ポートへの電力をオフにします。

      • power inline police action log:ポートに電力を供給しながら syslog メッセージを生成します。

      action log キーワードを入力しない場合、デフォルトのアクションによってポートがシャットダウンされ、errdisable ステートになります。

       
      ステップ 4exit


      例:
      Switch(config-if)# exit
       

      グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

       
      ステップ 5次のいずれかを使用します。
      • errdisable detect cause inline-power
      • errdisable recovery cause inline-power
      • errdisable recovery interval interval


      例:
      Switch(config)# errdisable detect cause inline-power
      
      
      Switch(config)# errdisable recovery cause inline-power
      
      
      Switch(config)# errdisable recovery interval 100
      
      
       

      (任意)PoE errdisable ステートからのエラー回復をイネーブルにし、PoE 回復メカニズム変数を設定します。

      デフォルトでは、回復間隔は 300 秒です。

      interval interval では、errdisable ステートから回復する時間を秒単位で指定します。 指定できる範囲は 30 ~ 86400 です。

       
      ステップ 6exit


      例:
      Switch(config)# exit
       

      特権 EXEC モードに戻ります。

       
      ステップ 7次のいずれかを使用します。
      • show power inline police
      • show errdisable recovery


      例:
      Switch# show power inline police
      
      
      Switch# show errdisable recovery
      
      
       

      電力モニタリング ステータスを表示し、エラー回復設定を確認します。

       

      電力ステータスのモニタ

      表 2 電力ステータスの show コマンド

      コマンド

      目的

      show env power switch [switch-number]

      (任意)スタック内の各スイッチまたは指定したスイッチの内部電源装置のステータスを表示します。 指定できる範囲は、スタック内のスイッチ メンバ番号に従って 1 ~ 9 です。

      次のキーワードは、スタック対応スイッチ上でだけ使用できます。

      show power inline [interface-id | module switch-number]

      スイッチまたはスイッチ スタック、インターフェイス、またはスタック内の特定のスイッチの PoE ステータスを表示します。

      show power inline police

      電力ポリシングのデータを表示します。

      Additional References

      MIBs

      MIB MIBs Link

      All supported MIBs for this release.

      To locate and download MIBs for selected platforms, Cisco IOS releases, and feature sets, use Cisco MIB Locator found at the following URL:

      http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

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      PoE の機能情報

      リリース

      変更内容

      Cisco IOS XE 3.3SE

      この機能が導入されました。