Cisco Virtualization Experience Client 2112/2212 ICA ファームウェア リリース 7.1_118 INI ファイル リファレンス ガイド
WTOS INI ファイルの概要
WTOS INI ファイルの概要
発行日;2012/12/07   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

WTOS INI ファイルの概要

WTOS INI ファイルについて

WTOS INI ファイルには、各種の機能に必要なパラメータ、および関連付けられている値が含まれます。

次の INI ファイルを構築できます。

  • wnos.ini ファイル
  • {username}.ini ファイル

ヒント


サンプル INI ファイルについては、INI ファイルのサンプルを参照してください。


wnos.ini ファイルについて

wnos.ini ファイルには、このファイル サーバにアクセスするすべてのゼロ クライアントに影響を与える「グローバル」パラメータが格納されます。 WNOS INI 専用パラメータおよびWNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ内のパラメータは、どちらも wnos.ini ファイルで使用できます。


(注)  


WNOS INI 専用パラメータ内のパラメータは、wnos.ini ファイルでのみ使用でき、{username}.ini ファイルでは使用できません。


username.ini ファイルについて

{username}.ini ファイルには、個別のユーザの接続プロファイルを構成するユーザ固有のパラメータまたは「ユーザ プロファイル」パラメータが格納されます。 これらのパラメータは、指定したユーザにのみ影響を及ぼします。 WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータのパラメータは、{username}.ini ファイルで使用できます。


ヒント


「ユーザ プロファイル」パラメータ({username}.ini ファイル内に存在)は通常、同一の名前を持つ「グローバル」パラメータ(wnos.ini ファイル内に存在)よりも優先されますが、「グローバル」パラメータによっては上書きできない場合があります(それぞれの変数の優先レベルについては、WNOS INI パラメータおよびユーザ名 INI パラメータ内のパラメータの注釈を参照してください)。



注意    


環境内で PNAgent/PNLite とユーザ プロファイルの両方が使用されている場合は、使用する Windows ドメインでユーザ名を定義し、Windows ドメインとユーザ プロファイルで同じパスワードを使用する必要があります。


WTOS INI ファイルの規則と推奨事項

全体として、WTOS INI ファイルは現在普及している「標準」INI ファイル表記法に従います。 WTOS INI ファイルは、WTOS パラメータで構成されます。 これらのパラメータは、参照用に必要に応じて入力できますが、デフォルトからの変更が必要な場合、またはパラメータが必要条件として表に記載されている場合を除き、必須ではありません。 各パラメータには名前と値があり、等号の左側に名前が表示されます(名前 = 値)。 さまざまな WTOS INI ファイル内に存在する同じ名前のすべてのパラメータは、同じ意味を持ちます(つまり、wnos.ini ファイル内の XYZ という名前のパラメータは、{username}.ini ファイルの XYZ という名前のパラメータを同じ意味を持ちます)。 シャープ記号(#)は、コメントの開始を表します。 コメントは、行内の任意の場所で開始できます。 # と End Of Line の間にあるすべての内容は無視されます。

WTOS INI ファイルを構築する際には、これらの通常の表記法とともに、次のガイドラインに従ってください。

  • パラメータの順序:グローバル接続パラメータは、wnos.ini ファイル内で、その他の接続パラメータよりも前に記述する必要があります。
  • 必須パラメータ:前述のように、参照用に必要に応じてパラメータを入力できますが、デフォルトからの変更が必要な場合、またはパラメータが必須として表に記載されている場合を除き、必須ではありません。 たとえば、Connect= パラメータは必須です。
  • バックスラッシュおよび空白スペースの使用:行末にバックスラッシュ(\)が付いている場合は継続行を表し、バックスラッシュが付いている行と次の行は、コードを読み取る上で同じ行であることを意味します。 バックスラッシュの後に空白スペースを入れることはできませんが、パラメータ エントリ間の空白スペースは維持する必要があります。 このため、バクスラッシュの後の行は、スペース(タブによるスペースではない)で始まるか、または前の行から続く最初の文字セットと連結する必要があります。 混乱を避けるために、各行の先頭に少なくとも空白スペースを 1 つ入れることを推奨します。 すべてのパラメータを左側の余白から開始し、すべての継続行の先頭に少なくともスペースを 1 つ入れることで、INI ファイルが読みやすくなります。
  • 空白行の使用:コードを読みやすくするため、空白行を使用することを推奨します。
  • シャープ記号の使用:前述のように、シャープ記号(#)は、コメントの開始を表します。 コメントは、行内の任意の場所で開始できます。 # と End Of Line の間にあるすべての内容は無視されます。
  • 引用符の使用:空白スペースを含んだ文字列パラメータは、引用符で囲む必要があります(一般的なネスト規則を使用)。
  • リスト区切り記号の使用:リストの区切り記号にはセミコロンまたはカンマを使用します。
  • 等価パラメータ値の使用:パラメータ値が {0, 1} 型の場合、使用状況に応じて 0 は偽または no を示し、1 は真または yes を示します。 表内でこれらの形式を使用する場合、{0, 1} 形式は、{no, yes} 形式のパラメータと等価であり、代わりに使用できます。
  • ホーム ディレクトリの使用:ホーム ディレクトリは、ログイン用の wnos サブディレクトリです。 たとえば、C:\Inetpub\ftproot\cisco\wnos となります。 [Central Configuration] ダイアログボックスでは、ファイル サーバ アクセス用のユーザ名およびパスワードを指定できます(『Administration Guide for Cisco Virtualization Experience Client 2112/2212』を参照)。 ファイル サーバ ディレクティブを処理する場合、ゼロ クライアントですでに設定されたものと同じユーザ名およびパスワードを使用して、新しいファイル サーバ上のファイルにアクセスできます。
  • {username}.ini ファイルが書き込み可能であること:ゼロ クライアントがファイル内に暗号化されたユーザ パスワードを配置できるようにするため、すべての {username}.ini ファイルは書き込み可能になっている必要があります。
  • 許可された接続エントリ数:{username}.ini ファイルと wnos.ini ファイルで定義された接続エントリを組み合わせた数は、定義された最大の合計接続数を超えてはいけません。 最大接続数のデフォルトの上限は 216 ですが、wnos.ini ファイルを使用して 100 から 1000 の間の値に設定できます。
  • {username}.ini および {mac}.ini パラメータの使用:{username}.ini および {mac}.ini パラメータを wnos.ini ファイル内で使用できます。 ただし、これらのパラメータは、wnos.ini ファイル内で include=$un.ini パラメータまたは include=$mac.ini パラメータよりも下に記述する必要があります。 必須ではありませんが、これらのパラメータが Exit=all パラメータで終了することを推奨します。

    注意    


    同じパラメータを 2 回実行することはできません。 WTOS ハードウェア設定パラメータによっては、再起動後にアクティブになるものがあり、同じパラメータが複数回定義されていると、ゼロ クライアントが無限の再起動サイクルに入る可能性があります。


    すべてのパラメータが端末固有の設定に対して正常に処理されたことを確認するため、wnos.ini ファイルの最後の行に include=$mac.ini ステートメントを配置することを推奨します。
  • システム変数の使用:いくつかのパラメータは、表 1-1 に示すシステム変数を使用して文字列をマッピングできます。 変数の組み合わせすべて、たとえば CTX&Right($IP,4)@&Left($UN,3) などがサポートされます。 ステートメントまたはパラメータによってサポートされている場合、$SYS_VAR による置換を使用できます。
パラメータ
$SN 使用するシリアル番号
$MAC 使用する MAC アドレス。
$IP 使用する IP アドレス。
$TN 端末名。
$PF プラットフォーム名(イメージ名 xxx_wnos の最初の部分、たとえば「ZC0」)
$UN 使用するログイン名。
$PW 使用するログイン パスワード。
$DN 使用するログイン ドメイン名。
$WPUN 使用する PEAP/MSCHAPv2 ユーザ名(802.1x に従う)。
$WPPW 使用する PEAP/MSCHAPv2 パスワード(802.1x に従う)。
$WPDN 使用する PEAP/MSCHAPv2 ドメイン(802.1x に従う)。
&Right($xx, i) または &Left($xx, i)

変数を左または右のどちらから読み取るかを指定。

$xx は、上記の中の任意のパラメータです。

パラメータ i で、左または右のオフセット桁数を指定します。

サーバのフォルダ構造内への INI ファイル配置

WTOS を実行しているゼロ クライアントに自動更新と自動コンフィギュレーションをセットアップしている場合(説明については『Administration Guide for Cisco VXC 2112/2212』を参照してください)、サーバの C:/inetpub/ftproot フォルダ(FTP の場合)または C:/inetpub/wwwroot(HTTP もしくは HTTPS の場合)の下にある次のフォルダ構造を使用して、注記のとおりに INI ファイルと他の必要なファイルを構造内に配置できます(このリストでは、ルート ディレクトリから始まるフォルダ構造を記載しています)。

/cisco/

(必須)ルート ディレクトリ。 wnos フォルダを格納します。

/cisco/wnos

(必須)メイン INI コンフィギュレーション フォルダ。 wnos.ini ファイルと次のオプション フォルダを格納します。

  • bitmap フォルダ
  • cacerts フォルダ
  • font フォルダ
  • inc フォルダ
  • ini フォルダ
  • locale フォルダ
  • trace フォルダ
/cisco/wnos/bitmap

(任意)使用予定のカスタム イメージを置くフォルダ。

/cisco/wnos/cacerts

(任意)ゼロ クライアントにインポートできる CA 証明書を置くフォルダ。

(注)     

ゼロ クライアントに証明書をインポートするには、wnos.ini ファイルで AddCertificate INI パラメータを使用します。

/cisco/wnos/font

(任意)ファイルが必要な言語(中国語簡体字、中国語繁体字、日本語、韓国語)のフォント ファイルを置くフォルダ。

/cisco/wnos/inc

(任意)mac.ini ファイルを置くフォルダ(パラメータ Include=$mac.ini を使用すると「/wnos/inc/ mac-address.ini」がロードされ、フォルダ構造内での inc の使用と $MAC.ini の使用が可能になることに注意してください)。

/cisco/wnos/ini

(任意){username}.ini ファイルおよび {group} フォルダを置くフォルダ。

/cisco/wnos/locale

(任意)ロケール メッセージ ファイルを置くフォルダ。

/cisco/wnos/trace

(任意)キャプチャと再生が可能なトレース ファイルを置くフォルダ(パラメータ EnableTrace=yes を有効にしておきます)。