Cisco MDS 9000 ファミリー コンフィギュレーション ガイド Release 2.x
ソフトウェア イメージ
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発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

ソフトウェア イメージ

ソフトウェア イメージについて

ソフトウェア インストールに関連する要素

不可欠なアップグレード要件

ソフトウェア アップグレード方式

ソフトウェアの互換性の判別

自動アップグレード

install allコマンドを使用した場合の利点

失敗するケースの特定

install allコマンドの使用

サービス モジュールのアップグレード

install allコマンドのサンプル

アップグレード ステータスの確認

手動によるデュアル スーパバイザ スイッチのアップグレード

手動によるインストールの準備

ローダのアップグレード

BIOSのアップグレード

クイック アップグレード

スーパバイザ モジュールのメンテナンス

スタンバイ スーパバイザのブート変数バージョン

スタンバイ スーパバイザのブート アラート

モジュールの交換

壊れたブートフラッシュの復旧

BIOSセットアップを使用した復旧

ソフトウェア イメージについて

各スイッチは、Cisco MDS 9000ファミリー スイッチにCisco MDS SAN OSオペレーティング システムが搭載されて出荷されます。Cisco SAN OSは、キックスタート イメージとシステム イメージの2つのイメージで構成されます。スイッチを新しいイメージにアップグレードするには、スイッチをイメージに導く変数を指定する必要があります。

キックスタート イメージを選択するには、KICKSTART変数を使用します。

システム イメージを選択するには、SYSTEM変数を使用します。

イメージと変数は、インストールの手順で重要な要素となります。スイッチをアップグレードするには、変数とイメージを指定する必要があります。両方のイメージは、必ずしもそれぞれのインストールに必要とされるわけではありません。


) 明示的に指定されている場合を除き、このセクションのソフトウェアのインストール手順は、Cisco MDS 9000ファミリーのすべてのスイッチに適用します。


ソフトウェア インストールに関連する要素

ソフトウェア イメージのインストール手順は、次の要素に左右されます。

ソフトウェア イメージ ― Cisco MDS 9000ファミリー スイッチ プロンプトからアクセスできるディレクトリまたはフォルダにキックスタートおよびシステム イメージ ファイルがあります。

イメージ バージョン ― 各イメージ ファイルにはバージョンがあります。

スイッチのフラッシュ ディスク ― bootflash:はスーパバイザエンジンにあり、CompactFlashディスクはslot0:装置に挿入されています。

スーパバイザ モジュール ― シングルまたはデュアル スーパバイザ モジュールがあります。

不可欠なアップグレード要件

任意のソフトウェア イメージ バーションに移行する前に、次の注意事項に従ってください。

購入した代理店

ソフトウェア アップグレードを実行する前に、購入した代理店に問い合わせて、ソフトウェア アップグレード要件の確認と現在の動作環境に基づいた推奨事項を提供してもらいます。


) シスコのサポートをシスコの代理店からご購入された場合は、代理店に直接お問い合わせください。サポートをシスコシステムズから直接ご購入された場合は、次のURLにあるTechnical Assistance Center(TAC)にご連絡ください。
http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml


スケジューリング

ファブリックが一定して安定しているときに、アップグレードを予定します。スイッチまたはネットワークにアクセスできるすべての人がその時間にスイッチまたはネットワークを設定しないようにします。この時間帯は、すべての設定を禁止します。

領域

イメージをコピーするロケーションに十分な領域があることを確認します。このロケーションには、アクティブおよびスタンバイ スーパバイザbootflash:(スイッチ内)が含まれます。

スタンバイ スーパバイザ モジュールのbootflash:ディレクトリ(「初期設定」を参照)

内部のブートフラッシュには、約200 MBのユーザ領域があります。

ハードウェア

インストール手順の際に、電源が停止しないようにします。このような問題は、ソフトウェア イメージを壊す可能性があります。

接続(リモート サーバからイメージを検索)

10/100 BASE-Tイーサネット ポート接続用(インターフェイスmgmt0)のIPアドレスを設定します。

スイッチがリモート サーバへのルートを持つことを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするルータがない場合は、スイッチおよびリモート サーバは同一のサブネットワーク上にある必要があります。

イメージ

指定されたシステムおよびキックスタート イメージがお互いに互換性があることを確認します。

キックスタート イメージが指定されていない場合、スイッチは現在稼働中のキックスタート イメージを使用します。

異なるシステム イメージを指定する場合、それが稼働中のキックスタート イメージと互換性があることを確認してください。

次のいずれかの方法でイメージを検索します。

ローカル ― イメージは、スイッチにローカルに存在します。

リモート ― イメージはリモート ロケーションにあり、ユーザはリモート サーバ パラメータとローカルに使用するファイル名を使用して宛先を指定します。

用語

表 6-1 は、この章で使用されるインストールとアップグレードのプロセスに特記した用語をまとめています。

 

表 6-1 この章で使用される用語

用語
定義

bootable

イメージの互換性に基づいて起動するまたは起動しないモジュール機能

impact

ソフトウェア アップグレード メカニズムのタイプ(disruptiveまたはnondisruptive)

install-type

reset

モジュールをリセットします。

sw-reset

スイッチオーバーの直後にモジュールをリセットします。

rolling

各モジュールを順にアップグレードします。

copy-only

BIOS、ローダ、またはブートロムに対してソフトウェアを更新します。

コマンド

ping コマンドを使用してリモート サーバへの接続を確認します。

dir コマンドを使用して、イメージ ファイルをコピーするのに必要な領域があることを確認します。

ソフトウェアのアップグレードには、シングルステップ install all コマンドを推奨します。このコマンドはCisco MDS 9000ファミリー スイッチのすべてのモジュールをアップグレードします(install allコマンドを使用した場合の利点を参照)。

常にスイッチで稼働できるのは、1つの install all コマンドだけです。

その他のコマンドは、 install all コマンドが稼働している間は入力できません。

install all コマンドをスタンバイ スーパバイザ モジュールで実行できません。アクティブ スーパバイザ モジュールでのみ入力できます。

スイッチング モジュールが新しいスーパバイザ モジュール イメージと互換性がない場合、設定に応じて関連するモジュールでトラフィックの分断が通知される場合があります。これらのモジュールは、 install all コマンドを入力する際にサマリーで特定されます。この時点でアップブレードするか、終了するかを選択できます。


install allコマンドを入力すると、スイッチは設定に加えられる変更のサマリーを表示し、このコマンドのプロセスの実行を進めるかどうかの認証を待ちます。



) コンフィギュレーションでFC IDを維持するには、再起動する前に持続性FC ID機能がイネーブルにされていることを確認します。SAN OS Release 2.0(1b)では、この機能がデフォルトでイネーブルにされています。以前のリリースでは、デフォルトはディセーブルでした。「永続的FC ID」を参照してください。


ソフトウェア アップグレード方式

ミッションクリティカルなHigh Availability(HA;ハイ アベイラビリティ)環境用に設計されたCisco MDS SAN OSソフトウェアを使用して、中断することなくソフトウェアをアップグレードすることができます。Cisco MDS 9500ディレクタの中断しないアップグレードの利点を活かすには、デュアル スーパバイザ モジュールをインストールすることを強く推奨します。

次のいずれかの方式を使用して、Cisco MDS 9000ファミリーの任意のスイッチをアップグレードできます。

install all コマンドを使用した自動シングルステップ アップグレード。このアップグレードは、Cisco MDS 9500シリーズのディレクタで中断を伴わずに行われます(自動アップグレードを参照)。

reload コマンドを使用したクイック シングルステップ アップグレード。このアップグレードは中断を伴います(クイック アップグレードを参照)。


ヒント install allコマンドは、インストールに進む前に互換性の結果を比較し、表示します。これらの変更を続けない場合は、終了できます。


使用するプロセスに関係なく、ソフトウェア アップグレードが中断する場合もあります。この例外的なシナリオは、次のような状態で発生します。

キックスタートまたはシステム イメージを持つシングル スーパバイザ システムが変更される場合

互換性のないシステム ソフトウェア イメージを持つデュアル スーパバイザ システムの場合

ソフトウェアの互換性の判別

稼働中のイメージとインストールするイメージに互換性がない場合、ソフトウェアが非互換性をレポートします。場合によっては、この設定を進めることができます。アクティブとスタンバイ スーパバイザ モジュールが異なるバージョンのイメージを稼働する場合、両方のイメージがHAに互換性がある場合と、互換性がない場合があります。

互換性は、イメージと設定に基づいて確立されます。

イメージの非互換性 ― 稼働中のイメージとインストールするイメージに互換性がありません。

設定の非互換性 ― 特定の機能がインストールするイメージでサポートされないために、稼働中のイメージにある特定の機能が停止する場合に生じる互換性があります。次のいずれかのステートメントに当てはまる場合、インストールするイメージが稼働中のイメージと互換性がないとみなされます。

互換性のない機能がインストールするイメージでイネーブルにされていて、稼働中のイメージでは利用できないために、スイッチが不整合な状態に移行する原因になる可能性がある場合。この場合、非互換性は strict です。

互換性のない機能がインストールするイメージでイネーブルにされていて、稼働中のイメージでは利用できないが、スイッチが不整合な状態に移行する原因にならない場合。この場合、非互換性は loose です。

動的な互換性チェックの結果を表示するには、 show incompatibility system bootflash: filename コマンドを入力します(例6-1を参照)。 install all コマンドが次のメッセージを返す場合、このコマンドを使用して詳細な情報を入手します。

Warning: The startup config contains commands not supported by the standby supervisor; as a result, some resources might become unavailable after a switchover.
 
Do you wish to continue? (y/ n) [y]: n
 

例6-1 HA互換性ステータスの表示

switch# show incompatibility system bootflash:running-image
The following configurations on active are incompatible with the system image
1) Feature Index : 67 , Capability : CAP_FEATURE_SPAN_FC_TUNNEL_CFG
Description : SPAN - Remote SPAN feature using fc-tunnels
Capability requirement : STRICT
 
2) Feature Index : 119 , Capability : CAP_FEATURE_FC_TUNNEL_CFG
Description : fc-tunnel is enabled
Capability requirement : STRICT

自動アップグレード

install all コマンドは、Cisco MDS 9000ファミリー スイッチのすべてのモジュールをアップグレードします。図 6-1に、 install all コマンドを入力する前後のスイッチ ステータスの概要を示します。

図 6-1 install allコマンドの影響

 

install all コマンドはスタンバイ スーパバイザ モジュールが稼働しているか(存在する場合)自動確認します。稼働していない場合、モジュールをリロードし、 reload module slot force-dnld コマンドを使用して稼働するように強制します。


install allコマンドは、Cisco MDS SAN OS Release 1.0(3)以降を稼働しているスイッチでのみ有効です。


install allコマンドを使用した場合の利点

install all コマンドは、次の利点を提供します。

1つのコマンドだけの使用でスイッチ全体をアップグレードできます。

このコマンドを継続する前にシステムで対象となる変更に関する情報を受信することができます。

このコマンドをキャンセルすることもできます。このコマンドの影響が表示されたあと、次の質問が提示されたときに続行するか、キャンセルすることができます(デフォルトは no )。

Do you want to continue (y/n) [n] :y
 

中断が最も少ない手順を使用して、スイッチ全体をアップグレードできます。

コンソール、Telnet、およびSSH画面でこのコマンドの進行を参照できます。

スイッチオーバー プロセス後に、両方のスーパバイザ モジュールから進行を参照できます。

スイッチオーバー プロセスの前は、アクティブ スーパバイザ モジュールからのみ進行を参照できます。

このコマンドは、イメージの整合性を自動チェックします。これには、稼働中のキックスタートおよびシステム イメージが含まれます。

このコマンドは、プラットフォームの有効性チェックを実行し、正しくないイメージが使われていないかを確認します。たとえば、MDS 9200シリーズ スイッチをアップグレードするのに不注意でMDS 9500シリーズ イメージを使ってしまっていないかを確認する場合などです。

Ctrl-c エスケープ シーケンスを使用して、このコマンドを正常に終了します。このコマンド シーケンスは、進行中のアップデート ステップを完了し、スイッチ プロンプトに戻します(その他のアップグレード手順では Ctrl-c を使用して終了することはできません)。

このコマンドを入力したあと、シーケンスの任意のステップが失敗すると、コマンドは進行中のステップを終わらせ、終了します。

たとえば、スイッチング モジュールが何らかの理由によって更新に失敗すると(たとえば、不安定なファブリックの状態)、コマンド シーケンスはモジュールを中断させながら更新し、終了します。このような場合、影響を受けたスイッチング モジュールの問題を確認し、その他のスイッチング モジュールをアップグレードできます。

失敗するケースの特定

次のような状況は、 install all コマンドが終了する原因になります。

スタンバイ スーパバイザ モジュールのbootflash:ディレクトリに更新されたイメージを収める領域が十分にない場合

指定されたシステムとキックスタート イメージに互換性がない場合

install all コマンドがスタンバイ スーパバイザ モジュールに入力されている場合

アップグレードの進行中にファブリックまたはスイッチが設定される場合

アップグレードの進行中にモジュールが取り外される場合

アップグレードの進行中にスイッチの電源が停止した場合

リモート ロケーションへのパス全体が正確に指定されていない場合

アップグレード後のイメージに互換性がない場合。たとえば、スイッチング モジュールのイメージまたはキックスタート イメージがシステム イメージに互換性がない可能性があります。また、これは show install all impact コマンドで表示される出力の互換性チェック セクション(bootableカラムの下)に特定されます。


注意 install allコマンドを終了した場合、各段階でスイッチのステートを確認し、10秒後にコマンドを再入力してください。10秒内にinstall allコマンドを再入力すると、インストールが現在進行中であることを示すエラー メッセージが表示されコマンドが拒否されます。


ヒント install allコマンドがまだ終了していないときは、ほとんどの設定が拒否されます。ただし、CFSアプリケーションを介した設定は受け入れられ、アップグレード手順に影響する場合があります。


install allコマンドの使用

任意のスイッチ上で自動ソフトウェア アップグレードを実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 アクティブ スーパバイザのコンソール、Telnet、またはSSHポートを介してスイッチにログインします。

ステップ 2 必要に応じて、既存のコンフィギュレーション ファイルのバックアップを作成します( コンフィギュレーション ファイルの使用を参照)。

ステップ 3 install all コマンドを入力してアップグレードを実行します。

switch# install all system bootflash:isan-1.3.1 kickstart bootflash:boot-1.3.1
 
Verifying image bootflash:/boot-1.3.1
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Verifying image bootflash:/isan-1.3.1
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “slc” version from image bootflash:/isan-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “ips” version from image bootflash:/isan-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “system” version from image bootflash:/isan-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “kickstart” version from image bootflash:/boot-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “loader” version from image bootflash:/boot-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Compatibility check is done:
Module bootable Impact Install-type Reason
------ -------- -------------- ------------ ------
1 yes non-disruptive rolling
2 yes disruptive rolling Hitless upgrade is not supported
3 yes disruptive rolling Hitless upgrade is not supported
4 yes non-disruptive rolling
5 yes non-disruptive reset
6 yes non-disruptive reset
 
Images will be upgraded according to following table:
Module Image Running-Version New-Version Upg-Required
------ ---------- -------------------- -------------------- ------------
1 slc 1.3(2a) 1.3(1) yes
1 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
2 ips 1.3(2a) 1.3(1) yes
2 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
3 ips 1.3(2a) 1.3(1) yes
3 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
4 slc 1.3(2a) 1.3(1) yes
4 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
5 system 1.3(2a) 1.3(1) yes
5 kickstart 1.3(2a) 1.3(1) yes
5 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
5 loader 1.2(2) 1.2(2) no
6 system 1.3(2a) 1.3(1) yes
6 kickstart 1.3(2a) 1.3(1) yes
6 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
6 loader 1.2(2) 1.2(2) no
 
Do you want to continue with the installation (y/n)? [n] y
 
Install is in progress, please wait.
 
Syncing image bootflash:/boot-1.3.1 to standby.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Syncing image bootflash:/isan-1.3.1 to standby.
[####################] 100% -- SUCCESS
Jan 18 23:40:03 Hacienda %VSHD-5-VSHD_SYSLOG_CONFIG_I: Configuring console from
 
Performing configuration copy.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Module 6: Waiting for module online.
|
Auto booting bootflash:/boot-1.3.1 bootflash:/isan-1.3.1...
Booting kickstart image: bootflash:/boot-1.3.1....
.....................................Image verification OK
 
Starting kernel...
INIT: version 2.78 booting
Checking all filesystems..r.r.. done.
Loading system software
Uncompressing system image: bootflash:/isan-1.3.1
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
INIT: Entering runlevel: 3
 

ステップ 4 スイッチ コンソールを終了し、 show module コマンドを使用してアップグレードされたスーパバイザ モジュールを表示するために新しい端末セッションを開きます。

install all コマンドが入力されたときにコンフィギュレーションがすべての注意事項を満たしている場合、すべてのモジュール(スーパバイザとスイッチング)がアップグレードされます。これは、Cisco MDS 9000ファミリーのすべてのスイッチに当てはまります。


注意 「失敗するケースの特定」に表示された理由以外で中断しないアップグレード動作が失敗した場合、購入した代理店に連絡してください。

代理店でシスコ サポートにご契約された場合は、直接代理店にお問い合わせください。サポートをシスコシステムズから直接ご購入された場合は、次のURLにあるTACにご連絡ください。http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml


 

サービス モジュールのアップグレード

ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、中断しないアップグレードをサポートしています。14/2-port Multiprotocol Services(MPS-14/2)モジュールは、ファイバ チャネル ポートの中断しないアップグレードをサポートします。このモジュールの2つのギガビット イーサネット ポートにおけるソフトウェア アップグレードは、中断を伴います。MPS-14/2モジュールの詳細については、「IPSの設定」を参照してください。


注意 Caching Services Module(CSM)とIP Storage Services(IPS)モジュールのソフトウェア アップグレードは、中断を伴います。

CSMおよびIPSモジュールはrollingアップグレード インストール メカニズムを使用するので、スイッチの各モジュールの安定した状態を保証します。

スイッチの各IPSモジュールは、次のIPSモジュールのアップグレードまで5分間の遅延を必要とします。IPSモジュールの詳細については、「IPSの設定」を参照してください。

各CSMモジュールは、次のCSMモジュールのアップグレードまで30分間の遅延を必要とします。CSMの詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family SAN Volume Controller Configuration Guide 』を参照してください。

install allコマンドのサンプル

例6-2に、アクティブ スーパバイザに接続されたコンソール端末から入力された install all コマンドの結果を示します。スイッチオーバーが行われると、スタンバイ スーパバイザ モジュールのコンソール端末から残りの出力を参照できます。例6-3は、スタンバイ スーパバイザ モジュールのコンソールにおいて install all コマンドのファイル出力の続きを表示します。

同様に、アクティブ スーパバイザに接続されたSSHまたはTelnet端末から入力された install all コマンドの結果を表示できます。スイッチオーバーが行われると、スイッチにログインしなおし、 show install all status コマンドを入力する必要があります(アップグレード ステータスの確認を参照)。

例6-2 アクティブ コンソールから正常に入力されたinstall allコマンド

Hacienda# install all sys bootflash:isan-1.3.1 kickstart bootflash:boot-1.3.1
 
Verifying image bootflash:/boot-1.3.1
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Verifying image bootflash:/isan-1.3.1
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “slc” version from image bootflash:/isan-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “ips” version from image bootflash:/isan-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “system” version from image bootflash:/isan-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “kickstart” version from image bootflash:/boot-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “loader” version from image bootflash:/boot-1.3.1.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
 
 
Compatibility check is done:
Module bootable Impact Install-type Reason
------ -------- -------------- ------------ ------
1 yes non-disruptive rolling
2 yes disruptive rolling Hitless upgrade is not supported
3 yes disruptive rolling Hitless upgrade is not supported
4 yes non-disruptive rolling
5 yes non-disruptive reset
6 yes non-disruptive reset
 
 
 
Images will be upgraded according to following table:
Module Image Running-Version New-Version Upg-Required
------ ---------- -------------------- -------------------- ------------
1 slc 1.3(2a) 1.3(1) yes
1 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
2 ips 1.3(2a) 1.3(1) yes
2 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
3 ips 1.3(2a) 1.3(1) yes
3 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
4 slc 1.3(2a) 1.3(1) yes
4 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
5 system 1.3(2a) 1.3(1) yes
5 kickstart 1.3(2a) 1.3(1) yes
5 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
5 loader 1.2(2) 1.2(2) no
6 system 1.3(2a) 1.3(1) yes
6 kickstart 1.3(2a) 1.3(1) yes
6 bios v1.1.0(10/24/03) v1.1.0(10/24/03) no
6 loader 1.2(2) 1.2(2) no
 
Do you want to continue with the installation (y/n)? [n] y
 
Install is in progress, please wait.
 
Syncing image bootflash:/boot-1.3.1 to standby.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Syncing image bootflash:/isan-1.3.1 to standby.
[####################] 100% -- SUCCESS
Jan 18 23:40:03 Hacienda %VSHD-5-VSHD_SYSLOG_CONFIG_I: Configuring console from
 
Performing configuration copy.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Module 6: Waiting for module online.
|
Auto booting bootflash:/boot-1.3.1 bootflash:/isan-1.3.1...
Booting kickstart image: bootflash:/boot-1.3.1....
.....................................Image verification OK
 
Starting kernel...
INIT: version 2.78 booting
Checking all filesystems..r.r.. done.
Loading system software
Uncompressing system image: bootflash:/isan-1.3.1
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
INIT: Entering runlevel: 3
 
 

例6-3 に、スタンバイ スーパバイザ モジュールに接続されたコンソール端末から入力された install all コマンドの結果を示します。

例6-3 スタンバイ コンソールで正常に継承されたinstall allコマンド

Hacienda(standby)#
 
Auto booting bootflash:/boot-1.3.1 bootflash:/isan-1.3.1...
Booting kickstart image: bootflash:/boot-1.3.1....
.....................................Image verification OK
 
Starting kernel...
INIT: version 2.78 booting
Checking all filesystems..r.r.. done.
Loading system software
Uncompressing system image: bootflash:/isan-1.3.1
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
INIT: Entering runlevel: 3
 
 
Continue on installation process, please wait.
The login will be disabled until the installation is completed.
 
Module 6: Waiting for module online.
Jan 18 23:43:02 Hacienda %PORT-5-IF_UP: Interface mgmt0 is up
Jan 18 23:43:19 Hacienda %LICMGR-3-LOG_LIC_NO_LIC: No license(s) present for feature FM_SERVER_PKG. Application(s) shutdown in 53 days.
Jan 18 23:43:19 Hacienda %LICMGR-3-LOG_LIC_NO_LIC: No license(s) present for feature ENTERPRISE_PKG. Application(s) shutdown in 50 days.
Jan 18 23:43:19 Hacienda %LICMGR-3-LOG_LIC_NO_LIC: No license(s) present for feature SAN_EXTN_OVER_IP. Application(s) shutdown in 50 days.
Jan 18 23:43:19 Hacienda %LICMGR-3-LOG_LICAPP_NO_LIC: Application port-security running without ENTERPRISE_PKG license, shutdown in 50 days
Jan 18 23:43:19 Hacienda %LICMGR-4-LOG_LICAPP_EXPIRY_WARNING: Application Roles evaluation license ENTERPRISE_PKG expiry in 50 days
Jan 18 23:44:54 Hacienda %BOOTVAR-5-NEIGHBOR_UPDATE_AUTOCOPY: auto-copy supported by neighbor, starting...
Module 1: Non-disruptive upgrading.
[# ] 0%Jan 18 23:44:56 Hacienda %MODULE-5-STANDBY_SUP_OK: Supervisor 5 is standby
Jan 18 23:44:55 Hacienda %IMAGE_DNLD-SLOT1-2-IMG_DNLD_STARTED: Module image download process. Please wait until completion...
Jan 18 23:45:12 Hacienda %IMAGE_DNLD-SLOT1-2-IMG_DNLD_COMPLETE: Module image download process. Download successful.
Jan 18 23:45:48 Hacienda %MODULE-5-MOD_OK: Module 1 is online
[####################] 100% -- SUCCESS
Module 4: Non-disruptive upgrading.
[# ] 0%Jan 18 23:46:12 Hacienda %IMAGE_DNLD-SLOT4-2-IMG_DNLD_STARTED: Module image download process. Please wait until completion...
Jan 18 23:46:26 Hacienda %IMAGE_DNLD-SLOT4-2-IMG_DNLD_COMPLETE: Module image download process. Download successful.
Jan 18 23:47:02 Hacienda %MODULE-5-MOD_OK: Module 4 is online
[####################] 100% -- SUCCESS
Module 2: Disruptive upgrading.
...
-- SUCCESS
Module 3: Disruptive upgrading.
...
-- SUCCESS
Install has been successful.
MDS Switch
Hacienda login:
 

例6-4に、リモート(TFTP、FTP、SCP、またはSFTP)ダウンロード オプションを使用してシステムおよびキックスタート ファイルが自動的にダウンロードされた場合の install all コマンドの結果を示します。正確かつ完全な例を表示します。


注意 リモート ロケーションへの完全なパスを指定します。完全なパスが正確に指定されていない場合、システムは次に進むことを拒否します。install allコマンドの不完全な例をここに示します。
switch# install all system bootflash:system-image kickstart tftp:
Please provide a complete URI
switch#
install all system scp:
Please provide a complete URI

例6-4 リモート ダウンロードを使用して入力したinstall allコマンドのサンプル

switch# install all system scp://user@171.69.16.26/tftpboot/HKrel/qa/final/m9500-sf1ek9-mz.1.3.2a.bin kickstart scp://user@171.69.16.26/tftpboot/HKrel/qa/final/m9500-sf1ek9-kickstart-mz.1.3.2a.bin
For scp://user@171.69.16.26, please enter password:
For scp://user@171.69.16.26, please enter password:
 
Copying image from scp://user@171.69.16.26/tftpboot/HKrel/qa/final/m9500-sf1ek9-kickstart-mz.1.3.2a.bin to bootflash:///m9500-sf1ek9-kickstart-mz.1.3.2a.bin.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Copying image from scp://user@171.69.16.26/tftpboot/HKrel/qa/final/m9500-sf1ek9-mz.1.3.2a.bin to bootflash:///m9500-sf1ek9-mz.1.3.2a.bin.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Verifying image bootflash:///m9500-sf1ek9-kickstart-mz.1.3.2a.bin
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Verifying image bootflash:///m9500-sf1ek9-mz.1.3.2a.bin
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “slc” version from image bootflash:///m9500-sf1ek9-mz.1.3.2a.bin.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “ips” version from image bootflash:///m9500-sf1ek9-mz.1.3.2a.bin.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “system” version from image bootflash:///m9500-sf1ek9-mz.1.3.2a.bin.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “kickstart” version from image bootflash:///m9500-sf1ek9-kickstart-mz.1.3.2a.bin.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “loader” version from image bootflash:///m9500-sf1ek9-kickstart-mz.1.3.2a.bin.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
 
 
Compatibility check is done:
Module bootable Impact Install-type Reason
------ -------- -------------- ------------ ------
1 yes non-disruptive rolling
2 yes disruptive rolling Hitless upgrade is not supported
3 yes non-disruptive rolling
4 yes non-disruptive rolling
5 yes non-disruptive reset
6 yes non-disruptive reset
7 yes non-disruptive rolling
8 yes non-disruptive rolling
9 yes disruptive rolling Hitless upgrade is not supported
 
 
 
Images will be upgraded according to following table:
Module Image Running-Version New-Version Upg-Required
------ ---------- -------------------- -------------------- ------------
1 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
1 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
2 ips 1.3(1) 1.3(2a) yes
2 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
3 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
3 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
4 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
4 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
5 system 1.3(1) 1.3(2a) yes
5 kickstart 1.3(1) 1.3(2a) yes
5 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
5 loader 1.2(2) 1.2(2) no
6 system 1.3(1) 1.3(2a) yes
6 kickstart 1.3(1) 1.3(2a) yes
6 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
6 loader 1.2(2) 1.2(2) no
7 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
7 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
8 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
8 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
9 ips 1.3(1) 1.3(2a) yes
9 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
 
Do you want to continue with the installation (y/n)? [n]
 

例6-5に、ディスク領域が十分でないために動作が失敗した install all コマンド出力を示します。

例6-5 bootflash:ファイル システムに空き容量がないために失敗した動作

switch# install all system bootflash:isan-1.3.2a kickstart bootflash:boot-1.3.2a
 
Verifying image bootflash:/boot-1.3.2a
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Verifying image bootflash:/isan-1.3.2a
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “slc” version from image bootflash:/isan-1.3.2a.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “ips” version from image bootflash:/isan-1.3.2a.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “system” version from image bootflash:/isan-1.3.2a.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “kickstart” version from image bootflash:/boot-1.3.2a.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “loader” version from image bootflash:/boot-1.3.2a.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
 
 
Compatibility check is done:
Module bootable Impact Install-type Reason
------ -------- -------------- ------------ ------
1 yes non-disruptive rolling
2 yes disruptive rolling Hitless upgrade is not supported
3 yes non-disruptive rolling
4 yes non-disruptive rolling
5 yes non-disruptive reset
6 yes non-disruptive reset
7 yes non-disruptive rolling
8 yes non-disruptive rolling
9 yes disruptive rolling Hitless upgrade is not supported
 
 
 
Images will be upgraded according to following table:
Module Image Running-Version New-Version Upg-Required
------ ---------- -------------------- -------------------- ------------
1 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
1 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
2 ips 1.3(1) 1.3(2a) yes
2 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
3 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
3 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
4 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
4 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
5 system 1.3(1) 1.3(2a) yes
5 kickstart 1.3(1) 1.3(2a) yes
5 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
5 loader 1.2(2) 1.2(2) no
6 system 1.3(1) 1.3(2a) yes
6 kickstart 1.3(1) 1.3(2a) yes
6 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
6 loader 1.2(2) 1.2(2) no
7 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
7 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
8 slc 1.3(1) 1.3(2a) yes
8 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
9 ips 1.3(1) 1.3(2a) yes
9 bios v1.1.0(10/24/03) v1.0.8(08/07/03) no
 
Do you want to continue with the installation (y/n)? [n] y
 
Install is in progress, please wait.
 
Syncing image bootflash:/boot-1.3.2a to standby.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Syncing image bootflash:/isan-1.3.2a to standby.
[# ] 0% -- FAIL. Return code 0x401E0008 (request was aborted, standby disk may be full).
 
Install has failed. Return code 0x40930013 (Syncing images to standby failed). <----
----------------------空き容量がありません
Please identify the cause of the failure, and try 'install all' again.
Dec 15 19:36:42 switch %SYSMGR-3-SERVICE_TERMINATED: Service “installer” (PID 5470) has finished with error code SYSMGR_EXITCODE_FAILURE_NOCALLHOME (20).
 
 

例6-6に、無効なイメージによって動作が失敗した install all コマンド出力を示します。

例6-6 無効なイメージによって失敗した動作

install all sys bootflash:junk kickstart bootflash:junk
 
Verifying image bootflash:/junk
[# ] 0% -- FAIL. Return code 0x4045001E (mismatch between actual image type and boot variable).
Compatibility check failed. Return code 0x40930011 (Image verification failed).
Hacienda# Jan 19 00:20:35 Hacienda %SYSMGR-3-SERVICE_TERMINATED: Service “installer” (PID 5664) has finished with error code SYSMGR_EXITCODE_FAILURE_NOCALLHOME (20).

アップグレード ステータスの確認

show install all status コマンドを使用して、進行中の install all コマンド、またはコンソール、SSH、Telnetセッションから最後にインストールされた install all コマンドのログを表示します。

このコマンドでは、コンソール端末に接続されていない場合でも、アクティブおよびスタンバイ スーパバイザ モジュール両方の install all 出力を表示します。CLI(コマンドライン インターフェイス)から入力された install all コマンドのステータスだけを表示します(GUIは不可)。例6-7を参照してください。

例6-7 install allコマンド出力の表示

switch# show install all status
There is an on-going installation... <---------------------- インストール実行中
Enter Ctrl-C to go back to the prompt.
Verifying image bootflash:/b-1.3.0.104
-- SUCCESS
 
Verifying image bootflash:/i-1.3.0.104
-- SUCCESS
 
Extracting “system” version from image bootflash:/i-1.3.0.104.
-- SUCCESS
 
Extracting “kickstart” version from image bootflash:/b-1.3.0.104.
-- SUCCESS
 
Extracting “loader” version from image bootflash:/b-1.3.0.104.
-- SUCCESS
 
switch# show install all status
This is the log of last installation. <<<<<< log of last install
 
Verifying image bootflash:/b-1.3.0.104
-- SUCCESS
 
Verifying image bootflash:/i-1.3.0.104
-- SUCCESS
 
Extracting “system” version from image bootflash:/i-1.3.0.104.
-- SUCCESS
 
Extracting “kickstart” version from image bootflash:/b-1.3.0.104.
-- SUCCESS
 
Extracting “loader” version from image bootflash:/b-1.3.0.104.
-- SUCCESS

手動によるデュアル スーパバイザ スイッチのアップグレード


注意 新規のユーザである場合、install allコマンドを使用してソフトウェア アップグレードを実行します。ここで提供する情報は、特定のスイッチ機能を熟知した管理者または個人を対象にしています。

ここで提供する手順を使用して、Cisco MDSスイッチのBIOSおよびローダを手動でアップグレードできます。このアップグレード プロセスでは、スイッチまたはネットワーク構成に応じて一部またはすべての手順の実装が必要になります。

デュアル スーパバイザ スイッチのアップグレードを手動で実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 「手動によるインストールの準備」

ステップ 2 「ローダのアップグレード」

ステップ 3 「BIOSのアップグレード」


 

手動によるインストールの準備

手動によるソフトウェア インストールに対してCisco MDS 9000ファミリー スイッチを準備する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 コンソール ポート、SSHまたはTelnetセッションを介してスイッチにログインします。

ステップ 2 必要に応じて、既存のコンフィギュレーション ファイルのバックアップを作成します( コンフィギュレーションの保存を参照)。

ステップ 3 SCPロケーションからbootflash:またはslot0:のいずれかのターゲットにソフトウェア イメージをコピーします。

イメージ ファイルがコピーされている間、スイッチは継続して稼働します。

ブートフラッシュ装置(SCPのデフォルトはブートフラッシュ装置) ― 適切なSCPファイル システムからbootflash:ファイル システムにソフトウェア イメージ ファイルをコピーします。

switch# copy scp://server_IP_address/destination_file_name
 

たとえば、次のようになります。

switch# copy scp://user@10.1.7.2/system-image bootflash:system-image

) Cisco MDS 9216スイッチには、外部のCompactFlashがありません( コンフィギュレーション ファイルの使用を参照)。このシリーズでスイッチを使用している場合は、bootflash:ファイル システムを使用してファイルをコピーして確認します。


CompactFlash装置 ― 適切なSCPファイル システムからslot0:ファイル システム内のCompactFlash装置にソフトウェア イメージ ファイルをコピーします。

switch# copy scp://server_IP_address/file_name_in_SCP slot0:system-image
 

また、PCから新しいフラッシュ ディスクにイメージをコピーして、Cisco MDS 9500シリーズ スイッチのslot0:に挿入できます。イメージをコピーし、slot0:ファイル システムに挿入したあとのプロセスは、 copy コマンドを入力したあとのCompactFlash装置と同じです。

ステップ 4 ファイルが必要とされるディレクトリにコピーされたことを確認します。

switch# dir bootflash:
40295206 Aug 05 15:23:51 1980 ilc1.bin
12456448 Jul 30 23:05:28 1980 kickstart-image1
12288 Jun 23 14:58:44 1980 lost+found/
27602159 Jul 30 23:05:16 1980 system-image1
12447232 Aug 05 15:08:30 1980 kickstart-image2
28364853 Aug 05 15:11:57 1980 system-image2
 
Usage for bootflash://sup-local
135404544 bytes used
49155072 bytes free
184559616 bytes total
 

ステップ 5 保存されたbootflash:ファイル システムでソフトウェア イメージが破損または破壊していないことを確認します。

新しいイメージをスイッチにコピーする場合、コピーのプロセスでイメージが壊されていないことを確認します。

show version image コマンドを使用して、必要なイメージが正常にコピーされていることを確認します。

switch# show version image bootflash:kickstart-image
image name: m9500-sf1ek9-kickstart-mzg.1.0.3.bin
kickstart: version 1.0(3)
loader: version 1.0(3)
compiled: 2/12/2003 11:00:00

) Cisco MDS 9200シリーズ スイッチでCisco MDS 9500シリーズ イメージ、Cisco MDS 9500シリーズ スイッチでCisco MDS 9200シリーズ イメージを使用する場合、確認に失敗したメッセージが生成されます。正しいイメージを確認するようにしてください。


ステップ 6 show install all impact コマンドを入力して、稼働中のシステム イメージと新しいイメージを比較します。


 

ローダのアップグレード

install module slot# of the supervisor module loader コマンドは、(ブート)ローダをアップグレードします。


) ローダがアップグレードされた場合、再起動して新しいローダを有効にする必要があります。再起動は都合の良いときに行えばいいので、トラフィックが影響を受けません。



注意 このコマンドを入力する前に、リリース ノートを読んでローダとキックスタートまたはシステム イメージ間の互換性の問題を確認してください。

アクティブまたはスタンバイ スーパバイザ モジュールでローダをアップグレードする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 show version コマンドを使用して、アクティブおよびスタンバイ スーパバイザ モジュールのバージョンを確認します。

switch# show version
Cisco Storage Area Networking Operating System (SAN-OS) Software
TAC support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2002-2003, Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
The copyrights to certain works contained herein are owned by
Cisco Systems, Inc. and/or other third parties and are used and
distributed under license. Some parts of this software are covered
under the GNU Public License. A copy of the license is available
at http://www.gnu.org/licenses/gpl.html.
 
Software
BIOS: version 1.0.8
loader: version 1.1(2) <-------------------------現在実行中のバージョン
kickstart: version 2.0(1)
system: version 2.0(1)
 
BIOS compile time: 08/07/03
kickstart image file is: bootflash:///m9500-sf1ek9-kickstart-mzg.2.0.0.6.bin
kickstart compile time: 10/25/2010 12:00:00
system image file is: bootflash:///m9500-sf1ek9-mzg.2.0.0.6.bin
system compile time: 10/25/2020 12:00:00
 
 
Hardware
RAM 1024584 kB
 
bootflash: 1000944 blocks (block size 512b)
slot0: 0 blocks (block size 512b)
 
172.22.92.181 uptime is 0 days 2 hours 18 minute(s) 1 second(s)
 
Last reset at 970069 usecs after Tue Sep 16 22:31:25 1980
Reason: Reset Requested by CLI command reload
System version: 2.0(0.6)
Service:
 
 

ステップ 2 必要とされるスーパバイザ モジュール(アクティブまたはスタンバイ)に install module コマンドを入力します。次に、スロット6のスタンバイ スーパバイザ モジュールに入力されたコマンド例を示します。

switch# install module 6 loader bootflash:kickstart-image

) 現在インストールされたバージョンと同じローダ バージョンをインストールすると、コマンドが実行されません。現在のバージョンとインストールされたバージョンが同一である場合、init systemコマンドを使用してローダのアップグレードを強制します。


ステップ 3 show version コマンドを使用して、スーパバイザ モジュール上の更新されたイメージを確認します。

switch# show version
Cisco Storage Area Networking Operating System (SAN-OS) Software
TAC support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2002-2003, Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
The copyrights to certain works contained herein are owned by
Cisco Systems, Inc. and/or other third parties and are used and
distributed under license. Some parts of this software are covered
under the GNU Public License. A copy of the license is available
at http://www.gnu.org/licenses/gpl.html.
 
Software
BIOS: version 1.3.1
loader: version 1.2(2) <---------------新しい実行バージョン
kickstart: version 1.3(1) ]
system: version 1.3(1)
 
BIOS compile time: 08/07/03
kickstart image file is: bootflash:///m9500-sf1ek9-kickstart-mzg.2.0.0.6.bin
kickstart compile time: 10/25/2010 12:00:00
system image file is: bootflash:///m9500-sf1ek9-mzg.2.0.0.6.bin
system compile time: 10/25/2020 12:00:00
 
 
Hardware
RAM 1024584 kB
 
bootflash: 1000944 blocks (block size 512b)
slot0: 0 blocks (block size 512b)
 
172.22.92.181 uptime is 0 days 2 hours 18 minute(s) 1 second(s)
 
Last reset at 970069 usecs after Tue Sep 16 22:31:25 1980
Reason: Reset Requested by CLI command reload
System version: 2.0(0.6)
Service:
 


 

BIOSのアップグレード


ヒント リリース ノートを参照して、使用しているイメージ バージョンのBIOSが変更されたかどうか確認します。


新規のBIOSイメージがシスコシステムズによって提供されている場合にのみ、スーパバイザまたはスイッチング モジュールBIOSをプログラムします。提供されたイメージは、BIOSのアップグレードだけに使用します。このコマンドはトラフィックに影響せず、Cisco MDS 9200シリーズまたはCisco MDS 9500シリーズの任意のスイッチにいつでも入力することができます。


) BIOSをアップグレードした場合、再起動して新しいBIOSを有効にします。再起動は都合の良いときに行えばいいので、トラフィックが影響を受けません。



注意 コンソールのボー レートは、BIOSアップグレードのあとにデフォルト レート(9600)に自動的に戻ります。

モジュールのBIOSをアップグレードする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 show version コマンドを使用して、現在稼働中のBIOSバージョンを確認します。

switch# show version
Cisco Storage Area Networking Operating System (SAN-OS) Software
TAC support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2002-2003 by Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
The copyright for certain works contained herein are owned by
Cisco Systems, Inc. and/or other third parties and are used and
distributed under license.
Software
BIOS: version 1.0(6) <--------------- 新しい実行バージョン
loader: version 1.0(3)
kickstart: version 1.0(3)
system: version 1.0(3)
 
BIOS compile time: 01/27/03
kickstart image file is: bootflash:/kickstart-image
kickstart compile time: 01/25/2003 12:00:00
system image file is: bootflash:/system-image
system compile time: 01/25/2003 12:00:00
 
Hardware
RAM 1027564 kB
 

ステップ 2 システム イメージのBIOSバージョンが稼働中のイメージと異なるか確認します。

switch# show version image bootflash:system-image
image name: m9500-sf1ek9-mz.1.0.3.bin
bios: version v1.0.6(01/27/03) <--------------- BIOSは同じくバージョン1.0.6
system: version 1.0(3)
compiled: 2/28/2003 5:00:00
 
system service's list
 
package name package version
acl 1.0(3)
ascii-cfg 1.0(3)
bios_daemon 1.0(3)
...
 

) バージョンが異なる場合、install moduleコマンドをステップ3に指定されたとおりに入力します。バージョンが同一である場合、BIOSイメージを更新する必要がありません。


ステップ 3 install module slot# bios コマンドを実行して、各モジュールをインストールします(必要に応じて)。この例では、スロット6のスーパバイザ モジュールが更新されました。

switch# install module 6 bios system bootflash:system-image
Started bios programming .... please wait
[########################################] 100%
BIOS upgrade succeeded for module 1
 

注意 このコマンドの応答にエラーが表示された場合、スイッチを再起動しないでください。

ステップ 4 show version コマンドを入力して、モジュールが新しいBIOSバージョンに更新されたことを確認します。

switch# show version module 6
ModNo Image Type SW Version SW Interim Version BIOS Version
6 Stby Sup 1.3(2) 1.3(1.1) 1.1.0 [last 1.0.6]
 


 

クイック アップグレード

Cisco MDS 9000ファミリー スイッチでクイック アップグレードを実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 必要なロケーションにキックスタートおよびシステム イメージ ファイルをコピーします( ファイルのコピーを参照)。

ステップ 2 ブート変数を設定します。

ステップ 3 reload コマンドを入力します。 reload コマンドは、システムを再起動します。このアップグレードは、中断を伴います。


ヒント install allコマンドを使用して、スイッチを正常にリロードし、設定コンバージョンを処理します。


 

スーパバイザ モジュールのメンテナンス

ここでは、スーパバイザ モジュールの効率的な交換方法および使用方法に関する概要を説明します。

スタンバイ スーパバイザのブート変数バージョン

スタンバイ スーパバイザ モジュールのブート変数イメージがアクティブ スーパバイザ モジュールで稼働するイメージと 同一 のバージョンでない場合、ソフトウェアはスタンバイ スーパバイザ モジュールがアクティブ スーパバイザ モジュールと同一のバージョンを実行するように強制します。

スタンバイ スーパバイザ モジュールのブート変数を別のバージョンに特別に設定して、スタンバイ スーパバイザ モジュールを再起動する場合、同一のバージョンがアクティブ スーパバイザ モジュールで稼働しているとスタンバイ スーパバイザ モジュールは指定されたブート変数だけをロードします。この時点で、スタンバイ スーパバイザ モジュールは、ブート変数に設定されたイメージを稼働して いません

スタンバイ スーパバイザのブート アラート

スタンバイ スーパバイザ モジュールが起動に失敗する場合、アクティブ スーパバイザ モジュールがその状態を検出してコール ホーム イベント、システム メッセージを生成し、スタンバイ スーパバイザ モジュールが loader> プロンプトに移動した約3~6分後にスタンバイ スーパバイザ モジュールを再起動します。

次のシステム メッセージが発行されます。

%DAEMON-2-SYSTEM_MSG:Standby supervisor failed to boot up.
 

このエラー メッセージはまた次の状況のいずれかに該当すると生成されます。

長期間 loader> プロンプトに留まる場合

適切にブート変数を設定していない場合

モジュールの交換

モジュール(スーパバイザ、スイッチング、またはサービス モジュール)を交換する場合、新しいモジュールがスイッチの他のモジュールと同一のソフトウェア バージョンを稼働していることを確認する必要があります。

CSM交換の設定手順については、『 Cisco MDS 9000 Family SAN Volume Controller Configuration Guide 』を参照してください。


) スペアのスタンバイ スーパバイザ モジュールが挿入されている場合、アクティブ スーパバイザ モジュールと同一のイメージを使用します。Cisco SAN OSソフトウェア イメージは、スタンバイ フラッシュ装置に自動的にコピーされません。



ヒント install allコマンドを入力して、Cisco SAN OSソフトウェア イメージをスタンバイ フラッシュ装置にコピーします。


モジュールを交換したあとに install all コマンドを入力することによって、次の動作を確認します。

適切なシステムおよびキックスタート イメージがスタンバイbootflash:ディレクトリにコピーされている

適切なブート変数が設定されている

ローダおよびBIOSがアクティブ スーパバイザ モジュールで使用されている同一のバージョンにアップグレードされている

Cisco MDS 9200シリーズまたは9500シリーズの任意のスイッチでモジュールを交換する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 copy running-config startup-config コマンドを使用して、必要に応じて既存のコンフィギュレーション ファイルのバックアップを作成します。

ステップ 2 Cisco MDS 9200 Series Hardware Installation Guide 』または『 Cisco MDS 9500 Series Hardware Installation Guide 』に指定されているように必要なモジュールを交換します。

ステップ 3 install all コマンドを入力して、新しいモジュールがスイッチの他のモジュールと同一のソフトウェアを稼働していることを確認します。

ステップ 4 新しいモジュールがオンライン状態になるのを待ってから、 show module コマンドを使用して交換が正常に行われたかどうかを確認します。


 

壊れたブートフラッシュの復旧

すべてのスイッチ コンフィギュレーションは、内部のブートフラッシュにあります。内部のブートフラッシュが壊れている場合、コンフィギュレーションを失う可能性があります。コンフィギュレーション ファイルを定期的に保存し、バックアップしてください。通常のシステムの起動は、次のシーケンスをたどります(図 6-2を参照)。

1. Basic Input/Output System(BIOS)は、ローダをロードします。

2. ローダは、RAMにキックスタート イメージをロードし、キックスタート イメージを開始します。

3. キックスタート イメージはシステム イメージをロードし、開始します。

4. システム イメージは、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルを読み取ります。

図 6-2 通常の起動シーケンス

 

スイッチ上のイメージが壊れ、次に進むことができない場合(エラー ステート)、スイッチ起動シーケンスを中断し、次のセクションに記載されるBIOSコンフィギュレーション ユーティリティを開始してイメージを復旧することができます。壊れた内部のディスクを復旧する必要がある場合にだけ、このユーティリティにアクセスします。


注意 ここで記載されたBIOSの変更は、壊れたブートラッシュを復旧する必要があるときに限定されます。

復旧手順では、通常のシーケンスを中断する必要があります。内部のスイッチ シーケンスは、スイッチの電源を投入した時から端末にスイッチ プロンプトが表示されるまで4つの段階(BIOS、ブート ローダ、キックスタート、システム)を経過します( 表 6-2 図 6-3を参照)。

 

表 6-2 中断からの復旧

フェーズ
通常のプロンプト1
復旧プロンプト2
説明

BIOS

loader>

No bootable device

BIOSは、Power-on Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)、メモリ テスト、その他のオペレーティング システム アプリケーションを開始します。テストの進行中に、 Ctrl-C を押して、BIOSコンフィギュレーション ユーティリティを開始し、ネットブート オプションを使用します。

ブート ローダ

Starting kickstart

loader>

ブート ローダは、ファイル名を参照してイメージを起動するためのロードされたソフトウェアを解凍します。これらのイメージは、ブートフラッシュから取得されます。メモリ テストが終わったら、 Esc を押してブート ローダ プロンプトを開始します。

キックスタート

Uncompressing system

switch(boot)#

ブート ローダ フェーズが終了したら、 Ctrl-]3 (Controlキーを押しながら右角カッコのキーを押す)を押して、 switch(boot)# プロンプトを開始します。壊れたブートフラッシュによってコンソールがこのプロンプトで停止する場合、システム イメージをコピーしてスイッチを再起動します。

システム

Login:

--

システム イメージは、最後に保存された実行コンフィギュレーションのコンフィギュレーション ファイルをロードして、スイッチ ログイン プロンプトに戻ります。

1.このプロンプトまたはメッセージは、各フェーズの最後に表示されます。

2.このプロンプトまたはメッセージは、スイッチが次のフェーズに進めない場合に表示されます。

3.Telnetクライアントに応じて、これらのキーがすでに確保されている可能性があり、キーストロークを再割り当てする必要があります。Telnetクライアントのマニュアルを参照してください。

図 6-3 通常および復旧のシーケンス

 

BIOSセットアップを使用した復旧

シングル スーパバイザ モジュールが搭載されたスイッチの壊れたブートフラッシュ イメージ( no bootable device found メッセージ)を復旧する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 必要なスイッチのコンソール ポートに接続します。

ステップ 2 スイッチを起動または再起動します。

ステップ 3 BIOSメモリ テストの最中に Ctrl-C を押して、BIOSセットアップを中断します。

次のネットブートBIOSセットアップ ユーティリティ画面が表示されます(図 6-4を参照)。

図 6-4 BIOSセットアップ ユーティリティ

 


) 画面の下に、ナビゲート オプションが表示されます。
Tab = 次のフィールドにジャンプ
Ctrl-E = 下矢印
Ctrl-X = 上矢印
Ctrl-H = 消去(端末を正常に設定していないとバックスペースを使用できない場合があります)


ステップ 4 Tab キーを押してBasic CMOS Configurationを選択したあとに、 Enter を押します。

次のBIOSセットアップCMOS Configuration画面が表示されます(図 6-5を参照)。

図 6-5 BIOSセットアップ設定(CMOS)

 

ステップ 5 [Boot 1st:]フィールドを TFTP に変更します。

ステップ 6 [Local IP Address]フィールドに達するまで Tab キーを押します。

ステップ 7 スイッチのローカルIPアドレスを入力してから、 Tab キーを押します。

ステップ 8 IPアドレスのサブネット マスクを入力してから、 Tab キーを押します。

ステップ 9 デフォルト ゲートウェイのIPアドレスを入力してから、 Tab キーを押します。

ステップ 10 TFTPサーバのIPアドレスを入力してから、 Tab キーを押します。

ステップ 11 イメージ名(キックスタート)を入力してから、 Tab キーを押します。このパスは、TFTPサーバ ルート ディレクトリに基づいている必要があります。


注意 ファイル名には、TFTPサーバに表示されている名前と完全に同じ名前を入力する必要があります。たとえばファイル名がMDS9500-kiskstart_mzg.10である場合、TFTPサーバに表示された大文字やファイルの拡張子を正確に使用してこの名前を入力する必要があります。

設定された変更が次のように表示されます(図 6-6を参照)。

図 6-6 BIOSセットアップ設定(CMOS)の変更内容

 

ステップ 12 Esc キーを押してメイン メニューに戻ります。

ステップ 13 メイン画面で Write to CMOS and Exit を選択して、変更内容を保存します。


) 変更内容は、CMOSに保存されます。



注意 新しく設定された値を使用して再起動するために、スイッチにはIP接続が必要です。

次のプロンプトが表示されます。

switch(boot)#
 

ステップ 14 switch(boot) プロンプトに init system コマンドを入力してから、Enterキーを押します。

switch(boot)# init system
 

switch(boot)# プロンプトは、使用可能なキックスタート イメージがあることを示します。


) さらにinit systemコマンドは、既存(実行中)のキックスタート イメージから新しいローダをインストールします。


ステップ 15 「switch(boot)#プロンプトからの復旧」に指定された手順に従います。


 

loader>プロンプトからの復旧

シングル スーパバイザ モジュールが搭載されたスイッチの壊れたキックスタート イメージ(システム エラー ステート)を復旧する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Esc キーを押して、BIOSメモリ テストのあとにブート ローダ セットアップを中断します。


) 次のメッセージが表示されたらすぐにEscを押します。
00000589K Low Memory Passed
00000000K Ext Memory Passed
Hit ^C if you want to run SETUP....
Wait.....
ここであまり待ちすぎると、ブート ローダ フェーズが省略され、キックスタート フェーズに入ります。


loader> プロンプトが表示されます。


注意 loader>プロンプトは、通常の switch#またはswitch(boot)#プロンプトと異なります。CLIコマンド完了機能は、このプロンプトでは使用できず、使用すると不要なエラーを受け取る可能性があります。表示させたいコマンドだけを正確に入力する必要があります。

ヒント loader>プロンプトでhelpコマンドを使用して、このプロンプトで利用できるコマンド リストを表示、またはこのリストの具体的なコマンドに関する詳細な情報を入手します。

ステップ 2 スイッチのローカルIPアドレスとサブネット マスクを入力してから、Enterを押します。

loader> ip address 172.16.1.2 255.255.255.0
Found Intel EtherExpressPro100 82559ER at 0xe800, ROM address 0xc000
Probing...[Intel EtherExpressPro100 82559ER]Ethernet addr: 00:05:30:00:52:27
Address: 172.16.1.2
Netmask: 255.255.255.0
Server: 0.0.0.0
Gateway: 0.0.0.0
 

ステップ 3 デフォルト ゲートウェイのIPアドレスを入力してから、Enterを押します。

loader> ip default-gateway 172.16.1.1
Address: 172.16.1.2
Netmask: 255.255.255.0
Server: 0.0.0.0
Gateway: 172.16.1.1
 

ステップ 4 必要なサーバからキックスタート イメージ ファイルを起動してから、Enterを押します。

loader> boot tftp://172.16.1.2/kickstart-latest
Address: 172.16.1.2
Netmask: 255.255.255.0
Server: 172.16.10.100
Gateway: 172.16.1.1
Booting: /kick-282 console=ttyS0,9600n8nn quiet loader_ver= “1.0(2)”....
............................................Image verification OK
Starting kernel...
INIT: version 2.78 booting
Checking all filesystems..... done.
Loading system software
INIT: Sending processes the TERM signal
Sending all processes the TERM signal... done.
Sending all processes the KILL signal... done.
Entering single-user mode...
INIT: Going single user
INIT: Sending processes the TERM signal
switch(boot)#
 

switch(boot)# プロンプトは、使用可能なキックスタート イメージがあることを示します。

ステップ 5 システムおよびキックスタート イメージを再度コピーします。

switch(boot)# copy scp://user@172.16.10.100/system-img bootflash:system-img
Trying to connect to tftp server......
 
switch(boot)# copy scp://user@172.16.10.100/kickstart-img bootflash:kickstart-img
Trying to connect to tftp server......
 

ステップ 6 「switch(boot)#プロンプトからの復旧」に指定された手順に従います。


 

switch(boot)#プロンプトからの復旧

シングル スーパバイザ モジュールが搭載されたスイッチのキックスタート イメージを使用してシステム イメージを復旧する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 init system コマンドを入力した場合、次のステップに従います。そうでない場合は、ステップ 2に飛びます。

a. コンフィギュレーション モードに変更して、スイッチのインターフェイスmgmt0のIPアドレスを設定します。

switch(boot)# config t
switch(boot)(config)# interface mgmt0
 

b. スイッチのローカルIPアドレスとサブネット マスクを入力してから、Enterを押します。

switch(boot)(config-mgmt0)# ip address 172.16.1.2 255.255.255.0
 

ステップ 2 no shut コマンドを入力してスイッチのインターフェイスをイネーブルにしたあとに、Enterを押します。

switch(boot)(config-mgmt0)# no shut

ステップ 3 init system コマンドを入力した場合、次のステップに従います。そうでない場合は、ステップ 4に飛びます。

a. デフォルト ゲートウェイのIPアドレスを入力してから、Enterキーを押します。

switch(boot)(config-mgmt0)# ip default-gateway 172.16.1.1
 

ステップ 4 EXECモードを終了します。

switch(boot)(config-mgmt0)# end
 

ステップ 5 必要なTFTPサーバからシステム イメージをコピーしてから、Enterを押します。

switch(boot)# copy scp://user@172.16.10.100/system-img bootflash:system-img
 

ステップ 6 必要なTFTPサーバからキックスタート イメージをコピーしてから、Enterを押します。

switch(boot)# copy scp://user@172.16.10.100/kickstart-img bootflash:kickstart-img
 

ステップ 7 bootflash:ディレクトリにシステムおよびキックスタート イメージ ファイルがコピーされたことを確認します。

switch(boot)# dir bootflash:
40295206 Aug 05 15:23:51 1980 ilc1.bin
12456448 Jul 30 23:05:28 1980 kickstart-image1
12288 Jun 23 14:58:44 1980 lost+found/
27602159 Jul 30 23:05:16 1980 system-image1
12447232 Aug 05 15:08:30 1980 kickstart-image2
28364853 Aug 05 15:11:57 1980 system-image2
 
Usage for bootflash://sup-local
135404544 bytes used
49155072 bytes free
184559616 bytes total
 

ステップ 8 bootflash:ディレクトリからシステム イメージをロードします。

switch(boot)# load bootflash:system-image
Uncompressing system image: bootflash:/system-image
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
 
Would you like to enter the initial configuration mode? (yes/no): yes
 

「初期設定作業」を参照してください。


) この時点でnoを入力すると、switch#ログイン プロンプトに戻り、スイッチを手動で設定しなければなりません。



 

デュアル スーパバイザ モジュールを搭載したスイッチの復旧

片方のスーパバイザ モジュールが稼働しており、もう一方が稼働していない場合、稼働しているスーパバイザ モジュールを起動します。次に起動したスーパバイザ モジュールを使用して、動かないスーパバイザ モジュールを起動します。スイッチのプロンプトで、 reload module slot force-dnld を入力します。ここでは、 slot は、動かないスーパバイザ モジュールのスロット番号です。

両方のスーパバイザ モジュールが稼働していない場合、シングル スーパバイザ モジュールの復旧と同様に扱います。まず片方のスーパバイザ モジュールのイメージを復旧して、シングル スーパバイザ復旧プロセスに従います。


) 起動が失敗したときにreload moduleコマンドを入力しない場合、アクティブ スーパバイザ モジュールは失敗の発生後3~6分内にスタンバイ スーパバイザ モジュールを自動的にリロードします(スタンバイ スーパバイザのブート アラートを参照)。


エラー ステートの識別

図 6-7または図 6-8のエラー メッセージが表示される場合、「BIOSセットアップを使用した復旧」に指定された手順に従います。

図 6-7 電源投入してCtrl-Cを押した場合のエラー ステート

 

図 6-8 電源投入してEscを押した場合のエラー ステート

 

デフォルト設定値

表 6-3 は、すべてのCisco MDS 9000ファミリー スイッチのデフォルト イメージ設定値を表示します。

 

表 6-3 デフォルト イメージの設定値

パラメータ
デフォルト

キックスタート イメージ

イメージが指定されていません。

システム イメージ

イメージが指定されていません。