Cisco MDS 9000 ファミリー コンフィギュレーション ガイド Release 2.x
RMONの設定
RMONの設定
発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

RMONの設定

RMONの概要

RMONの設定

RMONアラームの設定

RMONイベントの設定

RMONの確認

デフォルト設定値

RMONの設定

RMONは、各種のネットワーク エージェントおよびコンソール システムがネットワーク モニタリング データを交換できるようにするための、Internet Engineering Task Force(IETF)標準モニタリング仕様です。RMONのアラームとイベントを使用すると、Cisco SAN-OS Release 2.0(1b)以降が稼働しているCisco MDS 9000ファミリー スイッチをモニタできます。

この章の内容は、次のとおりです。

「RMONの概要」

「RMONの設定」

「RMONの確認」

「デフォルト設定値」

RMONの概要

Cisco MDS 9000ファミリーのすべてのスイッチは、次のRMON機能(RFC 2819で定義)をサポートしています。

アラーム ― 指定された期間、特定のManagement Information Base(MIB)オブジェクトをモニタし、指定された値(上限スレッシュホールド)でアラームを発生し、別の値(下限スレッシュホールド)でアラームをリセットします。アラームはイベントと組み合わせて使用できます。アラームはイベントを発生させ、それにより、ログ エントリまたはSNMPトラップが生成されます。

イベント ― アラームによってイベントが発生したときのアクションを決定します。アクションは、ログ エントリ、SNMPトラップ、またはその両方を生成できます。

エージェントおよび管理については、『 Cisco MDS 9000 Family MIB Quick Reference 』を参照してください。

SNMPに準拠したNetwork Management Station(NMS;ネットワーク管理ステーション)については、『 Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide 』を参照してください。

SNMPセキュリティに関連するCLIの設定については、「SNMPセキュリティ」を参照してください。

RMONの設定

スイッチではRMONはデフォルトでディセーブルに設定されており、イベントまたはアラームは設定されていません。RMONのアラームおよびイベントを設定するには、CLIまたはSNMP準拠のNMSを使用します。


ヒント NMS上で汎用RMONコンソール アプリケーションを追加で使用して、RMONのネットワーク管理機能を利用することを推奨します。『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide』を参照してください。



) RMON MIBオブジェクトにアクセスするには、スイッチ上でSNMPを設定することも必要です。


RMONアラームの設定

任意のMIBオブジェクトにアラームを設定できます。指定するMIBは、標準のドット付き表記(ifInOctets.16777216の場合、1.3.6.1.2.1.2.2.1.14.16777216)の既存のSNMP MIBでなければなりません。

次のいずれかのオプションを使用して、MIB変数をモニタする間隔(1~4294967295秒)を指定します。

delta オプションを使用して、MIB変数サンプル間の変化をテストします。

absolute オプションを使用して、各MIB変数を直接テストします。

delta オプションを使用して、カウンタである任意のMIBオブジェクトをテストします。

rising threshold および falling threshold の値の範囲は、-2147483647~2147483647です。


注意 falling threshold の値には、rising thresholdよりも小さな値を指定してください。

オプションで指定できるパラメータは、次のとおりです。

上限および下限スレッシュホールドが指定値を超えた場合に発生させるイベント番号

アラームの所有者

RMONのアラームをイネーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# rmon alarm 20 1.3.6.1.2.1.2.2.1.14.16777216 2900 delta rising-threshold 15 1 falling-threshold 0 owner test

RMONアラーム番号20を設定します。このアラームは、ディセーブルにされない限り、900秒につき1度の間隔で1.3.6.1.2.1.2.2.1.14.16777216をモニタし、変数の上下変動をチェックします。値が15以上のMIBカウンタの増加を示した場合、アラームが発生します。次に、アラームによってイベント番号1(RMONイベント コマンドを使用して設定)が発生します。イベントにはログ エントリまたはSNMPトラップが含まれる場合があります。MIBの値の変化が0の場合、アラームはリセットされ、再度発生が可能です。

switch(config)# no rmon alarm 2

指定されたエントリをアラーム テーブルから削除します。

RMONイベントの設定

RMONのイベントをイネーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# rmon event 2 log trap eventtrap description CriticalErrors owner Test2

CriticalErrorsを定義するRMONイベント番号2を作成し、アラームによるイベント発生時にログ エントリを生成します。ユーザTest2は、このコマンドによってイベント テーブルに作成される行を所有します。次の例の場合も、イベント発生時にSNMPトラップが生成されます。

switch(config)# no rmon event 5

RMONイベント テーブルからエントリを削除します。

RMONの確認

設定済みのRMONおよびSNMP情報を表示するには、 show rmon コマンドおよび show snmp コマンドを使用します(例23-1および 23-2 を参照)。

例23-1 設定されたRMONアラームの表示

switch# show rmon alarms
Alarm 1 is active, owned by admin
Monitors 1.3.6.1.2.1.2.2.1.16.16777216 every 1 second(s)
Taking delta samples, last value was 0
Rising threshold is 1, assigned to event 0
Falling threshold is 0, assigned to event 0
On startup enable rising or falling alarm
 

例23-2 設定されたRMONイベントの表示

switch# show rmon events
Event 2 is active, owned by Test2
Description is CriticalErrors
Event firing causes log and trap to community eventtrap, last fired 0
Event 500 is active, owned by admin
Description is
Event firing causes log, last fired 138807208
 

デフォルト設定値

表 23-1 に、スイッチのすべてのRMON機能のデフォルト設定を示します。

 

表 23-1 RMONのデフォルト設定値

パラメータ
デフォルト

RMONアラーム

ディセーブル

RMONイベント

ディセーブル