Cisco IE 2000 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.0(2)EB
リンク ステート トラッキングの設定
リンク ステート トラッキングの設定
発行日;2013/10/29 | 英語版ドキュメント(2013/08/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

リンク ステート トラッキングの設定

機能情報の確認

リンク ステート トラッキングの設定の制約事項

リンク ステート トラッキングの設定に関する情報

リンクステート トラッキング

デフォルトのリンクステート トラッキングの設定

リンク ステート トラッキングの設定方法

リンク ステート トラッキングの設定

リンク ステート トラッキングのモニタリングおよびメンテナンス

リンク ステート トラッキングの設定例

リンク ステート情報の表示:例

リンク ステート グループの作成:例

その他の関連資料

関連資料

標準

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

リンク ステート トラッキングの設定

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、この章で説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

リンク ステート トラッキングの設定の制約事項

この機能を使用するには、スイッチが LAN Base イメージを実行している必要があります。

アップストリーム インターフェイスとして定義されているインターフェイスを、同じまたは異なるリンクステート グループ内でダウンストリーム インターフェイスとして定義することはできません。その逆も同様です。

インターフェイスは、複数のリンクステート グループのメンバにはなれません。

スイッチ 1 つにつき、設定できるリンクステート グループは 2 つだけです。

リンク ステート トラッキングの設定に関する情報

リンクステート トラッキング

リンクステート トラッキングは、トランク フェールオーバーとも呼ばれ、複数のインターフェイスのリンクステートをバインドする機能です。たとえば、リンクステート トラッキングをサーバ NIC アダプタ チーミング機能とともに使用すると、ネットワークで冗長性が実現されます。サーバ ネットワーク アダプタが、チーミングと呼ばれるプライマリまたはセカンダリ関係で設定され、プライマリ インターフェイスでリンクが消失した場合、接続はセカンダリ インターフェイスに透過的に変更されます。


) ポートの集合(EtherChannel)、アクセス モードまたはトランク モードの単一の物理ポート、またはルーテッド ポートをインターフェイスに指定できます。


図 43-1 は、リンクステート トラッキングを使用して設定されたネットワークを示しています。リンクステート トラッキングをイネーブルにするには、 link-state group を作成し、リンクステート グループに割り当てるインターフェイスを指定します。リンクステート グループでは、これらのインターフェイスはまとめてバンドルされます。 ダウンストリーム インターフェイス は、 アップストリーム インターフェイス にバインドされます。サーバに接続されたインターフェイスはダウンストリーム インターフェイスと呼ばれ、ディストリビューション スイッチおよびネットワーク装置に接続されたインターフェイスはアップストリーム インターフェイスと呼ばれます。

図 43-1 の設定により、ネットワーク トラフィック フローのバランスが、次のように保たれます。

スイッチと他のネットワーク デバイスへのリンクの場合

サーバ 1 とサーバ 2 は、プライマリ リンクにスイッチ A を使用し、セカンダリ リンクにスイッチ B を使用しています。

サーバ 3 とサーバ 4 は、プライマリ リンクにスイッチ B を使用し、セカンダリ リンクにスイッチ A を使用しています。

スイッチ A のリンク ステート グループ 1

スイッチ A はリンクステート グループ 1 を介して、プライマリ リンクをサーバ 1 およびサーバ 2 に使用します。ポート 1 はサーバ 1 に、ポート 2 はサーバ 2 にそれぞれ接続されます。ポート 1 およびポート 2 はリンクステート グループ 1 でダウンストリーム インターフェイスとして使用します。

ポート 5 およびポート 6 は、リンクステート グループ 1 を介して分散スイッチ 1 に接続されます。ポート 5 およびポート 6 は、リンクステート グループ 1 でアップストリーム インターフェイスとして使用します。

スイッチ A のリンク ステート グループ 2

スイッチ A はリンクステートグループ 2 を介して、セカンダリ リンクをサーバ 3 およびサーバ 4 に使用します。ポート 3 はサーバ 3 に、ポート 4 はサーバ 4 にそれぞれ接続されます。ポート 3 およびポート 4 はリンクステート グループ 2 でダウンストリーム インターフェイスとして使用します。

ポート 7 およびポート 8 は、リンクステート グループ 2 を介して分散スイッチ 2 に接続されます。ポート 7 およびポート 8 は、リンクステート グループ 2 でアップストリーム インターフェイスとして使用します。

スイッチ B のリンク ステート グループ 2

スイッチ B はリンクステートグループ 2 を介して、プライマリ リンクをサーバ 3 およびサーバ 4 に使用します。ポート 3 はサーバ 3 に、ポート 4 はサーバ 4 にそれぞれ接続されます。ポート 3 およびポート 4 はリンクステート グループ 2 でダウンストリーム インターフェイスとして使用します。

ポート 5 およびポート 6 は、リンクステート グループ 2 を介して分散スイッチ 2 に接続されます。ポート 5 およびポート 6 は、リンクステート グループ 2 でアップストリーム インターフェイスとして使用します。

スイッチ B のリンク ステート グループ 1

スイッチ B はリンクステート グループ 1 を介して、セカンダリ リンクをサーバ 1 およびサーバ 2 に使用します。ポート 1 はサーバ 1 に、ポート 2 はサーバ 2 にそれぞれ接続されます。ポート 1 およびポート 2 はリンクステート グループ 1 でダウンストリーム インターフェイスとして使用します。

ポート 7 およびポート 8 は、リンクステート グループ 1 を介して分散スイッチ 1 に接続されます。ポート 7 およびポート 8 は、リンクステート グループ 1 でアップストリーム インターフェイスとして使用します。

分散スイッチやルータに障害が発生したり、ケーブルが切断されたり、リンクが失われたために、リンクステート グループ内でアップストリーム ポートが利用不能や接続不能になる場合があります。これらは、リンクステート トラッキングがイネーブルの際の、ダウンストリーム インターフェイスとアップストリーム インターフェイス間の相互作用です。

アップストリーム インターフェイスがリンクアップ ステートの場合、ダウンストリーム インターフェイスをリンクアップ ステートに変更したり、リンクアップ ステートのままにしたりすることができます。

すべてのアップストリーム インターフェイスが利用不能になった場合、リンクステート トラッキングが自動的にダウンストリーム インターフェイスを errdisable ステートにします。サーバ間の接続は、自動的にプライマリ サーバ インターフェイスからセカンダリ サーバ インターフェイスに変更されます。

スイッチ A のリンクステート グループ 1 からリンクステート グループ 2 への接続の変更例については、図 43-1を参照してください。ポート 6 のアップストリーム リンクが切断されても、ダウンストリーム ポート 1 および 2 のリンク ステートは変わりません。ただし、アップストリーム ポート 5 のリンクも切断された場合、ダウンストリーム ポートのリンク ステートがリンクダウン ステートに変更されます。サーバ 1 およびサーバ 2 の接続については、リンクステート グループ 1 からリンクステート グループ 2 へ変更します。ダウンストリーム ポート 3 およびダウンストリーム ポート 4 は、リンクグループ 2 であるためステートを変更しません。

リンクステート グループが設定されている場合、リンクステート トラッキングはディセーブルで、アップストリーム インターフェイスが切断され、ダウンストリーム インターフェイスのリンク ステートは変更されないままになります。サーバはこのアップストリーム接続が切断されたことを認識せず、セカンダリ インターフェイスにフェールオーバーしません。

障害のあるダウンストリーム ポートをリンクステート グループから削除することで、ダウンストリーム インターフェイスのリンクダウン状態から復旧できます。複数のダウンストリーム インターフェイスを復旧させるには、リンクステート グループをディセーブルにします。

図 43-1 一般的なリンクステート トラッキングの設定

 

デフォルトのリンクステート トラッキングの設定

リンクステート グループは定義されておらず、リンクステート トラッキングはどのグループでもイネーブルではありません。

リンク ステート トラッキングの設定方法

リンク ステート トラッキングの設定

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

link state track number

リンクステート グループを作成して、リンクステート トラッキングをイネーブルにします。グループ番号は 1 ~ 2 に設定できます。デフォルトは 1 です。

ステップ 3

interface interface-id

設定する物理インターフェイスまたはインターフェイスの範囲を指定して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

有効なインターフェイスには、アクセス モードまたはトランク モード(IEEE 802.1q)のスイッチ ポート、ルーテッド ポート、EtherChannel インターフェイス(スタティックまたは LACP)にバンドルされた、トランク モードの複数ポートが含まれます。

ステップ 4

link state group [ number ] { upstream | downstream }

リンクステート グループを指定し、グループ内のインターフェイスを upstream または downstream インターフェイスに設定します。グループ番号は 1 ~ 2 に設定できます。デフォルトは 1 です。

ステップ 5

end

特権 EXEC モードに戻ります。

リンク ステート トラッキングのモニタリングおよびメンテナンス

 

コマンド
目的

show link state group

リンクステート グループ情報を表示します。

リンク ステート トラッキングの設定例

リンク ステート情報の表示:例

show link state group コマンドを使用してリンクステート グループの情報を表示します。キーワードを指定せずにこのコマンドを入力すると、すべてのリンクステート グループの情報が表示されます。特定のグループの情報を表示するには、グループ番号を入力します。グループの詳細情報を表示するには、detail キーワードを入力します。

次の例では、 show link state group 1 コマンドの出力を示します。

Switch> show link state group 1
 
Link State Group: 1 Status: Enabled, Down
 

次の例では、 show link state group detail コマンドの出力を示します。

Switch> show link state group detail
 
(Up):Interface up (Dwn):Interface Down (Dis):Interface disabled
 
Link State Group: 1 Status: Enabled, Down
Upstream Interfaces : Fa1/7(Dwn) Fa1/8(Dwn)
Downstream Interfaces : Fa1/3(Dis) Fa1/4(Dis) Fa1/5(Dis) Fa1/6(Dis)
 
Link State Group: 2 Status: Enabled, Down
Upstream Interfaces : Fa1/6(Dwn) Fa1/7(Dwn) Fa1/8(Dwn)
Downstream Interfaces : Fa1/2(Dis) Fa1/3(Dis) Fa1/4(Dis) Fa1/5(Dis)
 
(Up):Interface up (Dwn):Interface Down (Dis):Interface disabled
 

リンク ステート グループの作成:例

次に、リンク ステート グループを作成してインターフェイスを設定する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# link state track 1
Switch(config)# interface range gigabitethernet1/1 -2
Switch(config-if)# link state group 1 upstream
Switch(config-if)# interface gigabitethernet1/1
Switch(config-if)# link state group 1 downstream
Switch(config-if)# interface gigabitethernet1/1
Switch(config-if)# link state group 1 downstream
Switch(config-if)# interface gigabitethernet1/2
Switch(config-if)# link state group 1 downstream
Switch(config-if)# end

その他の関連資料

ここでは、スイッチ管理に関する参考資料について説明します。

関連資料

関連項目
マニュアル タイトル

Cisco IE 2000 コマンド

Cisco IE 2000 Switch Command Reference , Release 15.0(1)EY』

Cisco IOS 基本コマンド

『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』

EtherChannel コンフィギュレーション

「EtherChannel の設定」

標準

標準
タイトル

この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

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MIB

MIB
MIB のリンク

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Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB を検索およびダウンロードするには、 http://cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml にある Cisco MIB Locator を使用し、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。

RFC

RFC
タイトル

この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

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シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

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