スイッチ : Cisco Catalyst 2960-XR シリーズ スイッチ

クイックスタートガイド:Catalyst 2960-X および 2960-XR スイッチ

クイック スタート ガイド:スイッチ
発行日; 2014/02/24 |  ドキュメントご利用ガイド |ダウンロード ;   この章 pdf   |   フィードバック

目次

クイック スタート ガイド:スイッチ

このガイドには、Express Setup を使って Catalyst スイッチを初期設定する方法が記載されています。 また、スイッチ管理オプション、基本的なラックへの設置、スタック構成に関する注意事項、ポートとモジュールの接続手順、トラブルシューティング ヘルプについても説明します。


(注)  


スイッチの設置またはアップグレードの前に、リリース ノートを参照してください。


梱包内容

図 1. 梱包内容

1

Catalyst 2960-X スイッチ1

または、Catalyst 2960-XR スイッチ(電源モジュールの表示なし)

9

No.10 なべネジ X 4(48-0627-01)

2

AC 電源コード

10

Catalyst 2960-X スイッチでは、No.8 フラットヘッド ネジ X 4(48-2927-01)

Catalyst 2960-XR スイッチでは、No.8 フラットヘッド ネジ X 8(48-2927-01)

3

ゴム製の脚 X 4

11

No.4 なべネジ X 2(48-0482-01)3

4

マニュアル

12

黒の小ネジ X 1(48-0654-01)

5

19 インチ用マウント ブラケット X 2

13

(オプション)2 コンソール ケーブルまたは USB ケーブル

6

コネクタ3 冗長電源システム用カバー

14

(オプション)2 Cisco FlexStack-Plus モジュール

4

7

ケーブル ガイド

15

(オプション)2 4Cisco FlexStack ケーブル

8

No.12 なべネジ X 4(48-0523-01)

16

(オプション)2電源コード保持具(PWR-CLP)

1 この例では Catalyst 2960X-48FPD-L スイッチ を例として取り上げています。 スイッチのモデルによっては外観が異なる場合があります。
2 発注可能です。
3 RPS ポートのあるモデルでのみ使用可能な部品。
4 FlexStack-Plus ポートのあるスイッチでのみ使用可能な部品。

Express Setup の実行

はじめる前に

初めてスイッチをセットアップする場合、Express Setup を使って初期 IP 情報を入力する必要があります。 IP 情報を入力すると、スイッチをローカル ルータとネットワークに接続できます。 これにより、IP アドレスを使ってスイッチにアクセスし、詳細設定できるようになります。


(注)  


CLI ベースの初期セットアップ プログラムを使用するには、Cisco.com のスイッチ ハードウェア ガイドを参照してください。


スイッチを設定するには以下の機器が必要です。

  • Windows Vista、Windows XP、または Windows 2000 のいずれかがインストールされた PC。 使用可能なノート PC やブラウザは他にもあります。
  • Javascript が有効な Web ブラウザ(Internet Explorer 5.5、 6.0、7.0、Firefox 1.5、2.0、3.0)。
  • カテゴリ 5 または 6 のストレートまたはクロス イーサネット ケーブル。

(注)  


Express Setup の実行前に、ブラウザ ソフトウェアのポップアップ ブロックやプロキシ設定、および PC で実行しているワイヤレス クライアントをディセーブルにします。


手順
    ステップ 1   スイッチに何も接続されていないことを確認してください。


    ステップ 2   Express Setup の実行中、スイッチは DHCP サーバとして動作します。 PC に固定 IP アドレスが設定されている場合は、DHCP を使用するように PC の設定を一時的に設定してから次の手順に進みます。

    (注)     

    固定 IP アドレスを書き留めておきます。 この IP アドレスはステップ 12 で必要となります。

    ステップ 3   スイッチの電源モジュールおよびアースした AC 電源コンセントに AC 電源コードを接続し、スイッチに電源を入れます。

    Catalyst 2960-XR スイッチに電源を取り付ける方法については、次の場所からハードウェア ガイドを入手して参照してください。http:/​/​www.cisco.com/​go/​cat2960xr_​docs



    ステップ 4   POST の結果を観察します。

    スイッチに電源を入れてから約 30 秒すると、電源投入時セルフテスト(POST)が開始されます。POST の完了までには最大 5 分かかります。

    POST の実行中は、SYST(システム)LED がグリーンに点滅します。 POST が完了すると、SYST LED がグリーンに点灯します。 MAST(マスター)LED がグリーンが点灯しているスイッチは、スタック マスターとして動作します。

    POST が完了するまで待機してから、次の手順に進みます。

    (注)     

    SYST LED がグリーンに変わらない場合や、オレンジが点灯した場合は、スイッチの POST に失敗したことを示します。 シスコ担当者またはリセラーに連絡してください。

    ステップ 5   SYST、MAST、および STAT LED にグリーンが点灯した場合は、[Mode] ボタンを押し、[Mode] ボタンの横のすべての LED にグリーンが点灯するまで、[Mode] ボタンを押し続けます。

    3 秒以上押し続けることが必要な場合があります。

    スイッチが Express Setup モードになります。



    (注)     

    MODE ボタンを押すとボタンの横の LED が点滅する場合は、MODE ボタンを放します。 LED が点滅する場合はスイッチが設定済みであり、Express Setup モードを開始できません。 スイッチのリセットを参照してください。

    ステップ 6   カテゴリ 5 または 6 イーサネット ケーブルをポートに接続します。


    • 10/100/1000 または 10/100/1000 PoE+ イーサネット ポート
    • RJ-45 イーサネット管理ポート

    ケーブルのもう一端を PC のイーサネット ポートに接続します。

    次の手順に進む前に、スイッチと PC またはノート PC のポート LED がグリーン(点灯または点滅)になるまで待機します。 LED がグリーンの場合は、接続に成功したことを示しています。

    (注)     
    約 30 秒経過してもポート LED がグリーンにならない場合は、次の項目を確認してください。
    • イーサネット ケーブルをダウンリンク スイッチ ポートのいずれか(コンソール ポートではなく)に接続していること。
    • 損傷のないカテゴリ 5 または 6 のイーサネット ケーブルを使用していること。
    • その他のデバイスがオンになっていること。
    ステップ 7   Web ブラウザに IP アドレス https://10.0.0.1 を入力します。 メッセージが表示されたら、デフォルトのパスワード「cisco」を入力します。

    (注)     

    ユーザ名フィールド内のテキストは無視されます。

    [Express Setup] ウィンドウが表示されます。 [Express Setup] ウィンドウが表示されない場合、ブラウザのポップアップ ブロックやプロキシ設定がすべて無効になっているかどうか、PC またはノート PC のワイヤレス クライアントがすべて無効になっているかどうかを確認してください。

    ステップ 8   [Network Settings] フィールドに、次の情報を入力します。

    (注)     

    情報はすべて英数字で入力する必要があります。

    • [Management Interface (VLAN ID)] フィールドにデフォルト値の 1 を入力します。 デフォルトの VLAN 値を使用することを推奨します。 Express Setup の実行中、スイッチ上の VLAN は VLAN 1 だけです。 スイッチを管理する管理インターフェイスを変更する場合に限り、新しい VLAN ID を入力します。 VLAN ID の範囲は 1 ~ 1001 です。
    • [IP Address] フィールドにスイッチの IP アドレスを入力します。
    • [Subnet Mask] フィールドのドロップダウン矢印をクリックし、サブネット マスクを選択します。
    • [Default Gateway] フィールドに、デフォルト ゲートウェイ(ルータ)の IP アドレスを入力します。
    • [Switch Password] フィールドにパスワードを入力します。 このパスワードは 2 ~ 25 文字の英数字で、数字から開始でき、大文字と小文字が区別されます。スペースを挿入できますが、最初と最後にスペースを使用することはできません。 [Confirm Switch Password] フィールドにもう一度パスワードを入力します。
    (注)     

    デフォルト パスワードの「cisco」から、パスワードを変更する必要があります。

    (任意)Ethernet Management Port Settings フィールドに次の情報を入力します。

    • IP Addressフィールドに、イーサネット管理ポートの IP アドレスを入力します。
    • [Subnet Mask] フィールドでドロップダウン矢印をクリックし、[IP Subnet Mask] フィールドを選択します。次に、ドロップダウン矢印をクリックし、IP サブネット マスクを選択します。
    ステップ 9   オプションのフィールドに情報を入力します。

    [Express Setup] ウィンドウで、その他の管理設定を入力できます。 たとえば、オプションの管理設定によって、スイッチを特定および同期し、管理を拡張します。 スイッチ クロックは、NTP を使用してネットワークと自動的に同期されます。 スイッチに異なる時間を設定する場合には、システム クロックを手動で設定できます。

    ステップ 10   [Submit] をクリックして変更を保存し、初期設定を完了します。

    [Submit] をクリックすると、次のようになります。

    • スイッチの設定が完了し Express Setup モードが終了します。
    • ブラウザに警告メッセージが表示されて、スイッチの以前の IP アドレスによる接続が試行されます。 多くの場合、設定されたスイッチの IP アドレスと PC の IP アドレスのサブネットが異なっていることが原因で、PC とスイッチの接続が失われます。 [Express Setup] のフィールドの詳細については、[Express Setup] ウィンドウのオンライン ヘルプを参照してください。
    ステップ 11   スイッチを PC から切り離し、ネットワーク内に設置します。
    ステップ 12   ステップ 2 で PC の固定 IP アドレスを変更した場合は、固定 IP アドレスを以前の設定に戻してください。
    ステップ 13   Cisco Network Assistant と Device Manager のいずれかまたは両方を使用してスイッチを管理できるようになっています。 スイッチの設定と管理については、「スイッチの管理」を参照してください。 Cisco.com から Cisco Network Assistant をダウンロードし、Cisco Network Assistant を使用してスイッチを管理することを強く推奨します。

    Device Manager を表示するには、次の手順に従います。

    • PC またはノート PC で Web ブラウザを起動します。
    • Web ブラウザにスイッチの IP アドレス、ユーザ名、パスワードを入力し、Enterキーを押します。 [Device Manager] ページが表示されます。 Device Manager が表示されない場合は、次の点を確認します。
      • ネットワークに接続されているスイッチ ポートの LED がグリーンであることを確認します。
      • スイッチへのアクセスに使用しているデスクトップ PC やノート PC がネットワークに接続していることを、ネットワーク内の既知の Web サーバに接続して確認します。 ネットワークに接続していない場合は、デスクトップ PC やノート PC でネットワーク設定のトラブルシューティングを実行してください。
      • ブラウザで入力したスイッチの IP アドレスが正しいことを確認します。
      • ブラウザに入力したスイッチの IP アドレスが正しく、スイッチ インターフェイスの LED がグリーンになっており、PC やノート PC がネットワークに接続している場合は、PC やノート PC をスイッチに再接続し、トラブルシューティングを続行します。 スイッチの IP アドレスと同じサブネット内の固定 IP アドレスをデスクトップ PC やノート PC に設定します。 たとえば次のように記述します。
        • スイッチの IP アドレスが 172.20.20.85 で、デスクトップ PC またはノート PC の IP アドレスが 172.20.20.84 の場合、2 つのデバイスは同じネットワーク上にあります。
        • スイッチの IP アドレスが 172.20.20.85 で、デスクトップ PC またはノート PC の IP アドレスが 10.0.0.2 の場合、2 つのデバイスは異なるネットワーク上にあるため、直接通信できません。
      • デスクトップ PC やノート PC に接続されているスイッチ ポートの LED がグリーンの場合は、Web ブラウザにスイッチの IP アドレスを再入力し、Device Manager を表示します。 Device Manager が表示されたら、設定を続行できます。

    スイッチの管理

    Express Setup が完了し、スイッチをネットワークに設置すると、次のいずれかを使用してその他の設定を実行できます。

    Device Manager

    スイッチを最も簡単に管理するには、スイッチ メモリの Device Manager を使用します。 この Web インターフェイスによって、設定とモニタリングをすばやく実行できます。 Device Manager には、Web ブラウザを通じてネットワーク上の任意の場所からアクセスできます。

    手順
      ステップ 1   PC またはワークステーションで Web ブラウザを起動します。
      ステップ 2   Web ブラウザにスイッチの IP アドレスを入力し、Enter を押します。 [Device Manager] ページが表示されます。
      ステップ 3   Device Manager を使用して、スイッチの基本的な設定やモニタリングを実行します。 詳細については、Device Manager のオンライン ヘルプを参照してください。
      ステップ 4   より詳細に設定するには、Cisco Network Assistant をダウンロードして実行します。これについては、次のセクションで説明します。

      Cisco Network Assistant

      Cisco Network Assistant は、Cisco.com からダウンロードして自分の PC で使用できるソフトウェアです。 Cisco Network Assistant には、スイッチ、スイッチ クラスタ、スイッチ スタック、ルータ、アクセス ポイントなどの複数の装置を構成してモニタするための詳細なオプションが用意されています。 Cisco Network Assistant は無償です。ダウンロード、インストール、使用しても料金は発生しません。

      次の URL にアクセスします。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​ps5931/​index.html

      手順
        ステップ 1   [Download Software] リンクをクリックし、ダウンロードするバージョンを選択します。

        アクセスするには Cisco.com にあらかじめ登録する必要があります(これ以外に必要なアクセス権限はありません)。

        ステップ 2   Network Assistant インストーラを検索します。
        ステップ 3   Network Assistant インストーラをダウンロードして、実行します (ブラウザに Web から直接実行する選択肢が表示された場合には、Web から直接実行できます)。
        ステップ 4   インストーラを実行するときは、表示される指示に従います。 最後の画面で [Finish] をクリックし、Network Assistant のインストールを終了します。

        詳細は、Network Assistant のオンライン ヘルプおよび『Getting Started Guide』を参照してください。


        コマンドライ ンインターフェイス(CLI)

        CLI を使用することにより Cisco IOS コマンドとパラメータを入力できます。 次のいずれかの方法を使用して CLI にアクセスします。

        RJ-45 コンソール ポート

        手順


          ステップ 1   付属の RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを、PC の標準の 9 ピン シリアル ポートに接続します。 ケーブルの反対側をスイッチのコンソール ポートに接続します。
          ステップ 2   PC で、端末エミュレーション プログラムを起動します。
          ステップ 3   PC 端末エミュレーション ソフトウェアを、9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、1 ストップ ビット、フロー制御なしに設定します。
          ステップ 4   CLI を使って、スイッチを設定するコマンドを入力します。

          スイッチのイーサネット管理ポート

          手順


            ステップ 1   PC のイーサネット ポートにカテゴリ 5 イーサネット ケーブルを接続します。 ケーブルのもう一端をスイッチのイーサネット管理ポートに接続します。
            ステップ 2   PC 上で Telnet セッションを開始します。
            ステップ 3   Express Setup の実行中に割り当てたスイッチの IP アドレスを入力します。
            ステップ 4   CLI を使って、スイッチを設定するコマンドを入力します。

            スイッチの USB ミニ B タイプ コンソール ポート

            手順


              ステップ 1   USB ケーブルを PC の USB ポートに接続します。 ケーブルのもう一端をスイッチのミニ B(5 ピン コネクタ)USB ポートに接続します。
              ステップ 2   PC で、端末エミュレーション プログラムを起動します。
              ステップ 3   PC 端末エミュレーション ソフトウェアを、9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、1 ストップ ビット、フロー制御なしに設定します。
              ステップ 4   CLI を使って、スイッチを設定するコマンドを入力します。 詳細については、『Software Configuration Guide』および『Command Reference』を参照してください。

              (注)     

              RJ-45 コンソール ポートと USB コンソール ポートは、同時に使用できません。 両方を接続した場合、USB コンソール ポートが RJ-45 ポートよりも優先されます。


              その他の管理オプション

              Cisco Prime Infrastructure は、Cisco Prime Network Control System(NCS)のワイヤレス機能と Cisco Prime LAN Management Solution(LMS)の有線機能を併せ持ち、さらには Cisco Prime Assurance Manager の多彩なアプリケーション パフォーマンス モニタリングやトラブルシューティングの機能も兼ね備えています。 詳細については、Cisco.com で提供されている Cisco Prime Infrastructure のマニュアルを参照してください。

              スイッチ スタックの計画と取り付け(オプション)


              (注)  


              このセクションは、Catalyst 2960-X および 2960-XR スタック構成可能スイッチにのみ適用されます。


              スタックに関する注意事項

              • Catalyst 2960-X または 2960-S スイッチのみを混在スイッチ スタックに接続します。

                (注)  


                混在スタックに設置できるのは Catalyst 2960-X または 2960-S スイッチのみです(最大 4 台)。 それ以外のスイッチと混在スタックを作成することはできません。 Catalyst 2960-XR スイッチは、混在スタックには追加できません。 他の Catalyst 2960-XR スイッチとのみスタック可能です。


              • FlexStack-Plus モジュールおよび FlexStack ケーブルを取り付けます。

                (注)  


                FlexStack-Plus モジュールはホットスワップ可能で、稼働中のスイッチにも挿入できます。


              • 適切なケーブルを、シスコの営業担当者に発注してください。 FlexStack ケーブルの長さは、コンフィギュレーションによって異なります。 以下に、使用可能な各サイズを示します。
                • CAB-STK-E-0.5M=(0.5 m のケーブル)
                • CAB-STK-E-1M=(1 m のケーブル)
                • CAB-STK-E-3M=(3 m のケーブル)
              • スイッチ背面パネルとラック背面に手が届くことを確認してください。

              FlexStack-Plus モジュールの取り付け


              (注)  


              FlexStack-Plus モジュールを使用しない場合、スイッチには常にブランク モジュールを取り付けます。


              この例では Catalyst 2960X-48P-L スイッチが使用されていますが、 他のスイッチにも同様にモジュールを取り付けることができます。

              手順
                ステップ 1   No.2 プラス ドライバを使用して、スイッチ背面パネルにある FlexStack-Plus モジュールのブランク カバーを取り外します。


                ステップ 2   FlexStack-Plus モジュールの両端を持って、モジュール スロットに差し込みます。 正しい位置にはめ込まれるまで、モジュールを完全に押し込みます。


                ステップ 3   モジュールの両側のネジをしっかりと固定します。


                (注)     

                ネジを締めすぎないように注意してください。


                スタックのケーブル接続

                図 2. 0.5 m の FlexStack ケーブルを使用したスイッチのスタック. これらの図は、垂直ラックまたは卓上にスタックされたスイッチを示します。 この方法では、接続の冗長性が確保されています。 この例では Catalyst 2960-X スイッチが使用されていますが、Catalyst 2960-XR スイッチも同様にスタックできます。

                図 3. 0.5 m および 3 m の FlexStack ケーブルを使用したスイッチのスタック

                スイッチの設置

                ここでは、基本の 19 インチ用ラックマウントについて説明します。 他のオプションのブラケットに関する情報は、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。 24 インチ ラックや壁面への設置など、その他のスイッチ設置手順やケーブル接続情報については、Cisco.com で提供されているハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。

                必要な工具と機器

                次の工具および機器を用意します。

                • スイッチをラックに設置するための No.2 プラス ドライバ。

                設置に関するガイドライン

                スイッチを設置する前に、次の注意事項が守られていることを確認してください。

                • スイッチの前面パネルと背面パネルの周囲には、次の条件を満たすようにスペースをとります。
                  • 前面パネルの LED がよく見えること。
                  • ポートに無理のないケーブル接続ができること。
                  • AC 電源コードが、AC 電源コンセントからスイッチ背面パネルのコネクタまで届く長さであること。
                  • ラックの背面の周囲に、FlexStack ケーブルのスタック構成スイッチへの接続、またはオプションの Cisco Redundant Power Supply (RPS) 2300 の接続を行うのに十分なスペースを確保すること。
                • ケーブルがラジオ、電源コード、蛍光灯などの電気ノイズの発生源から遠ざけて配線されていること。 ケーブルは、損傷を与える可能性のある装置から必ず十分に離してください。
                • オプションの 1025 W 電源モジュールを使用する場合は、最初にスイッチをラックに搭載してから電源モジュールを取り付けてください。
                • スイッチを移動する前に、電源モジュールがシャーシに確実に取り付けられていることを確認してください。
                • 1025 W 電源モジュールを搭載したスイッチの上または下のスイッチで、スイッチの電源コードを抜き差しする場合は、スイッチから電源モジュールを取り外さないと電源コードに手が届かない場合あります。
                • スイッチの周囲および通気口を通過する空気の流れが妨げられないこと。
                • Catalyst 2960X-24PSQ-L スイッチの場合:以下のスペースを確保します。
                  • スイッチの上下:44.44 mm (1.75 インチ)
                  • スイッチの背面:76.20 mm (3 インチ)
                • 装置周辺の温度が 45 °C(113 °F)を超えないこと。 閉じたラックまたはマルチラックにスイッチを設置する場合は、周辺温度が室温より高くなることがあります。
                • スイッチ周辺の湿度が 95% を超えないこと。
                • 取り付け場所の標高が 3,048 m(10,000 フィート)を超えないこと。
                • 10/100/1000 固定ポートの場合、スイッチから接続先装置までのケーブル長が 100 m(328 フィート)以内であること。
                • ファンやブロワーなどの冷却機構は、埃やその他の粒子が吸い込まれ、シャーシ内に汚れが蓄積し、システムの故障の原因となることがあります。 この装置は、できるだけ埃や導電性の異物(建設作業などによる金属薄片など)のない環境に設置する必要があります。

                設置に関する警告

                このセクションでは、設置に関する基本的な警告を説明します。 警告の各国語版は、Cisco.com で提供されているスイッチの規則準拠と安全性についての情報ガイドに記載されています。


                警告


                この装置をラックに設置したり保守作業を行ったりするときは、人身事故を防ぐため、ブレがなく安定しているかを十分に確認する必要があります。 次の注意事項に従ってください。 - ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。 - ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。 -  ラックに安定器具が付属している場合は、その安定器具を取り付けてから、装置をラックに設置するか、またはラック内の装置の保守作業を行ってください。 ステートメント 1006



                警告


                クラス 1 レーザー製品です。 ステートメント 1008



                警告


                この装置は接地を行う必要があります。 アース導体を破損しないよう注意し、アース導体を正しく取り付けないまま装置を稼働させないでください。 接地が適正であるかどうかわからない場合は、電気検査機関または電気技術者に相談してください。 ステートメント 1024



                警告


                システムがオーバーヒートしないように、周囲温度が次の温度を超えるエリアでは操作しないでください。 45 °C(113 °F)。 ステートメント 1047



                警告


                エアーフローを妨げないように、通気口の周囲に少なくとも 7.6 cm(3 インチ)のスペースを確保してください。 ステートメント 1076


                Catalyst 2960-X スイッチへのラックマウント ブラケットの取り付け

                手順
                2 本のフラットヘッド ネジを使用して、ブラケットの長い面をスイッチの両側にそれぞれ取り付けます。
                図 4. 19 インチ ラック用ブラケットの取り付け

                1

                前面取り付け位置

                3

                中間取り付け位置

                2

                No.8 フラットヘッド ネジ(48-2927-01)

                4

                背面取り付け位置


                Catalyst 2960-XR スイッチへのラックマウント ブラケットの取り付け

                手順
                4 本のフラットヘッド ネジを使用して、ブラケットの長い面をスイッチの両側にそれぞれ取り付けます。
                図 5. 19 インチ ラック用ブラケットの取り付け

                1

                前面取り付け位置

                3

                中間取り付け位置

                2

                No.8 フラットヘッド ネジ(48-2927-01)

                4

                背面取り付け位置


                ラックへの取り付け

                手順
                  ステップ 1   同梱の 4 本の小ネジを使用して、ラックにブラケットを取り付けます。
                  ステップ 2   黒の小ネジを使用して、右または左のブラケットにケーブル ガイドを取り付けます。


                  1

                  ケーブル ガイド

                  4

                  No.12 なべネジ(48-0523-01)または No.10 なべネジ(48-0627-01)

                  2

                  黒の小ネジ(48-0654-01)

                  5

                  中間取り付け位置

                  3

                  前面取り付け位置

                  6

                  背面取り付け位置


                  FlexStack ケーブルの接続(オプション)

                  スイッチ同士の接続には、必ずシスコ認定の FlexStack ケーブルを使用してください。


                  (注)  


                  これは、スタック構成可能スイッチでのみサポートされます。



                  注意    


                  必ず承認されているケーブルを使用して、別の Catalyst 2960-S または 2960-S スイッチにのみ接続してください。 認定されていないシスコ製ケーブルまたは機器に接続すると、機器が破損することがあります。


                  手順
                    ステップ 1   FlexStack ケーブルからダスト カバーを取り外し、後で使用できるように保管しておきます。
                    ステップ 2   FlexStack ケーブルの一端を最初のスイッチのスタック ポートに差し込みます。 ケーブルのもう一端を別のスイッチのスタック ポートに差し込みます。 正しい位置にはめ込まれるまで、ケーブルを完全に差し込んでください。


                    (注)     

                    FlexStack ケーブルを STACK 1 ポートに接続する場合は、タブをコネクタの上に向けます。 FlexStack ケーブルを STACK 2 ポートに接続する場合は、タブをコネクタの下に向けます。

                    ステップ 3   FlexStack ケーブルをコネクタから取り外したら、ダスト カバーを再び取り付けます。

                    注意       

                    FlexStack ケーブルの取り外しや取り付けを行うと、ケーブルの耐用期間が短くなる可能性があります。 ケーブルの着脱は必要最低限にしてください。


                    スイッチ ポートへの接続

                    このセクションでは、固定スイッチポートと SFP モジュール ポートに接続する方法を説明します。

                    10/100/100 または 10/100/1000 PoE+ ポートへの接続

                    Catalyst 2960-X または 2960-XR Power over Ethernet Plus(PoE+)スイッチの固定ポートによって、次のサポートが提供されます。

                    • IEEE 802.3at 準拠の受電デバイスに対する PoE+ サポート
                    • IEEE 802.3af 準拠の受電デバイスに対する PoE サポート
                    • Cisco Enhanced PoE(ePoE)サポート

                    また、Cisco IP Phone と Cisco Aironet アクセス ポイントのシスコ先行標準 PoE もサポートします。 PoE 給電の詳細については、スイッチ ハードウェア ガイドを参照してください。 デフォルトの場合、ePoE、PoE、PoE+ などの準拠デバイスを接続すると、スイッチの PoE ポートから自動的に電力が供給されます。


                    (注)  


                    デフォルトで Automatic Medium-Dependent Interface Crossover(Auto-MDIX)機能がイネーブルに設定されます。 スイッチで銅線イーサネット接続に必要なケーブル タイプが検出され、それに応じてインターフェイスが設定されます。 したがって、接続先の装置のタイプにかかわらず、スイッチの銅線 10/100/1000 モジュール ポートには、クロス ケーブルまたはストレート ケーブルのどちらでも使用できます。


                    手順
                      ステップ 1   サーバ、ワークステーション、IP フォン、ワイヤレス アクセス ポイント、ルータに接続する場合は、カテゴリ 5 の 4 ツイストペア ストレート ケーブルをスイッチ 10/100/1000 ポートに挿入します。 その他のスイッチ、ハブ、リピータに接続する場合は、カテゴリ 5 の 4 ツイストペア クロス ケーブルを使用します。
                      ステップ 2   接続先装置の RJ-45 ポートにケーブルの反対側を差し込みます。

                      SFP モジュールまたは SFP+ モジュール スロットへの接続

                      スイッチのモデルには、SFP モジュール スロット付属タイプと、SFP+ モジュール スロット付属タイプがあります。 SFP スロットでは SFP モジュールだけがサポートされます。 SFP+ スロットでは、SFP モジュールと SFP+ モジュールの両方がサポートされます。 サポートされるモジュールのリストについては、Cisco.com で提供されているリリース ノートを参照してください。 SFP モジュールの取り付け、取り外し、接続の詳しい手順については、SFP モジュールに付属しているマニュアルを参照してください。


                      注意    


                      SFP モジュールは、着脱によって製品寿命が短くなることがあります。 SFP モジュールの取り付けや取り外しは必要最低限にしてください。


                      手順
                        ステップ 1   モジュールの両側をつかみ、スイッチ スロットの奥にカチッとはまるまでモジュールを押します。


                        ステップ 2   モジュール ポートに対応するケーブルを差し込みます。 ケーブルの反対側を接続先装置に差し込みます。

                        ポートの接続の確認

                        スイッチのポートに他の装置を接続すると、スイッチがリンクを確立する間、ポート LED はオレンジに点灯します。 このプロセスには 30 秒ほどかかり、その後 LED はグリーンに点灯します。 LED が消灯する場合、接続先装置が起動していない、ケーブルに問題がある、接続先装置のアダプタに問題があるなどの理由が考えられます。

                        トラブルシューティング

                        問題が発生した場合、このセクションのヘルプ情報を参照してください。このヘルプ情報は Cisco.com にも掲載されています。 このセクションでは、Express Setup のトラブルシューティング、スイッチのリセット方法、詳細情報の参照先について説明します。

                        スイッチのリセット

                        スイッチを出荷時のデフォルトの設定にリセットする手順は、下記のとおりです。 スイッチのリセットが必要なのは次のような場合です。

                        • ネットワークにスイッチを設置したが、割り当てた IP アドレスが間違っていたために接続できない。
                        • スイッチのパスワードをリセットする必要がある。

                          (注)  


                          スイッチをリセットすると、スイッチが再起動します。


                        スイッチをリセットするには:

                        • MODE ボタンを押し続けます。 約 3 秒後にスイッチの LED が点滅し始めます。
                        • MODE ボタンを押し続けます。 7 秒後に LED の点滅が止まり、スイッチが再起動します。

                        スイッチは未設定の状態になります。 Express Setup を使用してスイッチの IP 情報を入力してください。

                        オンライン ヘルプの利用

                        まず最初に、Cisco.com で提供されているハードウェア インストレーション ガイドのトラブルシューティング セクションで、問題の解決方法を検索します。 また、シスコのテクニカル サポート/ドキュメンテーションの Web サイトには、ハードウェアの既知の問題や、トラブルシューティングに関するさまざまなマニュアルのリストが掲載されています。

                        Express Setup のトラブルシューティング

                        Express Setup が実行されない、または [Express Setup] ページがブラウザに表示されない場合は、以下の確認を行います。

                        Express Setup を起動する前に POST が正常に動作するのを確認しましたか。

                        POST の動作を確認していない場合、SYST および STAT LED のみがグリーンになっていることを確認してから MODE ボタンを押すと、Express Setup モードに切り替わります。

                        POST エラーは通常、修復不可能です。 スイッチが POST にパスしなかった場合は、シスコのテクニカル サポート担当者までお問い合わせください。

                        スイッチが POST を実行しているときに MODE ボタンを押しましたか。

                        POST 実行中にボタンを押した場合、POST が完了するまでお待ちください。 スイッチの電源を切って再投入してください。 POST が完了するまで待ちます。 SYST および STAT LED がグリーンであることを確認します。 MODE ボタンを押すと Express Setup モードになります。

                        スイッチが Express Setup モードであることを確認せずに操作を続けようとしましたか。

                        MODE ボタンの上側の LED がすべてグリーンであることを確認します (RPS LED は消灯)。必要に応じて MODE ボタンを押し、Express Setup モードを開始します。

                        PC に固定 IP アドレスが設定されていますか。

                        PC に固定 IP アドレスが設定されている場合、PC を一時的に DHCP を使用する設定に変更してからスイッチに接続します。

                        スイッチ ポートと PC のイーサネットポートをストレート イーサネットケーブルではなくクロス ケーブルで接続しましたか。

                        クロス ケーブルで接続されている場合、スイッチと PC のイーサネット ポートはストレート ケーブルで接続します。 30 秒経過してから、ブラウザで 10.0.0.1 と入力します。

                        イーサネット ケーブルを、スイッチの 10/100/1000 イーサネット ポートではなく、コンソール ポートに接続しましたか。

                        コンソール ポートに接続している場合は、コンソール ポートからケーブルを取り外します。 その後、ケーブルをスイッチと PC のイーサネット ポートに接続します。 30 秒経過してから、ブラウザで 10.0.0.1 と入力します。
                        (注)     

                        コンソール ポートの周囲は青、イーサネット ポートの周囲は黄色です。

                        スイッチと PC を接続したあと、30 秒経過してからブラウザに IP アドレスを入力しましたか。

                        30 秒経過していない場合、30 秒経過してから再度ブラウザで 10.0.0.1 と入力し、Enter を押してください。

                        ブラウザに間違ったアドレスを入力したりエラー メッセージが表示されたりしていますか。

                        いずれかに該当する場合、再度ブラウザで 10.0.0.1 と入力し、Enter を押してください。

                        関連情報

                        スイッチの設置および設定情報の詳細については、Cisco.com で提供されている Catalyst 2960-X および Catalyst 2960-XR のマニュアルを参照してください。 また、システム要件、重要な注意事項、制限事項、未修正および修正済みのバグ、マニュアル最終版に含まれていない更新情報などについては、Cisco.com で提供されているリリース ノートを参照してください。 このマニュアルに記載されている警告の各国語版は、Cisco.com で提供されているスイッチ RCSI ガイドをご覧ください。

                        オンライン マニュアルの使用時には、スイッチで実行している Cisco IOS ソフトウェアのバージョンと一致するドキュメントを参照してください。 ソフトウェアのバージョンは、スイッチの背面パネルの Cisco IOS ラベルに記載されています。

                         

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