Cisco MDS 9000 ファミリー SAN Volume Controller コンフィギュレーション ガイド
CSMソフトウェアのアップグレード
CSMソフトウェアのアップグレード
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

CSMソフトウェアのアップグレード

クラスタのアップグレード

クラスタをアップグレードするために必要な前提作業

エラー条件の認識

クラスタ アップグレード時の注意事項

クラスタ アップグレードの実行

クラスタ アップグレードの例

ノード追加時の自動アップグレード

サービス モードでのアップグレード

サービス モード アップグレードの例

スイッチ ソフトウェアのアップグレード

スイッチ アップグレードの実行

スイッチ アップグレードの例

CSMの交換

CSMを交換するために必要な前提作業

CSMを同じスロットに取り付ける場合

CSMを別のスロットに取り付ける場合

交換後の確認

CSMソフトウェアのアップグレード

Cisco MDS 9000ファミリー スイッチにCSMを搭載している場合、必要に応じて何種類かのアップグレード(クラスタ ソフトウェアのアップグレード、ノード追加時の自動アップグレード、サービス モードでのアップグレード、またはスイッチ ソフトウェアのアップグレード)を実行できます。

この章では、Cisco MDS 9000ファミリー スイッチでCSMモジュールを交換する場合のpWWNおよびnWWNの管理手順についても説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「クラスタのアップグレード」

「ノード追加時の自動アップグレード」

「サービス モードでのアップグレード」

「スイッチ ソフトウェアのアップグレード」

「CSMの交換」

クラスタのアップグレード

クラスタ ソフトウェアのアップグレードは、選択して実行する管理アクティビティであり、ユーザのI/O動作と並行して実行されます。


) ソフトウェア アップグレードの進行中、アップグレードの段階によっては、クラスタのすべてのノードが正常に動作できるとは限りません。そのため、キャッシュはライト スルー モードで動作します。



ヒント アップグレードが開始されてから正常に終了するまで、設定の変更は認められません。エラーが発生した場合、アップグレードしたノードまたはエラーが発生したノードを元のソフトウェア バージョンに戻してから、設定を変更する必要があります。アップグレード中に設定の変更を試行すると、アップグレードが進行中であることを示すエラー メッセージが表示されます。


クラスタをアップグレードするために必要な前提作業

クラスタ ソフトウェアをアップグレードするために必要なスイッチの準備作業は、次のとおりです。


ステップ 1 すべてのデータ マイグレーションが完了するまで待ちます。データ マイグレーションの所要時間は、移行するVディスクのサイズによって異なります。


注意 データ マイグレーションは一度開始されると、停止することはできません。

ステップ 2 すべてのFlashCopyマッピングが完了するまで待つか、またはマッピングを停止します。FlashCopyマッピングを停止すると、結果的にFlashCopyターゲットがオフラインになります。FlashCopyを再開するには、FlashCopyの準備作業を行ったあと、もう一度開始する必要があります。この手順によって、特定時点でのFlashCopyは失われます。

ステップ 3 すべてのリモート コピー関係を停止します。


 

エラー条件の認識

次のいずれかの条件が当てはまる場合、クラスタ ソフトウェアのアップグレードは失敗します。

クラスタのメンバーとして設定されている、いずれかのノードが存在しない場合 ― ソフトウェアをアップグレードするには、ノードがクラスタから削除されているか、またはオンラインになっている必要があります。

クラスタのメンバーとして設定されているすべてのノードが、現在同じソフトウェア レベルではない場合 ― バックアウトが失敗した場合、またはサービス モード アップグレードが失敗した場合に、この状況になります。この状況は、 force オプションを使用して無効にすることはできません。

新しいSVCソフトウェア イメージが、現在のスイッチまたはSVCソフトウェア レベルと互換でない場合。この状況は、 force オプションを使用して無効にすることはできません。

クラスタからノードが削除された結果、いずれかのI/Oグループに1つのメンバーしか存在していない場合 ― アップグレードを実行すると、データがアクセス不可能になります。アップグレード時にデータにアクセスできなくてもかまわない場合は、 force オプションを使用してこの制約を無効にすることができます。

クラスタ アップグレード時の注意事項

クラスタをアップグレードする際、次の点に注意してください。

各ノードは一度に1つずつ更新されます。各I/Oグループの1つのノードが更新されたあと、I/Oグループの2番めのノードが更新されます。

更新中のノードは、I/OグループのI/Oアクティビティに関与しません。したがって、I/OグループのVディスクに対するI/Oアクティビティは、ホスト マルチパス ソフトウェアによって、そのI/Oグループのもう一方のノードに向けられます。ノードのアップグレード中、I/Oグループのもう一方のノードは、キャッシュのフラッシュを試行して、動作モードをライト スルーに変更します。このフラッシュが正常に終了する保証はありません。ノードのアップグレード中に、そのI/Oグループのもう一方のノードでエラーが発生すると、キャッシュに保管されていた変更済みデータの唯一の有効なコピーが消失する可能性があります。このリスクを許容できない場合は、ソフトウェア アップグレード中にI/Oアクティビティが発生しないように対策を講じる必要があります。

この手順では、各I/Oグループの最初のノードを更新してから2番めのノードを更新するまでの間に、30分の間隔が空きます。そうすることによって、ホスト マルチパス ソフトウェアが最初に更新されたノードへのパスを再検出する時間が与えられるので、2番めのノードが更新されるときも、アクセスが保たれています。

クラスタのすべてのノードが新しいコード レベルに正常に更新されるまで、更新は確定されません。

コード アップグレードが開始されると、イベント ログにエントリが作成されます。アップグレードが完了または失敗した時点で、さらに別のエントリが作成されます。

新しいソフトウェア レベルにアップグレードするために、設定ノードがダウンします。その結果、別のノードが新しい設定ノードになります。この時点で、ユーザはクラスタのIPアドレスに再接続する必要があります。

クラスタ アップグレードの実行


ステップ 1 クラスタの設定ノードで、 cluster name cluster-name upgrade svc-system コマンドを発行します。


ヒント クラスタに1つのノードしかないI/Oグループが含まれている場合には、このコマンドの最後でオプションのforceキーワードを使用します。


switch(svc)# cluster name SampleCluster upgrade svc-system scp://userc@171.69.16.22/auto/andusr/userc/hkrel/VegasSW/build/gdb.sb-avanti/isan/targetfs/m9000-ek9-csm-svc-mzg.1.3.x.bin
userc@171.69.16.22's password:
m9000-ek9-csm-svc-mz 100% |***************************************| 108 MB 01:23
 

設定ノードが次のチェックを実行するので、このプロセスは数分を要する場合があります。

新しいSVCソフトウェア イメージが、設定ノードで稼働中のスイッチ ソフトウェアおよびSVCソフトウェアに互換性があるかどうか。どちらかの互換性チェックが失敗した場合、クラスタ アップグレードが失敗し、適切なエラー メッセージが表示されます。

クラスタの他のノードが存在する各スイッチ上で稼働中のソフトウェアと、SVCソフトウェア イメージに互換性があるかどうか。

設定ノードはクラスタの各ノードからの互換性チェック結果を収集し、これらのチェックがすべて成功したかどうかを確認します。いずれかのノードがチェックに失敗していた場合、エラー メッセージとともに、クラスタの全ノードとすべてのチェック エラーを示したものが一覧表示されます。

クラスタの全ノードが同じレベルのコードを実行していて、すべてのノードが存在するかどうか。

新しいSVCソフトウェア イメージが、クラスタの全ノードに正常に送信されたかどうか。

ステップ1のすべてのチェックが成功した場合、アップグレード プロセスが開始されます。

ステップ 2 SVCコンフィギュレーション モードで次のどちらかのコマンドを発行し、クラスタ アップグレードが成功したかどうかを確認します。

show node local コマンド ― ノードのソフトウェア バージョンが、新しいノード ソフトウェア バージョンと一致しているかどうかを確認します。

show cluster SampleCluster nodevpd コマンド ― スーパバイザのsyslogに、ソフトウェア アップグレード完了イベント メッセージが含まれているかどうかを確認します。


 

クラスタ アップグレードの例

switch(svc)# show node local
-------------------------------------------------------------------------------
Config Cluster Node Sw
Node Cluster node status status version
-------------------------------------------------------------------------------
svc3/1 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc3/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc7/1 SampleCluster Yes active active 1.3(1)
svc7/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
 
 
switch(svc)# cluster name SampleCluster upgrade svc-system scp://userc@171.69.16.22/auto/andusr/userc/hkrel/VegasSW/build/gdb.sb-avanti/isan/targetfs/m9000-ek9-csm-svc-mzg.1.3.x.bin
userc@171.69.16.22's password:
m9000-ek9-csm-svc-mz 100% |***************************************| 108 MB 01:23

) クラスタのアップグレード プロセスが正常に開始されると、プロンプトが再び表示されます。


switch(svc)# show node local
-------------------------------------------------------------------------------
Config Cluster Node Sw
Node Cluster node status status version
-------------------------------------------------------------------------------
svc3/1 SampleCluster No active active 1.3(x)
svc3/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc8/1 SampleCluster Yes active active 1.3(1)
svc8/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
 

この例では、ノードsvc4/1の新しいSVCソフトウェア バージョンへのアップグレードが完了しています。


 

ノード追加時の自動アップグレード

クラスタ バージョンとは異なるSVCソフトウェア バージョンを実行しているノードをクラスタに追加すると、設定ノードは新しいノードにクラスタ ソフトウェアを自動的にダウンロードします。新しいノードを含むスイッチで稼働しているソフトウェアが、クラスタ ソフトウェアと互換性がなければ、ノードの追加は失敗します。

サービス モードでのアップグレード

クラスタが通常のソフトウェア アップグレードを受け付けない場合、サービス モードのソフトウェア アップグレードが代替手段になります。1つのノードをサービス アクセス モードにして、サービス モードでのソフトウェア アップグレードを実行します。これは、クラスタのすべてのノードをアップグレードする通常の方式とは対照的です。


注意 このアップグレード プロセスは、必ず、経験豊富なスイッチ管理者が、カスタマー サポートの指示に従うことができる場合のみ実行してください。

サービス モードで1つのノードをアップグレードする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 該当するノードで node svc slot/node servicemode コマンドを発行し、そのノードをサービス モードにします。

switch(svc)# node svc 7/2 servicemode
switch(svc)#
 

ステップ 2 SVCコンフィギュレーション モードで show node local コマンドを使用し、該当するノードが サービス モード になっていることを確認します。

switch1(svc)# show nodes local
-------------------------------------------------------------------------------
Node cluster config cluster node sw
node status status version
-------------------------------------------------------------------------------
svc3/1 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc3/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc7/1 SampleCluster Yes active active 1.3(1)
svc7/2 SampleCluster No unconfigured servicemode 1.3(1)
 

ステップ 3 node svc コマンドを使用し、アップグレードを開始します。

switch(svc)# node svc 7/2 upgrade svc-system scp://userc@171.69.16.22/auto/andusr/userc/hkrel/VegasSW/build/gdb.sb-avanti/isan/targetfs/m9000-ek9-csm-svc-mzg.1.3.x.bin
 

このコマンドによって、新しいSVCソフトウェア イメージが、稼働中のスイッチ ソフトウェアおよびSVCソフトウェアと互換性があるかどうかがチェックされます。

これらの互換性チェックに失敗すると、ノードのアップグレードが失敗し、対応するエラー メッセージが表示されます。

ステップ 4 SVCコンフィギュレーション モードで show node local コマンドを使用し、該当するノードが新しいノード ソフトウェアで動作していることを確認します。

switch1(svc)# show nodes local
-------------------------------------------------------------------------------
Node cluster config cluster node sw
node status status version
-------------------------------------------------------------------------------
svc3/1 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc3/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc7/1 SampleCluster Yes active active 1.3(1)
svc7/2 SampleCluster No active active 1.3(x)
 

) アップグレードが完了すると、ノードは自動的にサービス モードを終了します。



 

サービス モード アップグレードの例

switch(svc)# show nodes local
-------------------------------------------------------------------------------
Node cluster config cluster node sw
node status status version
-------------------------------------------------------------------------------
svc3/1 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc3/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc7/1 SampleCluster Yes active active 1.3(1)
svc7/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
 
switch(svc)# node svc 7/2 servicemode
switch(svc)# show nodes local
-------------------------------------------------------------------------------
Node cluster config cluster node sw
node status status version
-------------------------------------------------------------------------------
svc3/1 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc3/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc7/1 SampleCluster Yes active active 1.3(1)
svc7/2 SampleCluster No unconfigured servicemode 1.3(1)
 
switch(svc)# node svc 7/2 upgrade svc-system scp://userc@171.69.16.22/auto/andusr/userc/hkrel/VegasSW/build/gdb.sb-avanti/isan/targetfs/m9000-ek9-csm-svc-mzg.1.3.x.bin
 
switch(svc)# show nodes local
-------------------------------------------------------------------------------
Node cluster config cluster node sw
node status status version
-------------------------------------------------------------------------------
svc3/1 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc3/2 SampleCluster No active active 1.3(1)
svc7/1 SampleCluster Yes active active 1.3(1)
svc7/2 SampleCluster No active active 1.3(x)
 

スイッチ ソフトウェアのアップグレード

このアップグレードを実行するには、デュアル スーパバイザMDS 9500ディレクタが必要です。この手順は、スイッチ ソフトウェアだけをアップグレードします。クラスタのノード上で稼働しているSVCソフトウェアはアップグレードされません。

install all コマンドを使用して、スイッチに搭載されているモジュールとは無関係に、スイッチ ソフトウェアのアップグレードを実行します。

スイッチ アップグレードの実行

スイッチで自動的なソフトウェア アップグレードを実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 コンソール、Telnet、またはアクティブ スーパバイザのSSHポート経由で、スイッチにログインします。

ステップ 2 install all コマンドを使用して、アップグレードを実行します。

switch# install all system bootflash:system-image kickstart bootflash:kickstart-image
 

この時点で、次のイベントが発生します。

インストーラは、新しいスイッチ システム ソフトウェアが、CSM上の両方のノードおよびスイッチのすべてのCSMのSVCソフトウェアと互換性があるかどうかをチェックします。

システムにこれから行う変更について、次の情報が表示されます。

スイッチの各モジュールとの互換性の評価

アップグレードの評価

モジュール バージョンの比較

この情報の例は、「スイッチ アップグレードの例」を参照してください。

コマンドの作用について確認したあと、次のプロンプトで、続行するか、それともキャンセルするかを選択できます(デフォルトは no です)。

Do you want to continue y/n?[n] :y
 

ステップ 3 アップグレードを続行する場合は y 、キャンセルする場合は n を選択します。

y:各CSMモジュールが1つずつアップグレードされます。アップグレードするたびに30分の間隔が空くので、ダウンするI/Oグループのノードはどの時点でも1つだけになります。その結果、ホスト マルチパス ソフトウェアが、最初に更新されたノードのあるモジュールへのパスを再検出する時間が与えられます。

互換性に関する警告が表示された場合、互換性のないCSMノードはアップグレード後にシャットダウンされます。

互換性に関する警告が表示されなかった場合、CSMノードがアップグレードされます。

n:インストレーション プロセスを打ち切ります。

ステップ 4 スイッチ コンソールを終了し、新しい端末セッションをオープンし、 show module コマンドを使用して、アップグレードされたスーパバイザ モジュールを表示します。


 

スイッチ アップグレードの例

switch# install all system scp://usery@171.69.16.22/auto/vwsvkd/usery/m9500-sf1ek9-mzg.1.3.x.bin
For scp://usery@171.69.16.22, please enter password:
 
Copying image from scp://usery@171.69.16.22/auto/vwsvkd/usery/m9500-sf1ek9-mzg.1.3.x.bin to bootflash:///m9500-sf1ek9-mz
.1.3.x.bin.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Verifying image bootflash:///b96d
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Verifying image bootflash:///m9500-sf1ek9-mzg.1.3.x.bin
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “svclc” version from image bootflash:///m9500-sf1ek9-mzg.1.3.x.
in.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “slc” version from image bootflash:///m9500-sf1ek9-mzg.1.3.x.bi
.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “system” version from image bootflash:///m9500-sf1ek9-mzg.1.3.x
bin.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “kickstart” version from image bootflash:///b96d.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Extracting “loader” version from image bootflash:///b96d.
[####################] 100% -- SUCCESS
 
Compatibility check is done:
Module bootable Impact Install-type Reason
------ -------- -------------- ------------ ------
2 yes disruptive reset To be installed sys image is incompatible with node 1 running image
2 yes disruptive reset To be installed sys image is incompatible with node 2 running image
 
Images will be upgraded according to following table:
Module Image Running-Version New-Version Upg-Required
------ ---------- -------------------- -------------------- ------------
1 slc 1.3(1) 1.3(x) yes
1 bios v1.0.8(08/07/03) v1.1.0(10/24/03) yes
 
2 svclc 1.3(1) 1.3(x) yes
2 svcsb 1.3(3) 1.3(3) no
2 svcsb 1.3(3) 1.3(3) no
2 bios v1.0.8(08/07/03) v1.1.0(10/24/03) yes
 
3 svclc 1.3(1) 1.3(x) yes
3 svcsb 1.3(1) 1.3(1) no
3 svcsb 1.3(1) 1.3(1) no
3 bios v1.0.8(08/07/03) v1.1.0(10/24/03) yes
 
5 system 1.3(1) 1.3(x) yes
5 kickstart 1.3(1) 1.3(1) no
5 bios v1.0.8(08/07/03) v1.1.0(10/24/03) yes
5 loader 1.2(2) 1.2(2) no
 
6 system 1.3(1) 1.3(x) yes
6 kickstart 1.3(1) 1.3(1) no
6 bios v1.0.8(08/07/03) v1.1.0(10/24/03) yes
6 loader 1.2(2) 1.2(2) no
 
7 svclc 1.3(1) 1.3(x) yes
7 svcsb 1.3(1) 1.3(1) no
7 svcsb 1.3(1) 1.3(1) no
7 bios v1.0.8(08/07/03) v1.1.0(10/24/03) yes
 
Do you want to continue with the installation (y/n)? [n] y
 

注意 このプロンプトでyesを入力すると、スイッチのアップグレードが続行されます。ノード2/1および2/2で稼働しているソフトウェアに互換性がないため、スイッチオーバー後にノード2/1および2/2がシャットダウンされます。一方、ノード3/1、3/2、7/1、および7/2については警告メッセージが表示されていないので、これらのノードはアップしたままです。


ヒント 複数のスイッチにまたがるクラスタの場合、すべてのスイッチで同じバージョンのスイッチ ソフトウェアを実行することを推奨します。マルチスイッチ環境でスイッチ ソフトウェアをアップグレードするときは、一度に1台ずつスイッチをアップデートしてください。


CSMの交換

CSMを交換するときは、新しいCSMが有効なnWWNおよびpWWNを使用していることを確認する必要があります。新しいCSMを以前とは別のスロットに取り付けることもできますし、同じスロットに取り付けることもできます。この選択によって、CSMの交換手順が違います。


ヒント サーバおよびコントローラを再設定する必要がないようにするため、交換用ノードを交換されるノードと同じnWWNおよびpWWNに設定することを推奨します。ここで説明する手順は、この推奨事項に従っています。



注意 交換用ノードに、クラスタに関与していた以前のノードと同じnWWNまたはpWWNを設定する場合、交換されるノードと同じI/Oグループおよび同じクラスタにそのノードを追加する必要があります。(交換されるノードと)同じnWWNまたはpWWNを持つノードを別のI/Oグループまたはクラスタに追加すると、データが破損する可能性があります。詳細については、『IBM TotalStorage Subsystem Device Driver User's Guide』を参照してください。

交換用ノードに新しいnWWNまたはpWWNを設定している場合には、クラスタにノードを追加したあと、次のステップを追加して実行します。


ステップ 1 回復プロセスの終わりで、SDD手順に従って新しいパスを検出し、各Vパスが正しいパスの数を表示していることを確認します。詳細については、『 IBM TotalStorage Subsystem Device Driver User's Guide 』を参照してください。

ステップ 2 さらに、ディスク コントローラの設定を変更しなければならない場合があります。コントローラがマッピング技法によってRAIDアレイまたはパーティションをクラスタに提示している場合、ノードのnWWNまたはpWWNが変更されているので、クラスタに属するポート グループを変更する必要があります。


 

CSMを交換するために必要な前提作業


ステップ 1 show nodes local コマンドおよび show interface svc slot/node コマンドを使用して、CSM上の各ノードに関する次の情報を取得します。

CSMの搭載先スロット番号

CSM上でのノード番号(1または2)

ノード名 ― デフォルトの名前が使用されていた場合、同じノード名を保つことはできません。

このノードが属するクラスタ(名)

このノードが属するI/Oグループ

該当するnWWNおよびpWWN

ノードの現在のソフトウェア バージョン

この情報を記録しておき、すぐに取り出すことができる場所に保管してください。CSMの交換後、ソフトウェアをアップグレードするときに、この情報を使用します。

ステップ 2 ノードが動作していないことを確認します。

ステップ 3 このノードを削除する前に、I/Oグループのもう一方のノードが正常に動作していることを確認します。

ステップ 4 交換されるノードをクラスタから削除します。


 

CSMを同じスロットに取り付ける場合

Cisco MDS 9500シリーズ スイッチまたはCisco MDS 9216スイッチの同じスロットでCSMを別のCSMに交換する場合、新しいCSMの両方のインターフェイスに同じnWWNおよびpWWNが自動的に割り当てられます。交換後の設定作業は不要です。


注意 交換用ノードに交換されるノードと同じnWWNおよびpWWNが割り当てられている場合、そのノードは前と同じI/Oグループおよびクラスタに追加してください。そうしないと、データが破損する可能性があります。ノードが以前、どのI/Oグループおよびクラスタに属していたか不明の場合には、リセラー(該当する場合)またはカスタマー サービスまでご連絡ください。

同じシャーシの同じスロットでCSMを別のCSMに交換し、かつ 以前と同じnWWNおよびpWWNを保持したくない場合 、次の手順に従ってください。


ステップ 1 Cisco MDS 9216 Switch Hardware Instration Guide』または『 Cisco MDS 9500 Series Hardware Installation Guide 』に記載された手順に従って、CSMをスロットから取り外します。

ステップ 2 svc purge-wwn module コマンドを使用して、元のスロットからnWWNおよびpWWNを削除します。このコマンドは、モジュールを取り外したあとで実行するか、またはモジュールの電源をオフにした状態で実行します。

switch# svc purge-wwn module <slot-num>
 

古いnWWNおよびpWWNはシステムから消去され、このシャーシで再び割り当てられることはありません。

ステップ 3 Cisco MDS 9216 Switch Hardware Instration Guide』または『 Cisco MDS 9500 Series Hardware Installation Guide 』に記載された手順に従って、新しいCSMを同じスロットに取り付けます。新しいCSM上のインターフェイスは、新しいnWWNおよびpWWNを持つようになります。


 

CSMを別のスロットに取り付ける場合

CSMを同じシャーシまたは別のシャーシの別のスロットのCSMに交換し、同じnWWNおよびpWWNを保持する場合は、次の手順に従います。


ステップ 1 CSMを取り外す前に、CSMのnWWN値およびpWWN値を記録しておきます。

ステップ 2 Cisco MDS 9216 Switch Hardware Instration Guide』または『 Cisco MDS 9500 Series Hardware Installation Guide 』に記載された手順に従って、CSMをスロットから取り外します。

ステップ 3 次のコマンドを使用して、元のスロットからnWWNおよびpWWNを削除します。このコマンドは、モジュールを取り外したあとで実行するか、またはモジュールの電源をオフにした状態で実行します。

switch# svc purge-wwn module <slot-num>
 

古いnWWNおよびpWWNはシステムから消去され、このシャーシで再び割り当てられることはありません。

ステップ 4 Cisco MDS 9216 Switch Hardware Instration Guide』または『 Cisco MDS 9500 Series Hardware Installation Guide 』に記載された手順に従って、新しいCSMを希望するスロットに取り付けます。

ステップ 5 モジュールが初期化されるまで待ちます。

ステップ 6 交換されたノードと一致するように、VSANのイニシエータ、ターゲット、および管理Nポートの設定を行います。

switch# config t
switch (config)# interface svc new-slot-num / node-num
switch (config-if)# initiator vsan vsan-id
switch (config-if)# target vsan vsan-id
switch (config-if)# mgmt vsan vsan-id
 

ステップ 7 次のコマンドを使用して、モジュール上の2つのインターフェイスのnWWN値およびpWWN値を設定します。

switch (config-if)# shutdown
switch (config-if)# nwwn saved-nwwn-value
switch (config-if)# initiator vsan vsan-id pwwn saved-pwwn-value
switch (config-if)# target vsan vsan-id pwwn saved-pwwn-value
switch (config-if)# mgmt vsan vsan-id pwwn saved-pwwn-value
 

ヒント 関与しているSVCインターフェイスをシャットダウンしてから、WWNを設定する必要があります。


ステップ 8 reload module slot-number コマンドを使用してCSMをリロードし、新しいnWWNを有効にします。


 

交換後の確認

交換後の確認を行う手順は、次のとおりです。


ステップ 1 show nodes local コマンドを使用して、CSM上のノードが正常に初期化されたかどうかを確認します。

ノードが初期化されない場合、交換用CSM上のノードのソフトウェア バージョンが、スイッチ上で稼働しているバージョンと互換性がない可能性があります。

ステップ 2 ノードが初期化されるまで待ちます。

ステップ 3 ノードを対応するクラスタに追加します(「CSMソフトウェアのアップグレード」を参照)。


ヒント 以前のノードがデフォルト名を使用していた場合、新しいノードにそのデフォルト名を割り当てることはできません。以前のノードに特定の名前を割り当てていた場合、新しいノードに同じ名前を割り当てることができます。



) 交換したノードのノードIDは、交換されたノードのノードIDとは異なります。


ステップ 4 ホスト システムのSDD管理ツールを使用して、すべてのパスがオンラインであることを確認します。