Cisco SCE 2000 4xGBE インストレーション コン フィギュレーション ガイド
外部光バイパス モジュール
外部光バイパス モジュール
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2011/03/23 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

外部光バイパス モジュール

概要

外部光バイパスの機能

外部光バイパス モジュールの前面パネル

外部バイパス モジュールの取り付け

ラックへのモジュールの取り付け方法

外部光バイパス モジュールのケーブル接続方法

仕様

外部光バイパス モジュール

概要

SCE 2000 プラットフォームの外部光バイパス モジュールは、SCE 2000 プラットフォームの電源が完全に故障した場合、またはメンテナンス ウィンドウを実行する場合に、サービス プロバイダーの Gigabit Ethernet(GBE; ギガビット イーサネット)リンクを保護します。

SCE 2000 プラットフォームの最新のサービス コントロール プラットフォームは Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイダー)ネットワーク、ケーブル Tier1 プロバイダー ネットワーク、および無線 Tier1 プロバイダー ネットワークに配置される予定のため、これらのミッション クリティカル ネットワークに関するキャリア グレードのアベイラビリティ要件を満たす必要があります。

SCE 2000 プラットフォームには、すでに内部電気バイパス モジュールが組み込まれています。このモジュールは、SCE 2000 プラットフォームのメイン ボードにソフトウェアまたはハードウェア障害が発生した場合、プラットフォームをバイパス状態にして、GBE ネットワーク リンクを保護します。

外部光バイパス モジュールは、次の 2 つの場合に、ネットワーク GBE リンクを自動的に保護して、サービス保護レベルを高めることができます。

SCE 2000 プラットフォームの電源が完全に切断された場合:SCE 2000 プラットフォームには、DC バージョンと AC バージョンの両方に、冗長 Power Supply Unit(PSU; 電源装置)および冗長電源が搭載されています。ただし、両方の PSU に障害が発生した場合、または両方の電源が SCE 2000 プラットフォームへの電力供給を同時に停止した場合は、ネットワーク リンクは外部光バイパス モジュールによって保護されます。

メンテナンス ウィンドウの実装:次のような場合は、SCE 2000 プラットフォームをネットワークから切り離して、交換する必要があります。

SCE 2000 プラットフォームのハードウェア障害

SCE 2000 プラットフォームのハードウェア アップグレード

これらの場合は、メンテナンス ウィンドウを実装し、この間に SCE 2000 プラットフォームをネットワークから切り離します。切り離した SCE 2000 プラットフォームと別のプラットフォームとの交換は、通常は即時に、場合によっては数時間後あるいは数日後に行われます。外部光バイパス モジュールを使用すると、このような交換作業を実行するときに、ネットワーク リンクの正常動作を維持することができます。

外部光バイパス モジュールは、シスコのキャリアグレード ソリューション全体で、ハイアベイラビリティ サービス プロバイダー ネットワークを実現するために重要なコンポーネントの 1 つです。

外部光バイパスの機能

外部光バイパス モジュールは、GBE リンク内の接続された Bump-In-The-Wire(BITW)です。SCE 2000 プラットフォームに次の 2 種類の方法で接続されます。

GBE 光接続(データ リンク トラフィックの場合):外部光バイパス モジュールと GBE 回線ポート ペアの 1 つを GBE で接続します。

電源および制御接続:SCE 2000 プラットフォームの背面パネル上の専用コネクタに外部光バイパス モジュールを接続し、SCE 2000 プラットフォームがモジュールに電力を供給できるようにします (電源接続には論理制御機能もあります)。

通常、外部光バイパス モジュールは非アクティブです(バイパス状態でありません)。SCE 2000 プラットフォームとの間で 2 つの GBE 信号を転送します。

SCE 2000 プラットフォームが外部光バイパス モジュールへの電力供給を停止したり、光バイパス モジュールから電源コードが外れたりすると、外部光バイパス モジュールはアクティブになり、SCE 2000 プラットフォームとの 2 つの GBE リンクをバイパスして、ネットワーク接続を保護します。

図 A-1 に、非アクティブな(バイパス状態でない)バイパス モジュールの動作を示します。データ トラフィックはバイパス モジュールを介して SCE 2000 プラットフォームに転送されます。

図 A-1 非アクティブなバイパス モジュールの動作

 

図 A-2 に、アクティブな(バイパス状態の)バイパス モジュールの動作を示します。データ トラフィックはバイパス モジュールを通過し、GBE リンクに SCE 2000 プラットフォームは含まれません。バイパス モジュールがアクティブな場合、SCE 2000 プラットフォームはループ接続になり、SCE 2000 プラットフォームの GBE インターフェイスが短絡されます。

図 A-2 アクティブなバイパス モジュールの動作

 

外部光バイパス モジュールの前面パネル

外部光バイパス モジュールの前面パネル(図 A-3)には、次のコンポーネントが配置されています。

SUB Rx/Tx:リンクのサブスクライバ側のネットワーク要素に接続される GBE ポート。

NET Rx/Tx:リンクのネットワーク側のネットワーク要素に接続される GBE ポート。

CONTROL:SCE 2000 プラットフォームの背面パネルのバイパス コネクタに接続される RJ-45 ポート。SCE 2000 プラットフォームは電力の有無によって、この接続を介して外部光バイパス モジュールを制御します。

接続用ファイバ コネクタ:SCE 2000 プラットフォームの前面パネルにある GBE リンク ポートに接続される 4 本のファイバ ケーブルです。

NET Tx

NET Rx

SUB Tx

SUB Rx

No Bypass LED:

ON = バイパス モジュールが非アクティブです(GBE トラフィックは SCE 2000 プラットフォームを通過します)。

OFF = バイパス モジュールがアクティブです(GBE トラフィックはバイパス モジュールを通過します)。

図 A-3 外部光バイパス モジュール

 

外部バイパス モジュールの取り付け

外部光バイパス モジュールを取り付けるには、主に 2 つの手順が必要です。これらの手順については、以降で詳細に説明します。

「ラックへのモジュールの取り付け方法」

「外部光バイパス モジュールのケーブル接続方法」

ラックへのモジュールの取り付け方法

次に、19 インチ ラックにモジュールを取り付ける手順を示します。

各モジュールには独自のマウント パネルが付属していますが、モジュールごとに個別のマウント パネルに取り付ける必要はありません。1 つのマウント パネルにモジュールを 3 つまで取り付けることができます。


ステップ 1 モジュール付属のネジで、モジュールをマウント パネルの空いている位置に取り付けます。

ステップ 2 モジュール パネルを SCE 2000 プラットフォームの上部、ラックの 2 つの前面支柱に固定します。SCE 2000 プラットフォームとモジュール パネルの間には、モジュールの前面パネルから SCE 2000 プラットフォームの背面にケーブルを配線するための隙間を、1.5 cm 以上設けてください。


 

外部光バイパス モジュールのケーブル接続方法

ここでは、外部光バイパス モジュールのケーブル接続方法を示します。次の点に注意してください。

外部光バイパス モジュールのすべての接続は、モジュールの前面パネル上で行います(図 A-4)。

モジュールを 1 つだけ取り付ける場合は、次のように接続します。

SCE 2000 プラットフォームの GBE-1 回線ポートに、ファイバを接続します(ステップ 3 および 4)。

SCE 2000 プラットフォームの背面パネルにある Bypass 1 9 ピン D タイプ コネクタに、制御ケーブルを接続します。

モジュールを 2 つ取り付ける場合は、2 番めのモジュールに手順全体を繰り返します。ただし、次のように手順を変更します。

SCE 2000 プラットフォームの GBE-2 回線/カスケード ポートに、ファイバを接続します(ステップ 3 および 4)。

SCE 2000 プラットフォームの背面パネルにある Bypass 2 9 ピン D タイプ コネクタに、制御ケーブルを接続します。

図 A-4 SCE 2000 背面パネルのバイパス接続

 


ステップ 1 サブスクライバ側ネットワーク要素の GBE ポートと外部光バイパス モジュールの SUB ポートを光ケーブル(ユーザ側で用意)で接続します。

ステップ 2 ネットワーク側ネットワーク要素の GBE ポートと外部光バイパス モジュールの NET ポートを光ケーブル(ユーザ側で用意)で接続します。

2 つのネットワーク要素間のリンクがアクティブであることを確認します。

ステップ 3 外部光バイパス モジュールの SUB ファイバ ケーブルを、SCE 2000 プラットフォームの SUB GBE ポートに接続します。

Rx<->Tx

ステップ 4 外部光バイパス モジュールの NET ファイバ ケーブルを、 SCE 2000 プラットフォームの NET GBE ポートに接続します。

Rx<->Tx

ステップ 5 「SCE 2000 プラットフォームの基本操作」の説明に従って SCE 2000 に電源を投入します。

SCE 2000 プラットフォームの関連 GBE インターフェイスが、現在同期していることを確認します。外部光バイパス モジュールが現在アクティブ(バイパス状態)であり、これらのインターフェイスでループ バックが実行中であるためです。

2 つの SCE 2000 プラットフォームの GBE インターフェイスと、外部光バイパス モジュールのいずれかの側のスイッチ/ルータの GBE インターフェイスで、自動ネゴシエーションの設定が一致する必要があります。SCE 2000 プラットフォームの 2 つの GBE インターフェイスおよび外部光バイパス モジュールのいずれかの側にあるスイッチ/ルータの GBE インターフェイスで、 Auto-Negotiation = OFF に設定することを推奨します。

ステップ 6 SCE 2000 プラットフォームの背面パネルにある Bypass 9 ピン D タイプ コネクタと、外部光バイパス モジュールの Control コネクタを制御ケーブル(キットに付属)で接続します。

SCE 2000 プラットフォームはただちに外部光バイパス モジュールへの電力供給を開始するため、バイパス モジュールは非アクティブになり、SCE 2000 プラットフォームへのトラフィック転送が開始します。その結果、「 No Bypass 」LED が点灯します。


 

図 A-5 は外部光バイパス モジュールの接続を示しています。

図 A-5 外部光バイパス モジュールの接続

 

仕様

表 A-1 に外部バイパス モジュールの仕様を示し、 表 A-2 に制御ケーブルのピン配置を示しています。

表 A-1 仕様

項目

光コネクタ

SC

スイッチング スピード

最大 15 ms

動作波長

マルチモード:850 nm

シングルモード:1310 nm

動作温度

-10°C ~ +65°C(14°F ~ 149°F)

保管温度

-30°C ~ +70°C(-22°F ~ 158°F)

重量

12 オンス(340 g)

 

表 A-2 制御ケーブルのピン配置

機能
ピン(D タイプ側)
ピン(RJ-45 側)

バイパスが有効(2 と共通)

1

1

バイパスが有効(1 と共通)

2

2

GND

3

3

GND

4

4

+5 V

5

5

+5 V

6

6

--

7-NC

7

--

8-NC

8

--

9-NC

--

シールド

シールド

シールド