Cisco MDS 9000 ファミリー コンフィギュレーション ガイド Release 2.x
ダイナミックVSANの作成
ダイナミックVSANの作成
発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

ダイナミックVSANの作成

DPVMについて

DPVM要件

DPVMのイネーブル化

DPVMデータベース

configデータベースのアクティブ化

自動学習エントリ

DPVMデータベースの配布

DPVMの配布のディセーブル化

ファブリックのロック

変更のコミット

変更の廃棄

ロック済みセッションのクリア

学習済みエントリのクリア

データベース結合に関する注意事項

DPVMデータベースのコピー

データベース間の違いの比較

DPVM設定の表示

DPVMのコンフィギュレーション例

デフォルト設定値

ダイナミックVSANの作成

スイッチのポートVSAN(仮想SAN)メンバーシップは、ポート単位で割り当てられます。デフォルトでは、各ポートはデフォルトVSANに所属します。

Cisco SAN OS Release 2.0(1b)では、デバイスWWNに基づいたVSANを割り当てることによって、ポートにVSANメンバーシップをダイナミックに割り当てることができます。この方式は、Dynamic Port VSAN Membership(DPVM)機能といいます。DPVMは柔軟性を提供し、ホストまたは記憶装置の接続が2つのCisco MDSスイッチ間またはスイッチ内の2つのポート間で移動された場合に、ファブリック トポロジーを維持するためにポートVSANメンバーシップを再設定する必要がなくなります。DPVMは、デバイスが接続または移動される場所に関係なく、設定されたVSANを維持します。VSANをスタティックに割り当てる方法については、「VSANの設定と管理」を参照してください。

この章の内容は、次のとおりです。

「DPVMについて」

「DPVM要件」

「DPVMのイネーブル化」

「DPVMデータベース」

「configデータベースのアクティブ化」

「自動学習エントリ」

「DPVMデータベースの配布」

「学習済みエントリのクリア」

「データベース結合に関する注意事項」

「DPVMデータベースのコピー」

「データベース間の違いの比較」

「DPVM設定の表示」

「DPVMのコンフィギュレーション例」

「デフォルト設定値」

DPVMについて

DPVM設定は、Port World Wide Name(pWWN)およびNode World Wide Name(nWWN)割り当てに基づいています。DPVMデータベースには、各デバイスのpWWN/nWWN割り当ておよび対応するVSANのマッピング情報が含まれます。Cisco SAN OSソフトウェアはデバイスFLOGIのときにデータベースを確認し、目的のVSANの詳細を取得します。

pWWNはホストまたはデバイスを識別し、nWWNは複数のデバイスで構成されるノードを識別します。単独または組み合わせでこれらのIDを割り当てて、DPVMマッピングを設定できます。組み合わせで割り当てる場合、pWWNが優先されます。

DPVMはCisco Fabric Services(CFS)インフラストラクチャを使用して、効率的なデータベースの管理および配布を実現します。DPVMは、アプリケーションによる協調型配布モードおよびファブリック規模の配布範囲を使用します(「CFSインフラストラクチャの使用」を参照)。

DPVM要件

設計どおりにDPVM機能を使用するには、次の要件を確認してください。

ダイナミック デバイスとCisco MDSスイッチを接続するインターフェイスがFポートとして設定されている必要があります。

Fポートのスタティック ポートVSANが有効である必要があります(分離または一時停止されることなく存在している)。

DPVMデータベース内のデバイスに設定されたダイナミックVSANが有効である必要があります(分離または一時停止されることなく存在している)。


) DPVM機能は、既存のスタティック ポートのVSANメンバーシップ設定を無効にします。ダイナミック ポートに対応するVSANが削除または一時停止されている場合、ポートがシャットダウンします。


DPVMのイネーブル化

DPVM機能の設定を開始するには、ファブリック内の目的のスイッチ上でDPVMを明示的にイネーブルにする必要があります。デフォルトで、この機能はすべてのCisco MDS 9000ファミリー スイッチでディセーブルです。

DPVM機能を設定および確認するコマンドは、スイッチ上でDPVMがイネーブルに設定されていないと使用できません。この機能をディセーブルにすると、関連するすべての設定が自動的に廃棄されます。

参加スイッチ上でDPVMをイネーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# dpvm enable

スイッチ上でDPVMをイネーブルにします。

switch(config)# no dpvm enable

スイッチ上でDPVMをディセーブル(デフォルト)にします。

DPVMデータベース

DPVMデータベースは、一連のデバイス マッピング エントリで構成されます。各エントリには、デバイスpWWN/nWWN割り当てのほか、割り当てるダイナミックVSANが含まれます。最大16,000のDPVMエントリをDPVMデータベースに設定できます。このデータベースはスイッチ全体(およびファブリック)でグローバルであり、各VSANで維持されません。

DPVM機能は3つのデータベースを使用して、設定を受け入れ、実装します。

コンフィギュレーション(config)データベース ― 配布がディセーブルにされている場合、すべての設定変更がコンフィギュレーション データベースに保存されます。

アクティブ データベース ― ファブリックが現在実行しているデータベース

保留中のデータベース ― 配布がイネーブルにされている場合、すべての設定変更が保留中のデータベースに保存されます(DPVMデータベースの配布を参照)。

configデータベースへの変更は、configデータベースをアクティブにするまでアクティブ データベースに反映されません。保留中のデータベースへの変更は、保留中のデータベースをコミットするまでconfig/アクティブ データベースに反映されません。このデータベース構造によって、複数のエントリの作成、変更内容の確認、configおよび保留中のデータベースの有効化が可能になります。

configおよび保留中のデータベースを作成および入力する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# dpvm database

switch(config-dpvm-db)#

configデータベースを作成します。

switch(config)# no dpvm database

configデータベースを削除します。

ステップ 3

switch(config-dpvm-db)# pwwn 12:33:56:78:90:12:34:56 vsan 100

指定したデバイスpWWNをVSAN 100にマッピングします。

switch(config-dpvm-db)# no pwwn 12:33:56:78:90:12:34:56 vsan 101

configデータベースから指定したデバイスpWWNマッピングを削除します。

ステップ 4

switch(config-dpvm-db)# nwwn 14:21:30:12:63:39:72:81 vsan 101

指定したデバイスnWWNをVSAN 101にマッピングします。

switch(config-dpvm-db)# no nwwn 14:21:30:12:63:39:72:80 vsan 101

configデータベースから指定したデバイスnWWNマッピングを削除します。

configデータベースのアクティブ化

明示的にデータベースをアクティブにする場合、configデータベースがアクティブ データベースになります。configと現在アクティブのデータベースで矛盾するエントリが検出されると、アクティブ化が失敗する可能性があります。ただし、アクティブ化を強制して、矛盾するエントリを上書きすることができます。

DPVMをディセーブルにするには、 no dpvm activate コマンドを入力して現在アクティブのDPVMデータベースを明示的に非アクティブにする必要があります。

DPVM configデータベースをアクティブにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# dpvm activate

configデータベースをアクティブにします。

switch(config)# no dpvm activate

現在アクティブのデータベースを非アクティブにします。

switch(config)# dpvm activate force

強制的にconfigデータベースをアクティブにして、矛盾するエントリを上書きします。

自動学習エントリ

DPVMデータベースは各VSAN内の新規デバイスについて自動的に学習(自動学習)します。いつでも自動学習をディセーブルまたはイネーブルにできます。DPVMアクティブ データベースにデバイスpWWNおよびVSANを入力することにより学習済みエントリが作成されます。自動学習機能をイネーブルにするためには、DPVMアクティブ データベースがすでに使用可能な状態である必要があります。

自動学習機能をイネーブルにする場合、DPVMアクティブ データベースから学習済みエントリを削除できます。自動学習機能をディセーブルにすると、これらのエントリがアクティブ データベースでのみ永久に残るようになります。

学習済みエントリには、次の条件が適用されます。

自動学習がイネーブルの場合にデバイスがログアウトすると、DPVMアクティブ データベースからそのエントリが自動的に削除されます。

同一のデバイスが異なるポートを介してスイッチに複数回ログインすると、最後のログインに該当するVSANが記録されます。

学習済みエントリは、すでに設定され、アクティブにされたエントリを上書きしません。

学習は2段階のプロセス(最初に自動学習をイネーブルにし、次に自動学習をディセーブルする)で構成されます。 auto-learn オプションがイネーブルの場合、次のようになります。

現在ログインされているデバイスの学習は、自動学習がイネーブルにされた時点から行われます。

新規のデバイス ログインの学習は、新規のデバイスがスイッチにログインするときに行われます。

自動学習をイネーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# dpvm auto-learn

このスイッチ上の学習をイネーブルにします(デフォルト)。

switch(config)# no dpvm auto-learn

このスイッチ上の学習をディセーブルにします。

DPVMデータベースの配布

ファブリック内のすべてのスイッチでDPVMデータベースが使用可能な場合、デバイスをどこへでも移動することができ、最大限の柔軟性が提供されます。データベースの配布を近接スイッチでイネーブルにするには、ファブリック内のすべてのスイッチでデータベースを絶えず管理し、配布する必要があります。Cisco SAN OSソフトウェアはCFSインフラストラクチャを使用して、この要件を満たします(「CFSインフラストラクチャの使用」を参照)。

CFSインフラストラクチャを使用すると、各DPVMサーバはISL(スイッチ間リンク)の起動プロセス時に各近接スイッチからDPVMデータベースを学習します。データベースをローカルに変更すると、DPVMサーバはその近接スイッチを通知し、ファブリック内のすべてのスイッチでそのデータベースが更新されます。

ファブリックの配布がイネーブルの場合、コンフィギュレーション データベースへのすべての変更内容が保留中のデータベースに保存されます。これらの変更には次の作業が含まれます。

データベース エントリの追加、削除、または変更

コンフィギュレーション データベースのアクティブ化、非アクティブ化、または削除

自動学習のイネーブル化またはディセーブル化

これらの変更は、変更をコミットするときにファブリック内のすべてのスイッチに配布されます。この時点で変更を廃棄(中断)することもできます。


ヒント show dpvm pendingコマンドを入力して、保留中のデータベースの内容を表示できます。


DPVMの配布のディセーブル化

近接スイッチへのデータベースの配布をディセーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# no dpvm distribute

近接スイッチへのDPVMの配布をディセーブルにします。

switch(config)# dpvm distribute

近接スイッチへのDPVMの配布をイネーブルにします(デフォルト)。

ファブリックのロック

既存の設定を変更するときの最初のアクションによって、保留中のデータベースが作成され、ファブリック内の機能がロックされます。ファブリックがロックされると、次のような状況になります。

他のユーザがこの機能の設定に変更を加えることができなくなります。

コンフィギュレーション データベースのコピーが保留中のデータベースになります。この時点から変更内容が保留中のデータベースに加えられます。保留中のデータベースへの変更内容をコミットまたは廃棄(中断)するまで、保留中のデータベースは有効です。

ファブリックをロックし、保留中のデータベースに変更内容を適用する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# dpvm database

switch(config-dpvm-db)#

DPVM configデータベースにアクセスします。

ステップ 3

switch(config-dpvm-db)# pwwn 11:22:33:44:55:66:77:88 vsan 11

DPVM configデータベースに1つのエントリを追加します。

ステップ 4

switch(config-dpvm-db)# exit

switch(config)#

コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 5

switch(config)# dpvm activate

configデータベースをアクティブにします。

変更のコミット

設定に加えられた変更をコミットする場合、保留中のデータベースの設定が他のスイッチに配布されます。コミットが正常に行われると、設定の変更がファブリックを介して適用され、ロックが解除されます。

保留中のデータベースをコミットする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# dpvm commit

保留中のデータベースに現在存在するデータベース エントリをコミットします。

変更の廃棄

保留中のデータベースに加えられた変更を廃棄(中断)する場合、コンフィギュレーションには影響せずに、ロックが解除されます。

保留中のデータベースを廃棄する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# dpvm abort

保留中のデータベースに現在存在するデータベース エントリを廃棄します。

ロック済みセッションのクリア

DPVM作業を実行し、変更のコミットまたは廃棄でロックを解除することを忘れた場合、管理者はファブリック内のすべてのスイッチからロックを解除することができます。管理者がこの作業を実行すると、保留中のデータベースへの変更内容が廃棄され、ファブリック ロックが解除されます。


ヒント 保留中のデータベースは揮発性ディレクトリでのみ有効で、スイッチが再起動される場合に廃棄されます。


管理者の権限を使用して、ロックされたDPVMセッションを解除するには、EXECモードで clear dpvm session コマンドを使用します。

switch# clear dpvm session

学習済みエントリのクリア

2つの方法のどちらかを使用して、アクティブ データベース(自動学習がまだイネーブルの場合)からDPVMエントリをクリアすることができます。

1つの自動学習エントリをクリアするには、 clear dpvm auto-learn pwwn コマンドを使用します。

switch# clear dpvm auto-learn pwwn 55:22:33:44:55:66:77:88
 

すべての自動学習エントリをクリアするには、 clear dpvm auto-learn コマンドを使用します。

switch# clear dpvm auto-learn
 

) このような2つのコマンドはセッションを開始せず、ローカル スイッチでのみ入力できます。


データベース結合に関する注意事項

データベース結合とは、アクティブ データベース内のコンフィギュレーション データベースとスタティック(学習されていない)エントリの合体を指しています。詳しい概念については、「CFS結合のサポート」を参照してください。

2つのファブリックのデータベースを結合する場合は、次の注意事項に従ってください。

アクティブ化ステータスと自動学習ステータスが両方のファブリックで同じであることを確認します。

各データベースのデバイス エントリを合わせた数が16 Kを超えていないことを確認します。


注意 この2つの条件に従わない場合は、結合が失敗します。次の配布がファブリック内のデータベースとアクティブ化ステートを強制的に同期化します。

DPVMデータベースのコピー

次のような状況では、アクティブ データベースをconfigデータベースにコピーする必要がある場合があります。

学習済みエントリがアクティブ データベースのみに追加された場合

configデータベース内のconfigデータベースまたはエントリが間違って削除された場合


) DPVMデータベースをコピーし、ファブリックの配布がイネーブルの場合、変更をコミットする必要があります。


現在アクティブのデータベースをconfigデータベースにコピーするには、 dpvm database copy コマンドを使用します。

switch# dpvm database copy active
Legend: “+” New Entry, “-” Missing Entry, “*” Possible Conflict Entry
---------------------------------------------------------------------
- pwwn 12:33:56:78:90:12:34:56 vsan 100
- nwwn 14:21:30:12:63:39:72:81 vsan 101

データベース間の違いの比較

次のように、DPVMデータベースを比較できます。

アクティブ データベースをconfigデータベースと比較するには、 dpvm database diff active コマンドを使用します。

switch# dpvm database diff active
Legend: “+” New Entry, “-” Missing Entry, “*” Possible Conflict Entry
---------------------------------------------------------------------
- pwwn 44:22:33:44:55:66:77:88 vsan 44
* pwwn 11:22:33:44:55:66:77:88 vsan 11
 

configデータベースをアクティブ データベースと比較するには、 dpvm database diff config コマンドを使用します。

switch# dpvm database diff config
Legend: “+” New Entry, “-” Missing Entry, “*” Possible Conflict Entry
---------------------------------------------------------------------
+ pwwn 44:22:33:44:55:66:77:88 vsan 44
* pwwn 11:22:33:44:55:66:77:88 vsan 22
 

保留中のデータベースをconfigデータベースと比較するには、 show dpvm pending-diff コマンドを使用します(CFSの配布がイネーブルの場合)。

DPVM configデータベースに保留中のデータベース エントリを追加する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# dpvm distribute

CFSの配布をイネーブルにします。

ステップ 3

switch(config)# dpvm database

DPVM configデータベースにアクセスします。

ステップ 4

switch(config-dpvm-db)# pwwn 44:22:33:44:55:66:77:88 vsan 55

switch(config-dpvm-db)# pwwn 55:22:33:44:55:66:77:88 vsan 55

DPVM configデータベースに2つのエントリを追加します。

DPVM設定の表示

VSAN単位で設定したWWNに関する情報を表示するには、 show dpvm コマンドを使用します(例 11-1 11-6 を参照)。

例11-1 DPVM設定ステータスの表示

switch# show dpvm status
DB is activated successfully, auto-learn is on
 

例11-2 指定したVSANの現在のDPVMダイナミック ポートの表示

switch# show dpvm ports vsan 10
--------------------------------------------------------------
Interface Vsan Device pWWN Device nWWN
--------------------------------------------------------------
fc1/2 10 29:a0:00:05:30:00:6b:a0 fe:65:00:05:30:00:2b:a0
 

例11-3 DPVM configデータベースの表示

switch# show dpvm database
pwwn 11:22:33:44:55:66:77:88 vsan 11
pwwn 22:22:33:44:55:66:77:88 vsan 22
pwwn 33:22:33:44:55:66:77:88 vsan 33
pwwn 44:22:33:44:55:66:77:88 vsan 44
[Total 4 entries]
 

例11-4 DPVMアクティブ データベースの表示

switch# show dpvm database active
pwwn 11:22:33:44:55:66:77:88 vsan 22
pwwn 22:22:33:44:55:66:77:88 vsan 22
pwwn 33:22:33:44:55:66:77:88 vsan 33
[Total 3 entries]
* is auto-learnt entry
 

例11-5 DPVM configデータベースの表示

switch# show dpvm database
pwwn 11:22:33:44:55:66:77:88 vsan 11
pwwn 22:22:33:44:55:66:77:88 vsan 22
pwwn 33:22:33:44:55:66:77:88 vsan 33
pwwn 44:22:33:44:55:66:77:88 vsan 44
[Total 4 entries]
 

例11-6 保留中のデータベースとconfigデータベースの比較

switch# show dpvm pending-diff
Legend: “+” New Entry, “-” Missing Entry, “*” Possible Conflict Entry
---------------------------------------------------------------------
+ pwwn 55:22:33:44:55:66:77:88 vsan 55
- pwwn 11:22:33:44:55:66:77:88 vsan 11
* pwwn 44:22:33:44:55:66:77:88 vsan 44
 

DPVMのコンフィギュレーション例

基本的なDPVMシナリオを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 DPVM機能をイネーブルにしてから、DPVMの配布をイネーブルにします。

switch1# config
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch1(config)# dpvm enable
switch1(config)# end
switch1# show dpvm database
switch1# show dpvm database active
switch1# show dpvm status
 

この手順では、コンフィギュレーションにはアクティブ データベースが含まれず、 auto-learn オプションがディセーブルです。

ステップ 2 ヌル(空)のデータベースをアクティブにし、自動学習済みエントリと一緒に入力されるようにします。

switch1# config
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch1(config)# dpvm activate
switch1(config)# dpvm commit
switch1(config)# end
switch1# show dpvm database
switch1# show dpvm database active
switch1# show dpvm status
 

この手順では、データベースが正常にアクティブにされ、 auto-learn オプションはディセーブルの状態のままです。

ステップ 3 auto-learnオプションをイネーブルにし、設定変更をコミットします。

switch1# config
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch1(config)# dpvm auto-learn
switch1(config)# dpvm commit
switch1(config)# end
switch1# show dpvm database active
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:74:8a vsan 4(*)
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:87:8a vsan 5(*)
[Total 2 entries]
* is auto-learnt entry
switch1# show dpvm ports
--------------------------------------------------------------
Interface Vsan Device pWWN Device nWWN
--------------------------------------------------------------
fc1/24 4 21:00:00:e0:8b:0e:74:8a 20:00:00:e0:8b:0e:74:8a
fc1/27 5 21:01:00:e0:8b:2e:87:8a 20:01:00:e0:8b:2e:87:8a
switch1# show flogi database
---------------------------------------------------------------------------
INTERFACE VSAN FCID PORT NAME NODE NAME
---------------------------------------------------------------------------
fc1/24 4 0xe70100 21:00:00:e0:8b:0e:74:8a 20:00:00:e0:8b:0e:74:8a
fc1/27 5 0xe80100 21:01:00:e0:8b:2e:87:8a 20:01:00:e0:8b:2e:87:8a
 
Total number of flogi = 2.
 
switch195# show dpvm status
DB is activated successfully, auto-learn is on
 

この手順では、現在ログインされているデバイス(および現在のVSAN割り当て)がアクティブ データベースを入力します。ただし、エントリはまだアクティブ データベースに永久には残されません。

show dpvm ports および show flogi database コマンドの出力は、ログインされている他の2つのデバイス(このコンフィギュレーション例ではswitch9およびswitch3と表示される)を表示します。

ステップ 4 switch9にアクセスし、次のコマンドを入力します。

switch9# show dpvm database active
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:87:8a vsan 1(*)
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:74:8a vsan 1(*)
[Total 2 entries]
* is auto-learnt entry
switch9# show dpvm status
DB is activated successfully, auto-learn is on
 

ステップ 5 switch3にアクセスし、次のコマンドを入力します。

switch3# show dpvm database active
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:76:8a vsan 1(*)
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:76:8a vsan 1(*)
[Total 2 entries]
* is auto-learnt entry
switch3# show dpvm status
DB is activated successfully, auto-learn is on
 

ステップ 6 switch1の自動学習をディセーブルにし、設定変更をコミットします。

switch1# config
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch1(config)# no dpvm auto-learn
switch1(config)# dpvm commit
switch1(config)# end
switch1# show dpvm status
DB is activated successfully, auto-learn is off
switch1# show dpvm database active
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:74:8a vsan 4
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:87:8a vsan 5
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:87:8a vsan 1
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:74:8a vsan 1
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:76:8a vsan 1
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:76:8a vsan 1
[Total 6 entries]
* is auto-learnt entry
switch1# show dpvm status
DB is activated successfully, auto-learn is off
 

この手順では、学習済みエントリがアクティブ データベースに永久に残されるようになります。

ステップ 7 switch9にアクセスし、次のコマンドを入力します。

switch9# show dpvm database active
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:87:8a vsan 1
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:74:8a vsan 1
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:76:8a vsan 1
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:76:8a vsan 1
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:74:8a vsan 4
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:87:8a vsan 5
[Total 6 entries]
* is auto-learnt entry
switch9# show dpvm status
DB is activated successfully, auto-learn is off
 

ステップ 8 switch3にアクセスし、次のコマンドを入力します。

switch3# show dpvm database active
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:76:8a vsan 1
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:76:8a vsan 1
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:87:8a vsan 1
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:74:8a vsan 1
pwwn 21:00:00:e0:8b:0e:74:8a vsan 4
pwwn 21:01:00:e0:8b:2e:87:8a vsan 5
[Total 6 entries]
* is auto-learnt entry
switch3# show dpvm status
DB is activated successfully, auto-learn is off
 

) これらの基本的な手順は、ファブリック内のすべてのスイッチで情報が同一であるかどうかを確認するのに役立ちます。


これで、Cisco MDS 9000ファミリー スイッチに基本的なDPVMシナリオが設定されました。


 

デフォルト設定値

表 11-1 に、DPVMパラメータのデフォルト設定値を示します。

 

表 11-1 デフォルトのDPVMパラメータ

パラメータ
デフォルト

DPVM

ディセーブル

DPVMの配布

イネーブル

自動学習

ディセーブル