Cisco MDS 9000 ファミリー Fabric Manager/Device Manager ユーザ ガイド
Performance Managerの使用法
Performance Managerの使用法
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Performance Managerの使用法

Performance Managerのアーキテクチャ

Performance Managerコンフィギュレーション ファイルの作成

データの収集

収集されたデータの表示

データのエクスポートおよびインポート

Cisco Traffic Analyzerとの統合

Performance Managerの使用法

Performance Managerはネットワーク デバイスの統計情報の履歴をモニタし、Webブラウザを使用してこの情報をグラフィック表示します。最近の統計情報は詳細が、古い統計情報はサマリーが表示されます。Performance ManagerはCisco Traffic Analyzerなどの外部ツールとも統合されています。

Performance Managerのアーキテクチャ

Performance Managerには次の3つの部分で構成されます。

Definition ― コンフィギュレーション ファイルを作成するためのコンフィギュレーション ウィザードを使用します。

Collection ― コンフィギュレーション ファイルを読み込んで、必要な情報を収集します。

Presentation ― 収集したデータを表示するWebページを生成します。

Performance Managerでは、ISL(スイッチ間リンク)、ホスト ポート、ストレージ ポート、ルート フロー、サイト固有の統計情報収集エリアなど、ファブリック コンポーネントに関するさまざまなデータを収集できます。

Performance Managerコンフィギュレーション ファイルの作成

Performance Managerには、コンフィギュレーション ファイルの作成プロセスを段階的に示すConfiguration File Wizardがあります。


ステップ 1 このウィザードを起動するには、Fabric ManagerのPerformanceメニューでCreate Collectionを選択します。

ステップ 2 データの収集元になるVSAN(仮想SAN)を選択します。

ステップ 3 データを収集するSAN(サービス エリア ネットワーク)オブジェクトのタイプをチェックします。

ステップ 4 カウンタ値にゼロのフローを無視させる場合は、該当するチェックボックスをオンにします。

ステップ 5 Cisco Traffic Analyzerを使用している場合は、ネットワーク上の場所を示すURLを入力します。

ステップ 6 Nextをクリックして、収集されたデータを確認します。

ステップ 7 ファイル名を入力します(デフォルトはスイッチのIPに.XMLサフィックスを付加したものです)。

ステップ 8 削除する定義を選択してFinishをクリックし、コンフィギュレーション ファイルを作成します。


 

データの収集

2つの変数(受信バイト数と送信バイト数)に関するデータを1年分収集するには、76KBのサイズのrrdファイルが必要です。デフォルト内部値は次のとおりです。

5分間のサンプル×600回(2日と2時間)

30分間のサンプル×700回(2日と2時間+12.5日)

2時間のサンプル×775回(上記の期間+50日)

1日間のサンプル×365回(上記の期間+300日、365日に切り上げ)

1000ポートSANの履歴データを1年分収集するには、76 MBが必要です。このSANにファブリック ポートが同じように配置された20台のスイッチが存在する場合、データをモニタするために、スイッチごとに約2~3個のSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)パケット、合計で約100個の要求/応答SNMPパケットが5分おきに送信されます。

変数カウンタ要求が関係するため、フローは予測が困難です。ただし、大まかに言えば、変数が追加されるたびにフローは38 KB増加します。

Performance Manager収集機能は、サポートされている各OS(オペレーティング システム)のバックグラウンド プロセスとして稼働するように設計されています。Microsoft Windowsでは、サービスとして稼働します。

収集されたデータの表示

Summaryページには、直前の24時間の平均スループット別に、ホスト、ISL、ストレージ、およびフローの上位10個が表示されます。この期間はポーリング インターバルが経過するたび変わります。平均が大きく変わることはありませんが、最大値は変化することがあります。このページの目的は、ファブリックの帯域幅消費のサマリーをすばやく表示し、ホットスポットを強調表示することです。

Host、Storage、ISL、またはFlowのいずれかのタイトルをクリックすると、すべてのホスト、ストレージ、ISL、またはフローに関する過去1日間のトラフィックがそれぞれ表示されます。

Summaryページでホスト ポートをクリックすると、同様な詳細ページが表示されます。このポートに対するフローが存在する場合は、データ送信元のストレージ ポートが表示されることがあります。

SummaryページでISLリンクをクリックすると、ファブリック内でモニタされたすべてのISLの毎日のトラフィックが表示されます。

データのエクスポートおよびインポート

rrdファイルをXMLにエクスポートするには、次のコマンドを使用します。

pm xport <rrdFile> <xmlFile>

このコマンドで作成されたXMLフォーマットは、次のrrdtoolコマンドを使用して読み込むことができます。

rrdtool restore filename.xml filename.rrd.

XMLをインポートするには、次のコマンドを使用します。

pm restore <xmlFile> <rrdFile>

このコマンドで読み込まれたXMLエクスポート フォーマットは、次のrrdtoolコマンドを使用して書き出すことができます。

rrdtool xport filename.xml filename.rrd.

Cisco Traffic Analyzerとの統合

SNMPおよびPerformance Managerでは、ファブリックが伝送するデータの概要しか表示できません。Cisco MDS 9000スイッチにはLUNレベルのフロー カウンタがなく、SCCIコマンドをカウントできません。この詳細情報を表示するには、Cisco Traffic Analyzerを利用してCisco Port Adapter Analyzerを使用することにより、SPAN宛先ポート上でデータを調べる必要があります。

Cisco Traffic Analyzerをダウンロードして、個別にインストールする必要があります。


注意 データ切り捨てがイネーブルの場合に、元のCisco Port Adapter AnalyzerとCisco Traffic Analyzerを併用すると、ファイバ チャネル対応Cisco Traffic Analyzerのスループット値が不正確になります。正確な切り捨て結果を得るためには、Cisco Port Adapter AnalyzerのAバージョンが必要です。このバージョンを使用すると、実際に転送されたデータ バイト数をCisco Traffic Analyzerが判別するためのカウントが追加されます。