Cisco IE 2000 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.0(2)EB
PTP の設定
PTP の設定
発行日;2013/10/29 | 英語版ドキュメント(2013/08/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

PTP の設定

機能情報の確認

PTP の設定の前提条件

PTP の設定に関する制約事項

PTP の設定に関する情報

高精度時間プロトコル

PTP の設定方法

PTP のデフォルト設定

PTP の設定

PTP 設定のモニタリングおよびメンテナンス

PTP 設定のトラブルシューティング

その他の関連資料

関連資料

標準

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

PTP の設定

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、この章で説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

PTP の設定の前提条件

この機能を使用するには、スイッチが PTP に対応している必要があります。スイッチのリリース ノートを参照してください。

PTP の設定に関する制約事項

この機能を使用するには、スイッチが LAN Base イメージを実行している必要があります。

PTP の設定に関する情報

高精度時間プロトコル

IEEE 1588 標準では、ネットワーク上のリアルタイム クロックのフォールトトレラント同期の PTP の使用について記述されています。

PTP ネットワークのクロックは、マスター/スレーブ階層で構成されています。グランドマスター クロックはベスト マスター クロック(BMC)と呼ばれ、マスター/スレーブ クロック階層のルートです。PTP は同期するマスター クロックの識別に BMC アルゴリズムを使用します。

マスター クロックは、Global Positioning System(GPS)クロックなどの正確な時刻源と同期できる、ネットワークの時刻源です。スレーブは、マスター クロックに自分のクロックを同期する他のネットワーク デバイスです。親は、メンバのスレーブ クロックが同期するクロックです。マスター クロックとスレーブ クロック間のタイミング メッセージは、継続的な同期を保証します。

同期動作は、スイッチで設定する PTP クロック設定モードによって異なります。モードには、境界、エンドツーエンド トランスペアレント、または転送があります。

境界モードのスイッチ クロックは、最も正確なマスター クロックの選択に参加します。より正確なクロックが検出されない場合、そのスイッチ クロックがマスター クロックになります。スレーブ クロック間でより正確なクロックが検出された場合、スイッチはそのクロックに同期し、スレーブ クロックになります。最初の同期のあと、スイッチと接続済み装置は、タイミング メッセージを交換して、クロックのオフセットとネットワークの遅延による時間の変更を修正します。

エンドツーエンド トランスペアレント モードのスイッチ クロックは、すべてのスイッチ ポートをマスター クロックに同期します。このスイッチは、マスター クロックの選択に参加せず、すべてのポートでデフォルト PTP クロック モードを使用します。

転送モードのスイッチ クロックにより、受信 PTP パケットがスイッチを通常のマルチキャスト トラフィックとしてパススルーできるようにします。

スイッチが PTP 転送モードの場合、PTP モードを他のモードに変更する場合を除き、PTP 設定を使用することはできません。スイッチが境界モードの場合は、ポート単位の PTP だけを設定できます。

PTP の設定方法

「PTP のデフォルト設定」

「PTP の設定」

PTP のデフォルト設定

デフォルトでは、ベース スイッチ モジュールのすべてのファスト イーサネット ポートおよびギガビット イーサネット ポートで PTP がイネーブルになっています。すべてのポートにおけるデフォルトの PTP モードは、エンドツーエンド トランスペアレントです。

 

表 8-1 PTP のデフォルト設定

機能
デフォルト設定

PTP 境界モード

ディセーブル

PTP 転送モード

ディセーブル

PTP エンドツーエンド トランスペアレント モード

イネーブル

PTP プライオリティ 1 および PTP プライオリティ 2

デフォルトのプライオリティ番号は 128 です。

PTP アナウンス間隔

2 秒

PTP アナウンス受信タイムアウト

3 アナウンス間隔

PTP 遅延要求間隔

32 秒

PTP 同期間隔

1 秒

PTP 同期制限

500000000 ナノ秒

PTP の設定

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ptp { announce { interval value | timeout value } | delay-req interval value | enable | sync { interval value | limit value }}

タイミング メッセージの設定を指定します。これらのオプションは、スイッチが境界モードの場合にのみ使用できます。

announce interval value :アナウンス メッセージを送信する時間を設定します。指定できる範囲は 0 ~ 4 秒です。デフォルトは 1(2 秒)です。

announce timeout value :タイムアウト メッセージをアナウンスする時間を設定します。指定できる範囲は 2 ~ 10 秒です。デフォルトは 3(8 秒)です。

delay-req interval value :ポートがマスター クロック状態の場合に、スレーブ デバイスが遅延要求メッセージを送信する時間を設定します。指定できる範囲は -1 ~ 6 秒です。デフォルトは 5(32 秒)です。

enable :ポート ベースのモジュールで PTP をイネーブルにします。

sync interval value :同期メッセージを送信する時間を設定します。入力できる範囲は -1 ~ 1 秒です。デフォルト値は 1 秒です。

sync limit value :PTP が再同期を試みるまでの、最大クロック オフセット値を設定します。範囲は 50 ~ 500000000 ナノ秒です。デフォルトは 500000000 ナノ秒です。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

入力を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

PTP 設定のモニタリングおよびメンテナンス

 

表 8-2 PTP 設定を表示するためのコマンド

コマンド
目的

show ptp clock

PTP クロック プロパティを表示します。

show ptp foreign-master-record

PTP 外部マスター データ セットを表示します。

show ptp parent

親およびグランドマスター クロックのプロパティを表示します。

show ptp port

すべての PTP ポート プロパティを表示します。

show ptp port FastEthernet interface

指定したポートの PTP FastEthernet プロパティを表示します。

show ptp port GigabitEthernet interface

指定したポートの PTP ギガビット イーサネット プロパティを表示します。

show ptp time-property

PTP 時間プロパティを表示します。

PTP 設定のトラブルシューティング

 

表 8-3 PTP 設定をトラブルシューティングするためのコマンド

コマンド
目的

debug ptp bmc

PTP ベスト マスター クロック アルゴリズムのデバッグをイネーブルにします。

debug ptp clock-correction

PTP クロック修正のデバッグをイネーブルにします。

debug ptp collision

PTP ソースの衝突のデバッグをイネーブルにします。

debug ptp error

PTP エラーのデバッグをイネーブルにします。

debug ptp event

PTP ステート イベントのデバッグをイネーブルにします。

debug ptp messages

PTP メッセージのデバッグをイネーブルにします。

debug ptp transparent-clock

PTP トランスペアレント クロックのデバッグをイネーブルにします。

その他の関連資料

ここでは、スイッチ管理に関する参考資料について説明します。

関連資料

関連項目
マニュアル タイトル

Cisco IE 2000 コマンド

Cisco IE 2000 Switch Command Reference , Release 15.0(1)EY』

Cisco IOS 基本コマンド

『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』

標準

標準
タイトル

この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

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MIB

MIB
MIB のリンク

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Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB を検索およびダウンロードするには、 http://cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml にある Cisco MIB Locator を使用し、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。

RFC

RFC
タイトル

この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

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シスコのテクニカル サポート

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