Cisco MDS 9216 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
トラブルシューティング
トラブルシューティング
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

トラブルシューティング

はじめに

コンポーネント レベルでの問題解決

起動時の問題の識別

電源装置のトラブルシューティング

ファン モジュールのトラブルシューティング

スイッチング モジュールおよびサービス モジュールのトラブルシューティング

代理店への連絡

トラブルシューティング

この付録では、Cisco MDS 9216スイッチのインストレーションで問題が起きた場合のトラブルシューティング手順について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

「はじめに」

「コンポーネント レベルでの問題解決」

「起動時の問題の識別」

「電源装置のトラブルシューティング」

「ファン モジュールのトラブルシューティング」

「スイッチング モジュールおよびサービス モジュールのトラブルシューティング」

「代理店への連絡」

はじめに

最初の電源投入時に発生する問題の多くは、モジュールがバックプレーンに適切に接続されていない、または電源装置の電源コード コネクタが外れていることが原因です。

過熱状態によってシステムの問題が発生することもありますが、過熱状態になるのは通常、長時間にわたってシステムを稼働させた場合です。過熱状態の原因として最も一般的なのは、ファン モジュールの故障です。

システムを初めて起動したあと、次の事項を確認します。

電源装置がシステムに電力を供給していることを確認します。「電源装置の取り外しおよび取り付け」を参照してください。

システムのファン モジュールが動作していることを確認します。「ファン モジュールの取り外しおよび取り付け」を参照してください。

システム ソフトウェアが正常に起動したことを確認します。システムの起動および初期設定作業については、『 Cisco MDS 9000 Family Configuration Guide 』を参照してください。

スーパバイザ モジュールおよびスイッチング/サービス モジュールが正しく搭載されていて、それぞれが正常に初期化されたことを確認します。詳細については、「スイッチング/サービス モジュールの取り外しおよび取り付け」および「スイッチング モジュールまたはサービス モジュールの取り付けの確認」を参照してください。

すべての条件が満たされていて、ハードウェア インストレーションが完了している場合は、『 Cisco MDS 9000 Family Configuration Guide 』を参照し、ソフトウェアのトラブルシューティングを行ってください。ただし、条件が1つでも満たされていない場合は、この付録で紹介する手順に従って問題を特定し、可能な場合、解決してください。

コンポーネント レベルでの問題解決

システムのトラブルシューティングでは、特定のシステム コンポーネントに問題を切り分けることが重要です。まず、システムの「現在の状態」を「正常な状態」と比較します。起動時に発生する問題の多くは、1つのコンポーネントが原因となっています。したがって、システムの各コンポーネントを個別にトラブルシューティングするよりも、問題のあるサブシステムを特定するほうが効率的です。

Cisco MDS 9216スイッチは、次のサブシステムで構成されます。

電源装置 ― 電源装置には電源装置ファンが内蔵されています。

ファン モジュール ― システムの電源がオンになっているときは、ファン モジュールが常に動作していなければなりません。グリーンのFAN LEDとファン モジュールの動作音によって、動作しているかどうかを判断できます。FAN LEDがレッドの場合は、ファン モジュール内の1つまたは複数のファンが動作していません。ただちに購入した代理店まで連絡してください(代理店への連絡を参照)。最初の起動時にファン モジュールが正常に作動しない場合、ユーザ側で行える調整作業はありません。


) シスコのリセラーからこの製品を購入された場合は、テクニカル サポートについて、リセラーに直接お問い合わせください。シスコから直接購入された場合は、次のURLからシスコのテクニカル サポートにご連絡ください。http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml


スーパバイザ モジュール ― スーパバイザ モジュールにはシステム オペレーティング ソフトウェアが組み込まれているので、システム ソフトウェアに問題がある場合は、スーパバイザ モジュールを調べます。STATUS LEDによって、スーパバイザ モジュールがスロット2のモジュール(搭載されている場合)を初期化できるかどうかがわかります。

スイッチング モジュールまたはサービス モジュール ― モジュールの
STATUS LEDから、モジュールがスーパバイザ モジュールによって初期化されたかどうかがわかります。システムは、モジュールがバックプレーンに正しく装着されていないことが原因で停止することがあります。

起動時の問題の識別

起動シーケンスにおけるシステムの状態は、LEDによって表示されます。LEDを確認すれば、起動シーケンスのどの時点で、どこに障害が発生したかを判断することができます。

起動時の問題を識別する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 スイッチをオン(|)の位置にして、電源装置をオンにします。ただちにシステム ファン モジュールの動作音が聞こえるはずです。動作音が聞こえない場合は、「電源装置のトラブルシューティング」を参照してください。電源装置が正常に動作していて、ファン モジュールが故障していることが判明した場合は、購入した代理店まで連絡してください。最初の起動時にシステム ファン モジュールが正常に作動しない場合、ユーザ側で行える調整作業はありません。ファン モジュールの交換手順については、「ファン モジュールの取り外しおよび取り付け」を参照してください。

ステップ 2 インターフェイス モジュールのLEDが次のように点灯しているかどうかを確認します。

STATUS LEDは1回だけオレンジで点滅したあと、診断ブート テスト中はオレンジで点灯し続けます。モジュールが正常(オンライン)であれば、このLEDはグリーンになります。システム ソフトウェアが起動できない場合、このLEDはオレンジのままになります。

SYSTEM LEDがグリーン。この場合、シャーシのすべての環境モニタがシステムの正常な動作を表示しています。1つ(または複数)の環境モニタが問題を表示した場合、SYSTEM LEDはオレンジまたはレッドになります。

ACTIVE LEDがグリーン。この場合、スーパバイザ モジュールは正常でアクティブです。

各LINK LEDは1回だけオレンジで点滅したあと、診断ブート テスト中はオレンジで点灯し続けます。モジュールが正常(オンライン)であれば、このLEDはグリーンになります。信号が検出されない場合、LINK LEDは消灯します。ポートに障害がある場合、LINK LEDはオレンジで点滅します。

スーパバイザ モジュールまたはインターフェイス モジュールの前面パネルLEDが1つでもレッドまたはオレンジになった場合は、購入した代理店に連絡してください(代理店への連絡を参照)。

スーパバイザ モジュールおよびインターフェイス モジュールの各LEDの詳細については、「スーパバイザ モジュールのLED」および「インターフェイス モジュールのLED」を参照してください。

ステップ 3 スーパバイザ モジュールの初期化完了後、スーパバイザ モジュールおよびスイッチング/サービス モジュールのSTATUS LEDがグリーンになったことを確認します。このLEDは、モジュールに電力が供給されていることを示します。さらに、モジュールがスーパバイザ モジュールによって認識され、有効なフラッシュ コード バージョンが組み込まれていることを示します。このLEDは、スイッチング モジュール上の個々のインターフェイスの状態を示すわけではありません。STATUS LEDがレッドまたはオレンジになった場合は、購入した代理店に連絡してください(代理店への連絡を参照)。

ステップ 4 ブート情報およびシステム バナーが表示されない場合は、端末が正しく設定されていて、スーパバイザ モジュールのコンソール ポートに正しく接続されているかどうかを確認します。


 

電源装置のトラブルシューティング

電源装置の問題を特定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 電源装置のINPUT OK LEDがグリーンで点灯していることを確認します。

a. INPUT OK LEDがグリーンの場合、AC電源および電源装置は正常です。

b. INPUT OK LEDが点灯しない場合は、まず、電源装置がシャーシの背面と水平になっているかどうかを確認します。電源スイッチをオフ(0)にして、非脱落型ネジを締め、電源スイッチをもう一度オン(|)にします。

c. それでもINPUT OK LEDが点灯しない場合は、AC電源または電源コードの問題が考えられます。

d. 電源スイッチを0にしてスイッチの電源をオフにします。別の電源を利用できる場合は、その電源に電源コードを接続し、電源スイッチをオン(|)に戻します。

e. INPUT OK LEDがグリーンになった場合、問題は最初の電源にあります。

f. 新しい電源に電源装置を接続しても、INPUT OK LEDが点灯しない場合は、電源コードを交換し、スイッチをオン(|)に戻します。

g. この段階でINPUT OK LEDが点灯した場合は、最初の電源コードの交換を依頼します。

新しい電源コードを使用し、別の電源にスイッチを接続しても、INPUT OK LEDが点灯しない場合は、電源装置が故障していると考えられます。

第2電源装置が利用できる場合は、第2電源装置ベイにその電源装置を搭載し、代理店に連絡してその後の指示を受けてください。

ステップ 2 第2(冗長)電源装置がある場合は、 ステップ1 を繰り返します。

問題を解決できない場合、または電源装置の問題なのか、それともバックプレーン コネクタの問題なのかが判別できない場合は、代理店に連絡してください(A-6ページ 「代理店への連絡」 を参照)。


 

ファン モジュールのトラブルシューティング

ファン モジュールの問題を特定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ファン モジュールのFAN LEDがグリーンになっていることを確認します。

FAN LEDが点灯しない場合は、「コンポーネント レベルでの問題解決」を参照し、電源装置が正常に動作しているかどうかを確認します。

ステップ 2 FAN LEDがレッドの場合は、ファン モジュールがバックプレーンに正しく装着されていないか、または故障しています。

a. 非脱落型ネジを緩め、ファン モジュールを取り外してから元に戻し、ファン モジュールを確実に装着します。

b. すべての非脱落型ネジを締め、システムを再起動します。

それでもFAN LEDがレッドになる場合は、ファン モジュール障害が検出されています。代理店に連絡して指示を受けてください。


 

スイッチング モジュールおよびサービス モジュールのトラブルシューティング

スロット2に搭載されたモジュールの問題を特定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 すべてのSTATUS LEDが点灯しているかどうかを確認します。インターフェイス モジュールまたはスロット2のモジュールのSTATUS LEDがレッドの場合、または点灯しない場合は、モジュールがスロットから外れている可能性があります。

ステップ 2 モジュールを取り付け直し、両方のイジェクト レバーがシャーシの背面に対して90°になるようにしてください。

ステップ 3 モジュール前面パネルの左右で、非脱落型ネジを締めます。

ステップ 4 システムを再起動します。

モジュールのSTATUS LEDがオレンジの場合、モジュールは使用中またはディセーブルです。インターフェイスを設定する手順またはイネーブルにする手順については、『 Cisco MDS 9000 Family Configuration Guide 』を参照してください。システムによるインターフェイスの再初期化が完了すると、モジュールのSTATUS LEDがグリーンになるはずです。

起動時の問題を解決できない場合は、「代理店への連絡」に記載された情報を揃え、「はじめに」の「テクニカル サポート」の手順で代理店に連絡してサポートを依頼してください。


) シスコのリセラーからこの製品を購入された場合は、テクニカル サポートについて、リセラーに直接お問い合わせください。シスコから直接購入された場合は、次のURLからシスコのテクニカル サポートにご連絡ください。
http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml



 

代理店への連絡

ここに記載されているトラブルシューティングを行っても起動時の問題を解決できない場合は、製品を購入した代理店に連絡して指示を受けてください。連絡する前に、問題を迅速に解決できるよう、あらかじめ次の情報を用意しておいてください。

スイッチの納品日

シャーシのシリアル番号(シャーシ背面パネルの右側のラベルに記載されています)

ソフトウェアのタイプおよびリリース番号

保守契約または保証に関する情報

問題の簡単な説明

問題の特定や解決のために行った作業の簡単な説明

「はじめに」の「テクニカル サポート」を参照してください。


) シスコのリセラーからこの製品を購入された場合は、テクニカル サポートについて、リセラーに直接お問い合わせください。シスコから直接購入された場合は、次のURLからシスコのテクニカル サポートにご連絡ください。
http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml