Cisco MDS 9216 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
キャビネットおよびラックへの 設置
キャビネットおよびラックへの設置
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

キャビネットおよびラックへの設置

キャビネットおよびラックの要件

キャビネットおよびラックの一般的な要件

穴あきキャビネット固有の要件

穴あきキャビネットの参考

1枚壁型キャビネット固有の要件

標準の開放型ラック固有の要件

Telcoラック固有の要件

Cisco MDS 9000ファミリー用のTeco/EIAシェルフ ブラケット

Telco/EIAシェルフ ブラケット キットの用途

ラックへの設置に関する注意事項

取り付け手順

必要な機材

4支柱のEIAラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける場合

2支柱のTelcoラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける場合

シェルフ ブラケットへのスイッチの取り付け

シェルフ ブラケット キットの取り外し(任意)

キャビネットおよびラックへの設置

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「キャビネットおよびラックの要件」

「Cisco MDS 9000ファミリー用のTeco/EIAシェルフ ブラケット」

キャビネットおよびラックの要件

ここでは、外部環境温度を0~40°Cと想定し、つぎのタイプのキャビネットおよびラックに関するCisco MDS 9000ファミリーの要件を示します。

標準穴あきキャビネット

ルーフ ファン トレイを備えた1枚壁型キャビネット(下から上への冷却)

標準開放型ラック

Telcoラック


) 密閉型キャビネットを選択する場合は、温度が検証されている標準穴あきタイプまたはファン トレイを備えた1枚壁型タイプのいずれかを推奨します。


キャビネットおよびラックの一般的な要件

キャビネットまたはラックは、次の要件を満たす必要があります。

標準19インチEIAキャビネットまたはラック ― ANSI/EIA-310-D-1992のセクション1に規定されたイングリッシュ ユニバーサル ホール スペーシングに適合するマウント レールを装備

前面マウント レール間の幅:17.75インチ(45.1 cm)以上

シャーシあたりの最小ラック スペース(上下方向):3 RU(ラック ユニット) ― 5.25インチ(13.3 cm)に相当

密閉型キャビネットの場合:

シャーシ前面にケーブル マネジメント ブラケットを取り付ける場合は、ドアを開閉できるように、キャビネットの前面マウント レールを5インチ(12.7 cm)以上、前面ドアから離す必要があります。

前面マウント レールの外側表面から背面マウント レールの外側表面までの距離は、背面ブラケットを取り付けられるように、23.5~34.0インチ(59.7~86.4 cm)にする必要があります。

シャーシの側面エッジとキャビネットの側壁の間に2.5インチ(6.4 cm)以上のスペースが必要です。シャーシの吸気口または排気口の妨げになるような障害物が途中にあってはなりません。

穴あきキャビネット固有の要件

穴あきキャビネットは、次の要件を満たす必要があります。

前面ドアおよび背面ドアの全体に穴が開いていて、60%以上が開放されていなければなりません。

天井に穴が開いていて、20%以上が開放されている必要があります。

キャビネットの床が開放されているか、または穴が開いていると、冷却能力が高くなりますが、これは必須ではありません。

500 CFMの能力があるルーフ マウント型のファンを推奨しますが、必須ではありません。

穴あきキャビネットの参考

上記要件を満たしている穴あきキャビネットの例として、Rital Corporationのものがあります。

Rittal Corporation

One Rittal Place

Springfield, OH 45504

連絡先:Rex Shook(925)736-2040

キャビネットの製品番号:Rittal 9969427

キャビネットの特性:PS-DK/OEMキャビネット アセンブリ、幅600×奥行き1000×高さ1998(42U)

1枚壁型キャビネット固有の要件

1枚壁型キャビネットは、次の要件を満たす必要があります。

ルーフ マウント型ファン トレイおよびファン トレイがキャビネット最下部から空気を吸い上げて最上部から排気し、ファン トレイによってキャビネットの天井から500 CFM以上が排気される形の冷却方式

空気が下から上へ規定どおりに流れるように、穴の開いていない(1枚型で接着された)前面ドア、背面ドア、および側面パネル

キャビネットの奥行はドアを開閉し、十分な通気を確保できるように、36~42インチ(91.4~106.7 cm)を推奨します。

キャビネットの床から吸気できるように、150平方インチ(968平方cm)以上の開放エリア

床からの吸気を妨げないために、装置最下部が床の開口部から1.75インチ(4.4 cm)以上高くなるように設置する必要があります。

標準の開放型ラック固有の要件

開放型ラック(側面パネルまたはドアのないもの)にシャーシを設置する場合は、ラックが次の要件を満たしているかどうかを確認してください。

標準19インチEIAラックまたはキャビネット ― ANSI/EIA-310-D-1992のセクション1に規定されたイングリッシュ ユニバーサル ホール スペーシングに適合するマウント レールを装備

2つの前面マウント レール間の幅:17.75インチ(45.1 cm)以上

シャーシあたりの最小ラック スペース(上下方向):3 RU(ラック ユニット) ― 5.25インチ(13.3 cm)に相当

前面マウント レールの外側表面から背面マウント レールの外側表面までの距離は、背面ブラケットを取り付けられるように、23.5~34.0インチ(59.7~86.4 cm)にする必要があります。

シャーシと隣接シャーシの間に6インチ(15.2 cm)、シャーシの通気口と壁面の間に2.5インチ(6.4 cm)のスペースが必要です。

Telcoラック固有の要件

Telcoラックは、次の要件を満たす必要があります。

2つのラックマウント レール間で計測したラック幅:17.75インチ(45.1 cm)以上

シャーシの通気口と壁面の間のスペース:2.5インチ(6.4 cm)以上

Cisco MDS 9000ファミリー用のTeco/EIAシェルフ ブラケット


) このキットはスイッチには付属していません。キットを発注する場合は、代理店にご連絡ください。


ここでは、オプションのTelco/EIAシェルフ ブラケットを使用して、ラックまたはキャビネットにCisco MDS 9000ファミリー スイッチを取り付ける手順について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。

「Telco/EIAシェルフ ブラケット キットの用途」

「ラックへの設置に関する注意事項」

「取り付け手順」

「必要な機材」

「4支柱のEIAラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける場合」

「2支柱のTelcoラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける場合」

「シェルフ ブラケットへのスイッチの取り付け」

「シェルフ ブラケット キットの取り外し(任意)」

Telco/EIAシェルフ ブラケット キットの用途

シェルフ ブラケット キットは、次の状況で、Cisco MDS 9216スイッチを支えることができます。

Cisco MDS 9216スイッチを2支柱Telcoラックに設置する場合、一時的または永続的に支えることができます(取り付け作業中は支えるために使用し、L型ブラケットをラックマウント レールに取り付けたあとで取り外すといったことができます)。

Cisco MDS 9216スイッチを4支柱EIAラックに設置する場合、一時的または永続的に支えることができます(取り付け作業中は支えるために使用し、L型ブラケットをラックマウント レールに取り付けたあとで取り外すといったことができます)。


) シェルフ ブラケット取り外し後の支えを強化するために、Cisco MDS
9216スイッチの背面ブラケットをラックマウント レールの背面に取り付けてください。


ラックへの設置に関する注意事項

ラックにシャーシを設置する前に、キャビネットまたはラックが次の要件を満たしていることを確認します。

「キャビネットおよびラックの要件」に記載されている仕様

十分なラック スペース。シェルフ ブラケット用として上下方向にシャーシ プラス2 RU、さらに取り付け作業のためのスペースが必要です。


注意 キャスタ付きラックの場合、ブレーキ機構または他の方法でラックが動かないようになっていることを確認してください。


注意 EIAラックにこのキットを取り付ける場合は、4つすべてのラックマウント レールにスイッチを固定します。EIAのレールが細いと、2本だけではシェルフ ブラケットが曲がってしまう可能性があります。

取り付け手順

表 A-1 に、シェルフ ブラケット キットの内容を示します。

 

表 A-1 シェルフ ブラケット キットの内容

個数
部品名

2

スライダ ブラケット

2

シェルフ ブラケット

1

クロスバー

2

10-32×3/8インチのなべネジ

12

12-24×3/4インチのプラスネジ

12

10-24×3/4インチのプラスネジ

必要な機材

Np. 2プラス ドライバ

巻き尺および水準器(シェルフ ブラケットを水平に保つため)

4支柱のEIAラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける場合

図 A-1に、4支柱のEIAラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける手順を示します。

図 A-1 EIAラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける場合

 

 

1

ラックマウント レール(4)

4

クロスバー

2

シェルフ ブラケット(2)

5

10-32ネジ(2)

3

スライダ レール(2)

EIAラックにシェルフ ブラケットを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 図 A-1のように、ラックマウント レールの内側にシェルフ ブラケットを重ね、シェルフ ブラケット手前のネジ穴とラックマウント レール前面の穴を合わせ、12-24または10-24のネジを3本以上使用して、ラックマウント レール前面にシェルフ ブラケットを取り付けます。


) シェルフ ブラケット最下部の穴とラックマウント レール上のラック ユニット最下部の穴(1/2インチ[1.27 cm]スペースのすぐ上にある穴)を重ねる必要があります。


ステップ 2 もう1つのシェルフ ブラケットも同じようにします。

ステップ 3 (必要に応じて水準器または巻き尺を使用して)両方のシェルフ ブラケットが同じ高さになっていることを確認します。

ステップ 4 10-32のネジを使用し、シェルフ ブラケットにクロスバーを取り付けます(図 A-1を参照)。

ステップ 5 シェルフ ブラケットにスライダ レールを差し込み(図 A-1を参照)、12-24または10-24のネジを3本以上使用して、ラックマウント レール背面にスライダ レールを取り付けます。


 

2支柱のTelcoラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける場合

図 A-2に、2支柱のTelcoラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける手順を示します。

図 A-2 Telcoラックにシェルフ ブラケット キットを取り付ける場合

 

 

1

ラックマウント レール(2)

3

10-32ネジ(2)

2

シェルフ ブラケット(2)

4

クロスバー

Telcoラックにシェルフ ブラケットを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 図 A-2のように、ラックマウント レールの内側にシェルフ ブラケットを重ね、シェルフ ブラケット手前のネジ穴とラックマウント レールの穴を合わせ、12-24または10-24のネジを3本以上使用して、ラックマウント レールにシェルフ ブラケットを取り付けます。


) シェルフ ブラケット最下部の穴とラックマウント レール上のラック ユニット最下部の穴(1/2インチ[1.27 cm]のスペースのすぐ上にある穴)を重ねる必要があります。


ステップ 2 もう1つのシェルフ ブラケットも同じようにします。

ステップ 3 (必要に応じて水準器または巻き尺を使用して)両方のシェルフ ブラケットが同じ高さになっていることを確認します。

ステップ 4 10-32のネジを使用し、シェルフ ブラケットの背面にクロスバーを取り付けます(図 A-2を参照)。


 

シェルフ ブラケットへのスイッチの取り付け

ここでは、シェルフ ブラケットの上にスイッチを取り付ける、一般的な手順について説明します。スイッチ タイプ固有の手順については、スイッチ付属のマニュアルを参照してください。


警告 この装置は、立ち入り制限区域に設置することが前提となっています。立ち入り制限区域には、特殊なツール、錠/鍵、またはその他のセキュリティ機構を利用しない限り入れません。



警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。



) システムの設置、運用、またはメンテナンスを行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 9000 Family』を参照し、安全に関する重要事項を確認してください。


シェルフ ブラケットの上にスイッチを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 シェルフ ブラケットがラックマウント レールに対して水平に正しく取り付けられていて、クロスバーがシェルフ ブラケットに正しく取り付けられているかどうか、さらにラックが動かないように固定されているかどうかを確認します。

ステップ 2 シェルフ ブラケットにスイッチを載せ、位置をまっすぐにします。

ステップ 3 スイッチ付属の手順書に従って、ラックマウント レールにスイッチを固定します。


注意 ラックがすでにアースされている場合でも、シャーシのアース接続を推奨します。シャーシにはアース端子を接続できるように、アース パッドが備わっていて、M4のネジ穴が2つあります。


 

シェルフ ブラケット キットの取り外し(任意)

2支柱のTelcoラックまたは4支柱のEIAラックにCisco MDS 9216スイッチを取り付け、ラックマウント レールにL型ブラケットを確実に固定したあとであれば、シェルフ ブラケット キットを取り外してもかまいません。EIAラックでは支えを強化するために、Cisco MDS 9216スイッチのC型ブラケットをラックマウント レールの背面に取り付けます。

シェルフ ブラケット キットを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ラックマウント レールの背面にスライダ ブラケットを固定しているネジを外し、シェルフ ブラケットからスライダ ブラケットを引き抜きます。

ステップ 2 シェルフ ブラケットにクロスバーを固定しているネジを外し、クロスバーを取り外します。

ステップ 3 ラックマウント レールの前面にシェルフ ブラケットを固定しているネジを外し、ラックからシェルフ ブラケットを取り外します。