Cisco MDS 9000 ファミリー トラブルシューティング ガイド Release 3.x
配布デバイス エイリアス サービスの トラブルシューティング
配布デバイス エイリアス サービスのトラブルシューティング
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

配布デバイス エイリアス サービスのトラブルシューティング

概要

ベスト プラクティス

トラブルシューティングの初期チェックリスト

マージ障害メッセージ

マージ検証障害メッセージ

コミット障害メッセージ

CLI を使用したデバイス エイリアス データベース ステータスの確認

制限事項と制約

マージ障害問題

重複デバイス エイリアス名の解決

別のデバイス エイリアス名に対する pWWN のマッピング解決

モード不一致の解決

混合ファブリックでのマージ障害の解決

検証障害の解決

進行中のマージの問題解決

検証およびコミット障害問題

データベース衝突の解決

アプリケーション ビジー状態の解決

データベース サイズ問題の解決

モードの問題解決

配布デバイス エイリアス サービスのトラブルシューティング

この章では、デバイス エイリアスの使用中に発生する可能性がある問題を、トラブルシューティングして解決する方法について説明しています。この章で説明する内容は、次のとおりです。

「概要」

「ベスト プラクティス」

「トラブルシューティングの初期チェックリスト」

「マージ障害問題」

「検証およびコミット障害問題」

概要

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチで、ゾーニング、DPVM、ポート セキュリティなどさまざまな機能を設定する際に、毎回正しいデバイス名を指定しなければなりません。デバイス名が不正確だと、予期せぬ結果を招く可能性があります。デバイス エイリアスを定義してこれを使用することでこの問題を回避できます。

デバイス エイリアスは、必要に応じてすべてのコンフィギュレーション コマンドで使用することのできる、わかりやすいポート WWN(pWWN)名です。Cisco MDS 9000 ファミリの全スイッチは、配布デバイス エイリアス サービス(デバイス エイリアス)をサポートしています。

ベスト プラクティス

デバイス エイリアスを作成して使用する際のベスト プラクティスは、次のとおりです。

可能な場合は常に、管理を簡素化するため、デバイス エイリアスを使用してください。WWN よりエイリアスを使用した方がデバイスを容易に特定できます。一般に、エイリアスは WWN に割り当てます。

可能な場合は常に、デバイス エイリアスを拡張モードで動作させてください。拡張モードでは、アプリケーションはエイリアスを pWWN に展開せずにエイリアス名を「ネイティブ」フォーマットで受け入れます。ゾーン サーバ、IVR、PSM、DPVM などのアプリケーションは自動的に追跡してデバイス エイリアス メンバシップを強制的に変更するので、単一点変更が可能になります。

拡張モードで動作させるには、ファブリック内の全スイッチが Cisco MDS SAN-OS Release 3.1(1) 以降を稼働させている必要があります。


) interop モード VSAN は拡張モード設定を受け付けません。


事前にデバイス エイリアス設定を計画して、一貫性のある命名規則を導入します。

すべてのデバイス エイリアス コンフィギュレーションについて文書でバックアップを取っておきます。

マージ障害を解決する前に、マージ後に最終的なデバイス エイリアス データベースがどのようになっているかを明確に把握しておいてください。これにより、デバイス エイリアス エントリが誤って上書きされたことによるトラフィックの中断を回避できます。

すべての CFS マージ障害を解決するために空のコミットを実行することは避けてください。空のコミットは、すべてのスイッチにあるデバイス エイリアス データベースを、ローカル スイッチのデバイス エイリアス データベースで上書きします。他の全スイッチにあるデータベース エントリが消失します。このタイプのコミットは慎重に使用してください。この操作が期待しているものであるかどうか確認してください。

ただし、空のコミットはモードの不一致によるマージ障害の解決には役立ちます。詳細については、「モード不一致の解決」を参照してください。CFS のトラブルシューティングの詳細については、 第 7 章「CFS のトラブルシューティング」 を参照してください。

マージ障害が検証障害によるものである場合、アプリケーションの観点から障害を分析して、それに従って修復するようにしてください。

トラブルシューティングの初期チェックリスト

デバイス エイリアスの問題は、マージ、コミット、または検証障害となる可能性があり、その解決には特定の障害およびファブリック構成に関する情報が必要です。デバイス エイリアスに関する問題のトラブルシューティングがある場合には、次の項目を確認します。

 

チェックリスト
確認済み

デバイス エイリアス モード(基本または拡張)を確認します。

 

デバイス エイリアス配布がイネーブルであることを確認します。

 

ファブリックがロックされていることを確認します。

 


) トラブルシューティングのためのシステム(Syslog)メッセージに関する詳細については、「システム メッセージ」を参照してください。


このセクションでは、デバイス エイリアス問題に遭遇したときに発行されるシステム メッセージについても説明していて、次のような内容です。

「マージ障害メッセージ」

「マージ検証障害メッセージ」

「コミット障害メッセージ」

「CLI を使用したデバイス エイリアス データベース ステータスの確認」

「制限事項と制約」

マージ障害メッセージ

デバイス エイリアス マージに失敗した場合、マージが発行されたスイッチ上の Syslog メッセージを見直してください(マージ マネージャ)。例15-1 は、データベースの不一致によるマージの障害を示す Syslog メッセージです。

例15-1 マージ障害 Syslog メッセージ

2007 Apr 9 15:52:42 switch-1 %CFS-3-MERGE_FAILED: Merge failed for app
device-alias, local switch wwn 20:00:00:0d:ec:2f:c1:40,ip 172.20.150.38,
remote switch wwn 20:00:00:0d:ec:04:99:40, ip 172.20.150.30
 
2007 Apr 9 15:52:42 switch-1 %DEVICE-ALIAS-3-MERGE_FAILED: Databases could
not be merged due to mismatch.
 

マージ検証障害メッセージ

デバイス エイリアス データベースでマージ処理中に検証に失敗した場合、マージを管理するスイッチと検証が拒否されたスイッチにある Syslog メッセージを確認します。例15-2 は、スイッチ sWWN 20:00:00:0d:ec:04:99:40 で検証が失敗したことを示す Syslog メッセージです。例15-3 は、検証を拒否したスイッチで受信された Syslog メッセージです。いずれのメッセージも、マージが複数の VSAN 内にある同一ゾーン メンバの定義となってしまったためにマージ検証に失敗したことを示しています。

例15-2 マージを管理するスイッチのメッセージ

2007 Apr 9 16:41:22 switch-1 %DEVICE-ALIAS-3-MERGE_VALIDATION_FAILED: Failed
SWWN: 20:00:00:0d:ec:04:99:40 Failed SAP: 110 Reason: inter-VSAN zone member
cannot be in more than one VSAN Expln:
 

例15-3 検証を拒否するスイッチのメッセージ

2007 Apr 10 00:00:06 switch-2 %DEVICE-ALIAS-3-MERGE_VALIDATION_REJECTED:
Failed SAP: 110 Reason: inter-VSAN zone member cannot be in more than one
VSAN Expln:

コミット障害メッセージ

デバイス エイリアスのコミットに失敗した場合、コマンドが発行されたスイッチ上の Syslog メッセージを確認してください。例15-4 は、SAP 110(IVR)がスイッチ sWWN 20:00:00:0d:ec:04:99:40 での検証に失敗して、コミットに失敗したことを示す Syslog メッセージです。例15-5 は、障害メッセージを示します。

例15-4 コミット検証障害メッセージ

2007 Apr 10 11:54:24 switch-1 %DEVICE-ALIAS-3-VALIDATION_FAILED: Failed
SWWN: 20:00:00:0d:ec:04:99:40 Failed SAP: 110 Reason: inter-VSAN zone
member cannot be in more than one VSAN Expln:
 

例15-5 コミット障害メッセージ

2007 Apr 10 11:54:24 switch-1 %DEVICE-ALIAS-3-COMMIT_FAILED: Failed to
commit the pending database: inter-VSAN zone member cannot be in more
than one VSAN

CLI を使用したデバイス エイリアス データベース ステータスの確認

表15-1 に、デバイス エイリアス データベース ステータスを確認するのに使用できる複数のコマンドを示しています。

 

表15-1 デバイス エイリアス問題をトラブルシューティングする CLI コマンド

CLI コマンド
説明

show cfs merge status name device-alias

デバイス エイリアス データベースの CFS マージ ステータスに関する情報を示します。

show device-alias database

デバイス エイリアス データベース全体を表示します。

show device-alias internal validation info

検証プロセス(コミットまたはマージの一部)のステータスに関する情報を示します。

show device-alias merge status

デバイス エイリアス マージ動作の結果と、結果の理由を示します。

show device-alias session status

クリア、コミット、打ち切り等、最新の CFS コマンドのステータスを返します。最新の処理結果と理由フィールドは、障害理由を特定するのに役立ちます。

show device-alias status

ファブリック配布がイネーブルかどうか、データベース内のデバイス エイリアス数、ロック情報、データベース モード(基本または拡張)など、デバイス エイリアス サービスの設定情報を表示します。

制限事項と制約

デバイス エイリアスを使用する際には、次の制限事項および制約事項について留意してください。

拡張モード動作は、Cisco SAN-OS Release 3.1(1) 以上を稼働しているスイッチでのみサポートされます。

interop モード VSAN は拡張モード(ネイティブ エイリアスベースの)設定を受け付けません。

デバイス エイリアス データベースをマージする際に、両方のデータベースにあるデバイス エイリアスの組み合わせ数は、SAN-OS Release 3.0(x) 以前を稼働しているファブリックで 8K(8191 デバイス エイリアス)、SAN-OS Release 3.1(x) 以降を稼働しているファブリックで 20 K を越えることはできません。

デバイス エントリの組み合わせ数がサポートしている制限を越えた場合、マージが失敗します。

マージ障害問題

もっとも一般的なデバイス エイリアスの問題は、データベースのマージで発生します。このセクションでは、デバイス エイリアス データベースのマージに失敗したために 2 つのファブリックのマージに失敗した場合に実行する処置について説明します。 表15-2 を参照してください。

現象 マージが失敗します。

 

表15-2 デバイス エイリアス データベースのマージ失敗

現象
考えられる原因
解決方法

デバイス エイリアスのマージが失敗する。

デバイス エイリアスが同じ名前で設定されているものの、一方のファブリックにある別の pWWN に設定されています。

一方のファブリックで競合しているデバイス エイリアス名を変更してください。詳細については、「重複デバイス エイリアス名の解決」を参照してください。

同じ pWWN が一方のファブリックにある別のデバイス エイリアス名にマッピングされています。

pWWN が両方のファブリックにある同じデバイス エイリアス名にマッピングされるようにマッピングを変更してください。詳細については、「別のデバイス エイリアス名に対する pWWN のマッピング解決」を参照してください。

デバイス エイリアス動作モード(基本または拡張)が両方のファブリックで異なっています。

デバイスのエイリアス モードをチェックしてください。両方のファブリックは同一デバイス エイリアス モードで動作する必要があります。詳細については、「モード不一致の解決」を参照してください。


) デバイス エイリアス拡張モードは、Cisco SAN-OS Release 3.1(1) 以降を稼働しているスイッチでのみサポートされます。


デバイス エイリアス データベースのサイズがファブリック内のスイッチでサポートされている制限を越えています。

すべてのスイッチの SAN-OS リリースを Release 3.1(1)以降にアップグレードしてください。詳細については、「混合ファブリックでのマージ障害の解決」を参照してください。

アプリケーションでマージ データベースの検証に失敗しました。

アプリケーションの観点から問題を分析して適切な修正を行います。詳細については、「検証障害の解決」を参照してください。

マージが進行中で完了していない。

ユーザがアプリケーション データベースを編集中です。

ロックされているアプリケーション データベースを判別して、適切なステップでこのロックを解除してください。アプリケーション データベースのロックを解除したら、マージが自動的に再試行されます。詳細については、「進行中のマージの問題解決」を参照してください。

ユーザがアプリケーション データベースを編集して、ロックを解除し忘れています。

アプリケーションがマージの処理のためにビジーになっています。

アプリケーションでの障害によりアプリケーション データベースがロックされています。

重複デバイス エイリアス名の解決

重複デバイス エイリアス名がファブリックにあることを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 マージが失敗したことを確認するために CFS またはデバイス エイリアス マージ障害 Syslog を確認します。オプションで、以下の CLI コマンドを発行してマージのステータスを確認できます。

switch-1# show cfs merge status name device-alias
Physical-fc Merge Status: Failed [ Mon Apr 9 15:57:58 2007 ] ===> Merge status
Local Fabric
-------------------------------------------------------------------------
Switch WWN IP Address
-------------------------------------------------------------------------
20:00:00:0d:ec:2f:c1:40 172.20.150.38 [Merge Master]
switch-1
 
Total number of switches = 1
 
Remote Fabric
-------------------------------------------------------------------------
Switch WWN IP Address
-------------------------------------------------------------------------
20:00:00:0d:ec:04:99:40 172.20.150.30 [Merge Master]
switch-2
 
Total number of switches = 1
 

ステップ 2 show device-alias merge status コマンドを使用して、マージ障害の理由がデータベースの不一致であることを確認します。

switch-1# show device-alias merge status
Result: Failure
Reason: Databases could not be merged due to mismatch.
 

ステップ 3 2 つのファブリック内の該当するスイッチから show device-alias database コマンドを使用して重複しているデバイス エイリアス名を識別します。この例では、両方のデータベースには同じデバイス エイリアス A1 があり、別の pWWN にマッピングされています。

switch-1# show device-alias database
device-alias name A1 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:01
Total number of entries = 1
 
switch-2# show device-alias database
device-alias name A1 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:02
Total number of entries = 1
 

ステップ 4 ファブリックの 1 つに対してデバイス エイリアス データベースの適切な変更を行います。詳細については、『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。


 

別のデバイス エイリアス名に対する pWWN のマッピング解決

同じ pWWN がファブリックにある別のデバイス エイリアス名にマッピングされていることを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 マージが失敗したことを確認するために CFS またはデバイス エイリアス マージ障害 Syslog を確認します。オプションで、show cfs merge status name device-alias コマンドを発行してマージのステータスを確認できます。

ステップ 2 show device-alias merge status コマンドを使用して、マージ障害の理由を確認します。

switch-1# show device-alias merge status
Result: Failure
Reason: Another device-alias already present with the same pwwn.
 

ステップ 3 各ファブリック内の該当するスイッチから show device-alias database コマンドを使用して、2 つの異なるデバイス エイリアス名にマッピングされている pWWN を識別します。この例では、pWWN 21:01:01:01:01:01:01:02 がスイッチ switch-1 にあるデバイス エイリアス A3と、switch-2 のデバイス エイリアス A1 にマッピングされています。

switch-1# show device-alias database
device-alias name A3 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:02
Total number of entries = 1
 
switch-2# show device-alias database
device-alias name A1 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:02
Total number of entries = 1
 

ステップ 4 ファブリックの 1 つに対してデバイス エイリアス データベースの適切な変更を行います。詳細については、『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。


 

モード不一致の解決

デバイス エイリアス機能は、基本または拡張モードのいずれかで動作させることができます。モードが 2 つのファブリックで異なっている場合、両ファブリック間の CFS マージが失敗します。

デバイス エイリアス モードが 2 つのファブリックで異なることを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 マージが失敗したことを確認するために CFS またはデバイス エイリアス マージ障害 Syslog を確認するか、マージのステータスを確認するために show cfs merge status name device-alias コマンドを発行します。

ステップ 2 show device-alias merge status コマンドを使用して、マージ障害の理由がモードの不一致であることを確認します。その理由は、「モードの不一致によってデータベースをマージできなかった」か、「マージするファブリックの 1 つが デバイス エイリアス拡張モードをサポートできない」のいずれかです。

switch-1# show device-alias merge status
Result: Failure
Reason: Databases could not be merged due to mode mismatch.
 

) デバイス エイリアス拡張モード動作をサポートするためには、ファブリック内の全スイッチで Cisco MDS SAN-OS Release 3.1(1) 以降が稼働している必要があります。


ステップ 3 show device-alias status コマンドを使用して、各ファブリックのデバイス エイリアス モードを確認します。この例では、switch-1 が拡張モードで動作していて、switch-2 が基本モードで動作しています。

switch-1# show device-alias status
Fabric Distribution: Enabled
Database:- Device Aliases 2 Mode: Enhanced
 
switch-2# show device-alias status
Fabric Distribution: Enabled
Database:- Device Aliases 2 Mode: Basic
 

ステップ 4 ファブリックの 1 つに対してデバイス エイリアス モードの適切な変更を行います。モードを変更するために空のコミットを実行してみてください。空のコミットは、ファブリックをロックしてデータベース定義を変更せず、コミットを実行する際に発生します。これにより、ローカル スイッチのデータベースを効率的にファブリック内の他の全スイッチに配布できます。この場合、デバイス エイリアス モードのみを変更して、その変更をコミットします。


) デバイス エイリアス モードを拡張から基本に変更する必要があり、アプリケーションにデバイス エイリアス設定がネイティブ フォーマットで含まれている場合、明示的にすべてのネイティブ デバイス エイリアス設定を削除するか、すべてのデバイス エイリアス メンバを対応 pWWN に置き換えるまで、デバイス エイリアス モードを変更できません。詳細については、『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。



 

混合ファブリックでのマージ障害の解決

混合ファブリックは、異なるソフトウェア バージョンが稼働するスイッチで構成されたファブリックです。SAN-OS Release 3.1(x) 以前では、混合ファブリック内のデバイス エイリアスの制限は 8K です。Release 3.1(1) 以降の場合、この制限は 20K に拡張されました。Release 3.0(x) 以前で稼働するスイッチが含まれるファブリックを Release 3.1(x) 以降を含むファブリックとマージしようとして、マージされたデバイス エイリアス データベースが 8K を超過した場合、マージが失敗します。

データベース サイズにより混合ファブリック マージが失敗したことを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 マージが失敗したことを確認するために CFS またはデバイス エイリアス マージ障害 Syslog を確認するか、マージのステータスを確認するために show cfs merge status name device-alias コマンドを発行します。

ステップ 2 show device-alias merge status コマンドを使用して、マージ障害の理由が互換性のない機能や設定であることを確認します。

switch-1# show device-alias merge status
Result: Failure
Reason: The merging fabrics have incompatible capabilities or configurations.
 

ステップ 3 問題のあるファブリックにある全スイッチを SAN-OS Release 3.1(x) 以降にアップグレードして、再びマージを試行します。アップグレードしないとファブリックをマージする必要がある場合、混合デバイス エイリアス データベース内のエントリ数を減らす必要があります。


 

検証障害の解決

デバイス エイリアス データベースを衝突なくマージできる場合、結果として生成されたデバイス エイリアス データベースはマージされた両方のファブリック内にある各スイッチにある登録アプリケーションで確認されます。何らかの理由でアプリケーションでマージされたデータベースの検証に失敗した場合、デバイス エイリアスのマージが失敗します。

アプリケーション確認障害によりデバイス エイリアス データベース マージに失敗したことを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 マージが失敗したことを確認するために CFS またはデバイス エイリアス マージ障害 Syslog を確認するか、マージのステータスを確認するために show cfs merge status name device-alias コマンドを発行します。

ステップ 2 show device-alias merge status コマンドを使用して、マージ障害の理由がアプリケーション検証障害であることを確認します。

switch-1# show device-alias merge status
Result: Failure
Reason: This is a non device-alias error.
 

ステップ 3 Syslog メッセージを検査します。検証が拒否されたスイッチの Syslog とマージを管理するスイッチの Syslog で関連エラー メッセージが表示されます。

例15-6 は、検証を拒否したスイッチのサンプル メッセージを示しています。

例15-6 検証拒否 Syslog メッセージ

2007 Apr 10 00:00:06 switch-2 %DEVICE-ALIAS-3-MERGE_VALIDATION_REJECTED:
Failed SAP: 110 Reason: inter-VSAN zone member cannot be in more than one
VSAN Expln:
 

例15-7 に、同じマージ障害でのマージを管理するスイッチでの Syslog メッセージを示します。

例15-7 検証障害 Syslog メッセージ

2007 Apr 9 16:41:22 switch-1 %DEVICE-ALIAS-3-MERGE_VALIDATION_FAILED: Failed
SWWN: 20:00:00:0d:ec:04:99:40 Failed SAP: 110 Reason: inter-VSAN zone member
cannot be in more than one VSAN Expln:
 

ステップ 4 マージを管理するスイッチから発行された show device-alias interval validation-info コマンドの出力を検査します。この例では、スイッチ 20:00:00:0d:ec:04:99:40(switch-2)の SAP 110 で検証が拒否されました。ステータス メッセージは、障害理由とシステム アプリケーション(SAP)番号を示しています。

switch-1# show device-alias internal validation-info
Validation timer: 0s
 
Per SAP Info Table:
===================
SAPS: 0
 
MTS Buffer Array Details:
=========================
Buffers: 0
 
Local Status:
=============
Num Reqs Sent: 0 20:00:00:0d:ec:04:99:40
Num SAPs Done: 0
Failed SAP : 0 Status: success Expln:
 
Remote Status:
==============
CFS Resp Rcvd: TRUE
Failed SWWN : 20:00:00:0d:ec:04:99:40
SAP : 110 Status: inter-VSAN zone member cannot be in more than one VSAN <=== Status
Expln:
 

ステップ 5 検証を拒否したスイッチ上で show system internal mts sup sap number description コマンドを使用して、設定を拒否したアプリケーションを検索します。この例では、デバイス エイリアス検証を拒否したアプリケーションが IVR プロセスでした。

switch-2# show system internal mts sup sap 110 description
IVR-SAP
 

ステップ 6 デバイスのエイリアス検証障害を分析します。このプロセスは、検証に失敗したアプリケーションと、デバイス エイリアス データベース設定に依存します。

この例では、IVR が検証に失敗しています。この問題をトラブルシューティングするために、マージしたデバイス エイリアス データベースを確認することから始めます。各ファブリックでマージを管理しているスイッチから show device-alias database コマンドを使用します。

switch-1# show device-alias database
device-alias name A1 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:01
device-alias name A2 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:02 => Pre-merge: A2 defined on switch-1
Total number of entries = 2
 
switch-2# show device-alias database
device-alias name A1 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:01 => Pre-merge: A2 not defined on switch-2
Total number of entries = 1
 

IVR が switch-2 でイネーブルなので、IVR ゾーン セットを確認します。

switch-2# show ivr zoneset
zoneset name s1
zone name z1
pwwn 21:01:01:01:01:01:01:02 vsan 1 autonomous-fabric-id 1
device-alias A2 vsan 2 autonomous-fabric-id 1
 

データベースをマージする前に、デバイス エイリアス A2 がswitch-2 に定義されていません。switch-1 と switch-2 とのマージのため、デバイス エイリアス A2 が switch-2 で利用可能になり、A2 が pWWN 21:01:01:01:01:01:01:02 にマッピングされます。

これが発生した場合、IVR ゾーン z1 内のデバイス エイリアスベースのメンバ A2 が解決されて pWWN 21:01:01:01:01:01:01:02 にマッピングされ、VSAN 2 のメンバとなります。ただし、pWWN 21:01:01:01:01:01:01:02 はすでに VSAN 1 のメンバです。デバイス エイリアス マージによって発生したマッピングにより、IVR 設定が無効となります。同じ pWWN が複数の VSAN のメンバになることはできません。

この場合、VSAN 2 の pWWN がデバイス エイリアス(A2)を使用して定義され、VSAN 1 のメンバは実際の pWWN を使用して定義されます。IVR がこの状態を検出してデバイス エイリアス検証を拒否し、デバイス エイリアス マージが失敗します。


 

進行中のマージの問題解決

マージが発生した時に、マージされるデバイス エイリアス データベースが両方のファブリックにある各スイッチにある登録アプリケーションによって検証されます。このプロセスの最中に、アプリケーション データベースがロック状態になります。一般的な原因について、 表15-2 に示しています。

アプリケーションがビジーであるため、デバイス エイリアス データベースを検証できず、デバイス エイリアス プロセスにビジー応答を返します。この情報が CFS に伝播します。次に、CFS が定義済の再エントリ時間の間待機して、自動的にデバイス エイリアス マージを再試行します。定義済の再試行時間の間、デバイス エイリアス マージ ステータスがin progress(進行中)と表示されます(例15-8 を参照)。

例15-8 マージ ステータスの表示

switch-1# show cfs merge status na device-alias
 
Physical-fc Merge Status: In Progress ===> Status shows merge is still in progress
 

アプリケーション ロックが定義された CFS 再試行時間内に解除される場合、デバイス エイリアス検証を処理できます。そうでない場合、アプリケーションが再びビジー応答をプロセスに返して、再び CFS が定義された再試行時間待機したあとに、デバイス エイリアス検証を再試行します。アプリケーション ロックが解除されるまでこの状態が繰り返されます。

これは稀な状況ではありません。ISL(スイッチ間リンク)が 2 つのファブリック間でアップした場合、一般的に複数のアプリケーションで CFS マージをトリガーします。デバイス エイリアス マージが検証段階に移行する時に、他のアプリケーションは自身のマージを処理していてビジーになっている可能性があります。これは移行状態で、デバイス エイリアス マージはバックオフされて、定義された再試行時間が経過したあとに再試行されます。

何らかの理由でアプリケーション データベースがロックされたままになった場合、デバイス エイリアス マージが進行中のままになり、完了できなくなります。

ロックされたアプリケーション データベースを確認して先に進める方法を決定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 show cfs merge status na device-alias コマンドを使用して、マージ ステータスを確認します。

switch-1# show cfs merge status na device-alias
 
Physical-fc Merge Status: In Progress ===>The merge status shows in progress
Local Fabric
--------------------------------------------------------------------------
Switch WWN IP Address
--------------------------------------------------------------------------
20:00:00:0d:ec:2f:c1:40 172.20.150.38 [Merge Master]
switch-1
 
Total number of switches = 1
 
Remote Fabric
---------------------------------------------------------------------------
Switch WWN IP Address
---------------------------------------------------------------------------
20:00:00:0d:ec:04:99:40 172.20.150.30 [Merge Master]
 
Total number of switches = 1
 

ステップ 2 show device-alias internal validation-info コマンドを使用して、マージの進捗に関する情報をさらに取得します。以下の例では、SWWN 20:00:00:0d:ec:04:99:40(switch-2)の SAP 110(IVR)スイッチで検証が拒否されました。説明では、ビジーのために IVR アプリケーションが検証を拒否したことを示しています。

switch-1# show device-alias internal validation-info
Validation timer: 0s
 
Per SAP Info Table:
===================
SAPS: 0
 
MTS Buffer Array Details:
=========================
Buffers: 0
 
Local Status:
=============
Num Reqs Sent: 0
Num SAPs Done: 0
Failed SAP : 0 Status: success Expln:
 
Remote Status:
==============
CFS Resp Rcvd: TRUE
Failed SWWN : 20:00:00:0d:ec:04:99:40 ===> switch switch-2
SAP : 110 Status: Some of the registered modules are busy
handling other requests. Please retry the command after some time.
Expln: there is a pending action. Check ivr status
 

ステップ 3 switch-2 スイッチから show cfs lock コマンドを使用して、IVR ステータスのわかりやすい全体像を取得します。この例では、IVR データベースがユーザ admin でロックされていて、デバイス エイリアス マージが進行中のままになっています。

switch-2# show cfs lock
 
Application: ivr
Scope : Physical-fc
----------------------------------------------------------------------------
Switch WWN IP Address User Name User Type
----------------------------------------------------------------------------
20:00:00:0d:ec:04:99:40 172.20.150.30 admin CLI/SNMP v3
switch-2
 
Total number of entries = 1
 
Application: device-alias
Scope : Physical-fc
----------------------------------------------------------------------------
Switch WWN IP Address User Name User Type
----------------------------------------------------------------------------
20:00:00:0d:ec:2f:c1:40 172.20.150.38 CFS Merge
 
Total number of entries = 1
 

ステップ 4 アプリケーション データベースのロックを解除して問題を解決します。この例では、ユーザ admin で編集が完了して変更をコミットした場合、あるいはそうではなく(ivr abortまたは ivr clear コマンドで)IVR データベースのロックを解除した場合、デバイス エイリアス マージ検証が進行します。


 

検証およびコミット障害問題

デバイス エイリアス データベースへの変更を行ったあと、commit コマンドを発行して変更をコミットする必要があります。コミット プロセスには、ファブリック内の全スイッチにあるすべての登録済アプリケーションによるデータベース変更の検証が含まれています。このセクションでは、検証およびコミット障害で発生する可能性のある一般的な問題について説明します。 表15-3 を参照してください。

現象 コミットまたは設定が失敗します。

 

表15-3 デバイス エイリアス データベースのコミット失敗

現象
考えられる原因
解決方法

検証障害によりコミットが失敗します。

デバイス エイリアス データベースがアプリケーション設定と衝突します。

デバイス エイリアス データベースまたはアプリケーション設定を調整して衝突を避けるようにします。詳細については、「データベース衝突の解決」を参照してください。

アプリケーションがビジーです。

検証に失敗したアプリケーションがビジーでなくなったことを確認して、コミットを再試行します。詳細については、「アプリケーション ビジー状態の解決」を参照してください。

コミットまたは設定が失敗します。

デバイス エイリアス データベースのサイズがサポートされている制限を超過しています。

デバイス エイリアス データベース内のエントリ数を減らすか、全スイッチの SAN-OS リリースを Release 3.1(1)以降にアップグレードします。詳細については、「データベース サイズ問題の解決」を参照してください。

拡張モードが混合ファブリック内の一部のスイッチでサポートされていません。

ファブリック内のすべてのスイッチの SAN-OS リリースを Release 3.1(1) 以降にアップグレードするか、デバイス エイリアス モードを基本に変更します。詳細については、「モードの問題解決」を参照してください。

データベース衝突の解決

デバイス エイリアス データベースのエントリが登録済アプリケーションの設定と衝突する場合、デバイス エイリアス データベース コミットが検証プロセスで失敗します。デバイス エイリアス データベースまたはアプリケーション設定を修正する必要があります。

検証に失敗したアプリケーションと障害理由を判別する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 device-alias commit コマンドから出力を確認します。この例では、デバイス エイリアス データベースとアプリケーション設定との衝突があるためにコミットが失敗します

switch-1(config)# device-alias commit
inter-VSAN zone member cannot be in more than one VSAN ===> 失敗の理由
 

ステップ 2 コミットが発行されたスイッチの Syslog を確認することで、どのアプリケーション設定がデバイス エイリアス データベースと衝突しているかを判別します。以下の例では、
sWWN 20:00:00:0d:ec:04:99:40(switch-2)の SAP 110(IVR)が検証を拒否したために、デバイス エイリアス コミットが失敗しました。

2007 Apr 10 11:54:24 switch-1 %DEVICE-ALIAS-3-VALIDATION_FAILED: Failed=>検証ステータス

SWWN: 20:00:00:0d:ec:04:99:40 Failed SAP: 110 Reason: inter-VSAN zone ==>スイッチおよび SAP

member cannot be in more than one VSAN Expln: ==>理由

 

2007 Apr 10 11:54:24 switch-1 %DEVICE-ALIAS-3-COMMIT_FAILED: Failed to ==>コミット ステータス

commit the pending database: inter-VSAN zone member cannot be in more ==>理由

than one VSAN

 

ステップ 3 検証を拒否したスイッチの Syslog を確認します。この例では、以下の Syslog がスイッチ switch-2 で出力されます。

2007 Apr 10 19:13:08 switch-2 %DEVICE-ALIAS-3-VALIDATION_REJECTED: Failed

SAP: 110 Reason: inter-VSAN zone member cannot be in more than one VSAN ==>SAP および理由

Expln:

 

ステップ 4 (希望する変更を含む)既存のデバイス エイリアス データベースとアプリケーション設定を比較して衝突を検出します。

この例では、show device-alias database および show ivr zoneset コマンドを、コミットの前に作成されたデバイス エイリアス データベース変更のコンソール ログと共に使用します。比較では、新規デバイス エイリアス A2 の定義が、すでにゾーン z1 のメンバである pWWN 21:01:01:01:01:01:01:02に対する IVR ゾーン z1 の拡張デバイス エイリアス メンバ A2 の解決となることを示します。pWWN が直接 VSAN 1 のメンバとして定義され、拡張デバイス エイリアス A2 が VSAN 2 のメンバとして定義されます。この設定は IVR では許可されません。IVR が設定上の問題を検出して、デバイス エイリアス データベース検証を拒否します。

switch-1# show device-alias database ===> 既存のデバイス エイリアス データベース

device-alias name A1 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:01

Total number of entries = 1

 

switch-2# show ivr zoneset ===> 既存のIVR ゾーン セットを表示

 

zoneset name s1

zone name z1

pwwn 21:01:01:01:01:01:01:02 vsan 1 autonomous-fabric-id 1

device-alias A2 vsan 2 autonomous-fabric-id 1

 

switch-1# conf t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

switch-1(config)# device-alias database

switch-1(config-device-alias-db)# device-alias name A2 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:02

switch-1(config-device-alias-db)# exit

switch-1(config)# device-alias commit

inter-VSAN zone member cannot be in more than one VSAN

 

ステップ 5 アプリケーション設定を調整するかデバイス エイリアス データベースを変更することで衝突を修正して、再びコミット コマンドを発行します。


 

アプリケーション ビジー状態の解決

アプリケーションがビジーで要求された検証を実行できないため、デバイス エイリアス コミットが失敗します。これが発生した場合、デバイス エイリアス CFS ロックが解除されず、保留中のデータベース コンテンツが変更されないままになります。アプリケーションがビジーでなくなったら、コミット要求を再試行します。

例15-9 に、アプリケーション ビジー状態によりコミットが失敗する場合に発生するコンソール出力を示します。

例15-9 アプリケーション ビジー コンソール出力

switch-2(config)# device-alias commit
Some of the registered modules are busy handling other requests. Please
retry the command after some time.
 

Syslog(例15-10)を確認して show device-alias コマンド(例15-11)を使用し、ビジーを返したアプリケーションに関する追加詳細を取得します。

例15-10 アプリケーション ビジー Syslog メッセージ

2007 Apr 10 02:30:55 switch-2 %DEVICE-ALIAS-3-VALIDATION_FAILED: Failed SAP: ==>ステータス

110 Reason: Some of the registered modules are busy handling other requests. ==>理由

Please retry the command after some time. Expln: there is a pending action. ==>解決方法

Check ivr status.

 

例15-11 show device-alias コマンド出力

switch-2# show device-alias internal validation-info

Validation timer: 0s

 

Per SAP Info Table:

===================

SAPS: 2

SAP: 18 Num Resp Rcvd: 1

SAP: 110 Num Resp Rcvd: 1

 

MTS Buffer Array Details:

=========================

Buffers: 0

 

Local Status:

=============

Num Reqs Sent: 1

Num SAPs Done: 2

Failed SAP : 110 Status: Some of the registered modules are busy ==>ステータスおよび理由

handling other requests. Please retry the command after some time.

Expln: there is a pending action. Check ivr status

 

Remote Status:

==============

CFS Resp Rcvd: FALSE

Failed SWWN : 00:00:00:00:00:00:00:00

SAP : 0 Status: success Expln:

 

例15-11 での失敗した SAP は 110(IVR)です。IVR ロックが解除されない場合、デバイス エイリアス データベース変更をコミットできません。

データベース サイズ問題の解決

デバイス エイリアス データベースの最大サイズは、Cisco SAN-OS Release 3.1(1) 以降を稼働するスイッチで 8K から 20K に増やされました。ファブリックに SAN-OS Release 3.0(x) 以前を稼働するスイッチと Release 3.1(1) 以降を稼働するスイッチが含まれている場合、デバイス エイリアス データベースの最大サイズは 8K に制限されます。これは、Release 3.0(x) 以前が稼働するスイッチに科されている制限です。すべてのスイッチが Release 3.1(1) 以降にアップグレードされていない場合、8K を越えるデバイス エイリアスを設定できません。

ファブリックでサポートされている最大サイズを超過するデバイス エイリアス データベースの設定やコミットを実行しようとする場合、設定やコミットが失敗します。例15-12 にコミットの失敗を示します。例15-13 に設定の失敗を示します。

例15-12 データベース サイズの制限によるコミットの失敗

switch-1(config)# device-alias commit
Some of the switches in the fabric are running a version of software which
cannot support either the issued command or maximum device-alias limits.
Please fix those switches and retry the command.
 

例15-13 データベース サイズの制限による設定の失敗

switch-1(config)# device-alias name test8193 pwwn 21:01:01:01:01:01:01:01
Some of the switches in the fabric are running a version of software which
cannot support either the issued command or maximum device-alias limits.
Please fix those switches and retry the command.
 

モードの問題解決

デバイス エイリアス拡張モードは、SAN-OS Release 3.1(1) 以降を稼働しているスイッチで利用可能です。混合ファブリック(Release 3.1(1) を稼働しているスイッチと Release 3.0(x) 以前を稼働しているスイッチを含むファブリック)では、デバイス エイリアス拡張モードをイネーブルにする試行が失敗します。すべてのスイッチが Release 3.1(1) 以降にアップグレードされていない場合、デバイス エイリアス拡張モードを設定できません。

拡張モードを正常にマージされた混合ファブリックでイネーブルにしようとしたり、混合ファブリックでマージ障害を解決するために拡張モードをイネーブルにするデバイス エイリアス データベースをコミットしようとしたりする場合、設定またはコミットが失敗します。例15-14 にコミットの失敗を示します。例15-15 に設定の失敗を示します。

例15-14 モード衝突によるコミットの失敗

switch-1(config)# device-alias commit
Some of the switches in the fabric are running a version of software which
cannot support either the issued command or maximum device-alias limits.
Please fix those switches and retry the command.
 

例15-15 モード衝突による設定の失敗

switch-1(config)# device-alias mode enhanced
Some of the switches in the fabric are running a version of software which
cannot support enhanced mode. Please fix those switches and retry the
command.