Cisco MDS 9000 ファミリー トラブルシューティング ガイド Release 3.x
テクニカル サポートへ問い合わせる前 の準備
テクニカル サポートへ問い合わせる前の準備
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

テクニカル サポートへ問い合わせる前の準備

TAC へ問い合わせる前に実行する手順

スイッチとの間でのファイル コピー

Device Manager によるファイルのコピー

CLI によるファイルのコピー

コア ダンプの使用

コア ダンプの CLI による設定

テクニカル サポートへ問い合わせる前の準備

この付録では、Cisco MDS 9000 ファミリのマルチレイヤ ディレクタおよびファブリック スイッチについてテクニカル サポートへ問い合わせる前に実行する手順を説明しています。この付録には、次の内容が記載されています。

「TAC へ問い合わせる前に実行する手順」

「コア ダンプの使用」


) シスコのサポートをシスコのリセラーからご購入された場合は、リセラーに直接お問い合わせください。サポートをシスコから直接ご購入された場合は、次の URL にある Technical Assistance Center(TAC)にご連絡ください。
http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtm


TAC へ問い合わせる前に実行する手順

ある時点で、何らかの追加支援を受けるために、テクニカル サポート担当者または Cisco TAC への問い合わせが必要になることがあります。ここでは、問題の解決にかかる時間を短くするために、次のレベルのサポートに問い合わせる前に実行する必要がある手順の概要について説明します。


) 少なくとも下記のステップ 1 が完了するまでは、モジュールまたはスイッチをリロードしないでください。一部のログとカウンタは揮発性ストレージに保持されているので、リロードを実行すると消去されてしまいます。


テクニカル サポート担当者に問い合わせる前に必要な準備作業の手順は、次のとおりです。


ステップ 1 スイッチの情報とコンフィギュレーションを収集します。この作業は、問題解決の前と後で行う必要があります。次の 3 つの方法では、それぞれが同じ情報を提供します。

a. Fabric Manager で Tools > Show Tech Support を選択します。Fabric Manager では、コンフィギュレーション情報を複数のスイッチから同時に取り込むことができます。ファイルは、ローカル PC に保存できます。

b. Telnet または SSH アプリケーションを設定して、画面出力をテキスト ファイルに記録します。terminal length 0 CLI コマンドを実行し、続いて show tech-support details CLI コマンドを実行します。

c. tac-pac <filename> CLI コマンドを使用して、show tech-support details CLI コマンドの出力をファイルにリダイレクトし、ファイルを gzip で圧縮します。

switch# tac-pac bootflash://showtech.switch1
 

ファイル名が指定されなかった場合、作成されるファイルの名前は
volatile:show_tech_out.gz
になります。その後、「スイッチとの間でのファイル コピー」で説明されている手順を使用して、このファイルをスイッチからコピーする必要があります。

ステップ 2 Fabric Manager でエラーが発生する場合は、エラーが表示されている画面のスナップショットをキャプチャします。Windows では、Alt+PrintScreen キーを押してアクティブ ウィンドウをキャプチャするか、PrintScreen キーだけを押してデスクトップ全体をキャプチャします。これを Microsoft ペイント(類似のプログラム)の新しいセッションに貼り付けて、ファイルに保存します。

ステップ 3 Fabric Manager または CLI のいずれかで、メッセージ ログに表示される正確なエラー コードを取り込みます。

a. Fabric Manager の Map ペインで Logs タブを選択するか、または Switches > Events を選択して、生成されたメッセージの最近のリストを表示します。

b. メッセージ ログからエラーをコピーします。このログは、show logging log CLI コマンドを使用して表示でき、また show logging last number コマンドを使用するとログの最後の部分にある行を表示できます。

ステップ 4 テクニカル サポートに問い合わせる前に、次の質問に回答します。

どのスイッチで、Host Bus Adapter(HBA; ホスト バス アダプタ)またはストレージ ポートに問題が発生しているか。

ファブリックで、どの Cisco SAN-OS ソフトウェア、ドライバのバージョン、オペレーティング システムのバージョン、およびストレージ デバイスのファームウェアが使用されているか。

どのようなネットワーク トポロジが使用されているか(Fabric Manager で、Tools > Show Tech Support を選択し、Save Map チェックボックスをオンにします)。

このイベントの発生前または発生時に、環境にどのような変更(ゾーン分割、モジュールの追加、アップグレード)が加えられたか。

同様の設定がされた他のデバイスで、この問題が発生したか。

問題の発生したデバイスの接続先はどこか(どの MDS スイッチまたはインターフェイスか)。

この問題が最初に発生したのはいつか。

この問題が最後に発生したのはいつか。

この問題の発生頻度はどの程度か。

何台のデバイスでこの問題が発生していたか。

問題発生時にキャプチャした出力のトレースまたはデバッグを行ったか。どのようなトラブルシューティングの手順を試みたか。次のどのツールを使用したか(使用した場合)。

FC Analyzer、PAA-2、Ethereal、ローカルまたはリモート SPAN

CLI デバッグ コマンド

FC traceroute、FC ping

Fabric Manager または Device Manager のツール

ステップ 5 問題がソフトウェアをアップグレードしようとしたことに関係しているかどうかを確認します。

Cisco SAN-OS の元のバージョンは何であったか。

Cisco SAN-OS の新しいバージョンは何か。

Fabric Manager または CLI のどちらでアップグレードを試みたか。

次のコマンドの出力を収集して、テクニカル サポート担当者宛に送付してください。

show install all status

show system internal log install

show system internal log install details

show log nvram

ステップ 6 問題がゾーン分割に関係している場合は、show zone tech-support CLI コマンドを使用して関連情報を収集します。


 

スイッチとの間でのファイル コピー

スイッチとの間でファイルをコピーすることが必要になる場合があります。ログ ファイル、コンフィギュレーション ファイル、またはファームウェア ファイルが、これに該当します。

Device Manager によるファイルのコピー

Device Manager を使用してスイッチからコンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Admin > Copy Configuration を選択します。Copy Configuration ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 To フィールドで、コンフィギュレーション ファイルのコピー先のサーバを指定します。

ステップ 3 From フィールドで、実行コンフィギュレーションまたはスタートアップ コンフィギュレーションを指定します。

ステップ 4 スイッチからファイルをコピーするために使用するプロトコルを選択します。

ステップ 5 Apply をクリックして、ファイルをコピーします。


 

Device Manager を使用してファイルをスイッチへコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Admin > Flash Files を選択します。選択したデバイスにあるファイルのリストおよびパーティションが表示されます。

ステップ 2 ファイルをコピーするために、Copy をクリックします。copy file ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 ファイルをスイッチへコピーするために使用するプロトコルを選択します。

ステップ 4 コピー元のサーバ アドレスおよびファイルを指定します。

ステップ 5 Apply をクリックして、ファイルをコピーします。


 

CLI によるファイルのコピー

CLI では、スイッチとの間でファイルをコピーする際に使用されるさまざまなプロトコルを提供しています。クライアントは常にクライアントとして動作し、ftp/scp/tftp セッションでは常にスイッチが基点になるため、ファイルは外部システムにプッシュされるか、または外部システムからプルされることになります。

File Server: 172.22.36.10
File to be copied to the switch: /etc/hosts
 

copy CLI コマンドでは、4 つの転送プロトコルおよび 12 個の異なるファイル ソースをサポートしています。

ca-9506# copy ?
bootflash: Select source filesystem
core: Select source filesystem
debug: Select source filesystem
ftp: Select source filesystem
licenses Backup license files
log: Select source filesystem
modflash: Select source filesystem
nvram: Select source filesystem
running-config Copy running configuration to destination
scp: Select source filesystem
sftp: Select source filesystem
slot0: Select source filesystem
startup-config Copy startup configuration to destination
system: Select source filesystem
tftp: Select source filesystem
volatile: Select source filesystem
 

転送メカニズムとして Secure Copy(scp)を使用する場合は、次の構文を使用します。

"scp:[//[username@]server][/path]"
 

ユーザ user1 を使用して 172.22.36.10 にある /etc/hosts を宛先の hosts.txt へコピーするには、次のコマンドを使用します。

switch# copy scp://user1@172.22.36.10/etc/hosts bootflash:hosts.txt
user1@172.22.36.10's password:
hosts 100% |*****************************| 2035 00:00
 

スタートアップ コンフィギュレーションを sftp サーバにバックアップするには、次のコマンドを使用します。

switch# copy startup-config sftp://user1@172.22.36.10/MDS/startup-configuration.bak1
Connecting to 172.22.36.10...
User1@172.22.36.10's password:
switch#
 

ヒント スタートアップ コンフィギュレーションのサーバへのバックアップは、毎日および変更を行う前に実施する必要があります。コンフィギュレーションの保存およびバックアップを行う短いスクリプトを記述して、MDS 上で実行することもできます。このスクリプトは、 copy running-configuration startup-configuration コマンドおよび copy startup-configuration tftp://server/name コマンドの 2 つを記述するだけで作成できます。スクリプトを実行するには、run-script filename コマンドを使用します。


コア ダンプの使用

コア ダンプは、未知の問題が存在する状況で使用できます。コア ダンプは、TFTP サーバまたはローカル スイッチの slot0: にあるフラッシュ カードに送信されます。コア ダンプを生成するようにスイッチを設定する場合は、テクニカル サポート担当者の指導の下で設定を行う必要があります。コア ダンプは、テクニカル サポート エンジニアによってデコードされます。

ベスト プラクティスは、コア ダンプが TFTP サーバに送信されるように設定することです。さらに、これらのコア ダンプは、テクニカル サポート担当者に E メールで直接送信されるようにすることもできます。

コア ダンプの CLI による設定

スイッチ上でコア ダンプの設定を行うには、system cores CLI コマンドを使用します。

switch# system cores tftp://10.91.51.200/jsmith_cores
switch# show system cores
Cores are transferred to tftp://10.91.51.200/jsmith_cores
 

) ファイル(この例ではファイル名が jsmith_cores)は、TFTP サーバのディレクトリに存在している必要があります。