Cisco MDS 9216 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
製品概要
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発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

製品概要

シャーシ

バックプレーン

電源装置

ファン モジュール

スーパバイザ モジュール

プロセッサ

スーパバイザ モジュールのLED

インターフェイス モジュール

インターフェイス モジュールのLED

スイッチング モジュール

16ポートの1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelスイッチング モジュール

32ポートの1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelスイッチング モジュール

スイッチング モジュールの機能

スイッチング モジュールのLED

Fibre Channelポートのモード

IPSモジュール

FCIP実行用に設定されたポート

iSCSI実行用に設定されたポート

IPSモジュールのLED

32ポートのFibre Channel ASM

CSM

CSMのLED

サポートされるSFPトランシーバ

Fibre Channel SFPトランシーバ

コンビネーション型Fibre Channel/ギガビット イーサネットSFPトランシーバ

CWDMコンビネーション型Fibre Channel/ギガビット イーサネットSFPトランシーバ

イーサネット ポート

製品概要

Cisco MDS 9216マルチレイヤ ファブリック スイッチは、Storage Area Network(SAN;ストレージ エリア ネットワーク)のアプリケーションをサポートします。Cisco MDS 9216スイッチが提供するスケーラビリティ、マルチトランスポート機能、セキュリティによって、企業のSANを容易に管理できるようになります。Cisco MDS 9216スイッチは、Cisco MDS 9500シリーズのマルチレイヤ ダイレクタと同じアーキテクチャを備えた、インテリジェントで柔軟性の高いファブリック スイッチです。

Cisco MDS 9216スイッチが提供する機能は、次のとおりです。

スーパバイザ モジュール

16ポートまたは32ポートのスイッチング モジュール ― 1 Gbps/2 Gbpsの自動検知型Fibre Channel(FC)ポートを備え、合計で48ポートまでサポートします。

スーパバイザ モジュールにローカルおよびリモート管理インターフェイスを提供するインターフェイス モジュール

ホットスワップ可能なモジュラ型の8ポート IP Storage Services(IPS)モジュール

冗長構成の電源装置、ファン モジュール、およびシステム クロック

電源および冷却管理機能と環境モニタ機能

現場交換可能なホットスワップ対応のSmall Form-factor Pluggable(SFP)トランシーバをサポートするポート インターフェイス

Cisco MDS 9216スイッチの設定手順については、『 Cisco MDS 9000 Family Configuration Guide 』を参照してください。

この章では、Cisco MDS 9216スイッチの概要を紹介します。具体的な内容は、次のとおりです。

「シャーシ」

「バックプレーン」

「電源装置」

「ファン モジュール」

「スーパバイザ モジュール」

「スイッチング モジュール」

「IPSモジュール」

「32ポートのFibre Channel ASM」

「CSM」

「サポートされるSFPトランシーバ」

「イーサネット ポート」

シャーシ

Cisco MDS 9216スイッチのシャーシには2つのスロットと、16ポートのスイッチング モジュールを組み込んだスーパバイザ モジュール(着脱不可)が搭載されています。第2スロットには16/32ポートのスイッチング モジュールまたはIPSモジュールをどちらでも搭載できます(図 1-1を参照)。デュアル電源装置および着脱式ファン モジュールをサポートします。

スロット1には、16ポートのスイッチング モジュールを組み込んだスーパバイザ モジュールが搭載されています。このスーパバイザ モジュールはスイッチングおよびローカルまたはリモートの管理機能を実行します。スロット1の上にインターフェイス モジュールがあります。これはスーパバイザ モジュールにローカルおよびリモート管理インターフェイスを提供します。

スロット2には、ホットスワップ可能な16/32ポート スイッチング モジュールまたは8ポートのIPSモジュールを追加できます。

図 1-1 Cisco MDS 9216のシャーシ

 

1

16ポートのスイッチング モジュールが組み込まれたスーパバイザ モジュール

3

ファン モジュール

2

スイッチング モジュールまたはサービス モジュール(IPSなど)

4

インターフェイス モジュール

バックプレーン

Cisco MDS 9216バックプレーンがサポートするモジュールは、次のとおりです。いずれもバックプレーンに直接接続します。

16ポートのスイッチング モジュールが組み込まれたスーパバイザ モジュール×1。詳細については、「スーパバイザ モジュール」を参照してください。

スーパバイザ モジュールにコンソール ポート、COM1ポート、およびMGMT 10/100イーサネット ポートを提供するインターフェイス モジュール×1。詳細については、「インターフェイス モジュール」を参照してください。

次のオプション モジュールのうちの1つ

スイッチ ファブリックおよびスーパバイザ モジュールに接続してシステム管理を実行する、16ポートのホットスワップ対応型スイッチング モジュール。詳細については、「スイッチング モジュール」を参照してください。

スイッチ ファブリックおよびスーパバイザ モジュールに接続してシステム管理を実行する、32ポートのホットスワップ対応型スイッチング モジュール。詳細については、「スイッチング モジュール」を参照してください。

ホットスワップ対応のIPSモジュール。詳細については、「IPSモジュール」を参照してください。

ホットスワップ対応のASM。詳細については、「32ポートのFibre Channel ASM」を参照してください。

ホットスワップ対応のCSM。詳細については、「CSM」を参照してください。

デフォルトで冗長構成の電源装置×2。必要に応じてコンビネーションとして設定できます。

システム クロックを生成する冗長構成のセルフモニタ型クロック モジュール。


) Cisco MDS 9216スイッチに搭載されたクロック モジュールのMTBF(平均故障時間)は、実地測定値で約320万時間すなわち365年です。クロック モジュールが故障することはほとんどありえませんが、万一故障した場合、システムはエラー メッセージを生成し、一方のクロック モジュールから他方のクロック モジュールへ切り替えます。システムは自動的にリセットされます。これらのクロック モジュールはホットスワップ対応ではありません。故障したクロック モジュールを交換する場合は、システムの停止時間を考慮する必要があります。


電源装置

Cisco MDS 9216スイッチは、ホットスワップ可能な845 WのデュアルAC電源装置をサポートします。1台で、他方の電源装置が故障した場合にシャーシ全体をまかなうだけの電力を供給できます。電源装置は各自の出力電圧をモニタし、スーパバイザ ファブリック モジュールにステータスを伝えます。オプション モジュールの予期しない停止を防ぐために、電源管理ソフトウェアは十分な電力を利用できる場合に限ってモジュールを起動させます。

Cisco MDS 9216の電源装置は、冗長構成にすることも、コンビネーションとして設定することもできます。デフォルトでは冗長構成になるので、一方が故障しても、残った電源装置でシステム全体をまかなうことができます。電源装置の設定手順については、『Cisco MDS 9000 Family Configuration Guide』を参照してください。

図 1-2に電源装置を示します。

図 1-2 845 Wのデュアル電源装置を装備したCisco MDS 9216スイッチ

1

電源装置のスイッチ

3

電源装置のハンドル

2

AC電源コネクタ

4

電源装置のLED

ファン モジュール

Cisco MDS 9216スイッチは、4つのファンを備えたホットスワップ対応型ファン モジュールをサポートします。ファン モジュールは270 CFM(立法フィート/分)の冷却能力があり、スロットあたり400 Wの電力消費に対応します。スーパバイザ モジュール上のセンサが内部の温度をモニタします。温度が規定のスレッシュホールドを超えると、環境モニタによって警告メッセージが表示されます。

ファン モジュールを構成するファンが1つ以上故障すると、ファン ステータスLEDがレッドになります。ファンを個々に交換することはできません。ファン モジュール全体を交換しなければなりません。ファン アセンブリを取り外しても、規定の温度スレッシュホールドを超えないかぎり、Cisco MDS 9216スイッチの動作は継続します。したがって、システムを停止させずにファン モジュールの交換ができます。ファン モジュールの交換手順については、「ファン モジュールの取り外しおよび取り付け」を参照してください。

スーパバイザ モジュール

スーパバイザ モジュールには、16ポートのスイッチング モジュールが組み込まれており、Cisco MDS 9216スイッチの制御および管理機能を提供します。スーパバイザ モジュールは、障害個所を回避できるように、複数の通信経路および制御経路を提供します。


) 統合された16ポート スイッチング モジュールおよびその機能については、「16ポートの1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelスイッチング モジュール」を参照してください。


図 1-3にCisco MDS 9216のスーパバイザ モジュールを示します。

スーパバイザ モジュールの主要なコンポーネントは、次のとおりです。

「プロセッサ」

「スーパバイザ モジュールのLED」

図 1-3 Cisco MDS 9216の固定式スーパバイザ モジュール(16ポートのスイッチング モジュール内蔵)

 

1

STATUS LED

3

LINK LED(ポートの下、左側)およびSPEED LED(ポートの下、右側)

2

1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelポート

4

資産管理用のタグ

プロセッサ

スーパバイザ モジュールにはPentium IIIクラスのプロセッサ、1 GBのDRAM、さらにソフトウェア イメージを保管する256 MBの内蔵CompactFlashカードが搭載されています。

スーパバイザ モジュールのLED

表 1-1 に、Cisco MDS 9216用スーパバイザ モジュールのLEDについて説明します。

 

表 1-1 Cisco MDS 9216の固定式スーパバイザ モジュール(16ポートのスイッチング モジュール内蔵)のLED

LED
状態
説明

STATUS

グリーン

すべての診断テストに合格しました。モジュールは正常に動作しています(正常な初期化シーケンス)。

オレンジ

モジュールは起動中または診断テストの実行中です(正常な初期化シーケンス)。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にマイナー スレッシュホールドを超過)。

レッド

診断テストに失敗しました。初期化シーケンス中に障害が発生したため、モジュールは正常に動作していません。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にメジャー スレッシュホールドを超過)。

SPEED

点灯

2 Gbpsモード

消灯

1 Gbpsモード

LINK

グリーンで点灯

リンクはアップしています。

グリーンで点滅

リンクはアップしています(ポートを識別するためのビーコン)。

オレンジで点灯

リンクはソフトウェアによってディセーブルになっています。

オレンジで点滅

障害条件が発生しています。

消灯

リンクはありません。

インターフェイス モジュール

インターフェイス モジュールはスロット1の上にあり(図 1-4を参照)、次のローカルおよびリモート管理インターフェイスを提供します。

RS-232(EIA/TIA-232)コンソール ポート。RJ-45コネクタを使用して次の作業を行うことができます。

CLI(コマンドライン インターフェイス)によるスイッチの設定

ネットワーク統計情報およびエラーのモニタ

SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェント パラメータの設定

MGMT 10/100イーサネット ポート。RJ-45コネクタを使用してネットワークを管理できます。

RS-232 COM1ポート。DB-9コネクタを使用してモデムに接続できます。

図 1-4 Cisco MDS 9216スイッチのインターフェイス モジュール

 

1

ESDソケット(静電気防止用ストラップを接続)

5

コンソール ポート

2

アース パッド(テープの下)

6

MGMT 10/100イーサネット ポート
(LINKおよびACTIVITY LED内蔵)

3

STATUSおよびSYSTEM LED

7

COM1ポート

4

リセット ボタン

8

資産管理用のタグ

9

インターフェイス モジュール

インターフェイス モジュールのLED

表 1-2 に、Cisco MDS 9216用インターフェイス モジュールのLEDについて説明します。

 

表 1-2 Cisco MDS 9216用インターフェイス モジュールのLED

LED
状態
説明

STATUS

グリーン

すべての診断テストに合格しました。モジュールは正常に動作しています(正常な初期化シーケンス)。

オレンジ

モジュールは起動中または診断テストの実行中です(正常な初期化シーケンス)。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にマイナー スレッシュホールドを超過)。

レッド

診断テストに失敗しました。初期化シーケンス中に障害が発生したため、モジュールは正常に動作していません。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にメジャー スレッシュホールドを超過)。

SYSTEM

グリーン

シャーシのすべての環境モニタでOKがレポートされました。

オレンジ

電源装置が故障しているか、または電源装置のファンが故障しています。

互換性のない電源装置が搭載されています。

冗長クロック障害が発生しました。

レッド

スーパバイザ モジュールの温度がメジャー スレッシュホールドを超えました。

MGMT 10/100
ETHERNET
LINK LED

グリーン

リンクはアップしています。

消灯

リンクはありません。

MGMT 10/100
ETHERNET
ACTIVITY
LED

グリーン

ポート上をトラフィックが流れています。

消灯

リンクまたはトラフィックはありません。

スイッチング モジュール

Cisco 9216スイッチで使用できるホットスワップ対応のスイッチング モジュールは、次のとおりです。

16ポートの1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelスイッチング モジュール

32ポートの1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelスイッチング モジュール

Cisco MDS 9216スイッチは、スーパバイザ モジュールに組み込まれている16ポートの1 Gbps/2 Gbpsスイッチング モジュールのほかに、ホットスワップ対応のスイッチング モジュールまたはサービス モジュールを1つサポートします。

Fibre Channelスイッチング モジュールがシステム全体の電源管理および自動ネゴシエーションを行うため、ポートはリンクの反対側と速度のネゴシエーションを行うことができます。各モジュールに温度センサがあり、さらにシリアル番号およびモデル番号を格納したEEPROM(電気的消去再書き込み可能ROM)を備えています。

Fibre Channelポート インターフェイスは、ホットスワップ対応のFibre Channel SFPトランシーバをサポートします。SWL(短波)またはLWL(長波)のトランシーバを使用できます。ポート インターフェイスは、Coarse Wavelength-Division Multiplexing(CWDM;粗波長分割多重)SFPトランシーバもサポートします。
CWDM SFPトランシーバは、EWL(超長距離)伝送またはCWDMに使用できます。SFPトランシーバの詳細については、「サポートされるSFPトランシーバ」を参照してください。

16ポートの1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelスイッチング モジュール

16ポートの1 Gbps/2 Gbpsスイッチング モジュールは、スイッチと高性能ホストまたはストレージ コントローラ間のISL(スイッチ間リンク)接続など、最大限の高帯域幅を必要とする用途に最適です。16ポートのスイッチング モジュールは、全ポート同時に、各方向で最大2 Gbpsの平均データ レートをサポートします。図 1-5に、16ポートの1 Gbps/2 Gbpsスイッチング モジュールを示します。

16ポートFibre Channelスイッチング モジュールの自動検知型1 Gbps/2 Gbpsポートを高性能サーバおよびストレージ サブシステムに接続すると、最大64 Gbpsの連続する総計帯域幅が得られます。

図 1-5 Cisco MDS 9000ファミリーの16ポート1 Gbps/2 Gbpsスイッチング モジュール

 

1

STATUS LED

3

LINK LED(ポートの下、左側)およびSPEED LED(ポートの下、右側)

2

1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelポート

4

資産管理用のタグ

32ポートの1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelスイッチング モジュール

32ポートの1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelスイッチング モジュールを使用すると、最適な形で帯域幅を割り当て、最高水準のライン カード ポート密度を実現できます。モジュールは4ポートずつ8グループの構成です。4ポートから構成される各グループの中で、最初のポートだけをISLにすることができます。最初のポートをISLにした場合、グループ内の他の3ポートは使用できなくなります。1つのポート グループを構成する4ポートは、1つの内部チャネルを共有し、加入率は約3.2:1になります。32ポートの1 Gbps/2 Gbpsスイッチング モジュールを使用すると、従来より低価格のポート単価でより多くのポートが得られます。図 1-6に、32ポートのスイッチング モジュールを示します。


ヒント 2台のホスト間で完全な2 Gbps帯域幅を実現するには、第1ホストを最初のポート グループに、第2ホストを2番目のポート グループに接続します。


図 1-6 Cisco MDS 9000ファミリーの32ポート1 Gbps/2 Gbpsスイッチング モジュール

 

1

STATUS LED

3

LINK LED(ポートの下、左側)およびSPEED LED(ポートの下、右側)

2

1 Gbps/2 Gbps Fibre Channelポート グループ

4

資産管理用のタグ

スイッチング モジュールの機能

各スイッチング モジュールは、ローカルなDC/DC電源コンバータおよびレギュレータを備えたバックプレーン上の42 Vから電力を取り入れます。

スイッチング モジュール上の制御プロセッサが電源オン、オフライン、およびオンラインの診断を行います。制御プロセッサを使用すると、スイッチ モジュール上のデバイスを設定し、各ポートから統計データを収集することができます。

制御プロセッサは、使用されているスロットを判別し、プロセッサのDC/DC電源および温度をモニタできます。問題を検出した制御プロセッサは、スーパバイザ モジュールに伝え、前面パネルにアラームを表示します。

スイッチング モジュールの前面パネルは、電源オン、セルフテスト実行中、セルフテスト合格、アラーム、レディといった基本的なステータス情報を表示します。

スイッチング モジュールのバイナリ イメージは、スーパバイザ モジュールからダウンロードされます。イメージがダウンロードされるまで、スイッチング モジュールの制御プロセッサは、そのモジュールのローカルCompactFlashカードに格納されたコードから実行されます。


) ソフトウェアの日常的なダウンロードは不要です。


スーパバイザ モジュールは、スイッチング モジュールを強制的にリセットし、スイッチング モジュールへの電力供給を制御できます。

スイッチング モジュール上の1つのコンポーネントまたはコンポーネント セットで障害が発生しても、それがシステムで唯一の障害であれば、他のスイッチング モジュールが使用不能になることはありません。

大部分のコンポーネント障害を検出できるように、各スイッチング モジュールにはハードウェア ウォッチドッグ タイマーがあり、定期的にメンテナンスされていないカードがあればリセットされます。

スイッチング モジュールのLED

表 1-3 に、16/32ポート スイッチング モジュールのLEDについて説明します。

 

表 1-3 Cisco MDS 9000ファミリーFibre Channelスイッチング モジュールのLED

LED
状態
説明

STATUS

グリーン

すべての診断テストに合格しました。モジュールは正常に動作しています(正常な初期化シーケンス)。

オレンジ

モジュールは起動中または診断テストの実行中です(正常な初期化シーケンス)。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にマイナー スレッシュホールドを超過)。

レッド

診断テストに失敗しました。初期化シーケンス中に障害が発生したため、モジュールは正常に動作していません。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にメジャー スレッシュホールドを超過)。

SPEED

点灯

2 Gbpsモード

消灯

1 Gbpsモード

LINK

グリーンで点灯

リンクはアップしています。

グリーンで常時点滅

リンクはアップしています(ポートを識別するためのビーコン)。

断続的にグリーンで点滅

リンクはアップしています(ポート上にトラフィック)。

オレンジで点灯

リンクはソフトウェアによってディセーブルになっています。

オレンジで点滅

障害条件が発生しています。

消灯

リンクはありません。

Fibre Channelポートのモード

Fibre Channelスイッチング モジュールには、1.0625 Gbpsおよび2.125 GbpsのFibre Channel速度をサポートする自動設定型のFibre Channelポートが備わっています。ポートの動作モードは、次のとおりです。

Auto ― 自動ポートはEポート、Fポート、FLポート、またはTEポート モードで動作可能です。ポート モードは、インターフェイスの初期化時に決定されます。

E ― 拡張ポート(Eポート)は、2台のFibre Channelスイッチを相互接続します。

F ― ファブリック ポート(Fポート)は、Point-To-Point(PTP;ポイントツーポイント)リンクを使用して、ファブリックのエンド ノード(Nポート)上にある周辺ホストまたはストレージにスイッチを接続します。1つのFポートを接続できるのは、1つのNポートだけです。

FL ― ファブリック ループ ポート(FLポート)は、公衆ループにスイッチを接続します。

Fx ― Fxポートは、Fポート モードでもFLポート モードでも動作可能です。Fxポートのモードは、インターフェイスの初期化時に決定されます。

SD ― SPAN(スイッチド ポート アナライザ)宛先ポート(SDポート)は、スイッチド ファブリック環境で検査用ポートとしての役割を果たします。

ST ― SPANトンネル ポート(STポート)は、Fibre Channelトンネルの送信元スイッチにおけるエントリ ポイント ポートとして動作します。STポートはRemote SPAN(RSPAN)ポート固有であり、通常のFibre Channelトラフィックには使用できません。

TE ― トランキングEポート(TEポート)は、複数のVSANにスイッチを接続します。

TL ― トランスレーティブ ループ ポート(TLポート)は、専用ループにスイッチを接続します。

サポートされるポート タイプの詳細については、『Cisco MDS 9000 Family Configuration Guide』を参照してください。

IPSモジュール

IPSモジュールは、iSCSIポート、FCIP over Gigabit Ethernetポート、またはその両方の組み合わせを8ポート提供し、VSAN、セキュリティ、トラフィック管理など、他のモジュールで利用できるインテリジェント機能をサポートします。

IPSモジュール ポートは、iSCSIプロトコル、FCIPプロトコル、または両方のプロトコルを同時にサポートするように設定できます。ポートの設定については、『 Cisco MDS 9000 Family Configuration Guide 』を参照してください。

ポート インターフェイスは、ホットスワップ対応のギガビット イーサネットSFPトランシーバ(SWLまたはLWL)およびCWDM SFPトランシーバ(EWLまたはCWDM)をサポートします。SFPトランシーバの詳細については、「サポートされるSFPトランシーバ」を参照してください。


) IPSモジュールは、Cisco MDS SAN-OS Release 1.1(1a)以降が稼働しているスイッチでサポートされます。


図 1-7に、IPSモジュールを示します。

図 1-7 Cisco MDS 9000ファミリーのIPSモジュール

 

 

1

STATUS LED

3

LINK LED

2

ギガビット イーサネット ポート

4

資産管理用のタグ

FCIP実行用に設定されたポート

FCIPの実行用に設定されたポートは、最大3つの仮想ISL接続(FCIPトンネル)をサポートするように設定できます。FCIPリンクは、2つのFCIP対応スイッチ間で、IPを使ってFibre Channelトラフィックをトランスペアレントに伝送します。各リンクは、それぞれの終端にEポートまたはTEポートを備えた仮想Fibre Channel ISLとして動作します。

iSCSI実行用に設定されたポート

iSCSIの実行用に設定されたポートは、IPSモジュールとFC接続されたターゲットに、IP接続されたイニシエータがアクセスできるようにします。モジュールはホストから送られたiSCSIコマンドを終了し、ターゲットに対して新しいFibre Channelコマンドを開始して、IPドメインとFibre Channelドメイン間で変換を実行します。

IPSモジュールのLED

表 1-4 に、IPSモジュールのLEDについて説明します。

 

表 1-4 CiscoMDS 9000ファミリーのIPSモジュールのLED

LED
状態
説明

STATUS

グリーン

すべての診断テストに合格しました。モジュールは正常に動作しています(正常な初期化シーケンス)。

オレンジ

モジュールは起動中または診断テストの実行中です(正常な初期化シーケンス)。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にマイナー スレッシュホールドを超過)。

レッド

診断テストに失敗しました。初期化シーケンス中に障害が発生したため、モジュールは正常に動作していません。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にメジャー スレッシュホールドを超過)。

LINK

グリーンで点灯

リンクはアップしています。

グリーンで点滅

リンクはアップしています(ポートを識別するためのビーコン)。

オレンジで点灯

リンクはソフトウェアによってディセーブルになっています。

オレンジで点滅

障害条件が発生しています。

消灯

リンクはありません。

32ポートのFibre Channel ASM

Cisco MDS 9000ファミリーの32ポートFibre Channel ASMは、最大32のFibre Channelポートをサポートし、ネットワークベースのボリューム管理、コピー サービスといった分散型インテリジェント ストレージ サービスを提供します。さらに、仮想化に対応します。このモジュールによって、最適な形で帯域幅を割り当て、最高水準のライン カード ポート密度を実現できると共に、32 Gbpsの総計帯域幅が得られます。


) ASMモジュールは、Cisco MDS SAN-OS Release 1.2(2a)以降が稼働しているスイッチでサポートされます。


Fibre Channelポート インターフェイスは、ホットスワップ対応のFibre Channel SFPトランシーバをサポートします。このトランシーバは、500 mまで接続できるSWLまたは10 kmまで接続できるLWLのどちらかにタイプにできます。インターフェイスはすべて自動検知型1/2 Gbpsに対応します。ポート インターフェイスは、CWDM SFPトランシーバもサポートします。CWDM SFPトランシーバは、EWL(超長距離)伝送またはCWDMに使用できます。SFPトランシーバの詳細については、「サポートされるSFPトランシーバ」を参照してください。


ヒント 2台のホスト間で完全な2 Gbps帯域幅を実現するには、一方のホストを最初のポート グループに、もう一方のホストを2番目のポート グループに接続します。


図 1-6に、Fibre Channel ASMを示します。[DS-X9032-SMV]という製品番号が左側に記されています。

図 1-8 Fibre Channel ASM

 

1

STATUS LED

3

LINKおよびSPEED LED

2

1/2 Gbps Fibre Channelポート グループ

4

資産管理用のタグ

各モジュールは、ローカルなDC/DC電源コンバータおよびレギュレータを備えたバックプレーン上の42 Vから電力を取り入れます。

モジュール上の制御プロセッサが電源オン、オフライン、およびオンラインの診断を行います。制御プロセッサを使用すると、スイッチ モジュール上のデバイスを設定し、各ポートから統計データを収集することができます。

制御プロセッサはDC/DC電源および温度をモニタします。問題を検出した制御プロセッサは、スーパバイザ モジュールに伝え、前面パネルにアラームを表示します。

サービス モジュールの前面パネルは、電源オン、セルフテスト実行中、セルフテスト合格、アラーム、レディといった基本的なステータス情報を表示します。

サービス モジュールのバイナリ イメージは、スーパバイザ モジュールからダウンロードされます。イメージがダウンロードされるまで、スイッチング モジュールの制御プロセッサは、そのモジュールのローカルCompactFlashカードに格納されたコードから実行されます。


) ソフトウェアをダウンロードしなければならないのは、コードの更新が必要な場合だけです。


スーパバイザ モジュールは、サービス モジュールを強制的にリセットし、サービス モジュールへの電力供給を制御できます。

サービス モジュール上の1つのコンポーネントまたはコンポーネント セットで障害が発生しても、それがシステムで唯一の障害であれば、その障害によって他のスイッチング モジュールが使用不能になることはありません。

大部分のコンポーネント障害を検出できるように、各スイッチング モジュールにはハードウェア ウォッチドッグ タイマーがあり、定期的にメンテナンスされていないカードがあればリセットされます。

表 1-5 に、ASMのLEDについて説明します。

 

表 1-5 Fibre Channel ASMのLED

LED
状態
説明

STATUS

グリーン

すべての診断テストに合格し、モジュールは正常に動作しています(正常な初期化シーケンス)。

オレンジ

モジュールは起動中または診断テストの実行中です(正常な初期化シーケンス)。

モジュールが起動しない場合、または診断テストが実行されない場合は、過熱条件が発生しています(環境モニタ中にマイナー スレッシュホールドを超過しました)。

レッド

初期化シーケンス中に障害が発生したため、診断テストで不合格となり、モジュールは正常に動作していません。

モジュールが起動しない場合、または診断テストが実行されない場合は、過熱条件が発生しています(環境モニタ中にメジャー スレッシュホールドを超過しました)。

SPEED

点灯

ポートは2 Gbpsモードで送信します。

消灯

ポートは1 Gbpsモードで送信します。

LINK

グリーンで点灯

リンクは正常です。

グリーンで常時点滅

リンクは正常で、ビーコンがイネーブルです。

断続的にグリーンで点滅

リンクはアップしています。トラフィックがポート上を流れています。

オレンジで点灯

リンクはソフトウェアによってディセーブルになっています。

オレンジで点滅

障害条件が発生しています。

消灯

リンクはありません。

CSM

CSMは、仮想化サービスを提供します。Cisco MDS 9000ファミリー スイッチはこの仮想化サービスによって、物理リソースを仮想リソースとして再割り当てし、効率を向上させることができます。CSMはスイッチのバックプレーンを介してデータを送受信します。2つのディスク ドライブとともに、電源障害時に備えてバックアップ用のバッテリが2つ内蔵されています。外部ポートはありません。

CSMはペアでファブリックに実装し、冗長性とバックアップを実現する必要があります。サポートされるのは、ファブリックに2つ以上のCSMが構成されている場合だけです。ただし、各CSMを同じスイッチに搭載する必要はありません。

CSMがソフトウェアによってシャットダウンされた場合は、外部電源障害が発生するか、またはモジュールが給電されたままバックプレーンから切り離され、メモリ データのバックアップがディスク ドライブで自動的に行われたあとで、シャットダウンされます。外部電源を使用できなくても、CSMのバッテリで十分にバックアップ可能です。

図 1-9に、CSMの前面プレートを示します。

図 1-9 CSMの前面プレート

1

CSMのSTATUS LED

5

DISK 1のSTATUS LED

2

BATTERYのSTATUS LED

6

NODE 2のLED

3

NODE 1のLED

7

NODE 2のSTATUS LED

4

NODE 1のSTATUS LED

8

DISK 2のSTATUS LED

図 1-10に、CSMにおけるディスク ドライブおよびバッテリの位置を示します。


注意 バッテリは完全に充電された状態で出荷されるため、正しく取り扱う必要があります。バッテリ交換のサポートについては、購入された代理店にお問い合わせください。

図 1-10 CSMの内部

1

ディスク ドライブ2

3

バッテリ 2

2

ディスク ドライブ1

4

バッテリ 1

CSMの取り外しおよび取り付けとバッテリのメンテナンスについては、「スイッチング/サービス モジュールの取り外しおよび取り付け」を参照してください。

CSMのLED

表 1-6 に、CSMモジュールのLEDについて説明します。

 

表 1-6 CiscoMDS 9000ファミリーCSMのLED

LED
状態
説明

モジュール
のSTATUS

グリーン

すべての診断テストに合格し、モジュールは正常に動作しています(正常な初期化シーケンス)。

オレンジ

モジュールは起動中または診断テストの実行中です(正常な初期化シーケンス)。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にマイナー スレッシュホールドを超過)。

レッド

初期化シーケンス中に障害が発生したため、診断テストで不合格となり、モジュールは正常に動作していません。

過熱条件が検出されました(環境モニタ中にメジャー スレッシュホールドを超過)。

ノードの
STATUS

グリーン

ノードは完全に動作可能です。

グリーンで点滅

ノードはクラスタにまだ組み込まれていません。

オレンジ

モジュールの起動中またはノードが管理上のダウン状態です。

オレンジで点滅

ノードはサービス モードです。

レッド

ノード障害が発生しました。

消灯

ノードに電力が供給されていません。

バッテリの
STATUS

グリーン

バッテリが十分に充電されているのでキャッシュ ダンプ可能です。

グリーンで点滅

充電中ですがすでに十分に充電されているのでキャッシュ ダンプ可能です。

バッテリの調整中です。

オレンジで点滅

充電中ですがまだ充電が不十分なのでキャッシュ ダンプはできません。

レッド

バッテリ障害またはバッテリが充電されましたがキャッシュ ダンプには不十分です。バッテリを交換してください。

消灯

バッテリに電力が供給されていないので、充電できません。

DISKの
STATUS

グリーンで点灯

ディスクは正常に動作しています。

オレンジで点滅

ディスクにキャッシュをダンプしています。

グリーンで点滅

ディスクからキャッシュを復元しています。

レッド

ディスク障害が発生しました。

消灯

ディスクに電力が供給されていません。

サポートされるSFPトランシーバ

Cisco MDS 9216で使用できるシスコのSFPトランシーバは、次のとおりです。

Fibre Channel SFPトランシーバ:SWLまたはLWL

コンビネーション型のFibre Channel/ギガビット イーサネットSFPトランシーバ:SWLまたはLWL

コンビネーション型のFibre Channel/Gigabit Ethernet CWDM SFPトランシーバ:ELWL(超長波)伝送またはCWDMに使用可能


) コンビネーション型のFibre Channel/ギガビット イーサネットSFPトランシーバは、Cisco MDS SAN-OS Release 1.1(1a)以降が稼働しているスイッチでサポートされます。


SFPトランシーバはField-Replaceable Unit(FRU)です。スイッチでサポートされるSFPトランシーバであれば、任意の組み合わせで使用できます。唯一の制限は、SWLトランシーバはSWLトランシーバと、LWLトランシーバはLWLトランシーバとペアにする必要があり、通信の信頼性を確保するために、規定のケーブル長を超えないようにするという点だけです。

サポートされるSFPトランシーバのリストについては、リリース ノートを参照してください。特定のCisco SFPトランシーバの詳細については、そのSFPトランシーバのマニュアルを参照してください。

SFPトランシーバは別途発注することも、Cisco MDS 9216と共に発注することもできます。


) Cisco MDS 9216では、必ずシスコのSFPトランシーバを使用してください。シスコの各SFPトランシーバにはモデル情報がエンコードされており、スイッチはこの情報に基づいて、SFPトランシーバがスイッチの要件を満たしているかどうかを確認します。


Fibre Channel SFPトランシーバ

シスコのFibre Channel SFPトランシーバには、SWL用およびLWL用があります。どちらのバージョンも1 Gbps/2 Gbpsに対応します。

シスコのFibre Channel SFPトランシーバにはLCコネクタが備わっており、FC-PI 10.0.2で定義された1 Gbps/2 Gbps Fibre Channel規格に適合しています。

2 Gbpsの伝送範囲は次のとおりです。

LWL:9ミクロンのシングルモード光ファイバで最大10 km

SWL:50ミクロンのマルチモード光ファイバで最大300 m

SWL:62.5ミクロンのマルチモード光ファイバで最大150 m

トランシーバ仕様の詳細については、 付録D「ケーブルおよびポートの仕様」 を参照してください。

コンビネーション型Fibre Channel/ギガビット イーサネットSFPトランシーバ

シスコのコンビネーション型Fibre Channel/ギガビット イーサネットSFPトランシーバには、SWL用およびLWL用があります。どちらのバージョンも1 Gbps/2 Gbpsに対応します。

シスコのコンビネーション型SFPトランシーバにはLCコネクタが備わっており、FC-PI 10.0.2で定義された1 Gbps/2 Gbps Fibre Channel規格に適合しています。

伝送範囲は次のとおりです。

LWL:9ミクロンのシングルモード光ファイバで最大10 km

SWL:50ミクロンのマルチモード光ファイバで最大300 m

SWL:62.5ミクロンのマルチモード光ファイバで最大150 m

トランシーバ仕様の詳細については、 付録D「ケーブルおよびポートの仕様」 を参照してください。

CWDMコンビネーション型Fibre Channel/ギガビット イーサネットSFPトランシーバ

Cisco MDS 9216上のFibre Channelポートおよびギガビット イーサネット ポートは、いずれもCWDM SFPトランシーバをサポートします。

Cisco CWDM SFPトランシーバにはLCコネクタが備わっており、ギガビット イーサネットとFibre Channel(1 Gbps/2 Gbps)の両方をサポートします。いずれも、Cisco CWDM GBICおよびCisco CWDM Optical Add/Drop Module(OADM;光分岐挿入モジュール)の波長プランと一致します。

CWDM SFPトランシーバには2種類の用途があります。

CWDM伝送 ― OADMを使用し、同じ光ファイバ上で異なる信号を同時に伝送するレーザー波長を8つまで送受信できます。

EWL信号の送信 ― LWL SFPトランシーバより長距離の伝送が可能です。

CWDM SFPトランシーバには8種類の「カラー」があり、それぞれ決まった波長と対応しています。CWDM SFPトランシーバからの光ファイバ ケーブルは、OADMに接続する必要があります。これによって、異なる発信信号の波長が組み合わされて1つの複合送信信号になり、受信した伝送がさまざまな波長に分離されて、それぞれ対応するCWDM SFPトランシーバに送信されます。

トランシーバ仕様の詳細については、 付録D「ケーブルおよびポートの仕様」 を参照してください。

イーサネット ポート

IPSモジュールは、1 Gbpsのイーサネット ポートをサポートします。サポートされるポート タイプの詳細については、『Cisco MDS 9000 Family Configuration Guide』を参照してください。