Cisco MDS 9000 ファミリー トラブルシューティング ガイド Release 3.x
ライセンスのトラブルシューティング
ライセンスのトラブルシューティング
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

ライセンスのトラブルシューティング

ライセンスの概要

シャーシのシリアル番号

猶予期間

ベスト プラクティス

トラブルシューティングの初期チェックリスト

Fabric Manager によるライセンス情報の表示

Device Manager によるライセンス情報の表示

Fabric Manager Web Client によるライセンス情報の表示

CLI によるライセンス情報の表示

ライセンスのインストールに関する問題

ワンクリック ライセンス インストールに失敗またはライセンス Web サイトに接続できない

シリアル番号の問題

RMA シャーシ エラーまたはスイッチ間におけるライセンスの移動

ライセンスのインストール後も猶予期間警告が発生

複数のモジュールに使用するライセンスの数が不正

猶予期間中のアラート

Device Manager による Fabric Manager Server ライセンスの解除

ライセンスが存在しないと表示される

ライセンスのトラブルシューティング

ライセンスのメカニズムは、Cisco MDS 9000 ファミリのすべてのスイッチで使用できます。このメカニズムでは、スイッチの特定のプレミアム機能に対応するライセンスをインストールすると、その機能へのアクセスが可能になります。ライセンスは、Cisco SAN-OS Release 1.3(1) 以降でサポートおよび実施されています。

この章では、次の内容について説明します。

「ライセンスの概要」

「ベスト プラクティス」

「トラブルシューティングの初期チェックリスト」

「ライセンスのインストールに関する問題」

ライセンスの概要

Cisco SAN-OS の拡張機能を使用するには、ライセンスが必要です。これらのライセンスには、次の 2 つのオプションがあります。

機能ベースのライセンス ― スイッチ全体に適用できる機能。ライセンスを購入して、対象の機能を使用する各スイッチにインストールする必要があります。Enterprise ライセンスは機能ベースのライセンスの一例です。

モジュール ベースのライセンス ― 追加ハードウェア モジュールを必要とする機能。ライセンスを購入して、対象の機能を使用する各スイッチにインストールする必要があります。SAN Extension over IP ライセンスは、モジュール ベースのライセンスの一例です。


) Cisco MDS 9216i スイッチでは、2 つの固定された IP サービス ポートでのみ SAN 拡張機能をイネーブルにします。これらのポート上でイネーブルにされる機能は、14/2 ポート マルチプロトコル サービス(MPS-14/2)モジュール上で SAN Extension over IP ライセンスによってイネーブルにされる機能と同じです。IP ポートを持つモジュールを Cisco MDS 9216i の空きスロットに取り付ける場合は、追加モジュールの IP ポート上で関連機能をイネーブルにするために、個別の SAN Extension over IP ライセンスが必要になります。


シャーシのシリアル番号

ライセンスは、ライセンス ファイルがインストールされるシャーシのシリアル番号を使用して作成されます。シャーシのシリアル番号に基づいてライセンスを発注した場合、そのライセンスは他のスイッチでは使用できません。別のシャーシ用のライセンスを使用すると、次のシステム メッセージが表示されます。

エラー メッセージ LICMGR-3-LOG_LIC_INVALID_HOSTID: Invalid license hostid VDH=[chars] for feature [chars].

説明 この機能には、無効なライセンス ホスト ID を持ったライセンスがあります。この状況は、特定のスイッチ用のライセンス機能を含むスーパーバイザ モジュールを、別のスイッチに取り付けた場合に発生することがあります。

推奨処置 スーパーバイザが取り付けられているシャーシ用の正しいライセンスを再インストールします。

猶予期間

ライセンスが必要な機能を、その機能用のライセンスをインストールせずに使用している場合、機能を評価するための 120 日の猶予期間が与えられます。猶予期間が終了、または猶予期間の終了時に Cisco SAN-OS によって機能がディセーブルにされる前に、その機能に必要な数のライセンスを購入およびインストールする必要があります。ライセンスがない機能の使用を試みると、次のシステム メッセージが表示されます。

エラー メッセージ LICMGR-2-LOG_LIC_GRACE_EXPIRED: Grace period expired for feature [chars].

説明 ライセンスがない機能の猶予期間が過ぎました。この機能を使用しているアプリケーションは、ただちにシャットダウンされます。

推奨処置 機能を引き続き使用する場合は、ライセンス ファイルをインストールしてください。

エラー メッセージ LICMGR-3-LOG_LICAPP_NO_LIC: Application [chars] running without [chars] license, shutdown in [dec] days.

説明 アプリケーション [chars1] には、ライセンスがありません。アプリケーションは猶予期間の [dec] 日間は動作しますが、機能のライセンス ファイルをインストールしない限り、その日数を過ぎるとシャットダウンされます。

推奨処置 機能を引き続き使用する場合は、ライセンスをインストールしてください。

エラー メッセージ LICMGR-3-LOG_LIC_LICENSE_EXPIRED: Evaluation license expired for feature [chars].

説明 機能の評価期間が過ぎました。猶予期間が過ぎると、機能はシャットダウンされます。

推奨処置 機能を引き続き使用する場合は、ライセンスをインストールしてください。

エラー メッセージ LICMGR-3-LOG_LIC_NO_LIC: No license(s) present for feature [chars]. Application(s) shutdown in [dec] days.

説明 機能にはライセンスがありません。この機能は猶予期間中は有効ですが、その日数が過ぎると、この機能を使用するアプリケーションはシャットダウンされます。

推奨処置 機能を引き続き使用する場合は、ライセンスをインストールしてください。

エラー メッセージ LICMGR-6-LOG_LICAPP_EXPIRY_WARNING: Application [chars] evaluation license [chars] expiry in [dec] days.

説明 表示されている評価期間の日数が過ぎた場合、機能の永久ライセンスをインストールしない限り、アプリケーションはシャットダウンされます。

推奨処置 機能を引き続き使用する場合は、ライセンス ファイルをインストールしてください。

ライセンス パッケージには、複数の機能が含まれる場合があります。猶予期間中にライセンス パッケージ内の 1 つの機能をディセーブルにしても、その他の機能はイネーブルのままなので、そのライセンス パッケージに対するカウントダウンのクロックは停止しません。ライセンス機能の猶予期間のカウントダウンを中断するには、そのライセンス パッケージに含まれる機能をすべてディセーブルにする必要があります。ライセンス パッケージに含まれる機能でイネーブルになっているものを判別するには、Fabric Manager で Switches > Licenses を選択してから Usage タブを選択するか、または show license usage CLI コマンドを使用します。

ベスト プラクティス

ここでは、Cisco SAN-OS 製品用のライセンスを管理する際のベスト プラクティスについて説明します。

猶予期間の期限切れ警告を無視しないでください。猶予期間の期限が切れるまで 60 日間あるので、その間に発注、配送、およびインストールを行うことができます。

ライセンスを必要とする機能およびモジュールを確認して、購入する必要があるライセンスを慎重に決定してください。なお、機能ベースのライセンスではシャーシごとに 1 つのライセンスが必要であること、またモジュール ベースのライセンスではモジュールごとに 1 つのライセンスが必要であることに注意してください。

ライセンスの発注は、次の手順で正確に行ってください。

スイッチに付属の Proof of Purchase 文書(購入証明書)に記載されている Product Authorization Key(PAK)を入力します。

ライセンスを発注する際は、正しいシャーシ シリアル番号を入力します。このシリアル番号は、ライセンスのインストール先になるシャーシのシリアル番号でなければなりません。Fabric Manager で Switches > Hardware を選択してそのスイッチ シャーシの SerialNo Primary をチェックするか、または show license host-id CLI コマンドを使用します。

シリアル番号を正確に入力します。シリアル番号に数字のゼロは含まれますが、文字の「O」が含まれることはありません。

使用中のシャーシまたはモジュールのタイプに合うライセンスを発注してください。MDS 9200 シリーズ用のライセンスは、MDS 9500 シリーズ スイッチでは無効です。同様に、SAN_EXTENSION_OVER_IP2 ライセンスは MPS-14/2 モジュールには有効ですが、IPS-4 モジュールには無効です。利用できる SAN Extension over IP ライセンスの詳細については、表13-5を参照してください。

Fabric Manager で、License Wizard を使用してライセンスをインストールしてください。

ライセンス ファイルを、遠隔の安全な場所にバックアップしてください。ライセンス ファイルをアーカイブしておけば、スイッチの障害によるライセンス ファイルの消失を防止できます。

スイッチのシリアル番号に基づいて発注されたライセンスを使用して、各スイッチに正しいライセンスをインストールしてください。ライセンスには、シリアル番号に基づくものと、プラットフォームやモジュールのタイプに基づくものの 2 種類があります。

Fabric Manager で Switches > Licenses を選択してから Usage タブを選択するか、または show license usage CLI コマンドを使用して、ライセンスがインストールされたことを確認します。

ライセンス ファイルは絶対に変更しないでください。また、ライセンスの発注対象ではないスイッチには使用しないでください。シャーシの RMA を行う場合は、テクニカル サポート担当者に連絡して新しいシャーシ用の交換ライセンスを発注してください。

トラブルシューティングの初期チェックリスト

ライセンスに関する問題のトラブルシューティングを開始するときは、最初に、次の事項について確認します。

 

チェックリスト
確認済み

発注したすべてのライセンスで、対応するシャーシ シリアル番号を確認します。

 

発注したすべてのライセンスで、対応するプラットフォームまたはモジュールのタイプを確認します。

 

ライセンスの発注に使用した PAK が、シャーシ シリアル番号の取得元のシャーシに付属している PAK と同じものであることを確認します。

 

機能をイネーブルにするためのライセンスを必要としているすべてのスイッチに、すべてのライセンスがインストールされたことを確認します。

 

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「Fabric Manager によるライセンス情報の表示」

「Device Manager によるライセンス情報の表示」

「Fabric Manager Web Client によるライセンス情報の表示」

「CLI によるライセンス情報の表示」

Fabric Manager によるライセンス情報の表示

Fabric Manager を使用してライセンス情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Physical Attributes ペインで、Switches > Licenses を選択します。情報ペインにライセンス情報が表示されます(機能ごとに 1 行ずつ)。

ステップ 2 Feature Usage タブをクリックして、スイッチ、機能パッケージの名前、インストールされたライセンスのタイプ、使用ライセンス数(Installed Count)、有効期限、猶予期間(特定の機能のライセンスを取得していない場合)、およびエラー(ライセンスを消失した場合など)を表示します。スイッチにインストールされた各ライセンス キー ファイルの情報を表示するには、Keys タブをクリックします。

ステップ 3 Usage タブをクリックして、各スイッチ上の機能パッケージを使用しているアプリケーションを表示します。このタブを使用して、インストールされた各ライセンスに依存するアプリケーションを判別します。


 

Device Manager によるライセンス情報の表示

Device Manager を使用してライセンス情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 メニューから Admin > Licenses をクリックします。License ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 Features タブをクリックして、機能パッケージ、ライセンス タイプ、有効期限、猶予期間(該当する場合)、エラー(ライセンスの消失など)を含めたライセンス情報を表示します。スイッチにインストールされた各ライセンス キー ファイルの情報を表示するには、Files タブをクリックします。

ステップ 3 Usage タブをクリックして、各スイッチ上の機能パッケージを使用しているアプリケーションを表示します。このタブを使用して、インストールされた各ライセンスに依存するアプリケーションを判別します。


 

Fabric Manager Web Client によるライセンス情報の表示

Fabric Manager Release 2.1(2) 以降では、ファブリック内で使用されているライセンスの情報を Fabric Manager Web Client から表示できます。このビューには、ファブリック内にあるすべてのスイッチで使用されているライセンスがまとめて表示されます。

Fabric Manager Web Client を使用してライセンス情報を表示するには、Inventory > Licenses を選択します。

CLI によるライセンス情報の表示

show license コマンドを使用すると、スイッチに設定されているすべてのライセンスの情報を表示できます(例6-1例6-3 を参照)。

例6-1 現在のライセンス使用状況に関する情報を表示

switch# show license usage
Feature Installed Lic Status Expiry Date Comments
Count
------------------------------------------------------------------------------------------
FM_SERVER_PKG No - Unused never Grace 79D 16H
MAINFRAME_PKG No Unused Grace expired
ENTERPRISE_PKG Yes - InUse never -
DMM_FOR_SSM_PKG No 0 Unused
SAN_EXTN_OVER_IP No 0 Unused -
PORT_ACTIVATION_PKG No 0 Unused
SME_FOR_IPS_184_PKG No 0 Unused Grace 86D 5H
SAN_EXTN_OVER_IP_18_4 No 0 Unused -
SAN_EXTN_OVER_IP_IPS2 Yes 1 Unused never 1 license(s) missing
SAN_EXTN_OVER_IP_IPS4 No 0 Unused
10G_PORT_ACTIVATION_PKG No 0 Unused -
SAN_EXTN_OVER_MPS_184_FIPS No 0 Unused -
STORAGE_SERVICES_ENABLER_PKG Yes 1 Unused never 1 license(s) missing
------------------------------------------------------------------------------------------
 

例6-2 特定のパッケージに含まれる機能のリストを表示

switch# show license usage ENTERPRISE_PKG
Application
-----------
ivr
qos_manager
-----------

例6-3 ライセンスのホスト ID を表示

switch# show license host-id
License hostid: VDH=FOX0646S017

) コロン(:)記号のあとに表示される ID の全体を使用してください。VHD は Vendor Host ID です。


例6-4 インストールされたライセンス キー ファイルとその内容をすべて表示

switch# show license
Permanent.lic:
SERVER this_host ANY
VENDOR cisco
INCREMENT MAINFRAME_PKG cisco 1.0 permanent uncounted \
HOSTID=VDH=FOX0646S017 \
NOTICE=”<LicFileID></LicFileID><LicLineID>0</LicLineID> \
<PAK>dummyPak</PAK>” SIGN=EE9F91EA4B64
Evaluation.lic:
SERVER this_host ANY
VENDOR cisco
INCREMENT MAINFRAME_PKG cisco 1.0 30-Dec-2003 uncounted \
HOSTID=VDH=FOX0646S017 \
NOTICE=”<LicFileID></LicFileID><LicLineID>0</LicLineID> \
<PAK>dummyPak</PAK>” SIGN=EE9F91EA4B64
 

例6-5 インストールされたライセンス キー ファイルのリストを表示

switch# show license brief
Enterprise.lic
Ficon.lic
FCIP.lic
 

例6-6 特定のライセンス キー ファイルの内容を表示

switch# show license file Permanent.lic
Permanent.lic:
SERVER this_host ANY
VENDOR cisco
INCREMENT MAINFRAME_PKG cisco 1.0 permanent uncounted \
HOSTID=VDH=FOX0646S017 \
NOTICE=”<LicFileID></LicFileID><LicLineID>0</LicLineID> \
<PAK>dummyPak</PAK>” SIGN=EE9F91EA4B64
 

ライセンスのインストールに関する問題

通常、ライセンスの一般的な問題は、ライセンス ファイルの誤発注、不正なスイッチへのライセンス ファイルのインストール、またはファブリック用のライセンスの数に関係した誤発注が原因で発生します。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「ワンクリック ライセンス インストールに失敗またはライセンス Web サイトに接続できない」

「シリアル番号の問題」

「RMA シャーシ エラーまたはスイッチ間におけるライセンスの移動」

「ライセンスのインストール後も猶予期間警告が発生」

「複数のモジュールに使用するライセンスの数が不正」

「猶予期間中のアラート」

「Device Manager による Fabric Manager Server ライセンスの解除」

「ライセンスが存在しないと表示される」

ワンクリック ライセンス インストールに失敗またはライセンス Web サイトに接続できない

ワンクリック ライセンス インストールでは、スイッチを購入したベンダーと一致するライセンス Web サイトへの HTTPS 接続が試行されます。

現象 ワンクリック ライセンス インストールに失敗またはライセンス Web サイトに接続できない。

 

表6-1 ワンクリック ライセンス インストールに失敗またはライセンス Web サイトに接続できない

現象
考えられる原因
解決方法

ワンクリック ライセンス インストールに失敗またはライセンス Web サイトに接続できない。

ライセンス Web サイトで HTTPS ではなく HTTPが使用されている。

<install directory>/bin/FabricManager.bat ファイルを編集して、次の行を JVMargs 引数に追加します。

-Dhttp.proxyHost=HOSTADDRESS -Dhttp.proxyPort=HOSTPORT.

Fabric Manager がプロキシ サーバ経由で通信を行っている。

<install directory>/bin/FabricManager.bat ファイルを編集して、次の行を JVMargs 引数に追加します。

-Dhttps.proxyHost=HOSTADDRESS -Dhttps.proxyPort=HOSTPORT.

Java バージョン 1.4.2_01 以降には、EMC サーバ(HTTPS)上で SSL 認証を検証するための正しい Certificate Authority(CA; 認証局)証明書のセットが含まれていない。

License Wizard では、EMC サーバへの HTTPS 接続を確立できません。License Wizard がライセンス キーの取得に失敗して、接続が失敗したと表示される場合は、最新バージョンの Java 1.4(x)(1.4.2_04以降を推奨)をインストールしてください。

シリアル番号の問題

ライセンスに関する一般的な問題のいくつかは、ライセンスの発注時に間違ったシャーシ シリアル番号を使用したことが原因になっています。

Fabric Manager を使用して正しいシャーシ シリアル番号を取得する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Switches > Hardware を選択し、続いて Inventory タブを選択します。

ステップ 2 新しいライセンスのインストールが必要なシャーシと一致するシャーシの SerialNo Primary フィールドにあるシリアル番号を書き留めます。


) SAN Extension over IP ライセンス パッケージなどのモジュール ベースのライセンスを発注する場合でも、モジュール シリアル番号ではなく、モジュールが装着されているシャーシのシャーシ シリアル番号を使用します。



 

CLI で show license host-id CLI コマンドを使用して、スイッチの正しいシャーシ シリアル番号を取得します。

ライセンスの発注処理中にシャーシ シリアル番号を入力する際は、シリアル番号に含まれるゼロの代わりに文字の「O」を使用しないように注意してください。

RMA シャーシ エラーまたはスイッチ間におけるライセンスの移動

ライセンスは発行されたスイッチに対して固有のものであり、その他のスイッチでは無効です。ライセンスをスイッチ間で移動する場合は、購入した代理店にお問い合わせください。


) シスコのサポートをシスコのリセラーからご購入された場合は、リセラーに直接お問い合わせください。サポートをシスコシステムズから直接購入されている場合には、シスコ テクニカル サポートに次の URL からお問い合わせください。
http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml


ライセンスのインストール後も猶予期間警告が発生

ライセンスが正しくインストールされていない場合、またはまだインストールしていないライセンス パッケージに含まれる機能を使用している場合は、猶予期間警告を引き続き受け取ることになります。

現象 ライセンスのインストール後も猶予期間警告が発生する。

 

表6-2 ライセンスのインストール後も猶予期間警告が発生

現象
考えられる原因
解決方法

ライセンスのインストール後も猶予期間警告が発生する。

ライセンス ファイルはコピーされているが、インストールされていない。

Fabric Manager で Tools > Other > License Install を選択するか、または license install CLI コマンドを使用して、ライセンスをインストールします。

ライセンスのインストールが失敗した。

ログを参照して、失敗したライセンスのインストールに関するシステム メッセージを調べます。Fabric Manager で Switches > Licenses を選択してから Usage タブを選択するか、または show license usage CLI コマンドを使用して、ライセンスなしで使用されている機能を判別します。

機能に必要な十分なライセンス ファイルがインストールされていない。

一部の機能では、シャーシごとに複数のライセンスが必要です。たとえば、SAN Extension over IP などのモジュール ベースのライセンスでは、これらの機能を使用するモジュールごとに 1 つのライセンスが必要です。Fabric Manager で Switches > Licenses を選択してから Usage タブを選択するか、または show license usage CLI コマンドを使用して、ライセンスなしで使用されている機能を判別します。

複数のモジュールに使用するライセンスの数が不正

モジュール ベースのライセンスでは、ライセンス機能を使用するモジュールごとに 1 つのライセンスをインストールする必要があります。SAN Extension over IP ライセンスは、モジュール ベースのライセンスの一例です。異なるモジュールからの 2 つの FCIP インスタンスが存在しているときに、SAN Extension over IP ライセンスをインストールすると、システムによって次のエラー メッセージが返されます。

Installing license failed: Number of License in use is more than the number being installed.
 

このエラー メッセージが生成されるのは、ライセンス猶予期間の適用がライセンスがまったくインストールされていない場合に限られているためです。1 つのライセンスがインストールされると猶予期間は終了し、また 2 番めのモジュールではこのライセンスによってライセンス機能が無効になるので、モジュールはシャットダウンされます。

この状況を回避するには、次のいずれかを実行します。

両方のライセンスを連結して 1 つのライセンス ファイルにします。

使用数のカウントを手動で 1 つ減らします。

両方のライセンスを連結して 1 つのライセンス ファイルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ワードパッドを使用して、両方のライセンス ファイルを開きます。

ステップ 2 両方のライセンス ファイルを、1 つのファイルにコピーします。

Example
SERVER this_host ANY
VENDOR cisco
INCREMENT SAN_EXTN_OVER_IP_IPS2 cisco 1.0 permanent 1 \
VENDOR_STRING=<LIC_SOURCE>MDS_SWIFT</LIC_SOURCE><SKU>M9500EXT12EK9=</SKU> \
HOSTID=VDH=FOXYYYYYYY \
NOTICE="<LicFileID>2005082204514XXXX</LicFileID><LicLineID>1</LicLineID> \
<PAK>MDS-1X-JAB-0F1A81</PAK>" SIGN=F0652E02XXXX
INCREMENT SAN_EXTN_OVER_IP_IPS2 cisco 1.0 permanent 1 \
VENDOR_STRING=<LIC_SOURCE>MDS_SWIFT</LIC_SOURCE><SKU>M9500EXT12EK9=</SKU> \
HOSTID=VDH=FOXYYYYYYY \
NOTICE="<LicFileID>2005082204572XXXX</LicFileID><LicLineID>1</LicLineID> \
<PAK>MDS-1X-JAB-0F1AD1</PAK>" SIGN=D222AE4AXXXX
 

ステップ 3 連結された新しいライセンス ファイルを保存します。

ステップ 4 連結されたライセンス ファイルをアップロードし、MDS スイッチにインストールします。


 

使用数のカウントを 1 つ減らす手順は、次のとおりです。


ステップ 1 モジュールの 1 つを手動で取り外し、使用数のカウントを 1 つ減らします。

ステップ 2 両方のライセンスをインストールしたあと、モジュールを再び装着します。


 

猶予期間中のアラート

Cisco SAN-OS では、120 日間の猶予期間が与えられます。まだライセンスをインストールしていない機能を評価するときに、この猶予期間のカウントダウンが開始または継続されます。

評価中の機能をディセーブルにすると猶予期間のカウントダウンは中断しますが、有効なライセンスなしでその機能を再びイネーブルにすると、残りの猶予期間に対するカウントダウンが継続されます。

ライセンス パッケージに含まれるすべての機能が、この猶予期間の対象になります。ライセンス パッケージには、複数の機能が含まれる場合があります。猶予期間中にライセンス パッケージ内の 1 つの機能をディセーブルにしても、その他の機能はイネーブルのままなので、そのライセンス パッケージに対するカウントダウンは停止しません。ライセンス パッケージの猶予期間のカウントダウンを中断するには、ライセンス パッケージ内のすべての機能をディセーブルにする必要があります。Fabric Manager Server に対する猶予期間のカウントダウンを無効にするには、Device Manager を使用して明示的にライセンスを解除する必要があります。詳細については、「Device Manager による Fabric Manager Server ライセンスの解除」を参照してください。

スイッチ上のすべてのライセンスは、Cisco SAN-OS ライセンス カウンタによって追跡されます。機能の評価および猶予期間が開始されると、コンソール メッセージ、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップ、システム メッセージ、および Call Home メッセージを毎日受け取ります。

さらに、猶予期間の最後の 7 日間は、これらのメッセージの頻度が 1 時間ごとになります。次の例では、FICON 機能を使用します。1 月 30 日に、120 日の猶予期間を使用して FICON 機能をイネーブルにしました。この場合、猶予期間の終了まで、次のようにメッセージを受け取ります。

1 月 30 日~ 5 月 21 日まで、毎日メッセージを受け取ります。

5 月 22 日~ 30 日まで、1 時間ごとにメッセージを受け取ります。

5 月 31 日に猶予期間が終了し、FICON 機能は自動的にディセーブルにされます。有効なライセンスを購入するまで、FICON の使用は許可されません。


) 猶予期間中のメッセージの頻度は変更できません。



) On-Demand Port Activation ライセンス機能用に購入したライセンスには猶予期間はありません。



注意 猶予期間の最後の 7 日間が過ぎると機能が停止し、ネットワーク トラフィックが中断する場合があります。今後のアップグレードでは、ライセンス要求および 120 日間の猶予期間を実施します。

show license usage コマンドを使用して、スイッチの猶予期間情報を表示します。

switch# show license usage
Feature Ins Lic Status Expiry Date Comments
Count
--------------------------------------------------------------------------------
FM_SERVER_PKG No - Unused Grace 79D 16H
MAINFRAME_PKG No - Unused Grace expired
ENTERPRISE_PKG Yes - Unused never license missing
DMM_FOR_SSM_PKG No 0 Unused -
SAN_EXTN_OVER_IP Yes 16 Unused never -
PORT_ACTIVATION_PKG No 0 Unused -
SME_FOR_IPS_184_PKG No 0 Unused Grace 86D 5H
SAN_EXTN_OVER_IP_18_4 No 0 Unused -
SAN_EXTN_OVER_IP_IPS2 Yes 1 Unused never 1 license(s) missing
SAN_EXTN_OVER_IP_IPS4 No 0 Unused -
10G_PORT_ACTIVATION_PKG No 0 Unused -
SAN_EXTN_OVER_MPS_184_FIPS No 0 Unused -
STORAGE_SERVICES_ENABLER_PKG Yes 1 Unused never 1 license(s) missing
--------------------------------------------------------------------------------
**** WARNING: License file(s) missing. ****
ips-hac1#
 

Device Manager による Fabric Manager Server ライセンスの解除

Fabric Manager Server をライセンスをインストールせずに評価した場合は、Device Manager を使用して、猶予期間のカウントダウンを停止し、Fabric Manager Server ライセンス パッケージを使用するすべての機能をディセーブルにできます。

Device Manager を使用して Fabric Manager Server の評価を停止する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Admin > Licenses を選択し、続いて Features タブを選択します。

ステップ 2 解除する機能を選択します。機能を選択すると、ダイアログボックスの下部に Check In FM ボタンが表示されます。

ステップ 3 Check In FM をクリックします。


) このボタンは、FM_SERVER_PKG ライセンスを解除するときにだけ表示されます。



 


) 警告 CSCeg23889 が原因で、すでに使用されていない FM_SERVER_PKG ライセンスに対するシステム メッセージを受け取ることがあります。この警告では、Fabric Manager Server ライセンスが解除されたあとで余分なメッセージがどのように送信されるのかを説明しています。


ライセンスが存在しないと表示される

ライセンスが正しくインストールされて機能している場合でも、システム ハードウェアの変更または bootflash: に関する問題の発生が原因で、ライセンスが存在しないと表示されることがあります。

現象 ライセンスが存在しないと表示される。

 

表6-3 ライセンスが存在しないと表示される

現象
考えられる原因
解決方法

ライセンスが存在しないと表示される。

ライセンスのインストール後に、スーパーバイザ モジュールが交換された。

ライセンスを再インストールします。

スーパーバイザの bootflash: が破損している。

破損した bootflash: の復旧については、「破損したブートフラッシュの復旧」を参照してください。ライセンスを再インストールします。