ストレージ ネットワーキング : Cisco MDS 9000 NX-OS と SAN-OS ソフトウェア

Cisco MDS 9000 ファミリ MIB クイック リファレンス

Cisco MDS 9000 ファミリ MIB クイック リファレンス
発行日;2012/01/21 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco MDS 9000 ファミリ MIB

MIB とネットワーク管理

SNMP を利用した MIB 変数へのアクセス

SNMP トラップとインフォーム

MIB の構造

オブジェクト ID

テーブル

SYNTAX 句

MAX-ACCESS 句

AGENT-CAPABILITIES

Cisco MIB ファイルについて

Cisco MIB ファイルのディレクトリ

MIB のロード順序

Cisco MIB ファイルへのアクセスとダウンロード

HTTP を使用した CCO 経由での MIB ファイルへのアクセスとダウンロード

FTP を使用した MIB ファイルへのアクセスとダウンロード

Cisco MDS 9000 ファミリのリリースでサポートされている MIB

Cisco MDS 9000 ファミリでサポートされているシスコ独自の MIB

CISCO-AAA-SERVER-EXT-MIB

CISCO-AAA-SERVER-EXT-CAPABILTIY

CISCO-AAA-SERVER-MIB

CISCO-AAA-SERVER-CAPABILITY

CISCO-CALLHOME-MIB

CISCO-CALLHOME-CAPABILITY

CISCO-CDP-MIB

CISCO-CFS-MIB

CISCO-COMMON-MGMT-MIB

CISCO-COMMON-MGMT-CAPABILITY

CISCO-COMMON-ROLES-MIB

CISCO-CONFIG-COPY-MIB

CISCO-DIFFSERV-EXT-MIB

CISCO-DIFFSERV-MIB-CAPABILITY

CISCO-DM-MIB

CISCO-DNS-CLIENT-MIB

CISCO-DNS-CLIENT-CAPABILITY

CISCO-DYNAMIC-PORT-VSAN-MIB

CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-MIB

CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-CAPABILITY

CISCO-ENTITY-ASSET-MIB

CISCO-ENTITY-EXT-MIB

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-CAPABILITY

CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB

CISCO-ENTITY-VENDOR-OID-MIB

CISCO-EXT-SCSI-MIB

CISCO-FC-DEVICE-ALIAS-MIB

CISCO-FC-FE-MIB

CISCO-FC-MULTICAST-MIB

CISCO-FC-ROUTE-MIB

CISCO-FC-SDV-MIB

CISCO-FC-SPAN-MIB

CISCO-FCC-MIB

CISCO-FCIP-MGMT-EXT-MIB

CISCO-FCIP-MGMT-MIB

CISCO-FCPING-MIB

CISCO-FCS-MIB

CISCO-FCSP-MIB

CISCO-FCTRACEROUTE-MIB

CISCO-FDMI-MIB

CISCO-FDMI-CAPABILITY

CISCO-FEATURE-CONTROL-MIB

CISCO-FICON-MIB

CISCO-FLASH-MIB

CISCO-FLEXATTACH-MIB

CISCO-FSPF-MIB

CISCO-HC-ALARM-MIB

CISCO-IETF-IP-FORWARD-MIB

CISCO-IETF-ISNS-MGMT-MIB

CISCO-IETF-ISNS-MGMT-CAPABILITY

CISCO-IETF-VRRP-MIB

CISCO-IF-EXTENSION-MIB

CISCO-IKE-CONFIGURATION-MIB

CISCO-IKE-FLOW-EXT-MIB

CISCO-IKE-FLOW-EXT-CAPABILITY

CISCO-IKE-FLOW-MIB

CISCO-IKE-FLOW-CAPABILITY

CISCO-IMAGE-CHECK-MIB

CISCO-IMAGE-MIB

CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB

CISCO-IP-IF-MIB

CISCO-IP-NW-DISCOVERY-MIB

CISCO-IP-NW-DISCOVERY-CAPABILITY

CISCO-IP-PROTOCOL-FILTER-MIB

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-MIB

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-CAPABILITY

CISCO-IPSEC-SIGNALING-MIB

CISCO-IPSEC-TC

CISCO-ISCI-GW-MIB

CISCO-ISCSI-MIB

CISCO-ISNS-CLIENT-MIB

CISCO-ISNS-IP-NW-DISCOVERY-MIB

CISCO-IVR-MIB

CISCO-IVR-CAPABILITY

CISCO-LICENSE-MGR-MIB

CISCO-LICENSE-MGR-CAPABILITY

CISCO-NS-MIB

CISCO-NTP-MIB

CISCO-PKI-PARTICIPATION-MIB

CISCO-PORT-CHANNEL-MIB

CISCO-PORT-TRACK-MIB

CISCO-PREFERRED-PATH-MIB

CISCO-PROCESS-MIB

CISCO-PSM-MIB

CISCO-PSM-MIB-CAPABILITY

CISCO-RADIUS-MIB

CISCO-RF-MIB

CISCO-RF-SUPPLEMENTAL-MIB

CISCO-RMON-CONFIG-MIB

CISCO-RSCN-MIB

CISCO-SANTAP-MIB

CISCO-SCSI-FLOW-MIB

CISCO-SCSI-MIB

CISCO-SECURE-SHELL-MIB

CISCO-SME-MIB

CISCO-SMI

CISCO-SNMP-VACM-EXT-MIB

CISCO-SSM-PROV-MIB

CISCO-ST-TC

CISCO-SVC-INTERFACE-MIB

CISCO-SYSLOG-EXT-MIB

CISCO-SYSLOG-MIB

CISCO-SYSTEM-MIB

CISCO-SYSTEM-EXT-MIB

CISCO-TC

CISCO-TPC-MIB

CISCO-VIRTUAL-NW-IF-MIB

CISCO-VSAN-MIB

CISCO-VSAN-CAPABILITY

CISCO-WWWNMGR-MIB

CISCO-ZS-EXT-MIB

CISCO-ZS-MIB

サポートされている通知

ENTITY-MIB と拡張の概要

IF-MIB の拡張

Cisco MDS 9000 ファミリ MIB
クイック リファレンス

 

【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意
www.cisco.com/jp/go/safety_warning/ )をご確認ください。
 
本書は、米国シスコシステムズ発行ドキュメントの参考和訳です。
米国サイト掲載ドキュメントとの差異が生じる場合があるため、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
また、契約等の記述については、弊社販売パートナー、または、弊社担当者にご確認ください。

Text Part Number: OL-15754-01-J
April, 2008

このマニュアルでは、マルチレイヤ ディレクタおよびファブリック スイッチのプライベートまたはローカル MIB(Management Information Base; 管理情報ベース)ファイルについて説明します。Cisco MDS 9000 ファミリCisco MIB ファイルは、すべての Cisco MDS SAN-OS ソフトウェア リリースに付属しています。MIB ファイルには、ネットワーク デバイスおよびインターフェイスに関する情報を提供するための、設定または読み取り可能な変数が含まれています。

このマニュアルの内容は次のとおりです。

「MIB とネットワーク管理」

「Cisco MIB ファイルについて」

「Cisco MIB ファイルへのアクセスとダウンロード」

「Cisco MDS 9000 ファミリのリリースでサポートされている MIB」

「Cisco MDS 9000 ファミリでサポートされているシスコ独自の MIB」

「サポートされている通知」

「ENTITY-MIB と拡張の概要」

「IF-MIB の拡張」

MIB とネットワーク管理

この『 Cisco MDS 9000 ファミリ MIB クイック リファレンス 』には、シスコ独自の MIB と、他の多くの Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)標準 MIB が掲載されています。これらの標準 MIB は Requests for Comments (RFC)と呼ばれる文書で定義されています。特定の MIB 情報を入手するには、シスコ独自の MIB 構造および Cisco MDS 9000 ファミリでサポートされている関連の IETF 標準 MIB を調べる必要があります。

ネットワーク管理者から見ると、ネットワーク管理は 2 つの主要なタイプのシステム間で行われます。 管理システム と呼ばれる制御する側のシステムと、 管理対象システム と呼ばれる監視/制御される側のシステムです。管理システムとして最も一般的なのは、NMS( Network Management System ; ネットワーク管理システム)です。管理対象システムとなるのは、ホスト、サーバ、またはスイッチやインテリジェント リピータのようなネットワーク コンポーネントです。CiscoWorks は NMS の 1 つの例です。

相互運用性を向上させるために、協調するシステムの間では、 プロトコル と呼ばれる共通のフレームワークおよび共通の言語が使用される必要があります。インターネット標準の管理フレームワークでは、そのプロトコルは Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)になります。

管理対象ネットワークの信頼できるパフォーマンスを確保するには、管理対象ネットワーク デバイスと 安定した NMS の間で情報を交換する必要があります。一部のデバイスでは管理ソフトウェアを実行する能力が限られているため、コンピュータ処理の負荷の大部分は NMS にかかります。NMS では、Fabric Manager などのネットワーク管理アプリケーションを実行します。これらのアプリケーションによって、管理情報がネットワーク管理者およびその他のユーザに提供されます。

管理対象デバイスには、 エージェント と呼ばれる低負荷の専用ソフトウェア モジュールがあります。このモジュールが各デバイスの情報にアクセスし、NMS に提供します。管理対象デバイスには多数の変数が設定されており、要求に応じて、NMS に報告されます。たとえば、管理対象デバイスが送受信したバイト数やパケット数、または送受信したブロードキャスト メッセージ数などのデータが、エージェントを通じて報告されます。SNMP では、これらの各変数は 管理対象オブジェクト と呼ばれます。管理対象オブジェクトとは、管理可能なすべての要素を指し、エージェントがアクセスして NMS に報告できる任意の要素を意味します。管理対象オブジェクトはすべて、管理対象オブジェクトのデータベースである MIB に保存されています。

NMS では、管理対象デバイスを制御する場合に、管理対象デバイスのエージェントに対して要求を送信します。それに応じて、デバイスでは 1 つまたは複数の変数値が変更されます。管理対象デバイス側で応答可能な要求には、 set get などがあります。NMS では、 set 要求を使用して管理対象デバイスを制御し、 get 要求を使用してデバイスを監視します。set 要求と get 要求は同期イベントであるため、NMS によってアクティビティが開始され、SNMP エージェントがそれに応答します。

管理対象デバイスからは、NMS に非同期イベントまたは SNMP 通知を送信することで、NMS に最新のイベントを通知できます。SNMP 通知(トラップまたはインフォーム)は多くの MIB に含まれており、NMS が管理対象デバイスに対して get 要求を送信する回数を減らすことができます。

SNMP を利用した MIB 変数へのアクセス

Cisco MIB 変数には、SNMP を利用してアクセスできます。SNMP システムは 3 つの要素から構成されています。SNMP マネージャ、SNMP エージェント、および MIB です。Cisco MIB は、既存のネットワーク管理ソフトウェアを使ってコンパイルできます。デバイス上で SNMP が設定されていれば、SNMP エージェントは NMS が送信した MIB 関連のクエリーに応答します。

表1 では、SNMP の操作について説明しています。

 

表1 SNMP の操作

操作
説明

get-request

特定の変数から値を取得します。

get-next-request

指定された変数の次の値を取得します。多くの場合、テーブル内の変数を取得するために使用されます。 1

get-bulk 2

テーブル内の複数の行など、大きなデータ ブロックを取得します。これを使用すると、小さなデータ ブロックを何度も送信せずに済みます。

set-request

特定の変数に値を保存します。

response

NMS によって送信された上記のいずれかのコマンドに応答するか、またはエージェントによって送信されたインフォームに応答します。

trap

SNMP エージェントによる要求外のメッセージ(何らかのイベントの発生を伝えるメッセージ)を、SNMP マネージャに送信します。

inform 2

SNMP エージェントによる要求外のメッセージ(何らかのイベントの発生を伝えるメッセージ)を、SNMP マネージャに送信します。SNMP マネージャからの確認応答を必要とする点で、trap とは異なります。

1.この操作で、SNMP マネージャでは取得対象の変数名を必要としません。MIB 内で順次検索を行うことで、指定した変数の次の変数が取得されます。

2.get-bulk と inform コマンドは、SNMPv1 では機能しません。

SNMP は、最初に規定されてから 2 度更新されています。SNMPv1 は、このプロトコルの最初のバージョンです。SNMPv2 では 64 ビット カウンタのサポートが追加され、SNMPv3 では、アクセスの強固なセキュリティ、認証、および管理対象データの暗号化が追加されました。

SNMP トラップとインフォーム

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチでは、特定のイベントが発生したときに、SNMP マネージャに通知するよう設定できます。これらの通知は、トラップ要求またはインフォーム要求として送信できます。トラップを受信しても受信側は確認応答を送信しないため、トラップは信頼性に欠けます。送信側では、トラップが受信されたかどうかを確認できません。一方、SNMP マネージャがインフォーム要求を受信すると、SNMP 応答を使用してメッセージに対する確認応答を行います。送信側が応答を受信しなかった場合は、インフォーム要求を再送信できます。したがって、インフォームのほうが目的の宛先に到達する可能性は高くなります。

通知によって伝達されるステータスを明確にするために、通知には MIB 変数または変数バインドのリストが含まれる場合があります。通知に関連付けられている変数バインドのリストは、MIB 内の通知の定義に含まれています。標準 MIB に関し、シスコでは、通知の理由をより明確にするために変数バインドを追加して、一部の通知を拡張しています。IF-MIB におけるこの例については、「IF-MIB の拡張」を参照してください。

トラップの宛先およびインフォーム要求に関する詳細情報を取得するには、SNMP-TARGET-MIB を使用します。トラップとインフォームの設定の詳細については、『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。


) 通知は、SNMP、Fabric Manager、または CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用してイネーブルにする必要があります。詳細については、『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。


MIB の構造

MIB では、Structure of Management Information(SMI; 管理情報構造)と呼ばれる IETF 標準構文を使用して、管理対象データが論理的なツリー階層で表現されます。この MIB ツリーのブランチは個別のテーブルを構成し、管理対象データがリーフ オブジェクトとして含まれています。MIB が提供する管理情報の内容を解釈するためには、これらの概念を理解する必要があります。

ここでは、次の内容について説明します。

「オブジェクト ID」

「テーブル」

「SYNTAX 句」

「MAX-ACCESS 句」

「AGENT-CAPABILITIES」

オブジェクト ID

MIB は、論理的に表現されたツリー階層構造です。ツリーの ルート には名前がなく、3 つのメイン ブランチに分かれています。Consultative Committee for International Telegraph and Telephone(CCITT; 国際電信電話諮問委員会)、International Organization for Standardization(ISO; 国際標準化機構)、および ISO と CCITT の統合ブランチです。

これらのブランチと、各カテゴリ下に属するブランチには、各ブランチを識別するための短いテキスト文字列と整数があります。テキスト文字列はオブジェクト名を表し、整数は、オブジェクト名をコンピュータ ソフトウェアでコンパクトに符号化して表現するために使用されます。

各 MIB 変数には、オブジェクト ID が 1 つ割り当てられます。オブジェクト ID は、ルートからそのオブジェクトへのパスに従って、ノードの数値ラベルを順番に並べたものです。たとえば、MIB 変数 tftpHost は、数値 1 で表されます。 tftpHost のオブジェクト ID は、
iso.org.dod.internet.private.enterprise.cisco.workgroup products.stack group.tftp group.tftpHost または .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.1 です。最後の値は、MIB 変数 tftpHost の数値です。

テーブル

ネットワーク管理プロトコルによってメッセージ内で MIB オブジェクトの名前が使用される場合、各オブジェクト名には接尾辞が付加されます。この接尾辞は、 インスタンス ID と呼ばれます。この ID は、対応する MIB オブジェクトが 1 回出現したことを表します。単純なスカラ オブジェクトの場合、インスタンス ID 0 は、その名前のオブジェクトのインスタンスを指します(たとえば sysUpTime.0)。

MIB には、関連するオブジェクトのテーブルが含まれることもあります。たとえば、ifOperStatus は、IF-MIB 内の ifTable に含まれている MIB オブジェクトです。ifOperStatus は、デバイス上のインターフェイスの動作状態を示します。デバイスが複数のインターフェイスを備えている場合は、ifOperStatus のインスタンスも複数作成する必要があります。このインスタンス値は、インスタンス ID として MIB オブジェクトの末尾に付加されます(たとえば、ifOperStatus.2 は、インターフェイス番号 2 の動作状態を示します)。

テーブル内の各オブジェクトは、SMI によって定義された一連の句で構成されています。これらの句には、SYNTAX 句、MAX-ACCESS 句、STATUS 句、および DESCRIPTION 句が含まれます。

次の例は、CISCO-VSAN-MIB から VSAN テーブル( vsanTable )の情報を抜粋したものです。

vsanTable OBJECT-TYPE
SYNTAX SEQUENCE OF VsanEntry
MAX-ACCESS not-accessible
STATUS current
DESCRIPTION
"A table of VSANs configured on this device."
::= { vsanConfiguration 3 }
vsanEntry OBJECT-TYPE
SYNTAX VsanEntry
MAX-ACCESS not-accessible
STATUS current
DESCRIPTION
"An entry (conceptual row) in the vsanTable."
INDEX { vsanIndex }
::= { vsanTable 1 }
VsanEntry ::= SEQUENCE {
vsanIndex VsanIndex,
vsanName SnmpAdminString,
}

この例で、vsanTable には vsanIndex と vsanName の 2 つの変数が含まれています(実際の vsanTable には、もっと多くの変数が含まれています)。このテーブルのインデックスは、この VSAN の ID(vsanIndex)です。設定されている VSAN の数が n である場合、テーブルの行数は n になります。VSAN ID 3(vsanIndex が 3)と一致する vsanName を取得する必要がある場合は、vsanName.3 に対して SNMP get コマンドを実行します。

SYNTAX 句

SYNTAX 句では、MIB 内の情報を監視または設定するときに返される、情報(値)の形式を定義します。

Cisco MDS 9000 ファミリの MIB は、RFC 1902 で規定されている、SNMPv2 SMI バージョン 2(SNMPv2-SMI)を使用して定義されています。次に、SNMPv2-SMI 構文の例を示します。

Counter32 -- 最大値に達するまで増加する負ではない整数。最大値に達すると、0 に戻ります。たとえば、Counter32 構文を使用する変数 ifInOctets では、インターフェイス上の入力オクテットの数をカウントします。

Gauge32 -- 最大値に達するまで増加する負ではない整数。最大値に達すると、値はそのまま固定されます(ロールオーバーは行われません)。

Counter64 -- 最大値に達するまで増加する 64 ビットの負ではない整数。最大値に達すると、0 に戻ります。Counter64 は、短時間で高い値に達する可能性がある MIB オブジェクトに使用されます(たとえば、ギガビット イーサネット ポート用のパケット カウンタ)。

Integer32 -- -2 32 ~ 2 32 -1 の整数。

IPAddress -- IP アドレスを表すオクテット文字列。たとえば、変数 hostConfigAddr では、デバイスにホスト コンフィギュレーション ファイルを提供したホストの IP アドレスが示されます。

Timeticks -- イベントが発生してから経過した時間を 100 分の 1 秒単位でカウントする負ではない整数。たとえば、変数 loctcpConnElapsed では、TCP 接続の確立後に経過した時間が示されます。

MAX-ACCESS 句

MAX-ACCESS 句では、対応する MIB オブジェクトの最大アクセス レベルが示されます。この句によって表される状態は 5 種類あります。read-create、read-write、read-only、accessible-for-notify、および not-accessible です。

read-create -- 表内の行として、オブジェクトの読み取り、変更、または作成が許可されます。

read-write -- このオブジェクトの読み取りと変更が許可されます。

read-only -- このオブジェクトの読み取りのみが許可されます。

accessible-for-notify -- このオブジェクトの読み取りまたは書き込みは許可されません。SNMP 通知では、このオブジェクトをイベント情報の一部として送信できます。

not-accessible -- このオブジェクトの読み取りまたは書き込みは許可されません。テーブル インデックスは通常、アクセスできないオブジェクトです。

AGENT-CAPABILITIES

SNMP では、機能ファイルによって、対応する MIB の実装についての詳細が提供されます。AGENT-CAPABILITIES と呼ばれるこれらのファイルには、サポートされる準拠グループが列記されており、対応するソフトウェア バージョンでの実装に MIB との相違点があれば、それも記載されています。たとえば、CISCO-AAA-SERVER-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-AAA-SERVER-MIB の実装についての詳細を提供します。


) 機能ファイルには、複数のソフトウェア リリースの実装に関する詳細が含まれている場合があります。使用するソフトウェア リリースは、このファイル内の対応する AGENT-CAPABILITIES 句に一致させる必要があります。


Cisco MIB ファイルについて

Cisco MDS 9000 ファミリの MIB ファイルは、
http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml にアクセスし、Cisco Storage Networking 以下のメニューから FTP(ファイル転送プロトコル)を使用して取得できます。

Cisco MIB ファイルは、IETF 標準 MIB II に独自の拡張機能を追加するオブジェクトのセットです。MIB II は、RFC 1213『Management Information Base for Network Management of TCP/IP-based Internets: MIB-II』で文書化されています。RFC 1213 の作成以降、MIB-II は一部変更されています。MIB-II の最新の更新内容については、IETF の Web サイト( http://www.ietf.org )を参照してください。

NMS が要求された情報を Cisco スイッチなどの管理対象デバイスから取得できない場合、特定のデータ収集を可能にする MIB が不足している可能性があります。通常、NMS が特定の MIB 変数を取得できない場合は、NMS が その MIB 変数を認識していないか、またはエージェントがその MIB 変数をサポートしていません。NMS が特定の MIB 変数を認識しない場合、その MIB を NMS にロードすべき可能性があります。これには通常、MIB コンパイラを使用します。たとえば、特定のデータを収集するために、シスコ独自の MIB またはサポートされている RFC MIB を NMS にロードしなければならない場合があります。エージェントが特定の MIB 変数をサポートしていない場合は、現在実行しているシステム ソフトウェアのバージョンを確認する必要があります。異なるソフトウェア リリースでは、サポートされる MIB も異なります。


) Cisco MIB および IETF MIB は、頻繁に更新されています。Cisco MDS SAN-OS をアップグレードする際は、http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml から最新の MIB をダウンロードしてください。


Cisco MIB ファイルのディレクトリ

Cisco MIB ファイルは、2 つのディレクトリに分かれています。SNMPv1-SMI MIB は SNMPv1 ディレクトリに、SNMPv2-SMI MIB は v2 ディレクトリにあります。Cisco MDS 9000 ファミリでサポートされている MIB のリストは、
ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/supportlists/mds9000/MDS9000MIBSupportList.html から入手できます。また、この Web サイトでは、サポートされている IETF 標準 MIB も公開しています。このサポート リストを使用して個別の MIB ファイルにアクセスし、各ファイルをダウンロードしてください。

MIB のロード順序

多くの MIB では、他の MIB の定義を利用しています。これらの定義項目は、MIB の最初のほうにある IMPORTS セクションに列記されています。

たとえば、MIB B が MIB A から定義項目をインポートする場合、一部の MIB コンパイラでは、MIB A をロードしてから MIB B をロードする必要があります。MIB を誤った順番でロードすると、インポート内容に関するエラー メッセージが表示され、定義項目が定義されていないか、または IMPORTS に定義項目が含まれていないことが通知されます。エラーが発生した場合は、MIB の IMPORTS で、MIB の定義項目がロードされる順番を調べます。すべての MIB が、ロード順序に従ってロードされていることを確認してください。

次に示す MIB は、多くの他の MIB にその定義項目がインポートされます。これらの MIB は、以下の順番でロードする必要があります。

SNMPv2-SMI.my

SNMPv2-TC.my

SNMPv2-MIB.my

RFC1213-MIB.my

IF-MIB.my

CISCO-SMI.my

CISCO-TC.my

CISCO-ST-TC.my

CISCO-VSAN-MIB.my

ENTITY-MIB.my

上記の順序で MIB をロードすれば、ロード順序による定義問題のほとんどは回避できます。他の MIB(上記以外のもの)は、任意の順序でロードしてかまいません。

Cisco MIB ファイルへのアクセスとダウンロード

Cisco MIB ファイルへのアクセス方法には、次の 2 種類があります。

「HTTP を使用した CCO 経由での MIB ファイルへのアクセスとダウンロード」

「FTP を使用した MIB ファイルへのアクセスとダウンロード」


) 次のサイトにある SNMP Object Navigator ツールを使用し、Cisco MIB ファイルにアクセスしてダウンロードすることもできます。http://tools.cisco.com/Support/SNMP/do/BrowseMIB.do?local=en
このツールでは、SNMP オブジェクト ID(OID)のオブジェクト名への変換、オブジェクト名や説明の検索、OID ツリーの参照、および MIB ファイルのダウンロードを行うことができます。


HTTP を使用した CCO 経由での MIB ファイルへのアクセスとダウンロード

Web ブラウザを使用して MIB ファイルにアクセスする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 次の URL を[アドレス]フィールドに入力します。
http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

ステップ 2 Cisco Storage Networking を選択します。

ステップ 3 Cisco MDS 9000 Family を選択します。

ステップ 4 Cisco MDS 9000 ファミリの MIB サポート リストから、ダウンロードすべき MIB を選択して保存します。


 

Internet Explorer を使用している場合は、パッシブ FTP をイネーブルにしなければならないことがあります。パッシブ FTP をイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Internet Explorer を開き、[ツール]メニューの[インターネット オプション]をクリックします。

ステップ 2 ウィンドウ上部にある[詳細設定]タブをクリックします。

ステップ 3 リストを下方向にスクロールし、[パッシブ FTP(ファイアウォールおよび DSL モデム互換用)を使用する]チェックボックスを選択します。

ステップ 4 [OK]ボタンをクリックして変更を保存します。


 

FTP を使用した MIB ファイルへのアクセスとダウンロード

パッシブ FTP を使用して MIB ファイルにアクセスするには、ダウンロードする MIB ファイルの名前を調べておく必要があります。サポートされている MIB の名前を調べるには、「HTTP を使用した CCO 経由での MIB ファイルへのアクセスとダウンロード」を参照して、Cisco MDS 9000 ファミリの MIB サポート リストへアクセスします。以下の手順では、お使いのパッシブ FTP ユーティリティで、UNIX と同様のコマンドを使用できることが前提になっています。

パッシブ FTP で MIB ファイルをダウンロードする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 パッシブ FTP を使用して ftp.cisco.com にアクセスします。

ステップ 2 Cisco.com のユーザ名とパスワードを使用してログインするか、または電子メール アドレスを使用して anonymous でログインします。

ステップ 3 cd /pub/mibs/v2/ と入力してディレクトリを変更します。

ステップ 4 get コマンドを使用して、目的のファイルをローカル システムにコピーします。

ステップ 5 quit コマンドを使用してパッシブ FTP を終了します。


 

Cisco MDS 9000 ファミリのリリースでサポートされている MIB

Cisco MDS 9000 ファミリでは、複数の標準 MIB およびシスコ独自の MIB がサポートされています。次の表に示す IETF 標準 MIB の詳細については、 http://www.ietf.org を参照してください。シスコ独自の MIB の詳細については、「Cisco MDS 9000 ファミリでサポートされているシスコ独自の MIB」を参照してください。

表2 に、Cisco MDS SAN-OS Release 3.3(1a) で追加された最新の MIB を示します。

 

表2 Cisco MDS SAN-OS Release 3.3(1a) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-FLEXATTACH-MIB

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-FLEXATTACH-MIB の実装の詳細情報を提供します。

表3 に、Cisco MDS SAN-OS Release 3.2(2c) で追加された最新の MIB を示します。

 

表3 Cisco MDS SAN-OS Release 3.2(2c) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-SME-MIB

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-SME-MIB の実装の詳細情報を提供します。

表4 に、Cisco MDS SAN-OS Release 3.2(1) で追加された最新の MIB を示します。

 

表4 Cisco MDS SAN-OS Release 3.2(1) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-FDMI-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-FDMI-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-IETF-IP-FORWARD-MIB

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-IETF-IP-FORWARD-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-IKE-FLOW-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-IKE-FLOW-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-IKE-FLOW-EXT-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-IKE-FLOW-EXT-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-IP-NW-DISCOVERY-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-IP-NW-DISCOVERY-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-IPSEC-PROV-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-IVR-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-IVR-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-LICENSE-MGR-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-LICENSE-MGR-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-VSAN-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-VSAN-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-SYSTEM-MIB

基本的なシステム情報の標準セットを提供します。

CISCO-SYSLOG-MIB

Cisco MDS SAN-OS によって生成されるシステム メッセージを収集する手段を提供します。

表5 に、Cisco MDS SAN-OS Release 3.1(2) で追加された最新の MIB を示します。

 

表5 Cisco MDS SAN-OS Release 3.1(2) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-FC-SDV-MIB

シスコ製ファイバ チャネル デバイスの、ファイバ チャネル SAN Device Virtualization(SDV; SAN デバイス バーチャライゼーション)機能を管理します。

表6 に、Cisco MDS SAN-OS Release 3.1(1) で追加された最新の MIB を示します。

 

表6 Cisco MDS SAN-OS Release 3.1(1) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-PREFERRED-PATH-MIB

優先パスを介したトラフィックのルーティング方式を提供します。

表7 に、Cisco MDS SAN-OS Release 3.0(3) で追加された最新の MIB を示します。

 

表7 Cisco MDS SAN-OS Release 3.0(3) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-IP-NW-DISCOVERY-MIB

スイッチ ファブリック内の IP ネットワークの検出結果を、初期化、設定、および表示する機能を提供します。

CISCO-ISNS-IP-NW-DISCOVERY-MIB は、この MIB に置き換えられます。

表8 に、Cisco MDS SAN-OS Release 3.0(1) で追加された最新の MIB を示します。

 

表8 Cisco MDS SAN-OS Release 3.0(1) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-COMMON-MGMT-MIB

異なるアクセス方式の管理を統合します。

CISCO-COMMON-MGMT-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-COMMON-MGMT-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-IETF-VRRP-MIB

IPv4 および IPv6 向けに、Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP; 仮想ルータ冗長プロトコル)を管理します。

CISCO-PKI-PARTICIPATION-MIB

さまざまな証明書、キー ペア、および Certificate Authority(CA; 認証局)に関する情報を整理します。

表9 に、Cisco MDS SAN-OS Release 2.1(1a) で追加された最新の MIB を示します。

 

表9 Cisco MDS SAN-OS Release 2.1(1a) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-TPC-MIB

Third Party Copy(TPC)のターゲットを設定します。

CISCO-SANTAP-MIB

ファイバ チャネル スイッチ モジュール上の SANTap サービスに対し、Control Virtual Target(CVT)を設定します。

表10 に、Cisco MDS SAN-OS Release 2.0(2b) で追加された最新の MIB を示します。

 

表10 Cisco MDS SAN-OS Release 2.0(2b) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-SCSI-FLOW-MIB

SCSI フローを設定および監視します。

CISCO-SSM-PROV-MIB

Storage Services Module(SSM; ストレージ サービス モジュール)の機能をプロビジョニングします。

表11 に、Cisco MDS SAN-OS Release 2.0(1b) で追加された最新の MIB を示します。

 

表11 Cisco MDS SAN-OS Release 2.0(1b) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-CALLHOME-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-CALLHOME-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-CFS-MIB

Cisco Fabric Services(CFS)を使用して、諸機能をグローバル レベルで簡単に制御できるようにします。

CISCO-DNS-CLIENT-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-DNS-CLIENT-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-DNS-CLIENT-MIB

DNS クライアント用に Domain Name Service(DNS; ドメイン ネーム サービス)サーバを設定します。

CISCO-DYNAMIC-PORT-VSAN-MIB

Dynamic Port VSAN Membership(DPVM)を設定します。

CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-MIB

IPSec プロトコルを管理し、履歴統計情報を提供します。

CISCO-FC-DEVICE-ALIAS-MIB

ファイバ チャネル ファブリック内のデバイス用に、人間が読み取り可能なデバイス エイリアスを定義します。

CISCO-FC-MULTICAST-MIB

ファイバ チャネルのマルチキャスト パラメータを監視および設定します。

CISCO-IETF-ISNS-MGMT-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-IETF-ISNS-MGMT-MIB の実装の詳細情報を提供します

CISCO-IETF-ISNS-MGMT-MIB

Internet Storage Name Service(iSNS; インターネット ストレージ ネーム サービス)のクライアントとサーバを設定および監視します。

CISCO-IKE-CONFIGURATION-MIB

Internet Key Exchange(IKE; インターネット キー エクスチェンジ)を設定および監視します。

CISCO-IKE-FLOW-EXT-MIB

IKE に基づいた IPSec 制御フローを監視します。

CISCO-IKE-FLOW-MIB

IKE トラフィック フローを監視します。

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-MIB

IPSec(Phase-2)の設定を管理します。

CISCO-IPSEC-SIGNALING-MIB

IPSec および FC-SP で使用されるシグナリング プロトコルを管理します。

CISCO-IPSEC-TC

IPSec の MIB に共通のテキスト表記法を定義します。

CISCO-ISNS-IP-NW-DISCOVERY-MIB

SAN ファブリック内のギガビット イーサネット インターフェイスに接続されている、独立した IP ネットワークを検出および管理します。

CISCO-PORT-TRACK-MIB

ポート トラッキングを設定します。

CISCO-SNMP-VACM-EXT-MIB

securityModel と securityName を groupName にマッピングします。

CISCO-ZS-EXT-MIB

FC-GS4/SW3 に準拠したゾーン分割を管理します。

表12 に、Cisco MDS SAN-OS Release 1.3(x) で追加された最新の MIB を示します。この表には、Cisco MDS SAN-OS Release 1.3(1) よりもあとのリリースが含まれます。

 

表12 Cisco MDS SAN-OS Release 1.3(x) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-DIFFSERV-MIB-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、DIFFSERV-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-DIFFSERV-EXT-MIB

DIFFSERV-MIB とともに使用される、ファイバ チャネルのマルチフィールド フィルタを定義します。

CISCO-FCC-MIB

Fibre Channel Congestion Control(FCC; ファイバ チャネル輻輳制御)を管理します。

CISCO-FCSP-MIB

ファイバ チャネルのセキュリティを管理します。

CISCO-FCTRACEROUTE-MIB

ファイバ チャネルのトレース ルート機能を管理します。

CISCO-FDMI-MIB

Host Bus Adapter(HBA; ホスト バス アダプタ)などのデバイスを管理します。

CISCO-FEATURE-CONTROL-MIB

システムのオプション機能を、グローバル レベルで簡単に制御(イネーブルまたはディセーブルに)できるようにします。

CISCO-ISNS-CLIENT-MIB

iSNS クライアントを監視します。

CISCO-IVR-MIB

Inter-VSAN Routing(IVR; VSAN 間ルーティング)を管理します。

CISCO-SECURE-SHELL-MIB

デバイスのセキュア シェル(SSH)関連の機能を管理します。

CISCO-SVC-INTERFACE-MIB

SAN スイッチの SAN Volume Controller(SVC)機能を管理します。

表13 に、Cisco MDS SAN-OS Release 1.3(1) で追加された最新の MIB を示します。

 

表13 Cisco MDS SAN-OS Release 1.3(1) に追加された MIB

MIB
説明

CISCO-AAA-SERVER-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-AAA-SERVER-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-AAA-SERVER-EXT-CAPABILTIY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-AAA-SERVER-EXT-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-AAA-SERVER-EXT-MIB

CISCO-AAA-SERVER-MIB で提供される AAA サーバの管理機能を拡張します。

CISCO-AAA-SERVER-MIB

AAA サーバの通信および動作ステータスを監視します。

CISCO-FICON-MIB

IBM のストレージ デバイス用標準転送メカニズムである、Fibre Connection(FICON)を管理します。

CISCO-VIRTUAL-NW-IF-MIB

VSAN または VLAN の仮想インターフェイスを管理します。

表14 に、Cisco MDS SAN-OS Release 1.2(x) で追加された最新の MIB を示します。

 

表14 Cisco MDS SAN-OS Release 1.2(x) に追加された新しい MIB

MIB
説明

CISCO-COMMON-ROLES-MIB

CLI や SNMP インターフェイスなど、各アクセス方式間の共通ロールを管理します。

CISCO-DM-MIB

ドメイン管理機能を提供します。

CISCO-ENTITY-VENDOR-OID-MIB

ENTITY-MIB とその拡張機能に関連付けられた製品コンポーネントについて、割り当てられている OID を示します。

CISCO-FC-FE-MIB

ファイバ エレメント マネジメントをサポートします。

CISCO-FC-SPAN-MIB

ファイバ チャネル デバイスの Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)機能を管理します。

CISCO-FCIP-MGMT-EXT-MIB

CISCO-FCIP-MGMT-MIB に拡張機能を提供します。

CISCO-FCIP-MGMT-MIB

Fibre Channel over TCP/IP を管理します。

CISCO-IMAGE-CHECK-MIB

ソフトウェアの 2 つのバージョン間で、ハイ アベイラビリティ互換性チェックを可能にします。

CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB

モジュール上のイメージのアップグレードをサポートします。

CISCO-IP-PROTOCOL-FILTER-MIB

IP プロトコルのパケット フィルタリングをサポートするための情報を管理します。

CISCO-ISCI-GW-MIB

iSCSI ゲートウェイ機能を管理します。

CISCO-LICENSE-MGR-MIB

スイッチのライセンス ファイルを管理します。

CISCO-NTP-MIB

NTP サーバを監視します。

CISCO-PORT-CHANNEL-MIB

PortChannel ポートを管理します。

CISCO-PSM-MIB

Port Security Manager を管理します。

CISCO-PSM-MIB-CAPABILITY

Cisco MDS SAN-OS のサポートに関し、CISCO-PSM-MIB の実装の詳細情報を提供します。

CISCO-VSAN-MIB

Virtual SAN(VSAN; 仮想 SAN)を管理します。

CISCO-ZS-MIB

サーバのゾーン分割機能を管理します。

表15 に、Cisco MDS SAN-OS Release 1.1(x) でサポートされている IETF 標準 MIB を示します。

 

表15 Cisco MDS SAN-OS Release 1.1(x) でサポートされている標準 MIB

MIB
説明

ENTITY-MIB

RFC 2737 で定義されています。

ETHERLIKE-MIB

RFC 2665 で定義されています。

FIBRE-CHANNEL-FE-MIB

RFC 2837 で定義されています。

IF-MIB

RFC 2863 で定義されています。

INET-ADDRESS-MIB

RFC 3291 で定義されています。

IP-FORWARD-MIB

RFC 2096 で定義されています。

IP-MIB

RFC 2011 で定義されています。

NOTIFICATION-LOG-MIB

RFC 3014 で定義されています。

RMON-MIB

RFC 2819 で定義されています。

SNMP-COMMUNITY-MIB

RFC 2576 で定義されています。

SNMP-FRAMEWORK-MIB

RFC 2571 で定義されています。

SNMP-NOTIFICATION-MIB

RFC 3413 で定義されています。

SNMP-TARGET-MIB

RFC 3413 で定義されています。

SNMP-USM-MIB

RFC 2574 で定義されています。


) RFC 2574 では SNMP-USER-BASED-SM-MIB と呼ばれています。


SNMP-VACM-MIB

RFC 2575 で定義されています。


) RFC 2575 では SNMP-VIEW-BASED-ACM-MIB と呼ばれています。


SNMPv2-MIB

RFC 1907 で定義されています。

TCP-MIB

RFC 2012 で定義されています。

UDP-MIB

RFC 2013 で定義されています。

VRRP-MIB

RFC 2787 で定義されています。

表16 に、Cisco MDS SAN-OS Release 1.1(x) でサポートされているシスコ独自の MIB を示します。

 

表16 Cisco MDS SAN-OS Release 1.1(x) でサポートされているシスコ独自の MIB

MIB
説明

CISCO-CALLHOME-MIB

Call Home 機能を管理します。

CISCO-CONFIG-COPY-MIB

コンフィギュレーション ファイルのコピーを容易にします。

CISCO-ENTITY-ASSET-MIB

ENTITY-MIB の entPhysicalTable 内の項目について、資産情報を監視します。

CISCO-ENTITY-EXT-MIB

ENTITY-MIB で定義されていない拡張パラメータを提供します。

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB

Field Replaceable Unit(FRU; 現場交換可能ユニット)の動作ステータスを管理します。

CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB

ENTITY-MIB の entPhysicalTable 内のセンサーを監視します。

CISCO-EXT-SCSI-MIB

CISCO-SCSI-MIB に拡張機能を提供します。

CISCO-FC-ROUTE-MIB

ファイバ チャネル ルート情報を管理します。

CISCO-FCPING-MIB

ファイバ チャネルの PING 機能を管理します。

CISCO-FCS-MIB

ファブリック構成サーバを管理します。

CISCO-FLASH-MIB

フラッシュ メモリを管理します。

CISCO-FSPF-MIB

Fabric Shortest Path First(FSPF)の機能を管理します。

CISCO-HC-ALARM-MIB

高容量アラーム(64 ビット カウンタ)用にリモート モニタリングの拡張機能を提供します。

CISCO-IF-EXTENSION-MIB

IF-MIB に拡張機能を提供します。

CISCO-IMAGE-MIB

ソフトウェア イメージの機能と特性を提示します。

CISCO-IP-IF-MIB

デバイス インターフェイスの IP 特性を設定します。

CISCO-ISCSI-MIB

iSCSI 機能を管理します。

CISCO-NS-MIB

Cisco ネーム サーバを管理します。

CISCO-PROCESS-MIB

メモリとプロセスの使用率を表示します。

CISCO-RADIUS-MIB

RADIUS サーバ(Cisco MDS SAN-OS Release 1.3 では非推奨)を管理します。

CISCO-RF-MIB

冗長フレームワークのサブシステムを管理します。

CISCO-RF-SUPPLEMENTAL-MIB

CISCO-RF-MIB を補完し、新たなステータスと構成管理機能を提供します。

CISCO-RMON-CONFIG-MIB

一部の IETF RMON MIB の設定を拡張します。

CISCO-RSCN-MIB

ファイバ チャネルの Registered State Change Notification(RSCN)機能を管理します。

CISCO-SCSI-MIB

Cisco バージョン の IETF ドラフト SCSI-MIB を提供します。

CISCO-SMI

シスコのエンタープライズ向けの SMI を定義します。

CISCO-ST-TC

Cisco MDS 9000 ファミリのストレージ エリア ネットワーク(SAN)テクノロジー専用の MIB で使用されるテキスト表記法を定義します。

CISCO-SYSLOG-EXT-MIB

システム ログのパラメータを管理します。

CISCO-SYSTEM-EXT-MIB

ハイ アベイラビリティと SNMP SET エラーを監視します。

CISCO-TC

すべての Cisco MIB で使用されるテキスト表記法を定義します。

CISCO-WWWNMGR-MIB

World Wide Name Manager 機能を管理します。

Cisco MDS 9000 ファミリでサポートされているシスコ独自の MIB

ここでは、Cisco MDS 9000 ファミリのマルチレイヤ ディレクタおよびファブリック スイッチ用の、最新の Cisco MDS SAN-OS リリースでサポートされているシスコ独自の MIB について説明します。これらの MIB は、アルファベット順に記載されています。

CISCO-AAA-SERVER-EXT-MIB

CISCO-AAA-SERVER-MIB

CISCO-CALLHOME-MIB

CISCO-CALLHOME-CAPABILITY

CISCO-CDP-MIB

CISCO-CFS-MIB

CISCO-COMMON-MGMT-MIB

CISCO-COMMON-MGMT-CAPABILITY

CISCO-COMMON-ROLES-MIB

CISCO-CONFIG-COPY-MIB

CISCO-DIFFSERV-EXT-MIB

CISCO-DIFFSERV-MIB-CAPABILITY

CISCO-DM-MIB

CISCO-DNS-CLIENT-MIB

CISCO-DYNAMIC-PORT-VSAN-MIB

CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-MIB

CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-CAPABILITY

CISCO-ENTITY-ASSET-MIB

CISCO-ENTITY-EXT-MIB

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-CAPABILITY

CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB

CISCO-ENTITY-VENDOR-OID-MIB

CISCO-EXT-SCSI-MIB

CISCO-FC-DEVICE-ALIAS-MIB

CISCO-FC-FE-MIB

CISCO-FC-MULTICAST-MIB

CISCO-FC-ROUTE-MIB

CISCO-FC-SDV-MIB

CISCO-FC-SPAN-MIB

CISCO-FCC-MIB

CISCO-FCIP-MGMT-EXT-MIB

CISCO-FCIP-MGMT-MIB

CISCO-FCPING-MIB

CISCO-FCS-MIB

CISCO-FCSP-MIB

CISCO-FCTRACEROUTE-MIB

CISCO-FDMI-MIB

CISCO-FDMI-CAPABILITY

CISCO-FEATURE-CONTROL-MIB

CISCO-FICON-MIB

CISCO-FLASH-MIB

CISCO-FLEXATTACH-MIB

CISCO-FSPF-MIB

CISCO-HC-ALARM-MIB

CISCO-IETF-IP-FORWARD-MIB

CISCO-IETF-ISNS-MGMT-MIB

CISCO-IF-EXTENSION-MIB

CISCO-IKE-CONFIGURATION-MIB

CISCO-IKE-FLOW-EXT-MIB

CISCO-IKE-FLOW-EXT-CAPABILITY

CISCO-IKE-FLOW-MIB

CISCO-IKE-FLOW-CAPABILITY

CISCO-IMAGE-CHECK-MIB

CISCO-IMAGE-MIB

CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB

CISCO-IP-IF-MIB

CISCO-IP-NW-DISCOVERY-MIB

CISCO-IP-NW-DISCOVERY-CAPABILITY

CISCO-IP-PROTOCOL-FILTER-MIB

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-MIB

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-CAPABILITY

CISCO-IPSEC-SIGNALING-MIB

CISCO-IPSEC-TC

CISCO-ISCI-GW-MIB

CISCO-ISCSI-MIB

CISCO-ISNS-CLIENT-MIB

CISCO-ISNS-IP-NW-DISCOVERY-MIB

CISCO-IVR-MIB

CISCO-IVR-CAPABILITY

CISCO-LICENSE-MGR-MIB

CISCO-LICENSE-MGR-CAPABILITY

CISCO-NS-MIB

CISCO-NTP-MIB

CISCO-PORT-CHANNEL-MIB

CISCO-PORT-TRACK-MIB

CISCO-PREFERRED-PATH-MIB

CISCO-PROCESS-MIB

CISCO-PSM-MIB

CISCO-RADIUS-MIB

CISCO-RF-MIB

CISCO-RF-SUPPLEMENTAL-MIB

CISCO-RMON-CONFIG-MIB

CISCO-RSCN-MIB

CISCO-SANTAP-MIB

CISCO-SCSI-FLOW-MIB

CISCO-SCSI-MIB

CISCO-SECURE-SHELL-MIB

CISCO-SME-MIB

CISCO-SMI

CISCO-SNMP-VACM-EXT-MIB

CISCO-SSM-PROV-MIB

CISCO-ST-TC

CISCO-SVC-INTERFACE-MIB

CISCO-SYSLOG-EXT-MIB

CISCO-SYSLOG-MIB

CISCO-SYSTEM-MIB

CISCO-SYSTEM-EXT-MIB

CISCO-TC

CISCO-TPC-MIB

CISCO-VIRTUAL-NW-IF-MIB

CISCO-VSAN-MIB

CISCO-VSAN-MIB

CISCO-WWWNMGR-MIB

CISCO-ZS-EXT-MIB

CISCO-ZS-MIB

CISCO-AAA-SERVER-EXT-MIB

この拡張 MIB では、CISCO-AAA-SERVER-MIB の casConfigTable を拡張し、別のタイプのサーバ アドレスに対応できるようにします。また、この拡張 MIB では、次の管理も行います。

Authentication, Authorization, and Accounting(AAA; 認証、認可、アカウンティング)モジュールに適用される一般的な設定

グローバル設定の設定値(すべての AAA サーバの設定は、この MIB の 1 つのインスタンスで実行)

AAA サーバ グループの設定

アプリケーション、AAA 機能、サーバ グループ間のマッピング設定

CISCO-AAA-SERVER-EXT-CAPABILTIY

CISCO-AAA-SERVER-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-AAA-SERVER-EXT-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-AAA-SERVER-MIB

この MIB では、そのデバイス内と外部 AAA サーバとの通信について、AAA サーバの動作状態を反映した設定と統計情報を提供します。CISCO-AAA-SERVER-MIB では、次の情報が提供されます。

AAA サーバを設定するためのテーブル

外部 AAA サーバのアイデンティティ

各 AAA 機能別の統計情報

AAA 機能を提供するサーバのステータス

サーバは、AAA 機能の 3 つの いずれかを提供する論理エンティティとして定義されます。TACACS+ サーバは 3 つの機能のすべてを有し、1 つの IP アドレスおよび 1 つの TCP ポートを使用します。RADIUS サーバは、認証とアカウンティングの 2 つの機能を有し、1 つの IP アドレスおよび個別の UDP ポートを使用します。認証とアカウンティングのいずれか 1 つだけを実行する場合もあります。同じ IP アドレスで 2 つの別個の RADIUS サーバを使用して、1 つは認証のみを提供し、もう 1 つはアカウンティングのみを提供できます。Cisco MDS SAN-OS Release 1.3 以降、CISCO-RADIUS-MIB はこの MIB に置き換えられました。

CISCO-AAA-SERVER-CAPABILITY

CISCO-AAA-SERVER-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-AAA-SERVER-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-CALLHOME-MIB

この MIB では、Call Home 機能を管理します。ミッション クリティカルなアプリケーションを実行するためにストレージ ソリューションを導入する環境では、製品およびサポート パートナーに対して非常に高いアベイラビリティとサービサビリティが求められます。これらの要件を満たすために、Call Home 機能を使用すると、ストレージ システムにハードウェアまたはソフトウェアの問題が発生した場合に、トラブルシューティングの目的で関連する障害情報を自動的にサポート センターへ送信することができます。また、交換用のハードウェアを発送してもらうことも可能です。Call Home には、ストレージ システムの障害情報に加えて、パフォーマンス、アカウンティング、およびシステム ヘルス情報を送信する優れた機能もあります。

CISCO-CALLHOME-CAPABILITY

CISCO-CALLHOME-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-CALLHOME-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-CDP-MIB

CDP は、すべてのシスコ製機器(ルータ、ブリッジ、コミュニケーション サーバ、WBU スイッチ)で実行されるデバイス検出プロトコルです。各デバイスはマルチキャスト アドレスに定期的にメッセージを送信します。また、各デバイスは他のデバイスから送信された定期的なメッセージを受信することで、ネイバー デバイスについて学習し、それらのメディア インターフェイスがアップ、またはダウンの状態かを判断します。

CISCO-CDP-MIB は、デバイスの識別情報、CDP の実行ステータス、CDP の送信頻度、CDP メッセージを受信したデバイスがそのメッセージを保持する時間(Time-to-Live[TTL; 存続可能時間])に関する情報を提供します。この MIB は、cdpGlobalInfo テーブルに情報を格納します。

CISCO-CFS-MIB

この MIB によって、システムの CFS 対応機能をグローバル レベルで簡単に制御できるようになります。この MIB は、SAN ファブリックを通して接続されているデバイスの 1 つまたは複数のセットに適用されます。Cisco MDS 9000 ファミリの多くの機能では、SAN ファブリックを経由して、ピア デバイス間で情報を交換する必要があります。CFS では、ファブリック内でデータと設定を配布する一般的なメカニズムを提供します。

デバイスでサポートされている機能には、CFS に対応しているものと対応していないものがあります。CFS に対応している機能の場合、CFS 操作の制御は、この MIB によって適用されます。CFS 設定の一部として、すべてのピア デバイスではデータ配信機能をイネーブルにする必要があります。CFS では、安定したファブリック内で CFS 対応機能への基本的な配信インフラストラクチャを提供するとともに、2 つの安定したファブリックをマージする際に、データ配信の処理を行うインフラストラクチャも提供します。

CISCO-COMMON-MGMT-MIB

この MIB では、デバイス管理の異なる要素を統合します。たとえば、デバイスへのアクセス方式(CLI、SNMP、XML など)が異なると、通常そのデバイスにアクセスしているユーザのグループも異なります。ccmCommonUserTable によって提供されるフレームワークでは、すべてのデバイス アクセス方式に共通する 1 つのユーザ グループが作成されます。

このフレームワークによって、異なるアクセス方式の管理を統合できます。

CISCO-COMMON-MGMT-CAPABILITY

CISCO-COMMON-MGMT-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-COMMON-MGMT-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-COMMON-ROLES-MIB

この MIB では、CLI、SNMP、および XML インターフェイスなど、異なるアクセス方式間の共通ロールを管理します。デバイス上では、すべてのユーザがロールと関連付けられます。ユーザ ロールでは、このロールに属するユーザに割り当てられるアクセス権を定義します。ロールによって、ユーザが実行できるコマンドおよび操作と、対象となる情報が指定されます。

この MIB に記載されたフレームワークでは、ロールがアクセス方式に関係なく定義されます。このフレームワークの情報をネイティブの情報に変換するかどうかは、使用するアクセス方式によって決まります。たとえば、SNMP では、共通ロール フレームワークを VACM に変換する必要があります。

このフレームワークは、SNMP、XML、および CLI 以外のアクセス方式にも使用できます。

このフレームワークでは、機能リストおよびそれらがサポートする操作のリストが必要です。各機能はデータ コンテキストを提供し、システムに依存します。操作とは、そのデータに対して実行できる処理のことです。ロールはルールに基づいて定義されます。このルールは、基本的にはアクセス権であり、機能に対して特定の操作が許可されるかどうかを指定します。

CISCO-CONFIG-COPY-MIB

この MIB によって、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチのコンフィギュレーション ファイルのコピーが、次の方法で簡単に行えるようになります。

実行コンフィギュレーションやスタートアップ コンフィギュレーションを、ネットワーク間で相互にコピーできます(tftp、ftp、scp、または sftp などのプロトコルを使用)。

実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションへコピーでき、その逆も可能です。

実行コンフィギュレーションまたはスタートアップ コンフィギュレーションをローカルの Cisco MDS SAN-OS ファイル システムへコピーでき、その逆も可能です。

CISCO-DIFFSERV-EXT-MIB

DIFFSERV-MIB(RFC 3289)への拡張 MIB であり、DIFFSERV-MIB とともに使用されるファイバ チャネルのマルチフィールド フィルタを定義します。また、この MIB で定義されている cdsmDataPathTable を介して、Differentiated Services(DiffServ; ディファレンシエーテッド サービス)の分類子を VSAN 上のインターフェイスに関連付けることもできます。

CISCO-DIFFSERV-MIB-CAPABILITY

CISCO-DIFFSERV-MIB-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-DIFFSERV-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-DM-MIB

この MIB は、ファイバ チャネル標準(FC-SW2)で定義されているドメイン管理機能に対応するための MIB です。この MIB に関し、Domain Manager(DM)とは、プリンシパル スイッチおよび他のスイッチの両方で実行するソフトウェア機能を意味します。この MIB には、DM に関するパラメータが含まれています。これらのパラメータを使用することで、このスイッチ上で設定されている各 VSAN 用に設定および監視できます。

CISCO-DNS-CLIENT-MIB

この MIB では、Domain Name Service(DNS; ドメイン ネーム サービス)クライアントの設定を行い、DNS サーバを追加または削除したり、ローカル エンティティのドメイン名オプションを設定したりできます。

CISCO-DNS-CLIENT-CAPABILITY

CISCO-DNS-CLIENT-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-DNS-CLIENT-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-DYNAMIC-PORT-VSAN-MIB

この MIB では、DPVM 機能を管理します。DPVM では、スイッチ ポートにログインしているデバイスに基づいて、VSAN が動的にポートに割り当てられます。このデバイスは、Port World Wide Name(pWWN)と Node World Wide Name(nWWN)のどちらか一方または両方で識別できます。

CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-MIB

この MIB では、IP セキュリティ(IPSec ベース)ネットワークを監視します。この MIB には、4 つの主要なオブジェクトのグループが含まれており、IPSec プロトコルの管理に使用されます。これらのグループは、Phase-2、History、Failure、および Trap Control です。Phase-2 グループは、IPSec データ トンネルに関連します。History グループは、傾向分析を行うアプリケーションの支援に使用されます。Failure グループは、VPN ルータのトラブルシューティングとデバッグに使用されます。この MIB には、潜在的なセキュリティ違反を検出するカウンタが含まれています。

CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-CAPABILITY

CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-ENHANCED-IPSEC-FLOW-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-ENTITY-ASSET-MIB

この MIB では、ENTITY-MIB(RFC 2037)の entPhysicalTable にある項目の資産情報を監視します。この MIB には、ENTITY-MIB の entPhysicalTable に含まれている関連エンティティについて、注文可能な部品番号、シリアル番号、ハードウェアのリビジョン、製造番号とリビジョン、ファームウェアの ID とリビジョン(存在する場合)、およびソフトウェアの ID とリビジョン(存在する場合)が列記されます。

上記のデータをまったく入手できないエンティティは、この MIB には記載されません。この MIB ではスパース テーブルが使用されるため、特定の時点において、これらの変数の一部が特定のエンティティに対して存在しない場合があります。たとえば、電源が切れているモジュールにはソフトウェアの ID とリビジョンが存在しません。また、電源モジュールには、ファームウェアやソフトウェアの情報が常に存在しない可能性があります。

データには符号化された他の項目が含まれている場合もありますが(シリアル番号内の製造日など)、すべてのデータ項目は、単一の文字列ユニットとして扱われます。データ項目を分割または解析することはできません。文字列の比較処理のみに使用します。

CISCO-ENTITY-EXT-MIB

ENTITY-MIB(RFC 2737)への拡張 MIB であり、プロセッサを持つクラス モジュールのエンティティ(entPhysicalClass =「モジュール」) を含んでいます。

プロセッサ モジュールは、CPU、RAM、および NVRAM を搭載した物理エンティティであるため、ブート可能イメージのロードと設定の保存を単独で実行できます。この MIB では、これらのプロセッサ モジュールのメモリ サイズ、メモリ使用率、およびブート イメージの情報が提供されます。

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB

ENTITY-MIB(RFC 2737)への拡張 MIB であり、ENTITY-MIB の entPhysicalTable に列記されているシステムの Field-Replaceable Unit(FRU; 現場交換可能ユニット)の動作状態を監視および設定します。FRU には、電源、ファン、プロセッサ モジュール、およびインターフェイス モジュールなどのアセンブリが含まれます。

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-CAPABILITY

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB

ENTITY-MIB(RFC 2737)への拡張 MIB であり、ENTITY-MIB の entPhysicalTable に記載されたセンサーの測定値を監視します。センサーには、電力計、温度計、およびシャーシのエアフロー計が含まれます。

CISCO-ENTITY-VENDOR-OID-MIB

この MIB では、ENTITY-MIB の entPhysicalTable で使用されるシスコ製品のさまざまなコンポーネントに割り当てられる OID を定義します。これらの OID を使用すると、各物理エントリのタイプを一意に識別できます。

この MIB では、使用する OID を entPhysicalVendorType の値として割り当てます。OID 値はサブツリーに割り当てられ、ENTITY-MIB(PhysicalClass)のテキスト表記法における値に基づいて、階層構造の中に組み込まれます。

CISCO-EXT-SCSI-MIB

CISCO-SCSI-MIB への拡張 MIB であり、Small Computer System Interface(SCSI)エンティティを設定および監視します。SCSI エンティティには、SCSI デバイス、SCSI ターゲットとイニシエータ、および SCSI ポートが含まれます。この MIB では、CISCO-SCSI-MIB に記載された SCSI エンティティについて、ベンダーと製品に関する詳細が提供されます。

CISCO-FC-DEVICE-ALIAS-MIB

この MIB では、デバイス エイリアスと呼ばれる設定可能な名前を提供します。この名前は、ファイバ チャネル ファブリック上にあるデバイスの参照に使用できます。デバイス エイリアスは、World Wide Name(WWN)にとって人間が読み取り可能な名前です。

CISCO-FC-FE-MIB

IF-MIB(RFC 2863)への拡張 MIB であり、ファイバ チャネル ベースのインターフェイスを管理します。また、Cisco ファブリックに関連した FIBRE-CHANNEL-FE-MIB(RFC 2837)のすべてのグループを含んでいます。この MIB では、テキスト表記法 FcPortTypes で定義されるすべてのポート タイプをサポートしています。さらに、N ポートと NL ポートもサポートしています。

この MIB では、PortChannel ポートをサポートしています。PortChannel ポートは、複数の物理ポートをメンバーとして構成される単一の論理ポートです。

CISCO-FC-MULTICAST-MIB

この MIB では、ローカル スイッチ上で設定されている任意の VSAN について、ファイバ チャネルのマルチキャスト パラメータを設定します。設定されているすべての VSAN をマルチキャスト ルート モードにできます。この MIB は、CISCO-FSPF-MIB と連動して機能します。

CISCO-FC-ROUTE-MIB

この MIB では、ファイバ チャネルのルーティング情報を設定および表示します。fcRouteTable には、VSAN ごとにソートされた宛先エントリ、出力インターフェイスのエントリ、およびルートが学習された際に使用されたプロトコルのエントリがあります。fcRouteTable において、1 つの宛先へのルートが複数ある場合は、fcRoutePreference を使用してルートを選択します。ユーザは、そのユーザによって設定されたエントリ(fcRouteProto =「netmgmt(3)」)のみを削除できます。

CISCO-FC-SDV-MIB

この MIB では、Cisco ファイバ チャネル デバイス上の Fibre Channel SAN Device Virtualization(SDV)機能を管理します。

CISCO-FC-SPAN-MIB

この MIB では、ファイバ チャネル デバイスの Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)に関連した機能を表示および設定します。SPAN 機能により、ユーザは、選択した SPAN 送信元ポートから SPAN 宛先(SD)ポートにトラフィックを渡すことで、ネットワークのトラフィックを分析できます。このトラフィックは、SD ポートに接続されているスイッチ プローブ デバイスによって分析されます。SPAN 機能は負荷が小さく、どの送信元ポートに対するネットワーク トラフィックのスイッチングにも影響しません。

CISCO-FCC-MIB

この MIB では、Fibre Channel Congestion Control(FCC; ファイバ チャネル輻輳制御)を管理します。FCC はシスコ独自のフロー制御メカニズムで、ファイバ チャネル ネットワークの輻輳を緩和します。この MIB では、スイッチ上で FCC メカニズムを設定するマネージャの有効化、輻輳制御の統計情報の提供、ファイバ チャネル ポートにおける輻輳状態の変化の通知、およびファイバ チャネル ポートの輻輳状態の監視を行います。

CISCO-FCIP-MGMT-EXT-MIB

CISCO-FCIP-MGMT-MIB への拡張 MIB であり、オブジェクトを追加して、CISCO-FCIP-MGMT-MIB からは取得できない FCIP インターフェイスに関する追加情報を提供します。

CISCO-FCIP-MGMT-MIB

この MIB は、IETF FCIP MIB ドラフト(draft-ietf-ips-fcip-mib-02.txt)の Cisco バージョンです。オブジェクトの構文およびセマンティクスに関し、この Cisco MIB の内容は対応するインターネット ドラフトのリビジョンと同じです。インターネット ドラフトは「変更の可能性がある」ため、この Cisco MIB が作成されました。この Cisco MIB は最終的に、標準化された RFC によって置き換えられる可能性があります。

この MIB では、Fibre Channel over IP(FCIP)デバイスを管理し、FCIP リンクと FCIP ルーティング テーブルを監視します。

CISCO-FCPING-MIB

この MIB は、ファイバ チャネルの PING 機能を管理します。ファイバ チャネルの PING 機能は、ファイバ チャネル ネットワークで使用される IP の PING 機能と類似しています。この MIB では、ファイバ チャネルの PING 要求を設定し、fcPingStatsTable にファイバ チャネルの PING の結果を表示します。

CISCO-FCS-MIB

この MIB では、Fabric Configuration Server(FCS; ファブリック コンフィギュレーション サーバ)を管理します。FCS は、FC-GS3 標準で定義されています。FCS では、ローカル スイッチに関連した情報が常に保持されています。ただし、通常は、リモート トポロジ上の限定された情報のみが保持されます(リモート スイッチ名および各 VSAN に対応するドメイン ID)。

トポロジ全体の情報を収集するには、fcsVsanDiscoveryList オブジェクトの中に必要な VSAN を設定して、ディスカバリ プロセスを開始します。このプロセスの中で検出された VSAN は、fcsVsanDiscoveryList オブジェクトで選択されます。これらのオブジェクトでは、CISCO-ZS-MIB で定義された FcList テキスト表記法を使用します。このテキスト表記法で定義されたビット位置の完全な定義については、CISCO-ZS-MIB を参照してください。fcsVsanDiscoveryList オブジェクトのビット位置の配置を簡単に説明すると、次のようになります。

左端のオクテット内、つまり fcsVsanDiscoveryList2k のオクテット 1 では、最上位ビットが VSAN 1 を表し、次のビットが VSAN 2 を表すというように、順次対応する VSAN を表します。オクテット 256 では、最下位ビットが VSAN 2048 を表します。fcsVsanDiscoveryList4k のオクテット 1 では、最上位ビットが VSAN 2049 を表し、fcsVsanDiscoveryList4k のオクテット 256 では、最下位ビットが VSAN 4096 を表します。

対象の VSAN を表す fcsVsanDiscoveryList オブジェクトのビットを設定し、fcsStartDiscovery でディスカバリ プロセスを開始します。結果は、この MIB の他のテーブルに格納されます。

CISCO-FCSP-MIB

この MIB では、Fibre Channel Security Protocol(FC-SP; ファイバ チャネル セキュリティ プロトコル)を設定および監視します。FC-SP によって、ファイバ チャネル ファブリックの認証、許可、および暗号化手法が定義されます。FC-SP の定義については、 http://www.t11.org を参照してください。

CISCO-FCTRACEROUTE-MIB

この MIB では、ファイバ チャネルのトレース ルート機能を管理します。ファイバ チャネルのトレース ルート機能は、ファイバ チャネル ファブリックで使用される IP のトレース ルート ユーティリティと類似しています。

CISCO-FDMI-MIB

Fabric Device Management Interface(FDMI; ファブリック デバイス マネジメント インターフェイス)MIB では、Host Bus Adapter(HBA; ホスト バス アダプタ)などのデバイスを管理するためのオブジェクトが定義されます。この MIB では、FDMI を使用して、ファイバ チャネル ファブリックに登録されたデバイスの情報を提供します。FDMI の詳細については、 http://www.t11.org で『Fibre Channel Generic Services-4 (FC-GS-4)』を参照してください。

CISCO-FDMI-CAPABILITY

CISCO-FDMI-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-FDMI-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-FEATURE-CONTROL-MIB

この MIB では、システムのオプション機能をイネーブルまたはディセーブルにします。オプション機能をディセーブルにすると、その機能に関連付けられている固有の MIB は使用できなくなります。たとえば、FCIP をディセーブルにすると、CISCO-FCIP-MIB が使用できなくなります。オプション機能では、この MIB で提供されるハイレベルの制御に加えて、追加の設定が必要になる場合があります。設定要件の詳細については、特定の機能に関連付けられている MIB を参照してください。また、一部のオプション機能では、機能ライセンスが必要になる場合があります。オプション機能とライセンスの詳細については、次の Web サイトで、Cisco MDS 9000 ファミリの該当するコンフィギュレーション ガイドを参照してください。

http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/index_st_mds9000.shtml

CISCO-FICON-MIB

この MIB では、Fiber Connection(FICON)を管理します。FICON は IBM の標準転送メカニズムで、メインフレームとデバイス間の通信に使用されます。Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチには、FICON ディレクタの機能が搭載されています。

CISCO-FLASH-MIB

この MIB では、システム上のフラッシュ メモリ デバイスを設定および監視します。この MIB は階層構造になっており、次のカテゴリに分かれています。

デバイス情報:

デバイス レベル

パーティション

パーティション内のファイル

操作:

コピー

パーティショニング

CISCO-FLEXATTACH-MIB

この MIB では、fcIfOperMode が 'fPort' であるすべての F ポート インターフェイス上で仮想 WWN の自動生成をイネーブルにします。

Nx ポートは、CISCO-NS-MIB のオブジェクト fcNameServerPortName によって示されるようにポート WWN を持つ Fx ポートに登録します。通常、Nx ポートは、このポート WWN を使用して通信を行う必要がある他のデバイスとともにゾーン分割されます。ただし、Nx ポートを含むデバイスを交換する必要がある場合は、ゾーン分割を変更しないで済むように、新しいデバイスのポート WWN を使用してゾーン分割を再設定する必要があります。特別な WWN を対応する F ポートに割り当て、F ポート経由でロギングしているデバイスのために、元のポート WWN をこの特別な WWN と交換します。さらに、特別な WWN を使用してゾーン分割を設定します。

CISCO-FSPF-MIB

この MIB では、ローカル スイッチ上に設定されているすべての VSAN の、Fabric Shortest Path First(FSPF)パラメータを設定および監視します。FSPF は、ファイバ チャネル ネットワークのルーティングに使用されるプロトコルで、T11 技術委員会によって標準化さています。詳細については、
http://www.t11.org を参照してください。

CISCO-HC-ALARM-MIB

この MIB では、高容量アラームに対応するため、RMON-MIB(RFC 2819)への拡張機能を定義します。この MIB は、インターネット ドラフト(draft-ietf-rmonmib-hc-alarm-mib-02.txt)に基づいています。オブジェクトの構文およびセマンティクスに関し、この Cisco MIB の内容は対応するインターネット ドラフトのリビジョンと同じです。インターネット ドラフトは「変更の可能性がある」ため、この Cisco MIB が作成されました。この Cisco MIB は最終的に、標準化された RFC によって置き換えられる可能性があります。

この MIB では、高容量カウンタ(64 ビット カウンタ)を必要とする RMON アラームを設定します。

CISCO-IETF-IP-FORWARD-MIB

この MIB は、draft-ietf-ipngwg-rfc2096-update-00.txt の抜粋です。オブジェクトの構文およびセマンティクスに関し、この Cisco MIB の内容は対応する I-D のリビジョンと同じです。I-D は「変更の可能性がある」ため、この Cisco MIB が作成されました。この Cisco MIB は将来廃止され、I-D に代わる安定した RFC が置き換わって実装される可能性があります。

CISCO-IETF-ISNS-MGMT-MIB

この MIB は、インターネット ドラフト(draft-ietf-ips-isns-mib-06.txt)に基づいた ISNS-MIB の Cisco バージョンです。オブジェクトの構文およびセマンティクスに関し、この Cisco MIB の内容は対応するインターネット ドラフトのリビジョンと同じです。インターネット ドラフトは「変更の可能性がある」ため、この Cisco MIB が作成されました。この Cisco MIB は最終的に、標準化された RFC によって置き換えられる可能性があります。

iSNS プロトコルは、iSCSI または iFCP ストレージに使用されている IP ネットワーク上で、ストレージ ネーム サービス機能を提供します。この MIB では、iSNS サーバ内の登録オブジェクトに関する情報など、iSNS クライアントとサーバの設定および監視を行います

CISCO-IETF-ISNS-MGMT-CAPABILITY

CISCO-IETF-ISNS-MGMT-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-IETF-ISNS-MGMT-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-IETF-VRRP-MIB

この MIB では、IPv4 プロトコルおよび IPv6 プロトコルを介した Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP; 仮想ルータ冗長プロトコル)を管理します。この MIB でサポートされる VRRP では、ルータの所定のインターフェイス上で、IPv4 プロトコルと IPv6 プロトコルを同時に実行できます。この MIB は、インターネット ドラフト(draft-ietf-vrrp-unified-mib-04.txt)の抜粋です。

CISCO-IF-EXTENSION-MIB

IF-MIB(RFC 2863)への拡張 MIB であり、オブジェクトを追加して、他の MIB からは取得できないインターフェイスに関する情報を提供します。この MIB によって、OLD-CISCO-INTERFACES-MIB は置き換えられます。

CISCO-IKE-CONFIGURATION-MIB

この MIB では、IKE の設定および監視を行います。IKE では、ピア間でセキュリティ アソシエーションのネゴシエーションを動的に行い、キーを生成します。IKE は、Domain of Interpretation(DOI; ドメイン オブ インタープリテーション)に基づいて、Fibre Channel Security Protocol(FC-SP; ファイバ チャネル セキュリティ プロトコル)や IPSec などのセキュリティ プロトコルと併用されることがあります。

CISCO-IKE-FLOW-EXT-MIB

CISCO-IKE-FLOW-MIB への拡張 MIB であり、IKE プロトコルに基づいた IPSec 制御フロー用に、追加の監視オブジェクトを提供します。この MIB では、IKE トラフィック フロー内の、各ピアに固有のアイデンティティおよびタイプを監視します。この MIB に関し、トラフィック フローとは、IKE トンネル(ISKAMP SA)または IPSec トンネル(IPSec SA)のいずれかのセキュリティ アソシエーション(SA)を作成するために使用される、ピア間の持続的な接続を意味します。

CISCO-IKE-FLOW-EXT-CAPABILITY

CISCO-IKE-FLOW-EXT-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-IKE-FLOW-EXT-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-IKE-FLOW-MIB

この MIB では、IKE トラフィック フローを監視します。この MIB は、インターネット ドラフト(draft-ietf-ipsec-flow-monitoring-mib-02.txt)の部分的な抜粋です。この MIB によって、CISCO-IPSEC-SIGNALING-MIB が、IKE 固有のエンティティ用に拡張されます。

CISCO-IKE-FLOW-CAPABILITY

CISCO-IKE-FLOW-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-IKE-FLOW-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-IMAGE-CHECK-MIB

この MIB では、アクティブおよびスタンバイ「スーパーバイザ エンジン」上で異なるソフトウェア バージョンのハイ アベイラビリティ(HA)互換性チェックを実行し、非互換性を検出して一覧表示します。ソフトウェアをチェックして非互換性を一覧表示するために、次の 2 つのテーブルがこの MIB によって使用されます。

CiscoImageCheckOpTable -- イメージをチェックするコマンドを呼び出す操作テーブル

CiscoImgChkResultsTable -- 検出された非互換性を表示する読み取り専用のテーブル

CISCO-IMAGE-MIB

この MIB では、実行イメージの機能と特性を提示します。

CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB

この MIB を使用すると、システム内モジュール上のイメージのアップグレード、アップグレード処理のステータス表示、およびシステムで実行可能なイメージのタイプ表示が可能になります。モジュールには、コントローラ カードやラインカードが含まれます。

ciuImageVariableTable には、システムによって、システムでサポートできるイメージのタイプが書き込まれます。アップグレード操作を実行するには、管理アプリケーションで最初にこのテーブルを読み取り、その情報を他のテーブルで使用する必要があります。

また、ciuImageURITable にもシステムによって書き込みが行われ、システム内で実行されるイメージの各タイプについて、現在使用されているイメージ名が示されます。ユーザは、ciuImageVariableTable に列記されている各イメージ タイプに、新しいイメージ名を設定できます。次回のリブート時、システムではこのテーブルに記載されたイメージを使用して、特定のモジュールをリブートします。

管理アプリケーションでは、最初に ciuUpgradeOpCommand を読み取り、すでにアップグレード操作を実行中ではないかどうかを確認する必要があります。ciuUpgradeOpCommand に「none」が含まれている場合は、他のアップグレード操作は実行されていません。他の値が含まれる場合はアップグレードの実行中であるため、新たなアップグレード操作は許可されません。

インストールを開始する場合は、まず最初に、イメージ ファイルの新しいセット
(ciuImageLocInputTable 内に記載)に対するバージョン互換性を確認する必要があります。ciuUpgradOpCommand を「check」に設定して、これらの新しいイメージ ファイルを現在のシステム 設定と比較します。ciuUpgradeOpStatus によって「success」が返された場合は、
ciuUpgradOpCommand を「install」に設定して、インストール プロセスを続行します。

ciuUpgradeOpCommand を使用して実行された「check」または「install」操作の結果は、テーブルの ciuVersionCompChkTable、ciuUpgradeImageVersionTable、および ciuUpgradeOpStatusTable で確認できます。これらのテーブルに加えて、ciuUpgradeOpStatus、ciuUpgradeOpTimeStarted、
ciuUpgradeOpTimeCompleted、および ciuUpgradeOpStatusReason もあります。ciuUpgradeOpStatus オブジェクトでは、選択されたアップグレード処理のステータスを提供します。ユーザは、ciuUpgradeTargetTable を使用すると、一部のモジュールだけをアップグレードできます。このテーブルが空の場合、アップグレード操作はシステム内にあるすべてのモジュールで実行されます。

CISCO-IP-IF-MIB

この MIB では、デバイス上のインターフェイスの IP アドレス特性を設定します。これには、プライマリ、セカンダリ、およびブロードキャスト IP アドレスの設定が含まれます。

CISCO-IP-NW-DISCOVERY-MIB

この MIB では、スイッチ ファブリック内の IP ネットワークの検出結果を、初期化、設定、および表示する機能を提供します。この MIB によって、CISCO-ISNS-IP-NW-DISCOVER-MIB は置き換えられます。

CISCO-IP-NW-DISCOVERY-CAPABILITY

CISCO-IP-NW-DISCOVERY-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-IP-NW-DISCOVERY-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-IP-PROTOCOL-FILTER-MIB

この MIB では、IP プロトコルのパケット フィルタリングをサポートするための情報を管理します。

cippfIpProfileTable を使用すると、ユーザは、フィルタ プロファイルに関する情報を作成、削除、および取得できます。フィルタ プロファイルは、プロファイル名によって一意に識別されます。フィルタ プロファイルの使用方法には、簡易タイプまたは拡張タイプの 2 つがあります。使用方法のタイプは、いったん作成されると変更することはできません。

cippfIfIpProfileTable では、フィルタ プロファイルを、IP を実行しているデバイス インターフェイスに適用します。フィルタ プロファイルは、複数のインターフェイスに適用できます。

cippfIpFilterTable には、すべてのフィルタ プロファイルに対する、IP フィルタの順序リストが格納されています。同じフィルタ プロファイル名を持つフィルタとプロファイルには、関係があります。フィルタの作成は、関連付けられたフィルタ プロファイルが、すでに cippfIpProfileTable に存在している場合にのみ行うことができます。同じプロファイル名を持つフィルタは、共通のプロファイルに属しています。

インターフェイス ベースの cippfIfIpProfileTable は、他のテーブルから独立した情報を使用して設定できます。ただし、このテーブル内のプロファイル名が、cippfIpProfileTable 内のプロファイル名、および cippfIpProfileTable 内のフィルタ エントリのプロファイル名と一致する場合は、プロファイルがアクティブになり、接続されているデバイス インターフェイスを通過する IP トラフィックにフィルタ エントリが適用されます。したがって、cippfIpFilterTable 内のフィルタ、または cippfIpProfileTable 内のプロファイルそのものを変更すると、接続されているすべてのインターフェイスに影響を与えます。

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-MIB

この MIB では、シスコ独自の IPSec 実装構造(IPSec トランスフォームやクリプト マップなど)に関して、IPSec 設定を行います。IPSec(Phase-2)の設定のみに対応しています。この MIB は、IPSec ベースの VPN の表示やプロビジョニングに使用されることもあります。

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-CAPABILITY

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-IPSEC-PROVISIONING-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-IPSEC-SIGNALING-MIB

この MIB では、IKE や KINK など、IPSec や FC-SP と併用され、シグナリング プロトコルの一般特性を備えたプロトコルについて、ステータス、パフォーマンス、および障害検出の情報を提供します。シグナリング プロトコルはセッション制御を実行するため、このマニュアルでは制御プロトコルとも呼ばれます。シグナリング プロトコルの固有の要素については、CISCO-IKE-FLOW-MIB など、プロトコル固有の MIB で収集されます。

この MIB では、オブジェクトが主要なグループに分類されており、IPSec シグナリングの一般的な管理に使用されます。これらのグループには、以下の情報が含まれます。

グローバル統計情報、トンネル テーブル、および ピア アソシエーション グループ -- IPSec シグナリング アクティビティのリアルタイム モニタリングに使用されます。

履歴グループ -- 傾向分析を行うアプリケーションで使用されます。

障害グループ -- トラブルシューティングおよび潜在的なセキュリティ違反の検出を可能にします。

通知 -- 一般的な IPSec の制御通知としてモデル化されており、通知を生成する特定のシグナリング プロトコルによって確認されます。

CISCO-IPSEC-TC

このファイルでは、MIB の IPSec スイートで使用されるテキスト表記法が定義されます。この定義には、RFC 2407 で定義されているインターネット DOI 番号、RFC 2408 で定義されている ISAKMP 番号、および RFC 2409 で定義されている IKE 番号が含まれています。

CISCO-ISCI-GW-MIB

この MIB では、iSCSI(SCSI over TCP)ゲートウェイ機能を設定および監視します。iSCSI ノード(ターゲットまたはイニシエータ)は、ファイバ チャネル ネットワークでは仮想ファイバ チャネル ノードとして認識され、そのネットワーク上にある実際のファイバ チャネル ノードからアクセスできます。同様に、ファイバ チャネル ノードは、iSCSI ネットワークで仮想 iSCSI ノードとして認識され、そのネットワーク上にある実際の iSCSI ノードからアクセスできます。これらの各ネットワークでノードがどのように認識されるかは、ゲートウェイの実装によって変わります。たとえば、ゲートウェイの実装によっては、複数のファイバ チャネル ターゲットが 1 つの iSCSI ターゲットとして認識される場合(多対 1 のマッピング)と、複数の iSCSI ターゲットとして認識される場合(1 対 1 のマッピング)があります。

CISCO-ISCSI-MIB

この MIB では、iSCSI デバイスを管理し、インターネット ドラフト(draft-ietf-ips-iscsi-mib-05.txt)に基づいています。オブジェクトの構文およびセマンティクスに関し、この Cisco MIB の内容は対応するインターネット ドラフトのリビジョンと同じです。インターネット ドラフトは「変更の可能性がある」ため、この Cisco MIB が作成されました。この Cisco MIB は最終的に、標準化された RFC によって置き換えられる可能性があります。

CISCO-ISCSI-MIB は、CISCO-SCSI-MIB と TCP-MIB(RFC 2012)の中間層に位置しています。これらの MIB の関係は次のとおりです。

CISCO-SCSI-MIB -- 各 iscsiNode(イニシエータ、ターゲット、またはその両方)は、CISCO-SCSI- MIB 内の 1 つの SCSI デバイスに関連付けられています。iscsiNodeTransportType 属性は、CISCO-SCSI-MIB 内の SCSI 転送オブジェクトを参照しています。逆に、このオブジェクトには、iscsiNode を参照する属性が含まれています。したがって、管理ステーションでは、これら 2 つの MIB を相互に参照できます。

TCP-MIB -- 各 iSCSI 接続は、トランスポート レベルの 1 つの接続に関連付けられています。iSCSI 接続は、標準的な 5 つのタプル(プロトコル、送信元アドレス、送信元ポート、および宛先ポート)を使用する TCP 接続に関連付けられます。

CISCO-ISNS-CLIENT-MIB

この MIB では、iSNS クライアントを設定および監視します。Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチは、iSNS クライアントとして動作します。この MIB には、iSNS クライアントで認識される iSNS サーバ プロファイルが列記されます。

CISCO-ISNS-IP-NW-DISCOVERY-MIB

この MIB では、SAN ファブリック内のさまざまなギガビット イーサネット インターフェイスに接続されている、独立した IP ネットワークを検出および管理します。独立した IP ネットワークは、他と分離された IP ネットワークであり、IP を使用しても互いに通信を行うことはできません。複数の独立した IP ネットワークは、ファブリック内の単一のファイバ チャネル スイッチで終端されていることがあります。このようなシナリオでは、iSNS サーバ側で、iSCSI デバイスによるクエリーで返されるターゲットに対してフィルタ処理が行われていることを確認する必要があります。このフィルタ処理は、アクセス コントロール リスト(設定中にユーザが指定)と、iSCSI デバイスが配置されている IP ネットワークから到達可能なギガビット イーサネット ポートに基づいて実行されます。

iSNS サーバでは、ディスカバリ パケットを送信して IP の到達可能性を確認し、その結果に基づいて、既知のギガビット イーサネット ポートのすべてを複数の独立したセットに分類します。検出された各セットを、IP ネットワークと呼びます。これらの IP ネットワークに含まれるギガビット イーサネット ポートは、IP ネットワーク メンバーと呼ばれます。

この MIB では、SAN ファブリック内の IP ネットワークの検出結果を初期化、設定、および表示する機能を提供します。

CISCO-IVR-MIB

この MIB は、Cisco Inter-VSAN Routing(IVR; VSAN 間ルーティング)アーキテクチャのフレームワーク内で、VSAN 間ルーティングを管理します。IVR を使用すると、VSAN 間でトラフィックをルーティングできます。VSAN は論理的に分離された SAN で、トラフィックが VSAN の境界を通過することはできません。SAN アプリケーションによっては、異なる VSAN に属するイニシエータとターゲットとの間で通信を行う場合に、通信が制限されることがあります。IVR アーキテクチャにより、こうした VSAN 間通信が可能になります。

VSAN では、1 つの物理ファブリックを論理的に分割して、複数の論理ファブリックが作成されます。これらの論理ファブリックをグループ化して、自律ファブリックを構成することもできます。VSAN 間通信に加えて、IVR では自律ファブリック間の通信も可能です。

CISCO-IVR-CAPABILITY

CISCO-IVR-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-IVR-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-LICENSE-MGR-MIB

この MIB では、システム上のライセンス ファイルを管理します。Cisco MDS 9000 ファミリでは、製品の高度な機能をイネーブルにする方法として、ライセンス方式を採用しています。ライセンス モデルには、次の 2 つのオプションがあります。

機能ベースのライセンス -- スイッチ全体に適用できる機能

モジュールベースのライセンス -- 追加ハードウェア モジュールを必要とする機能

ライセンスにより、機能の同時利用者数の上限、機能の利用期限、および機能を使用できるデバイスを指定できます。

ライセンス ファイルは、ライセンスを購入したお客様に提供されます。ライセンスをスイッチにインストールするには、ライセンス ファイルをローカル コンピュータにコピーする必要があります。

CISCO-LICENSE-MGR-CAPABILITY

CISCO-LICENSE-MGR-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-LICENSE-MGR-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-NS-MIB

この MIB では、ネーム サーバ(NS)に対する FC-GS3 要件を満たしている NS を管理します。NS には、各 VSAN 内にあるすべてのホストとストレージ デバイスに関し、属性情報のデータベースを保持する機能があります。

CISCO-NTP-MIB

この MIB では、NTP サーバを監視します。この MIB は、デラウェア大学が発行した『Management of the Network Time Protocol (NTP) with SNMP』Technical Report No.98-09 を基に作成されています。
http://www.cis.udel.edu/~sethi/papers/97/ntp-mib-tr.pdf を参照してください。

NTP は RFC 1309 で定義されています。

CISCO-PKI-PARTICIPATION-MIB

この MIB では、さまざまな証明書、キー ペア、および Certificate Authority(CA; 認証局)に関する情報が SNMP テーブルにまとめられています。

cpkiTrustPointTable -- 証明書と CA の情報が含まれます。

cpkiRSAKeyPairTable -- 各キー ペアのキー ペア情報が含まれます。

cpkiTrustPointTable 内のエントリは、信頼できる CA に対応しています。スイッチでは、この CA を使用して、公開キー証明書を取得したり、その CA が発行したピア証明書を検証したりします。エントリには、次のような CA 証明書に関する情報が含まれます。

CA から取得した公開キー証明書(取得している場合)

公開キー証明書に使用された cpkiTrustPointTable 内の対応するキー ペア

CA から発行された証明書の失効確認に必要な情報

cpkiRSAKeyPairTable のエントリには、デバイスで使用される各キー ペアが格納されます。

cpkiRSAKeyPairTable 内のキー ペア エントリは、cpkiTrustPointTable 内のエントリに関連付けることができます。キー ペア エントリは cpkiTrustPointTable 内の複数のエントリに関連付けることができますが、cpkiTrustPointTable のエントリは 1 つのキー ペア エントリにしか関連付けることができません。

この MIB では、キー ペアの生成およびさまざまな CA からキー ペアの証明書を取得するために使用される、証明書に関するワークフロー処理をサポートしています。一般的なワークフローの手順は、次のとおりです。

1. デバイス内でトラストポイントを作成します(cpkiTrustPointTable のエントリ)。

2. CA を認証します(このステップでは、CA 証明書またはチェーン フィンガープリントを手動で検証してから、CA 証明書またはチェーンをトラストポイントに入力します)。

3. キー ペアを生成します(cpkiRSAKeyPairTable のエントリ)。

4. キー ペアをトラストポイントに関連付けます。

5. トラストポイントで、pkcs#10 Certificate Signing Request(CSR; 証明書署名要求)を生成します。

6. CSR を CA に送信して、公開キー証明書を取得します。

7. 公開キー証明書をトラストポイントに入力します。

証明書に関するもう 1 つの一般的なワークフローとして、キー ペアおよび対応する公開キー証明書を何らかの方法によってデバイスの外部で生成または取得し、pkcs#12 形式でデバイスに入力する方法もあります。

この MIB では、SSL、SSH、IPSec/IKE などの個別のセキュリティ サービスに対し、特定のトラストポイントや、その中の証明書およびキーペアを使用するように設定することはできません。セキュリティ サービスによる証明書の使用に関する設定は、個別の機能の MIB でサポートされています。

CISCO-PORT-CHANNEL-MIB

この MIB では、Cisco MDS 9000 ファミリ の PortChannel ポートを管理します。この MIB のほかに、CISCO-FC-FE-MIB と IF-MIB(RFC 2863)にも PortChannel ポートのエントリが含まれています。PortChannel とは、複数の物理ファイバ チャネル ポートを 1 つの論理ポートに集約したもので、集約によって帯域幅が向上し、ロード バランシングやリンクの冗長化が実現されます。

CISCO-PORT-TRACK-MIB

この MIB では、ポート トラッキングの設定を行います。ポート トラッキングを使用すると、SAN ファブリックでは、ポート上の間接的障害からすぐに回復することができます。間接的障害とは、ポートからリモート ピアへのパス内で、別のリンクの問題によって接続障害が発生する場合を指します。直接的障害は、リンク障害がローカル ポート上で検出された場合を指します。直接的障害では、リカバリおよび冗長ポートへのフェールオーバーが、間接的障害よりもよりすばやく実行されます。間接的障害からの回復速度は、リモート リンク障害を検出するための、SAN アプリケーションのタイムアウト設定によって変わります。間接的障害の復旧時間を短縮するために、この MIB では、重要なポートをトラッキング対象ポートとしてマークします。他の依存関係にある(またはリンクされている)ポートは、1 つまたは複数のトラッキング対象ポートに関連付けることができます。トラッキング対象ポートに障害が発生すると、リンクされているすべてのポートはシャットダウンされ、ただちに冗長パスへのフェールオーバーが実行されます。

CISCO-PREFERRED-PATH-MIB

この MIB では、選択された優先パスを介したトラフィックのルーティング方式を提供します。優先パスは、必ずしも最短のパスであるとは限らず、FSPF などのルーティング プロトコルによって選択されます。このタイプの制御では、選択されたインターフェイスで受信されるフレームや、選択された送信元 FCID を持つフレームなど、特性に基づいてパスを選択できます。この機能によって、ホストとターゲット間の異なるトラフィックに対し、スイッチ間のパスを確実に分離できます。

CISCO-PROCESS-MIB

この MIB では、Cisco デバイスにおけるメモリの使用率とプロセスの CPU 使用率を表示します。この情報は、評価目的でのみ使用できます。

CISCO-PSM-MIB

この MIB では、Port Security Manager(PSM)を管理します。PSM は 2 つの側面を持っています。ポート バインディングとファブリック バインディングです。ポート バインディングはスイッチ ポートのセキュリティを対象としており、ファブリック バインディングは SAN ファブリック全体のセキュリティを対象にしています。

CISCO-PSM-MIB-CAPABILITY

CISCO-PSM-MIB-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-PSM-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-RADIUS-MIB

この MIB では、RADIUS サーバを管理します。この MIB は Cisco MDS SAN-OS Release 1.3(1) で廃止され、 CISCO-AAA-SERVER-MIB に置き換えられています。

CISCO-RF-MIB

この MIB では、Redundancy Framework(RF; 冗長フレームワーク)サブシステムの構成制御とステータスを提供します。RF は、ソフトウェア機能を論理的に冗長化するメカニズムを提供し、プロセッサ カード上で「1 対 1」の冗長性をサポートするように設計されています。RF は、すべての冗長性スキームの解決を目的としたものではありません。RF は、電源などの冗長ハードウェアをサポートするようには設計されていません。

冗長化は、データ エレメントおよびソフトウェア機能を多重化し、障害発生時にも運用を継続できるようにする機能です。これは、クラス 5 キャリア ソリューションの 99.999% という可用性要件を達成するために、重要なコンポーネントとなります。

この MIB に関し、ピア ソフトウェア エレメントは冗長化が前提となっており、冗長ソフトウェア エレメントとはピアを意味します。

CISCO-RF-SUPPLEMENTAL-MIB

CISCO-RF-MIB への拡張 MIB であり、冗長プロセッサ プラットフォーム向けに、新たなオプションのステータスと構成制御機能を提供します。

CISCO-RMON-CONFIG-MIB

この MIB では、一部の IETF RMON MIB に拡張コンフィギュレーションを提供します。

次の用語は、この MIB 全体で使用されます。

SPAN セッション は、1 つまたは複数の宛先と一連の送信元とのアソシエーションであり、他のパラメータと併用して監視対象のネットワーク トラフィックを指定します。各 SPAN セッションは、一意の番号で表されます。

リモート SPAN は、RSPAN とも呼ばれ、RSPAN VLAN を使用してトラフィックをスイッチド ネットワーク上にある 1 つ以上のスイッチに分配することで、1 つまたは複数の送信元ポートに対応する宛先ポートからネットワーク トラフィックをリモートで分析できるようにします。

CISCO-RSCN-MIB

この MIB では、FC-FLA と FC-FS で指定される Fibre Channel Registered State Change Notification(RSCN)機能を監視します。RSCN は、ファブリック内での変更をホストに通知するファイバ チャネル サービスです。ホスト側では、ファブリック コントローラに登録することで、この情報を受信できます。この MIB では、RSCN に登録されたポートを列記し、RSCN のグローバル統計情報および VSAN ごとの統計情報を提供します。

CISCO-SANTAP-MIB

この MIB では、ファイバ チャネル スイッチ モジュール上の SANTap サービスに対し CVT を設定します。

SANTap はファイバ チャネル スイッチ ベースの機能で、ファブリックに接続されている 1 つまたは複数のイニシエータのセットと、1 つまたは複数のターゲットのセットの間でやり取りされるデータの、信頼できるコピーを提供します。

管理者は、スイッチを設定して、SANTap サービス用の CVT を作成する必要があります。CVT は、制御パスを実装し、デバイスから送出されるすべての SANTap サービス要求を処理するために使用されます。

CISCO-SCSI-FLOW-MIB

この MIB では、SCSI(Small Computer System Interface)のフローを設定および監視します。SCSI フローとは、SCSI イニシエータと SCSI ターゲット間の、監視対象の接続を意味します。イニシエータは、ローカル スイッチ上のポートに接続される必要があります。ターゲットは、ファブリック内の任意の場所に配置できます。SCSI フローは、SCSI フロー ID によって一意に識別されます。フローごとおよび LUN ごとに収集される統計情報には、SCSI の読み取り処理数、書き込み処理数、送信バイト数、受信バイト数、送信フレーム数、および受信フレーム数が含まれます。

CISCO-SCSI-MIB

この MIB は、インターネット ドラフト(draft-ietf-ips-scsi-mib-03.txt)に含まれている SCSI-MIB の Cisco バージョンです。オブジェクトの構文およびセマンティクスに関し、この Cisco MIB の内容は対応するインターネット ドラフトのリビジョンと同じです。インターネット ドラフトは「変更の可能性がある」ため、この Cisco MIB が作成されました。この Cisco MIB は最終的に、標準化された RFC によって置き換えられる可能性があります。

この MIB では、SCSI エンティティを設定および監視します。SCSI エンティティには、SCSI デバイス、SCSI ターゲットとイニシエータ、および SCSI ポートが含まれます。

CISCO-SECURE-SHELL-MIB

この MIB では、SSH プロトコルを管理します。SSH を使用すると、ネットワーク管理アプリケーションと管理対象デバイスの間でセキュアな通信を確立できます。

CISCO-SME-MIB

この MIB モジュールでは Storage Media Encryption(SME)サービスを管理します。SME は、ストレージ デバイスのラインカードにある暗号化ノードによって提供される暗号化サービスです。ホストから受信したクリアテキスト データを暗号化して、書き込み用のテープまたはディスクに送信します。リバースは反対方向で行われるため、サービスはホストから完全に透過的に実行されます。このサービスは、テープやディスクの損失または盗難時に備えてデータのセキュリティを強化することが目的です。

ユーザが求めるすべての重要なサービスと同じく、SME はある程度の耐障害性を適切に提供します。SME は、暗号化ノードをクラスタにグループ化することで、耐障害性をもたらします。障害が発生したノードの作業は同じクラスタ内のノードによって即座に引き継がれるため、ユーザがサービスの中断に気付くことはありません。

CISCO-SMI

このファイルでは、シスコのエンタープライズ向けの Structure of Management Information(SMI; 管理情報構造)を提供します。SMI には、次のサブセットがあります。

ciscoProducts

ciscoProducts は、sysObjectID 値を割り当てるためのルート オブジェクト ID です。実際の値は、CISCO-PRODUCTS-MIB で定義されます。

ciscoAgentCapability

ciscoAgentCapability では、AGENT-CAPABILITIES 値を割り当てるために使用される可能性があるルート オブジェクト ID を提供します。

ciscoMgmt

ciscoMgmt は、新しい MIB を開発するための主要な要素です。

ciscoExperiment

ciscoExperiment では、テスト用の MIB で一時的にベースとして使用される可能性のあるルート オブジェクト ID を提供します。MIB が次の 2 つのカテゴリの 1 つに分類される場合、通常その MIB はこのサブセットに基づいています。

IANA によって永続的なオブジェクト ID が割り当てられていない、Cisco バージョンの IEFT インターネット ドラフト

MIB またはテクノロジーのテスト中で、シスコが永続的なオブジェクト ID を割り当てていない、シスコで開発中の MIB

CISCO-SNMP-VACM-EXT-MIB

SNMP-VACM-MIB への拡張 MIB であり、securityModel と securityName の各組み合わせを、追加の groupNames にマッピングできるようにします。これらのマッピングによって識別されるグループのほかに、vacmSecurityToGroupTable の vacmGroupName によって識別されるグループもあります。

CISCO-SSM-PROV-MIB

この MIB では、SSM の機能をプロビジョニングします。現在、SSM には 8 つの Data Path Processor(DPP; データ パス プロセッサ)があり、各 DPP は SSM 上の 32 個のポートのうち 4 つに対応しています。各 DPP では、他の DPP からは独立して機能を実行できます。DPP はネットワーク管理者にとって透過的な概念であるため、異なる機能の設定にはポートのグループが使用されます。DPP の識別および機能のプロビジョニングを実行するためには、開始ポートと終了ポートを指定する必要があります。

CISCO-ST-TC

このファイルでは、Cisco MDS 9000 ファミリの SAN に固有の MIB で使用されるテキスト表記法を定義します。

CISCO-SVC-INTERFACE-MIB

この MIB では、SAN スイッチの SVC 関連の機能を設定および監視します。SVC では、SAN に接続されたストレージ サブシステムによるストレージの仮想プールをサポートしています。この MIB では、各インターフェイスおよび各 VSAN の仮想化機能を監視します。

CISCO-SYSLOG-EXT-MIB

この MIB では、システム ログ(Syslog)管理パラメータを設定および監視します。Syslog は、RFC 3164 で定義されています。この MIB は、Syslog サーバのセットアップおよびロギングの重大度の設定に使用します。

CISCO-SYSLOG-MIB

この MIB では、Cisco MDS SAN-OS によって生成されるシステム メッセージを収集します。これらのメッセージは通常 Syslog サーバに送信されます。この MIB を使用して、SYSLOG-MIB システム メッセージを取得します。

CISCO-SYSTEM-MIB

この MIB では、MIB-II systemGroup に対するシスコ定義の拡張機能を提供します。

CISCO-SYSTEM-EXT-MIB

この MIB では、ハイ アベイラビリティ(HA)を監視し、SNMP set 要求が失敗した場合の SNMP エラー ステータスに関する拡張機能を提供します。

CISCO-TC

この ファイルでは、すべての Cisco MIB で使用される共通のテキスト表記法(TC)を定義します。これらの表記法を使用して、基本的な要素にラベルを追加すると、MIB オブジェクトのタイプや目的を簡単に確認できるようになります。DisplayString は SNMP で定義されているテキスト表記法で、頻繁に使用されます。

CISCO-TPC-MIB

この MIB では、TPC ターゲットを設定します。この MIB は、Network Assisted Serverless Backup(NASB)機能とともに使用されます。TPC 機能を設定するモジュールおよび VSAN を指定する必要があります。この機能が設定されると、指定されたモジュールと VSAN で、SCSI 拡張コピー(XCOPY)対応のターゲット ポートが作成されます。XCOPY コマンドに対応しているアプリケーションでは、これらのターゲットを使用してデータを移動できます。

TPC という名前は、バックアップまたは復元処理を行う場合、データをコピーするプロセスには 3 つのエンティティが関係することに由来しています。それらのエンティティは次のとおりです。

copy コマンドを発行するエンティティ

コピー データの送信元エンティティ

コピー データの宛先エンティティ

copy コマンドを発行してデータ転送を実行するエンティティ側では、XCOPY を使用できます。TPC 機能を使用すると、XCOPY コマンドを処理して指定された送信元から送信先へデータを転送できる、Logical Unit Number(LUN; 論理ユニット番号)が 0 のディスク ターゲットが作成されます。XCOPY コマンドを受信すると、その TPC ターゲットでは、XCOPY コマンドを発行したエンティティに代わって、データの送信元から宛先へと実際のデータ転送を実行します。

CISCO-VIRTUAL-NW-IF-MIB

この MIB では、VSAN および VLAN への仮想ネットワーク インターフェイスを管理します。この MIB は、ENTITY-MIB、IF-MIB、CISCO-IF-EXTENSION-MIB、および CISCO-IP-IF-MIB とともに使用されます。この MIB では、これらの仮想ネットワーク インターフェイスの動作ステータスを監視します。

CISCO-VSAN-MIB

この MIB では、Cisco VSAN アーキテクチャのフレームワーク内で VSAN を管理します。この MIB を使用すると、VSAN を作成および監視できます。VSAN では、物理的に同じファブリックに接続されているデバイスを分離することが可能です。したがって、複数の VSAN を使用すれば、共通の物理インフラストラクチャ上に複数の論理 SAN を作成できます。

CISCO-VSAN-CAPABILITY

CISCO-VSAN-CAPABILITY では、Cisco MDS SAN-OS に適用されている CISCO-VSAN-MIB の実装についての詳細を提供します。

CISCO-WWWNMGR-MIB

この MIB では、WWN Manager の機能を管理します。Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチ上の WWN Manager では、他のスイッチ上にある別の WWN Manager に依存することなく、各スイッチに WWN を割り当てます。この MIB により、スイッチで利用できる限定された数の WWN の統計情報、および各タイプの WWN の詳細が提供されます。

CISCO-ZS-EXT-MIB

この MIB では、ゾーン サーバに対する FC-GS4/SW3 要件を満たしている Cisco ゾーン サーバ アーキテクチャのフレームワーク内で、ゾーン分割を管理します。この MIB は、FC-GS3/SW2 に準拠したゾーン分割の管理を行う CISCO-ZS-MIB への拡張 MIB です。FC-GS4 の仕様については、
http://www.t11.org を参照してください。

GS4/SW3 では、基本操作モードまたは拡張操作モードのいずれかで、ゾーン分割操作を実行できます。基本モードは本来、GS3/SW2 の互換モードとして使用されます(CISCO-ZS-MIB によってモデル化されています)。拡張モードでは、追加の機能が提供されます。拡張操作モードでは、すべての設定をセッションに基づいて行う必要があります。

CISCO-ZS-MIB

この MIB では、ゾーン サーバ(ZS)に対する FC-GS3 要件を満たしている Cisco ゾーン サーバ アーキテクチャのフレームワーク内で、ゾーン分割を管理します。さらに、Cisco ZS では、LUN のゾーン分割を設定できます。これは、FC-GS3 で規定されている ZS 標準への拡張機能です。

サポートされている通知

Cisco SAN-OS では、サポートされている MIB で利用できる多数の通知に対応しています。次に、サポートされている通知を示します。

 

表17 Cisco SAN-OS Release 3.x でサポートされている通知

MIB
通知
OID

CISCO-AAA-SERVER-MIB.my

casServerStateChange

.1.3.6.1.4.1.9.10.56.2.0.1

CISCO-CALLHOME-MIB.my

ccmSmtpServerFailNotif

.1.3.6.1.4.1.9.9.300.0.1

ccmAlertGroupTypeAddedNotif

.1.3.6.1.4.1.9.9.300.0.2

ccmAlertGroupTypeDeletedNotif

.1.3.6.1.4.1.9.9.300.0.3

CISCO-CFS-MIB.my

ciscoCFSFeatureActionNotif

.1.3.6.1.4.1.9.9.433.0.1

ciscoCFSMergeFailNotif

.1.3.6.1.4.1.9.9.433.0.2

ciscoCFSDiscoveryCompleteNotif

.1.3.6.1.4.1.9.9.433.0.3

CISCO-CONFIG-COPY-MIB.my

ccCopyCompletion

.1.3.6.1.4.1.9.9.96.2.1.1

CISCO-DM-MIB.my

dmDomainIdNotAssignedNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.302.1.3.0.1

dmNewPrincipalSwitchNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.302.1.3.0.2

dmFabricChangeNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.302.1.3.0.3

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB.my

cefcModuleStatusChange

.1.3.6.1.4.1.9.9.117.2.0.1

cefcPowerStatusChange

.1.3.6.1.4.1.9.9.117.2.0.2

cefcFRUInserted

.1.3.6.1.4.1.9.9.117.2.0.3

cefcFRURemoved

.1.3.6.1.4.1.9.9.117.2.0.4

cefcUnrecognizedFRU

.1.3.6.1.4.1.9.9.117.2.0.5

cefcFanTrayStatusChange

.1.3.6.1.4.1.9.9.117.2.0.6

CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB.my

entSensorThresholdNotification

.1.3.6.1.4.1.9.9.91.2.0.1

CISCO-EXT-SCSI-MIB.my

ciscoExtScsiLunDiscDoneNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.299.1.2.0.1

CISCO-FCC-MIB.my

ciscoFCCCongestionStateChange

.1.3.6.1.4.1.9.9.365.0.1

ciscoFCCCongestionRateLimitStart

.1.3.6.1.4.1.9.9.365.0.2

ciscoFCCCongestionRateLimitEnd

.1.3.6.1.4.1.9.9.365.0.3

CISCO-FC-FE-MIB.my

fcTrunkIfDownNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.289.1.3.0.1

fcTrunkIfUpNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.289.1.3.0.2

fclfElpReject

.1.3.6.1.4.1.9.9.289.1.3.0.3

fcotInserted

.1.3.6.1.4.1.9.9.289.1.3.0.4

fcotRemoved

.1.3.6.1.4.1.9.9.289.1.3.0.5

CISCO-FCPING-MIB.my

fcPingCompletionNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.295.1.3.0.1

CISCO-FCS-MIB.my

fcsReqRejNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.297.1.4.0.1

fcsDiscoveryCompleteNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.297.1.4.0.2

fcsMgmtAddrChangeNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.297.1.4.0.3

CISCO-FCTRACEROUTE-MIB.my

fcTraceRouteCompletionNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.296.1.3.0.1

CISCO-FDMI-MIB.my

cfdmiRejectRegNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.373.0.1

CISCO-FEATURE-CONTROL-MIB.my

ciscoFeatureOpStatusChange

.1.3.6.1.4.1.9.9.377.0.1

CISCO-FLEXATTACH-MIB.my

cfaIfVirtualWwnChangeNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.999.0.1

cfaVirtualWwnMapChangeNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.999.0.2

CISCO-FSPF-MIB.my

fspfNbrStateChangeNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.287.3.0.1

CISCO-HC-ALARM-MIB.my

cHcRisingAlarm

.1.3.6.1.4.1.9.10.93.2.0.1

cHcFallingAlarm

.1.3.6.1.4.1.9.10.93.2.0.2

CISCO-IETF-ISNS-MGMT-MIB.my

cIsnsServerStart

.1.3.6.1.4.1.9.10.116.1.3.0.1

cIsnsServerShutdown

.1.3.6.1.4.1.9.10.116.1.3.0.2

CISCO-IF-EXTENSION-MIB.my

cieLinkDown

.1.3.6.1.4.1.9.9.276.0.1

cieLinkUp

.1.3.6.1.4.1.9.9.276.0.2

CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB.my

ciuUpgradeOpCompletionNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.360.0.1

CISCO-IPSEC-PROVISIONING-MIB.my

ciscoIPsecProvCryptomapAdded

.1.3.6.1.4.1.9.9.431.0.1

ciscoIPsecProvCryptomapDeleted

.1.3.6.1.4.1.9.9.431.0.2

ciscoIPsecProvCryptomapAttached

.1.3.6.1.4.1.9.9.431.0.3

ciscoIPsecProvCryptomapDetached

.1.3.6.1.4.1.9.9.431.0.4

CISCO-IVR-MIB.my

civrZoneActivationDoneNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.371.0.1

civrZoneDeactivationDoneNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.371.0.2

civrDomainConflictNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.371.0.3

civrAfidConfigNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.371.0.4

civrZoneCompactNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.371.0.5

CISCO-NS-MIB.my

fcNameServerRejectRegNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.293.1.4.0.1

fcNameServerDatabaseFull

.1.3.6.1.4.1.9.9.293.1.4.0.2

fcNameServerEntryAdd

.1.3.6.1.4.1.9.9.293.1.4.0.3

fcNameServerEntryDelete

.1.3.6.1.4.1.9.9.293.1.4.0.4

CISCO-LICENSE-MGR-MIB.my

clmLicenseExpiryNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.369.3.0.1

clmNoLicenseForFeatureNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.369.3.0.2

clmLicenseFileMissingNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.369.3.0.3

clmLicenseExpiryWarningNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.369.3.0.4

CISCO-PSM-MIB.my

ciscoPsmPortBindFPortDenyNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.364.0.1

ciscoPsmPortBindEPortDenyNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.364.0.2

ciscoPsmFabricBindDenyNotifyNew

.1.3.6.1.4.1.9.9.364.0.4

CISCO-RF-MIB.my

ciscoRFSwactNotif

.1.3.6.1.4.1.9.9.176.2.0.1

CISCO-RSCN-MIB.my

rscnElsRejectReqNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.292.1.4.0.1

rscnIlsRejectReqNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.292.1.4.0.2

CISCO-SME-MIB.my

ciscoSmeInterfaceCreate

.1.3.6.1.4.1.9.9.632.0.1

ciscoSmeInterfaceDelete

.1.3.6.1.4.1.9.9.632.0.2

ciscoSmeClusterNewMaster

.1.3.6.1.4.1.9.9.632.0.3

CISCO-SVC-INTERFACE-MIB.my

csiWarningTrap

.1.3.6.1.4.1.9.9.378.2.0.2

csiInformationTrap

.1.3.6.1.4.1.9.9.378.2.0.3

CISCO-SYSLOG-MIB

clogMessageGenerated

.1.3.6.1.4.1.9.9.41.2.1

CISCO-SYSTEM-MIB

ciscoSystemClockChanged

.1.3.6.1.4.1.9.9.131.2.1

CISCO-VIRTUAL-NW-IF-MIB.my

virtualNwIfCreateEntryNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.290.1.3.0.1

virtualNwIfDeleteEntryNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.290.1.3.0.2

CISCO-VSAN-MIB.my

vsanStatusChange

.1.3.6.1.4.1.9.9.282.1.3.0.1

CISCO-WWNMGR-MIB.my

wwnmType1WwnShortageNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.286.1.2.1.0.1

wwnmType1WwnAvailableNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.286.1.2.1.0.2

wwnmTypeOtherWwnShortageNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.286.1.2.1.0.3

wwnmTypeOtherWwnAvailableNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.286.1.2.1.0.4

CISCO-ZS-EXT-MIB.my

czseZoneTechniqueChangeNotif

.1.3.6.1.4.1.9.9.427.0.1

CISCO-ZS-MIB.my

zoneServiceReqRejNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.294.1.4.0.1

zoneMergeFailureNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.294.1.4.0.2

zoneMergeSuccessNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.294.1.4.0.3

zoneDefZoneBehaviourChngNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.294.1.4.0.4

zoneUnsuppMemInIntOpModeNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.294.1.4.0.5

zoneActivateNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.294.1.4.0.6

zoneCompactNotify

.1.3.6.1.4.1.9.9.294.1.4.0.7

ENTITY-MIB.my

entConfigChange

.1.3.6.1.2.1.47.2.0.1

IF-MIB.my

linkDown

.1.3.6.1.6.3.1.1.5.3

linkUp

.1.3.6.1.6.3.1.1.5.4

RMON-MIB.my

risingAlarm

.1.3.6.1.2.1.16.0.1

fallingAlarm

.1.3.6.1.2.1.16.0.2

SNMPv2-MIB.my

coldStart

.1.3.6.1.6.3.1.1.5.1

warmStart

.1.3.6.1.6.3.1.1.5.2

authenticationFailure

.1.3.6.1.6.3.1.1.5.5

ENTITY-MIB と拡張の概要

ENTITY-MIB では、ネットワーク デバイス内の物理エンティティと論理エンティティを管理および識別するための基本機能を提供します。Cisco MDS SAN-OS では、スイッチまたはディレクタ内にある物理エンティティの観点から ENTITY-MIB をサポートしています。この MIB では、スイッチのシャーシ内にある各モジュール、電源、およびファン トレイの詳細な情報を提供します。提供される情報により、スイッチ内にあるこれらのエンティティに包含される要素を正しくマッピングして、シャーシ ビューを構築できます。

シスコでは、独自に ENTITY-MIB への多くの拡張機能を開発し、これらの物理エンティティに関するより詳細な情報を提供できるようにしています。これらの拡張 MIB は共通のインデックス値である entPhysicalIndex を共有しているため、管理アプリケーションを開発する際に、複数の MIB にわたって情報をリンクすることができます。

表18 に、entPhysicalIndex によって ENTITY-MIB にリンクされているシスコの拡張 MIB を示します。

 

表18 ENTITY-MIB の拡張

MIB
説明

CISCO-ENTITY-ASSET-MIB

スイッチ内の物理エンティティごとに、製造番号とリビジョン情報を提供します。

CISCO-ENTITY-EXT-MIB

プロセッサが搭載されているモジュールの entityPhysicalTable を拡張します。この MIB では、各モジュールに関するメモリの統計情報と LED 情報を提供します。

CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB

電源、ファン、およびモジュールなど、FRU を管理します。

CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB

温度計など、環境モニタのセンサー データを提供します。

CISCO-FC-ROUTE-MIB

entPhysicalIndex にリンクされているファイバ チャネルの入力トラフィック カウンタを提供します。

CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB

entPhysicalIndex に基づくモジュール イメージ管理を提供します。

CISCO-VIRTUAL-NW-IF-MIB

entPhysicalIndex に基づいて、VSAN ID を FC ID と ifIndex にマッピングします。

IF-MIB の拡張

IF-MIB では、インターフェイスとネットワーク デバイス内のサブレイヤについて、基本的な管理ステータスおよび制御ための機能を提供します。IF-MIB に含まれる ifIndex は、複数の標準 MIB とシスコ独自の MIB で、特定タイプのインターフェイスの管理を拡張するために使用されます。また、Cisco MIB は、IF-MIB に含まれるインターフェイス通知の linkUp と linkDown の 2 つを拡張して、これらの通知の理由を明確に判断できるようにしています。 表19 に示すように、Cisco MIB では linkUp と linkDown に 2 つの変数バインドを追加しています。

 

表19 IF-MIB の通知に追加された変数バインド

通知
追加された変数バインド

linkUp

fcIfOperMode 3 、ifDescr

linkDown

fcIfOperStatusCause 1 、ifDescr

3.ファイバ チャネル インターフェイスに対してのみ適用されます。詳細については、CISCO-FC-FE-MIB を参照してください。

追加されたこれらの変数バインドを使用するリンク通知をイネーブルにする方法については、『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。