Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
Cisco MDS 9020 スイッチの接続
Cisco MDS 9020 スイッチの接続
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

Cisco MDS 9020 スイッチの接続

ネットワーク接続の準備

コンソール ポートの接続

10/100 イーサネット管理ポートの接続

ファイバ チャネル ポートの接続

SFP トランシーバの取り外しおよび取り付け

SFP トランシーバの取り付け

SFP トランシーバの取り外し

SFP トランシーバのケーブルの取り外しおよび取り付け

SFP トランシーバへのケーブルの取り付け

SFP トランシーバからのケーブルの取り外し

SFP トランシーバおよび光ファイバ ケーブルのメンテナンス

Cisco MDS 9020 スイッチの接続

Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチには、次のタイプのポートがあります。

コンソール ポート(インターフェイス モジュール)-ローカル管理用の接続に使用する RS-232 ポートです。

MGMT 10/100 イーサネット ポート―CLI またはファブリック マネージャなどから IP アドレスによってスイッチにアクセスし、管理するときに使用するイーサネット ポートです。

ファイバ チャネル ポート―SAN への接続に使用するファイバ チャネル ポートです。

この章では、Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチの各種コンポーネントを接続する方法について説明します。次の内容を取り上げます。

「ネットワーク接続の準備」

「コンソール ポートの接続」

「10/100 イーサネット管理ポートの接続」

「ファイバ チャネル ポートの接続」

ネットワーク接続の準備

Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチのネットワーク接続を準備するときは、各インターフェイス タイプについて次の事項を考慮してください。

各インターフェイス タイプに必要なケーブル

各信号タイプの距離制限

必要な他のインターフェイス機器

コンポーネントを取り付ける前に、追加の外部装置とケーブルをすべて揃えてください。

コンソール ポートの接続

ここでは、RS-232 コンソール ポートを PC に接続する方法を説明します。 コンソール ポートを使用すると、次の機能を実行できます。

CLI からのスイッチの設定

ネットワークの統計情報およびエラーのモニタ

SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェント パラメータの設定

ソフトウェア アップデートのスイッチへのダウンロード、またはフラッシュ メモリに常駐しているソフトウェアイメージの接続されたデバイスへの配布

図3-1 に、フロント パネルにあるコンソール ポートを示します。

図3-1 コンソール ポート

 

 

1

コンソール ポート

Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチにローカルで管理アクセスするために、スイッチに付属のコンソール ケーブルを使用して、PC シリアル ポートをスイッチ コンソール ポートへ接続できます。 コンソール ケーブル(または、ロール オーバー ケーブル)は、ヌルモデム DB9 ケーブルです。


PC は、VT100 端末エミュレーションをサポートしている必要があります。 端末エミュレーション ソフトウェア(通常は、HyperTerminal Plus などの PC アプリケーション)は、セットアップおよび設定時の Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチと PC 間の通信を可能にします。


コンソール ポートを PC に接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 PC 端末エミュレーション プログラムのボーレートとキャラクタ形式を、次に示す管理ポートのデフォルト特性と一致するように設定します。

9600 ボー

8 データ ビット

1 ストップ ビット

パリティなし

フロー制御: なし

ステップ 2 ヌルモデム DB9 ケーブルを、スイッチ コンソール ポートから PC シリアル ポートへ接続します。


 

10/100 イーサネット管理ポートの接続

自動感知 10/100 イーサネット管理ポートは、フロント パネルの左側で、コンソール ポートの右側にあります。 このポートは、Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチのアウトオブバンド管理に使用されます。 モジュラ式の RJ-45 ストレート UTP ケーブルを使用して、10/100 イーサネット管理ポートを外部ハブ、スイッチ、およびルータに接続します。 デフォルトの IP アドレスは、10.0.0.1 です。

ファイバ チャネル ポートの接続

ファイバ チャネル ポートは、LC タイプ光ファイバ SFP トランシーバおよびケーブルに対応しています。 Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチは、SFP トランシーバ用のファイバ チャネル プロトコルをサポートします。 各トランシーバはケーブルの反対側のトランシーバと一致している必要があります。信頼性のある通信を行うには、規定長を超えるケーブルは使用しないでください。 サポートされる SFP トランシーバのリストについては、 『Release Notes for Cisco MDS 9020 Fabric Switch for FabricWare Release 2.1(2)』 を参照してください。 SFP トランシーバは、個別に、または Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチと一緒に発注することができます。


警告 クラス 1 レーザー製品です。



警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。 レーザー光を凝視したり、光機器を使用して直視したりしないでください。



注意 トランシーバを取り扱うときは、シャーシに接続された静電気防止用リスト ストラップを着用してください。 未使用の光コネクタには必ずカバーを取り付け、コネクタの先端には触れないでください。 光ファイバ コネクタに、埃、油などの汚染物質が付着しないようにしてください。

ここでは、次の内容について説明します。

「SFP トランシーバの取り外しおよび取り付け」

「SFP トランシーバのケーブルの取り外しおよび取り付け」

「SFP トランシーバおよび光ファイバ ケーブルのメンテナンス」

SFP トランシーバの取り外しおよび取り付け


注意 SFP トランシーバの取り付けおよび取り外しを行うと、耐用年数が短くなります。 SFP トランシーバの取り外しおよび取り付けは、必要以上に行わないでください。 SFP トランシーバの取り付けまたは取り外しを行う際は、ケーブルやトランシーバの破損を防止するため、ケーブルを抜いた状態で行うことを推奨します。


) Cisco MDS 9020 ファブリック には、Cisco SFP トランシーバだけを使用してください。 各 Cisco SFP トランシーバには、その SFP トランシーバがスイッチの要件を満たしているかどうかをスイッチで確認できるように、モデル情報がコード化されています。


Cisco MDS 9020 ファブリック スイッチは、次の 2 種類のラッチ デバイスの付いた SFP トランシーバをサポートしています。

マイラー タブ ラッチ(図3-2を参照)

ベールクラスプ ラッチ(図3-3を参照)

図3-2 マイラー タブ ラッチ付きの SFP トランシーバ

 

図3-3 ベールクラスプ ラッチ付きの SFP トランシーバ

 

SFP トランシーバの取り付け

SFP トランシーバを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用して、使用法に従います。


注意 トランシーバが取り付けにくい場合は、トランシーバの向きと、タブやクラスプの位置が正しいかどうかを確認してください。

ステップ 2 ポート ケージのダスト カバーを外します。

ステップ 3 トランシーバのポート側のダスト カバーを外します。

ステップ 4 トランシーバをポートに差し込みます。

マイラー タブ ラッチ付きのトランシーバの場合、タブが下にくるようにし、ポートにしっかりはまるまでトランシーバをゆっくり差し込みます。

ベールクラスプ ラッチ付きのトランシーバの場合、ベールクラスプが下になるようにし、ベールクラスプを持ち上げてトランシーバの上部で閉じてから、ポートにしっかりはまるまでトランシーバをゆっくり差し込みます。

ステップ 5 トランシーバにケーブルが接続されていない場合、トランシーバのケーブル側にダスト プラグを挿入するか、またはそのままにします。


 

SFP トランシーバの取り外し

SFP トランシーバを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用して、使用法に従います。

ステップ 2 トランシーバにケーブルが接続されている場合、次の手順を実行します。

a. あとで参照するために、ケーブルとポートの接続を記録しておきます。

b. ケーブルのリリース ラッチを押し、コネクタの接続部付近をつかんで、コネクタをトランシーバからゆっくり引き抜きます。

c. ケーブルのコネクタにダスト プラグを挿入します。

d. ダスト プラグを、トランシーバのケーブル側に差し込みます。


ヒント トランシーバが容易に外せない場合、次の手順で一度トランシーバを押し戻して、ラッチが正しい位置にあるかどうか確認してください。

ステップ 3 トランシーバをポートから取り外します。

マイラー タブ ラッチ付きのトランシーバの場合、タブをまっすぐに(ひねらずに)ゆっくり引張り、ポートからトランシーバを抜き取ります。

ベールクラスプ ラッチ付きのトランシーバの場合、下方向にクラスプを押し開き、ポートからトランシーバを抜き取ります。


) ベールクラスプ付きの SFP トランシーバを取り外しにくい場合、一旦ベールクラスプを上の位置に戻して SFP を再固定し、SFP をケージの内側に向かって上向きに押します。 次に、ベールクラスプを下げ、SFP に軽く上向きの力をかけながら引き出します ((図3-4を参照)。このとき、ポート ケージを傷つけないよう注意してください。


図3-4 ベールクラスプ付き SFP トランシーバの別の取り外し方法

 

ステップ 4 トランシーバを工場に返送する場合、トランシーバのポート側にダスト カバーを挿入し、トランシーバを静電気防止用マットの上に置くか、または静電気防止袋に入れます。

ステップ 5 別のトランシーバが取り付けられていない場合、オプティカル ケージにきれいなカバーを挿入して保護します。


 

SFP トランシーバのケーブルの取り外しおよび取り付け


注意 光ファイバ ケーブルの損傷を防ぐために、ケーブルに定格制限値を超える張力をかけないでください。また、ケーブルに張力がかかっていない場合でも、ケーブルを半径 1 インチ未満に曲げないでください。ケーブルに張力がかかっている場合は、半径 2 インチ未満に曲げないでください。

SFP トランシーバへのケーブルの取り付け


注意 ケーブルやトランシーバの破損を防止するため、トランシーバへのケーブルの取り付けは、トランシーバをポートに設置してから行ってください。

トランシーバにケーブルを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用して、使用法に従います。

ステップ 2 ケーブルのコネクタのダスト カバーを外します。

ステップ 3 トランシーバのケーブル側のダスト カバーを外します。

ステップ 4 ケーブル コネクタをトランシーバに合わせ、しっかりはまるまでコネクタをトランシーバに差し込みます(図3-5を参照)。

図3-5 ファイバ チャネル ポートへの LC タイプ ケーブルの接続

 


注意 ケーブルが取り付けにくい場合、ケーブルの向きを確認してください。

接続の確認方法については、 『Cisco MDS 9020 Fabric Switch Configuration Guide and Command Reference』 を参照してください。


 

SFP トランシーバからのケーブルの取り外し


注意 トランシーバからケーブルを引き抜くときは、ケーブルのコネクタ部分を持ってください。 コネクタの光ファイバ ケーブル端子が損傷することがあるので、ジャケット スリーブを持って引っ張らないでください。


注意 ケーブルが抜けにくい場合は、ケーブルのラッチが外れているかどうか確認してください。

ケーブルを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用して、使用法に従います。

ステップ 2 ケーブルのリリース ラッチを押し、コネクタの接続部付近をつかんで、コネクタをトランシーバからゆっくり引き抜きます。

ステップ 3 ダスト プラグを、トランシーバのケーブル側に差し込みます。

ステップ 4 ダスト プラグを、ケーブル端に差し込みます。


 

SFP トランシーバおよび光ファイバ ケーブルのメンテナンス

高精度の信号を維持し、コネクタの損傷を防ぐためには、SFP トランシーバおよび光ファイバ ケーブルを常に埃のない清潔な状態に保つ必要があります。 減衰(光損失)は汚れによって増加します。減衰量は 0.35 dB 未満でなければなりません。

メンテナンスのガイドライン:

SFP トランシーバは静電気に敏感です。 ESD(静電気放電)による損傷を防止するために、シャーシに接続している静電気防止用リスト ストラップを着用してください。

トランシーバの取り外しおよび取り付けは、必要以上に行わないでください。 取り付けおよび取り外しを頻繁に行うと、耐用年数が短くなります。

未使用の光接続端子には、必ずカバーを取り付けてください。 埃が付着した場合には、埃によって光ファイバ ケーブルの先端が傷つかないように、使用前に清掃してください。

コネクタの先端には手を触れないでください。 これは、コネクタが指紋などで汚れるのを防ぐためです。

定期的に清掃してください。必要な清掃の頻度は、設置環境によって異なります。 また、埃が付着したり、誤って手を触れた場合には、コネクタを清掃してください。 ウェット クリーニングやドライ クリーニングが効果的です。設置場所の光ファイバ接続清掃手順に従ってください。

埃が付着していないこと、および損傷していないことを定期的に確認してください。 損傷している可能性がある場合には、清掃後に顕微鏡を使用してファイバの先端を調べ、損傷しているかどうかを確認してください。