Cisco SCE8000 GBE ソフトウェア コンフィギュ レーション ガイド
コマンド ライン インターフェイス
コマンド ライン インターフェイス
発行日;2012/02/04 | 英語版ドキュメント(2012/02/01 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

コマンド ライン インターフェイス

概要

許可およびコマンドのモード レベル(階層)

CLI の許可レベル

CLI コマンド モード階層

プロンプト表示

許可レベルとコマンド モードの操作

「do」コマンド:終了しないコマンドの実行

CLI ヘルプ機能

部分的なヘルプ

引数のヘルプ

ナビゲーション機能およびショートカット機能

コマンド履歴

キーボード ショートカット

Auto-Completion

FTP ユーザ名およびパスワード

コマンド出力の管理

画面表示のスクロール

コマンド出力のフィルタリング

ファイルへのコマンド出力のリダイレクト

CLI スクリプトの作成

コマンド ライン インターフェイス

概要

この章では、SCE プラットフォームの Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)、その階層構造、許可レベル、およびヘルプ機能の使用方法について説明します。CLI は、SCE プラットフォームの管理インターフェイスの 1 つです。

CLI には、Telnet セッションでアクセスすることも、SCE プラットフォームの前面パネルにあるコンソール ポート経由で直接アクセスすることもできます。Telnet セッションを開始する場合、ユーザ EXEC モード(最も単純なユーザ レベル)で開始します。

SCE プラットフォームは、最大 11 つの同時 CLI セッション(5 つは Telnet 接続から開始、5 つは SSH 接続経由、1 つはコンソール ポートから開始)をサポートしています。

「許可およびコマンドのモード レベル(階層)」

「CLI ヘルプ機能」

「ナビゲーション機能およびショートカット機能」

「コマンド出力の管理」

「CLI スクリプトの作成」

許可およびコマンドのモード レベル(階層)

CLI を使用する場合、ナビゲートするために理解する必要がある重要な概念が 2 つあります。

許可レベル:実行できるコマンドのレベルを示します。単純な許可レベルを持つユーザは、システム内の一部の情報のみを表示できますが、より高いレベルの管理者は、実際に設定に変更を加えることができます。

このマニュアルでは、Admin 許可レベル以下のコマンドについて説明します。

コマンド階層レベル:コマンドを開始する状況について説明します。コマンドは、カテゴリに分けられ、カテゴリのコンテキスト内でのみ各コマンドを実行できます。たとえば、ラインカードに関連するパラメータを設定するには、ラインカード インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始する必要があります(「CLI コマンド モード階層」を参照)。

次のセクションでは、使用可能な許可レベルとコマンド階層レベル、各レベル内での操作方法について説明します。

画面上のプロンプトは、許可レベルとコマンド階層レベルの両方に加えて、割り当てられたホスト名を示します。


) このマニュアルでは、SCE がホスト名の例として使用されます。


CLI の許可レベル

SCE プラットフォームには、ユーザのアクセス権を表す 4 つの許可レベルがあります。SCE プラットフォームに初めて接続する場合、最も基本的な User 許可レベル(最低限の機能を許可)が自動的に与えられます。

システムを監視するには Viewer 許可が必要ですが、SCE プラットフォームで管理機能を実行するには Admin 許可または Root 許可が必要です。高いレベルの許可にアクセスするには、後述するように、適切なパスワードでログインします。

各許可レベルでは、そのレベルにのみ許可されているコマンドに加え、それより低い許可レベルのコマンドをすべて使用できます。

許可レベルに関連する CLI コマンドは、次のとおりです。

enable

disable

各許可レベルには、対応する値(番号)があります。CLI コマンドを使用する場合は、レベル名ではなく、 表 2-1 に示す番号を使用します。

 

表 2-1 許可レベル

レベル
説明
プロンプト

User

パスワードが必要です。このレベルでは、基本的な操作機能を使用できます。

0

>

Viewer

パスワードが必要です。このレベルでは、監視機能を使用できます。Viewer 許可レベルでは、パスワード情報を表示するコマンドを除き、すべての show コマンドを使用できます。

5

>

Admin

パスワードが必要です。一般の管理者向けのもので、Admin 許可レベルによって、SCE プラットフォームの設定と管理が有効になります。

10

#

Root

パスワードが必要です。テクニカル分野の技術者向けのもので、Root 許可レベルによって、デバッグおよび障害の回復などを含むすべての高度な設定が有効になります。Root レベルはテクニカル エンジニアだけが使用します。

15

#>

CLI コマンド モード階層

すべての CLI コマンドのセットは、コマンドのタイプに応じて、階層順にグループ化されています。階層における最初の 2 つのレベルは、ユーザ EXEC モードと特権 EXEC モードです。この 2 つのモードは、非コンフィギュレーション モードであり、使用可能なコマンドのセットによって、SCE プラットフォームのモニタ、ファイル システムの操作、および他の操作が有効になります。これらはすべて、SCE プラットフォームの設定を変更できません。

階層における次のレベルは、グローバル コンフィギュレーション モードとインターフェイス コンフィギュレーション モードです。この 2 つのモードは、SCE プラットフォームとそのインターフェイスのグローバル コンフィギュレーションを制御するコマンドのセットを保持しています。再起動の際に、SCE プラットフォームが保存された設定を復元するように、このモードのコマンドで設定されたパラメータがすべてスタートアップ設定に保存されている必要があります。

表 2-2 に、使用できる CLI モードを示します。

 

表 2-2 CLI モード

モード
説明
レベル
プロンプト表示

ユーザ EXEC

最初のモード。システムを監視することもできます(show コマンド)。

User/Viewer

SCE>

特権 EXEC

ファイル システムの操作、および基本的なパラメータの制御などの一般的な管理(SCE プラットフォームの設定を変更しません)。

Admin

Root

SCE#

SCE#>

グローバル コンフィギュレーション

DNS、ホスト名、およびタイム ゾーンなどの一般的なシステム パラメータの設定。

Admin

Root

SCE(config)#

SCE(config)#>

インターフェイス コンフィギュレーション

次のインターフェイス モードに関する特定のシステム インターフェイス パラメータの設定。

ラインカード インターフェイス

管理インターフェイス

特定のトラフィック インターフェイス

Admin

Root

SCE(config if)#

SCE(config if)#>

インターフェイス範囲コンフィギュレーション

トラフィック インターフェイスの範囲の設定。

Admin

Root

SCE(config if range)#

SCE(config if range)#>

ライン コンフィギュレーション

アクセス リストなどの Telnet 回線の設定。

Admin

Root

SCE(config-line)#

SCE(config-line)#>

システムにログインする場合、User 許可レベルが与えられているので、ユーザ EXEC モードを開始します。許可レベルを Viewer に変更しても、モードは変更されません。許可レベルを Admin に変更すると、特権 EXEC モードに自動的に移行します。あるコンフィギュレーション モードに移行するには、そのモードに固有のコマンドを入力する必要があります。

各モードで使用可能なコマンドのリストは、プロンプトの最後に疑問符(?)を入力して表示できます。

図 2-1 に、CLI モードの階層構造、モードを開始および終了するために使用する CLI コマンドを示します。

図 2-1 CLI コマンド モード

 

次のコマンドは、グローバル コンフィギュレーション モードから特定のコンフィギュレーション モードに移行するときに使用します。

E1: interface Linecard 0

E2: interface GigabitEthernet 1/1

E3:

SCE8000 GBE: interface GigabitEthernet 3/0/0-3/0/7 3/1/0-3/1/7

SCE8000 10GBE: interface Ten GigabitEthernet 3/0/0 3/1/0 3/2/0 、または 3/3/0

E4:

SCE8000 GBE: interface range GigabitEthernet 3/<bay-range (0 | 1 | 0-1)>/<port-range(0 ~ 7 の任意の範囲)>

SCE8000 10GBE: interface range Ten GigabitEthernet 3/<bay-range(0 ~ 3 の任意の範囲)>/0

E5: line vty 0


) 最大 5 つの同時 Telnet 接続がサポートされていますが、別々に設定することはできません。これは、line vty コマンド(0123、または 4)で入力される番号が 0 として機能し、5 つすべての接続を一緒に設定することを意味します。



) オートコンプリート機能を使用するには、あるインターフェイス コンフィギュレーション モードから別のコンフィギュレーション モードに移行するとき、まず現在のインターフェイス コンフィギュレーション モードを終了する必要があります(上の図を参照)。


例:

次に、コンフィギュレーション モードを開始および終了する例を示します。

グローバル コンフィギュレーション モードを開始する

SCE プラットフォームのタイム ゾーンを設定する

GigabitEthernet インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始する

管理インターフェイスの速度を設定する

GigabitEthernet インターフェイス(管理)コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに移行する

ラインカード インターフェイス コンフィギュレーションを開始する

リンク モードを定義する

ラインカード インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、ユーザ EXEC モードに移行する

SCE#configure
SCE(config)#clock timezone PST -10
SCE(config)#interface GigabitEthernet 1/1
SCE(config if)#speed 100
SCE(config if)#exit
SCE(config)#interface Linecard 0
SCE(config if)#link mode forwarding
SCE(config if)#end
sce>

プロンプト表示

画面上のプロンプトは、許可レベル、コマンド階層レベル、および割り当てられたホスト名を示します。プロンプトの構造は次のとおりです。

<ホスト名 (モード表示) レベル表示>

許可レベルを 表 2-3 に示します。

 

表 2-3 プロンプト表示:許可レベル

プロンプト
表示内容

>

User および Viewer レベル

#

Admin レベル

#>

Root レベル

コマンド階層レベルを 表 2-4 に示します。

 

表 2-4 プロンプト表示:コマンド階層レベル

コマンド階層
表示形式

ユーザ EXEC

SCE>

特権 EXEC

sce#

グローバル コンフィギュレーション

SCE (config)#

インターフェイス コンフィギュレーション

SCE (config if)#

インターフェイス範囲コンフィギュレーション

SCE (config if range)#

ライン コンフィギュレーション

SCE (config-line)#

例:

SCE1(config if)# というプロンプトは、次の内容を示します。

SCE プラットフォーム名が SCE1 であること

現在の CLI モードがインターフェイス コンフィギュレーション モードであること

ユーザに Admin 許可レベルが与えられていること

許可レベルとコマンド モードの操作

許可レベルとコマンド モードの機能は、どちらも 1 つの階層にあります。User および Viewer 許可レベルには、単一のコマンド モードだけがあります。Admin または Root 許可レベル(並行して機能しています)を開始するときは、特権 EXEC コマンド モードを開始します。このコマンド モードから、他のコマンド モードにアクセスできます。

User EXEC 許可レベル

Viewer 許可レベル

特権 EXEC コマンド モード(Admin または Root 許可レベルの場合に使用できます)

グローバル コンフィギュレーション コマンド モード

このコマンド モードから、次のインターフェイス コマンド モードにアクセスできます。

GigabitEthernet インターフェイス コンフィギュレーション(管理インターフェイス)

ラインカード インターフェイス コンフィギュレーション

TenGigabitEthernet インターフェイス コンフィギュレーション(SCE8000 10GBE トラフィック インターフェイス)

GigabitEthernet インターフェイス コンフィギュレーション(SCE8000 GBE トラフィック インターフェイス)

インターフェイス範囲コンフィギュレーション(トラフィック インターフェイスの範囲)

ライン コンフィギュレーション

表 2-5 で、CLI コマンド階層の操作方法について説明します。

 

表 2-5 CLI コマンド階層

許可レベルまたはコマンド モード
アクセスに使用するコマンド
終了に使用するコマンド

ユーザ EXEC

該当なし

logout または exit (現在の CLI セッションを終了します)

Viewer

enable 5

disable

特権 EXEC

enable 10 または enable 15 (Root レベルにアクセスします)

disable

グローバル コンフィギュレーション

configure

exit (終了して特権 EXEC に移行します)

end (終了して User EXEC に移行します)

GigabitEthernet インターフェイス コンフィギュレーション(管理)

interface gigabitethernet 1/1

exit(終了してグローバル コンフィギュレーションに戻ります)

end (終了して User EXEC に移行します)

ラインカード インターフェイス コンフィギュレーション

interface linecard 0

exit(終了してグローバル コンフィギュレーションに戻ります)

end (終了して User EXEC に移行します)

TenGigabitEthernet インターフェイス コンフィギュレーション(SCE8000 10GBE トラフィック)

interface tengigabitethernet 3/<bay-number (0-3)>/0

または

interface range tengigabitethernet 3/<bay-range (0 ~ 3 の任意の範囲)>/0

exit(終了してグローバル コンフィギュレーションに戻ります)

end (終了して User EXEC に移行します)

GigabitEthernet インターフェイス コンフィギュレーション(SCE8000 GBE トラフィック)

interface gigabitethernet 3/<bay-number (0|1)>/<port-number (0-7)>

または

interface range gigabitethernet 3/<bay-range (0 | 1 | 0-1)>/<port-range (0 ~ 7 の任意の範囲)>

exit(終了してグローバル コンフィギュレーションに戻ります)

end (終了して User EXEC に移行します)

ライン コンフィギュレーション

line vty 0

exit(終了してグローバル コンフィギュレーションに戻ります)

end (終了して User EXEC に移行します)

「do」コマンド:終了しないコマンドの実行

グローバル コンフィギュレーション モードまたはいずれかのインターフェイス コンフィギュレーション モードの場合、関連するコマンド モードを終了することなく、EXEC モード コマンド( show コマンドなど)または特権 EXEC( show running-config など)を実行できます。そのために、 do コマンドを使用します。

設定コマンド モードから EXEC モード コマンドを実行する方法


ステップ 1 SCE(config)#(または SCE(config if)# または SCE(config-line)#)プロンプトに、 do <command> を入力して、 Enter キーを押します。

現在のモードを終了して他の EXEC コマンド モードに移行せずに、指定したコマンドが実行されます。


 

次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードのまま、実行中の設定を表示する例を示します。

SCE(config if#) do show running-config

CLI ヘルプ機能

CLI は、コンテキスト ヘルプを提供しています。2 種類のコンテキスト ヘルプがサポートされています。

「部分的なヘルプ」

「引数のヘルプ」

部分的なヘルプ

特定の文字列で始まるコマンド リストを取得するには、省略形のコマンド エントリの直後に、疑問符(?)を入力します。このヘルプ形式は、入力した省略形で始まるキーワードまたは引数のみを一覧表示するので、部分的なヘルプといいます。

例:

次に、 c? と入力し、文字 c から始まる使用可能な引数をすべて表示する例を示します。

SCE(config)#snmp-server c?
Communitycontact
SCE(config)#snmp-server c

引数のヘルプ

キーワードまたはパラメータのリストを取得するには、キーワードまたは引数の代わりに疑問符(?)をコマンドラインに入力します。

<Enter> の入力が許可される場合は、<cr> の記号が Enter キーに相当します。

例:

次に、 snmp-server コマンドのあとに入力できるすべての引数またはキーワードのリストを取得する例を示します。

SCE(config)#snmp-server?
community Define community string
contact Set system contact
enable Enable the SNMP agent
host Set traps destination
interface Set interface parameters
SCE(config)# snmp-server

特定のパラメータのヘルプを利用する場合、システムは、許容される正当値であるデータ タイプを通知します。サポートされているパラメータ タイプは、次のとおりです。

 

STRING

ストリングが想定される場合は、任意の文字または数字のセットを入力できます。文字の一部にスペースが含まれるストリングの場合は、二重引用符(")マークを使用して、ストリングを囲みます。

DECIMAL

任意の 10 進数。正の数が前提とされる場合は、負の数には「-」の記号を使用します。

HEX

0x または 0X で始まる必要がある 16 進数。

例:

次に、 ? を使用し、コマンド構文に関するヘルプを表示する例を示します。この例では、 copy の単語のあとに、 running-config の単語、または任意のファイル名を入力できます。

SCE#copy?
running-config Copy running configuration file
startup-config Backup the startup-config to a specified destination
STRING Source file
SCE#copy
 

表 2-6 は CLI ヘルプ機能の概要です。

 

表 2-6 ヘルプの利用方法

コマンド
目的

?

特定のコマンド モードに使用できるすべてのコマンドを一覧表示します。

<abbreviated-command-entry>?

例:

c?
calendar cd clear clock configure copy copy-passive

特定の文字列で始まるコマンドのリストを取得します。

(コマンドと疑問符の間にスペースを入れないでください)

<abbreviated-command-entry><Tab>

例:

en <Tab>
enable

部分的なコマンド名を完全に表示します。

<command>?

指定したコマンドに関連するキーワードを一覧表示します。

<command keyword> ?

例:

show ?
access-lists Show all access-lists

指定したキーワードに関連する引数を一覧表示します。

キーワードと疑問符の間にスペースを入れてください。

ナビゲーション機能およびショートカット機能

「コマンド履歴」

「キーボード ショートカット」

「Auto-Completion」

「FTP ユーザ名およびパスワード」

コマンド履歴

CLI は、迅速に取得できるようにするために、現在の CLI セッションで使用した最新のコマンドの履歴バッファを維持しています。キーワードを使用すると、最後に使用したコマンドから 1 つずつナビゲートしたり、所定のプレフィクスで始まるすべてのコマンドをナビゲートしたりできます。デフォルトでは、入力したコマンドのうち、最後の 30 のコマンドが保存されます。 history size コマンドを使用して、記録するコマンドの数を変更できます。

履歴機能を使用するには、 表 2-7 のキーを使用します。

 

表 2-7 履歴機能のキーボード ショートカット

矢印
ショートカット
説明

上向き矢印

Ctrl-P

同じプレフィクスを持つ前のコマンドにカーソルを移動します。

下向き矢印

Ctrl-N

オリジナルのものと同じプレフィクスを持つ次のコマンドにカーソルを移動します。

Ctrl-L

Ctrl-R

現在のコマンドラインを再表示します。

キーボード ショートカット

SCE プラットフォームには、システムのナビゲートおよび使用を容易にするキーボード ショートカットがいくつか用意されています。 表 2-8 に、使用できるキーボード ショートカットを示します。

help bindings を入力して、いつでもキーボード ショートカットを表示できます。

 

表 2-8 キーボード ショートカット

説明
ショートカット キー

ナビゲーション ショートカット

カーソルを 1 文字右方向に移動します。

CTRL-F /->

カーソルを 1 文字左方向に移動します。

CTRL-B /<-

カーソルを 1 ワード右方向(前方)に移動します。

ESC-F

カーソルを 1 ワード左方向(後方)に移動します。

ESC-B

カーソルをコマンドラインの先頭に移動します。

CTRL-A

カーソルをコマンドラインの末尾に移動します。

CTRL-E

ショートカットの編集

カーソルが置かれている文字を削除します。

CTRL-D

カーソルの位置からワードの末尾までを削除します。

ESC-d

カーソルが現在置かれている場所の前にある文字を削除します。

Backspace

カーソルが現在置かれている場所の前にある文字を削除します。

CTRL-H

カーソルの位置からコマンドラインの末尾までを削除します。

CTRL-K

カーソルからコマンドラインの先頭までのすべての文字を削除します。

CTRL-U

カーソルの左側にあるワードを削除します。

CTRL-W

削除された最後の項目を呼び出します。

CTRL-Y

考えられる完成表示が 1 つしかない場合に、ワードを完全に表示させます。

<Tab>

考えられる完成表示が 1 つしかない場合に、ワードを完全に表示させます(<Tab> と同じ機能)。

CTRL-I

Auto-Completion

CLI インターフェイスには、タブ完成の機能があります。コマンドの先頭の何文字かを入力して Tab キーを押すと、残りのコマンドまたはキーワードが自動的に補われます。この機能は、入力した先頭の文字に該当するコマンドが 1 つだけの場合に使用できます。

例:

snm の文字のあとに Tab キーを押すと、コマンド名が補われ、 snmp-server が表示されます。

SCE(config)#snm <Tab>
SCE(config)#snmp-server
 

Tab キーではなく Enter キーを押すと、他の候補がない場合はオートコンプリートで検出されたコマンドが実行されます。

例:1

次に、 enable コマンドの部分的な(一意の)コマンドが補完される例を示します。 Enter キーを押すと、デフォルトの許可レベル(10)を使用してコマンドが実行されます。

SCE>en <Enter>
Password:
sce#

例:2

次に、引数のデフォルト値以外で補完機能を使用する例を示します。この例では、その許可レベルに指定された値(15)を使用して、 enable コマンドが補完されます。

SCE>en 15 <Enter>
Password:
sce#
 

FTP ユーザ名およびパスワード

CLI を使用すると、FTP 操作(セッションごとのダウンロードおよびアップロード)に使用する FTP ユーザ名とパスワードを保存できます。

これらの設定が有効なのは、現在の CLI セッションの間です。

次に、FTP パスワードとユーザ名の設定方法、および FTP プロトコルを使用して、リモート ステーションから config.tmp の名前が付いたファイルを取得する際にこれらの設定を使用する例を示します。

sce#ip FTP password pw123
sce#ip FTP username user1
sce#copy ftp://@10.10.10.10/h:/config.tmp myconf.txt connecting 10.10.10.10 (user name user1 password pw123) to retrieve config.tmp
sce#

コマンド出力の管理

「画面表示のスクロール」

「コマンド出力のフィルタリング」

「ファイルへのコマンド出力のリダイレクト」

一部のコマンド(多くの show コマンドなど)の出力は、多数の行にわたる場合があります。コマンド出力の管理には、さまざまな方法があります。

スクローリング オプション:すべてのコマンド出力を一度に表示させるには大きすぎる場合は、出力を行ごとにスクロールするか、画面全体をリフレッシュするかを選択できます。

フィルタリング オプション:出力をフィルタリングして、指定した表現が含まれる場合、または含まれない場合にのみ出力行を表示させるようにできます。

ファイルへのリダイレクト:指定したファイルに出力を送信できます。

デフォルトでは、show コマンドの動作は more コマンドと同じです。つまり、1 画面ずつ、対話形式で出力が表示されます。この機能をディセーブルにして、show コマンドですべての出力が一度で表示されるようにするには、 no more コマンドを使用します。

画面表示のスクロール

一部の show コマンドと dir コマンドの出力は非常に長いので、すべてを一度に画面表示させることができません。出力が多数の行にわたるコマンドは、24 行単位のチャンク(かたまり)で表示されます。行ごとに出力をスクロールするか、画面全体をリフレッシュするかを選択できます。必要なアクションに応じて、任意の行の後のプロンプトに、次のいずれかのキーを入力できます。

<Enter> :さらに 1 行を表示します。

<Space> :さらに 24 行を表示します(新規のチャンク)。

<g> :以降のプロンプトを停止します。

<?> :使用可能なオプションを示すヘルプ ストリングを表示します。

他のキー:ファイルの表示を終了します。

コマンド出力のフィルタリング

特定のコマンド( show more 、および dir など)の出力をフィルタリングして、指定した表現が含まれる場合、または含まれない場合にのみ出力行を表示できます。フィルタリング オプションは、次のとおりです。

include:指定したテキストを含むすべての行を表示します。

exclude:指定したテキストを含む行を表示しません。

begin:指定したテキストを含む最初の行を探し、その行で開始するすべての行を表示します。それ以前の行はすべて排除されます。

フィルタリング コマンドの構文は、次のとおりです。

<command>| include <expression>

<command>| exclude <expression>

<command>| begin <expression>

次に、 show version コマンドをフィルタリングして、バージョン情報で開始する出力の最後の部分だけを表示する例を示します。

sce# show version | begin revision

ファイルへのコマンド出力のリダイレクト

コマンド( show more 、および dir など)の出力をファイルにリダイレクトできます。これらのコマンドの出力をファイルに記述する場合、次のどちらかのオプションを指定できます。

redirect:コマンドの新規の出力は、ファイルの既存のコンテンツに上書きされます。

append:コマンドの新規の出力は、ファイルの既存のコンテンツに追加されます。

リダイレクション コマンドの構文は、次のとおりです。

<command>| redirect <file-name>

<command>| append <file-name>

次に、以下の内容の実行例を示します。

more コマンドをフィルタリングして、csv サブスクライバ ファイルからゴールド パッケージのサブスクライバだけを表示します。

current_gold_subscribers の名前が付けられたファイルに出力をリダイレクトします。出力がファイルの既存のエントリを上書きせず、ファイルの最後に追加されるようにします。

sce# more subscribers_10.10.2008 include gold | append current_gold_subscribers

CLI スクリプトの作成

CLI スクリプト機能を使用すると、いくつかの CLI コマンドを同時にスクリプトとして記録し、再生できます。これは、ソフトウェア アップグレードなど、繰り返されるコマンド シーケンスの保存に役立ちます。たとえば、SCE プラットフォームのグループを設定し、各プラットフォームで同じ設定コマンドを実行する場合は、1 つのプラットフォームでスクリプトを 1 つ作成し、他のすべてのプラットフォームで実行させることができます。使用可能なスクリプト コマンドは、次のとおりです。

script capture

script stop

script print

script run


ステップ 1 sce# プロンプトに、 script capture filename.scr を入力します。この filename.scr はスクリプトの名前で、scr はファイル拡張子です。

ステップ 2 スクリプトに加えるアクションを実行します。

ステップ 3 script stop を入力します。

スクリプトが保存されます。


 

次に、ソフトウェアのアップグレード用にスクリプトを記録する例を示します。

sce#script capture upgrade.scr
sce#configure
SCE(config)#boot system new.pkg Verifying package file...
Package file verified OK.
SCE(config)#exit
sce#copy running-config startup-config
Writing general configuration file to temporary location...
Extracting files from ‘//apps/data/scos/images/new.pkg’...
Verifying package file...
Package file verified OK.
Device ‘//apps/data/scos/’ has 81154048 bytes free, 21447973 bytes are needed for extraction, all is well.
Extracting files to temp locations...
Renaming temp files...
Extracted OK.
Backing-up general configuration file...
Copy temporary file to final location...
sce#script stop
sce#