Cisco Virtualization Experience Client 2112/2212 ICA ファームウェア Release 7.1_118 アドミニストレーション ガイド
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発行日;2012/11/20   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

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診断ツールへのアクセス

[Diagnostics] メニューにアクセスするには、次の手順に従います。

  • Cisco VXC デスクトップ:Cisco VXC ツールバーにある [System Settings] アイコンをクリックします(管理者の場合、[Login] ダイアログ ボックスの [Admin Mode] ボタンをクリックすることもできます)。
    図 1. [System Settings] メニュー



  • クラシック デスクトップ:ユーザ名(ユーザ名はログインしているユーザのことで、タスク バーの左下部に表示されています)をクリックして、[Network Test](ネットワーク ツール ping およびトレース ルート用)または [System Tools](トレースとイベント ログの設定、および INI ファイルの表示を行うシステム ツール用)を選択します。
    図 2. デスクトップ メニュー




    ヒント


    [Write Event Log to USB]、[Network Capture to USB]、[Trace Action]、[Delay on Trace]、および [Trace to/from USB] などのその他のシステム ツール機能も、ショートカット メニュー(クラシック デスクトップ上で右クリック)で表示できます(ショートカット メニューを参照)。


System Tools

[System Tools] ダイアログボックス([System Settings] アイコン > [System Tools])を使用して、トレースとイベント ログの設定および CMOS 管理(配布用 CMOS 設定の USB キーへの展開に説明されている、CMOS 設定の抽出および復元)を行います。 また、トラブルシューティング用に、wnos.ini および user.ini でキャッシュした情報を表示することもできます。

図 3. [System Tools] ダイアログボックス



[General] タブの [Trace and Write Event] ログ オプションを使用して、目的の設定を行います(wnos.ini ファイルの Privilege パラメータの [EnableTrace] オプションがイネーブルになっていることを確認してください。詳細は、『INI Files Reference Guide for Cisco Virtual Experience Client 2112/2212』を参照)。

[General] タブの [Network capture to USB] オプションを使用して、ゼロ クライアントに挿入されている USB ドライブへのネットワーク情報(ゼロ クライアントで送受信されるすべてのトラフィックのネットワーク トレース)のキャプチャをイネーブルにします(ログイン後、XenDesktop サーバまたはネットワークを使用すると、USB ドライブ内に WTOS_WS.pcap ファイルが表示されます。このファイルをパケットアナライザなどのソフトウェアを使用して解析し、ネットワークのトラブルシューティングや分析に使用できます)。


(注)  


[Network Capture to USB] オプションを選択する前に、必ずゼロ クライアントに USB ドライブを挿入してください。 USB ドライブが挿入されていない状態でダイアログボックスを閉じるか、ゼロ クライアントを再起動すると、[Network Capture to USB] オプションは自動的にオフになるため、注意してください(必要な場合は、再度オプションを選択する必要があります)。

図 4. [Global INI] タブ




グローバル INI ファイルを使用している場合は、[Global INI] タブを使用して、wnos.ini の情報を表示します。

ユーザ名 INI ファイルを使用している場合は、[user.ini] タブを使用して、user.ini の情報を表示します。

図 5. [Mirror File Server] タブ



[Mirror File Server] タブを使用して、バックアップとして wnos.ini 内で指定されている、ローカルに保存されているファイルを表示、フォーマット、および削除します(ローカルに保存されているファイルは、ファイル サーバにアクセスできない場合に使用されます)。 ローカルに保存されているファイルは、ファイル サーバ上の wnos フォルダに保存されているファイルのコピーです。 MirrorFileServer パラメータの詳細については、『INI Files Reference Guide for Cisco Virtual Experience Client 2112/2212』を参照してください。

トラブルシューティング情報の収集

トラブルシューティングの目的で、Cisco VXC 2112/2212 のイベント ログ、ネットワーク トレース、およびコアダンプを USB キーにコピーするには、次の手順に従います。

手順
    ステップ 1   デバイスの INI ファイルに次の INI パラメータを含めます。

    最小限の INI 設定

    Privilege=high EnableTrace=yes Upload=USB
    
    

    推奨される INI 設定

    Privilege=high EnableTrace=yes Upload=USB
    SessionConfig=all \
    mapdisks=no \
    unmapusb=yes 
    
    ステップ 2   Cisco VXC 2112/2212 が更新された INI ファイルをロードするように、デバイスをリブートします。
    ステップ 3   Cisco VXC 2112/2212 に USB キーを接続します。
    ステップ 4   Cisco VXC 2112/2212 で、トレース オプションおよびキャプチャ オプションをイネーブルにします(必要な手順は、デバイスで Cisco VXC デスクトップが実行されているか、クラシック デスクトップが実行されているかに応じて異なります)。

    Cisco VXC デスクトップ

    1. 管理者モードを開始します。
    2. [System Tools] を選択します。
    3. [Trace Action] で [Capture] を選択します(ICA トレースおよび RDP トレースをデバイスにキャプチャするため)。
    4. [Trace to/from USB] ボックスをオンにします(ICA トレースおよび RDP トレースを USB キーにキャプチャするため)。
    5. [Write Event Log to USB] で、[Persistent] を選択します(イベント ログを USB キーにキャプチャするため)。
    6. [Network Capture to USB] で、[Persistent] を選択します(Wireshark ネットワーク トレースを USB キーにキャプチャするため)。
    7. [OK] をクリックします。

    クラシック デスクトップ

    1. Cisco VXC 2112/2212 デスクトップで右クリックします。
    2. [Trace to/from USB] を選択します(ICA トレースおよび RDP トレースを USB キーにキャプチャするため)。 このオプションがイネーブルであることを示すチェック マークが表示されます。
    3. [Network capture to USB] > [Persistent] を選択します(イベント ログを USB キーにキャプチャするため)。 [Persistent] オプションが選択されていることを示すチェック マークが表示されます。
    4. [Write Event Log to USB] > [Persistent] を選択します(Wireshark ネットワーク トレースを USB キーにキャプチャするため)。 [Persistent] オプションが選択されていることを示すチェック マークが表示されます。
    ステップ 5   トラブルシューティングが必要な問題を再現する手順を実行します。
    ステップ 6   Cisco VXC 2112/2212 をリブートする必要がある場合は、ステップ 4 で選択したオプションが、リブート後も選択された状態であることを再確認します。
    ステップ 7   コアダンプの完了後は、USB キーに次のファイルが含まれます。
    • WTOS_log.txt:イベント ログ ファイル
    • WTOS_WS.pcap:ネットワーク トレース ファイル
    • WTOS_coredump:コアダンプ ファイル

    Network Tools

    [Network Tools] ダイアログボックス([System Settings] アイコン > [Network Tools])を使用して、ping(Packet InterNet Groper)およびトレース ルートにアクセスし、ネットワーク接続の整合性を確認できます(また、ping では、ネットワーク設定のユーザビリティおよびゼロ クライアントと ping の宛先間の通信に必要なすべての装置の可用性も確認できます)。 一般的に、ping とトレース ルートは、ネットワーク管理者によって、またはその指示のもとに、システム診断に使用されます。

    [Ping] タブ

    [Ping] ダイアログボックスを使用して、ping 診断ユーティリティを実行し、応答メッセージを表示します。 ping により、ネットワーク ホストにエコー要求が送信されます。 ホスト パラメータには、有効なホスト名または IP アドレスを使用できます。 ホストが稼働し、ネットワーク上に存在している場合は、エコー要求に応答します。 デフォルトでは、エコー要求は([Stop] をクリックして)中断されるまで送信されます。 ping は、1 秒間に 1 回エコー要求を送信し、ラウンドトリップ時間とパケット損失統計を計算します。 計算が完了すると簡潔な要約を表示します。

    ping ユーティリティは、次の目的で使用できます。

    • ネットワークおよび各種外部ホストのステータスの確認
    • ハードウェアとソフトウェアの問題の追跡と切り分
    • ネットワークのテスト、測定、および管理
    • ホスト名だけがわかっている場合の、IP アドレスの確認

    ヒント


    これは、サービス拒絶攻撃に使用される共通のメカニズムであるため、すべてのネットワーク機器が ping パケットに応答するわけではありません。 応答がない場合、必ずしも ping のターゲットを他の目的で使用できないことを意味するわけではありません。 ただし、応答があれば、Cisco VXC クライアントとリモート エンドポイント間に接続が存在することを、確実に意味しています。


    図 6. [Ping] タブ



    次のガイドラインに従います。

    • [Enter Hostname or IP]:ping の対象となるターゲットの IP アドレス、DNS に登録されたホスト名、または WINS に登録されたホスト名を入力します。
    • データ領域:ping 応答メッセージが表示されます。 ping コマンドは、1 秒間に 1 回エコー要求を送信し、ラウンドトリップ時間とパケット損失統計を計算します。そして、計算が完了すると簡潔な要約を表示します。
    • [Start]:ping コマンドを実行します。 ホストが稼働し、ネットワーク上に存在している場合は、エコー要求に応答します。 デフォルトでは、エコー要求は [Stop] をクリックして中断されるまで送信されます。
    • [Stop]:ping 要求を終了し、[Ping] ダイアログボックスを開いたままにします(データ領域に掲示された要約を読み取れます)。

    [Trace Route] タブ

    [Trace Route] ダイアログボックスを使用して、tracert 診断ユーティリティを実行し、応答メッセージを表示します。 tracert ユーティリティは、ゼロ クライアントからネットワーク ホストまでのパスをトレースします。 ホスト パラメータには、有効なホスト名または IP アドレスを使用できます。 tracert ユーティリティは、情報のパケットをパス内の各デバイス(ルータとコンピュータ)に 3 回送信し、メッセージ ボックスにラウンドトリップ応答時間と識別情報を表示します。

    図 7. [Trace Route] タブ



    次のガイドラインに従います。

    • [Enter Hostname or IP]:トレースの対象となるターゲットの IP アドレス、DNS に登録されたホスト名、または WINS に登録されたホスト名を入力します。
    • データ領域:パス内の各デバイスのラウンドトリップ応答時間と識別情報を表示します。
    • [Start]:tracert コマンドを実行します。
    • [Stop]:tracert コマンドを終了し、[Trace Route] ダイアログボックスを開いたままにします(データ領域に掲示された情報を読み取れます)。