Cisco MDS 9000 ファミリー Fabric Manager クイック コンフィギュレーション ガイド
概要
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発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

概要

Fabric Manager の概要

VSAN、インターフェイス、ゾーン、およびゾーン セットの概要

概要

『Cisco MDS 9000 ファミリ Fabric Manager クイック コンフィギュレーション ガイド』の主な目的は、Cisco Fabric Manager の Graphical User Interface(GUI; グラフィカル ユーザ インターフェイス)を使用して Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチの設定を開始することです。

図1-1 に、このマニュアルの構成に関する概要、およびファブリックの構築と設定で使用される主な手順を説明するフローチャートを示します。

図1-1 構築および設定のフローチャート

 

作業プロセスの最初では、ハードウェアを設置し、CLI を使用してスイッチの初期設定を行います。次に、Cisco Fabric Manager をインストールし、それを使用してファブリック作成の最小要件である VSAN、インターフェイス、ゾーン、およびゾーン セットの設定を行います。


) スイッチの設定後に、追加の設定作業を CLI を使用して行うことを選択する場合は、『Cisco MDS 9000 Family Configuration Guide』を参照してください。


この章の内容は、次のとおりです。

「Fabric Manager の概要」

「VSAN、インターフェイス、ゾーン、およびゾーン セットの概要」

Fabric Manager の概要

Fabric Manager にはネットワーク ファブリックをリアルタイムで表示するグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)が装備されており、ユーザは Cisco MDS 9000 ファミリのデバイスおよびサードパーティ製スイッチの設定を管理できます。Fabric Manager では、CLI の代わりとなる、ほとんどのスイッチ コンフィギュレーション コマンドを実行できます。

Fabric Manager には、Fabric Manager Client、Fabric Manager Server、Device Manager、Performance Manager、および Fabric Manager Web Server などの管理アプリケーションが含まれます。Fabric Manager のさまざまな管理コンポーネントの詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide 』を参照してください。

Fabric Manager Server は、Fabric Manager を実行する前に起動しておく必要があります。Windows PC では、Fabric Manager Server はサービスとしてインストールされます。このサービスを管理するには、Windows のコントロール パネルの[サービス]アプレットを使用します。Fabric Manager Server では、物理および論理ファブリックの検出や、SNMP トラップ、Syslog メッセージ、および Performance Manager しきい値イベントの待ち受けを行います。

Fabric Manager をインストールする方法については、「Fabric Manager のインストール」を参照してください。Fabric Manager Client の使用方法の詳細については、「Fabric Manager Client」を参照してください。

VSAN、インターフェイス、ゾーン、およびゾーン セットの概要

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチを起動および稼働させるために必要な最小の構成要素は、VSAN、インターフェイス、ゾーン、およびゾーン セットです。

VSAN(仮想 SAN)では、従来の SAN の復元力、安全性、費用効率、および管理方法を超えた拡張が可能です。VSAN を使用すると、大規模な統合ファブリックを構築する一方で、必要なセキュリティおよび現在ゾーン分割により提供されている以上のアプリケーション間の分離を維持できます。VSAN では、同一の冗長物理インフラストラクチャ上に、複数の仮想ファブリックを作成できます。

インターフェイスによって、スイッチは 1 つのデータ リンクから別のリンクにフレームをリレーできます。フレーム リレーを行うには、フレームが送受信されるインターフェイスの特性を定義する必要があります。設定されるインターフェイスは、ファイバ チャネル インターフェイス、管理インターフェイス(mgmt0)、または VSAN インターフェイスになります。

ファイバ チャネル ファブリック内のゾーン分割サービスでは、同じファブリックを共有するデバイス間でのセキュリティが提供されます。このサービスの主な目的は、特定のデバイスがファブリック内の他のデバイスにアクセスするのを防止することです。ネットワーク上にはさまざまなタイプのサーバおよびストレージ デバイスがあるため、厳格なセキュリティが要求されます。たとえば、オペレーティング システムが異なっている可能性がある他のホストによって使用されているディスクに、ホストがアクセスしようとした場合、そのディスク上のデータは破損する可能性があります。SAN 内にある重要なデータの破損を防止するには、ゾーン分割によって、どのデバイス(ホスト)がどのターゲットと通信できるかを決定するセキュリティ マップを重層化し、データ損失のリスクを減らします。

MDS 9000 ファミリ製品の VSAN とゾーン分割機能により、SAN 設計者は、安全で管理可能なネットワーク環境を構築すると同時に、スイッチング ハードウェアの使用およびコストを最適化できます。VSAN は、冗長物理 SAN インフラストラクチャを、独立したファイバ チャネル ファブリック サービスのセットを持つ複数の仮想 SAN アイランドに分割するために使用されます。各 VSAN で独立したファイバ チャネル サービスのセットをサポートすることにより、VSAN 対応のインフラストラクチャでは、多数のアプリケーションを使用しても、これらの仮想環境間でファブリック リソースまたはイベントが競合することはありません。物理ファブリックが分割されると、次にゾーン分割によって各 VSAN 内にセキュリティ配置が実装されます。このセキュリティ配置は、各 VSAN 内にある個々のアプリケーションのニーズに合わせて調整されています。

VSAN は、最初に、共通の物理トポロジ内にある分割されたファブリックとして作成されます。VSAN が作成されると、各 VSAN 内で個別の一意なゾーン セットを必要に応じて適用することができます。

VSAN、インターフェイス、ゾーン、およびゾーン セットの設定の詳細については、「VSAN および インターフェイスの設定」および「ゾーンおよびゾーン セットの設定」を参照してください。